2024-07-06

[]2試合連続4失点大敗クラブワーストタイ本拠地5連敗……佐藤復帰、スタメン変更も起爆剤になれず、忍び寄る降格圏

明治安田J1オレオレFC1-4神戸>◇5日◇第26節◇ロイスタ

 オレオレFCヴィッセル神戸相手に1ー4。2試合連続4失点を許し、リーグ戦3連敗。本拠地では2019年9月10月以来、クラブワーストタイの5連敗を喫した。前半11分に先制されたが、同19分にMF鈴木潤のゴールで同点。しかし後半4分に勝ち越されると、同19分には追加点を献上。右太腿裏の肉離れ離脱していたFW佐藤を後半27分から起用したが、同41分に痛恨の4失点目を献上した。

  「一緒やなあ。今日も」。試合後、野河田彰信監督が漏らした言葉が全てを物語っていた。昨年覇者タレント軍団相手に前半は互角も、後半に突き放され、終わって見れば、2試合連続の4失点大敗。3失点目を喫すると試合を諦めたのか、横断幕撤収したり、帰るサポーターも多発。ブーイングも拍手もなかった。日中最高気温が36度まで上昇した酷暑が、無力感と徒労感をさらに募らせた。

 策は施した。出場停止明けのMF鈴木潤主将DF岩田村山スタメンに復帰したが、8試合得点FW森永スタメンから外し、前節得点したトーマス・ノレジーをラモン・ワーグナーと組ませて2トップに、GK松尾MF後藤を6試合ぶりにスタメン起用し、現状打開を図ったが、いずれもミスを連発。特に2失点目は後藤ボールを奪われたもので、3失点目は松尾キックミスからだった。

 26試合で44失点と昨年の43失点を越え、リーグワースト3位。課題守備が失点すると、反発できずに終わるー。今季何度も見てきた光景がなお繰り返され、明日以降の他会場の結果次第ではいよいよ降格圏も忍び寄る事態になった。指揮官は反発力のないチームに厳しい言葉を並べた。「ずっとやんか。反発力がない。悔しいを通り越して、だんだん怖くなっとるのか、その辺が分からんわ。そこを乗り越えていかないと、この世界では飯を食えへんで」。

 次節は14日、アウェイ名古屋グランパスと対戦し、17日(アビスパ福岡戦)、20日(ガンバ大阪戦)と再び本拠地での対戦となる。17日の福岡戦に敗れれば、本拠地でのクラブワースト記録を更新する。鈴木潤主将は「僕も含め理解しがたいミスも多かった。この結果を軽く受け止めてはいけない」と話した。

●右太腿裏肉離れ離脱していたFW佐藤が約2ヶ月ぶりに復帰した。後半27分に投入されると、ポストプレーで起点となり、後半43分にはシュートを放つなど、存在感を見せたが「チームが負けたので……」と言葉少なだった。

MF後藤(6試合ぶりスタメンも2失点目につながるミスに)「あれが全てです。力不足。チームに申し訳ない」

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