俺は24歳の童貞だった。
小中高と勉強漬けの毎日を送り、
ギリギリ滑り込んだ2流の理系私立大学では周囲の人があまりに幸せそうで鬱になった。
3留したのち中退し、弁当屋でフリーターとして働いていた。
そんな俺がなけなしの金6万2千円を握りしめて向かったのが吉原のソープだった。
指名したのは瀬戸さんという小柄で巨乳の女性で、恒例の「僕、童貞なんです…」「初めてが私でいいの?」などというやりとりをしつつ
保健所乱入などというアクシデントもあったが無事に終わった。
今は36歳のキモいおっさん正社員になれた。
彼女はただ接客してくれただけなんだが、あの時の俺にとってどれだけ救いになってくれたか。
本当にありがとう。
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