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はてなキーワード: 峻別とは

2022-03-27

anond:20220327042338

からさまな炎上案件押し付けられて査定が悪いというのなら、悪い案件について突っぱねるよう努力することだろう。

後で怒るより先に怒ったほうがいいということだ。

良い案件、悪い案件峻別はある程度頭が平静になっていないとできない。瞑想やってみるのが良い。あれは頭の休息だ。最も、弱まってるやつが関心を持つと悪いやつにも知れ渡っているから、セミナーとかはよして、本やDVDで学んだほうが良い。野菜なども忘れるな。

また、推しへの支出も同様にどこを出して、どこを出さないという峻別を決めて、おおよその月予算を決めてその範囲で出そう。最も、まず感情を押さえる訓練ができてないからついつい出しすぎることが問題だと感じる。上記瞑想でちょくちょく休むことだな。

2022-03-26

anond:20220326185229

またしょうもないMMT茶化しか

MMTのもの現代において通貨政府借金というだけ。そこから自国通貨建て国債では財政破綻しない、外貨借金財政破綻が起きると峻別される。その結果、新自由主義財政均衡への固執無意味となった。ただ日本を衰弱させただけだったと。

デフレなら財政出動が正しいと。

海外インフレになったことにより、MMT立ち位置は変わっている。それでも、今は海外インフレ起因なのと、外貨借金から財政破綻が起きるから、なんとか海外需要を掴むための財政出動が正しいとなる。

茶化しじゃなくてどんな制作がいいか言えよ。おおかた、石油高で、設備研究投資が盛り上がってのインフレじゃないのに金融引締やら無意味なことをしようとしたり、設備研究投資を殺して確実にスタグフレーションに叩き込もうとすることを解だというのだろうがな。

anond:20220326165100

人の感覚からからないけど、色々やりすぎて疲れてるのが第一じゃないかと思う。

加えて、何をして何をしないか峻別もして、もともとの疲労を減らしたほうがいい気がする。

2022-02-20

anond:20220220075648

ジンバブエ外貨借金と、経済制裁食らったでしょうが

国の借金について、自国通貨建ての借金と、外貨借金峻別することからまずはじめな。

最も峻別してしまったら緊縮財政必要だという論が潰れてしまうから混同し続けるだろうが。

anond:20220220071715

まあ副業どころか趣味で楽しんでやってるほうが楽しいわな。

ハードワークゆえに疲れてメンタルやってるやつもいるが、それでも食えなきゃ死ぬってことはないからペースを落とせばいいだけ。

ペースを保って、固定客ができて、悪いやつ良いやつを峻別して悪いやつから逃げるように人を見る目と振る舞いを身に着けたら独立したらいい。

2022-02-14

anond:20220214081800

誰が何を騒ごうと知ったことではない。自分が書いたのは「それほどまずいとも思わないものを美味い・まずいとジャッジしながら食ってねえ、悪いか?」って話だ。

自分がまずいと思うトマトを美味いと言う奴がいても何の問題もない。大嫌いなトマトからこそ自衛のために美味いまずいを峻別してる。トマトが美味いと思うなら喜ばしいこっちゃないか

2022-02-06

anond:20220201135155

冒頭で

被害者か、被害者じゃないか、人によって意見が違うから賛否分かれてる

って言ってるから被害者属性相対性が強いから状況を慎重に見極めるべきだって論調増田かと思ったら

少なくとも被害者誹謗中傷されてるのは明らかなのに、加害者取り巻きやら、ネット匿名加害者に与するような言動、俺ならできねーなって思う

あたりから被害者一見判断して敵味方を峻別しろって論調になってておかしいな?と思った

お前のエピソード、その昔の教師が頭おかしいぞ

2022-01-29

anond:20220129213904

そりゃ世の中悪いやつはいる。いいやつのほうが多いけど。

とすると、それらを峻別して悪いやつから逃げ、いいやつを大切にしていくことが大事

ただしその峻別はまずはやすんで平静にならないとできない。そういういみで、マインドフルネス周りの本がおすすめ。ただし、弱まってるやつが関心を持つと悪いやつに知れ渡ってるから、本やビデオだけでいい。久賀谷亮「最高の休息法」とかだな。

あと、草薙龍瞬や、小池龍之介あたりもおすすめ。こう思われたいという仏教の慢という感情について取り上げてる。まあ、それでも結局瞑想で休まないと並んって話にはなってるが。

2022-01-10

anond:20220110145557

手頃なところで Wikipedia の「近世」の項目を見てみると、   

英語圏も、近世を「early modern」として、近代(modern)と分けている。字義的には「初期の近代であるが、現代歴史学では、「modern」と「early modern」は峻別される。また、「Premodern」(前近代)という時代概念が用いられる場合普通「early modern」は中世古代と共に「premodern」側に統括され、

    などと書いてある。

2021-12-02

犬猫虐待を許す覚悟もないの?!

俺は「人間」と「それ以外」を峻別して、人間にはメチャ優しく、それ以外にはマジで何をしてもOK、ってふうにするのがいいよな、と思っていて、捕鯨フォアグラ動物園競馬虐待もなんでもアリ!って立場なんすよ

なので、

ヴィーガンとか実際アホくさいし、俺はやらねえ!

クジラは高いから食わねえけど、別に好きにいくらでも食ってりゃいい!

犬猫、ひとのペットじゃなけりゃいくらでも殺してかまわん!

と思っている

当然ロブスターいくら苦しんでもなんとも思わん……というのは嘘で、実際個人的には犬猫よりロブスターのほうが好きなので、ちょっと同情はするんだが、だからやめろ!と思うかというと、これは思わない

俺は毎日カメぬいぐるみ抱いて寝てるが、ウミガメ解体してくってる動画見ても、ちょっとツライと感じるだけ

いいんだ 人間以外はバンバン残虐に殺せばいい

人間バンバン残虐に殺されてるのを流してると自分にもそのうち鉢が回ってきそうだが、他の動物ならべつにどうもならんでしょ

俺はさすがにそこについては人間の理性を信じたいんですよね

いやまあ、実際にはすでに人間バンバン残虐に殺されたりしてるわけですが、俺はそれの理由が「動物バンバン残虐に殺してるから人間OKだと思った」だってことはないと信じたい

それが俺の信仰

という感じなんですが、世のアニマルライツ冷笑人間って、もしかして犬猫虐待を許す覚悟がないのか?

あれよ

そこは覚悟しろ

俺は動物愛護法が撤廃されて、どんな動物がどれだけ虐待されてようとそれだけでは罪にならない、って社会になってもいいと思ってるぞ

それは最低限のスジでしょうが

2021-11-03

スペインみたいなところに生まれたかった

人間がどうとかは全部どうでもよくて(どこに行っても人間はある程度カス)とにかく乾燥していて日照時間が長いっていうのがいい

カンタンに地平線を拝めるのもいい

レンフェ電車に乗って、適当な駅までバーっと行って、降りて、20分も歩いたら、ガチで何にもない、荒野って感じの場所に行ける

そういうのって素敵だと思う

日本における「山」が、スペインにおける「荒野」な感じがする

俺は荒野の方が好きだ

街もいい

なんかこう、地面が石造りなんだよな

石造りじゃない場所も当然あるが、旧市街みたいなとこに行くとまあ石造り

そんでこう、石がなんつうかドッシリしてんだよな

サンダルで踏むと、自分矮小さが不安なっちゃうくらいドッシリしている

巨大なもののごく浅い表層に、ペラペラサンダルで立っている

大地を踏みしめているんじゃなくて、なんかこう、ペラゴム底で表面をペシペシ叩いてるみたいな感じがして、いたたまれなくなる

アレがいい

あと、日差しは殴りつけるような強烈さなのに、日陰に入ると突然ヒヤッとするのもいい

コルドバ(Córdovaって綴りがかなりいい、駅の入り口にでっかくCórdovaって書いてあるのをみてしばらく立ち尽くしてしまった)に行ったとき、外をアテもなくウロウロしてたら、すげー暑くて、グラニサードっつうカキ氷的なものを売ってる屋台がやたら魅力的に見え、ひとつ買った記憶がある

橋の近くに日陰になってるところがあったんで、そこに腰掛けて、川を見ながら冷たいグラニサードを食った

そしたらすぐ震えるくらいに寒くなったんだよな

日が当たるところは暑い 当たらないところは寒い

あの峻別される感じ、アレがカッコ良かった

日本は湿気が暑さを分配してしま

暑い日はどこにいたって暑い

それより俺はあの感じが好きだった

スペイン気候が好きだった

チーズが安いのもいい

2021-10-28

anond:20211028062508

めんどくさいやつは古今東西いるわけだから、程よく話を聞いて、程よく無視するのが一番やで。この峻別はいつの時代でも人間永久課題なわけだ。

どんなやつだって嫌う人間、疎まれ人間はいる。あの釈迦キリストだってな。

2021-10-24

「男ばっかりずるい」基本はこれなんやろなあ…

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1792159

Pornhubで数学が学べるというまとめのブックマーク

女性にとってアクセスハードルが高く、結果的に不平等ということになりはしないだろうか。

という噴飯モノのコメントがあった。アホなのか。しかも星がついてる。アホなのか。

ほかのコメントでも指摘されている通り数学を学ぶ手段は十分に広く提供されていて、たいていは性別わず人類に開かれている。

そもそもPornhubは女性アクセス可能で、そんなサイトアクセスしたくないというのは単なる自己都合にすぎない。

それでもなお気に入らないなら、インスタなりTikTokなり女性ウケのいいメディア数学を教えればいいじゃないか。誰もそれを禁止などしていない。

いったい何が「不平等なのだ

 

たぶんこのブクマカは「男性向けに提供されている」という一点が気に入らない余り論理バグッてしまっているんだと思う。

「男はポルノサイトでも数学が学べる」=「女性存在無視している」=「女性数学を学んではいけない」と脳内変換されてしまったのだろう。

このブクマカ狂気が飛び抜けているが(ほかのコメントも大半が難癖・イチャモンのたぐいだった)、こうした理屈じたいはそれほど珍しいものではない。

男性向けのサービスと見るや、それを女にも提供しろと騒ぎ出す例は枚挙にいとまがない。

自分は何も損していないのに他人がトクしているのを「ずるい」と感じるのは、本質的平等・不平等とは関係がない。それは嫉妬や羨望であり、道徳的にはかなり低級と目されている心理である

 

少し前、「やよい軒」という定食屋に「ライスがおかわり無料なのは少食の人に不公平である」というクレームが寄せられ、おかわりが有料化されたことがあった。

無料ライスコストメニュー全体の価格転嫁されるのでたしか不公平と言えなくもないが、だったらお前もおかわりをしてモトを取るかコスパに納得のいく別の店で食えとしか言えない。

実際にユーザーの反応もおおむねそのようなもので、「これでわかったでしょ」という感じでやよい軒ライスのおかわりを無料に戻した。一時的有料化は以後同じクレームを封じるためのポーズだったのかもしれない。

Pornhubの数学イチャモンをつけるのはやよい軒のおかわりにイチャモンをつけるのと同じ、平等嫉妬峻別ができていないのだ。

 

ジェンダーからむ不平等の訴えが全部これだと言っているわけではない。

正当な訴えもたくさんあり、もちろんそれらは是正されるべきだ。

ただ、上に書いたような不平等嫉妬区別ができていない人々の存在は、正当な主張の邪魔にこそなれ、利益は何一つもたらさないと思う。

2021-09-29

anond:20210929114403

どの憲法学者の本にも「表現規制民主主義の根幹であるとともにひとたび規制すれば目につかなくなるがゆえに厳格な条件の下でのみ許容されるべきである」という感じに最重要位置づけなのに,リベラル界隈がかなり雑な表現規制を主張している昨今は寒気がする。

「俺は客観的に正しい完璧な線引きで保護すべき表現とそれ以外を峻別できる」って自信,すごいよな。

2021-09-19

anond:20210919070804

元増田必要なのは、まず休んで、意味の有る事無い事を峻別できるようになり、意味のあることをやり、意味のないことをやらんことだ。デモなんか、元増田人生に一ミリ意味もない。

くだらんデモなんかお前が勝手にやってろ。

2021-08-28

anond:20210828070336

まず周りを無視してできる限りやることを減らして休め。わからなければとりあえず逃げたらいい。休んで判断力が取り戻されたらするべきこととしないべきことを峻別していき。

anond:20210828065950

若者みたいな弱者を救うのは労働力の奪い合いで給料上がる以外ないんだが。

世の中に役立つことに金を使うことはいいんやで。社会保険料から医療制度のように健康に生きれるようにするにも。

金を取るにしても、消費依存で決まるより、収入依存で決まるほうが景気への悪化の具合はましになる。できれば収入が使われるか貯め込まれるかで峻別することが望ましい。

2021-08-22

anond:20210820015133

瞑想や、仏教の慢(他人にどう思われたいか)あたりについて書いている本を読んでみて、よければ嫁さんに渡したらいいと思う。

瞑想については久賀谷亮の本、仏教の慢は草薙龍瞬や、小池龍之介あたりがおすすめ

周りにどう思われたいか神経質すぎる人だと感じた。まあこれは人間は誰でも抱えているどうしようもないかもしれない感情。だけど、適時休みながら取捨選択していけば、ほとんどの物事は気にする必要がないことだとわかるはず。

から、まず休むことと、その上で気にするべきことと、そうでないことを峻別していくこと。

それでもどうしようもないかもしれないから、2,3年頑張ってだめなら別れな。何をして何を見捨てるかは君自身も気をつけないとならない。

しかし、残念ながらこういう弱まってるやつは他人が騙してはめ込みやすい。なので、セミナー系は霊感商法や怪しい自己啓発セミナーが多い。本とネットだけでいい。

本も、怪しい自己啓発セミナーに導く取っ掛かりのやつもちらほらあるから注意。

anond:20210822011907

高いストレスときは、行動を変えれない。

休んで、判断力を取り戻して何ができて何ができないか峻別をできるようになれば逃げれないものは仕方ないにせよ、逃げれるものは逃げれるようになる。

弱者だと認識してるんじゃなくて、弱者だ、辛いと感じて高いストレスから逃げれないんじゃないのかな。

休み。そしてストレスを落として判断力を取り戻し。ついでに瞑想もいいぞ。あれは脳の休息だ。ただし、瞑想を餌にはめ込む霊感商法や怪しい自己啓発セミナーがあるからネットと本だけでいい。

2021-08-10

anond:20210810071734

問題解決の基本は、逃げるものから逃げて、休んで、何をして、何をしないか峻別をしていくことだぞ。

届けて言えるタイミングのやつにはそれとなく言ってる。

しかし残念ながら弱い状況になるとクズみたいなやつがいっぱい集まってくるのもこの世の中の真実。僕は幸運もあり逃げ切ったがな。

またいっぱいいっぱいのやつにはなかなか届けるのが難しいかタイミングを狙ってるし、世界中の苦しんでるやつに届けられるほど余裕があるわけでもない。

2021-08-05

書け書けと言われたので

これはid:muchonovによる、id:rag_enさんのエントリ muchonovさんの提示した「判断力が未熟だから」論法では、年齢による“パターナリズム”を肯定するのは無理があるよという話と、あとリテラシー - Click Game. への返信です。

引用されている増田テクスト位置づけについて

まず、rag_enさんがご引用くださっている、自分増田で書いた文章子供の権利は制限されているし、性行為に伴うリスクを判断できない」の位置づけなんですが、これはmuchonovが何か新しい提案をしたぞとか、今からそういう社会を作るぞ、という内容ではありません。このスレッドの親増田の「なぜ、子供が性を売ってはいけないのか」という疑問への応答として、今の社会がそういう風になっている理由として、法律的社会的にこのような背景がありますよ、と説明するものです。言い換えると、これは〈べき論〉ではなく〈である論〉のつもりで書いたものです。このことは、ここから先の話とも繋がってますので、ひとまずスタート地点としてご認識ください。

パターナリズムについて

rag_enさんは以下のように、「『社会コンセンサスがあるから』という理由でのパターナリズム肯定」や(判断力が未熟な当事者保護する)「手段としてのパターナリズム自体を強く批判されています

未成年に対しては愚行権を含む自由権一定の制約を課すべきだという社会コンセンサスがあるからです。未成年に対しては人権を制約するレベルパターナリズム保護者的統制主義当事者能力リソースの不足を社会保護者として補い、庇護する)をとってもよいし、分野・状況によっては積極的にそうしなければいけない

いやもうこれ、『社会コンセンサスがあるから』なんていう、ふにゃふにゃな理由での“パターナリズム”を肯定してしまっているの、控えめに言っても完全に思考が狂ってますよね。

そもそも『「判断力」によって峻別すべき』だと仰るならば、「ペーパーテストして免許制にでもすれば?」でほぼほぼ終了する話なわけです。『「判断力」によって峻別すべき』ならば、その「判断力」をテストする、というのはどう見ても最も正道な手段なのですから。“パターナリズム”などという手段を用いる必要は全くありません。


ここを読んでいて、最初「ん?」と混乱してしまったのですが、もしかしてrag_enさんには、「パターナリズム」という概念について重大な誤認がありませんか。rag_enさんが「“パターナリズム”などという手段を用いる必要は全くありません」という主張とともに、代案として展開されている判断力によって(ある問題についての当事者能力責任能力の有無を)峻別する」、そして、判断力がないとみなした対象自由権を(当人保護のために)何らかの形で制限する…という考え方は、まさに『パターナリズム』そのものではないですか? 

現行の日本法律が、年齢によってその人物判断能力推認し、それが十分でないとされた年齢に属する児童保護するために彼らの自由権を一部制約するのも、別の方法判断能力吟味裁定し(たとえば精神的な障害を持つ人や依存症に苦しむ人や認知症患者などを、家裁判断によって成年被後見人とすることなど)、彼らを保護するために彼らの自由権を一部制約するのも、どちらも法学の分野でいう「弱いパターナリズム」だと思います

憲法学世界で「パターナリズム」といえば、まず未成年者の人権制約の場面が思い浮かぶ。すなわち、十分な判断能力のない未成年者については、親が子に干渉するようなやり方で、国が未成年者の人権を制約することが認められると考えるアプローチである(1)。たとえば佐藤幸治は、未成年者の人権制約について、未成年者が「成熟した判断を欠く行動の結果、長期的にみて未成年自身目的達成諸能力を重大かつ永続的に弱化せしめる見込みのある場合に限って正当化される」とし、これを限定されたパターナリスティックな制約としている(2)。このようなパターナリズムは、個人判断能力の不十分さを補うために後見措置を行うことから、弱いパターナリズムと呼ばれる(3)。

https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:0RwE-rfojV4J:https://core.ac.uk/download/97063334.pdf+&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

そして、未成年や年齢が低い児童判断能力が不十分とみなされる理由は、法学世界では、彼らの判断が、それ以上の年齢層による判断に比べ、①知識情報を得た上での判断・②適切な理解に基づく判断・③強要なき自律的判断・④実質上も自発的判断ではない可能性が高く、それによって、当事者自身が想定しない結果や不利益をもたらすリスク懸念されているからです。[^1]

[^1]性的自己決定に関しては、古い調査ですが、10代の人工妊娠中絶についてのアンケート結果(https://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/MEMBERS/TANPA/H15/030217.htm)を読む限り、確かにそのリスク存在しているといえます10代の妊娠中絶経験者の68.1%妊娠して「困った」と回答しており、その多くが①②膣外射精安全日など誤った避妊方法を選んだり(情報理解力の不足した判断)、③相手避妊をしなかったり(強要された判断)、④経済的事情などを踏まえれば出産育児不可能なのに妊娠する可能性のある行為をしてしまう(実質的には非自発的判断)など、当人判断能力の不足によって、望まない妊娠人工妊娠中絶に到っています

この前提において、当事者自由権を法と社会が一部制約することが正当化されています。これはmuchonovが勝手に言ってることじゃなくて、法学におけるパターナリズム議論の中で整理されている話です。

ソフト(弱い)パターナリズム」が自由への介入を正当化できるのは、人の行為が以下の何れかに因って判断された場合です。

1. 実際に情報を知らされないで判断した場合(not factually informed)、

2. 適切に理解していないで判断した場合(not adequately understood)、

3. 強要されて判断した場合(coerced)、または

4. その他、実質的自主的にではなく判断した場合(oterwise not substantially voluntary)。

http://www.fps.chuo-u.ac.jp/~cyberian/personal_responsibility.html

そして、未成年者や特定年齢に満たない児童に対する「弱いパターナリズム」に基づく人権制約は、日本を含め、大半の近代国家法制度に含まれています性交同意年齢という概念もそうですし、制限行為能力者という概念もそうですし、ある面では責任無能力者という概念もそれに関わっています。そのような、未成年者や児童人権を明らかに制約する仕組みが各国の法制度に組み込まれているのは、当然、その国家議会立法などの民主主義手続きを経てその法律を定めた結果であり、『社会コンセンサス』の賜物でしょう。

から先ほどのrag_enさんの、「『社会コンセンサスがあるから』なんていう、ふにゃふにゃな理由での“パターナリズム”を肯定してしまっているの、控えめに言っても完全に思考が狂ってますよね」とか、「muchonovさんの提示した「判断力が未熟だから論法では、年齢による“パターナリズム”を肯定するのは無理がある」という指摘は、日本だけでなく、性交同意年齢や制限行為能力などの概念法制度に組み込んでいる全ての国家社会に対して「完全に思考が狂ってますよね」「論法に無理がある」と非難していることになりませんか

現在日本では、性交同意年齢(13歳)未満の男女と「性交等」をすることは法律で禁じられており、もしそうした場合、それが13歳未満の側の当事者主体的判断によるものであっても、相手強制性交等罪(非親告罪)で処罰されます。13歳未満の側の当事者には、必ずしも性交に関して正しく判断する能力が備わっておらず、その能力の不足による誤った判断不利益から彼らを保護しなければならない、とみなされているからです。これも「完全に思考が狂っている」「無理がある」論法でしょうか。

私はrag_enさんがそういうチャレンジングな主張を展開されるのは別に構わないと思っていますし、繰り返しそう申し上げてもいますが、だったらその主張はmuchonovという個人に向けて言うべきことじゃなくて、そうした法制度を運用している国家やそれを是認している国民に対して言うべきことなんじゃないかな、と思います。だから自分は、再三「rag_enさんのお考えを、広く世間に問えばいいと思います」と申し上げているんですけども。

あと、これはこちらの邪推ですけど、おそらくここでrag_enさんが問うべきだったのは、「性的自己決定権をめぐるパターナリズム的な人権制約の適用対象を決める上で、年齢という指標を用いて一律に決める(現在法制度に組み込まれている)方法と、ペーパーテストを行って免許付与するという(rag_enさんが提唱する)方法の、どちらが制度設計として筋がよいか」ということだったのではないでしょうか。そうではなく「パターナリズムという手段ではなくペーパーテスト免許制という手段を使えばいい」と主張されている姿勢から、rag_enさんのパターナリズムについての認識は、一般的用法とズレがあるように感じました。もし「そうではない」ということなら、そうおっしゃってください。

※ここでもし自分がrag_enさんを先回りして擁護するとしたら、「rag_enさんの言うペーパーテスト免許制という提案は、パターナリズム的な観点判断力が未熟な当事者保護するため)に基づくものではなく、その行為による他者危害リスクなどを鑑みて、本来無許可では行ってはいけない諸行為に対し、当事者能力知識技術総合的に認証したうえで特別アクセス権を付与するもの、つまり自動車免許医師免許に相当するものであるからパターナリズムにはあたらない」という立場は、かろうじて取りうると思います未成年児童が関わる性行為について、当事者不利益よりも他者危害リスクを先に考慮しなければいけない状況というのは自分には俄には思いつきませんが、まあそこはよしとしましょう。

しかし、そのような制度---国家国民の性行為に関わる知識判断能力ペーパーテスト弁別し、それが当局の定めた水準を満たしているかどうかによって、セックス権利を与えたり奪ったりする制度---というのは、自分国家による生-権力的介入・管理アプローチとしていささか度が過ぎていると思います。というか、「規律化による〈従順身体〉の構築」というフーコーテーゼをそのまま戯画的に具現化したような感じすらします。

また、自動車免許社会実装コストについてのrag_enさんの記述を踏まえると、rag_enさんは、その「セックス免許」の仕組みを社会実装するコストも、免許取得費用として「受験者」から徴収して賄えばいい、とお考えのように見えますセックスへのアクセス権を求める市民自身から試験料を徴収して、セックス免許センター受験者にテストを行って、合格者に免許を発行する。もしそういう制度運用イメージされて仰っているのなら、この構想が現行の法制度にある「年齢によるパターナリズム保護」の仕組みよりもメリットが多くデメリットが少ない現実的提案だと感じる方は、あんまりいないんじゃないでしょうか。もちろん、rag_enさんのような考え方の人たちが社会運動などを通してそのアイディアを人々に受け入れさせて、社会コンセンサスを変えていくことができれば、その状況も変化する可能性はあると思いますが。

https://anond.hatelabo.jp/20210805095853 に続きます

2021-07-29

anond:20210729220441

本日よろしくねがいします。

何を政府が使って、何を政府が使わないか峻別はしていくべきだね。しかし、新自由主義は儲かる前の科学を全壊滅させるからそもそも産業劣化するんだけど。

その儲かる「儲かる前の科学」を前もって知るすべがない。

アルゼンチン新自由主義改革の果にデフォルト常連国になったわけだ。

アルゼンチン先進国になったのは「冷凍技術ヨーロッパに安くで牛を輸出できていた」からであって、産業構造的に重工業でないからです。むしろアルゼンチン新自由主義先進国になり、ブロック経済という市場から締めだしを食らったので、落ちぶれました。認知誤認です。

あとさ1970年代大きな政府の失敗もあるにはあるが、別に1970年代ドイツ日本は失敗しとらんぞ。

ダウトプラザ合意によって、円とマルクはドルに固定するという手法を失いました。そのため、日本国には「ドルを固定して成長する」という術を失ったから、当時よりも未来の予想ができません。ドル円の固定まアメリカ国民犠牲で成り立っていたので、今はできません。

1970年代インフレは一つはオイルショック、もう一つはアメリカなど一部の国の経常赤字化だ。オイルショックの解はそれこそ長い研究必要から新自由主義では解は見つけられない。

長い研究不要です。市場が解を見つけるべきです。

しろ日本太陽光発電が一時世界一だったのに、政府の関与が悪いと、そのまま特許切れるまで放置した。そして政府が金をだしまくる中国に奪われるなんてことをやらかすのが新自由主義

儲かんないのに投資するほうが馬鹿でしょ。特許は切れるし、仕方ないじゃん。特許に書いていることは、日本以外でも再現されるし。何が問題なの?

また、経常黒字、経常赤字というのは相対的ものだ。

会計上の絶対的な数値として出てきますけどね。それは。

アメリカベトナム戦争に入れ込んだ「無駄な出費」をしたのと、ドイツ日本戦後復興産業育成ベース意識していたからだろう。

アメリカ人が苦労して共産主義と戦っている間に、西ドイツ日本西側自覚なしにたんまり金儲けしたじゃん。それに日独の成長は、アメリカ焼け野原にされた結果、アメリカより生産性の高い機材を導入できたからであって、日独努力けが勝因じゃないよ。

それでも政府支出なしには戦後復興産業育成はなせなかった。相対的に適切な産業育成のやり方があるってだけで、それをなしてたのがドイツ日本だ。

ドイツ人は受験きつくないぞ。教育においても、イギリスアメリカでなくドイツ留学するって少ないじゃろ。教育した連中のコスパの悪さが先進国問題であって、産業育成と教育には相関はありません。

アメリカケインズ主義大きな政府から負けたのではなく、適切な大きな政府ドイツ日本と、間違った大きな政府アメリカで、間違った大きな政府から負けた。

アメリカ債務国から強いんじゃん。同じ土俵で戦えないよ。

新自由主義ケインズ主義のバトルでは太陽光発電新自由主義日本と、ケインズ主義に近い中国中国が勝ったな。他の蓄電池やら家電やら様々な日本産業もも中国産業だ。

太陽光日本シリコンを安くで手に入れるすべがないから、勝てんよ。蓄電池物理化学で素材の起電力がわかっている今、市場経済で勝てる素材の方が見つかんないよ。

まずこの30年の新自由主義改革が大失敗に終わったことをまず見据えなよ。

振り出しに戻ったね。もう一度「新自由主義に挑戦したすべてのイデオロギーは破れた」という主張が生き残るだけじゃん。

anond:20210729203656

何を政府が使って、何を政府が使わないか峻別はしていくべきだね。しかし、新自由主義は儲かる前の科学を全壊滅させるからそもそも産業劣化するんだけど。アルゼンチン新自由主義改革の果にデフォルト常連国になったわけだ。

あとさ1970年代大きな政府の失敗もあるにはあるが、別に1970年代ドイツ日本は失敗しとらんぞ。

1970年代インフレは一つはオイルショック、もう一つはアメリカなど一部の国の経常赤字化だ。オイルショックの解はそれこそ長い研究必要から新自由主義では解は見つけられない。

しろ日本太陽光発電が一時世界一だったのに、政府の関与が悪いと、そのまま特許切れるまで放置した。そして政府が金をだしまくる中国に奪われるなんてことをやらかすのが新自由主義

また、経常黒字、経常赤字というのは相対的ものだ。アメリカベトナム戦争に入れ込んだ「無駄な出費」をしたのと、ドイツ日本戦後復興産業育成ベース意識していたからだろう。

それでも政府支出なしには戦後復興産業育成はなせなかった。相対的に適切な産業育成のやり方があるってだけで、それをなしてたのがドイツ日本だ。

アメリカケインズ主義大きな政府から負けたのではなく、適切な大きな政府ドイツ日本と、間違った大きな政府アメリカで、間違った大きな政府から負けた。

新自由主義ケインズ主義のバトルでは太陽光発電新自由主義日本と、ケインズ主義に近い中国中国が勝ったな。他の蓄電池やら家電やら様々な日本産業もも中国産業だ。

まずこの30年の新自由主義改革が大失敗に終わったことをまず見据えなよ。

anond:20210729074153

いてらー。やりたくないことをやらないと、やりたい/意味があることはやるの峻別は誰もが一生の課題なんだと思う。

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