「カルト教団」を含む日記 RSS

はてなキーワード: カルト教団とは

2023-07-04

tacticsogresuki 面白いのは左翼内政干渉だと批判せず自民党叩きに利用しようとコメしている点。このカルト教団総裁左翼日本謝罪せよの歴史認識で一致しているか同類だけどね。統一教会資産接収して外患誘致罪逮捕

2023-06-28

インディージョーンズ泥棒

原住民が大切にしている寺院侵入、お宝を盗み出したうえ罠を作動させて寺院が全壊

エジプト政府許可なく遺跡を発掘して聖櫃を盗み出して国に持ち帰った

盗んだ清の初代皇帝の遺灰をギャングボスに売りつけようとした

インドカルト教団を壊滅させて奴隷にされていた大勢の子供たちを救出し、盗まれた聖なる石を取り戻し持ち主に返した。

2023-06-01

無職30代弱者男性によるsteam面白かったゲーム

1位 Cult of the Lamb

羊のカルトって意味ゲーム

他の宗教の奴等を殺して資材を得て、カルト教団を運営していくってゲーム

カルト教団の中は平和そうだけど、老人になったら生贄に捧げたりして信仰を稼ぐ感じ。

絵が絵本レベル可愛いけど、やってることがえぐい

まり脳内子供で止まってる弱者男性の、おっさん趣味にも耐えられるってこと。

  

2位 モンスターサンクチュアリ(Monster Sanctuary)

ポケモンゼルダを組み合わせたような感じ。

ポケモンて、いあいぎりとかで草をかれるようになってステージ進めるじゃん。

そういう感じで、特定能力持ったモンスターを捕まえて、ゼルダみたいにパズル解いてステージ進める的なゲーム

閉じた世界永遠に引きこもりたい弱者男性にピッタリ。

絵柄も絵本レベル可愛いから、やっぱ脳内子供弱者男性向き。

  

3位 スーパーバレットブレイク

萌えゲーのカードゲーム的なやつ。萌え女子をひたすら集めていって、萌女子を指示してバトルに勝っていく。

カードじゃなくモンスターだけど、実質カードゲームと同じ感じのシステム

はっきり言って、弱者男性だけど、こういう萌えゲーは本来きじゃない。

弱者男性狙いうちな感じがしすぎて、嫌悪感抱いている。

カードゲームがやりたいのに、カードゲームやり尽くしたから、仕方なく手を出した。

しかし、やってみたらあっさり萌えゲーで女の子集めていくの楽しくてワロタ

2023-05-01

anond:20230501175816

地位が低いほど性に厳しく高いほど緩いのがカルト教団の特徴。

オウムガールズとかいたでしょ

2023-04-23

「誤解を招いて申し訳ない」という形式謝罪ツール有田芳生にこそ必要なのでは

この1週間、2人の「リベラル」が燃えた。

島田雅彦

今まで何ら一矢報いる事が出来なかったリベラル市民として言えばね、せめて暗殺成功して良かったな、と。それしか言えない。

島田は後日この発言に後日「軽率発言により、大きな誤解を招いたことを反省」「(法政の)学生諸氏、教員職員の皆さんにご迷惑をお掛けしたことを陳謝」と「謝罪」したが、

島田発言は、明らかなテロ肯定であり、誤解の余地はない。

こういった「誤解」を与えたことのみに対する謝罪は、権力者差別発言事件によく見られ「謝らない謝罪」として批判されてきたものであるが、結局リベラル文化人だろうが同じ誤魔化しを行うという現実には失望を抱かされる。

島田は、誤ったことを述べてしまったと発言撤回するか、あるいはテロ肯定して何が悪いと突っ張るか、どちらかであるべきだった。

有田芳生

この下関って統一教会聖地なんです。聖なる土地なんです。(中略)こんな現実を皆さん変えていかなければなりません。

一方、有田場合発言自体問題点島田と違い、それほど大きくはない。しかし言い方の面では、「それで地元民の支持が集まると思っているのか?」と大いに疑問が沸くところである

実際、下関出身ロンドンブーツ田村淳

下関カルト教団聖地という印象操作をした事にムカついてるし、有田芳生氏やその発言を支持した議員を心から軽蔑します。下関はそんな街じゃない。

と猛反発した。

有田はこれに対し、田村への個人攻撃中傷ツイートを大量にリツイートし、法的措置をほのめかしつつ

日本語文脈で読むことができないことに驚きますね。

発言している。

かに田村淳発言論理性は高いとは言えないし、それを以って彼を否定することは可能だろうが、しか有権者平均の知的能力は期待したい水準よりずっと低いという事実留意すべきではなかろうか。

政治家は、大卒インテリだけ、あるいはツーカーで話せる身内だけ相手にするわけではない。ゆえに、「自分はそんなこと言っていない、コイツはアホかと思った」としても、じゃあどういえば伝わるのか考えるべきだろう。

有田発言にしたって、生の演説という状況では仕方ないところがあるけれども、かなり説明不足な発言である。「これで分からないなら…」というものでないことは間違いない。

例えば、聖地エルサレム歴史のように、宗教弾圧されようが教徒居住禁止されようが聖地聖地だろう。それなのに投票で変えようというのはどういう意味だろうか?

聖地」に「投票で変えられる」という文脈を足すならば、「教会認定した」以上のもの、例えば「教会支配している」などを想定するのも連想としておかしいとは思わない(特にそういう主張をする左派ネット民が珍しくない状況だと)。

ここは、物議を醸した時点で、サクッと「誤解を招いて申し訳ない」と言えばいいじゃないか島田と違って決定的な言質は取られてないんだから

真意は……」と、id:bronson69氏のブコメ

統一教会はこの下関を『聖地だ』と言っている。自民党が、安倍さんがそう仕向けたからだ。下関統一教会聖地なんかじゃない、皆さんがそう思われるなら、投票で示すべきではありませんか」みたいに言えてればな

のような形で補足すれば完璧だ。舌っ足らずな発言で分かってくれる人だけ相手するのは「誰一人取り残さな政治」ではない。

もう一歩前に進んだ」謝罪を心がけよう

謝罪しなければいけない状況なら、発言撤回まで行う。

謝罪しなくてもよい状況でも、誤解を招いたことには謝罪する。

この、一歩が踏み出せないから、結局彼らは恥をかき増しすることになるのである

2023-04-20

anond:20230420103632

すまん

…本人の自由意思問題洗脳教育するっていう問題?それこそカルト教団跋扈したり簡単洗脳される環境問題なのであってだな

2023-04-03

anond:20230403143348

どうせならカルト教団邪神召喚して対抗するくらいやってほしい

anond:20230403142847

いや俺も敵がカルト教団と判明したところで

「また安直カルト教団かよ…そういうの野望の王国の頃にさんざんやったからもういいよ」ってなったけど

そんなクソどうでもいいモブ信者が本当にただのモブとして160人殺された時点で「意外と面白くなってきたな」って思った

マイホームヒーローのあらすじから見える「コレジャナイ」感

主人公は冴えない中年男性だが推理小説趣味自分でも執筆

ミステリ的な手法を熟知している。

 

この設定はいい。すごくいい。

 

第一部:

娘の彼氏が反グレで、妻の実家財産目当てだったこと、

過去複数名の女性殺害していることが分かり反グレを殺害

推理小説で培った知識をフルに活用証拠隠滅

犯人を捜す反グレグループと対決する。

 

ここまでは絶対面白い

我、こういうの大好き。

 

第二部:

妻の実家カルト教団だったことが明らかになり、

反グレ組織VSカルト教団VS主人公一家が勃発。

主人公は娘を救うために義父である教祖殺害

教祖殺害したのは反グレだと断定したカルト教団は反グレ狩りを行うが

かつて傭兵をしていた暗殺者であり半グレ組織実行部隊リーダー 窪は、村の汚れ仕事で暗躍する鳥栖洋二率いる村人たちをたった一人で殺していき、最終的に男女160人を殺害して教団を壊滅状態に陥れる。

from wikipedia

 

もうめちゃくちゃだよ!!!

どうしてこうなったどうしてこうなった

 

第三部:

第二部の7年後の話。

 

これさー絶対第一部で終わっとくべきだったやつじゃん。

連載漫画の悪いところ全部出てる。

2023-03-31

ジャニオタジャニー喜多川氏を信奉しているわけではない

ジャニー喜多川氏に忠誠を誓っているわけでもなければ

なんならジャニー喜多川氏に興味もない。

 

鈴木馬氏が何らかの犯罪に関わっていたとして(そういった事実はないが)

あいみょんファンがショックを受けるだろうか。

ちなみに鈴木馬氏あいみょん所属するレコードレーベルunBORDEの社長ね。

あいみょん名前は知ってても鈴木馬氏名前を知ってる人はほとんどいないだろう。

 

なのでジャニー喜多川氏の犯罪告発について、

信奉するカルト教団教祖が云々と持ち出すのはあまりに見当違いだ。

2023-01-11

国宝に使ってる金はcolaboなどの団体に使ったほうがいい

そもそも国宝みたいなものより人権の方が大事なのは当たり前だよね。

国宝とかナショナリズムを高揚させるのが目的だしないほうが良い。

国宝とかああいうのって昔に作られた物ばっかりだよね。武士とか武力人民から富を巻き上げたのは明らか。

農民が貧しい暮らしをしているのか自分たちは巻き上げた金で豪奢な鎧や刀など軍国主義的なものを作ってたんだから壊したほうがいい。

あとは寺社とか朝廷とかだろうけど、

寺は女は解脱しないとか言ってるし、反フェミなのは明らか。それにあの世かい存在しないもので金を巻き上げたカルト教団統一教会と一緒。

神社軍国主義なのは戦前を見れば明らか。

朝廷天皇制が前提なのでだめに決まっている。天皇制とか家父長制度権化だしね。

はてなバカどもは国宝なんて全部メルカリで売ってその金をcolaboなどの今生きてる女性を大切にする団体資金にするほうがずっと良い事に気づくべき。

2023-01-04

村上春樹ヒロイン登場人物たちのつながり

「鼠」は「風の歌を聴け」に始まる「鼠四部作」に登場する。主人公の友人であるが、ある日突然行方くらまし、「羊をめぐる冒険」では自ら死を選ぶ。語り手と主人公の仲は深く、あたかも語り手の半身のようである。己の半身が半ば死の世界にいるというモチーフはこの後に何度も繰り返される。

この半身のように親しい友人は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のなかでは幻想パートの「影」に姿を変える。彼は語り手の半身であり、語り手の記憶を保持している。壁の中に閉じ込められた世界脱出するためには二人がそろっていなければならないが、土壇場で語り手は壁の内側にとどまることを選び、影は死ぬことになる。

ノルウェイの森」では彼は「キズキ」になる。物語の序盤で排気ガスによる死を選んだことが語られ、交際相手であった直子の死の遠因となる。

また、直接の半身ではないにせよ親しい友人で自ら死を選ぶ点で共通しているのは、「ダンス・ダンス・ダンス」の「五反田君」だ。彼は連続殺人犯であったことを明かして死ぬ。このあたりのくだりは恐らくチャンドラーの影響が深い。

このように、半身はしばらくのあいだ無力な存在だったが、「海辺のカフカ」以降では様子が変わる。「カラスと呼ばれる少年」は、「カフカ少年」のもう一つの人格のように見えるが、彼は「カフカ少年」を客観視し、適切なアドバイスを与える。一貫してサポートしてくれる存在だ。半身が異界の住人であるというモチーフであり、「鼠」の系譜に属しているが、そこに自ら死を選ぶような面は見られない。「海辺のカフカ」は主人公がとても若い点でも特異だ。

ただし、佐伯さんが現実感を失った生活をするきっかけとなった、東京大学紛争で殺された友人は、佐伯さんがノルウェイの森の「直子」の系譜に属するとすれば、「キズキ」のもう一人の子孫だ。

キズキと直子が、そして佐伯さんとその恋人は幼い頃から自然性交をしていたが、まるで思春期完璧さを求める性向現実によって打ち砕かれるかのように、その関係が死によって断たれる点でも、この二つのカップル類似している。

直子

村上春樹小説には一貫して何らかの精神疾患を患った、少なくとも感情的不安的な女性が出てくる。

デビュー作の「風の歌を聴け」の時点から、「小指のない女の子」として出てくる。彼女は話している途中に突然泣き出してしまう。また、周囲の人々がひどいことを言うとも語るが、これが事実なのか、精神疾患ゆえの妄想なのかどうかは判然としない。

この系譜が「1973年のピンボール」の中ですでに亡くなっているかつての恋人「直子」につながり、さらに「羊をめぐる冒険」の「誰とでも寝る女の子」につながっているかどうかはわからない。ただ、「ノルウェイの森」の「直子」には直接つながっているだろう。語り手の過ちによって感情を失った「国境の南、太陽の西」の「大原イズミ」も、彼女の裏面だ。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」もその子孫だ。

また、恋人または妻の一つのアーキタイプとして、「ねじまき鳥クロニクル」の「クミコ」「加納クレタ」や「スプートニクの恋人」の「にんじん」の母にも発展しているようにも思える。

より明確な形としては、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」が子孫のようだ。前述のように恋人の死をきっかけに精神を病む、少なくともある種の現実感を失ってしまう点が共通している。ただし、佐伯さんは後述の老女の系譜もつながっている。ピアノができたことを考えると、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」も「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」も同じカテゴリに入れていい。

そもそもこのキャラクターの流れについての記述は、誰が後の作品の誰に直接発展したかを明確に追うことではない。おそらくはいくつも混ざり合っている。むしろ、これは村上春樹作品解釈するための補助線として見るのが適切だろう。

彼女がやたらとタフになったのが「1Q84」の「青豆」かもしれない。あるいは、生命力にあふれている点では後述の「ミドリ」だろうか。

ミドリ

直子とは対照的な心身が比較健康タイプ女性系譜もある。

性に対する好奇心の強い「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の「太った娘」もそうだが、彼女は後述する「少女」の系譜につながる面もある。

同じく制に対して罪悪感を持たない「ノルウェイの森」の「ミドリ」、「国境の南、太陽の西」の「島本さん」、「スプートニクの恋人」の「すみれ」、「海辺のカフカ」の「さくら」(どうでもいいがこのキャラのせいでおねショタに目覚めた)、「1Q84」の安田恭子へとつながっている。

少女たち

村上春樹作品時系列順に読み返すと、ある時点で突然新しい属性を持ったキャラクター群が登場する。それは、どことな巫女的な力を持った若い女性である

前兆としてあらわれるのが、「羊をめぐる冒険」では耳専門のモデルをしている21歳の女性だ。彼女不思議な力で主人公を羊へと導くが、物語の終盤を前に姿を消してしまうので、いくばくか影が薄い。しかし、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる肥満17歳女の子は語り手を「やみくろ」の支配する東京の地下世界にいざなう

より少女性が強まるというか、単純に年齢が幼くなるのが「ダンス・ダンス・ダンス」に登場する13歳のユキで、彼女五反田君の殺人痕跡巫女のように感じ取ることができた。

ねじまき鳥クロニクル」での「笠原メイ」は、映画ロリータ」を思わせる登場の仕方をするし、終盤では主人公を救う力の源であるかのように描写されている。月光の下で裸身をさらす姿は、今までの村上春樹にはなかった描写である。確かにノルウェイの森」で「直子」がそうするシーンはあるが、彼女は成人した女性だ。

海辺のカフカ」では夢の中に現れる十五歳の佐伯さんの姿を取る、ここでは少女との性交が初めて描かれる。

巫女的な少女系譜がより明確になるのが「1Q84」に出てくる17歳カルト教団育ちである「ふかえり」だ。彼女は何らかの学習障害を患っていて独特の話し方をするが、彼女との性交異世界との経路となる。

村上春樹が歳を重ねて少女との性交を書くのをためらわなくなっていったのは面白い(【追記】「ふかえり」にいたっては巨乳文学少女という属性!)。というのも、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では肥満女の子から私と寝ないかと誘われて断っているからだ。

老人

大学の先輩がこう述べていた。ある種の作家自分が生まれる十年ほど前の出来事テーマにすることがある。なぜなら、自分が参加できなかった「祭り」だからだ。これが事実かどうかはわからないが、村上春樹は古くから第二次世界大戦中国テーマに含まれている。「鼠」の父親戦争とその後の混乱で金持ちになった人間だ。興味深いことに村上春樹の父は中国従軍している。

(余談だけれどもこの先輩は村上春樹作品にしばしば出てくる井戸「イド」まり無意識示唆しているのではないかと言っていた)

さて、老人がキャラクターとして物語信仰に深くかかわるようになったのは、「羊をめぐる冒険」の「羊博士からだろう。彼はいるかホテルにこもったきりで、外に出ようとしない。しかし、探し求めている羊がどこにいるかという重大な情報を指し示す。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」でも、現実パートには「老博士」が出てくるし、幻想パートには退役した「大佐」がいる。

軍人という属性が前面に出てくるのが「ねじまき鳥クロニクル」の間宮老人だ。彼はノモンハンにて過酷体験をするし、そこである種の悪しき力に取りつかれる。

海辺のカフカ」には「中田老人」が出てくる。彼もまたある種の不可解な力(後述の闇の力?)の犠牲になり、記憶や知性の多くを奪われてしまう。一方で、彼は「カフカ少年」に代わって父殺しを遂行する半身でもある。

1Q84」では少し特殊で、これは近過去SFであり、戦争経験者やその前後に生まれた人々が相対的若い。それゆえ今までのパターンを単純に当てはめるのが適切かはわからない。

天吾の父がこの系譜に属するだろうか。「1Q84」では善悪が入れ替わることが多い。幼い天吾を無理やりNHKの集金に連れまわす点でネガティブに描かれていたにもかかわらず(村上春樹はこうした巨大組織一般に「システム」と呼んであまり肯定的に扱わない)、後半では声だけの存在になった彼が助けに来るのだ。

なお、戦場に行っていたという点を考慮すると、これらの老人たちは村上春樹父親世代に当たるだろう。

米軍基地にいたという点でジェイもここに属しているかもしれない。

老女とその息子

一世代上の女性が出てきたのは「ノルウェイの森」の「レイコさん」だ。彼女は心を病んではいものの、主人公たちを導いてくれる。「直子」のルームメイトとして、彼女の心身の安定に寄与している。

それがおそらく「ねじまき鳥クロニクル」の「赤坂ナツメグ」になるし、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」を経て「1Q84」の「緒方静恵」になる。

彼女たちの多くは戦争をはじめとした暴力の中で深く傷つき、その中でもある種のコミュニティ安全地帯運営し続けている。「レイコさん」は精神病院の患者たちのまとめ役だし、「赤坂ナツメグ」は女性向け風俗(?)で女性性的空想現実にし、「佐伯さん」は図書館という静謐環境守護し、「緒形静恵」は性暴力を受けた女性避難所運営して、しばしば法を破ってでも報復を行う。年齢的にはかけ離れるが、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」もこの老女の系譜に属するか。

彼女の息子たち(血縁があるかどうかはともかく)の系譜は、「赤坂ナツメグ」の息子「シナモン」、「佐伯さん」の図書館司書を務める「大島さん」、それから緒方静恵」の柳屋敷セキュリティ担当するタマルだ。セクマイであることが多い。

対となる存在

1973年のピンボール」の双子女の子を除いて、概して二人組の登場人物は不吉な前兆だ。体格は対照的なことが多い。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では「大男」・「ちび」の二人組が語り手に刺客差し向け、第三勢力になって儲けようとだましに来る。「ダンス・ダンス・ダンス」ではまるで「長いお別れ」みたいな嫌がらせをしてくる「文学」「漁師」と語り手があだ名をつけた警官が出てくる。「海辺のカフカ」に出てくる二人組は、軽率発言から大島さん」を傷つけてしま自称フェミニスト二人組だ。「1Q84」には「さきがけ」のリーダーの警備をする坊主頭ポニーテールの二人組がいる。

ただし、何度か繰り返すが善悪シンボル意図的に逆転させることが多いのが村上春樹作品で、おなじ「海辺のカフカ」でも「カフカ少年」を森の奥に導くのは同じように体格が対照的な二人組の日本兵だ。

また、よくよく考えてみれば、「風の歌を聴け」の時点でも、「小指のない女の子」には双子の妹がいたのである。直接姿を見せず言及されるだけだが、このモチーフの萌芽とみていいだろう。

村上春樹はある時点で純粋な悪の起源はなんであるかについて語ろうとしている。

それは悪しき登場人物の姿だけでなく、クトゥルフ神話的な怪物としても姿を見せる。

現に「風の歌を聴け」に出てくるデレク・ハートフィールドの伝記は、ラブクラフトバロウズをはじめとしたパルプフィクション作家たちを混ぜ合わせたものだ。

「鼠四部作」のなかでは「羊」がそれに該当する。不可解な暴力権力の中心に存在し、人間に憑りつくことで現実的な力をふるう。あるいは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の現実パートの「やみくろ」たち、幻想パートの「門番」。「ねじまき鳥クロニクル」の「ねじまき鳥」や、綿谷昇の属する政治世界。そして「海辺のカフカ」に登場する「ジョニー・ウォーカー」や、「中田老人」の口の中から出てくる不可解な物体

非人間的な力ではないが、「ノルウェイの森」の「レイコさん」の精神悪化させる原因となった少女も、この系譜に属していると見なしていいかもしれない。

だが、「1Q84」のリトルピープルの存在解釈が難しい。今までとは異なり、単純な悪ではないようだ。初読時には「これは人が複雑な現実物語化する能力の具現化で、善にも悪にもなりうる、ある種の単純化する力ではないか」と思ったが、再読したら違う印象を受けるやも知れない。また、「牛河」も悪しき力の手先のように見えるが、離婚した妻子がおり、生きた人間であって化け物ではない。

善悪曖昧と言えば、「海辺のカフカ」では「圧倒的な偏見でもって強固に抹殺するんだ」が主人公サイドと敵役サイドのいずれでも使われる。

こんな風に、村上春樹はある時期から善悪意図的にぼかし、単純化を避けるようになった。

追記アフターダーク暴力を振るった深夜残業してたサラリーマンもここにいれていいかも。

そのほか

村上春樹後半期のテーマの一つをまとめるとしたら「どれほど不適切な養育環境で育ったとしても、その現実を受け入れてスタートするしかないし、ときとしてそこで学んだことに結果的に心が支えられてしまうケースがある」だろう。言い換えると「歴史過去を消し去ることはできない」だ。

あと、「国境の南、太陽の西」の「にんじん」はうまくしゃべれないけど、「海辺のカフカ」の「カフカ少年」の造形に影響を与えたかもしれない。

別に結論はない。ただ、こういう順で発展していったのだなと考えながら読むと楽しいだけである

もう一つ興味深いのは、親が亡くなるかそれくらいの年齢に近づくと、ちゃんと親と向き合ったような小説を、みんな書き始めることだなあ。

こっそり追記。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」のロックを流して走るタクシー運転手星野青年っぽいな。

更に追記。不吉な二人組といえば、「ノルウェイの森」で日の丸を掲げる寮長と付き添いの右翼学生を思い出した。

2023-01-02

かつては日本共産主義勢力ってすごい力があったんだろうな

昭和の妖怪とまで言われた政治家が、あからさまな日本敵視教義もつカルト教団の力を借りようと思うほど、反共ならばどんな力でも欲しかったんだもんな。

その孫は頭が残念すぎるパープリンで、単に「選挙有用な力」として教義も気にせず(というか理解もできなかったのかも)、もう共産主義にそんなに力がなくなっても教団にべったりだったけど。

2022-12-21

土田浩翔とカルト

土田浩翔はオカルト麻雀として知られているが本人の発言とは裏腹にちゃんデータデジタル理解している

その上で七対子教だったりというカルト教団教祖ともいえる発言をしている

これって厄災であったり社会的な罪である部分を「お天道様が見てるぞ!」みたいに簡略化したり理由を述べない様に似てるのかな

理論的に淡々と述べても駄目だからそういった事で伝えやすくしてる

最近で言えばひろきとかあの辺の論者とかもそうだね

話の内容としてはものすごく程度が低い テクニックで持ってる でも民衆はそれ以下なので上手くハマるわけだ

2022-10-05

多様性とかSDGsってカルト入り口だよな

「誰一人取り残さない」ってことは、カルト教団信者とか幹部人達対象なんだよね

え、違うの?

もしそうなら理由ロジカルに書いてくれ

2022-10-01

anond:20221001123053

ポルノ歴史的に見ればカルト教団と手を結びがちだよね

話題カルト教団と手を結ばないのは何でだ

2022-09-27

統一教会話題、正直もう疲れる

霊感商法で金巻き上げるカルト教団は潰れろ、っていうのは全面的同意なんだけど、

どこ見てても、大半の意見は「カルト教団と少しでも関係持った議員はさっさと辞めろ」で思考停止してしまっているように見受けられる。

宗教団体から票を集めるのはやってもいいのか?」 と、「統一教会カルトなので活動をさせるな」ってのは別問題な気がしている。

で、前半は現行認めざるを得ないんじゃないかと思う。


反社カルトが国政に食い込む構造

https://yashio.hatenablog.com/entry/20220912/1662987600

上記にもあるように宗教団体から票を集めるっていうのは現状の仕組み上効果的・合理的だと思うし、

もし全然やっていない政党があるんだとしたら、応援者の期待を裏切る怠慢だとすら思ってしまう。

政党なんて議席がないと力が出せないんだから、各議員があらゆる団体にいい顔をして力を持とうとするのは当然。

批判するんだとしたら統一教会カルトだと認めていないこと、それらカルトちゃん活動できないように法なり仕組みなりを作っていないことを批判すべき。


宗教団体が力持ちすぎてるから法案を通せないっていうなら、

それはそもそもそういう宗教団体が票田を持ってしまっている原因を作ったアホな国民責任だろうし、

そうなるべきなのが民主主義ってもんじゃないの。

(スパゲティモンスター信者国民50%超えたらカルトだろうが教団に有利なように政治をもってくでしょ)


自民党のいち地方議員から見た統一教会の話』

https://anond.hatelabo.jp/20220818211741

あと、この人が本当に自民党議員なのかどうかはわからないけど、大半の中の人はこういう感覚なんじゃないかなと想像する。

いちいち、どの宗教団体から票集めようとかそこまで計算してないんじゃないかな。

色んな団体会合に出席して、俺に任せてくれ、悪いようにはしない、って顔するのは、上に書いたように当然だと思う。


あらゆる団体のしがらみから完全に抜けて理想的政治をしてほしいっていう願望は実現性皆無だしあまりにも幼稚なんじゃないかな。

なんかこう、個人的には、応援する政党(基本的政策参考にその時々で決めてる。この前は国民民主投票した)には、

かのローマ帝国初代皇帝のように、共和制でございって顔していつのまにか元老院権限護民官権限も巻き取ってインペラトールになる、そんで政治実体の効力があるよう動かす、みたいな、

清濁併せ呑んだような政治をしてほしいなとか思ったりする。

2022-09-13

過払い金の取り込みに必死弁護士事務所

カルト教団からお布施回収に励んだらよろしいのでは。

2世に「相続されるべき金」を取り戻したって伯父も言ってるし。

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