2024-04-14

エヴァ考察を諦めた

Qが公開されたとき学校をサボって友人と観に行き、その後ファミレス梯子して一日中議論した。

あの時の台詞って実は伏線なのでは?とか、次回予告に出てきた新しい機体についてとか。

考察すべき場面はたくさんあって、色々と想像を巡らせるのは楽しかった。

これだけ考察すれば一つぐらいは当たってるんじゃね?と二人で笑い合ったのを今でもはっきり覚えている。

そしてシン・エヴァが公開された。

もちろん当日に観に行き、唖然とした。

脈略のない展開が当然のものとして繰り広げられ、Qから引き継いだものは「エヴァ」という世界観のみで、

Qという存在否定するような、そもそもQがなくても成り立つ話じゃない?とさえ思わせた。

二人で考察したことはどれ一つとして報われず、すべてが無駄だった。

シン・エヴァを観終えて友人と「あーマジかー」と話しながら、俺はそのときようやく理解した。

考察なんて行為は、無駄ことなんだと。

作者の鶴の一声で設定はいくらでも変えることが出来るし、何ならこれまでのすべてが「実は嘘」とまで言えてしまうことに。

から俺たちがいくら考察したところで意味なんてない。伏線に見えるような描写も、作者の手に掛かればいつだってフェイク」にしてしまえる。

いくら推論を重ねようともポッと出の新設定で、それらの仮説は全て無になる。意味がなくなるんだよ。

結局は手のひらの上で踊らされていたに過ぎない。

それをエヴァから学び、俺はエヴァ考察を諦めた。

  • 作者が意図していない物語を見た人間が受け取ってもいい

  • ワイはアニメ版のゴミみたいな終わり方で諦めたやで。 映画も見てないやで。

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