はてなキーワード: 生活費とは
今の高齢者が現役バリバリだったとき、「エコノミックアニマル」「うさぎ小屋に住んでる」等々同時代の欧米人からは結構軽蔑されていたようだが、実際どうだったのだろうか。
結局1990年頃に一瞬だけ1人あたりGDPは世界No.1になったが、それ以降の日本社会の低迷はまるで欧米人の指摘が正しかったかのように見える。多分、今の現役世代はその欧米人の視座になりつつあるが、敬老文化もありなかなかそれを表立って言うのは難しい。今の高齢者が、同時代の欧米人からバカにされていた他の有名な言葉があれば知りたい。
現実として、全国各地で都心タワマン価格の上昇なり都心回帰が止まらないのも、結局高齢者が多く住む郊外や地方で生活することでそうしたダサい価値観に関わるのが苦痛だと多くの人が感じているからであろう。
良く分からない「外人」の医療費・介護費・生活費のために沢山の税を使うだけでなく沢山の国債も発行する。「外人」にハックされている国家、それが令和の日本だ。
・露骨な身贔屓を平気でする
・言動や判断が感情的、それを他人に指摘されても気にしないか被害者面
という傾向がある。
東京都知事という、経歴だけ見てもエリート中のエリート、そこらの「偉い男」なんて相手にもならないぐらい、女性の鑑であり上澄み中の上澄みなんだけど
その最高レベルの女性ですら、上記の傾向を最大限に発揮して某団体を全力で守ろうとしている体たらく。
納税や会計をきちんとするという、要求されたら証拠を提出する、指摘されたら謝罪するという、大半の社会人男性ならそれなりに出来ている事すらまともにこなせないんだから。
まともな社会人としての行為が難しい、指摘すると差別と叫んでなあなあにしたがる女性は責任能力に欠けると言わざるをえないし、ならまともな社会には出さないで欲しいよね。
何かあれば女性差別の盾で責任能力を放棄するぐらいなら、まともな社会人とは言えないだろ。
子供が社会に出るまでの金3000万円を全額政府が負担すれば子供産むわけ?
子供が社会に出るまでの親の生活費まで全額政府が負担すれば子供産むわけ?
いままでは夫婦仲良く二人で稼いだお金は二人で仲良く使うっていうのが当たり前だと思ってた。
結婚して6年目、旦那の給料35万は生活費+貯蓄、自分の給料8万は二人のお小遣いみたいな感じで
これからもずっとこんな感じで生活していくのだろうなと思っていた。
この度、母が鬼籍に入り、遺産ということで約4千万円が私の銀行口座へ振り込まれた。
この件に関し、旦那には「遺産は家だけでその家は兄が住むってことで、私にはそのお礼ってことで現金100万だってさ」って嘘をついた。
私はてっきり、じゃあそのお金を貯金に追加しようとか、ちょっと贅沢しよう、とか言われるとおもってたら
「へーそうなんだ、それは○○のお金だから大事にとっておきなよ」だってさ。
なんだか自分の心の汚さが申し訳なかったけど、バレずに1年たった。
4000万なんかちょっと贅沢したらあっという間だろうってことで、ほぼ手付かず。
だけど、4000万いつでも使えるっていう、心の余裕が凄い。
いままでは家の更新料みたいに10万単位でお金かかるときなんか、マジで深刻にやり繰り考えていた。
いまも一生懸命やり繰りを考えてはいるけど、気持ちに的にはまったくもって余裕。
パートもいままではちょっと嫌なことあるとグズグズに落ち込んでたけど、いまは余裕。
旦那には明るくなったねって言われている。
医療費・税金・保険料コミコミで4月の家計費はかなりの金額の赤字になるかもしれない。
生活自立支援センターではあらゆるものの支払いの延長が良いのではと言われたけど、延長したところで払える見込みがないとはどうするんですか?と聞いたら口ごもっていたので、たぶんどうにもならないみたいだった。ていうかあらゆるものを借りるで想定しないでくれ。返せる見込みねぇんだからな。あと知人からお金はもらえません。
完全に支出が上回っている。
削らなければ。
家賃を安いところに引っ越しても多分引っ越し料金を回収するまで1年はかかると思う。
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家賃7万(共益費込み)
駐車代8千円
借金返済2万
共済2千円
健保4万
住民税2万
年金4万
通所費 1万
電気 1万3千円
ガス 1万3千円
スマホ 1万
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※私は失業保険を貰っていて今15万程度収入がある。今後働く予定だが、大したことをしてない私が働いても収入は手取り20万が限界だと思う。夫はこれから障害年金が出るか出ないか微妙なラインになると思う。
そんな何でもかんでも求めないでくれませんか???働いて完全に生活費を稼ぎ、医療費を稼ぎ、あなたのケアを完璧にして残業しないで帰ってくるのが当然だって。愛があれば????仕事は自分の配偶者が癌患者とか本来関係ないと思うんですよね。慈善事業じゃないしね。なんで何でもかんでも愛があればできると思ってるんだろう。それで愛情がないって言うのって脅しかなんかかな。わたしはなんとか生活費と医療費を稼ぐのだけでヒーコラの予定なんですよぉ。あなた解雇になっちゃうから傷病手当つかないんだよ??つかれたなぁ。あなたが私の事なんか愛してないのよ。自分の先進医療のために私が体を売ってくれると期待してるであろう、あなたの方がね。
九州の田舎の公立高校卒業してから、県外の私立大行って、遊ぶお金だけは自分で稼いでねと家賃と生活費を出してくれて一人暮らしさせてくれた親、本当にすごい。
父は公務員、母はパート。姉も同様に奨学金を借りず一人暮らしと大学進学。教育に関して金銭的な理由で苦労を感じたこと本当になかった。それが当たり前だと思っていた。でも大学行ったら思った以上にみんな奨学金借りててびっくりした。だからこそ奨学金を借りることなく何不自由ない生活をさせてくれたこと、本当に感謝している。ただ自分が結婚して将来自分が親にしてもらったことと同じことを子どもにできるかというと経済的に絶対に無理。子どもなんか持てないよ。
ド田舎町在住。
年齢 29歳
身長 176
年収 200万
職業は地方議員(父)の秘書とその事務所職員。あと祖父や叔父が代表を務める造園会社や林業会社、ゴルフ場の名目取締役。
これまで彼女はおらず、お見合いで3回も断られた。給与や報酬として貰っている年収は低いが持ち家も車もあるし、生活費や子供の教育費に困ることはない。やっぱり顔とコミュ力の問題だと思う。仕事上でのコミュニケーションは難なく取れるが、恋愛における異性へのアプローチや愛情表現、エスコートみたいなのは壊滅的にできない。同級生なんかはバンバン結婚してるし田舎なので独身への風当たりが強い。しかし出会いはない。
元妻がホストに金注ぎ込んでいた。
家計・貯金ののチェックはしていたんだけど、ある時期から月末に確認しようとしたら
何故かその時だけ凄く不機嫌でヒスになって暴れたり叫んだりして、確認出来なくなった。
それが続いたので、元妻に「止めてー!!」って叫ばれながらも無理矢理PC(家計管理用で普段は元妻管理だった)をチェックしたら
その後、頑張って離婚は何とか出来たけど、使い込みがバレた途端に「寂しかっただけで…」とメソメソ言い訳したかと思ったら
完全に話し合いすら嫌だもう会いたくないと言う癖に何故か離婚は拒否され続けて
弁護士を挟み二年ちょっとかけて離婚、その間の婚姻費用は当たり前の様に請求された。
怖いのは、たかが二ヶ月ぐらいで総額四桁万円近く使い込んでいた所。
ホストって恐ろしい。そういう所に行った事も無く興味の無い俺からしたら、どう使うのか理解が出来なかった。
結局使い込んだお金は請求するも「支払う金なんて無いの…」で支払い拒否状態だし
弁護士に相談しても「支払い能力も意思も無い人間からは取れないから諦めた方が」と言われ
元義両親も「成人した子供の責任を取る義務なんて無い」という態度。
マンションも買っていたけど、離婚時に売り払いローン含めると完全にマイナス。
地道に真面目に働いて、結婚相談所に行ってまで結婚したいと思って結婚して、結果は今まで積み重ねたものを全て失った。
元妻からは「今度再婚する事になったから、もう連絡して来ないで。きたらストーカー法で訴えるから!」って連絡があったよ。
なんかもう女性が本当に信用出来なくなった。幸せな結婚したかったけど、もう駄目だろうな。
結婚してからは完全にあっちの方が好き勝手やれて何のペナルティも無い。
"カリフォルニアの平均的な生活費は、検索結果によると、家族の人数や住む場所によって異なりますが、2020年の3人家族の場合は、年間で約78万ドル (約862万円) 1、月間で約6,500ドル (約71万円) 1となっています。カリフォルニアに住むことを考えていますか?"
"カリフォルニアの一人暮らしの平均的な生活費は、検索結果によると、家族の生活費と比べるとかなり低くなりますが、それでも他の州より高いです。2021年の3人家族の場合は、月間で約8,800ドル (約97万円) 1でしたが、一人暮らしの場合は、月間で約2,000ドル (約22万円) 2程度です。カリフォルニアで一人暮らしをする予定ですか?"
逃げるのは好きにしたら良いし、休みたい辞めたいって言ったら「無理するな休め」って言うけど
進学したいっていうから授業料払って生活費はらって送り迎えして通わせてる学校を辞めたい休みたいって言ったらそりゃ腹立つよ!!!!
自分の金を稼いでみてからサボるなり辞めるなり好きにすればいいよ
お前が進学しなければ下の子の塾の教科も増やせた
頑張る子供の支援は惜しまないが、それを途中で無駄にされるのはがっかりだ
子育て失敗だ
日雇いをやったことがあったからインスタとかでたまに見てたけど、最近久しぶりに見たら、旦那がいて子どもが生まれてた。
なんだよ、結局生活費を稼いでくれる旦那がいてこその日雇い生活だったんかい。
いや、そりゃ漫画読んでる時も、実際日雇いでまともな生活できてるのかな?実家が太いのか彼氏がいるかのらどっちかだろうなと思ってたけどさ。なんか一気にしらけて、漫画読むのをやめた。
生活できる基盤があるから、実験的に日雇いしてた感じが透けててさ。貴族のお戯れじゃん。
これ性別逆だったらろくでもない男と結婚したなってなるやつだけど、いいなぁ女性は。
適当に働いて子ども産んだら母親という役割ができて、適当に絵日記描いて日々のんびり暮らすのが許されてて。絵日記ブログの界隈みてたらそういうのがわんさかいてそういうのを選ぶ懐が広い男がわんさかいることに、驚くわ。
プロダクトローンチを始めた時には既に儲からなくなってた。既に儲けた講師の養分になって終わった。
WEBプログラミングを学び始めたときにはWEBアプリやWEBサービスは飽和状態。特殊なスキルや知識があればともかく、素人でも思いつくサービスでは儲からなくなってた。キュレーションも飽和状態。プログラミングスクールの養分になって休日と金を失った。
モバイルアプリプログラミングに切り替えた時にはAppleもプレイストアも飽和。特殊なスキルや知識(略)
ゲームプログラミングを学び始めた時にはSteamを始めインディーゲームは供給過多。特殊なスキルや知識、突飛なアイデアがなければ(略)
俺が何か始めた時には既にその市場は供給過多なんだ。そしてその度に、次の市場で必要な知識やスキルの難易度はどんどんどんどん上がってくんだ。VR?メタバース?AI?量子コンピュータ?もうお手上げです。掲示板サイトや140字のテキスト投稿サービスで儲かるタイミングを逃したら片手間でやってる文系独学社畜にはもう手も足も出ない。一生金に恵まれない。
「好きなことをやれば、それがいつか金になるかもしれないだろ!」だ?
好きなことなんてねえよ。ブログもプログラミングもゲームも興味ねえよ。ただ金が欲しいんだ。給料やボーナス以外の何かでドカンと一発当てた臨時収入で、生活費を気にすることなく高い風俗行って、高い焼肉行って、高い酒飲んで、ついでに貯金もしたいんだ。好きなことなんてない。ただ現金が欲しいんだ。
プログラミング、絵、小説、ゲーム、スポーツ。何かが好きな人間はそれが金になるかもしれないし、ならなくてもそれをやってりゃ幸せだろう。でも、現金と消費が好きな人間は何をすれば良いんだ。
慰謝料は数百万だろうけど、
財産分与は別だろう。
「(婚姻期間に両者が稼いだ金額-その間に使った金額)÷2」だろう多分。
元増田が年収1500万、夫が契約社員で200万なら、1700万×10年で1億7千万から、10年間の生活費引いた額の半分が夫の取り分。
当時の私の年収は800万ちょっとで、夫は私の半分あるか無いかだったと思う。
夫は私の一個上、まあ年齢で言えば普通?か中の下ぐらいだろうか。
下方婚した理由は、単純に私の求める条件が「家の事をきっちりやってくれる人」だったから。
基本的に仕事に全振りしてしまうタイプで、特に当時は多忙気味だったんだけど、そうなると家が荒れるに荒れる。
元々のズボラな性格もあり、気がつけば毎日の様に虫が湧く汚部屋と化して(引っ越しの時に滅茶苦茶お金取られた)
そんな家に帰るのも嫌なので毎日会社の仮眠室か近所のネカフェ、たまにビジホに泊まる毎日。
これではお金も貯まらないし何より人間らしい生活が出来ない、でも私には家事の才能が本当に無い事に数年間の一人暮らしで痛感させられた。
仕事では面倒な事も出来るのに、家の事になると途端に継続した作業が出来ない。
洗濯、掃除、皿洗い、トイレ掃除、お風呂、ゴミ出し、ゴミ箱交換、風呂掃除、食事、とその後片付け、洗剤等の必需品が切れた時の交換、いや切れる前にストック買う、などなど…
普通の主婦から一人暮らしの男女の大半がやれている事が、私には出来なかった。
なので、結婚相手に求める条件としては「家の事をきっちりやってくれる、その能力がある」というのがマスト条件だった。
他の事には多少目をつぶった。
幸いな事に私には仕事に全力出してそれなりに結果を出せる能力はあったので、もう男を養っていくの覚悟で婚活を始めた。
・長男
・身長は170cm…は無くて168cm、顔はミュージシャンの桑原康伸似
・学生時代から一人暮らしで、料理と掃除が趣味(と書いていた)
正直外見もタイプじゃないし何か服装もダッサイし周りを見れば夫よりも良い男なんていっぱいいたが、私は生活破綻者だったので恋愛はともかく結婚は無理だろうなって思った。
実際に家が汚い事をカミングアウトして自宅に連れて行った事もあった。もちろん次の日に別れを告げられた。
それを二回繰り返して下方婚(という言葉は当時は知らなかったが、今思うと完全にこの発想だった)という結論に達した。
本当に家事が得意なのか、ふと当日に「家を見せて貰って良い?」なんて言って強引に夫となる男の家に上がるという暴挙まで行った。
結果、私からするとビックリするぐらい綺麗に整理整頓された、独身の狭いアパートがそこにはあった。
理由としては、夫の方は私の半分程度しか年収無いのに、それなりに残業がある会社だったから。
たまに私も20時程度には帰れるのに夫が遅いと当然ご飯も用意されていない。
その時はお試し期間の同棲中だったが、状況的に共働きだから自分がやらなければいけないのか……となり、私が生活費の大半を稼ぐから
家の事に集中して欲しい、働くのはバイトとかでも良いから、というのを結婚の条件にした。
夫は当然驚いていたが、最終的には承諾した。
夫側が出した条件としては「家事の合間にアニメ観たりゲームしても良いなら、良いよ」とのこと。
私はそういった趣味・分野には疎く、どちらかと言えば軽い忌避感があったが、オタク趣味を我慢してあげる程度で
結果、夫は週3のアルバイト(後に契約社員となる)でお小遣い+αを稼ぎ、家賃や生活費の殆どを私が稼ぐ事を条件に
私自身が忙しく中々妊活が出来なかったが、その分年収は1000万を超え、現在は1500万程になった。
夫はバイト先で認められたのか契約社員となった、でもフルタイムじゃないし家の事はこれまで通りきちんとやってくれている。
この頃に増田で「下方婚」という概念を知って、「ああ、これがいわゆる下方婚なのか、私がしたのはこれだったのか」と納得したものだった。
原因は主に私。
とある案件で各所に出張に飛び回っている際、一緒に回っていた独身の同僚(俳優の及川光博似)と一線を超えてしまった。
私自身は遊びだと思っていたが、浮気相手が本気になってしまい、夫と私を呼び出し直談判した。
「バイトみたいな仕事しているお前(夫)と違って俺は高年収を稼いでいる、必ず(私を)幸せに出来る」
「年齢的にも子供はラストチャンスだろう、今まで出来なかったのはお前が主夫なんて甘えた立場にいたせいだ、男らしく無い、あり得ないだろう」
「慰謝料は払う、だから(私と)別れて自由にさせてやってくれ、ニートのお守りにこれ以上(私を)縛らないでくれ」
といった事を言った。
夫はそれにショックを受けた様で、「そうか、君はそういう風に俺の事を思っていたんだね…」と、すっかり塞ぎ込んでしまった。
浮気相手は、結婚したら家事は外注に任せよう、食事などデリか外食で問題無いという。
現に浮気相手はそうしているみたいだし、私の年収も合わさればその生活は余裕だろう。
貯蓄もあるし、妊活に集中しても数年は食える程度の蓄えも余裕である。
異性としては当然、浮気相手の方が魅力的なので、彼の言う甘言に傾き始めている自分を否定出来ない。
働き盛りの男の仕事を取り上げて、主夫にさせて、10年近い結婚生活でキャリアを形成する機会を奪ってしまった。
アラフォーにして年収は200万程度しか無い契約社員としてのキャリアしか残らない。
子供もいないし、彼には本当に何も残らない。
10年のキャリアロスを数百万で片付けろ、納得しろ、と言われたら、少なくとも私なら発狂する。
私はそれを突きつけようとしている。
大人しく気が弱いタイプの人だから、恐らく最終的には受け入れてくれるかも知れない。
でも、感情的には非常に辛い。
結局のところ、自分が稼ぐ女なら更に稼ぐ男と結婚して家事は外注にすれば良かったのだろうか?
結婚、子供、家事、がある以上、社会生活的には女が下方婚するには向いていないのかも知れない。
先にも書いているが主たる主計者は私だった。
しかし、既婚者だと必ずと言って良い程他者から夫のことを「旦那」呼ばわりされる。
「旦那」には色んな意味があると思うが、その中に「主たる主計者」「生活費を稼ぎ家を支えている者」「妻よりも(家庭内で)上位、地位が上」という意味は含まれている。
少なくとも私はそう解釈している。
夫も家の事を完璧に回していたので家を支えていると言えば支えているが、それが出来る程度の家計を支えていたのは私だ。
役割で言えば私が「旦那」なのだが、そんな事を一々言って回る訳にもいかないので、表面上は普通にしていたが内心は深く傷ついていた。
女は主計者としてみなされないんだな、と。
まさかアルバイトとも言えず、事務・経理関係の仕事とか普通の会社員とかお茶を濁していたが、正直恥ずかしかった。
私が辞めさせて家庭に入れて家事をして貰っていると頭では分かっていても、夫が同じ所に通って同じ様な仕事を毎日しているという
仕事人としては非常に恥ずべき人間であるという事実に違いは無い。
身勝手だと思うが苛つきや恥ずかしさをその度に感じていた。
名字も色々事情あって夫のものにした事もあり、余計に辛かった。
私が表立って稼ぎ柱になっているのに、あくまでも私は前田(仮名)某さんだし、「前田家」という集団の中の妻としてしか見られていない。
真実を話せば良かったのかも知れないが事情を知っているのはごく一部の親しい人しかいなかった。
今思えば下方婚をしたという事実自体が恥ずかしく、隠したかったのかもしれない。
仕事で疲れているとそういう気分になれないのと、夫が元々性欲が薄い方だった為、ほぼレス状態だった。
少なくとも夫から不満は言われた事は無いし、それでも愛情めいた感情はあったのでそれでも良いと思っていた。
仕事終わりにマッサージをして貰う、という形でのスキンシップは週に一度は最低でもあったし。
その壁を乗り越えてきた清志(仮名)は良くも悪くも遊び慣れているとは感じているし、同時に異性としての魅力は清志の方が圧倒的に勝っているのも事実だった。
夫は残念ながら異性としての魅力は(元より)足りていなかったが、そういう所は求めずに結婚したつもりだった。
でも結果的には異性をどこかで求めてしまい、清志の誘いに応じて一線を超えてしまったのだから我ながら身勝手だとは思っている。
慰謝料は数百万を考えている、とは先に書いた。財産分与は請求しないつもりだし、更に慰謝料をこちらから支払う。
通常であれば良い条件ではあると思うが、それと失わせてしまったキャリアと引き換えになるとは思えない。
でも離婚となればそうするしかない。責任を取るというのはそういう事も含まれているのだと痛感している。
清志は「夫側の財産分与を請求すれば取れる、あっちは(私が)働いているから自分の収入の大半を貯蓄に回せているのだから。良い弁護士も紹介してあげるよ」と強気だ。
実際共同資産と言えるものは殆ど無いと思う。基本は私名義の口座やカードから支払っていたので。
さすがに貯金も取り上げて離婚する気にはなれないから、慰謝料はちゃんと支払うだろう。
夫は先に寝込んでしまっている今ですら、遅くに帰った私の為、だけでも無いんだろうけど、家の事はきちんとやっている。
きっと私じゃ無ければ、私が下方婚さえしなければ、気が利く良い家庭の夫になれたかも知れないのに。
叩かれるかもな、とは思っていたけど、案の定だった。思ったよりも酷い事も言われた。
でも自分が身勝手なのは分かってるしそう思われるのも仕方無いと思う。
その中でも少数ながら擁護してくれている人の言葉に救いを求めている。
実の所、私達の中では離婚はもうほぼ確定的だ。
普段はほぼ寝に帰るだけだが定期的にハウスクリーニングを入れているという彼の家は普通に整い清潔だ。
夫は清志よりも2歳上である。そんな奴が私(女性)に稼がせて飯を食わせて貰うなんて本当に情けない、同じ男とは思えない、人生舐めているゴミ、無能とまでという。
酷い言い草だと思いつつ、その内容に多少なりとも同意してしまう自分を否定出来ない。
私は仕事人としては無能でも、穏やかで一緒に居てストレスにならず、家の事をきっちりやってくれる人を求めたというのに。
だから結果的に下方婚という形で夫を選んだのに、結局は優秀な男を選んでしまったのだから皮肉なものだ。
せめて私と対等に仕事の話が出来る程度の人だったらまだマシだったのかも知れない。
そんな人は、同じ所に通い同じ様な仕事をやる様な仕事を選ばないんだろうけど。
下方婚してまで選んだ相手なのにね。我ながら身勝手で泣きたくなってしまう。
元々出張も多い業種柄、月の半分も家に帰れない時もあった。
自宅の最寄り駅が新幹線の駅から若干不便な所にある事もあり、出張と出張の間、家に帰るのも面倒だからと
夫を新幹線駅まで呼び寄せ、本当に申し訳程度の気持ちとしてのお土産と洗濯物を渡し、代わりの服を貰って会話もそこそこに次の出張に行くのもよくあった。
だからこそ去年から数ヶ月は今日みたいな半同棲状態にあっても夫には不自然だとは思われなかったのだろう。
私が主計者だったが故に浮気を出来てしまう、最後の一線を容易に超えられてしまう環境に陥ってしまったのは本当に皮肉でしか無い。
愛情があれば良かったのだろうけど、感謝や同情はあっても、異性としての魅力は最初から殆ど無かったのかも知れない。
これからは一人で洗濯物を洗濯機に入れるぐらいはやらなければいけないのだけれども。
そんな事までやってくれていた夫に、私は感謝はしても尊敬を抱く事は出来なかった。
初めから相応の出来る男を選んでいれば、お互い不幸にならなかったのかも知れない。
夫は良くも悪くも気の弱い人だ。一方私も清志も、良くも悪くも気が強く押しも強いタイプだ。
弱っている夫にこちらの出した条件を飲ませて手を切るのは容易過ぎる。
慰謝料を支払い、さすがに家から着の身着のまま追い出す訳にもいかないので、夫の職場近くにアパートを借りよう。
一年分ぐらいの家賃だって先払いしても良い。せめてもの情けだと思う。
失わせてしまったキャリアはお金で解決出来ない事は分かってはいるけど、それでもせめてもの償いはしたい。
結局の所、女に下方婚は向いていないのかも知れない。
家を回す役割、その能力があっても、私は夫を男としては尊敬出来なかった。
一方女は家を守る役割をこなしても、それを認められない。
お互いにリスペクトが無いと愛情は続かないし、周りから承認されなくても同じ。
私は最適解を選んだつもりだったけど、後悔しか残らなかった。
同じ舞台に立てる、同じ部隊に属せる人間同士で無いと、夫婦は長続きしないのかもしれない。