はてなキーワード: フリーターとは
自分は今フリーターをしているが、色々あってあと数年は親の扶養から出られない。将来就職をするとしたらギリギリの年齢になってる。
とはいえ周りの友人のようなプレッシャーもないし衣食住にも困ってないのでウィンウィンだと思ってる。そこそこ貧困家庭なので、こういう経済的依存はしょうがないのかなと思う。
でも、自分が近い将来就職なりなんなりして家を出ていきたい、という話をしたら母親は不機嫌になりそんなことさせないぞという態度を取ってきた。そうなったら私はどうやって生きていけばいいのか?みたいなことも言われた。
そりゃ確かに、親と一緒に住んでいれば家賃も水道光熱費もタダだ。自分は家に金を入れる気が一切ないので貯金も出来るだろう(以前うちの親に社会人になったら家に金を入れるべきかと聞いたら「その金を全部使う」と言われたので死んでも入れない)。だが実際そうなったとしても、それを決めるのは自分の権利であると思ってるし、親の勝手な言い分で自分の生活を決定されたくない。親に寄生してる癖に何言ってるんだと思うかもしれないが、そもそも親のせいで扶養から出られないんだからな。
子供が出ていけば費用も浮くし、家事とかの量も減るんだぞ。それは母親にとってもいい事じゃないのか。
子供は親の介護要因なんだろうか。親の孤独を解消するために生きているのだろうか。違うだろ。
現在両親はあんまり関係がよくなく、単身赴任している父親が帰ってきたら恐らく母親は気が狂ってしまう。それもあって自分ら子供を引き止めておきたいのだろうが、なぜ親の仲介人にならねばならんのだという疑問がわいてくる。
一方でそんな母親を放っておく自分は非情な人間なのかもしれないとも思う気持ちも少しはある。
妹は「親の介護は絶対しない」と言っておりはなから頼りにならない。もうすぐ結婚して出ていくだろうし。
毒親とまではいかないけど、子供に心理的に依存してくるのはよろしくないと思う。
閉鎖的な家庭で育ってきたせいか、最近まで親が間違ってるのかもしれないと気づけなかった自分も悪い。だから自立を引き止める親を置いていくことに罪悪感を感じてるんだろう。
親と一緒にいてはまずいと最近感じはじめて、家の中では距離を置くようにしている。20歳を越えてようやく反抗期が来たのかなとびっくりしている。
自分が幼稚で他力本願なことは承知している。だからこそ、そこから抜け出したいと思ってるんじゃないか。うちの親は子供に一生子供でいてほしいようだ。
オリパラは国家的セレモニーで、普通そういうのはそつのない人選をするものだがかなり「挑発的な人選」をしてしかもその自覚が無い。こんな事会社勤めでやったら会社に居られるだろうか?能無し扱いされて人事の申し送りが延々と付くレベルの失態だろう。
でも社会一般ではバカ、ガキ扱いされるそんな能無し人事が政治とかTVとか社会の上の方では常態化していてその結果こんな見えてる地雷を踏む案件がしたんじゃなかろうか?
例えば西村博之がTVに出て若者に人気だったり、ネットデマにのせられて個人のデマを流布し訴えられたデビィ・スカルノがTVを追放されなかったり、パンデミック初期にコロナはインフル以下と世論を誘導したかと思えば自説の過ちを糊塗する為にPCRデマを流布して延々と防疫妨害を続けた医者がTVに出るようになったり、TVによく出ていた反がん治療論者が反ワクチンで荒稼ぎしていたり、パチンコやアムウェイのCMが流れていたり。
西村博之は揚げ足ばかりだが言う事はそんなにおかしくはない。揚げ足ばかりだけど寧ろ常識的な立場で人を揶揄論破するのがウケるのは判る。
でも脱税と民事裁判逃れの為に財産飛ばしと収入隠しをしている人物をTVに出すというのは本来かなりの冒険である。
昭和だったらヤクザに刺されたり、ボリビアの奥地で顔面を剥がされ指の指紋が全て切り取られ歯が全て抜かれ全身を焼くか熱湯が隈なく掛けられ体毛分布が判らない状態で見つかった遺体が西村さんと判明しましたというニュースが流れるようなレベルだ。
更に「2chを奪われた事実」というのは社会的には無い。合法的に事業譲渡してそう世間に発表しているのだ。
フィリピン在住の米国人極右と共謀して法的に事業譲渡するが実態は西村が配下の人間経由で管理権を掌握し続け利益もそのまま得る。
比極右ジム・ワトキンスもサーバ管理費に上乗せした利益を得る。サイト運営により発生する民事争訟は比極右持ちになるが、対米中韓の国際訴訟を扱える弁護士は多くとも対フィリピンではぐっと減るからリスクは減る。減ると言っても比極右方にはある事には変わりないが西村の方はゼロになる。
ところがクレジット情報が洩れる事件があって決済が停止してしまった。比極右方には経費が掛かっているがエサは無しだ。ふざけんな、となる。
そこで法的な契約通り、社会の体面通りに手下どもの管理権を剥奪した。広告出稿なども手を廻して西村方を干して自分らが主体となる契約にし直した。
そもそもこんなスキームにしたら刑事事件だって比極右の方に行く。更に児童ポルノなんかの放置があれば比極右は米国領に再入国すら出来なくなる。しかもサイト管理は西村の手下達がやるのにそいつらは法的な矢面に出ない。警察も欺むこうとするスキームだ。国税局もだ。舐めたもんである。
つまり悪人達が片割れにエサやらずに仲間割れしただけであって、刑事ドラマなら「仲間割れか検視室に放り込んでおけ」と死体を足蹴にするシーンでしかない。
こんな状況なのに西村は「2chを騙し取られた」と言い出したのだ。騙したのはおめえで世間と当局を騙そうとしたんだろ。法的に譲渡したけど実際はしてないという密約をしたんだろ。盃かわすだけでエサもやらないから密約の方だけ切られたんだろ。「のっとり」されても外部の社会的、法的にはなん~~にも権利関係が変わってないだろ。
こういう下剋上でもなく仲間に裏切られた悪人というのはその不幸に対する憐憫が発生しえないので単純にお笑いの対象である。
ところがこんな人間をTVに出してしまう。そして揚げ足や論破が面白いので人気が出てしまう。そして事情を知らない若者が慕ってしまう。あのさ、論破されてる人たちより間抜けでみっともない事してるんだから。ちゃんとTVもその辺の経緯を説明しろよ。ショーンkみたいな状態やんか。
「2ch創始者」みたいな肩書をテロップで出すのはやめて「共謀脱税執行財産隠蔽給餌放棄其儘法実行実権取上慌叫2ch漏所有皆笑 の西村さん」と書くべきだろう。この騒動の背景を説明せずにTVに出していい人間ではない。
政治の世界はもう非常識人事が常態化していて感覚がマヒしている。
例えばその中心人物の安倍さんは悪人ではない。彼が起こした事件で彼自身が利益を得た事は余り無い(さくらを見る会で招いた有権者を総務省の人間に接待させたという事はあるが)。
腰巾着にたかられて「良きに計らえ」と下命した事が事件化してる。逆に言うと立場が上がるに従い良きに計らえの効果が絶大になってくる事を理解しないままに社会の上に行っているのだ。
自殺者が出た責任は感じていても、組織で犠牲になり易い場所で自殺者が出るという事は得心出来ていないのではないか?経験が無いのではないか?
この人は兎に角イノセントでその辺のイノセントさが腰巾着達にたかられた原因だろうし、その結果が事件になっている。フリーターの店員が友達タダで飲食させてるみたいな騒動ばかりだった。
シリアの難民問題が猖獗を極めていた時にプーチンが国連総会だかでシリア支援の声明を出し、直後に安倍さんが「ウラジーミル!」と親しげに挨拶していたのが彼のイノセントさを特に表していたと思う。この声明は米、NATOへの対立を明確化する覚悟を示したものだった。
社会の上の方では裁量が大きくなるが責任を自覚せず使ってはいけない、それが身に付いてない者は上に行かせない、という経験律を得ていないようなのだ。
とび職で喩えると、上から足場材を落とされたら下の者は死ぬから最初は足場の上には立たせない。「上の人間が手を滑らせたら自分は死ぬ」という事を理解してから上の作業を任される。
社会の殆どでそういう構造になっていて、例えば就職活動なんかは過剰にストイックで過去のSNSでの不行跡なども許されない。
なのに国家セレモニーでパラリンピックにピンポイントの不行跡の尻ぬぐいもしてない人間を任命してしまうのだ。社会の下の方の宮勤めならあり得ない事が上の方では悠々と起きる。
これは異常な事で職場がそんな事になったら事故や倒産は目の前だ。なのに国レベル、マスコミレベルになるとそんなクソ人事しか無い。
会社で経営者の消費を経費計上する時、経理の人間は家族的付き合いで抱き込んでおく。ぶっちゃけ抱き込まずに経費計上させても密告はリスクがあるのでバレないときはバレない。だがそんな事をしたら経理がユルユルになりどこで抜かれているか見分けが付かなくなる。西村博之を出すTVなどはそういう悪事をする時の覚悟も知らないような感じである。
小山田を据えた決定をした者も同じだろうと思う。上の方は実にイノセントだ。自分が乗る飛行機や電車が事故を起こさないのはどういう社会構造に立脚していると思っているんだろうか?
因みに反がん治療論者で反ワクチン商売っていうのは近藤誠の事。
近藤の影響力が大きくなったのはTVに出たせいであり、始めに出した番組は「たけしのTVタックル」である。財産隠しで脱税、民事裁判逃れしてた西村を最初に出したのもTVタックル。ここはオウムの浅原も出していて中沢新一などより大衆層への浸潤に影響力を持っている。
チョット待って。
25歳からフリーターを始めて50歳まで生きてたらそれだけで5,000万円かかるよね?
どういうこと?
違うよね?
なんかおかしくない?
「実家ぐらしだから~~」とか「専業主婦になるから~~」とか言うなら、それを生涯賃金の計算に含めたらバグるに決まってるじゃん。
なんでこんな大嘘が広まったの?
30歳でまともな職歴がなく、毎日バイトばかりしていて本当にしんどい。
かといって今から正社員もなれるあてもないし、給料があがるようなこともない。
たぶん自分のようなやつが応募してきても、話も聞きたくないのが関の山だろう。
ここまで人生を頑張ってこなかったツケなんだろうとも思うのだけれど、自分はどうしたら良いのかわからないまま時間だけが過ぎていく
助けてほしい
【追記】
バイトから帰ってきてみたらトラバだけでなくブコメまで来ててびっくりした。
知りもしない中年フリーターの悩みを読んでもらって、本当にありがとうございます。
ブコメ等々で「職業訓練いけば?」っていうのもらったんですが、実は数年前に民間委託のやつに行っていたんですが、
結局就職活動に失敗し、そこで培った知識とか全く関係ない今のアルバイトにたどり着くっていう流れになっています。
また複数のバイトを掛け持ちしているので、会社の保険に入れてもらえていません。
確かに行動する前に諦めてしまっていて何もしないというのは昔から悪癖であって、今週の休みが来たら
去年フリーターやろうとして上京したら1週間後に緊急事態宣言によって借りていた家が無くなってホームレスになりかけた
元々仕事があったら実家に戻ることも出来なかったと思うと定職に就くのが怖くなる
今年に入ってから趣味が一切なくなったから仕方なく受験勉強をしている
コロナ禍のためにやるべきことを残しておいたと考えれば却って良かったのかもしれない
勉強するしかないが学校にも通ってないため自粛を要請されて困る行事が1つもない
いま幸せかもしれない
今、ITエンジニアになりたい人たちが、その入り口で苦労していると聞きます。(いわゆる「駆け出しエンジニア」)
その話を聞くと、とても不思議な感じがする。
というのも、私、生まれてこのかた、エンジニアになりたいと思ったことが、未だに一度もない。エンジニアとしての自覚もない。
ハロワの職員にすすめられるままITの世界に入っただけの存在。入口がハロワですよ?そのくせ今は、けっこう良い給料をもらえている。
したがって、ITの世界ほど敷居の低い世界は無い、と思っている私と、「駆け出しエンジニア」の人たち、
はたして本当に同じ世界の住人なのだろうか?と感じるわけです。
私が零細SESソフト開発企業に就職したのは15年くらい前のこと。
フリーターの私がバイトをやめて、希望する職種も業種も何もないまま虚ろな目でハロワに行ったら、あっという間に就職が決まる。
当時私のスペックは、年齢は20代後半、学歴は三流大文系中退、職歴はなし。ただし物好きなところがあり、IPAの二種と、SJC-Pを持っていた。
深い考えもなく、シャレでとっていた二つの資格が、おもわぬコスパを発揮したってことになるわけですが、
さてこの当時と今で、何が違い、何が違わないのか。どちらの時代の方がITの門を叩きやすいのか。そこが気になっているわけですね。
ITの世界というのは、経験年数や経験の蓄積が役に立たない、という点で、とても素晴らしい世界。
先輩や年配者、経験者の市場価値は、まるでダブルインバースやオプション価格のように落ちてゆき、
後から門を叩いた者ほど、つねに有利になる。この、IT業界の特質は、私が見る限り、15年前も、今も、変わらないように見えます。
だからこそ、いい加減な私だって、入りこめたし、若い人や未経験者がこの世界に入りづらいなんてことは、とても考えづらい。
というわけで。エンジニアとして駆け出そう、とか思わなくても、
ただ物好きでさえあれば、きっとITの世界には入り込めるし、いい暮らしが出来るようになるはずだと、思うんですよね。違うんですかね。
一方、きっと努力は報われるとか、継続は力なりとか、そんなこと言いながら、引かれた線路を進むのが得意な人は、
ITの世界に入るのは、よしておいたほうがいいでしょうね。ITの勉強は、賽の河原の石積みですからね。
ついでに。SES企業には入るべからずみたいな言葉は、真に受けちゃいけませんよ。
あれはパフォーマンスを出せない人たちが、自らの無能を棚に上げて、境遇の悪さを無理やりSESのせいにして納得しようとしているだけ。
専門学校を卒業した後、その道に進む覚悟が無かったことが理解できたのでフリーターから派遣、その後やっと正社員になりほっとしたのも束の間。
給料は情熱価格、メンタル病む人間続出でもれなく私もメンクリコース。現在は傷病手当金をもらいつつ、自己研鑽は向いてないので今まで蔑ろにしていた生活環境を見直している。
情熱価格で働き、買い物や外食で浪費していたのに比べると、入ってくる金額は下がるもののずっと生きやすい。
現状だけで考えるならとても幸せだ。
下手というよりは素人目だがセルフネグレクトに近い状態だと思っている。
調子の良い日は床の見えない母親の部屋を深夜まで付き合って片付け、ゴミを毎日だし、リビングが家族で食事をとれるようにした。
家族もメンタル弱めだが、最近は奮起する気力が弱いだけで、一緒になって一度きれいにすれば気持ちがあがるし、仕事のモチベーションもあがっていいことづくめだった。
片付けをしなければならない理由が子供部屋おばさんにはあった。
2時間ほど前に、引越しにむけて洋服の整理をしなければならないのに体が動かず、絶望感が襲ってきて抗不安薬を飲んだ。
絶望した気持ちを増田にぶつけようとした瞬間、彼氏から昼休みの連絡がくる。
それだけで、がんばれなくても幸せになった。
昼休みになんとなく話したいなと、思ってくれる存在があることが嬉しい。
すぐ調子に乗るので、ラインした後はスーパーに引越し用のダンボールをもらいにいった。
互いに大切にしている友人もいるが、私の存在をわかりやすく認められたい。
とりとめのない文章が続くが、
私の両親は離婚しており、その当時は家庭環境も良いとは言えない、金銭的にも厳しい生活だった。
男性は怖い、男女の仲も醜く壊れるのならばなりたくない、そう思って生きてきた私にとってそれはもう、怖じ気づくしかないだろこの状況!!
世の中には様々なブルーがあるらしく
引越しブルー、同棲ブルー、マリッジブルーなど一通り検索した。
検索したところで、そういうもんがあるんだな程度の感想にしかならないが、新しい環境へ一歩踏み出すことができた自分を褒めたい。
・一人目
一人目は学生時代、通販の受信専門コルセンで働いていたとき。住所の確認を繰り返している途中にボン、ゴトンっと鈍い音とともに会話が途切れてしまった。通話自体は続いていたのだで「歩きながら電話でもしていて落としちゃったのかな?」としばらくそのままに。しかし雑音は聞こえるものの一向に話し声が再開しないので、どうして良いかわからずリーダーへ報告した。リーダーが代わるも相変わらず電話が遠くて雑音と、なぜか水の滴るような音しか聞こえない。仕方なく「申し訳ございませんが、お電話が遠いようですので少し後にかけなおさせていただきます」と切断。その後何度かかけたが、着信はなるものの誰も電話に出ることはなかった。
その一週間後だったろうか。その電話番号の家族だという方から問い合わせがあった。ながら運転だったそうだ。私が電話をかけていた相手は運転しながら携帯電話を使用していたのだ。電話に気を取られ反対車線に飛び出てしまい、対向車と正面衝突したそうだ。私はなんと言ってよいかわからず、ひたすら「そうですか」としか言えなかった。その後一応警察からも連絡があり、軽い事情聴取を受けた。即死だったそうだ。
・二人目
二人目はフリーター時代、リコール専門のコルセンで夜勤をしていたとき。分類的にしょうがないとはいえその人は開口一番からものすごく怒っていた。製品や派遣依頼元の会社へのクレームはお受けするのだが、人格否定などは基本的に毅然とした態度で返して良いことになっている。その人も最初こそ製品についてのクレームだったが、次第に「殴りこんでやろうか」「今すぐ謝りにこないとお前を殴るぞ」など明らかに常識の範囲を超えていた。なので「こちら窓口ですので個人への暴言は受け付けられません。これ以上続くようでしたら警察に連絡いたします」と返した。たいていはこれで切れるか謝罪になるかなのだが、その人は何故か俄然ヒートアップした。というよりどうやら酔っ払っていたらしい。だんだん呂律が回らないような叫び声になっていった。ここでこちらから切っても良かったのだが、録音もしていたことだしどうせなら警察にきちんと対応してもらおうとそのまま話を続けていた。最初からちょうど40分が経過したときだったろうか。「あぁ!?」という奇妙な叫び声とともにいきなり不通になってしまった。同僚や先輩曰く「どうせ酒でも回って寝落ちたんだろう」とのことで、かけなおすこともせず、後日録音データを警察に持ち込んだ。脅迫にあたるとのことだったが、いきなり被害届を出すよりもまず注意勧告をしてもらおうと言う話になり、その場で警察に電話をかけてもらった。出たのは娘さんだった。「実はそちらの〇〇さんについてなのですが、」と言ったところで警察官がこちらに向き直った。しばらくした後、娘さんが直接謝罪したいとのことで代表で取り次いだ私が電話にかわった。どうやらあの日、酔っ払った勢いで電話をかけたクレーマーはそのままの勢いで死んだらしい。くも膜下出血だったそうだ。娘さんはとても控えめな人でひたすら謝罪をされておおり、そこまでされては私も同行してくれた先輩も警察の人も何も言えることがなかった。詳しい原因がわからないが、不摂生に高血圧とアルコールと興奮が重なった結果なのではと今は思う。私が当時担当していたのは某家庭用ビールサーバーのリコール窓口だったからだ。
・三人目
三人目は社会人になりたてのとき。ちょうど事務の子が不在で、偶然事務室に用事があって寄った私がとった電話だった。他部署の人間が出たところでどうしようもないのだが、お待たせするのもどうかと思い出たのが運の尽きだった。その人は迷惑電話の常習だった。といってもどうやら小学生低学年くらいの子供がイタズラでかけていたようで、いつも適当に聞こえる奇声に相槌をうって切っていたそうだ。たとえ迷惑電話といえど相手が子供なのでむしろ微笑ましいくらいの対応だったそうなのだが、私はそれを知らなかった。無知故に「イタズラなら切りますよ。あまりに酷いなら営業妨害で警察に連絡します」と言ってしまった。すると少し間があった後ガチャンと無音で切れた。その数日後だったろうか。その人が交通事故で亡くなったそうだ。その人は軽度知的障害を持つ成人男性だった。どうやらうちの会社に電話をかけることを一種のルーティーンのようにしていたらしい。けれど私が出て断ってしまったせいでそのバランスが崩れたそうな。気持ちが不安定なまま「外の電話からならかけてもいいのでは?」と思ったその人は、親の静止も振り切っていきなり外に飛び出したところをバイクにぶつかって亡くなったらしい。その人の親はずっと私が殺したとロビーで泣きわめいていた。周囲は事情を汲んで優しくしてくれたが、結局その会社はコロナの影響で潰れてしまった。