はてなキーワード: 新生児とは
先週の月曜日の早朝、カラスに食われそうになっていた子猫をつい拾ってしまった。
子猫は獣医さんの見立てでは、拾った日時点で生後1ヶ月くらい。しっかり牙が生え揃っていたので、最低限の自分の身の回りの世話はできるはずと獣医さんは言ったのだが、実は全く何も出来ない赤ちゃん猫だった。
そんな子猫を育てるのは、まるで新生児育児しているようだったが、人間の赤ちゃんの世話と要領が似ているところがあったので、ヒトの子二人を育てている私には何とかなった。もしも子供を産む前にこんな子猫を拾ったらどうにもならなかった。
なんだかんだ、大変で忙しかったが、子猫の成長は想像のはるか上をゆく爆速ぶりで、何にも出来ない赤ちゃんだったのが、6日目には普通に皿から餌を食べ、決められた場所で排泄できるようになってしまった。
それはよかったのだが、10日目の朝には物凄いスピードで室内を縦横無尽に駆け回り、人の手で容易に捕まえられないほど機敏になってしまったのには焦った。もう我が家は子猫にとって手狭で、これ以上ここに閉じ込めておくのは子猫が可哀想だとおもった。
元から、我が家では猫を飼うことができないのは分かりきっていたので、子猫を拾ったその日から、いかに円満に子猫を手離すかを考えて動いていた。
子供の友達の家や私の仕事仲間などに猫を飼わないかと聞き回ったが、ほとんど断られた。これではらちがあかないので、動物愛護団体に頼ることにした。
動物愛護団体に問い合わせたところ、団体主催の譲渡会に参加できるのは生後2ヶ月以降の犬猫に限るという。また、寄生虫検査結果と生後2ヶ月の健康診断の証明書の提出、初回ワクチン接種を済ませることも、譲渡会参加の条件だった。
そんな訳で、少なくとも来月の上旬までは我が家で子猫の面倒を見るつもりだった。だが、子猫の運動能力の発達があまりにも目覚まし過ぎたので、10日目の朝には心が折れそうになっていた。
ところが、猫を引き取りたいと手をあげた人がいた。それはうちの下の子の友達だった。先週の木曜日、学校まで下の子を迎えに行くと、
「Aちゃんが猫飼うっていうからAちゃんを車に乗せてうちまで猫を取りに来てもらってもいい?」
という。唐突なことに、勿論本気とは思えなかった。Aちゃんの保護者の方にOKをもらわず勝手に車に乗せてうちに連れて来ることはできないし、子猫を連れて帰らせる事もできない。本当に子猫を飼えるのか、Aちゃんは保護者の方達とよく話し合うべきだ。そう下の子に説明して、Aちゃんにはご家族の方が迎えに来るまで学校で待つように言った。
その翌日、下の子はまた帰宅後に「Aちゃんは猫を飼えると言った。いつ猫をAちゃんにあげるのか」と問い詰めて来たが、Aちゃんの保護者から何も言ってこない限りはそんな話を本気に出来るはずもない。今すぐにでも猫を取りに来れるなんて言われたって……。
週末は子猫の世話に追われながらも成長ぶりを喜んでいるうちに過ぎた。
そして月曜日。子猫はたった一週間で赤ちゃんからやんちゃ坊主に急成長をした。動物病院に健診に連れて行った。どこにも具合の悪いところはなく、健康で順調に育っていると獣医さんは太鼓判を押した。次の受診は譲渡会に出す直前でいいとのことだった。
その日の夕方、下の子がAちゃんの母親からの手紙を持って帰ってきた。子猫の件で話をしたいので、電車をして欲しいとの事で、電話番号が書かれていた。
早速電話をしてみると、もうすでに猫をAちゃんの家に譲ることが決まっているかのような話になっていた。猫がまだ手のかかる子猫だという事すら先方にはちゃんと伝わっていなかったにも関わらず、翌日には引き取りに来ると言うので、その日はこちらの都合が悪いので、来るのは水曜日にして欲しいことと、それと子猫はまだ世話が焼けるので、もっと家族で話し合ってから決めて欲しいことを伝えた。
その頃、子猫はいともあっさりとトイレトレーニングを済ませようとしていた所だったが、まだ自分で上手く排泄の後始末をすることができず、しっぽや後ろ足をおしっこでびしょびしょに濡らしたり、うんちを踏んづけた足で歩き回るなど、危ういところがあった。しかし、先週の何にも出来ない赤ちゃんぶりよりはだいぶましだった。たった1日の間にも、子猫は見違えるほどに成長していく。水曜日にはよそにやっても大丈夫なほどに仕上がっているかもしれない。
とはいっても、子猫を飼うという事に全く迷い躊躇いがないというのもどうなのか。身体が小さいだけで成猫のように完璧な子を貰えると期待しているのではないか。
これまで、何人もの人達に断られ続けてしょげていたのに、いざ引き取ると言われるとマジかよと思ってしまう。子猫に情は湧いているが、だからといって手離したくないなんて無理を言うつもりはない。Aちゃん一家が子猫にとって良い飼い主となるのが心配なだけで。
そうやって悶々としている姿を子供達に見られると、期待させてしまうので、良くないと思い、子供達が寝静まってから夫と話し合った。やはり、あまりにも性急に事を進めようとする人を信用するのは難しい。だが、子猫の可愛い盛りが日に日に過ぎて行くというのも事実だし、本当に猫好きな人ならばどんなに手を煩わされたとしても、子猫の今を見て触れ合いたいと思うことだろう。譲渡会に参加できるまで、あと3週間以上あるので、なんなら数日試しに子猫を預けてみて、手のかかり様にどうしても我慢できなければ、返してもらって予定通りに譲渡会に出すことにしよう、と話した。
水曜日まで、いきなり活発度の上がった子猫の遊び相手をしつつ、後悔しきりで過ごした。自分達で猫の貰い手を探すんじゃなかった。譲渡会参加一本に絞ればよかった。譲渡会でなら、里親希望者にはスタッフから飼育環境や飼育の覚悟を厳しく問われる。日常の人間関係の中で譲渡先を探せば、人間関係を盾に良いように押しきられてしまい、必ずしも猫にとって良い結果になるわけではないかもしれない。
猫をやると言ったのに嘘だった。やると言ってた癖に直前になって気を変えた。そんな風にあちこちで吹聴されたら、私やうちの子供達はどんな風に見られるのか。
水曜日。午後にAちゃん一家がうちに来るので、私は子猫の遊び相手は返上して家の掃除に勤しんだ。子猫はちょうど平日休だった夫に面倒を見られていた。物がゴタゴタとあるから完璧にとはいかないが、こざっぱりとした。茶菓も用意した方がいいだろうか? と私が言うと、
「そうだなあ。猫を貰うというのに、まさか玄関先で済ませようとは思わんだろうし」
と夫は言った。
が、そのまさかだったのだ。放課後にAちゃん一家が揃って家までやって来たのだが、Aちゃんの母親は玄関先で猫を受け取ってさっさと帰るつもりでいた。猫の実物も見ずに連れて帰って、Aちゃんらお子さん達が「思っていたのと違う」とがっかりするのは避けたいから、実物を見てから飼うかどうか決めてくださいと私は言ったはずなのだが。
取り敢えず上がって、子猫を見てくださいと引き留め、夫にじゃらされて走り回っている子猫を見てもらう。Aちゃんの反応は今一つよくわからない。知らない家に来てはにかんでいるだけにも見えるが、無理やり「この猫でいい」と言わされているようにも見えた。
Aちゃんの母親に、試しに猫を抱っこしてみてくださいと言って、抱っこしてもらった。子猫は全然人見知りをせず、うちの家族に抱っこされた時のようにAちゃんの母親の手の甲を引っ掻いたり服の袖に噛みついたりした。しかし、Aちゃんの母親は可愛い可愛いを連発していた。私が子猫の排泄の世話のやり方を説明しても、嫌な顔をしないどころかなるほどと熱心に聴いていた。
Aちゃんが猫を欲しがったという話だったのに、Aちゃんの反応はいまいちで、だがAをの母親は一度抱っこした子猫を離そうとしない。どうやら本当に猫が好きで猫を飼いたくて仕方がなかったのはこの人のようだった。
この僅か数日の間に、Aちゃん一家は必ず猫を貰えると信じて疑わなかったらしく、子猫を迎えるための一式を揃えたらしい。猫ならなんでもいいです! と言い切ったのはどうかと思うけれど、この人ならちゃんと子猫を一生面倒見てくれそうな気がした。私の直感があてになるかはわからないが。
結局、私達に出来ることは限られているし、ここで外れクジを引いたとしたら、これは私の運というよりは子猫自身の運なのかなと思い、Aちゃん一家に子猫を引き取って貰った。
子猫と一緒に、子猫が寝床にしているキャリーケースとボロ布を持って行って貰った。それだけは譲れなかったのだ。何故なら、子猫はそのキャリーケース自体とボロ布をママだと思い込んでいるようだったからだ。子猫はモノを母親だと思って執着していたおかげで、うちの家族の誰かを母親と思って執着することはなかった。
キャリーケースとボロ布があればいつもママと一緒という気分でいるので、新しい家に行ってもちょっと見える景色が変わっただけで、何ともないと子猫は思うはずだ。
ついでに言ってしまえば妻もわかってナイ!
「大げさだよぉ」とか「私だって恐る恐る触れているんだ」って言うかも知れないが1つ視点が抜けている
世の女性に問いたい、貴女は男から全力で触れられたことはあるか?と
この質問の時点で多くの女性は察していただけただろうが、実はそうなのだ
ボクたち男は愛するパートナー女性が傷付かないよう物凄く手加減して触れている
一応、触れておくけれどDV男がどうとか言うかも知れないが
いやそもそも貴女は男にいつも殴られてんの?そりゃ警察に行ったほうが良いぞ
嫁さん可愛いし赤ん坊も可愛いよねと言いたいだけの惚気エントリへ極少数例の殺伐を投下するくらいなら警察行ったほうが解決早いぞ
普通の男は女性へ手加減するのだ
慣れてくるとその手加減が無意識にできるくらいにはなるのだけれど、貴女へ触れるとき男は自身の馬鹿力を自覚して柔らかく触れようと努めていることを女性は知っておこう
男の腕力は馬鹿なのだ
ふとした瞬間に自身が意識的にかけていたリミッターが外れてしまうことがあるのを人生経験の過程で学習している
男の握力は運動音痴でも30kgは簡単に超え、ある程度のスポーツ経験があれば70kg前後を記録し、優れた人は80kg以上に到達する
これは男が本気を出すと、一瞬であれ、成人女性の平均体重を片手握力のみで支えられることを意味する
自身の腕力が馬鹿力であると知る男は女性へ触れるとき意識的に掛けているリミッターが外れることは誤ってでも許されないことだと思っているんだ
さて、成人女性へ対してですらこんな感じの男が、ホワホワふにゃふにゃな新生児へ触れなければならない義務が生じる場合がある
父親になったときだ
新生児へ初めて触れる男の心境はまさに恐怖と困惑
どこまで力を抑えれば良いのか、抱き上げた際に力を抑えれば落下させてしまう懸念があるものの、力を入れすぎて握りつぶしてしまうのは絶対的に避けたい
当然ながら新生児は成人女性のように痛みを訴えられない困った・・・そして怖い!
貴女たちの1%の腕力とボクたち男の1%の腕力は絶対値が違うのだ
20歳〜40歳の成人男性の平均握力は約47kg前後、対して成人女性は約28kg前後
おおよそ20kgの差で一般的なお米袋2つ分!これを暴発が許されない状況下で制御しきる緊張感!
子持ち女性ならば夫が子供のオムツを替える際に子供の足を握る夫を見たことがあるだろう、その夫の握力はあなたよりもおおよそ20kg凌駕する可能性が高い!
わかりやすくザックリとした計算で行くが貴女が全力を出しているとき貴女の夫は約半分程度の力しか出していない!
貴女がふとした瞬間に腕力を暴発させたとき、男はふと2倍の腕力を発揮してしまうのだ!
男の腕力は馬鹿!でも父親だから新生児へ触れるのは義務!
男の馬鹿力を無視して想像だけで父親の子育てを語ってるんじゃねーよ!
ボクは妻も子供も自身の馬鹿力で傷付けたくないんだよ!
ちょっと躊躇したときは腕力の制御を考えてることを知って下さい!
新米パパ教室で先生から「揺さぶられっ子症候群」とか脅されている父親の身にもなって下さい!
ボクの親父にも言いたい!アンタすげぇわ!
ゲンコツもらったこともあるけれど完璧な腕力コントロールじゃねぇか!
時代的にも心情的にもボクはゲンコツできないわ!!!暴発怖くて無理!!!!!
カラスに食われそうになっていた子猫を拾ってしまった。まさか、こんなユーチューブみたいなことが、我が身に起こるとは。
パッと見生後一ヶ月ほどの子猫だが、世話をしてみると、実は何一つ自分で出来ない赤ちゃん猫だった。ミルクも自力で飲めないし、人の介助なしでは排泄も出来ない。世話が焼けるだなんてもんじゃない。
そんな訳で、新生児を育てているような日々がここ数日続いている。幸い、子猫は怪我も病気もしておらず、物凄く元気だ。
問題は、子猫を保護したのはいいが、我が家はペット禁止の賃貸物件なので、猫を飼えないことだ。子猫を引き取ってくれる人を探しているが、中々見つからない。
そこで、ネットで保護施設や動物愛護団体を探した。施設は県営のがわりと近くにあるものの、本当に行き場のない犬猫が最終的に行き着くところって感じだ。動物愛護団体には保護施設はないが、譲渡会を開催している。まずは譲渡会に参加することからか。
譲渡会に参加するには、子猫を最低生後2ヶ月になるまで育てなければならないらしい。思いの外、子猫との暮らしは長引きそうだ。だが、小さな子猫だから貰い手もすぐに見つかるんじゃないかと、希望を持って根気よく世話を続けようと思う。
今朝で子猫が家に来て4日目。これまで一度もうんちをしてくれなかった子猫が、食後に私の介助でねりねりと沢山うんちをした。一昨日動物病院を受診した際、三日経っても子猫がうんちしなかったら再受診と言われたのだが、今日は受診しなくてよさそうだ。
仕事命というのではなく、子育てそのものを忌避するのが当然であり幸福に繋がると考える男性は結構いる。子供が泣いていても素知らぬ顔で過ごす男親を見たことはあるだろう。彼らの中にはその親やシンセキ、大学の先輩や仕事仲間などを通じて、いかに子供と関わらずにいられるか、特に新生児など最も手間のかかる時期を回避できるかを学ぶ。残業が1番楽な回避方法なのはいうまでもないね。接遇とかもそうだ。
家に帰っても妻の冷たい目を回避して、子供の鳴き声をいかに脳内からシャットダウンするかを色々な方法で学んでいる。
世の中の女性にはなんだそりゃかもだが、地域ごとにそういう文化が根付く例もある。
時代に逆行しているが、むしろ近年の育児パパは異常なんだよ。あっても一部の回避パパがパフォーマンスとして形だけ参加しているのが殆どかな。
一昔前に、重曹を使ったエコな掃除や、布ナプキンや布オムツがはやったことがあった。
重曹とお酢を使った掃除は本当に便利だしエコだと思うけれど、布ナプキンや布オムツは本当にエコなのか?と疑問に思う。
などと言う。
けれど、ただでさえ生理中は体調が悪いのに、手洗いの洗濯物が追加されるのは大変だ。
しかも、あとでやろうとほっておくと水が腐って臭くなる。
重曹と石鹸水につけておいても、結局洗濯するので水と電気は使う。
布ナプキンなら大丈夫なのかと思ったけれど、案の定蒸れてかぶれた。
むしろ紙のほうが今は性能がいいとさえ思う。
で、新生児なら一日20回くらいおしっこをするから、それだけ毎日洗濯をしなくちゃいけないのだけど、
3時間置きの24時間体制の授乳と、あやすのだけでも睡眠が30分単位でしかとれなくて大変なのに、
これでさらにオムツを追加で大量に洗濯しろってほうが無理じゃないかと思う。
(ちなみに産後の女性は水に触ってはいけないとも言う。体を冷やすなという昔の人の知恵)
そのあとやっぱり水と電気を使って洗濯機をかけるんだから、本当にエコなんだろうか。謎だ。
紙だったらポイと燃えるゴミにすればいいのに。
なんだかな~と思う今日この頃。
反論ある人、ください。
アメリカテキサス州で、実質、人工中絶が不可能になる州法が成立したらしい。
まず、これに関するリアクションのうち、それは間違っているよ、と言う諸々を指摘する。まず、この州法が違憲、あるいは脱法的であると言う見解について。
そもそも合衆国憲法で、中絶権の規定は無い。今日の妊娠中絶合法化は連邦議会レヴェルでの立法措置も経ておらず、1972年のロー判決を根拠としている。レンクイストとホワイトは、ロー判決に関しては、「司法による立法措置」であることを理由として、ロー判決に反対している。
つまりそこにあるのは、司法解釈であって、法律や明確な憲法規定ではないわけだ。だからそもそも「違憲」になりようがないし、脱法的にもなりようがない。そして司法解釈に過ぎないから、司法解釈で変更され得る。現在の最高裁に今回のテキサス州法の案件が回れば、ほぼ確実にロー判決の司法解釈は棄却される。
「違憲だ」「違法だ」と言うけど、保守派は法廷闘争を待ち望んでいるのだ。法廷闘争になれば、負けるのはリベラル派であり、そうなれば「違憲だ」「違法だ」と指をさされるようになるのはリベラル派の人たちであり、人工中絶した女性はめでたく犯罪者だ。
ここ40年、おおむね最高裁は保守派優位で推移してきたけども、ロー判決を廃棄できる機会が何度かありながら、それが出来なかったのは、レーガンに指名されたオコナー、ケネディ、スーターの3判事が、最高裁陪席判事になってから、スタンスを保守派からリベラル派に変えてしまったせいだ。そもそも合衆国憲法自体がリベラルなので、ごりごりの保守派とみなされていたスカリアでさえ、憲法原理主義的な解釈をする人なので、判決としてはリベラルになることもあった。
それの前例も踏まえて、今の保守派判事たちは、かなり強固な保守派が選ばれているので、最高裁長官の職務にあるロバーツが職責上、敢えて中立的なスタンスをとることもあるのを除けば、リベラル寄りの判決を出すことはまずあり得ない。今は最高裁は6対3で保守派が優勢なのだ。
保守派にしてみれば、法廷闘争ばっちこい、と言う感じである。とはいえ、その6対3の保守派優勢の最高裁が、トランプが要求したオバマケア違法化にはNOを突き付けたように、100%党派的な思考をとるわけではないが、中絶は、命の問題だから、そうそう簡単に妥協する余地も無いのだ。
中絶に関する議論で、男女平等と言う観点から、もっと言えば「男も逮捕しろよ!」的な意見から立論する人もいるが、根本的にその人たちの論理が間違っているのは、これが公共の福祉の調整案件だと言うことを認識していない点にある。胎児の人権と女性の間での公共福祉の調整案件が発生しているのであって、そこには男性の権利と調整しなければならない必然性は全く無いのである。
これは言うなれば、過去の徴兵制における男女不平等が、「機能的な軍隊を必要とする政府の必要」と「徴兵されることによって著しい負荷がかかる男性の諸権利」との間に発生したものであって、それは男女不平等ではなく、「女性は関係がない」案件であったのと同じことである。ロジカルにはそうでもあるし、歴史的に言えば、徴兵制のように女性には他人の命を犠牲にして、法益を享受してきたと言う「実績」もある。
言ってみれば中絶禁止は、「女にとっての徴兵制」であって、徴兵制の名のもとに、徴兵された男性たちの「戦死」を見守って来た女性たちには、「女にとっての徴兵制」自体を批判するロジカルな資格は無いのである。
そして、中絶に関して言えば、どこからがヒトとみなすかと言う難しい問題はあるにしても、1月1日13:00に新生児が誕生するとして、13:01に新生児を殺せば殺人で、12:59に”胎児”を殺せば器物破損に過ぎないと言うのは、機能的にも倫理的にもかなり無理がある。自然着床した受精卵にヒトと同等の、あるいはそれに準じる人権を想定するのは、最も無理が無い解釈だろう。放っておけばいずれヒトに至るのだから。
そして胎児や受精卵はDNAが違うので、女性の一部ではないし、女性の付属物でもない。他人の命を女性に無条件に与えていいのかと言う問題でもある。
胎児の人権(生存権)と女性の身体自由権を比較した場合、どちらが重篤な損害を被るのかと言えばそれはもう生存権であるのは間違いないので、人権を重視すれば重視するほど、中絶は違法化する以外には考えられない。この袋小路を女性が逃れ得るとすれば、「胎児はヒトではない」とするか、より根源的な人権思想ではなく、単なる女権思想を至上としてその上に立脚して「女性に損害をもたらすから中絶禁止こそが違法である」とするしかないのである。
どちらもナチス的なファシズムに陥っている。つまり機能的には既に自立しているような胎児に対しても、ヒトではないと規定し得ると言うことは、障碍者、LGBTQ、ユダヤ人などをヒトではない、少なくとも生存が許され得るヒトではないと規定出来る権能を、政府社会に与えると言うことである。人権思想の上に女権思想を置くことは、ナチズムそのものである。
宗教保守から中絶禁止の動きが一方的に起きているわけではなく、リベラルの内部においても、人権思想の観点から中絶には批判がなされていることには留意すべきである。
とはいえ、強姦の結果としての妊娠出産まで強制するのはプロライフ派の大多数にとっても本意ではない。それは、性的被害の記憶と結果が多大な負担と共に長期化し、心身ともに女性を生存レベルで危険に追い込むことに他ならないからである。この場合は「緊急避難」が想定されるだろう。誰も他人の命を救うために、死や死に等しい損失を甘受する義務はないのだ(徴兵制はこの意味でも、最も過酷で最も非人間的な強制であった。そして女性はそれを放置していた)。しかし現実の中絶案件のほとんど、かなり緩く見積もっても95%以上は、強姦案件ではない。性行為をしなければ防げるものであるし、避妊器具を用いれば防げるものであるし、ピルを飲んでいれば防げるものであるし、アフターピルを用いれば防げるものである。数多くのルート回避の方法があるにも関わらず、それらの回避をしなかった結果の妊娠中絶である。当然、胎児の生存権を上回る法益性がそこにあるとは考えにくい。
私は、強姦案件での中絶は合法、それ以外は違法、とするのが妥当だと思うが、その妥当な落としどころが「女性の身体権の絶対性」主張派とは築くことが出来なかったがために、より人権原理的な立法措置が、アメリカやヨーロッパでも徐々に取られつつあるのが現状である、と言う認識である。
里帰り出産せずに、夫が長期間の育休をとって、両親の手助けなく、二人で新生児から育てた。
日ごとに変わる赤ちゃんの成長を一緒に感じられるのは本当にかけがえのないことだった。
赤ちゃんが全然泣き止まないで二人でゲッソリ疲れたり、赤ちゃんが声を出してお喋りすることに喜んだり、一緒におむつを換えて「くさいねえ」って言って笑ったり。
子どもが安定したころに夫は育休終了。いまはリモート勤務で、赤ちゃんの泣き声を聞きながら仕事してくれている。
夫の育休は、夫が会社の出世・人間関係がマジどうでもいいタイプの特殊個体だからできたことだった。将来は会社やめて実家の会社継ぐ予定があるし。
実際、あんまり男性の育休って取れないよね。私の男友達は、上司と自分だけの部署だから休めないって嘆いてた。それもわかる。
うちは車小さかったから、選択肢が少なくてマキシコシ(Maxi-Cosi)のトラベルシステム+Quinny Zappになった。
輸入モノなので、多少お高いけど、その分奇麗に使えば手放すときもそこそこのお値段で売れる。
新生児のときはとにかく載せたまま載せ替えたり移動できるのが楽。その分多少腕力は要るので非力なお母さん一人でドライブするなら微妙かも。
とにかく、いつ寝てくれるかが重要なので、寝たまま乗せ換えたりできるのはありがたい。まー、赤ん坊はだいたい車やベビーカーで走り出すと寝ちゃうので、それほど困るわけでもないかもしれないけれど。
Quinny Zappは軽くて畳んだ時超コンパクトだけど、その分出し入れの手間はやや面倒。タイヤは大きめなのでガラガラ走行音が小さめなのが嬉しい。エアバギーとかバカでかいのはサスが付いてて惹かれるかもしれないけれど、赤ん坊はある程度振動があった方がよく寝るんだよね。
ポケットや籠が少ないから、ベビー用品が運びにくいのが難点かな。
まー、他のモデルと使い比べたわけでもないし、一長一短だけど、そこそこ便利で満足だった。
「一般家庭出身者の望むハッピーエンドは親が改心して家庭円満、
虐待家庭出身者の望むハッピーエンドは親が逮捕されて子供は良い施設か優しい里親に引き取られる。
……と言っていた人がいたが
いや虐待家庭出身者と言っても考え方は人それぞれなんだから一括りにするなとしか。
あと「毒親が改心」がファンタジーなら、今の日本の状況でそんなに「良い施設」があるのも十分ファンタジーだと思うし
大体引き取りたがるのは新生児か物心ついてない乳幼児で、小学四年生にもなって既にひねくれた被虐待児を好んで引き取る「優しい里親」も十分ファンタジーだろ
引き取られるのが女の子ならそれこそ性的虐待目当てで強姦され妊娠、実母の元にいて虐待されてる方がまだマシだったって事すらありうる