はてなキーワード: 火種とは
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「溜池通信」に取り上げられている「ハイマン氏の懸念」に対する吉崎氏のコメントについて、足元で思うところをいい加減にメモ。
①「中国の成長鈍化」
あるとは思うけど、足元人民元安が結構進んでて、国内の景気対策と合わせてそれがある程度下支えする部分も多少ありそう。中国にはまだそれなりに成長余力があると思うので、多少のturmoilはあるにせよ、この1年で急に危機に陥るということもないのでは。(「来年にはついに恐慌になる」とは昔から言われてるけど。)
普通にみんなそう思ってると思うし、実際そういう面もあると思うけど、今の流れは米の選挙対策みたいな面もあり、米の現政権的には今は期待値を下げとく地合いということか。来年の夏前にはさすがに米側からなんとかし始めるのでは。そうすると、その頃には主導権がやや中国に移っていくのかもしれない。
③「逆イールド」
アメリカ時間一昨日くらいから基本ずっと米2年債と10年債の逆イールドが続いてたけど、ついに市場で大きく材料視されることはなかった。まあ昔と違って今のイールドカーブは基本的にフラット過ぎるし、流動性も溢れてるので、逆イールドのジンクスがどこまで現実的かよくわからず。あと、長期金利は利下げ織り込みといっても低すぎるので、その線からみてもやや異様との声も。主要債券市場が軒並みマイナス金利に沈む中で、イールドハント目的に無理して金利がプラス圏の超長期債を買ってる傾向はありそう。
④「香港」
香港側はもともとはよく言われてるのと別の意味での対本土対策として法案を進めようとしてた面もあるはずで、本土側は本土側で、香港の蘋果日報では北戴河会議での駆け引きやプレッシャーの話とかいろいろ出てたみたいではあるけど、正直今ここで出て行って火種を大きくするよりはほとぼりが冷めるのを待ってる感じなのでは。その割に長引いてきてるけど、他国のあれやこれやが現地でいろいろを煽っていたりしないかどうか。
⑤「No Deal Brexit」
8月に入って以降、もうほぼみんなそのつもりですよね。議会の休会も前から言われてたし。欧州主要国だとドイツがやや融和的とみられてるくらいか。欧州はほんのりと態度軟化してると言ってる人も見かける。
もともと五つ星と同盟が組んでた時点で極左と極右が組んでるように見える、違和感ある連立だったわけで、両者が連立を解消して五つ星とPDが連立を組みなおす可能性ありとのニュースが流れたときにはむしろ市場は好感してた。欧州時間昨日の連立協議はキャンセルになったみたいだけど、そのあとPD側はコンテ首相容認との報道も出ていたような。連立組み換えが成立するなら政局はむしろ安定しそうとさえ言えるのでは。これを書いてる時点ではまだ正式な合意のヘッドラインは流れてない。
上記に入ってないネタだと、ドイツの景気の先行きに対する注目度は比較的高そう。米中問題とも直結してるし。ただこれは、ドイツには財政出動余力があるのでなんとかするでしょうということかもしれない。
合法なギャンブルは公営だからだよ。で公営じゃないギャンブルは違法。
パチンコは公営どころか私企業の運営だからコントロールが及ばない。だから天下り先になってるのかな?
しかも伝統的に在日朝鮮人が中心になって興ったビジネスだから、なおさら純粋な日本人の私企業がやってる場合より単純にいかないんだろう。
まあ最近は朝鮮総連への送金はやめたという事になってるらしいから、今は北朝鮮のロケット開発資金になったりはしてないらしいし、日本人の経営も多少は増えてきて(それでも大半は在日系オーナーだが)ヤクザなどの反社組織との繋がりも明確にあるとは言い切れない状態みたいだけど、それでもキナ臭い界隈ではあり火種が多そうだから、国がおいそれとパチ業界を認めるなんてことはあり得ないでしょうね。
少し前、いま話題の老後の資金2000万円関連の記事で、id:mkusunok がこんなこと言ってたんだよね。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4669298750774279970/comment/mkusunok
mkusunok 構造的にいって年金は破綻しないし、概ねこの記事の通りなんだけど、僕らが歳を取った頃には円の価値も下がってるだろうし、医療介護の労働力を確保できず、貯金があっても幸福に暮らせなくなってるかも知れないね
私はコレを読んで、「ほうほう、私が経済に疎くて知らないだけで、年金は破綻しないのか。いまの若者の大半はいまの老人と同じ水準の生活を老後も送ることができるのか。流石、100年安心プランだな!」と思ったわけですよ。id:mkusunok はインテリで、私が信頼をおいているアカウントのひとりだし。
ところが、今日の id:mkusunok のブコメを読んですっ転んだ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4669990946108596482/comment/mkusunok
mkusunok 今後も火種になりそうだけど、支給水準を重視したら、それこそ年金制度が破綻しかねないんだよね→制度の持続可能性という「根幹」を守るのか、支給水準を重視するのかという認識のギャップ
なんじゃそりゃー!「構造的にいって年金は破綻しない」っていうのは、「支給水準は下がるかも知れないけど少しは貰えるよ」っていう意味だったのかよ!(驚愕)
そりゃ極端なこと言えば年に1円しか支給されないとかいう話にすれば、年金制度は絶対に破綻しませんわ…
でもこの話で大切なのは、年金で私たちの老後の生活をどれだけ賄えるのか?なわけじゃん。年1円の年金支給されたって、そりゃあ制度としての体面は保ててるのかも知れないけど、それで生活できるか言われたらゼッタイに無理なわけじゃん。
年金だけで生活させろとまでは言わないけど、生活費の8割くらいは年金に頼れる支給水準保ってもらわないとそんなもん生活の足しになんかなりゃしなくて、その水準が満たせないのであればそんな年金「破綻した」と言ったほうが適切なんじゃないんですかね…
このへんどうなのよ。教えて偉い人!
残念ながらりあむは三位というそこそこ順当な順位に終わってしまったが、まぁこんなものなのだろうか。
私は今年のGW前から始めた選挙エンジョイ勢なので、別にアイドルのキャラクターやストーリーなどにはあまり興味がない。
メタ対人ゲームとしてのモバマスはとても面白いがそれはそれであって、所詮このゲームのアイドルは虚構の存在であると思っている。
今回の選挙は、残念ながらりあむを一位に送れなかった以上は敗北と言えるだろう。
加えて、結果的にはおそらくモバマス運営の手のひらの上であったことも残念ではある。
ただ、負けても得るものはあった。
特に一番の収穫は、モバマス運営の素晴らしい腕前を身を持って体験できたことである。
結果論ではあるのだが、彼らはヲタクをカモることに関しては天才的であると思う。
今回のモバマス運営は、炎上上等の手を打って、それをコントロールしきったという点で極めて優れているプロデューサーであると言える。
デレステ登場の初手から声が付いている二組のコンビアイドルは、おそらく声のない捨て駒アイドルの担当プレイヤーを煽るためのものであろう。
そして煽られたPが不満を爆発させたところで、満を持して炎上上等の三アイドルを放り込み、そのうちの誰かが炎上することで総選挙に新しい風を吹き込む。
おそらくこれは狙ってやったものだと思う。
なぜならば、今回追加された七アイドルは、全て「今現在」勝っても物語が完結せず、「総選挙で勝った後と、負けた後のストーリーが組める」からだ。
そしてそれは全て、プレイヤーの手によって構成されるようになっている。
これは私もこのゲームの初心者故に大きく勘違いしていたのだが、運営が物語を組む必要性はなかったのだ。
例として、今回三位の夢見りあむを見てみよう。
りあむは「自分はがんばれないけれど、がんばるアイドルを見て癒されている、アイドルになりたいヲタク」である。
もし彼女が総選挙で勝った場合、彼女は「がんばっていないのに勝利してしまった」ことによりヲタクとしての信念と自身の現状がぶつかり合う、という「本当のアイドルになる」ストーリーをプレイヤー側が期待するようになっている。
もちろん、敗北した場合は「これから本当のアイドルになっていく」ストーリーとなる。
この「これから本当のアイドルになっていく」点はあかり、あきらにも共通している。
現実主義のあかりは儲けることが狙いのキャラクターであり、アイドルはただの手段に過ぎず、実際に受け狙いの属性は口調を除いて持っていない。
あきらに至ってはただひたすら属性過多であるというだけで、本人にアイドルをやる理由は現状では特にないのだ。
もしも勝利した場合、彼女たちの物語は「これから本当のアイドルになっていく」という点を読み取ったプレイヤーの手によって幾らでも作り出せるようになっている。
デレマスの四アイドルは、上記三人と同じようなキャラクターの上に、更にプレイヤーの不満を煽るという役割を負っていたと思われる。
ちとせは「己の死の後の世界を本当に変える」、千夜は「これから己の人生を見つけ出す」、凪と颯は「姉妹から独立する」、などのストーリーを構築できる。
そして、彼女たちは今この時点でシンデレラになるだけでは意味がない上で、最初から「寵愛を持っている」キャラクターとして作られている。
それは最初から曲を引っ提げてきた・声が付いていたという事実だけではなく、二人の関係性がやたらと強固であるという点にも見て取れる。
この四人は、いずれも他のキャラクターをあまり必要としないのである。
もちろん既存のプレイヤーが求めているのは己がリソースを吐いたキャラクターの強化なのだから、この四人のようなキャラクターは少し的外れであろう。
だからこそ、炎上の火種になれるし、プレイヤーは「コンビの関係性が外に開いてゆく」これからのストーリーを期待するのだ。
まぁ、こういった狙い撃ちがどれだけ成果を出したか、はツイッターなりブログなどを見れば容易に確かめることができるだろう。
私は夢見りあむを使って、頑張って課金してアイドルに票を突っ込んでいる、他のプレイヤーのやる気をそぎ落としたかった。
この手のゲームは九割の売り上げを一割のプレイヤーが上げるので、その一割のプレイヤーをゲームから退場させてしまえば勝てる(ついでにゲームが終わるが)からである。
そして、それができるキャラクターは、中間発表の時点では「特に何の物語もない」と思われていた、りあむを置いて他にはなかった。
増田を使ってお気持ち怪文書を投稿したのも、プレイヤーを攻撃したかったのが理由の一つだ。
しかしそれはプレイヤーが積極的に物語を作るこのような構造により、りあむを一位にしないかぎりは不可能であったし、仮にりあむを一位にしてもダメコンが効いた可能性が高い。
全く持って見事だと思う。
物語がないことすらも物語に取り込むのであれば、もはや私にできることは”ヲタクすげーなー”といいつつゲームをアンインストールすることしかない。
大量の課金で票をつぎ込む重課金者と、お気持ち怪文書を訳知り顔で解説する暇人、捨て駒アイドルにリソースを突っ込んだ敗北者に、運営の狙い通りに後乗っかりした愚者。
夢見りあむは炎だ。逆風も追い風も、周りのものを巻き込んで燃え上がる炎だ。炎に魅せられて多くのものが寄ってくる。炎はそれすらも取り込みより大きな炎となる。私もそのように今、炎の一部となるのだろう。
彼女は総選挙3位になった。その過程はどうであれ、彼女が第8回シンデレラガール総選挙の第3位になったのだ。これだけは言う必要があるだろう。3位おめでとう、これは間違いなく、あなただけが持っている栄光なのだ、と。
ここで警告。この文は勢いでかかれているため、校正はしたものの、読みづらい。そしてこれに対して思うところがあればコメントに残していってもらって構わないが、ブラウザを閉じてこれを忘れる方が無難だ。
断っておくが、私はプロデューサーでは無い。アイドルマスターシンデレラガールズのいちプレイヤーではあるものの、どのキャラにも愛着以上の感情は見いだせそうにも無い。いってしまえば、声が付こうがどうでもいい。そんな私がどうして筆を取る気になったのか。それは、先述の通り、炎に魅せられてしまった、つまり彼女に興味を持ってしまったからだ。
前置きが長くなってしまった。本題に入ろう。彼女はどうやって票を得たのだろうか。まず、彼女のキャラクター性について。Twitterに出回るスクリーンショットを見る限りでも、ツイ廃らしさや人生への敗北者らしさといったオタクの写し鏡のような言動、白衣が衣装云々という過去をほのめかすことによる誰にでもできそうなちょっとした考察をさせる点、と二次元キャラとして、まぁイイ線いってるかも、と思えるキャラ性がうかがえる。しかし彼女が多くの票を入れた要因はそこではなく、もう一つうかがえる言動にあるだろう。端的にいってしまえば、彼女は炎上キャラだ。オタクはチョロいなどというのはその最たるものかもしれない。それだけ見るのなら、まず憤る人間はごまんといる。その人間がそれを呟く。ここに、夢見りあむという炎が始まる。共感する呟きが現れる。火種とも言えるその小さな炎は、寄り集まる。呟きは声になる。小さな炎は、その大きさを増していく。声は拡散される。拡散するということは、当然多くの人の目に触れるということだ。炎はさらに遠くへと広がっていく。彼女の名は、そうやってアイドルマスター界隈の外側まで広がっていった。その名が消えないうちに総選挙をやれば、当然、面白がって票を入れる人が居るだろう。それにお気持ちをこぼす人も居た。それもまた、彼女の存在を目立たせる、炎の一部に過ぎない。そうして目立ち続けた彼女は、燃え続けた炎は、栄光を手にするに至ったのだろう。
そしてその炎には、さまざまな感情がこめられている。特に目立つのは、憎悪の感情だろうか。何も彼女に対してのみ向けられたものでは無い。運営やほかのプロデューサーに向けてのものも多くある。特に運営への憎悪を向ける人々は、声無しアイドルのプロデューサーが多く、彼女に票を入れていたようだ。この人々は恐らく、彼女を1人のキャラクターとして、というよりかは、単なる革命の旗印として扱っているような印象を受ける。これも、彼女の知名度あってこそなのだが。(単なる声問題に関してなら、他のキャラでも良いはずなのに、彼女がまつり上げられたのは、そういうことなのだろうと思う。)
ただ、炎というものは、いつか消えるものだ。オリンピックの聖火でさえも、消えるときは消える。夢見りあむという炎は、急速に知名度を上げ、またそのために革命の旗印となった彼女は、いつ消えるのだろうか。また、どのように消えるのだろうか、まだまだ興味深い。
最後に、蛇足にはなるが、少しだけ心配事を述べさせて欲しい。記紀神話において、火の神カグツチは生まれることによって母であるイザナミを殺してしまった。彼女も、そのように母であるアイドルマスターシンデレラガールズという世界を殺してしまわないといいのだが。