はてなキーワード: 安全とは
子向けのSIMカードを追加でお願いしたら表題の確認がでて「なにそれ?」となった。
子向けにスマホにフィルタリングすることが業者から設定が義務化されているらしい。
まあ、そう言うのは必要よね、と有償のアプリ導入に誘導される。
昔のiPhoneを利用するのでiOSで対応アプリを確認したが、評価が驚くほどクソ。
そもそもiPhoneのスマホのアプリで全体をコントロールするのは困難では?
サイトフィルタリングしようとしても、例えばLINEアプリをダウンロード→LINEアプリ内のブラウザからは見れる、とか別途ブラウザアプリダウンロードしたらそこからは見れる、とかは出来ちゃうのでは?
Nintendo Switchの親見守りみたいに操作時間やアプリ単位制御をしたいときはOS側でやらないといけないのでは??と思ったらiOSにペアレントコントロールがあって、こっちで十分そう。Androidの場合はファミリーコントロールみたいなのあるし…。
つまり、この有償アプリインストール不要だな!と別アプリ(ペアレントコントロールのほうでやる)でやるよ〜を選択した。
使いやすいUIで説明も丁寧なら有償でも入れていいと思うが、そうでもなさそうだったんだよね。
日本だとこの手のアプリが充実する前にみてね見守りとかのハード側でもう操作できないようにする端末が普及したので、アプリ側では広がらなさそうなんだよな〜。
【あったこと】
仕事のすれ違いで他部署と微妙な空気になった。原因は2つくらい上の役職者の意見対立。直属上司の指示は「こちらから動いてはいけない、とにかく待て」というものだった。とにかく待てと言われてもなぜ待つのか意味がわからず悶々としていた。なにせ来週にはその部署と外部団体との会議体がスケジュールされているのだ。準備は進めねばならない。
そして結論から言うと待てなかった。いや、待たなかったのだ私は。別の案件があるというのを言い訳に、こちらから電話で連絡してしまった。相手の声を聞き、上面でも「大丈夫ですよ」といってもらえたら安心するというわけだ。私は上司の指示よりも自分の安心を選んだのだ。
【この件について思うこと】
私は堪え性のない人間だ。精神的に不安定で直属上司の指示、つまり組織よりも自分の安心や安全を優先してしまうだらしのない人間だ。なぜあと二日や三日が待てなかった?キャパの小さい人間だ。中堅の年齢層である社会人たるものそのくらいの胆力は持っているべきだ。意志も覚悟もない振り回されるだけの存在であり、今後もその程度の軽い扱いをされて生きていくことになる。
【違う見方】
そもそも上層部の対立なんだから仕方ない。連絡するな、でも期限は迫っている、というのはダブルバインドで精神的に負荷のかかる状況。連絡を取ったのは別件なのだから指示に背いたことにはならない。今回そうした事があって落ち込んでいるのなら、次回は言いつけを守ればいい。今回だめだから未来がずっとだめということはない。お前はよく頑張ってる。自分の判断できちんと動けたという見方だってできる。他部署も上司もお前が思ってるほど気にしてないし、上層部はもっと気にしてないから気にするだけ損。
俺だったら銃を持ってても、
俺「早くホテルへ…、慣れてませんからホントに撃っちゃうかもしれませんよ!」
女「拳銃は安全弁を外さんと撃てない、後は天に運を任せる、銃は大切にするのだな」
みたいにビビっちゃいそう…😟
子曰く、「昔者鄭人使程鄭喻於晉,曰、我雖以尺地加於鄭,若其僨也,若其猶也,不越五六年而鄭必有亡矣。鄭人以此五年不改其政,於是乎其國亡矣。」(孫子・作戦篇)
増田よ、エスカレーターでのルールと車の法定速度についての議論は、実に複雑な問題である。
孫子の例にもあるように、鄭の国が小さな過ちを続けた結果、その国を滅ぼす事態に至った。
すなわち、我々が小さな規則を無視し続ければ、大きな混乱につながる可能性があるのだ。
エスカレーターや車の運転には、それぞれ異なる社会的規範とリスクが存在する。
エスカレーターの片側利用の流れは、ある程度の効率性と安全性を保つために守られるべき一方で、法定速度の厳守は重大な交通事故を防ぐための重要な措置だ。
増田が指摘するように、エスカレーターでの片側利用が「背中押される」といった危険を避けるための自己防衛策であるという主張も一理ある。
しかし、それが必ずしも法や規則の優先度を低める理由にはならない。
全体の安全性と効率を保つためには、基本的なルールを守ることが不可欠である。
「流れを守ること」の重要性も理解できるが、「流れ」が全てのルールに勝るわけではない。
専門教育や実績を背景とした専門家の知見からくる安全や指摘の価値を理解しなかったり認めない日本的社会がその原因では
USBストレージを2020年代にもなって使っては紛失する自治体が存在を容認されているのがまず不健全だし
そんな不見識な自治体や政府に癒着してでかい面してる企業が大きな影響力もってるから競争が不健全化するし成長もしないんでしょ
海外のプログラマはCSを履修した人じゃないとなれないと言うが、日本では誰でもなってるじゃないか、どうしてだ?
特別な知識なんて無くても誰でもプログラム書けた方が良いじゃないか
「すみませ〜ん、急いでるのでどいてください〜」
「あ、ごめんなさいね〜、どきま〜す」
でいいと思うんだよね。
どっちが正しいとかなくて、その時々でコミュニケーションとれば良いのに、それをせずにお互いイライラしてるってアホなの?
ちなみに自分は子供といる時は子供を左に乗せて自分は右側に堂々と乗ってる。ギリギリ通れるか通れないかくらいの幅を右側に開けておくと子供の方は安全だし、あまりいないけど無理やり通ろうとする人がいたらちょっと開けるくらいで平和。
あと左側が行列で右側がガラ空きの時は右側をめちゃくちゃゆっくり歩いて進むと左側の人も危なくないし後ろからくる人もついてきやすいかなと思ってやってるけどどうすかね?
「歩く事を前提に設計したエスカレーター」を仮に考えた場合どんなモノになるんだろう、とふと思う
メーカーの人は「エスカレーターは歩く事を前提に設計していない」と言うけれど
なんか軽くぐぐって見ると歩いても壊れるとかそういう話じゃないのか
そうではなく、転んだり倒れたりすると危ないから歩いちゃだめですよって話か
うーん、自分のような素人がぱっと思いつくようなものではないかもしれん
要は「転びにくいエスカレーター」または「転んでも重大事故に繋がりにくいエスカレーター」ってことか
危なさの由来が「同時に沢山の人がエスカレーターに乗っている状態で歩くから」なのであれば「歩いても安全なエスカレーター」なんて無理か……?
横幅を広く……いやそれは逆にめちゃくちゃ危ないな
だめだ、思いつかん
とりあえずここまでメモ
つまり狭い部屋ってことかな、
猫を飼うのに最低限必要な広さの部屋は、
少し古めの飼育書(2010年ぐらい)だと「猫1匹最低でも6~8畳の広さの一部屋」と書かれてる
ただ今2匹飼ってる実感からすると、やっぱりちょっと走れるスペースは必要かもね
じゃらしで少し飛んだり走ったりのスペースは必須だと思うわ
それに雑種16歳のおばあちゃん猫でもうんちハイの後は3LDKを一番長く走れるコース選んで爆走してたりする
それから上下に運動できるなら、むしろ部屋ごと猫用ジャングルにしたらいいと思う
キャットタワ―を複数置けて(猫は「高めの位置にある木のうろめいた場所」を安全と感じる好みがある)、
猫用トイレ・餌入れ・水入れ、全部2m以上離して置けるなら飼える広さと思ってくれていい
(食事の場所とトイレが近いと嫌がるのはもちろん、猫は食事をする近くで水を飲みたがらないので離して置くべしな猫ハックがある)
わが家の猫は扇風機、サーキュレーター、PC(デスクトップ)、いずれも気にしていない
ただしでかいPC置いてるなら室温が上がりすぎないようエアコンは必須
(猫の祖先は暑いところの生き物だが、今の日本の都市部みたいな高温多湿だと
逆に暑さ耐性や温かさを好む習性がアダになって熱中症になったりする、
今後も電気代が高騰していくと考えて、厳しいようならちょっと電気代稼ぐ手段が必要になるな
あと外を眺められて定位置にできる窓とか、
飼い主が出る時にはベランダに出られるとか、
何かしら刺激があったほうが間違いなく良い
窓はキャットタワ―とセットで設置するとお気に入りのスペースになるだろう
wakatte.TVというYoutubeチャンネルがある。 おれがもっとも好きなチャンネルだ。 Youtubeチャンネルはどれも面白くないが、 wakatte.TVだけは面白い。
wakatte.TVとはどんなチャンネルかというと、 街中で学歴を聞いて、それをバカにするチャンネルだ。 正確にいうと、 見知らぬ人に出身大学の偏差値を聞いて、 それを元にした企画をするチャンネルだ。
学歴ブラックジャック: 偏差値の10の桁を使ってブラックジャックをする
学歴ボーリング: ボーリングがよくわからないのでよくわからないが、偏差値でボーリングをする
学歴ゴルフ: 箱から質問を引いて、それにより学歴を当てる。3打でパー
天国と地獄ゲーム: 高校と大学の偏差値の落差の大きい方を引いた方が勝ち
学歴エンジェルフォール: 男と女の学歴差が出来るだけ大きいカップルを引いた方が勝ち
キャンパス調査: 地方大学に行ってその大学の人を低学歴やなーとバカにする。これは面白いので、もっと色々な大学に行ってほしい。灘と開成に行ったのだから麻布にも行ってくれ
説検証: 高学歴ほど童貞が多いとか、法政の人に第一志望はいないとか、ありそうな説を検証する
街中で学歴を聞いて、 京大中退の狂人高田ふーみんが「そんなFラン大学によう行けるな。恥ずかしくないのか」とバカにして、 早稲田出身のポンコツびーやまが「ヤメロオマエ」と突っ込むのがパターンだ。 このヤメロオマエはなかなか癖になるツッコミで、視聴者であるはずのおれも、 ヤメロオマエと突っ込むようになってきた。偏差値の高いツッコミだ。 中国でリンチされてた時に生まれていたら面白かった。
正直にいって趣味の悪い番組だと思う。 誰しもが自分が誇れる大学に行ってるわけではないのに、 なんや知らんメガネの曇ったデブにFランだ高卒だとバカにされ、 自分だけならばまだ良いかも知れないが、自分の彼氏や彼女の学歴をバカにされることもある。 ふーみんが今のいままで五体満足なのが信じられない番組だ。 ふつうは、手が出るところだろう。 しかし逆にいうと、学歴をバカにされて一緒にはははと笑っていられるような芯のない人間だから しょうもない大学に行ってるんだと言うことは出来るから、 もしかしてそういうことも見越して、意外に安全な企画になってるのかも知れない。
wakatte.TVのすごいところは何かというと、 偏差値という数値に対して、新しい見方を与えたという点だとおれは思う。 偏差値を他人と比較したことは誰でもあると思うが、まさか 10の桁を使って加算する人間が現れるとは思わなかった。 これを許すと、この汎用的なただの数値を利用して無限に企画を作ることが出来てしまう。 waktte.TVのコンセプトを考えた人間は天才的だ。
しかしおれは、偏差値に対して別の解釈を与えた人間をもう一人知っている。 ルシファーだ。 ルシファーは、偏差値を足し算するほど奇抜ではないが、 偏差値や学歴という概念を学校以外のものにも応用した偉人だ。 さきほどおれは、偏差値の高いツッコミだと言ったが、これもルシファーの手法を真似たにすぎない。 彼は他にも、料理に対して学歴を聞いたりすることもある。 共感覚というのがあるが、彼の場合は、あらゆるものが学歴に見えているのだろう。
もし、wakatte.TVとこのルシファーが共演することがあったら、相当面白いはずだ。 共演によって、偏差値に対して新しい解釈が生まれるかも知れない。ヤメロオマエ!
政府「一人当たりGDPがうなぎ登りで経済成長が止まらないぞ!
在来種「外来種を放つバカが消えて日本の生態系は守られたぞ!」
ネット「誹謗中傷・差別・対立煽りのない平和なネット環境になったぞ!」
男女「ツイフェミやアンフェが消えて男女対立煽りがなくなったからこれからは仲良くするぞ!」
レストラン「騒ぐバカガキや放置するバカ親が消えて静かになったぞ!」
迷惑系youtuber「迷惑行為を働いても誰も見てくれないから真面目に働くぞ!」
野党「支持してくれるバカが消えたからまともな野党になるぞ!」
与党「野党がまともになったから政権奪われないように真面目に政治するぞ!」
ビジネス右翼「支持してくれるネトウヨが消えたから真面目に働くぞ!」
飲食業界「バイトテロがなくなって安心してバイトを雇えるぞ!」
学校「いじめやモンペからのクレーマーがなくなって平和になったぞ!」
子育て世代「問題行動を起こす教師や保育士が消えたから安心して子供を預けられるぞ!」
親「引きニートが消えて老後は安泰だぞ!」」
アニメ業界「薄っぺらい駄作じゃ誰も見てくれないからこれからは質の高い作品を創るぞ!」
広告「萌え豚や腐女子が消えたから不快なエロ広告はやめにするぞ!」
救急隊員「くだらない理由で救急車を呼ぶバカが消えたから大切な命が救われるぞ!」
ほんまに哀れやね
でもこのレベルで生きてられるの、親ガチャかパートナーガチャには成功してるでしょ
子曰く、「誠如増田之所言、戦争有道、掘井、走沙、行惑、不知其道也。」
孫子の兵法に、「戦争の道を知らない者は、水を掘る井戸も、砂漠を走る足も、惑うのみである」という教えがあります。
現代社会における「スマホ運転」もまた、道理を見失った行為に他なりません。
アドバイスではないけど、物心ついた幼少の頃からなんとなく、「自分は生涯未婚、子作りもしない」と予感していた人間の考えを
まず、世間や周囲の反応やら、少子化による社会的な暗黙の要請などなど、たしかにそれは感じることはあるが、そもそもそれらとは全く別軸のルールとして、
「自分という人間の遺伝子を残すことを是としない」という絶対的な考えがあって、未婚を貫くのもそもそもその可能性を断つことの意味合いが強い
子作りというのは自分一人ではできないし、たとえ相手が子作りしないことに同意していたとしても、人間の考えなどいつ変わるか分からない
それが自分以外の他人であれば猶更で、それを止める事は当然できないし、その権利だって当然ないわけで、だからこそ相手を作らないでいる方が安心安全だ
というより、性行為を頻繁に行う環境を用意してしまえば、たとえ避妊していても万が一は常にあり得るからこそ、可能性の芽を摘むことの意味合いは大きい
私は別に異性や性行為を憎んでいるだとか、子供自体が好きではないといったわけではなく、ただただ「自分の因子を残したくない」だけ
まあ、もしかしたら私のような考えはメジャーよりではないのかもしれないけど、それでもそもそもなんで未婚や子作りしたくないと自分が感じているのか、その源泉は自分で知っておいた方がいい
ただなんとなく、「そういうのも大丈夫になった社会だから」とか「面倒臭いから」が理由になってるなら、年齢と共に後悔し始めるのも致し方ないと思う
文通相手を探していたところ、1914年(大正3年)に出版された少女向け雑誌『處女』(処女の旧字)を発見した。
この雑誌は大正時代の少女が読者投稿を行うものであり、文通相手の募集も紙面で行われていたのだ。
しかし文通を出そうにも紙面に住所を書いている少女たちはもうほとんどが死んでいるので、しかたなく1914年『處女』9月号に掲載されていた投書を読んでいたところ、ある女性が「女にもてない夫を持つた私の感想」というものを投稿していた。
最初は単なる愚痴かと思ったが、読み込むうちになんかなんだか気分が落ち込んでしまった。
とりあえず書き起こすことにする。
私がこの家に嫁いでからもう今年でちょうど5年になります。夢のように過ぎた5年の間には可成(かなり)色々な事がありましたが、楽しいことも悲しい事もみな断片のことであって、私の心に根深く止まっているというようなものは殆どなかったのです。
根本の気に染まない所へ嫁いだということは、いくら考えても私自身ではどうすることも出来ないものと、目をつぶって諦めておりました。
まったく迂闊なようですが、自己ということや、結婚、愛情などということについて考え始めたのはつい近頃のことなのです。
ぼんやりと無心なうちにまかせてきた今までの私が嫌に感じたことを申してみますと、今なお続いている夫の道楽ということでしょう。
しかし私がそれを嫌に感じるというのは、世間普通の人のする嫉妬という意味では無く、道楽をしている独りよがりの夫が、いかにも気の毒に思われるからなのです。
夫が遊びだしたということに私が気づいたのは、嫁いでから2年ばかり後のことでした。あるいは以前から遊んでいたのかもしれませんが、私があまり注意して見なかったせいか気がつきませんでした。
世間にもままある物質上から、余儀なく家庭の犠牲になったというような嫌な性質のもとに嫁いだ私は、夫に対してまるで愛情はありませんでした。
したがって、家庭というものがいかにも潤いのない、しぱしぱした、無趣味なもののように感じられて、新婚当時だれしもが味合うような、スウイートな気分は味わずにしまいました。
そんなわけで、私が夫に対して執着心がないから、夫が道楽をしても冷静な態度を持って客観することができたのかもしれません。
夫が私をもらった動機というのは、ある場所で初めて私に会ったとき、どこが気に入ったのかということを、非常な熱望を持って親たちに申し込んだのです。そうして学位も何もない夫は、金の地力をもって私をめとったのでした。
しかし趣味もない粗暴な性質の夫の愛は一時的のものであって、年の経つにつれて平凡な形がつまらなくなり、少しずつ花柳(かりゅう。現代でいうとキャバクラか)の巷に恋をあさるようになりました。
しかし女房にさえ愛されない男が、浮気な社会のひとたちに、どうしてもてましょう?
いつも無駄にお金を使うばかりで、心から充実した気分になったことはないようです。ときどき、可成(かなり)のぼせていることもあるようですが、いつも相手に反応がないので結局は失望に終わっているのです。
そしてお金があるという点からかもしれませんが、なかなか望みが高く、中やそれ以下の女は気に入らないで、いつも名の売れた、ずいぶん良い方の席にも出るような女にばかり目をつけているのです。
そういう女が、どうして生半可な財産家等を相手にするのでしょう?
もてるどころか、口をかけて一寸でも顔を出してくれれば上の部なのです。
まして、風彩の上がらない、青白い顔をした、顔の狭い痩せた、女性のような型の人、神経質でこせこせと、待合の女中らでさえ困るほど細かいことに気がついて、そのくせあまり思い切りのよくない、ほとんど振られる男の資格を完全に備えているような人が、どうして女にもてましょう?
しかし割合に罪がないとでもいうのでしょうか、芸者らが誰に対しても使うような、有りふれた常套語をさも自分にばかり殊別(格別)に言われたように、欣々然(いかにもうれしそうに)としているのです。
そして私が女の話や待合(芸者と遊ぶところ)の話をされても平気でいるものですから、すべて私に話してしまいます。
先日も例の如くお酒くさくなって帰ってきて
「おい、後龍(※)が俺の顔を見て、非常に良い毛だと言っていたよ」
(※おそらく当時、日本一の美女と言われた芸者・萬龍であると推測できる)
と言う。私はそれを聞いて赤くなってしまいました。
なるほど主人の顔の毛はいいに違いありませんが、頭の鉢の割合にバカに毛ばかり沢山あるので、ぴったりとくっつかず、ちょうど30年ばかり前、いまだに髪を分け始めた頃の人のような妙な格好をしているのです。
人の悪い芸者が皮肉に冷やかしたのだと思うと、喜んでいる正直な夫の顔が、ほんとうに気の毒に見えます。
また道楽する人には似合わず、自慢そうに女房を連れて歩くのが好きなのです。
芸者らが見て、そういうことは鼻つまみなことだと知っているのか知らないのか、私を着飾らしては、芝居だのカツフエー等に連れて回ります。
そしてときおり知った顔の芸者たちが挨拶をしますと、いかにも得意そうなのです(私に対しても)。
それも男の虚栄心の一つかもしれませんが、側から見てもあまりいいものではありません。
いつでしたか、夫に連れられて芝居に参りました時、二、三人の一流どころの綺麗首がきていて、夫に向かって挨拶をしたが、すこし夫が横を向いた時、三人で首をすくめて、嫌な笑いを漏らしていました。
ふとその態度が目に入った私は、思わずカッとなって夫のそばを離れてしまいました。そして並んで芝居を見ているのがたまらなく嫌でした。
だいたい、夫にはちっとも友人というものがいないのです。ある私立の専門学校を出たのですが、同窓の人とか、気のあった友達というものはほとんどありません。
こう友達などが少ないというのも、つまり夫があまりにもわがままで、そして神経質な利己主義な人を毛嫌いする癖があるから、どうしても誰と交際しても長続きがしないのでしょう。
男に嫌われる人は、やはり女にも愛されません。
ただし金銭の前には何物も無い花柳社会のことですから、夫の背後に光っている黄金の前に、いつどんな悪どい手段を講ずるものができるかもしれません。私は胸に企みのあるような者は、夫のために近づけるほかないと思っております。
夫とはぜんぜん趣味も性格も合わないし、また夫として手頼る(たよる)にたるような敬慕すべき人格のある人とは思われないから、1人で食べてさえ行かれれば、そっちを望んでいるのです。
しかし私は今すぐここを出なければならないほど自分に差し迫った事情もないし、また今出てはずいぶん惨めな暮らしをしなければなりませんから、こうして安全に生活の保証を得ているうちに出来るだけ自分を修養し、いついかなる境遇の変化に遭遇しても狼狽えず、静かに自分の希望に向かって實行(じっこう)出来るように準備をしようと思っております。
それですから、とにかく今まで同棲した夫のために、また一度名乗った●●家のために、物質ということを抜きにして、心から夫を愛するような女を、夫のために欲しいと思っております。
しかし近頃は以前に比べると遊び方も円熟して来たし、物質によって得た愛情は長続きしない虚偽なものであるということを覚えてきたようですから、早晩気にいるような間違いのない、實(じつ)のある女を得られるであろうと喜ばしく思っています。
(終)
大変やね
知らんけど
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