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はてなキーワード: 革新とは

2022-12-19

若さに拘るのは寧ろ保守的

一般に、若者革新、老人=保守イメージだけど

厳しい年齢制限を設けて若くなければ採用しない組織って寧ろ保守的だよな

やたらと老害老害と叩かれるけれど

個人的には若者ばかりの組織の方が古い気がするんだよなあ

中高年もどんどん採用していく組織の方が新しいし新鮮な風を感じる

2022-12-09

anond:20221209200615

コンソール厨は現実を見ようとしないよね

ずっと自分たちの親しんでるものばっかり贔屓し続ける

ゲーマーってもっと技術革新を尊ぶハイテクオタクであるきじゃないのか?

anond:20221209183636

このゲームゲーマーの間でも評価が分かれているな。人生ベストゲームだと感じる人もいれば、革新性はないと断じる人もいる。

個人的には、いわば「ダークソウル4」としての順当な進化で、ボリュームクオリティも満足できた。(でもそれは傑作だったダークソウル3を上回るということだから、GOTYの受賞は妥当という評価になる)

2022-11-24

anond:20221124175941

増田20221124103115は政治面経済面保守革新を書いたが、宗教面の保守革新ももちろんあるわけだ

人間世界の話なので、軸は直交してなくて、なんだかんだ関連してるのだけど)

日本人日常的には特定宗教施設に通ったりしないけど行動原理宗教的だし各種宗教イベント大事にする、みたいな自覚のない信仰みたいな感じがあって

日本人宗教観はアニミズム的という説もあったりするし(おおもとの神道結構そんな感じ)

日本文化宗教心が混然一体になってる人には、「日本という宗教」をかたく信じてるみたいな人もいて、

なにかと反日反日って言っちゃう人はそういう意味宗教右派なんだろうなと思ったり。

anond:20221124073539

人類歴史を「国家重視から個人重視への変化」と捉えたときに、

その流れを止めようとするのが保守右翼)、進めようとするのが革新左翼)だろ。

たとえば日本国憲法にまつわる議論だと、右が改憲で左が護憲から左のほうが保守的じゃん、と思いがちだけど、

国家の都合で個人が殺される「戦争」というもの否定するのが革新肯定するのが保守、と考えればいい。

簡単だよ、こうだよ」って言うより、「わからない」って書いた方が受ける

それがネット

「右」と「左」の「保守」「革新」ってのは封建時代基準とした話で、「階級」や「属性」で格差をつけるのが「右」、平等をうたうのが「左」なんてシンプルな答を言ったところで、絶対に「わからない」という奴は「わかった」とも言わなければ、「今度はこういうところがわからない」と疑問を深めることもない。

「わからない、わからない」と死ぬまで言い続けて、考えないですますことが真の目的からね。

「悩んでる」は「考えてる」とは違う、とはよく言ったもので。

anond:20221124073539

フランス革命期の右と左

憲法制定

右翼=保守王政残そうぜ」/ 左翼革新王政くそうぜ」

国王裁判

右翼(ジロンド派)「死刑とかよくないよ、せめて国民投票で決めようぜ」/ 左翼(ジャコバン派)「問答無用ギロチン

ジャコバン派による憲法停止→独裁恐怖政治

右翼(ダントン派)「恐怖政治やめようぜ」/ 左翼(エベール派)「生ぬるい、もっと粛清を」

中道左派ロベスピエール派)「両方とも粛清して、恐怖政治継続を」

anond:20221124073539

いろんな区分けがある。

左=リベラル自由主義)、ってのもあるみたいだけど、最近自由制限する方に動いてることが多いからこれはなんとも。

革新についても、護憲活動保守的、改憲革新的なので逆転してしまっている。

右と左がわからない

左右盲の話じゃなくてね

右が保守、左が革新リベラル、とは教科書的な説明だけど、実際はネトウヨと呼ばれる人たちはどちらかといえば変革を叫ぶ人たちだと思うし

ついったとかで左巻きとされる人たちのほうがむしろ保守的な思考の土台のうえに自分たちに都合のいい権利だけ乗っけようとしてる気がするし

右と左の定義ってなんなん?

2022-11-21

anond:20221120175837

記事の宏光MINI EV全幅が正しいとして、広くする方は簡単。でも幅を狭くするのは自動車設計の中でも一番難しい。フェンダやドアに膨らませてある要素があれば片側7mm痩せればよいけど、その寸法を考慮していなかったら相当に厳しいかな。トレッドまで変更するとなると車両の基本のディメンジョンを変更せざるを得ないし、記事内容ほど簡単には日本車両法規制対処できないかもしれない。逆に対処できて、相応の販売店、整備拠点を確保出来たら一定数が売れるかもしれない。

スペックだけでなく、販売後の部品供給などの問題も考えるとなかなか難しいのではないかな。

「軽」の枠にとらわれない小型・低価格EVもっと世に出すべきだ。とか

この記事書いている人は本当のEV車の実態を知らない人だと思います日本EV車は何度も耐久テストを重ねたりバッテリー衝突事故火災防止対策を念入りに行われていて日本EV車が火災事故を起こした話はほとんど聞いたことがありません。海外テスラ車も韓国EV車も衝突事故による火災が頻繁に起きておりその真実報道しないマスコミもだらしないです。それからEV車が中古で出回ることがほとんどないのは交換用バッテリーが高く採算が合わないからです。毎年中国海外では数百万台の中古EV車の廃車が行われていることも知ってほしいです。

日本キラー」なんて呼ばれた車が過去にもありましたね。

ことごとく安さが売りでしたが、品質も装備も微妙販売台数は伸びず今では忘れ去られています

今の海外勢は日本車と比べて遜色無いと言われていますが、最新のドイツ車ですら日本車よりトラブルが多いと避けられる節が今でもあります

進出したヒョンデも目の肥えた日本相手勝負するのは並大抵では無く逆に評価されれば世界でも通用出来るとコメントするほど日本市場は厳しい戦場のようですからスマホと違って高価で命を預ける車はシェアを伸ばすのは大変でしょう。

まず気になる点は、衝突安全性

前提として、平均的な軽自動車の衝突安全性を大幅に下回るレベルであれば、輸入を許可しないで頂きたい。

また、同様に高速走行に動的不安のある車体であれば、自動車専用道路での走行を禁じる等の制約を設けるべきであろう。

国土交通省自動車事故対策機構による試験により、しっかりと合格レベルであれば何も言わない。話はまずそこから

現代の車に求められる事は、環境問題もそうだが安全性の確保。これを抜きに単純にEVだから軽を駆逐出来る訳でも無く、その意味では日本の車市場は甘くない筈だ。

普通軽自動車規格に準拠しようとしたら、かなりの改造が必要です。その結果、重量も増え価格も高くなります

なので、このような中国EV車が、直ちに日本軽自動車市場を圧迫するということは、ちょっと考えにくいです。

販売するとしたら、超小型モビリティ規格で販売されるはず。超小型モビリティEVと相性が良い。超小型モビリティの利用が増えて来れば、通常の軽自動車もある程度の影響を受けるようになるかもしれません。

超小型モビリティは、これから普及してくるカテゴリーなので、これからどうなるかははっきり言ってわからない。

個人的には、75歳以上の高齢者は、自動的超小型モビリティ限定免許にして欲しい。

宏光MINI EVを受け入れるような割り切れる国民ならば、そもそもガラパゴス」なんて状況にならない……。

そういう国民になるべきか否か、という議論はした方がいいと思う。

無駄が多すぎて全体の競争力に影響するのは事実なので。

で、国民が「割り切り」をちゃんと受け入れるというならば、別に宏光MINIを受け入れずとも、日本人がそういうクルマを作れば良い。

議論から目を背け、革新したい勢がこういう「黒船」使って無理やりやろうとすると、様々な「副作用」で疲弊するんだよね。

自動車安全性に関しては国際規格があり、日本だけガラパゴスになっていない。

東南アジア中国では、予防安全、衝突安全の規格が不十分であり、この試験技術も遅れている。

バックミラーが片側だけなど部品が削れるところを削るのは、インドでも実施済。

それでも良いと価格重視で購入する購買層は、経済力関係で各国にいる。

最近中国BYDがEV車を生産し、日本販売することを公表。この価格は400万円以上。

中国製品が、労働力等で低価格化しても限界がある。加えて安全性走行性を確保するとなると欧米システム製品センサーなどの部品使用し、低価格化の限界がある。

この安全性走行性を求めるとなると日本製品が、世界でも一定市場確保は確実。

安全性の低いEV車は、ゴルフカートなどの限定された市場になる。

最近、この手の記事が増えているが、視点がズレているのではないか日本でも、2025年から自動運転タクシー実用化がはじまるそうだ。まずは、電車のように遠隔で見守りしながらという事のようだが、それでも運転手必要なくなれば、値段も安くなるだろうし、利用しやすくなるだろう。特に都市部であれば、自動車を持つランニングコストを考えれば、自動運転タクシーを選ぶのではないか。これは以前から言われている事だが、自動車はこれから公共交通に変わっていくだろう。それもおそらく、10年以内位のスパンで急激に変わる可能性がある。ホンダソニー提携も、それを見越しての事ではないのか。日本メーカーが考えるべきは、交通システムとしての自動車であって、安売り競争に参加する事ではないだろう。

サクラなど軽BEVで、高速安定性だとか、走りや内装の質感だとかを無駄に?追求することが、価格高騰につながっているのなら、そういう部分を簡略化した、低価格軽自動車を開発して欲しいし、それなら(場合によっては海外市場も含めて)一定ニーズはあると思うのだが・・・

宏光の車が日本でそのニーズを充足するかどうかは、微妙な気がする。一方で、これが実際に日本導入されて、そこそこ売れるようなことになれば、軽自動車が壊滅するとまでは思えないものの、まず軽BEVの将来は真っ暗なものになるだろうなとも思う。

ガラパゴス」「黒船」みたいな結論ありきな言葉は止めて実質で評論して欲しいもの

EVの地域適合性が普及の鍵となると思う。

寒冷地ではバッテリーの性能低下やエアコンに割かれる電力が問題になる。

車に拘りの無い一般の人にとって走りは当たり前に走れればそれで良いだろう。

寒冷地で残りの走行距離を取るか、暖かさを取るかの苦渋の選択を強いられるような車は避けられると思う。

近代のEVはオープンカーから出始めた事と無関係ではないと思う。

プロパンガススタンドが主流でガソリンスタンドが稀ならプロパン車を買うし殆どスタンドチャージステーションになればEVを買うと思う。

例えば人手で扱えるバッテリーの規格が統一され、小型車は二個、大型車は六個とかの充電済みバッテリーを交換して短時間満タンに出来るシステムの出現を期待したい。https://news.yahoo.co.jp/articles/62c99c84ff8ebb9aafd24d4ea8acfe5e5f01d578

2022-11-19

anond:20221119180255

維新って名前に対して反応してくれる層に訴えかけているのかな?

保守系革新なようで、忖度系の保守系政党だね。。

2022-11-13

anond:20221113095815

右翼だの左翼だの、保守だの革新だの、「敵がいて、敵に抗うから僕たちは正しいんだ!」みたいなくだらない正当化根拠を作るためのものだろう。

今は積極財政緊縮財政かだよ。現時点でどちらが正しいかといえばケインズ主義に基づく積極財政が正しいとは考える。政府肥大外貨借金による財政破綻問題はあるから、どちらかが完全に正しいわけでもない。

ただ勝ち組に乗りたいやつにはできない議論だよ。

2022-11-01

anond:20221101220127

まさにこれ。

左翼はその本質革新であり、既存体制否定であり、他者への攻撃性を内包している。

戦争において敵前逃亡は重罪だったのと同様、相手の主張を認めることは裏切りであり粛清対象

誤ったら死ぬ病は右にも左にもいるけど、左に多いのはこのせいだと思う。

2022-10-25

anond:20221024224802

有用性も検討する」といってるよね。そんで、すでに製造効率面・コストダウン面での有用性は証明されてるし、そもそもトヨタのように量産規模が大きいほど投資効果が出やすい仕組みなので、遅かれ早かれトヨタ絶対メガキャスティングやるよ。やらざるを得ない。

https://president.jp/articles/-/60305

問題は「やるかやらないか」じゃなくて「いつやるか」なんだ。「いま系列で抱えているボディ系・プレス系下請メーカー各社を切り捨てることができないから」、「IDRA製じゃなくて自社系列企業独自開発でやりたいから(not invented here症候群)」などのしがらみに縛られるほど、「いつやるか」の決断は後ろにズレていく。決断時期がズレていくほど、トヨタEV時代へのキャッチアップが遅れ、競争力も低下していく。そういうこと。

この記事で寺師研が検討対象としているとされる3つのコア技術

プラットフォーム革新レイアウト製造

・eアクスル

ヒートマネジメント

は、現状のトヨタは、全てEV系の新興メーカーや新興サプライヤーに劣後している。e-TNGAICE構造に拘束されていてEVの強みであるフリーレイアウト性を全く生かせていないし、バッテリ設置を前提とした効率的な強度設計もできていない。ブルーネクサスアイシンデンソー)のeアクスルは「やっと作れたよ〜」というレベルで、価格性能比日本電産製にボロ負けしてる。ヒートマネジメントに到っては、テスラのオクトバルブやその後発技術は内燃系・空調系・電装系が部分的しか協同していなかったICE時代の熱制御システムとは全く別のもので、トヨタにとっては、0からそこに追いつくミッションになる。これは、トヨタHVで見せたようなwell-to-wheelでの圧倒的エネルギー効率による競争優位をEVでも実現するのは、ほぼ無理ということでもある。トヨタが一番得意なはずのことでここまで出遅れているのである

まりEV時代において新興EV関連企業と対等に渡り合い、それを凌駕するための技術リソースを、現時点でのトヨタほとんど持っていない。「EVだけにフルベットするのは危険」とか悠長なことを言ってたせいだ。だから今ごろ躍起になって他社の先行技術研究している。

anond:20221024194714

ワンマンなのは当初からそうだったよ

問題はちょうど1年前に沖縄の有力企業グループが相次いでオール沖縄から離脱宣言したこと

これを機にオール沖縄革新色がますます強くなって、実質共産党下部組織みたいな状態になってしまった

景気対策コロナ禍も何もかも政策のすり合わせを棚上げして「基地反対一本槍」で突っ走ってしまった結果地方選七連敗を招いた

It's the economy, stupid(経済こそが大事なんだよこのアホが)

基地反対派がこれに向き合わない限り沖縄基地問題が争点になる機会は減っていくだろうね

2022-10-16

anond:20221016135328

じゃあなにがあるのよ?

右翼が言う愛国心があって左翼はない」とかい寝言を言うんじゃないだろうな。

それとも、急激な変化を好むか(革新左翼)徐々な変化を好むか(保守右翼)?それも自由主義からの急激な変化がマルクス主義で、徐々な変化がケインズ主義だけどケインズ主義VSマルクス主義冷戦終結新自由主義の勃興で成り立たないってのは述べたとおり。

改革改革だ言ってる新自由主義保守革新かどちらかね?革新左翼まさかね。強いものよりだから右翼と見るのが正解でしょ。

anond:20221016135212

日本左派ってあんまりリベラル自由主義)的じゃあないんだよね。どちらかと言うと自称リベラル。以前はリベラルと言わず革新勢力とか言ってた。保守革新とかね。

彼らがリベラル自称しだしたのは割と最近のことで、アメリカの「リベラル」勢の真似なんだと思う。紛らわしいったらありゃしない。

今でもイギリスだと古典的意味Liberalという言葉が使われる事が多いし、ホントはやめて欲しいんだよね。ああいう「リベラル」の使い方は。

ちなみに日本Liberal を党名にうたった政党は、有名なところだと、自由民主党(Liberal Democratic Party)や、吉田茂自由党(Liberal Party)や、板垣退助自由党や、小沢一郎自由党などがある。

2022-10-05

anond:20221005134710

そもそも保守革新の対極の陣営を交互にやらせることでバランス取るのが二大政党制やのに一党でバランス取ってどないすんねん

2022-09-24

anond:20220924152100

その辺の議論自体全部化石なんだからほっとけばいいんだよ。

いちばん大事なのは経済だし、昔はケインズ主義右翼保守)VSマルクス主義左翼革新)で競ってたから、多少の分類に意味はあったけど、右翼左翼経済から完全に離れちゃったもの

軍隊だー中国韓国だー言ってる右翼も大概のものだぞ。だいたい、総GDP中国に負け、一人当たりGDP韓国にそろそろ抜かれる有様じゃないの。

anond:20220924123746

ザイオンス効果という言葉を初めて知った。wikiによると以下のことなんだそうだ。

単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果1968年アメリカ心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった[1]。

ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則、ザイアンス効果などとも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる[2]。

概要

はじめのうちは興味がなかったものも何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。これは、見たり聞いたりすることで作られる潜在記憶が、印象評価に誤って帰属されるという、知覚的流暢性誤帰属説(misattribution of perceptual fluency)で説明されている。また、潜在学習概念形成といったはたらきもかかわっているとされる。

図形や、漢字衣服、味やにおいなど、いろいろなものに対して起こる。広告効果も、単純接触効果によるところが大きい。CMでの露出が多いほど単純接触効果が起きて、よい商品だと思ったり欲しくなったりするのである



Z世代に顕著と元増田はいうのだが、上記定義をみると、広く言えば、むしろ日本集団主義的な組織風土ドライブするメカニズム関係しているように思えるね。単純接触効果組織内でうまくつかって「うちわ」の安心感を醸成してゆく、というか。

従来の日本組織というのは、年配者が半ば強引に、単純接触の機会(パワハラ指導、飲みにケーションが最たる例)をつくり、すでに組織内で支配している層に居心地のいい「うちわ」感を若者に覚えさせてゆくプロセスを通じて、世代間の組織風土の持続性が図られてきた。80年代上司室田日出男新人部下の中井貴一オルグして毎晩カラオケについていったように(ふぞろい世代)。

そういう見方をしてみると、要するに、ザイオンス効果をとらえて、Z世代の特徴かというと、よくわからない。

恐らく、ザイオンス効果自体は変わらないけれども、変わったのは環境なんじゃないかな。Z世代以前以後で。


Z世代以前と以後では、世の中の居場所選択肢が急速変化している。

80年代ティーンの居場所は、学校ゲーセンか、盛り場、塾だったし、学校が嫌になった場合の逃げ場が限られていた。

通信手段も、携帯電話存在しなかったから、友達からきた電話を親が先にとる時代だった。娯楽も限られていた。

消費者選択肢が少ないから、メーカープロダクトアウトな発想で、繰り返しCMを流し、消費者刷り込みをかけてマスな製品を作ってしまえば市場を席捲できた。ソニーウォークマン典型。これもザイオンス効果ひとつといえる。

マスな動きに取り込まれる(流行に乗る)ことが取り残されない条件だったし、会社でも上司に従うしか、居場所を見つけられない時代だった。

政治選好的にも、当時の自民党VS社会党というのは、絶対的安心感を与えていて、とにかくうちは自民党、うちは問答無用で、昔っからおたかさんみたいな時代

そして、学生から社会人など、環境が変わるたびに、通過儀礼的に「その空間での安心感はこれだ、こういうやり方してりゃいいんだよ」と新参者は叩き込まれる。

しかし、90年代以降の動きというのは、情報革新によって、ニッチな居場所環境が急激に増えた時代。あるいは気が付くことができるようになった。

ニッチ環境がどんどん増えて、自分で居場所を選べるようになった。

政治細川政権以降、離合を繰り返した。会社組織も働き方や仕事の仕方に、多様性を認めるようになってゆく。その最初きっかけは80年代転職というムーブメントだった(リクルート)。

しかし、自分転職したり、ニッチ空間をみつけて得られる安心感というのは、自分欲求ニーズジャストミートをするという意味では安心だが、例えば自民党を疑いもしない時代に比べると、寄る辺のなさを感じるものであり、かつてほど盤石ではなく流動的で、大きくもない。

そしてかつてのような大きな主体に取り込まれることの安心感が少なくなっているんだろうと思う。

昔だったら、そういう大主体自分から探すものではなく、人生ステージがあがると、会社上司象徴するように、待ち構えているものであって、

飲みにケーションの洗礼をあびて、数年で組織同化していった。同化過程最初は激烈でキツイんだけど、集団に慣れると逆に居心地がよくなるのだ。

ザイオンス効果という言葉をあえてつかって、前世代の特徴をいえば、オルグする、という意味で、プッシュ型のザイオンス効果。紙の新聞メディアもその典型で、世の中の標準的な考え方というものテレビ新聞などのメディアを通じて受け入れるプロセス存在した。

しかし、情報通信革命がもたらしたニッチ空間、居場所への気づき、というのは、自分から自発的に、その時々で感じている不安ニーズを解消する場所へ向かえるようになった、という意味

自分から安心を探し出す、という意味ではプル型のザイオンス効果簡単に答えがみつかるからSNS依存を深めてしまう。自分の疑問や不安自分からググればなんとなしに答えが見つかる、という。Togetherは都合のいいようにあたか大勢の人が考えを共有しているかのような細工をして答えを提供してくれる。電子掲示板SNSの、自分と似た意見思想を持った人々が集まる場で、自分意見思想肯定されることで、それらが正解であるかのごとく勘違いする、いわゆるエコチェンバー効果議論されるようになったのも2000年代初頭。

こういう時代には、何が標準的な考え方で、支配的な考え方なのか、それを新聞などマスなものを通じて確認する、ということが難しくなっている。

SNSなどを通じて自分の求めている何かを見つけてしまえる安心感と引き換えに、いろいろな人がいろいろな場所安心を見出すようになって、マスなものにピントが合いにくくなってしまった。

だけれど、恐らくザイオンス効果がプッシュ型であれプル型であれ、本質的に、よりマスなものを求めて安心する、という傾向は変わってないんじゃないか

結局は何か安心できるものを探すということになる。

一方で、プッシュ型のオルグからうけるストレスに、自分で答えを探すことによってすぐにすり抜けてしまう、ここにZ世代の特徴があるかもしれない。

昔だったらほかに選択肢もないことからちょっと我慢して順応せざるを得なかった組織も、今ではそのストレスから逃れる手段選択肢豊富

ストレスから逃れた先に、当面の安心感はあるかもしれないが、マスなものに比べれば脆弱だ。

それはパーツパーツでちょっとした安心感を消費するものであって、全体として組織自分を傘のようにかばってくれるような安心感ではない。

それはむしろ自分で集めた安心時代キーワードを寄せ集め、組み合わせてコンセプトを自分なりに構成していかなければならない。

上司説教など、プッシュ型を避けてしまえた結果というのは、つまりそういうことだ。しかし、そういう構成力というのは、若者経験能力資質にどうしても依存してしまう。

自分自身をふりかえってみても、そういう試みというのは、一時しのぎになりがちだ。安心をみつけるのはほんとに安易になった時代だ。

ブログかいてみたりね。Twitterでつぶやいたりね。

しかし、だんだんわかってくる。マスなものも慣れてくる。経験を重ねるとみえてくるものが増えてくる。その経験値の差が今の時代に、なんとなく世代間の差のように映じているんじゃないだろうか。一昔前だったら、そんな個人的経験値など全くどうでもいいものだったと思う。

若年層の政治的な保守性というのは、保守理念への信頼ではなく、

寄る辺のなさからなんとなしに選択されているんだろうと思える。


もう一度繰り返すと、ザイオンス効果自体は、安心を求める日本社会において、Z世代を特徴づけるものというよりは、全世代通底するものかもしれない。

世代間で差が出てくるのは、プル型で得た経験値の差みたいなものなんじゃないかという、

それがむしろZ世代保守的な傾向はそのあたりにヒントがあるような気がする。

2022-09-22

anond:20220922095314

善/悪じゃなくてLaw/Chaos表現してる作品って

立場によって正義は変わるものって表現してるのばっかりだし

Law=秩序・保守Chaos=混沌革新として表現されてるから

善悪に当てはめてどうのこうの言ってる人って各種作品全然理解できてないと思う

2022-09-14

わたモテってエポックメーキングコンテンツだよな

よく考えてみてくれ

こんなヒロインマンガがこれまで売れたことあったか

まさにコンテンツ界の革新だと思う

なお来年10年目を迎えるもよう

https://natalie.mu/comic/news/99664

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