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2018-01-10

anond:20180110173612

五千円札肖像画に描かれていた人って認識しかない。明治大正頃の偉い人なんだろうけど。

2017-09-08

二千円札

最近給料が入ったら銀行二千円札両替して、買い物で二千円札を使うようにしている。

なんとなく、財布に二千円札があると嬉しいからだ。

よく「今も二千円札って使えるの?」と聞かれるが、今は刷ってないだけで現行の紙幣である

まだ発行されて17しか経ってない紙幣無効にされてたまるか。

ゆうちょ銀行には二千円札が無いとのことだが、一般的銀行信用金庫ならどこでも両替できる。

客が誰もいない、住宅街にあるような地元では聞いたこともないような銀行だと待たされないのでおすすめ

不思議がられることもなく、ごく事務的両替ができる。

ただ、銀行からピン札の用意はできない」と言われるが、そもそも使われた回数が少ないので、折れ目が全く無い、ほぼピン札と言っても過言ではない綺麗な状態のものが多い。

よくネットで「コンビニレジ二千円札出したら店員パニックwww」なんてのを見るが、あれは完全に嘘松。

高校生バイトなんて、下手したら生まれてこのかた一度も二千円札なんて目にしたことも無いのがいてもおかしくないが、

「二千円お預かりします」とごく普通に処理される。

この半年間、二千円札会計しまくったが

レジ店員パニックになったことは一度もない。

二千円札文句を言う奴がよく言うのは、「自販機で使えない」だ。

ジュース自販機はもともと千円札しか使えないし、

地下鉄ラーメン屋券売機など、五千円札、万札が使える自販機二千円札対応している。

五千円に対応していて二千円札対応していないものは見たことがないので、不便を感じたことはない。

世界的に「20」のつく紙幣はあるのに、なぜ日本ではこんなに嫌がられるのか、謎だ。

ただ、こないだ風俗に行って二千円札を出したら「当店では二千円札は受け付けておりません」と返されてしまった。

客にお釣りとして渡せないからだろうか。

実際使ってみても全く不便ではないし、計算やすいし、逆に使いやすいとすら思えるので

もっと釣りとしても活用して、流通してほしいものと思う。

銀行で気軽に両替できるので、久しぶりに二千円札触ってみたいという人にもおすすめ

親戚の子供のお年玉二千円札も、面白いかも。

2016-05-18

[]浮気幇助

パーティー後、歩き回ってジョナサン

男「実は今から待ち合わせをしていて」

私「ならすぐ帰らないといけないんですか?」

男「いえ、実は……彼女嫉妬させたくて参加したんです」

私「はぁ?」

男「〜さんと一緒に居るところを見たら嫉妬すると思って」

私『おいおい、刺されたらどうするんだ』「……」

男「今日は悪かったと思っています、そろそろ待ち合わせなのでこれを受け取って下さい」

財布から五千円札1枚、千円札2枚を取り出し渡して来る

私「ちょっ!」

男「多分見られたと思うんですよね、今日すみません!」

その後どうなったかは分からないが、刺されたりはしなかった

その男性が彼女と会ったかも分からない

私が大人しそうで怒らないと思ったのできっとアプローチカードを渡して指名して来たのだと思う

2015-07-07

五千円札を上にしてお釣りを返すやつ

コンビニとかで一万円札で支払ってお釣りもらう時にさ、「お先大きい方、ごー、ろく、なな、はち」って、五千円札を一番上にして返す店員ってなんなのマジで

財布の中のお札入れるところって、ふつう千円札手前にしない?奥に一万円。

ってなるとさ、五千円札を一番前にして返されると、そのまま財布に入れたら五千円札が一番手前に来るじゃん。

みんな使いにくくないのかな。

こういうのってマニュアルで決まってんの?

2014-08-04

アニオタ社会人向けパチンコの打ち方

アニオタ社会人は金が余っているはずである。ここではそういう前提で書く。

金が余っているとき、君は、それを円盤に使うのもいいし、ガチャをまわすのに使ってもいいだろう。

だが、金が余っていて、かつ時間も余っているのなら、それをパチにあてても・・・

ダメだと思うが、まあ、そんなダメ自分を楽しむのも大事なんだよ。

大前提

パチンコは負けます

しかしながら、そんなに負けません。

パチンコは、だいたい賭けた金の七割くらいが統計的に戻ってくる財布にやさしいばくちです。

ですが、三割は負けます統計学的に負けます

まり、熱心にパチンコをやればやるほど、負けます

パチンコをやる回数は少なく、掛け金は少なく、という方針で挑むと、損する金を減らすことができます

間違っても借金してパチンコをしてはいけません。

借金した金がさら縮小再生産で三割減になり続ける未来がまっています

パチンコの打ち方

財布の中には五千円をいれます。一万円を入れてはいけません。

仕事帰りに行きますパチンコを打つことを目的パチンコを打ちにいってはいけません。

仕事帰りの自宅近くの店をみつくろいます

財布の中の五千円は、捨ててもいい五千円にします。

五千円を損したと思うと心につらいので、捨てたものだと思いましょう。

仕事帰りの九時ごろにパチンコ屋に行きましょう。

重要なのは「その後の予定がないこと」と「店の閉店時間に近いこと」です。

これがずるずると金を捨てることを避けさせてくれます

また、損しても、その後の予定がとくになければ、あまり落ち込まないですみます

忘れてはならないことは「パチンコはやると負ける」ということです。

ですので、土日の時間のあるときパチンコをうちにいってはいけません。

時間の許す限り負けるからです。

自宅近くの店を選ぶべきなのは職場近くの店だと打ち始め時間が早くなるため、負ける量が増えるからです。

パチンコの打ち方

台に座って、左上のお金を入れる口に五千円札を一枚いれて、右手前にある「玉貸」のボタンを押すと玉がじゃらじゃらでるので、右下にあるひねるやつをひねって打ちます

ひねるときには適度にひねらないと意味がないので、左半分に落ちるように手加減してひねります。これを左うちといいます

じゃらじゃらでた玉がなくなったらもう一度「玉貸」をおしましょう。

五千円だとだいたい全部食われるまであたらないので、全部玉がなくなったらおしまいです。帰りましょう。

パチンコの打ち方

あたった場合は面倒です。あたった場合は、とりあえずあたりが終わるまで台の指示に従って打ちましょう。

で、下側にある皿の前にあるでっぱりをつつくと、だいたい下皿の穴が開くので、えーと面倒くさいな。

じゃらじゃらと出た玉が自動的計算される店では、とくに気にしなくていいです。

玉が手元にたまるタイプの店だと、面倒なのですが、台の上の方にあるCALLボタンをおして店員をよびます

店員はなかなかきませんので、てもとの箱がもう二歩ぐらいでいっぱいになりそうだったら店員をよびましょう。

パチンコの打ち方

あたった場合は、「玉貸」の近くにある「返却」ボタンを押すと、カードが台の左側からでてくるので、それをもって景品交換カウンターにいきます

店内に、女性が立っているカウンターがあれば、だいたいそれが景品交換カウンターです。

ここでは店員のいうがままに動きます。深く考えないよう。

パチンコの打ち方

ここからが難しいのですが、まあ、ほかにあたった人がいたらその後をついていきましょう。

どうしてもわかんないときは、カウンターの人に「このあとどうしたらいいですか?」とききましょう。

台の選び方

えーと、台は確立が台の上のほうにだいたい張り出してあります

おおむね、100回に1回程度であたるライト、300回に1回ぐらいあたるミドル、400回に1回のマックスがあります

というそのまえに、デジタルな感じのやつと、羽が動くやつがあります

基本的アニメデジタル代なので、羽根の動くやつの説明は割愛します。

羽根が動くやつはものすごく「ああ、パチンコってあたんないんだな」と実感できるので、いいところもおおいです。

ともあれ、確立はみえるところにはりだしてあります

台の選び方

あーそうだ。1円パチンコと4円パチンコがあります。1円は4円の四分の一です。

台の選び方

基本的に、好きなアニメの台を打てばいいのです。

が、ここからが本題ですが、アニメ台にはできのいいやつとわるいやつがあります

まり、台の作成側が題材になったアニメ理解して作っているやつと、そうじゃないやつがあります

あたるとかあたらないとか、そういうのはいいのです。

別にあたるために打ってるわけじゃないのです。

でですね。これはですね。微妙なんですよ。

同じ会社が同じ題材で作ってるはずなのに、出来がよかったりわるかったりするので。

良い台か悪い台かはやってみるまでわかりません。

とりあえず、知ってるアニメの台があれば、順番に打ってみるのがいいかと思います

最近良かった台

化物語」は良かった。あれは理想的だった。ぜんぜんあたらないけど。

理想的なのは、パチだけで原作の内容を理解できて、かつ原作をみたくなるやつがいいのです。

さらにいいやつは、新規録音の台詞があるやつとか。新規アニメがあるやつ。

ひぐらし」はPVがすばらしい。

一騎当千」は煽りがすばらしい。

地獄少女」は雰囲気がいい。

サムライガールズ」はやっててたのしい。

まあともあれ、あうか会わないか、はやってみるまでわかりません。

まあだいたいそんな感じで。

最後

パチンコはやると負ける娯楽です。パチンコ一回いく金で円盤が一枚買えますフィギュアが一個買えますガチャが一回回せます

貯金に余裕があるときに、あまってるお金でやりましょう。

2014-02-06

コンビニ店員に腹立った話

むかっ腹が立ったのでここに書く。

今日仕事帰りにコンビニに立ち寄り、800円程の買物をした。

財布の中には1万円札、5千円札千円札、小銭が入っていて、俺は千円札を出して会計をした。

会計をして袋に詰めてもらっている間、明日千円札が数枚必要になることを思い出した。

俺「すいません、5千円札千円札両替していただきたいのですけど」

店員「いえ、うち両替やってないんで」

ここでブチ切れである。まず態度ど言葉遣いがうぜぇ。接客業で、いや、無理だからみたいな態度はないだろ。

それがピチピチのかわいい女子高生ならご褒美だが、明らかに20代後半の可愛くない女である。俺の大損だろ。

せめて「すいません、ただいま千円札が不足しておりまして両替できません」だったら、ああそうですかで済む。

怒りが有頂天になった俺は、うまい棒を取ってきて、レジに置いて五千円札を出した。

明らかにむすっとする店員

店員「えー、すいません小銭で支払ってくれます?」

確かに俺の財布には小銭がある。

俺「私がどういう支払い方するかまであなたが決めるの?」

いや、とかごちゃごちゃ言う店員。キレる俺

俺「店長呼べや」

店長事情を話したらすぐに謝罪され会計してくれたが、その店員は、はいはいすいませんでしたみたいな態度である

そこでキレた俺は「お前みたいなやつは不快なんだよ。裏でジュースでも品出しして表出てくんな」と吐き捨てて帰った。

しかし家についてからあそこまでムキになる必要もなかったし、店長に悪いことしたと思い少し後悔だがあのバイトだけは許さねーし後悔もない。

あい人間は人と関わらない職業やってりゃいいんだよ、存在不快だ。

2013-11-28

http://anond.hatelabo.jp/20131128123830

それは単に慣れてないだけだろ。

コンビニで一万円で200円の物買った時、おつりは五千円札1枚と千円札4枚より、二千円札2枚の方が圧倒的に楽。

2013-07-19

弟の結婚生活おかしなことになっている。

たぶん結婚したのが間違いだったような、そういう二人ではある。だけど子供も生まれてるし、間違いだとしてもなんとかうまくやってほしい。

けどそれでうまくやれるなら家庭裁判所かいらないですよね・・・

ここ数日、頭が煮えている。とにかく吐き出す。

弟は十五年前に私の友人に一目惚れし、その恋はいまだ終わらずに続いてる。

弟は貧相な体格でぼそぼそうつむき加減に喋る少年だった。いじめられたりはしなかったようだが、クラスでは冷遇されがちで友人は少なかった。

そんな弟が一目惚れきっかけに体を鍛え始め、ファッション雑誌などを買ってくるようになった。

友人は成績優秀な明るい美少女だったので、少しでもふさわしい男になろうとしたんだと思う。弟の努力は凄かった。

弟は変わった。筋肉がついて体が大きくなったし、表情も変わってよく笑うようになった。他人の目をきちんと見て話が出来るようになって、別人のようになった。

この成長は私をちょっと感動させた。これで弟と友人が付き合い始めたらいい話ぽいのだが、そうはならなかった。

元々顔立ちが悪くなかったのもあって弟はわりとモテるようになった。可愛らしいクラスメート告白された弟は、あっさりとその子と付き合い始めた。

別にいいとは思う。身近な誰かに目を向けることが正解ってこともいっぱいある。

だけど弟の人格はこの頃から少しずつおかしな方向に変わり始めていった気がする。

他の女性と付き合っている間もずっと弟は友人のことが好きで、これは大問題だった。

女神のように神格化された脳内の友人と、短所もある現実の女を、弟は容赦なく比べた。

から歴代の彼女たちとの付き合いは長続きしなかった。オレほんとは他に好きな人がいるけど頼まれたから付き合ってあげてるんだよね、君のあらゆる欠点はオレをうんざりさせるけどそれでも我慢してあげるね、という思いを弟はありありと出していた。

弟は人当たりが柔らかい。"オレってフェミニストで女に優しい"と酔ってるところもある。だから普段は気づきづらいが、相手を恐ろしく見下していることが時々ばれて、修羅場になる。

弟が私の前で愚痴をこぼしたことがあって、その内容も酷かった。

性格は悪くないけど、顔が好きじゃない。メシを作らせるとまずくはないけどものすごく旨いわけでもない。これって付き合ってるメリットが乏しいよね?」

「我慢できるから別れてないだけ。結婚したくはない。期待させたらかわいそうだから『君と結婚とかありえないから』と言ったら泣かれた。うざい」

当時私は結婚を考えていた男性と別れたばかりだったので、弟の発言がむかついてしょうがなかった。

私は弟の発言がいかに失礼か指摘した。弟は私の言葉を「感情的で非合理的でわけわからん」と片づけた。"合理的で論理的で決して感情的にならないオレ"というセルフイメージを弟はとても大事にしている。

こんなやつもう知らんと私は思った。弟も私の発言が気に入らなかったらしく、その手の話をあまりしなくなった。

あれだけ執着しているくせに、弟は本命の友人に対して何もできなかった。電話だの食事だのお出かけだのは何度も繰り返したようだが、そこからさきには全然進まない。

振られるのが怖かったんだろうけど、きっとそれだけじゃない。

弟は歴代の恋人たちに、頼まれたから付き合ってあげると宣言した。相手が不満を言うと「なら別れようか」と笑った。

おかげで弟は圧倒的強者として色々思い通りに出来た。これが駄目だった。

昔の弟は逆だった。何でも周囲の言いなりだった。嫌な思いもいっぱいしたと思う。

相手に合わせることしか知らなかった子供が、相手だけが合わせてくれる関係を知っちゃった。その結果が、今の弟なんだと思う。こっちの方が楽だし上手くいくと思ってるんだろう。弟は話し合いが苦手だ。相手と自分の要求を突き合わせて妥協点を探るという考え方をしない。どっちかがどっちかに合わせる。これしか知らないみたいに見える。

から弟は大好きな友人が相手でも、自分から行けない。頭を下げるようなことをしたら終わりだと思っている。合わせるより合わせてもらう関係にしようと一生懸命だ。

私、姉としてひどくないか。こんな分析して何になるんだ。今更全部手遅れなのか。

弟は友人に対してちょくちょく恋愛相談を持ちかけた。弟の相談内容はいつも決まっていて、

「今の彼女とうまくいってない。別れそう」

「付き合ってくれと言われている。好きじゃないから迷ってる」

のどちらかだった。

要するにオレを口説くなら今だよ、というアピールを何度も繰り返していたわけだ。

受身恋愛しか知らない弟にとってはこれが唯一知っている必勝パターンだったんだろう。本当にバカな子だ。こんなの相手が自分に対して好意がある時しか有効じゃない。

弟の恋愛を終わらせるのはいつも女性の側だった。物腰柔らかな暴君に我慢できなくなった女性がある日爆発する。

浮気もしてない、暴力ギャンブルもなし、なのになんでオレは振られちゃうんだろうね? 女の人を信じるのが、どんどん難しくなる。みんなワガママ感情的

弟のアホなコメント本命の友人以外の女とは何回破局しても弟は平気で、どうして破局したのかその理由を学んで次に生かそうとか、そういうことも全然考えなかった。

弟の恋愛は始めることも続けることも終わらせることも、ぜんぶ相手任せ。自分で決めたことがない。

から弟の暴君ぶりを全部我慢できる女性が相手だと、その関係は終わらなくなる。

とても我慢強い女性が弟の暴君ぶりに耐えきった。絶対に自分から別れようとはしなかった。そうやって彼女結婚まで押し切った。

散々嫌がったけど弟は自分から別れを告げずに時間けが経って、とうとう結婚することになった。一年後には子供も生まれた。

披露宴を三ヶ月後に控えたある日、たまにはきょうだいゆっくり飲みたいからと私は弟に連れ出され、焼鳥屋に行った。

「どうしてこうなる。どうして、なんでだ」

弟は酔いが回るにつれブツブツ同じ言葉を繰り返した。

「どうしてだ、なんでだ。なあ」

弟が血走った眼をこちらに向けた。

「ねえさん教えて。なんであの人はオレを選ばないの? 放っておいたらオレもう他の女と結婚ちゃうのに。手遅れになってもいいのかな」

あの人というのはもちろん友人のことだ。

「あんたマジでアホでしょ。他の女はどうでもいいから、結婚する相手のことだけ考えろ」

「教えてくれよ、なんか聞いてないのか、なんであの人オレに来ないの?」

「我が弟ながらホント気持ち悪い。あんたって思わせぶりにするばっかりで、自分の気持ちを伝えたことないじゃん。今更そんなこと言うなら、自分からもっと動けばよかったのに」

「それはできない。ダメになったら気まずい」

「この話きいたせいで今後、私はあんたの奥さんと顔を合わせるたび気まずくなるんだが。ふざけんな」

だってあの人はねえさんの友達じゃないか。オレ、ねえさんのことだって大事なんだよ。オレのせいでねえさんとあの人が気まずくなったら嫌だから、慎重にしようと思って」

私はその瞬間、人前であることもわきまえず弟の横っ面をひっぱたきそうになって、がまんした。

「わたしたちの友情を尊重するためにあんたは自己犠牲精神でどうでもいい女と泣く泣く結婚してやるってことか?自分が何言ってんのか考えてみろ糞野郎。ゴミ野郎。クズ野郎」

弟は小さい頃と同じ怯えた表情を浮かべ、身を縮めた。

私はカウンター五千円札を叩きつけて店を出た。

弟が交通事故に遭ったのは、妻の妊娠が判明してすぐのことだった。

大した事故ではなかったのだが、これが原因で弟はある厄介な疾患を患った。

弟の場合、主な症状は頭痛と倦怠感。気圧の変化で症状が悪化するため、台風が近づいてきたりすると一日中寝たきりになってトイレにも一人で行けない。当然会社休みがちになる。弟は職場にいづらくなってしまった。

弟の妻は優しく笑ってこう言った。

大丈夫よ。私の稼ぎがあるし。夫婦は助け合って生きるものでしょう?」

その後夫婦は話し合い、弟は会社を辞めて在宅で仕事を始めることにした。妻は出産ちょっと休んで仕事に戻り、家事育児は弟の役割になった。

弟は妻に対して今までずっと強気できた。「なら別れよう」と簡単に言う弟に妻が縋りつく形で関係が成立していた。

その力関係が逆転した。弟は経済的に妻に縋りつく立場になった。

彼女があまりに我慢強かったので弟は気付かずにいたが、弟の妻は寛容な女性じゃなかった。

彼女はこれまでずっと耐え続けただけで、一度も弟を許したことがなかったんじゃないか。たぶんずっと恨みをためていた。

数か月に一度、弟は私に電話を寄こす。いつも深夜だ。妻に見つからないよう家の外に出て、小さな声でひそひそ話す。

弟の妻は変わったらしい。昔とちがう別人みたいだと、弟は怯えた声を出す。

弟の作った食事がまずいと言って捨てる。赤ちゃんの首筋のあせもを指差し育児放棄虐待だと怒鳴る。話しかけて弟の返事が遅れると、テーブルの表面をバンバン叩く。

普段は穏やかなのに何かの拍子にスイッチが入ったように荒れるので怖いと、弟は言う。

弟は涙声で「ワケがわからん」と繰り返すが、話を聞いていると根本原因はなんとなくわかる。妻は弟を信じていない。自分は愛されていないという疑いが常にあって、ちょっとしたことでその疑いがふくらみ、荒れるのだ。

弟は見栄っ張りだ。全てがうまくいっているみたいに見せたがる。大学会社も、世間では一流といわれる場所に入れた。資格職についている賢明な妻を持ち、フリーランスで働きながら郊外の人気住宅地に住んでいる。"何もかも恵まれた幸せなオレ"というセルフイメージを弟は必死に守りたがっている。

から弟には愚痴をこぼせる相手がいない。感情的で非合理的なことを言う、四つ違いの姉しかいない。これまでそれほど密に連絡をとっていたわけでもないのに。いま私たちきょうだい子供時代に戻ったみたいに、たくさん話をしている。

弟は大人しくてまじめで素直なこどもだった。姉の後ろをちょこちょこと付いて回り、私が繰り出す理不尽な命令に従った。

家中駆け回って材料を集め、SFに出てくる宇宙基地みたいな人形の家を、二人で作ったりした。一緒にたくさん叱られた。

弟は私が何か言うと真剣な顔で耳を傾けた。何もかも弟より上手くできる姉に尊敬まなざしを向けた。四つも年が違うんだから当たり前なのに。

たぶん弟の心のどこかに、まだあの頃の感覚が残っているんだ。だから「ねえさんどうしよう」と途方に暮れた声を出すんだ。

そういえば弟がおねえちゃんじゃなくてねえさんと呼ぶようになったのも、私が頼んだからだ。何かの本を読んで影響された私が

「これからはねえさんて言って。おねえちゃんてなんか子供みたい」

と言ったんだ。子供だったくせに。弟はこくんと頷いて、あれからずっと私のことをねえさんと呼んでいる。

子供を連れて実家に帰りたい」

弟はそう言うが、離婚すればほぼ確実に親権は弟の妻のものになるはずだ。法律は元々母親が有利なようにできてるし、妻の方が経済的にも安定している。

弟の妻は子供のことは可愛がっていて、家にいる間はよく面倒をみている。家事の中心は弟だが、妻もかなりやっている。

この状況で弟が親権をとれるはずない。

子供と離れるのは絶対に嫌だから離婚しない、いつも弟の結論はそうなる。

弟は時々夢見るような口調で友人のことを話す。

あの人はどうしているかな、あの人に会いたい、あの人に似合いそうなピアスを見つけた。

「バカ野郎、そんなだからあんたの妻はいつまで経ってもあんたが信用できないんだよ」

「だけどあの人のことを考えている時が一番楽なんだ。その時間がなくなったらすごく辛い。支えなんだ」

弟が結婚する半年前に友人は仕事の都合で引っ越し、一緒に携帯も変えた。友人の新しい連絡先を弟は知らない。

友人と私で話し合い、知らせない方がいいと判断したのだ。

ところがバカ弟はあの焼鳥屋の夜、私がトイレに行っている隙に私の携帯を調べたそうなのだロックはかけていたが単純な暗証番号だったので、なんとかなったのだろう。

それでも弟は三年我慢した。時々携帯の画面に友人の連絡先を呼び出して、それを眺めることが心の支えだったという。

そして二週間前の夜、またしても妻に怒鳴られた弟は何かが切れてしまったらしい。家を飛び出し友人に電話して、

「どうしても話を聞いてほしい会って欲しい」

と頼んだ。

友人は弟のただならぬ様子に驚き、自宅のすぐ近くにある終夜営業のカフェで話を聞くことにした。

そんでもう、ほんとに今更、お前十五年間何やってたの、何で今なのと私は弟の肩を揺さぶってやりたいんだが、ずっと話し続けて空が明るくなってきた頃弟は「あなたがすきです」と友人に言ったらしい。

「そんなの言われても困る。奥さんに恨まれるの嫌だし、家庭のある人とどうにかなる気はない」

と友人から連絡を受けて頭がカーッとなったというのが、私がこの文章を書いた動機だ。

すごいよね、よくこんな長文書けたよ、自分で感心しちゃうよ。これ書くのに二日かかったバカみたいだ。

友人は弟に「このことはねえさんには話さないで」と頼み込まれて悩んだ末に、それでも黙っていられないと思ったらしい。本当に申し訳ない。うちの愚弟が。マジで愚弟が。ほんとに愚弟でどうしよう。

連絡先が流出してしまった件について、友人には謝罪した。今後弟が彼女を悩ませた場合についても話し合い対策も用意した。弟が予想を越えた暴走をしなければ、なんとかなりそう。

あと他に私ができることってなんだろう。

根本原因は弟夫婦の問題なので本人同士でしっかり話し合ってもらうしかない。お互いの主張と気持ちを突きつけあって、利害の調整をするということをしなかったから、あの夫婦な今みたいになってる。どれほど辛いとしてもまず話し合いだ。私が絡む余地はない。

ということを弟に言いたくて電話を掛けたのだが、繋がったのは最初の一回だけだ。弟が友人の連絡先をどうやって入手したか聞き出したところで妻が帰ってきたらしく、途中で切れてしまった。弟は妻の目の前では絶対に携帯を触らない。弟が携帯で誰かと連絡をとることを、妻が嫌がるからだ。だから弟は夜中隠れて電話するわけで、なんか書いててあらためて気付いたけどこれ結構異常なんじゃないのか。

何度か掛け直したが、全然繋がらない。メールにも返信がない。

だって結婚していて、一番大事なのは自分の家庭で、弟夫婦のゴタゴタなんか巻き込まれたくないので、もう放っておいていいのかな。

だけど甥っ子は可愛いんだよな。うちまだ子供いないからなおさら。両親がうまくいってないというのは、甥っ子のためにも悲しい。

夫婦関係は異常なんじゃないかと書いててあらためて思ったんだけど私の感覚が正しいのかどうかわからない。誰か教えて。

うちは子供がいないか共働きでも時間には結構余裕がある。だからからないことがいっぱいありそう。子供のいる家庭だと余裕がなくてギスギスするのは当たり前、と一度言われた。そんなことないだろうと思うんだが、確信持てない。

電話の終わりで弟はいつも「でも大丈夫。うちはうまくいってる。妻も優しい」と言うんだけど、うそ臭くてしょうがない。でも私が姉ばかで弟のことを心配しすぎてるだけかもしれない。本当は言葉通り幸せな家庭?

うちの両親に相談するのが一番いいのかもしれないけど、弟に激しく口止めされてるんだよなあ。もう喋った方がいい気がする。でも親巻き込むと大ごとになりそうだし、弟にも弟の妻にも恨まれそう。

ほんといくら書いてもまとまらないな。

大人になったら人間て賢くなると思ってた。全然違う。年取るほど実感する。

深夜電話で思ったんだけど、弟夫婦関係ってちょっとDVぽくないか。考えすぎな気はするけど、一番怖いのがそれ。二番目に怖いのが弟がストーカー化することなんだけど、弟がそこまで出歩く自由なさそうだから、こっちはあまり心配しなくていいだろう。とにかくDVだったらどうしよう。こんな長文書いてる場合じゃない。

だけど弟と連絡がとれないから、動けない。

とりあえず留守電きいた弟が今夜くらいに連絡くれるといいんだけど。明日休みから遅くても話せるし。

勉強出来る子だったんだよなあ弟。だから本人も含めてみんな弟をバカだと思ってないんだけど、私はバカだと思う。そんなことを思う姉はひどいよな。ごめん弟。とにかく、電話して来い。姉はけっこう心配してます

2012-12-07

ある男と風俗嬢の別れ(長文)

先週の水曜日、1年くらい会っていた男と別れた。身分違いだった。遊ばれていただけだが、私は確かに恋をしていた。既に2回くらい泣いて諦めてたつもりだったのに、今は「基本的な生活」ができなくて昼職をなんとか遣り過ごすのがやっと。会っていた期間・今までの生き方に対して後悔がたくさんある。

失恋からの立ち直り方」などを読むと、失恋直後は泣いて愚痴れ美味いもの食えあとは時間が解決すると書いてあるが、いくつかの事情が重なり誰にも(カウンセラー等の秘密厳守してくれる人にしか)ありのままを話せないので、増田に吐き出すことにした。半生、風俗、恋愛が絡んだゲロなので脈絡がなかったり長すぎたりあなたモラルポリシーに反したりは目を瞑って欲しい。胃の上と心臓がぐるぐるして気持ち悪いままあまり食べられず、呼吸が浅くて、吐き出さないとこれがずっと続きそうで。

世の紳士たち、遊びを仕掛けて本気になられて面倒になって棄てるなら、いいタイミングを選んでください。そもそもきちんと予防線を張ってください。それが上手にできないなら風俗の場合は最初から時間内だけの遊びにしてください。野暮でも関係の確認は明確に。気まぐれな優しさは凶器です。空っぽの人形に心を植えて、外界に連れ出して置いて去るようなのはやめてください。源氏名の鎧が外骨格なこともあるんです。剥がすなら覚悟をもってください。

要は失格風俗嬢が院生に遊ばれただけの話。

私の出自と生育歴

企業家家系で、家柄は武士とか軍人の流れとは聞いた気がするが、家を継ぐだの良家だのとは現在は無縁。

兄弟は上と下にひとりずつ。下が障がい者(突然変異系)で心臓の手術などのため私は早い頃からまり構って貰えなかった。父方祖父母宅に預けられた時に言われた「ジュースを欲しがるなんて図々しい」は幼心にも傷ついた。幼児だからからないなどと侮るなかれ。迷惑をかけてはいけないと過剰に思う癖がついてこれまでもたくさんの失敗をした。

小学生の頃に両親が離婚風俗嬢ありがちな母子家庭育ち。母が会社をやっているので経済的困窮はなかった。片親家庭の毒は、なにも経済的なことだけではないと思う。男女観は多少であろうが歪む。私の場合は自分の女性性を受け入れ「女性」になるのが遅れた。「ちゃんとした恋」の経験値が足りなかった。

上の兄弟国立最高峰大学卒業直後にかなりの年上と結婚。母は子が全員成人した頃にやっと死別独身(成人子あり)のパートナーをつくって入籍せずに一緒に住んでいる。

女子中高を経て、音楽大学へ。多少はみ出してはいたが結構な真面目ちゃんだった。同級生みたいにもう少しちゃらちゃらして男を見る目を養えばよかった。大学奨学金(自立を促すため)と親の資金で。大学の頃にはすこし恋もしたしすこし病みもした。処女喪失は20歳を越えてから当時の彼氏と。特に感動もなかった。卒業してもまず食えないので事務で零細企業就職稽古には現在も通っていて、欧州への留学を希望しており貯金中。

入店まで

昼職の正社員で留学のため真面目に順調に貯金をしていたが当時勤めていた会社が傾き、会社自体を整理することになって放り出される形で無職になった。初めは社員求人に応募してみたり派遣で働いてみたりしていた。しかし景気的時期的になかなか厳しく、月末月初のみの事務アルバイトをしながら、貯金の進まなさに焦りを感じ時給の高さでホステスに応募。お酒が弱くてあまり売れず。もう数年若ければキャバクラジュースでも稼げたのだろうが、もう20代中盤に差し掛かっていたので。派遣ホステスなども数回やったしお化粧おしゃべりは多少うまくなったのだが毎晩お酒を飲んで煙草に曝される生活に1ヶ月で無理を感じた。ほんの短期間だけ肉体接触なしの愛人ごっこみたいなこともして自分には向かないことを確認した。

ある日アフターののち始発待ち早朝のネットカフェで、最高に疲れた頭で風俗店求人を調べた。何の職種がどこまでやるのか等を調べメンズエステ(マッサージ)までが私の限界と認識。求人と営業HPとの齟齬が少ない感じのところに投げやりに応募、後日面接へ。この時の私は疲れていろんなことが麻痺していたのだと思う。貞操観念は大人になるまでは強すぎるほどだったのに。講習で服を脱いだとき、堕ちたなーと乾いた笑いが出た。私大出して貰ってさらに留学資金なんて言えない、とか思ってたけど、風俗にまで行けるならまず親に言えばいいのに。足りなければ奨学金とか片っ端から応募すればいいのに。留学はどうしてもしたかったが、親に頼ったり甘えたりするのは怖かった。失恋後に母の胸を借りて泣いた時にやっと頼っていいのかなという気になれた。

風俗嬢

斯くして私は去年の秋に渋谷の老舗店のホテルエステ嬢になった。たまたま新人ラッシュ期で店プッシュは分散、若い子巧い子(ヘルス上がりとか)に流れて新人期間でも本当に売れなかった。新人キラー(表立って言わないだけでみんなやってるよと過剰サービスを要求したり、押さえつけて入れてしまおうなどとする)だけは初めの1ヶ月間によく付き戸惑ったが対処法を身を持って会得。入店から一度も事故ったことはない。店側も私がこんなに続く(現在勤続1年と3ヶ月くらい)と思わなかっただろう。サービス内容はオイルマッサージトップレスでの手コキ。パンツを脱ぐことも、キスフェラもない。トップレスも初めは抵抗があったが、とりあえず粘膜ではなく皮膚だからと考えて慣れた。売れなかったので、何か武器があればいいかとマッサージ勉強した。リンパと筋肉ほぐしとツボ。開業の予定はないがマッサージスクールショートクラスのディプロマも取得。

風俗にもいろいろあるけど、時間貸し菩薩と思うに至った。精神的に受け入れて貰うのを飛び越えて膣に執着する男性が理解できない。

金銭感覚貞操観念の狂いにはとても神経質になっていて、ストッパーに今も月末月初の昼職は続けている。事務の期間以外は結構な鬼出勤かつオープンラストなどもしていた。待機時間で譜読みや勉強ができるのはメリットだった。風俗の給料はとりあえずまず奨学金を返して、留学貯金の続き。日払いなので千円札しか使わない。万札・五千円札はやむを得ない場合のみ。清算時になるべく大きいのに両替する。お給料がキリのいい数字の時は何も買えない。万札が財布に3枚以上溜まったらすぐ口座へ。数字が増えていくのが幸せ。

恋人なんて嗜好品だと思っていた。あったら幸せだけどなくても死なない。留学(希望期間が長いので)できるようになったら置いてくか待って貰うかだから現状すぐは結婚とか考えられなかった。興信所での調査が必要な良家に嫁ぐなどは片親、障がい者家族、年齢的にないと踏んでいた。むしろ風俗に入った時点で、まともな普通な結婚は9割諦めていた。自分が結構放っとかれて(習い事だけはいろいろやった)育ったからちゃんと子供を育てられる自信があまりないし、留学できて行って帰って結婚出産したら高齢出産に片足ひっかかりそうだし、子供も積極的には望んでいない。

嫁が妊娠してセックスできないからと来店した客の「ここは最後まで手でなでなでしてるだけだから後ろめたくない、やましくない」説をとって、風俗嬢だけど別にたいそうなことやってるわけじゃないと表層では思うようにしていたが世間的には賎業なのも知っていた。

自分は自分の人生を生きなきゃいけないから、何かによってブレーキがかかるならそれは天秤にかけて本当に要るか考えるべきと思っていた。ぐらつくほどの恋なんてしたことなかった。

出会い

奴が来店したのは12月の頭だった。フリー一見はインパクトがなければ正直2ヶ月くらいしか覚えていられないから、その前にも来ていたかは定かでない。うちの店はメール交換を推奨しており(トラブルの種にならないのか疑問)、新人期間が終わる頃でもっと指名を作りたかった私は客の一人としてあまり深く考えずにサブ携帯のアドレスを交換した。そう頻繁でもないペースで他愛ないメールをし(メアド蒔きすぎて客とのメール自体めんどくさくて私があまり返信しなかったから。でも奴はたくさんメールをくれたし、待ってくれたし、返信を喜んでくれた)、そう頻繁でもないペースで来店し、私が中抜け(で稽古へ)から戻るのが遅れた時に奴が40分待ってくれたこともあった。「外で会いたい」と言われた時には「出勤時間を削って会うならお小遣い貰わないと無理w」とか冗談で断ってたな。2歳サバ読んでたから奴をオッサン扱い。実際外で会う気なんてなかった。事務の期間は事務が忙しいからって断れるし。風俗関係の人は風俗の期間だけにしたいし、その風俗の期間は休みを入れてなかったし。

奴はアカポスを目指す年上の院生(D2)で、数駅のところに奴の所属する研究室はあった。別にイケメンではない。実家暮らしスポーツ好きで男子校育ちで男性の多い専攻。風俗に来れる程度の収入は得ていた模様。結婚とかせっつかれ始めてると言っていた。結婚したい、ではなく結婚しなきゃ、のような口振りで。

やることはやってたけど(プレイの範囲で)気持ちはちょっとずつ惹かれ始めていた。女とか風俗嬢とかそういう「枠」じゃなくて「私自身」を見てくれた気がしたから。褒められ慣れてなくて、客に「かわいい」とか言われても「ありがとうございますぅー」だの「そんなことないですよぉー」だの「えへっ知ってるw」だのとしか言えず、どうせその場限りの口先だけだって知ってるからスルーできたのだが、奴に言われて嬉しくてどうしていいかわからなくて「ポーカーフェイス頑張っても口角がちょっと上がるよね」などと指摘された時なんてエンドルフィンどばーであった。喪女か。

店外、それから

1月の末、ラストまで勤務後に出張帰りの奴と初めて外で会った。出勤を削らなければ私は機会損失ないからと思って。「好き」だとか「付き合おう」だとか「セフレでよろしく」だとかそういう言葉は出なかった。こちらからは出せなかった。その後食事だったりプラネタリウムデートだったり映画デートだったり普通デートもしたが、ホテルにも行った。奴が非常に疲れている時や隙間時間で会った時にはホテルだけの場合もあった。マッサージとお昼寝だけもあった。1日一緒にいても全然窮屈じゃなかった。デートの日は必ず店を休んだ。「忙しくても何日に会えるって思ったら頑張れる」と言ってくれて、私もどんな痛客相手でも中断は決してしないでプレイタイム内は頑張れた(その後はもちろんNGをかける)。会って2回目くらいで本当の年齢のことも言った。初めの頃はほんとにバカップルみたいだった。メールに書いた話題のフックは漏れなくキャッチしてくれた。遊びならちゃんとそういう感じにしてくれればいいのに、本当に大切にしてくれた。

処女じゃないし、経験人数は片手で余裕で足りるが、ちょっといい雰囲気になるくらいなら数人いた。今までのはこちらからはそんなに本気で好きじゃなかったのかもしれないと思った。好きな人とのセックスがこんなに気持ちいいものとは思わなかった。ぞくぞくして痺れて溶ける感じ。濡れにくくて苦労はしたが。本当にかたちとか大きさじゃない。店に入ってから持ち前の「興味を持ったら調べる、やってみる」気質で手技だけはあったしananの特集等でフェラチオのイメトレもできていたから、申告人数より実際はもっと経験豊富と思われたかもしれない。

4月にはD3になるし論文の準備だったり学会だったりで忙しいだろうし、あまり構って構ってとは言わなかった。2月に一度だけ「この間会ったばっかりなのにもう会いたくなってる」と言って予定を調整して貰ったくらい。あとは相手からの予定打診待ち。3月頃にメールが1ヶ月開いて、次に会った時に「自然消滅狙いだけはやめてね。すっぱり切ってくれないと待つつもりなくても待てちゃうタイプから」と頼んだ。誕生日には奴の利用店のプリペイドカードを負担に思われない程度にチャージして贈った。

会えば優しかったしいろんなことを話した。メールが途切れたら2週間くらいしてこちらからネタメールを送った。モテ期3回が三重解だったり虚解だったりするやつとか、バストカップ別褒め方一覧とか。追撃せず、返信や会うことは求めず、相手の都合でよかった。「飽きちゃったのかと思った」「飽きないけど、将来がないからねー」とかいう会話もあった。婚活市場で優良物件すぎて以前年上の女性ギラギラされたことがあって苦手、と聞いていたからこちらからは押せなかった。エイプリルフールに「あのねあのね!だいっきらい!あと処女です!」とか、満月にかこつけて「月がきれいだよー」くらいしか言えなかった。たぶん通じてないけど。漱石だよ。

半年もするとだんだん雑談メールが減って、近況つきだが予定打診メールの率が高くなった。会うペースも下がって月に1度くらいになった。忙しいならしょうがないし全然待てた。だが徐々にキスも減った。手もこちらから繋がなければ繋がなくてそのうちに遠慮した。うざいと思われたくなくて常に半身ほど引いていたが、もし言われれば即風俗あがって付いていきたい程度には好きだった。

明確な言葉なく付き合うカップルっているとは思うが、セフレっていう関係がこの世に存在する以上は関係の定義なり宣言なりが必要だと思う。それがないってことは明確に気持ちがあるわけではない、所詮は都合のいい女だということに2回ほど泣いて「何もなくて終わるより何かあって終わった方がいいと思って外で会ったんだから」と思った。より迷惑をかけちゃいけないと思って近づけなくなった。

別れ

9月に会ってから途中で奴の多忙による予定変更を経て2ヶ月ぶりに会った。予定変更への返信に「充電は既に切れてるけどまー死なないから私のことは忘れてていいよ」と書いてから2週間後。稽古の後に奴の乗り換えの都合上いつもの新宿へ。風邪気味の奴と西口で待ち合わせアルタから出て歌舞伎町ホテルまで歩いた。バリアンじゃなくてそこそこきれいで割券使えるところ。普通に入ってコートとか脱いで普通に座って。

  

「真剣な話があります」ひとつは奴の今後の進退に関することなど。もうひとつは「今日最後にしましょう」。

なんとなくそんな気はしてました。「えっしてた?」

しかしなんでまた。「結婚もしないのにこういうことしてるのが負担」

そう思うに至ったきっかけとかあるの?「論文の審査とかだよね」「あとー…○歳になっちゃったし、見合いとかするかもしれないし」「他に女の人がいるとかそういうのじゃないけど」「結婚できないじゃん?」「結婚しない相手と中途半端に付き合うのはやめる」

ていうか付き合ってないじゃん?セフレとか付き合うとか関係の定義なり宣言なりをしてないし最初から中途半端だったよ。「最初から中途半端、かぁ」

……………。(言いたいこと終わり?)

「泣かそうとしてる?」泣かしたって面白くないじゃない。

「なんか女々しいな、俺…」

………………………………………。

うん。でも。それなりに楽しかったよ。「それなり?俺は」だってちゃんと好きになっちゃいけないって思ってたから。「なんか…すごいなそうやって」

ていうかそれでも結構好きだった。でも迷惑だよね、と思って。2回くらいちゃんと泣いて割り切ってたよ。「そう言われちゃうと…」

最後に、します?「男が最後やらせてっていうのはあるけどそっちから言うんかいw」

  

云々、奴にとってはあっけなさ過ぎて拍子抜けだったかもしれない。セックスはしなかった。泣けず、縋れず、意思表示もできず最後まで強がってしまった。でも最後になってやっと好きって言えた。以前一緒に見た映画の前作DVDを私が持っており双方ともに途中までは見たとのことで最後の1/3くらいをベッドで(離れて)ごろごろしながらエンドロールメイキングまで観て、「じゃあ、出ようか」。「明日の朝喉痛くならないでね」(風邪だから)。

歌舞伎町から新宿駅まで歩く。奴の左耳、好きだったけど見納めかあ。最後にぎゅーってだけしてって言えばよかったな。駅で埼京線に乗る奴に改札の手前で「友人のバーでべろんべろんになってから帰るから!」と言って別れ、ウコンとカシミヤティッシュ持参で行った友人のバーで実際べろんべろんになって泣いて数年ぶりに記憶飛ばし、隣席のオッサンにも迷惑をかけ便器を抱えおそらくタクシーで帰宅、風呂場でもトイレでも吐きまくって喉の痛い翌朝を迎えた。翌日の昼職は体調不良で休んで、夜になって迷惑かなと思いながら奴に最後メールをした。

  

風邪大丈夫?お大事にね。留学資金を結婚資金にまわしてついて行っちゃいたい程度には好きだった。元風俗嬢とか嫁にいらないだろうけど。家は成金だし躾はなってないし。

昨日は女優だったでしょ?飲んで潰れて別の意味で喉の痛い朝を迎えると思えないくらい。

私をここまでしたんだからいい嫁見つけてちゃんと偉いセンセーになってよね。楽しかった。ありがと。

  

もちろん返信はなし。

何をやっていても涙が勝手にぼたぼた出てくる。過呼吸にも数度なった。職場トイレで声を出して泣いた。事務の速度が1/3くらいになった。気を張ってる何か作業中はいいが途切れた時に何度でもフラッシュバック。何をしてても奴を連想する。母の胸を借り、恋愛論・男女論を泣きながら交わした。元客だったと打ち明けた風俗の同僚にもLINEを占領して慰めて貰いながら画面がぼやけた。夢に見た。魘されて数時間ごとに目が覚めた。日付の感覚がわからない。食事がとれない。食べても吐く。食べなくても吐き気。涙で流れるから化粧は一週間できなかった。男性に優しくされても泣いた。毛の処理や洗濯や基本的な生活ができなくなった。稽古遅刻もしたし、演奏もできなかった。デパスを調達した。

奴に会えると思うから嫌なことでも頑張れた。これから何をご褒美に生きればいいのやら。そうまでして行く留学に意味はあるのか。

時間が解決する、いつかは忘れられると言われてもその時間を過ごす自信がない。

依存してたつもりはないけど、ガソリンが切れた。

現在とこれから

ひたすらに楽天のメルマガがうざい。iPhonegmailyahooメールも未読有で出るから。放っといて欲しい。

奴のコミュニケーションスキル不安はないので、若くて可愛いくて心の広い良家の令嬢と結婚して子供も作って幸せな家庭を築き出世していくんだろうとは思うものの、容姿体質(体質については私は許容できるが遺伝する内容)で弾かれまくったすえにやっとした見合い結婚で失敗して即効離婚してしまえとか、学歴に寄ってきた見合い女とくっついて有期雇用っぷりに幻滅されろとか、ポスドクで長ーく放浪して嫁に愛想尽かされろとか、助教で燻って65歳を迎えろとか、とっととインポになればいいとか、早くはげろとか、奴の幸せはまだ願えない。論文全然通らなくて心が折れてすごい凋落すればいいのにと思ってしまう。私のいないところで幸せになる奴を許せない。英語もできるから海外にも行けるし給料でてるし専攻的にも研究室的にも可能性は低いだろうけど。いま学位とれそうなところでその年齢で見合いとか早くない?とも思うがそれは体のいい理由なのでしょう。直接会って別れてくれただけまだ誠実なのかもしれない。パフォーマンスの低下した状態で考えているのでまだ頭の中はぐるぐるしているけど、風俗に入らなければ奴に会わなかったが、風俗女だから奴と本気で向き合う資格がなかったという循環参照みたいなところで行き詰る。

正直未練はまだあるしまともな生活リハビリ中だけど、今日泣きながらこれを書いていて少しだけ吹っ切れた。結局遊ばれてたんだよね、と客観的に見られた。きっと恋をして何でもできそうな浮かれた気持ちと、すごくすごく幸せだった約1年と、別れて得た絶望とは自分の演奏に活かさなくてはいけないんだと思う。燃えるよりも灼けるように好きになれる人を運命がほんの短いあいだ貸してくれたと思うよりない。間違いなく、スイッチを切り替え私を「融かして」くれたのは彼だった。ここで討ち死にしたら負け。

2月にオーディションが2部門ある。受かれば履歴書に書けて2年くらい拘束。去年は「本気で行って落ちたらベッドで慰めてあげるから楽しんでおいでー」などと言ってくれた人がもういないので、ふたつとも落ちたらすぐに欧州へ飛ぶ準備を始めようと思う。目標額到達まで単独だともうしばらくあったけど、今回母に泣きついでに留学のことを直訴したら(当然風俗のことは言えなかったがアルバイトを掛け持ちしているとは言ってある)私の貯金と同額までは用意してくれることになったので、タイミング的には来年の秋頃から奨学金にも応募してみる。

風俗来年春か夏までにあがる。私に刻まれた風俗嬢過去は変わらないが欧州に行って帰って来る頃には従業員名簿も破棄されている。

  

言っても言わなくても結局終わるなら、好きって思ったら言ったほうがいい。

欲しいものは欲しいって言う。だめかどうか決めるのは相手。

初動は早いほうがいい。

  

フィクション?そうだったらいいのに。それか1年前に時間巻き戻したい。

なお先ほどの地震は私のせいかも。この1年、奴のことを考えるたびに地震が起きたから(真顔で冗談/でもほんと)

2011-08-15

コミケの偽五千円札騒動を本気でカオスラウンジの仕業だと思ってる奴がいるのか。

カオスラウンジを叩いてる連中って大半がその程度のレベルなんだろうな…と思ってしまうね。

2010-09-27

日本技術大国にしたいなら

まず千円札五千円札一万円札の図柄を、

松下幸之助井深大本田総一郎、田中久重あたりにすればいいじゃない

2010-09-12

http://anond.hatelabo.jp/20100911215212

1万円札を撲滅できないだろうか?

コンビニでもクレジットカード使いやすくなってきたんだから、一万円札廃止にしようぜー

最高額紙幣二千円札だったら6千円。これが身の丈にあった額だろう。世界的に見ても。

バカか。万札撲滅したって最高額紙幣五千円札だ。3枚出したら1万5千だろ。お前の身の丈6千円の倍以上じゃねえか。

大体お前の身の丈が6千円クラスだからって、なんでそれが世界的に見ても通るんだよ。お前は世界なの? バカなの?

だいたい2枚だと縁起が悪いとかいうのがそもそもおかしいんだろうが。夫婦なら分かち合うぐらいやれってんだよ。

2010-09-11

http://anond.hatelabo.jp/20100911215212

不況だから、そろそろ結婚式のご祝儀五千円札×三枚でもいいと思うんだ。

だってつきつめて考えれば三万円だって2で割れるんだし。

引き出物にもらう皿類なんて、自ら「割れる」ものお返ししてどーすんの!ってつっこみたくなるし。

2010-02-08

とある「事務所」の研修方法

「事務所」とだけ表現しておく。どんな時代の、どんな「事務所」なのかは想像にお任せする。

やはりそういう「事務所」にはそういう相談が舞い込んでくる。「うちの息子はどうしようもない破落戸(ごろつき)で、親としてもさじを投げざるをえない。」とか何とか。

これを引き受けると、まずは当人を朝一番に「事務所」に呼び出す(というか親が送り届けてくる)。そして何をやらせるのかというと、何もやらせないのである。

「事務所」の隅に椅子を用意し、「そこに座っていろ」とだけ言いつけ、一日中放置する。まあ、トイレくらいは自由に行かせるらしいが。「事務所」の「職員」は全員が当人を完全に無視する。もし当人が椅子から立ち上がって何かをしようとしたら、持ち前の気迫で「座っていろ」と言いつける。そして日が暮れる頃に「帰っていいぞ」と言い、五千円札だか一万円札だかが入った封筒を渡す。「日当」である。

これを何日も何日も続けるそうだ。

すると、ほとんどの若者は一週間と経たずに「雑用でも何でもいいから手伝わせてくれ」と懇願するようになってくるそうだ。しかしそれでも当分は聞き入れてはもらえない。最低でも二週間、長い場合は一ヶ月以上も「放置」を続けるらしい。そうやって十分にフラストレーションをため込ませてから、「じゃあ、これをやってみろ」と簡単な雑用をやらせ始める。最初は掃除お茶くみ程度。次第に電話の応対などもやらせてステップアップしていく。簡単な仕事なのでしくじるはずもないのだが、そこで初めて「事務所」の「職員」達は笑顔で大げさに当人を褒め称えるのだそうだ。仕事ぶりによっては、「事務所」の偉い人が飲みに連れて行ったりしてやるらしい。

当時の現場を知る人曰く、「事務所」のほとんどの者がそうやってここで育てられて来たという。多分この界隈の他の「事務所」も似たような感じだろうとも。

その「事務所」の場合、ある程度仕事が出来るようになったのを見極めて、「事務所」に勤めるか娑婆(親元)に戻るかを決めさせるそうだが、ほとんどが前者を選ぶらしい。

経済誌の、若者離職率云々の記事を眺めながら「どうして娑婆の会社でもこの方式採用をしないんだろうなあ」と、その人は時々つぶやいている。

2009-11-26

http://anond.hatelabo.jp/20091126043441

たとえば ¥ 1,020 の代金を見たときに五千円札しかなくて 十円玉が一個しかないときを想像してみた。

そこで隣に連れがいたらやっぱり助けを求めてしまうわ。なんでだろう。

2009-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20091027064042

一番に思い浮かんだのが、

スラブ人だろうが漢人だろうが朝鮮人だろうが、誰が操作しても動く港湾設備がある港が山ほどあるし、

高価なGPS機器を装備している漁船が山ほどあるし、

地政学のこともあるし…。

あ、あと

日本が攻めていってどっかを占領して維持するコスト無茶苦茶高く危険につくんだけど、

外国日本に攻めてきて維持するコストはべらぼうに安くて安全。

北方四島竹島ガス田、みんな日本が軽くあしらわれているし、アメリカもなんもしてくれない。

尖閣列島日本が実効支配しているが、中国がその気になったらあっという間に占領されてしまう。

実は沖縄も帰属問題が微妙で旧五千円札新渡戸稲造)の世界地図にも省かれているほど日本政府は気を遣っているが、

小渕さんが沖縄サミットを開く外交努力で優位になった実績は、あまり知られていない。

2009-07-09

酔っ払い親父vsチャラいお兄ちゃんin電車

もう何年か前の出来事。

その頃自分は定職についておらず、日雇い倉庫ピッキングをしていた。

周辺の日雇いバイトの中でも指折りの厳しい職場だった。

自分経験したいくつかのバイトの中でも、もうしたくないバイトとして1、2を争うくらい。

そんなバイト帰り道電車での出来事だった。

大学生くらいのお兄ちゃんが携帯で、あたりを気にせずしゃべっていた。

もう携帯電話マナーはそれなりに行き渡っていた頃で、周りの人もなんとなく見てる。

そんな中、彼に声をかけた酔っ払いの親父がいた。

「おい、お兄ちゃん。ここは電車の中だよ。電話はやめようや」

酔っ払い親父VSチャラいお兄ちゃんの戦いは火蓋を切らず、

お兄ちゃんは通話先に慌ててわびると、マッハ電話を切った。

酔っ払いだけどGJ!!

よく言った、おっさん!!

車内は一気に二人を生温かく見守る雰囲気に。

親父は従順なお兄ちゃんが気に入ったらしく、彼が電話を切ったことを褒めたりして、

しばらく絡んでいた。

やがて親父は財布から五千円札を取り出して、お兄ちゃんに差し出した。

「ほれ、受けとんなよ。携帯電話切ったご褒美。俺ぁ今日競輪で勝って機嫌いいのよww」

え?ちょ、おっさんww

今さっきまで、おっさんこの小さな車内でヒーローだったのにww

その五千円イミフww

おっさんの株、大暴落ww

携帯切るのは当たり前で、ご褒美もらうようなことじゃないww

お兄ちゃんは当然断っていたのだが、いいからいいからと押し付けられて、

結局受け取っていた。

「ありがとうございます」って恥ずかしそうながら、すごい笑顔だった。

当時私の日給はたしか七千円あたりだったのだが、交通費等をさっぴくと、

実質六千円くらい。

私が一日かかって稼いだ金額のほぼ同額を、

車内マナーを守っていなかったお兄ちゃんが一瞬にして手に入れるこの理不尽

車内マナー守らないから、誰か俺にも五千円くれ!!

思わず心の中で絶叫してしまったとしても、罰は当たらないと思う。

おっさんは機嫌がよくてお金をあげただけだろうから、誰も損した人はいない。

お兄ちゃんは通話相手と一緒に、

あぶく銭で酔っ払い親父を肴に、楽しく一杯飲んだのかもしれない。

私は釈然としないまま電車を降りた。

2009-02-13

寒い上に眠たい。寝たら死ぬぞ、そうかここは雪山なのか。

僕は自分の部屋にいた。目をつぶってそれから眠らないようにしていた僕にとって、それは一瞬自分の部屋なのかわからないほど眩しかったが、自分の部屋でしか、なかった。

この眠気はなんだろう。

昨日の夜、25時くらいだ。友人から電話がかかってきた。

「明日の昼、一緒に食べよう」

唐突に彼は言う。

僕はそのとき、既に布団に入った状態で携帯電話の通話ボタンを押したので

「おー」

と、そんなような返事をする。なんだかんだで他愛もない話を1時間ほどしていると、さすがに目が覚めてくる。普段こんなに長い時間電話をするようなことはなかったが、昨日はなぜか、そうなってしまったんだ。

時計と外の世界の両方が、明け方に近づいてゆく。それと共に僕は、普段人には話さないような話までしてしまう。といっても、とてもくだらない話がほとんどだ。自分死生観だとか、湯豆腐を食べるときに守っている、自分のこだわりだとか。BackSpaceを小指で押すのか薬指で押すのか、そういうことはそれなりに人それぞれだが、それがどちらだろうと、中指だろうと、相手の人生にあまり影響を及ぼさない。少なくとも、恋人エンターを薬指で押したから、僕の朝食がレーズンパンからオートミールに変わるなんて事は、あってはならないと、思う。そんなのは何かが間違っていると、僕は思う。

今日は彼と昼飯を食べるため、いつも千円も入っていないくらいの財布に、ひさしぶりに五千円札をいれる。

僕は、ピザだけは勘弁だ。そう思って電車に乗った。

2008-09-17

もうやだ

仕事で遅くなって終電帰宅したら隣に住んでる娘(中学一年生)が俺の家のドアの前で寝てた。彼女曰く母親は自宅に鍵をかけて彼氏旅行に行ったらしい。彼女母親から握らされた封筒には、それを示す旨と三日後に帰宅する事、その間の娘の世話を頼む旨が書かれたメモ一枚、それと五千円札一枚、それとコンドームが数枚が入ってた。

この一家は母子家庭でたまに挨拶する程度の面識しかないんだが、彼女は封筒の中身とその意味を知っているらしく目がうつろで完全に人生諦めモード。とりあえず家に入れて俺が食う予定だったコンビニ弁当を食べさせ、その間に母親ケータイ電話するが電源切ってやがんの。俺は一年ぶりにやっとありつけた職を失うかも知れないストレストイレで盛大に嘔吐。胃袋が空っぽになった後で、午前二時過ぎに3ブロック離れた所に住んでる町内会長を電話でたたき起こして彼女を預けて今に至る。事態が大事になるのを恐れて彼女は俺の家から離れるのを嫌がっていた。

という夢を見た。ネタですよ。ネタ。もうやだ寝る。

2007-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20070727214833

お答えありがと。

例1:「1735円…(財布探って)5円ある?」

5円くれる。または財布も開けずに「ない」

例2:「えーと…(千円札五千円札一万円札しかないな)千円札ある?」

「両替してやるよ」または「ない」

って展開になりそうで怖いが、今度トライしてみるよ。これ書いて思ったが、出して欲しいって言って断られたらみじめなんで、予め自分の方が全額出すことで断られる現実に直面しないようにしてる気がしてきた。自分の深層心理がこわいよ見たくないよ。

2007-07-27

http://anond.hatelabo.jp/20070727181445

例1:「1735円…(財布探って)5円ある?」「あ、735円ある、出すよ」

例2:「えーと…(千円札五千円札一万円札しかないな)千円札ある?」「(相手の財布覗いて)5000円出して。3000円出す。」

彼とはこんな感じでワリカン(割ってないが)してる。

きっかけは、お釣りが出ないようにならないかと彼が私に端数の小銭がないか聞いた事だったように思う。

それからは「どっちが払う」と先に宣言していない時は二人で合わせて払うようにしている。

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