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はてなキーワード: パーソナルスペースとは

2024-10-23

かっぱ寿司アボカドサーモン(にぎり)

かっぱ寿司テーブル席のパーソナルスペースが休憩と荷物整理にちょうどよく、お茶も飲めるので買い物先の昼食件セーブポイントとして時々利用する。

アボカドサーモンは二つセットで、トッピング玉ねぎが二つのシャリの上で絡み合っていて、一つ箸で持ち上げると大体もつれてネタが崩れ、結局積み直しして食べることになる。これずっとどうにかならんかなと思ってたんだけど、前回、もしかして二つ同時に食べるのか?と閃いて箸で二つ同時に食べようしたら崩れた。ダメだった。

今日、手でなら二つ同時行けるか?と思いついて試してみたんだが口に詰め込むところまではできたんだけど、口の中にぎっちり詰まって余白がなく、噛むというか砕くのでいっぱいいっぱいという感じ。口内に空気が通る空間がないと味がわからないんだと知った。

綺麗に食べるコツがあったら教えて欲しい

2024-10-21

精子が出ない体でも子供ができた( anond:20241014233406 )」の質問に答える

精子が出ない体でも子供ができた」の主です。

「どこかで誰かが現実的なところが知りたくなった時に見かけてくれればいい」くらいの気持ちで書いたら、一晩ですごいブックマークコメントを貰っていて、数日後に見返して驚いた。

お祝いコメントをくれた人たち、本当にありがとう

子供ビックリするくらい健康に育っています(日々夜泣きやお尻かぶれ等のマイナートラブルには見舞われるけれど。

あと、元エントリコメントで目についた質問・疑問に以下、答えます

・精液検査やらなかったの?

我々が通った医院ではやらなかった(コメント見てて思い出したけど、実際夫婦で「なんでやらんかったんだろ?」と話した記憶もある。

想像しかないけれど、最初に通ったところが「男子禁制」で男性不妊を扱わない医院という方針だっただけな気がする。

男性不妊治療で通った系列医院(最終的に妻の採卵もこっちに転院)は男性不妊カバーしていたので、最初からこっちに通っていたらやったのかもしれない。

男性全身麻酔してくれて羨ましいね

いや全くその通りだと思うし、妻と「おかしいよね」という話は何度もした。

痛み止めの座薬は正直ヌルヌルして気分のいいものではないし、女性側の処置麻酔にして欲しい。

尚、この「女性妊娠麻酔を使わない」雰囲気妊娠出産全般的に強いな、と感じているし、実際おかしいよな、とは思っている。

妻は最終的に帝王切開なので麻酔は使っているが、当初無痛分娩希望していた。

病院的には「無痛分娩はやってはいるけどお勧めしない」的なスタンスで、「いや無痛分娩やってるっていうからここにしたんだが?!」と心の中で叫びながら「無痛分娩がいいです」とお願いしていた。

余談だけど、元エントリに書いた知人女性は「24時間365日無痛分娩対応」を決め手にして産院を決めていたので、そういう切り口で産院を決めるのは分かりやすくて良いと思った。

(我々は遠かったので同じ産院にはしなかったけれど

・なぜ40になってから

そもそも結婚が遅かった(元エントリにも書いたけど結婚して数年。

周りでは40過ぎてから妊娠出産した夫婦結構いた。

40くらいで不妊治療保険適用になった(+保険適用可能タイムリミットが近いと知った)。

とか色々あるけれど、思い返して意外と大きいなと思ったのが、

「広い家への引っ越し(お互いオタクなのでパーソナルスペースが欲しい)」

「妻の通勤時間の短縮(電車で1時間→徒歩10分)」

「車を買い替えて少し大きくなった」

ことで、時間とスペースの余裕ができたからかもしれない。

ちなみに、いずれも妊娠出産意識していない。

・凍結卵もう一個残ってる?

そう、「戻すだけ」の卵子が残ってる。

ただ、帝王切開関係で今年はもう戻せず、戻せる時には保険適用がされない(自費治療になる)。

それでももう一度チャレンジするかどうかは、来年子供が1歳になったら考えようと思っている。

・ちょいちょい(が閉じられていない

そういう文章の癖なんだ、ごめん。

かに、慣れないスクリプト書くとカッコ閉じ忘れのエラーがよく出るタイプです。

またコメント等増えたら、時々見返して返信しようと思う。

不妊治療考える人たちに幸あれ。

2024-09-28

同性って

就職するまで人生の半分近くを女子校で過ごしたので、社会に出て男性とまともに関われるか心配していた。

だが蓋を開けてみれば、勤務先のホワイト(笑)企業では、そもそもセクハラ防止の名目私的アプローチ禁止されていた。そんな環境でどうこうしようと考える野蛮人もおらず、その気もないのに誤解されるような行動を取る人もないので、男性社員とは非常に適切な距離感が保てている。たまーに忘年会など大勢での飲み会がある程度だ。

一方で同性たる女性相手場合は、仲良くもないのに食事に誘ってきたり、部署が違うくせに何の責任感か面倒を見ようとしてきたり、とにかくパーソナルスペースというもの侵害される。距離感などない。いちおう善意によるものと思われるので、なおのこと最悪だ。

男性もいる場では、ただ女であることが交流理由になってしまうらしい。気持ち悪い!!!!!

女子校では「女だから」という理由で交友関係が発生することは絶対になかったので知らなかった。女しかいなかったので当然のことか。

いや、もちろん私にも友人はいる。休日に遊ぶ同期もいる。しかしそれはじわじわと、探り探りお互いにプライベートを開示し、友人になったからだ。きっかけが職場だったというだけ。

事実として、異性間には性別の壁が存在する。存在する以上、良し悪しはともかく、常識のある人間がその壁を越えてこようとすることはまずない。「自称常識人」くらいの人との距離感は保たれる。

これが同性になるとどうだろうか。壁の中を「自称常識人」が徘徊しているのだ。我々を遠ざけるものは何もないどころか、同じ壁の中にいるというクソみたいな同胞意識付与される。

世の中に、色々なきっかけで異性にネガティブ感情を持つ人がいることは重々承知だ。その人たちは性別の壁など話にならないヤバい奴と邂逅してしまったり、あるいは家族などの否応なく距離を詰められる環境にあったりしたことだろう。それを否定する気はない。

だが主張しておきたい。良識のある人たち、理想的環境を得た時、最後に残るのは同性のヤバい奴だ。

2024-09-07

例の女性差別の話

女性専用車両のはなしも年金のはなしもそうだけど、差別なのか差別じゃないかの二分で話してるから対立するし先進まないんだよなぁ。そのへんのゾーンの話は「確かに差別ではあるんだけど、現在社会構造や他の制度とのバランスを考えて現在この運用でやってます差別だけど必要悪なんでみんな妥協してます。もちろん悪ではあるんで、改善できるような余剰リソースが生まれしだい改善してゆく方針です」みたいな領域だと思うぞ。

女性専用車両なんてまさにそれで、そもそもの話、ラッシュ時でも全員座れるとかパーソナルスペースが十分に護られる環境(=十分な空間リソース)だったら、女性専用車両なんて必要なかったわけでさ。

秩父鉄道とか上毛鉄道なんて1両あたり客一人とかあるもんげ。さすが群馬だ。

まぁ脱線したんだけど(鉄道だけに)、「現在時点で完璧じゃないとド許せぬ」っていう狭量さがリベラル原理主義の宿痾って気がするよ。

2024-08-19

自動車要らない派がマイカーを持った結果

プロフィール

物心ついたときからずっと首都圏生活してた30歳独身

免許大学合宿免許で取得(見栄を張って頑張ってMTでとった)

運転レンタカーで1-2ヶ月に一回ぐらい運転

経緯

・転勤により西日本中核市引っ越し

職場までは徒歩で10分なので車なくても生きていける

・出かけるときレンタカーバス自転車移動がめんどくさくなった

・安いから前モデルフィット100万ぐらいで買った

感想

運転楽しい

自分パーソナルスペースが動き回ってるようなもんなので長距離でもストレスがない

スピーカー音楽かけたり歌ってもいいので自宅より自由度が高くて開放感がある

・気分が沈んだ時や退屈な時に運転すると気分転換になる

・夜にドライブするといつもと違った街並みと空気感があって好き

・毎月のガソリン代、自動車税車検代はわかっていたが0からいきなり加算されたのでやはり負担に感じる(地方なので駐車場代は大したことがなかった)

・↑逆にこれだけお金かかってるんだからなるべく使おうというよくわからない心境に至った

・気が向いたらいつでもどこでも行けるので行動範囲が広がりとても開放感がある

中古で買ったコンパクトカーだけど初めてのマイカーなのでとても愛着が湧いた

・多分コスパじゃ最悪だけど車を持ってよかったと思う(でも首都圏だとやっぱり金かかりすぎるよなとも思った

2024-08-02

anond:20240802095832

自他境界曖昧な人は、自分の視界に入った時点でパーソナルスペース侵害されているような苦痛を受けるらしいよ

精神が未熟な大人は始末に負えないね

2024-07-11

猫に興奮する犬をそのままにするとどうなるんだろう?

突進しそうな勢いで興奮してるから止めてるし、猫を怪我させたり驚かせたりしたら可哀想からリードを離したことはなかったけど


実際にリードを離したらどうなるんだろう?ってふと思う

ぬいぐるみのように噛みついて振り回そうとするのか、友好的に近づくだけなんだろうか、それともただ追いかけるだけなのか…

(何にせよ猫のパーソナルスペースを脅かすのは良くないと思うけど…)

2024-06-19

anond:20240603152144

田舎育ちの私も東京で初めて通勤電車に乗ろうとしたとき

これは乗れないやつだよな?って3回くらい見送って

4回目に来た電車もいっぱいなのを見て

でも乗らないとならないやつなんだ…!って理解してパーソナルスペースをかなぐり捨てたのを覚えてる

あれは特殊な例だよね…

2024-06-11

anond:20240611214132

おれもパーソナルスペースいから、二車線の道路では真ん中走るようにしてる

anond:20240611091301

別に意地悪したいとかではなく、単にパーソナルスペースの中で移動されるのが嫌いだから、片側をあけるとそこを歩いてくる馬鹿を出現させないためにジグザグに立つことが多いな。

2024-06-03

anond:20240603013907

ぬい側の人って普段身体接触どのくらいなん?

パーソナルスペース入れる、性的でない場所(肩とか手とか)軽く触れられる、長めに触れ合える、ハグできる、手を繋げる、キスできる……

正直パーソナルスペース侵入も許されてない人がペニス生やしてたら勘違いも甚だしいと思うんだ

2024-05-28

anond:20240528211338

・・・飲み会肩に乗っかられたトラウマを思い出した。

チッ

後輩の男が酔っ払って乗っかってきて。

ビックリして振りほどいたら、さっき先輩は乗っかってきたじゃないですか、だってさ。

あなたと後輩に言いたいのは、男と女ではパーソナルスペースが違うということ。

消費されたくないものってそれ。

同じ接触でも全然意味が違うから

2024-05-24

anond:20240524211247

潔癖症ってか、パーソナルスペースがね

まぁ個人で違う以上、あなた感想ですよねって言われたらそうですねとしか言いようがないが

2024-04-29

anond:20240429071646

隣に座る時は自分からパーソナルスペース近づける行為からだよ 場所選べるし隣は男と思いながら座るから自分が嫌だったら座らない選択もできる

座られる時は向こうからパーソナルスペース侵略される行為だよ 逃げたかったらせっかく確保した席を自分が動かないといけない あと男の場合身体がでかいので女性が隣に座ってくる場合比較して身体接触する確率が高く避けたい

2024-04-26

anond:20240426140721

どんどんとキモ金おじのパーソナルスペースを侵す輩は減っていっている

領土問題においては常勝ではないだろうか?

2024-04-12

おれが今たまたま太ってないだけでもしデブだったら痩せようと運動したりなんかしないだろうし、そうでなくともデブをなじるのに自己管理がなってないとか余計な説教まで付け加える奴きらい。

ストイックなのは勝手だけど、それを他人にまで要求する奴って果てしなくウザい。

電車とかで一席分の領域を侵してくるデブ普通に死ねって思うし、地肌が接しでもしたらマジで最悪だとは思う。でもそれは社会性の無さだとかパーソナルスペース感覚の壊れ具合が問題なのであって、そいつのだらしなさとかマジでどうでもいい。

縮こまって自分領域に収まってる分には何の文句もないし、そうでなきゃデブじゃなくても恵体のマッチョだろうが何だろうが死ねって思う。

2024-03-14

寝てた、コタツで。

…初めての現場にテキトー説明で放り込まれたらワンオペ従業員の人らは昼休みトイレ休憩の時刻に持ち場はなれることを報告しても変な顔をするばかりで返事もしない、いやいやアンタが開始三十分でマゴマゴしてたワイに「おい!コレとコレやっといてくれよ!!」とばかりに怒鳴ったからわざわざ顔みて伝えとるんやぞ?耳も目も合わしとるのに一言も発しないてなんやねんオマエおいクドーちゃんよォ?

とにかく18時上がりにしても疲れた、休憩のパーソナルスペースは一切ないとか昼休みになってから気がついたし、せっかく作って持って来た弁当は喰う場所なく帰ってから棄てたのはまぁワシも訊いとらんかったんが悪いからええけど(ようないけど)、外食場所まで行ってたら時間なんぼもないやん?!配膳されるまでの時間もかかるんやで?!あとさぁ、雨とか悪天候の時の装備どこで脱ぎ着すんのよ?配膳待ちの間に本社に訊いたら「他の方は自家用車で現着されるので車内とかで…」悪かったよ電車通勤からクルマ持ってなくて!!!(´;ω;`)

はー、つーかれたー…

2024-03-07

anond:20240306211736

端っこがあいたから、移動しただけやろ?

これ、外国人日本人電車外国人の隣に座らない!差別だ!!て言ってるのに似てる。パーソナルスペース自分の中の席の取り方みたいなのがあるから、そうしてるだけやのに、きもおばと思われた!とか、差別や!とか、逆に気をつかう

anond:20240306211736

それは別に避けてるわけじゃなくて、現代の乗車マナーなんやで。

空いている車両では、誰もがパーソナルスペースを確保できるように座ってるだけ。

増田がおばちゃんだろうが、おじさんだろうが、美人だろうが子供だろうが、同じ動きをするはず。

2024-02-25

BSSを実際に食らうとかなりきつかった

エロ本にはBSS(僕が先に好きだったのに)というジャンルがある。

NTR(寝取られ)は現在付き合っている彼女をほかの男に奪われることに対してBSS一方的片思いしていた相手が後から出てきた男と付き合って「僕が先に好きだったのに!早く告白していれば僕が付き合えたかもしれないのに!」といった要素を含むものである。これが実際に自分の身に降りかかってかなり精神的にキているのでここに書く。

共通友達もいないし相談できる相手もいないのでここで吐露させてくれ

大学の友人で卒業以来3年以上片思いをしていた相手に久しぶりに会ったら相手には彼氏がいた上に同棲も始めていた。

彼女とは大学サークルで知り合った。

お互いオタクだったのとコミュニケーション能力もそれなりにあったのですぐに仲良くなってサークルの間はだらだら話してコミケがあれば一緒に行くような仲だった。

自分パーソナルスペースが狭い自覚はあって彼女も同じように狭いのかたいして気にしていないのか異性なのに肩を寄せ合う、膝枕をする、肩を組んで同じスマホを見るみたいな、まぁ傍からみたらおかし距離感だったと思う。

それが大学4年生になると二人でデートにも出かけることもあったし、出かけるときは手を繋ぐレベルまでになっていたので、当時彼女にその気があったのかもしれないと当時の自分も感じてはいたが卒業就職のことで手一杯だったので「まぁこのままの関係でいいか」となんらアクションは起こさなかった。

結果特になにもなく卒業を迎えて俺は都内就職彼女就職に失敗したのか地元に戻って実家暮らしていたらしい。

卒業して最初の1年くらいはぽつぽつとメッセージのやりとりがあって、彼女イラストを描けたので個人で依頼を受けたりアルバイトをして暮らしているということを聞いていた。

そのころから彼女Vtuberになる目標ができたようでセルフ受肉するためにキャラデザインやらLive2dやらの進捗をたまに用事があって連絡したときに知らせてくれた。俺もLive2dモデルを何回か作ったことがあるのでツールの使い方でわからないところがあれば相談に乗っていた。

卒業から1年半くらいが経った頃にモデルが完成してVtuber活動が始まった。

1年半の月日と俺自身ソロプレイゲームしかやらない人間なので共通話題もなくなりこのころには特に用事もないので連絡を取ることはなくなっていた。

自分Vtuber配信を見ることも趣味の一つだったのでもちろん彼女配信もちょくちょく見ていた。

実際彼女以外にもリアルの知り合いが何人かVtuberを始めていて知り合いの近況を知ることもまた楽しいので彼女以外の配信も見ていたしあくま彼女もそのうちの一人という認識だった。

ただこの頃からかそのちょっとからか、正確にはいからかはわからない。

基本的自分はあまり人と遊ぶ趣味を持っていない。アニメを見るのが好きで映画を見るのが好きでゲームFPSよりはシミュレーションゲームパズル系のゲームの方が好きだった。アニメ映画もとにかくいっぱい摂取したいので人と予定を合わせて見るなんて選択肢は眼中になかった。ゲーム大人数のなかでチャットコミュニケーションをとるのが億劫MMOはやらなかったし命が軽いAPEXやvalorantもやらずもっぱらソロプレイ専用のゲームをするぐらいだ。

から大学卒業した途端に友達がごっそりいなくなった。

友達、というか知り合いを作るのは得意だったので大学いたころはたくさん知り合いがいた。

大学のどこかに行けば誰かしら友達か知り合いがいる程度には大学孤独を感じることなんて一度もなかった。とはいえ大半が知り合い程度なのでLINEを交換しても一度もメッセージを送らないなんてのはざらにあった。頻繁に連絡を取っていたのはサークル友達か同じゼミメンバーくらい。その友達とも別に趣味が合って一緒に遊んでいたわけでもなくだらだら飯を食ったりたまに大学終わりにアキバに出かけたりとかその程度。結局は同じ場所にいたから一緒にいただけの関係しか築けていなかった。

から卒業した途端に友達がごっそりいなくなった。かつては覚えるのも大変なくらいいた話し相手も、頑張れば両手の指を使って数える必要があるよね、ぐらいに減った。

彼女はそんな中で残った数少ない一人だった。唯一残った女友達だった。

今までの人生で数少ないデートにも行ったことのある彼女。Twtterで楽しそうなところや美味しそうなところ、一人で行くにはキツいところを見かけるたびに気が付けば彼女と行く想像をしていた。

わかってる。これは女っ気のない自分がそういったところに行く妄想をしたときに唯一残った彼女を当てはめているだけだってことは。だからこれは恋じゃない。実際同じオタクではあるもの彼女とは趣味が合わないので付き合っても大して楽しい関係にはならないだろうという予想は(付き合ってもいないのに)した。

から彼女配信を見てはいたが連絡を取るようなことはしなかった。したとしても遠方にいる彼女に話すようなことはなかったし付き合ってもいないのに会いに行くのも気持ち悪いだろうと会うこともなかった。

配信をしている彼女は楽しそうだった。もともと同人女だった彼女はそこ経由でインターネット上に友達がたくさんいたようでVtuberを始めてからも同郷のVtuber友達ができたりと活発に活動していた。

最初お絵描き配信フリーゲーム実況をしていたが、デビューから3ヶ月程度経った頃その新しくできたVtuber友達の影響か某MMOと某FPSを始めるようになった。

特にMMOにはドはまりしたようで配信MMOの実況と攻略が大半になりVtuberを含めた固定メンツでの攻略配信は実に楽しそうにしていた。

自分MMO系に興味がないのでゲームの内容自体には全く興味がなかったが楽しそうにプレイをする人間を見て楽しんでいた。

彼女MMOのリアイベにも行ったりして、自分も好きなゲームのリアイベに行っていたので「楽しいよね~~」と首肯するなど連絡は取らないながらも一方的彼女活動を眺める生活が続いた。

就職から3年ほど経って自分生活に余裕が出てきた。

今までおしゃれなんぞには全く興味はなく、興味がないので人生優先順位におしゃれが上がることはなかったが、社会生活を送るうえで普通恰好、いわば「まともな人間」「電車で隣に若い女性が座って許された気がした」ような恰好をすることの重要性はひしひしと感じていたので余剰のお金を使って身だしなみを整えるようにした。 眼鏡をはずしてレーシックの手術を受けた(人生で一番QOLが上がる買い物だった)。 髪を伸ばしてパーマをかけた(一番芋臭さから脱却するのに有効だった)。 ソシャゲデザイン知識から服を選んで周囲から最近おしゃれになったね」と複数人に言われる程度にはなった。

時を同じくして大学時代の友人・先輩たちから久しぶりに遊ぼうとの誘いを受けることとが多くなった。 自分就職したときコロナ第一世代だったので卒業してしばらくは人と会って遊べるような雰囲気ではなかったため久しぶりに友達に会うのがすごい楽しみになった。

そして俺がおしゃれを始める少し前あたりから彼女東京に戻ってきていることを配信で知った。

とはいえ3年近くも会っていない相手にいきなり「配信で見たけど東京に戻ってきたんだって?会おうぜ!」なんて言えるはずもなくただただ一方的配信を眺める、それだけだった。

そんな折にかかってきた旧友からの遊びの誘いである。しか複数の人から立て続けに。

「俺は見捨てられていなかったんだなぁ……」などとすこし感動もしたがそれと同時に「今なら彼女と会ういい口実になるのでは?」という気が湧き上がった。

言うは易し行うは難し、3年も会っていなかった相手にそんな気軽に連絡できるだろうか。否である

結局彼女に連絡はできずにほかの旧友に会うことにした。

おしゃれをする前の自分を知っている友達に会うのは少しだけ勇気必要だった。

初めておしゃれに目覚めた中学生オカンに「あ~ら、おしゃれなんてして。ませちゃってぇ~~」と言われるみたいな反応をされたら心が耐えられない。

実際その心配杞憂に終わった。みんなオーバーリアクションを取るわけでもなく「ええやん」みたいな反応をしてくれたので俺は傷つくことなく少しの自信を持ち帰ることができた。

それから自分でほかの旧友を誘って会いに行き、皆一様に茶化すことなく接してくれたので自分の今の恰好は何ら一般人としておかしくない普通恰好をできていると改めて確認できた。

少しの自尊心を持ちえたこの機を逃すまじと彼女に連絡を取った。

「今度これ食べに行かない?」

彼女は二つ返事で承諾をくれた。

よーしよし! 二人の関係は昔となんら変わってない! 久しぶりになんなんだと悪印象を持たれているようなことはなかった!

OKをもらえた喜びと久しぶりに会える喜びで自分の恋心を自覚した。

まさか、いやそうだよな。自分気持ちはつまりそういうことなんだよな。

まぁまずは会ってみよう。 実際に会ってこの気持ち確認しよう。 また昔みたいに出かけてこの気持ち確信に変えよう。

当日はだいぶ浮かれていた。

会う前に店で眉毛を整えてもらい、柄にもなくリンツチョコを買い、1時間以上早く現地について店の場所とあわよくばの二件目の場所を下見した。

余った時間スタバで茶をしばきながら何を話そうかと考えていた。

3年4年ぶりだしな、彼女の近況は配信で知ってるけど俺の近況は知らないしレーシックの話でもしようかな。そういえば最近引っ越して猫を飼ったって話をしていたな。猫飼いは自分の猫の話をしているときが一番楽しそうだしな。今何の仕事をしているのかな。いろいろ聞きたいこと話したいことがたくさんだ。

時間になって待ち合わせ場所に行くときさながら初めて銀座シャネルに行った時のように鼓動が早くなった。

待ち合わせ場所彼女がいた。

……彼女だよな? マスクをしてるからわからん人間1年も会わなければ顔を忘れてしまうので自信はなかったが背格好は彼女のものだったので声をかけた。

彼女だった。なにも変わっていなかった。

マスクを外して見えた顔はいもの見慣れた顔だった。

変わらんなぁ…… と思っていると。

「な~に、こじゃれてんじゃん 笑」

こじゃれてるは誉め言葉なのか……?

プラス意味で受け取ってもいいのだろうか。 オカンなのだろうか。

まぁ細かいことを気にしても仕方ない。こじゃれた格好を会話の切っ掛けにして店に移動する。

色々話した。美容のこと、今の仕事のこと、そして猫のこと。

昔と同じように話すが昔とは違ってパーソナルスペースは人並みに取るようになったようだ。まぁ数年ぶりだしな。

ことさら猫について話す彼女は楽しそうだった。いわく人生で最高にQOLを上げる存在だと。

へぇ、じゃあ実家帰省するときペットホテルかに預けてるんだ?」

「ううん、彼氏が見ててくれるから

彼氏!?!?!?!?!?

彼氏!?!?!?!?!?!?!?!?!?

彼氏ぃ…… ???

彼氏いるんだ…… どれくらい付き合ってるの」

震え声にならず平静を装えていた自分助演男優賞をあげたい。さながら名バイプレイヤーとして各TVドラマの表番組裏番組に出演するような名俳優だったろう。

曰く2年ほど付き合っているらしい。MMOの固定メンツが切っ掛けだったと。

2年、だいたい彼女東京に戻って来たかそのころだろう。

MMOを始めたのがその半年くらい前だから東京に来てすぐ付き合ったことになる。

なるほどなぁ……

俺がうだうだ連絡を取らずにいた間、彼女共通趣味出会った相手よろしくやっていたのである

会う理由がなかったとはいえ知り合ってから数年あってそういう関係にならなかった自分と知り合って半年でそういう関係になった彼。その事実に心が揺らいだ。

理由なんかともかく東京に戻って来たと知ってからすぐ連絡を取っていたとしても俺が付け入るスキはなかったのだ。

頑張って平静を装いながら話を聞くと彼女が今住んでいる場所家賃相場彼女収入釣り合わないことに気が付いた。つい最近まで自分もその近くに住んでいたので「案外近くに住んでたんだね」とかなんとかいいつつ家賃のことを聞いてみると、

彼氏同棲して折半してるから全然払えるんだ」

同棲!?!?!?

同棲!?!?!?!?!?!?

どーせーぇええええ???

ここ最近よく目にした言葉アラサーになった周囲からよく耳にする言葉。 それをまさか今ここで聞くとは思わなかった。

しかし考えてみれば自分アラサー彼女アラサー、将来のことを思えばなんらおかしくはない。

しかして同棲である

今さっき彼氏がいることを知ったのにそれに加えて同棲していることを知った自分は完全にキャパオーバー、見るからに動揺していたことだろう。助演男優賞剝奪である

そこから彼女仕事愚痴を聞いていたが正直気が気ではなかった。

猫の画像Twitterに上げたときも、普段配信そばにも彼氏がいたのである

きっと恋バナ配信の時も占いをしてきたと話した時も彼氏のことを思いながらしていたのだろう。

下手な下ネタを言うと不機嫌になった彼女彼氏とは笑顔で話すのだろうな。

それらを思うと卒業してからの3年間が、大学時代からの7年間が崩れていく音がした。

彼氏の話は多くは聞けなかったがそれでもその端々からいい男なのだろうと思わせてくれる。

自分には可能性などなかったのだと自覚させられる。

中学生の時告白して振られたことはあったがここまでの衝撃はなかった。

今までの人生受験就職もなんだかんだ最後には丸く収まったのでこのような衝撃は、可能性の途絶が目に見えるような経験をしてこなかった。

ああも喉が渇いてたまらず酒で潤したのは初めてのことだった。

店を出て隣を歩くと今日違和感を決定的に自覚した。

昔のように手を繋がなかったのはパーソナルスペースうんぬんではない。彼氏いるからほかの男と手を繋がないだけ。当然のことだ。

分かれて、電車に乗って家に帰って、寝ようとして眠れなくて、気絶するように寝て起きてしばらく経った今でも咀嚼しきれていない。

会う前に買ったリンツチョコを店に忘れたことに気が付いた。今度取りに行ってくる。

わかってる。

から距離が近かったのは男としてではなく弟として思われてたことを。

わかってる。

もし付き合っていたとしても趣味は合わないし甲斐性もない自分では彼女を楽しませることはできなかっただろうと。

わかってる。

ここで「もし」なんて仮定想像の話をしても負け惜しみしかならないことを。

それでもこの思いを酸っぱい葡萄にしたくない。

あくまで行動に移さなかった愚かな自分のせいであることを噛みしめたい。

彼女はいい女だった。

異性として好きだった。すらっとした見た目もタイプだった。大声で笑い決してヒステリックにならない自分をしっかり持った人だった。自己実現のために努力できるところも好きだった。数少ない友人の中でさらに少ない尊敬できると明言できる人間だった。

このことは彼女には話すのかな。いつか心に整理がついて、俺にもほかに大事相手ができたら話せるのかもしれない。

それまでは1年に1回くらいあって近況を報告しあう友達でいたい。

つかこ失恋も「そんなこともあったね」と笑い飛ばし酒の肴にできるようになったらうれしい。

とはいえ出会いがないので何かを始めたいけど何しようか。

俺もVtuberを始めたりして

2024-01-07

リアクションを求め、自分定義することからの脱却。その先の豪農

SNSYouTubeTikTokブログ。今や発信してリアクションを得られる可能性があるプラットフォームに触れていない人の方が少ないと思う。

アカウントもあるが、公開範囲限定しているだけで多くの人は少なくとも親しい友人やネットで繋がりのある人などが見られる環境を作っていると思う。

僕はまるで他者からリアクションを求めていない、と言うような素振りをすることがある。まじ滑稽。

リアクション求めないことは美徳でもなんでもないし、社会に生きる以上何かしらの発信にはリアクションが伴うし、誤解されては生きづらい。

リアクションから逃げることは「私は社会性がないです。」と言っているようなものじゃないか?言いすぎ?

とはいえリアクションを求めるがあまり本心を隠したり言いたいことを歪めたりするのは不健全であると思う。

服を買う時、「これ少し自分っぽくないな」と思い手に取ることをやめたことはないか自分みたいな人間がこんなお店に入るのは違うな・・・入店を躊躇ったことはないか

リアクション求めないというスタンスに常に立って世捨て人のようなスタイルを保つことは非常に力のいることだし、この社会で生きる以上不用意にそんな振る舞いをすべきではないと思う。

しかし、たまには「うおぁぁぁぁ〜〜!!!!俺だ俺だ俺が全てだ!!!!」というムーブをすることも必要なんじゃないか

我々はあくまでも個人個人であることを忘れて集団のうちの一人であるという意識を強めすぎてしまうと、誰かが、もしくは自分勝手に決めた自分が固着してしまって人生セレンディピティが生まれないように思う。

自分では普段しなさそうだな、という選択をたまにすると人生がまるで豊かになったような気がしたことはないか。1人で旅行に行ってみる、

作ったものがない食べ物を作ってみる、なんかこれとこれでプリンみたいなもの作れるんじゃね?(レシピは知らない)とかなんでもいい。

自分の中に遊牧民を住まわせろ。そんじょそこらノマドワーカーなんてものとはわけが違う。それはあくま集団から少しだけ距離を置いて「特別なあたし」を楽しんでいるにすぎない。

ほんの一瞬でもいい、自分精神的なパーソナルスペースバカ広くして敢えて社会から隔絶したような心持ちで、自分評価軸のみで物事選択することをしてみる。

評価軸なんてない?やりたいことなんてない?小難しく考える必要はない。

例えばあなたの目の前に米が2合、野菜、肉、魚などなど様々な食材があるとしよう。普段なら米は2〜3食分に分けて、食材もいくつかのレシピを作るために小分けに調理するだろう。もちろんそれがあなたのやりたいことで、スタイルなのであれば好きなようにして構わない。そうでないのなら?

私は一介のサラリーマンで、特段見どころのあるような人間ではない。だが、眼前にそれらが広げられたら、今の私は豪農モード。全ての食材を余すことな調理し、一食で食らう。

普段なら絶対にできないだろう。妻もいる、もちろん食費や向こう数日分の食材をまた買いに行かなければいけないという問題豪農モード終了後にぶち当たるだろう。しかし、今の自分はその問題に直面しているだろうか?断じて否だ。

豪農がそんな生活をしていたか定かではないが、自分イメージからかけ離れた存在になるということが重要で、それこそが日々社会で暮らす我々の数少ない寄る辺になると信じている。

今日は妻がいない。冷蔵庫には納豆がある。妻は納豆が大嫌いで家で食べることは普段絶対にない。なんなら結婚して以来初めて買った。

帰ったら大量の米と納豆、昨日こさえた温泉卵パーティと行こうじゃないの。

そんなことをして何になるんだ?そんな問いは豪農モードの私にはナンセンスだ。普段自分がしないことをすること、無意義なことを行うことこそが肝要。

どうせ同じサイクルを繰り返して年老いていくだけなのなら、外界から観測接触不可能な異質な自分見出し、作り上げ、楽しむのもまた一興なのではないだろうか。

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