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はてなキーワード: 過去日記とは

2023-07-05

掃除したくなるんだよなあ

アップデートで新しいコンテンツがきたり未読のシナリオが溜まってる時に限ってさあ

押入れから20年前のPC出して埃ブロワーで飛ばしてみたり

増田過去日記を見返しながら消しまくったりさ

やったほうがいいことはやらない

やりたいはずのこともやらない

これが俺の人生なんだよな

2023-05-03

anond:20230503002529

わいはここのおかげで過去日記みなおして自分精神性の低さとか体調のバロメータを測れることに感謝やで

他人のふりみてわがふりなおせ的なこともたくさんあるしな

あとツリーシステムなのも頭がいい設計だよね

スレが流れて消えちゃう2ちゃんとは大違い

2023-04-07

老いていく親に終活をさせるには【追記あり

追記した→https://anond.hatelabo.jp/20230409121152

以下本編******************************************************

両親を比較的早く亡くして色々その後の始末をした体験から。また、人の親の終活サポートサポートするような仕事をしていた体験から

大前提として、親と仲良くできてるか?

そもそも、「終活」って、そこまで「むむむ必須…!!」と思わなくてもよい。

そもそも、一番大切なのは終活する以前に、親御さんとちゃん円満人間関係を構築し続けておくということで、これが実は一番割と大変だったりする。

親がどこに何を仕舞っておきがちか、どんな人生を送ってきたかとかがなんとなく分かっていれば、別に整理整頓されていなくても残された子供たちで探し当てたりあちこちに問い合わせればいいだけなのでそんなに問題ない。親子の関係が良好なら、何なら親の方から大事書類や通帳や印鑑はこうやって保管してあるからね」とか言ってきてくれたりする。

そういう、あたたかくお互いを思いやれる親子関係でもないなぁ…という場合は、まぁまずは親に終活をさせる以前に、親子関係を良好化しておくことが必要

そうじゃないと何を言っても親は子の言うことなんて聞かないんだよね。親にとっては子は中高年になったところで子供だし、老い自覚があればなおさら我が子に対して頑なになる、ということはよくあること。

現代の老人の傾向、セグメント別

そもそも金持ち株式やら不動産やらを持っている人以外は、親が大した整理もせずに死んでもそこまで大変でもないことも多い。まぁそもそも、人が一人死んだらそりゃ多少は手続きやらが大変なので、そこはもうそういうもんだと思って。

親が金持ち場合。傾向的には、ガチ資産持ちの人は弁護士税理士やら銀行担当者やら、誰かしら外部の相談者がいることが多いので、まだ元気なうちに「営業に来てる銀行担当の人とか税理士とか、今度紹介しといてね」と言っておくと割とはかどる。税理士なんかがいる場合はほぼ無問題名刺交換しておけばおけー。

資産持ちの場合プチブル勢(高給取りサラリーマンや自営)の場合結構厄介かもしれない。親御さんがまめに日ごろから管理をしている人であれば心配ないが、GDP右肩上がり世代なので「なんとなく色んなとこに預けたり掛けたりしてるだけ」みたいなケースがあって、これはもう、がんばって、エンディングノートやら終活やらをしてもらう必要がある。

お金がなさそうな場合。自宅とちょっと貯金だけ、なんていう場合は、もうほとんど心配しなくていい。実際はこういうご家庭が一番多いんじゃないかなと思う。通帳、保険証券印鑑仕舞っている場所だけ、何かのついでに(例えば親がちょっとした病気入院した、とか体調崩して手伝いに来ている時とか)さらっと聞いておこう。銀行の届出印はちゃん確認しとく方が良いなと思うが、死後に届出印が分からなくても銀行に提出する書類が1枚増えるだけなので、まぁわりとどうってことない。「窓口の人」は基本親切だし慣れているのでどうしたらいいか聞けば大丈夫

もういちどおさらいだが、「銀行印が何かを聞いておく」とか「終活をお願いする」などは、要するに子供から老いて色々億劫になってきている親に頼む、大事情報を聞き出す、ということなので、その前に人間関係を良好にしておけ、というのが鉄則になるわけです。


マメポジティブな親御さんには、エンディングノートを渡すだけで割とオッケー

文章文字を書くのが苦にならない人、普段から日記をつけてたりする人は、比較的楽だと思う。

エンディングノート市販されている紙のものもあるが、アプリもあったりするので、親の性格に合った内容のものを子からプレゼントするのもよいと思う。

基本的必要情報

これぐらいが分かってれば財産回りは大丈夫。この辺は市販エンディングノートだと記入式で書いていけるようになっている。また最近終活アプリなんてのもあるので、スマホコンピュータがいける口の親御さんならそれでもOK

市販エンディングノート選びでいうと、例えば、記入欄が多いものズボラな親に渡しても嫌がるわけで、選ぶには匙加減が結構大事結構「思い出記入欄」とか「自分史書き連ねページ」とかがあったりする。そういうのを書くのが好きでノリノリで書きそうな親御さんなら、自分から書いてもらってついでに大事資産周りの情報も書いてもらえる。

逆にそういうのを全然書きたがらない親御さんの場合は…記入項目が簡単ものを使って、親にヒアリングをして子供ノートに記入していくのがお勧めズボラな人や「そういう書類作成したり整理したりする経験がない(今の高齢者世代だと女親は多くの場合就業経験が少ないので困る場合があるよ)人」は、緊張して思考停止ちゃうので、子供が寄り添おう。また同じ結論だが親子の人間関係を良好にしておく必要がある。

そして、しっかりした親御さんの場合でも、隠してたタンス預金やら隠してた借金やら、愛人がいたやら隠し子がいたやら、まぁ隠そうと思えば隠せるわけなので、あまり根を詰める必要はないわけです。

あとは、「死んだら葬式に誰を呼んでほしいか問題」も、エンディングノート項目にある。こういうのもノリノリで書いてくれる人もいるが、面倒くさがって書かない人も同じぐらい多い。書きたがらない場合は、実家年賀状を取っておいてもらう。正月帰省した時に、親あての年賀状を見ながら「この人誰だったっけ?」とか話をしながら、だと、整理する気になってくれるかもしれない。まぁ要するにノートに書いてなくても全然よくて、年賀状に付箋でも貼っておけばいい。

結構、長い時間をかけて、ぽつぽつとやる

エンディングノートひとつ記入し終わるのは、現役の我々でも結構めんどいので、一度には片付かない。1年、2年と、年単位ゆっくりやればいい。

比較的多そうで且つ厄介そうなケース、「ズボラ小金持ち親」と「忙しいしなんだか色々面倒で帰省は年に1、2回の子」の場合エンディングノート作ろうかと持ち掛けてから帰省頻度を増やして1テーマごとに埋めていく、みたいな作業想像した方がいいかなと思う。エンディングノートを作ることで親子関係を和らげて距離を近づけていく作戦。平行して介護が始まってきたりするんだよね…。

今日は通帳を整理したか乾杯!また再来月来るからそれまでに保険証とか、暇なときに探しといてねーと声をかけておく、次の帰省までの間にも連絡を入れて雑談をしつつ「見つかった?」と聞いておく、みたいな、まめな営業努力が効いてくる。通帳を整理し終わったはずなのに忘れてた通帳が出てきた、出てきたけどその通帳はとっくの昔に口座解約してたやつだった、みたいなことも起きます。でもまぁそれが笑い話になったりするので。

自分のことで言えば、これらの作業を両親とやっていたら、なぜか押し入れの奥から父の結婚当初の給与明細の束が出てきたり、両親の結婚デート写真が出てきたり、新婚旅行の時のメモノートが出てきたりとめちゃ楽しかった。照れて無口になる父、はしゃぐ母、はしゃいだ母は記憶力がぐんぐん回復していって笑った。

墓のこととか葬式のこととか、財産分与のこととか

親子関係改善しつつ、楽しくエンディングノート作りをある程度進めていくと、親の方からぽつりぽつりと、聞きにくいことを話してくれたりするようになる。人間関係構築は偉大。

我が家場合だが、一番面倒だったのは墓のことだった。

父親が三男、母親姉妹の長女だったので、母方の墓を引き継ぐんだろな…と漠然と思っていたのだが、母方の祖母(父にとっての義母)が100才近くで元気なのに、先に父が病気余命宣告が出てしまったので、墓の所有者である祖母よりも先に娘婿である父が墓に入る可能性が高まっていた。

実は、父と、母方の祖母はあまり仲が良くなくて、母と私は「お父さん、お墓どうしようかねぇ…」と悩んでいたのだった。

父は、仲が良くない義理関係の墓に入りたくないのではないか、それなら別に墓を用意するなり樹木葬みたいにしてもいいよね、と母と私は話していたのだが、一方で、母としては姉妹なので、実家の墓を継ぐ人がいなくなってしま心配もしていた。お父さんは海に撒いてくれと言ってたけど私は一緒のお墓がいいのよね…とか、別に墓を買えばいいじゃん檀家金もかかるしおばあちゃんが死んだら合祀しよう、とか、合祀にもお金かかるねぇ…なんて母と娘は少し前に話をしてはいたのだ。でも言い出せず。

ある時、余命カウントダウン中の父の病床で、子供たちと孫たちに囲まれて、私は父のそばで通帳とかの整理をしていた(生々しい)時に、父が私に「東京の爺さん(母方)の墓に入るからよろしく頼むよ」と言ってきた。お父さんそれでいいの?嫌じゃない?と聞いたら、まぁ婆さんはアレだったが爺さんにはさんざん世話になったしなぁ!色々面倒だろうからお前頼んだよ、と言われた。

もし順当に「祖母死去→母に墓を相続→父or母が墓に入る」であれば簡単だったのだが、順番が逆になってしまったので、実際ちょっと面倒だった。祖母と叔母(墓にまつわる利害関係者)への相談と許諾をもらったり、何やら一筆書いたり、父のカウントダウンと追いかけっこで奔走した。もっと早くに聞けてればなぁと思ったが、まぁそれもタイミングだし、しょうがない。病床で、傍らに金勘定してる娘がいて孫がわらわらしているところで「俺はあの墓に入るぞ!」といった父の話は今でも家族の間で語り草の笑い話だよ。

終活が思い出になるような逆転現象

母は、まぁ父の死の片づけをしたわけで、「自分の時はもっと効率的にやるわよー」と張り切っていたが、やはり割と急スピードで病を得て亡くなったので、志半ばという感じだったかもしれない。エンディングノートこそ作らなかったが、財産関連の書類ファイルに整理されており、友人関係については娘の私がかなり把握していたので、多くの人に葬式に来てもらえてよかった。ご近所のお友達はもちろん、中学高校時代からの長い付き合いのお友達や、職場の友人や転勤先で仲良くしていた友人や、私も知っている人や私も知らない人や、大勢が母の思い出を私たちに話してくれて、それがとてもよかった。

父は、生前自分のことを語らない男(昔の男性は割とそういうところがある)だったのだが、闘病が長くゆるゆると終活を付き合ったので、その端々で父がぽつぽつと話してくれた色々なことが記憶に残っている。

そして余命カウントダウン期間に「会っておきたい人をリストアップして!」と父に命令をしたので、大勢の人に見舞いに来てもらえた。なので正直、葬式の時はかなりラクチンだった。連絡先を聞いておけたし父の古い友人の中から葬式の手伝いをしてくれる人もいて、大学の仲間がだいたい何人ぐらいくるよ!とか、職場OBがだいたい何人くるよ、とか、取りまとめてくれて葬式代の見積めっちゃ捗った。お父さん人望あったんだなぁ…だっていいやつだったもんなーお父さん、と、しんとした通夜の夜にポロリとしたりね。

何ていうか、「死ぬ」というのは人生時間の中の一つの点ではあるのだが、一方で、その一つのである死に向かう状態が延々と続いていくのが人生特に老人の人生なんだよなと思う。

終活は、1カ月でで終わらせる!ということではなく、徐々にゆっくり何年も時間をかけて死んでいくタイムラインのなかで整理をしていくことで、その「整理する時間」ごと思い出になったりするような、妙に充実する時間だったような気もする。文化祭は当日より準備が思い出深い、みたいなことというか…。

親の終活を手伝うことで親との関係が良くなったりなんか味わい深い思い出が増えたりするから、早いうちから家庭内イベントとしてやるのがいいのかもしんない。

一般的にはエンディングノート業界では、エンディングノートは定期的に(数年に1度)見直して、変わったところがあったら修正しておきましょう、とか言われている。まぁ生きていれば当然、財産状態も友人関係も変化をするからね。なので「財産目録を作らねば」とか「エンディングノートを書いてもらわねば」というよりも、親子ですごく間遠な感じの過去日記をつける、みたいな取り組み方なのかもしれないな。

2023-03-15

在りし日のネットメンターに寄せて


あなたにはネットメンターはいるだろうか。あなた尊敬しているところの、例えばブログとか書いてる人で、考え方が人生の参考になるような人のことだ。

自分は今30代になったばかりだ。これまでにネットメンターは四人いた。それぞれ、当時は夢中になってブログを楽しんでいた。

今となっては活動をやめている人が多い。でも、やっぱり今でも感謝というか、これは灌漑というのだろう。自分という人間は、その人らの考え方を楽しむには齢を取り過ぎてしまったのだなぁ、と感じることがある。

今回は、素人の拙い文章になるけど、懐かしい記憶を堀り起こしてみたい。なお、皆さんおそらく存命だと思うので、ブログへのリンクとかは貼らない。迷惑をかけないためだ。



1人目 げっべさん

未成年の頃だ。当時、携帯電話を買ってもらったばかりの自分は、mixi登録していた。それで、コミュニティを探していたところ、「笑っちゃダメな時に笑っちゃう」というのを発見した。

どういうコミュニティかというと、文字どおり笑ってはいけないシチュエーションで噴き出してしまい、周囲から冷たい視線で見られた、恥ずかしい思いをした体験参加者が綴っていくのだ。

人間飲み会なんかで皆が笑っている時に黙っていたりするのは、まだ何とか許される。しかし、葬式最中にいきなり爆笑したりなんかすると、周囲の視線が冷たいだろう。このギャップはなぜ生じるのか。当時、中学生だった自分には新鮮な疑問だった。

それで、この当時から登録20数万人を抱える当コミュニティ管理人がげっべさんだった。過去日記を見たところ、ナチスドイツヨーゼフ・ゲッベルス宣伝大臣から名前拝借したと思われる。

過去日記で、いろいろ面白そうなやつがあったので覗いてみたところ、これがまた最高だった。視点が斬新で、文章力があって、知性が抜群だった。

あとは、この人はDLsiteでR18の同人作品を作って売っていたのだが、その関連で創作における女性性について語るところの新鮮みが凄かった。あんな論説は見たことがないし、今後も見かけることはないだろう。シロクマ先生でもメロンダウトでもフミコフミオでも書けない。基本読書の人ならなんとかなるかもしれない。

実は、メッセージを何度かやりとりしたことがあるのだが、当時中学生だった自分にも優しく接してくれて、まさにTHE★大人だった。神だった。この御方こそが人生最初ネットメンターだ。

30代になった今、久しぶりにmixiログインしてみた。友達だった約50人は全員mixi利用をやめていた。確認しなくてもわかる。確信があった。

プロフ画面を眺めていたところ、若かりし日のアルバイト先でみんなに可愛がられていた高校生の『ゆめちゃん』が、今では32才になっていた。あまりリアル現実だった。信じられないよ……。

感傷はなくて、温もりのある懐かしさがあった。薔薇香りや、紅葉の美しさがわからなかったあの頃の、子どもっぽくて拙いコミュニケーションの思い出が蘇ってきた。私は、あの頃はどんな思いで人生を過ごしていたんだろう。感慨が込み上げてきた。それから小一時間mixiの思い出めぐりを楽しんだ。

で、げっべさんの話に戻るんだが、今ではあの人について何となく理解できるつもりだ。おそらく、今でいうところの発達障害とか、自閉症とか、そういうTypeの人だったんじゃないか? と思う。いや、当時のメッセージのやり取りとか、あの人がDLsiteで売っていた作品を再度鑑賞したり、ほかにもいろいろ思い出してみたけど、たぶんそうだ。

いわゆる、人生を生きるのが難しいタイプの人だったと思う。でも、そんな苦しい状況の中でも、mixiで屈指の人数を誇っていたコミュニティ管理人を務め上げて、創作活動もしていて、何より哲学的かつエロティック日記が神髄の人だった。

今改めて、感謝を申しあげたい。当時は生意気な中坊~高校生だったと思いますが、いろいろとありがとうございました。



2人目 伴さん

この方を知ったのは、当時新卒で入った組織で苦悩していた時だ。偏差値45ほどの大学を出て、生まれ故郷市役所に勤めることになったのだが、まあこれが辛い日々だった。

地方公務員ってさ、どんな人が職場適応できると思う? ブクマカなら知ってるかもだけど、小学校中学校内申点が高くて、地元名門校入学できるような人が地方公務員に向いている。早い話、クラスリーダーとか、ムードメーカーとか、生徒会長とか、スポーツ万能とか、とにかく何らかの形で先生から高い評価を受けていた、そんな感じの人だ。

自分は違った。コミュ障だったり、ネクラだったり、納豆だったりして、クラスに馴染めなかった。「置かれた場所で咲きなさい」とはいうけれど、発芽すらしなかった。そんなモノが社会人になっても通用するはずがない。

そんな時に、伴さんのブログ出会った。この人は防衛省に勤める国家公務員だった。自分と同じく、公務員適応できないタイプ公務員。ただし、自分と違って仕事ができるし、頭はキレるし、嫁さんもいるし、お金持ってるし、なにより理想に向かって匍匐前進している感じが格好良かった。当時は、目に穴があくほど彼の記事を読んだものだ。

で、この伴さんは協調性のなさが災いして、職場でいろいろひどい目に遭っていた。それでも努力をやめない姿勢がすごかった。当時20代半ばだった自分は、それらを見習っていた。

伴さんのように米国株投資を始めて、FXも始めて、タバコを吸い始めて、仕事マウント取られたらニコニコと受け流して、いつの日か相手がボロを出したら攻めて攻めて攻めまくって、野良犬キャンキャンと吠えて逃げるまで攻め立てて、相手が討論中にメンチを切ってきたら大声で威嚇して、相手の傍まで寄っていって「殺すぞ!!」という感じでこちらもメンチを切った。

実際、自分が伴さんみたいに行動するようになって、みんなの見る目が変わった。前みたいに馬鹿にされなくなったし、男性ホルモンが増えたみたいになって仕事を頑張れるようになったし、実力が上がったし、今は市役所庁舎管理仕事をしてるんだが、上司から1件につき20万円までは好きに契約事務をさせてもらえるようになった。

さて……実は、自分は失敗した。伴さんがやってるみたいに、男性ホルモン全開で仕事を進めていったところ、致命的なトラブルを起こして仕事を干されたことがある。まあ、初めての大失敗だったから、結局許してはもらえたんだけどさ。あれは反省した。

今ではわかることがある。結局さ、人間で一番大事なのって、仕事ができることじゃないよな。相手尊敬するとか、嫌な仲間とでもうまくやっていくとか、話の通じないお客さんがいても精一杯やりとりするとか、悪いことしてる人がいたら怒ってでも咎めるとか。人間にはそういうのが大事なんだよな。

実力とかお金とか持ち物って、その人が死ぬ時には実質意味がなくなってるけど、人柄とか人格って、命が途切れるその瞬間まで残るじゃん。もしかしたら、あの世までもっていけるかもしれないじゃん。

実際、伴さんは、あの人が自ら言っていたように社会不適合者なのは間違いないと思う。いつも何かに怯えていて、他人視線が怖くて、しかし戦わずはいられない。いい結果を出し続けて、みんなをギャフンと言わせてやる、自分を認めさせてやる!! そんなスピリットでひたすらに頑張っていた。それは、自信のなさの裏返しだった。

で、結局この伴さんは、嫁と子どもがいる状態国家公務員を辞めて、民間企業営業として入って、しか通用せずに大失敗して1年で辞めてしまったらしい。その後は、「自営業としての記事代行サービスでメシを食ってる」みたいな記事を拝見した。

残念ながら、数年前のそれが最後更新になった。たまにサイトを見に行っているが、更新される気配はない。

伴さんに倣っていいこともしたし、悪いこともした。後悔していることもある。特に不用意な言動仕事仲間を傷つけてしまたことだ。

けど、伴さんがいなければ、男性ホルモンをめらめらと燃やす自分出会うこともなかったと思う。そんな体験がなければ、目の前の人間尊重すること、いたわること、常に気にして動くことに関心が向かないままだった。

そのことに気づかせてくれたのは、紛れもない伴さんだった。コミュニケーションを取ったことはないけど、俺はあなた感謝してる。本当にありがとうございました



三人目 高田机上さん

2018年頃から活躍しているブロガー2019年頃だったか自分恋愛のうまくいかなさに悩んでいる頃にブログを拝見した。確かバズった記事があって、はてなブログトップの方に載っていたのだった。

恋愛一般論から始まって、男性ダメなところを取り上げたり、女性の心の視点に立ったり、恋愛必要な各要素(清潔感とか...)を論じていったり、男女の付き合い方を細々と説明していたり……。

当時は、これだ!! と思った。ここまで体系的に男女別の視点から恋愛を論じたブログは初めてだった。恋愛指南サイトは数あれど、それらはほぼ商業サイトであり、噓八百でも面白ければよかろうなのだ!!(勝てばよかろうなのだァァァァッ!!)、みたいな記事ばかりだった。でも、この高田机上さんは、元モテない男性として等身大自分を出していた。

が、風向きが変わってきた。2020年頃までは、恋愛Tipsを事細かにひとつずつ紹介していたが、次第にモテない男性バカにするような内容が目立ってきた。

特に2022年に始まった男女差LINE学がそうだった。LINE的に非モテムーブを取る男性を論い、ひとつひとつ侮辱的な言葉ダメ出しをしていく。挙句の果てには、女性がする恋愛上の遠回しな「お断り宣言」(婉曲な言い回し)を説明する際、自分の本の出版編集者に暗に断られた際の恨み言を述べていた。

半年ほど前から高田机上さんのブログを読むのをやめた。男女差LINE学長すぎやろ!! と感じたのもあるが、何より自分の読者層であるモテない男性馬鹿にしていて腹が立ったからだ。実際、この人の記事ブックマーク数はほぼゼロだ。昔はバズった記事があったけれども、近年は閑古鳥が鳴いている。

もし、男女差LINE学みたいなシワいコンテンツじゃなくて、もっと面白シリーズが出たら読もうと思っていたが、一時引退するらしい。「専業作家に挑戦し、なることができたら戻ってきて記事を書く」とあった。

ネットメンターには、こういうこともある。どれだけ面白くて尊敬できる人でも、年月が経つといろいろ変わってしまうのだ......。また記事を読ませていただく機会を楽しみにしています



四人目 在日琉球人さん

高校生大学生にかけて、この御方のブログを読んでいた。どの書籍にも書かれていない視点で、勉強になる内容が多かった。ほどほどに重たいテーマが多いけれども、たまに笑いもある。歴史政治を扱った記事が多い。

文字どおり沖縄まれの人になる。若い頃、大阪府大学生としてやってきたようだ。壮年なんだけど、文体は若々しい。なぜこの名前にしたかというと、琉球歴史鑑みるに、「自分沖縄県民ではなく琉球王国の一員」ということらしい。

mixiでは人気のブロガーであり、数年間活躍した後は、別のブログサービス転向した(はてなブログだ)。この人は、上の三人と違ってまだ活動している。個人的お気に入りブログ記事ひとつだけ挙げたい。

在日琉球人の王政復古日記

#成人式 より #未成年バカ祭り を!~ヤンキー花魁バカ成人こそ地元の宝である

https://nationoflequio.hatenablog.com/entry/2015/01/11/222419

この日記の日付は2015年だが、実際はもっと昔のmixi時代投稿している。当時の私は大学生で、これから成人式!! という時期だった。

上の記事の内容は、まさに目から鱗一言であり、この体験がなかったら、未だに「暴れる新成人」なるもの勘違いしたままだった。

さて、こちらの在日琉球人さんのブログだが、社会人になってからは見なくなった。理由は、更新頻度の低下だ。一応、それなりの頻度で更新はあったが、前の記事の焼き直しや再投稿ほとんどだった。新しい記事が生まれなくなったのだ。

で、その原因というのが加齢だった。本人談になるが、齢を重ねる度に気力が湧かなくなっていき……と、ブログ内で呟いていたのを覚えている。

私も、在日琉球人さんとメッセージのやり取りをしたことがあった。理知的で、ユーモアがあって、ごくまれにキレるけど、己の知性を高めるために日々尽力している人に思えた。自分よりもはるかに賢いはずの人間ブログ記事を書けなくなってしまうなんて、年を取るのは悲しいことなんだな、と若かりし頃は思った。

今でも、在日琉球人さんのブログは年に一度はぐるっと目を通す。やはり、斬新かつ奇をてらっていない。今でも世間通用するブロガーだと思うが、なぜかあまり人気が出ない。面白いと思うのだが。



最後に~

月次な結論になるが、やっぱり若いうちはいろんな価値観に触れることが大事だと思う。自分は、中学生の頃からブログを読むのが好きで、それこそいろんな人の日記作品を読んできた。勉強になるのもあったし、正直毒になるのもあった(ネトウヨやツイフェミがその典型)。

深夜に眼が重くなることもあったけど、あの日々では多くの学びを得ることができた……え、何? 個人ブログよりも書籍の方が勉強になるだろ、だって? それは言わない約束ということで。

はてなブログは週に一度はチェックする。書籍も好きだが、しか自分個人が魂を削って書いたブログの方が好きなのだ。これからもいろいろと読んでいきたい。

面白いうえに、人生のためになるようなブログ運営されている方々におかれましては、重ね重ね感謝を申しあげます。今までありがとうございました。これからよろしくお願いします。

2022-12-20

anond:20221220212831

過去日記は知らんけど牛乳ならこの5年くらいは欠かさず飲んでる

2022-04-02

anond:20220402102658

時間とともに変えても良いはずなのに日記に書くことで固定化してしまう。

これ超わかる。自分ネガティヴ気持ち固定化したくない

 

でも、長期的な目標と3ー5行であった出来事だけ書くみたいな日記をつくって

その時の気持ちと進捗を見た方がいいとかは何か言われてるよね

めんどくさい、でもやろうかなでずっと繰り返してる

 

基本的には増田と同じく固定化したくない(特にネガティヴ感情)し、

何よりも書くのが面倒だから結局続かないのだけど

日記を書いてよかったってなったこともある

 

1つ目は過去日記を見てあまり自分がどうしようもないことに気づけたこ

自分自分に驚いたのだけど友人のSSRを引いただけなんだなって思いましたわ

 

2つ目はその時の温度感や空の色を思い出したこと

何か特別なことがなくても空が気持ちいいと気持ちいいよね

  

2021-05-13

anond:20210513030846

自分過去日記レスバで埋まるのも黙ってるのも嫌だから後で消してるわ

勝ち負けは別にどうでもいいな

2020-10-06

anond:20201006092258

自分が親より長く付き合っている親友妥協して選んだ相手じゃないです

学生社会人になってから旅行かいろいろともにした友人もいるけど顔も名前も覚えていないのいるし

今もゆるい付き合いがある人もいるけど子どもから付き合っている親友と同じレベルでは付き合ってないです

ほんでその親友を見つけ出すためになんかしたのかというと特になにもしていないです

じゃあその親友との関係を維持するためになにかしたのかというと特になにもしていないです

じゃあ自分がまとも人だからだな!!!って思ったけど過去日記見たらなんかすごかったです

単純に友人が辛抱強いだけでした 以上です

anond:20201006084825

全般的に単なる運だからね。過去日記読んだらほんとびっくりした

2017-11-29

過去日記 7月に、辛い出来事があったそれからずっと辛かったが・・

今年7月某有名アーティストの死、その後から初めてうつ病?というのを経験した。

8月後半、個人経営から法人成りし営業していた。会社をやめることにした。親や知り合いに毎月相当なお金を渡していた。

一人で通販で4000万以上、原価率50%以下。18年近く・・・

10年ほど前からこれ以上の稼ぎは望まずこのままキープできればそれで良いと思っていた。しか現実は・・。

利益が上がらなくなったのではない、商売に嫌気がさしてしまった。

通販タイプによるが、ビジネスモデルは、売る方も買う方も良い思いをすることが難しいようなモデルだった

お互いに良い(楽しく)できる商売をしたい。

2015-07-04

はてな匿名ダイアリーでは

過去日記と称して文末に、過去投稿したはてな匿名ダイアリーURLを貼り付け、個人ブログのように扱うことは許されるのか

個人ブログよりよっぽど多くの閲覧が見込まれそうだが

2012-08-26

246 名前名無しさんお腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/08/26(日) 11:57:11.29 ID:1sUaF5Ci

最近の元社員最後日記

退会しま

オタキングEX社員で無くなってからもこのクラウドシティには

残ってたまに市民の皆さんや仲間達が書く日記を楽しみにしていました。

ただ最近ログインするのも数週間に一度といった具合に、

魅力もクラウドシティ岡田氏に対する熱意や期待も薄れてしまったので、

この際退会することになります。 退去後は岡田さんの意向通り過去日記

全て削除して頂いて結構です。

さて最後最後なので元オタキングEXそれから岡田斗司夫氏に対する所感です。

前にも社員向けのSNSでは書いたのですが、一言で言うならオタキングEX

に参加する事が出来て良かったです。 僕が社員になったのは2010年10月から

1年間なのですが、最初の3ヶ月はまるで世界が変わったかのような錯覚でした。

それまでの30年間生きてきた中でもトップ3に入るほど、刺激的で心地良く触発

された3ヶ月間だったと思います。 そんな時間がずっと続く物だと思っていたのですが、

上に錯覚と書いたようにそれは長くは続きませんでしたが・・・

でもきっとこれからもずっと自分死ぬまで親しく出来るであろう数少ない仲間たちに

会えた事や、岡田斗司夫の発言や人物像を間近で見ることが出来た事は決してお金では

買えなかった物なので、あの頃を振り返ってもオタキングEX入社した事は大英断

だったなとしみじみ思うばかりであります

なぜ上に書いたような幸せ時間が続かなかったのか、あれだけ大好きで畏敬の念を

抱いていた岡田斗司夫に対して熱意や希望が失せ、魅力を感じなくなってしまった

のかは既に数名の元社員から日記告白告発により皆さんの方が詳しいでしょう。

岡田さんは面白い人です。自分もその主張や物事の考え方にはとても影響を受けました。

中でも自分入社を決意するに至ったひとり夜話のマイケルジャクソンのThis is it

対する見解感想にはとても心を打たれたし、これからも忘れる事は無いでしょう。

でもその感動は行動や人格が伴ってこそ初めて真価を帯びるものだと思います

「僕の岡田斗司夫に対する評価」はその行動力や精神性・人間性の点において驚くほど欠ける物だったということです。

その人間の評価を現す瞬間が人生には3つある。生まれた時と結婚する時と死ぬ時だ。

お前が今死んでも一体何人が悲しむと思う?

僕の前の上司が飲みの席でいつも言っていた言葉で、これに続いて明日お前が死んだとしても悲しむのは俺くらいなもんだ。だからしっかりしろ!

なんて苦言を呈されていたんですが、もし岡田さんが明日逝去したとしても一滴の涙も流れないと思います。全く遺憾ですが、それが僕の岡田斗司夫に対する評価ですから

今までありがとうございました。

2010-08-01

レキジョ

確かこの人は、去年の5月辺りにヲチスレで発掘された…と思う。

自らも歴女であるにも関わらず(好きな武将に会いたい…とか、戦国BASARAやったり、女体化戦国武将を描いたり、史跡巡りしたり…等)

ネット上(自身の日記)で「歴女消えろ!」「歴女関ヶ原ゴミ捨てて持ち帰らない!(実際そういう状況を目撃したかは謎)」…などと罵詈雑言を並べるも

言ってる内容が自らにも当て嵌まる事もあり、いつしか「レキジョ様」と呼ばれるようになったとか。

歴女叩きだけでは飽き足らず、会社上司に憤りを感じて「氏ね!」と言ったり、気に入らない友人知人の名前本名)を晒して「コイツがムカツク!」とキレたり

とにかく日記上で八つ当たりしたい放題。

で、自分が叩かれるというか文句を言われる立場になると「私は悪くない!」「お前が氏ねばいいのに!」と開き直ったり逆ギレしたり…。

実年齢は20代後半らしいが、文章だけ読んでいると小学生中学生に間違われそうな印象。

で、ヲチスレで晒されると過去日記削除。そしてスレ住民を「暇人」「ストーカー」呼ばわりして挑発的な言葉を並べるも、

時折「もうイヤ…」「助けて…」とネットで叩かれる可哀想なワタシを演出する事も忘れずにアピール。

元々、自らがネットで叩かれる火種をバラ撒いたにも関わらず、「ワタシは被害者」という認識しか頭に無い…ような気がした。

数ヵ月後、そんな”歴女”から離れたい一心でポケモンにハマるも、「戦国よりも今はポケモンが大好き!」と呪文のように何度も何度も繰り返しアピール。

戦国から離れたい」と言いつつ、史跡巡りを続け、戦国BASARAの新作を叩きつつも購入したり、”戦国”からの完全離脱が果たせていない模様。

そして最近更新した日記では…

>もう嫌だ…

レキジョ怖い…

戦国好きな人と関わりたくない

>あの日の悪夢が蘇る…

名前(※HNは某戦国武将名前)変えたい、

>マジこんなしょうもない名前にしたよな

>嫌だ嫌だ…レキジョ怖い…

もう消してしまったけど、相変わらず都合の悪い事は全部無かった事にしたいようだ。

2010-03-12

法律もウェッブルールも糞くらえ!俺が嫌だと言っている

現在ブリーチをヒットさせ、ツイッターもやっている久保帯人先生過去日記サルベージ

2000年08月08日

最近、このサイト画像プリントアウトしている 人がいる。というちょっと

イヤな噂を耳にした。 えーっと・・・・・・。 ここに来てくれる人の中にそんなのがい

るなんて 思いたくないけど、取り敢えず。止めて欲しい。 と言っておきます。 このこ

とについては、多分VEGATも書くと思うので そっちの方もチェックしといてほしい。

そして今回の日記を見て暗い気持ちになった、 無関係な大多数の人たちには、お詫びを。

ごめんね。 それから、明日と明後日日記、とぶかも。

2000年08月10日

8日付けの「プリントアウト云々」について書

いた日記 に対して 「プリントアウト自体は法に触れない」 「個人で楽しむのならいい

んじゃないか」 といったようなメールが幾つか来た。 俺がいつ法律の話をした?俺が

ダウンロードして欲し くない」と言ったのは、ギャラリーに飾ってあるものの 中には、

俺が家族や友人の為に描いて送ったものもある からだ。 勿論それらは本来こういう場所

に置くべきじゃない。っ てことは解ってる。でもきっとファンの人達は、できる だけ沢

山俺の絵を見たいだろう。そう思って、送った相 手と相談し、「他の人も見たいだろう

から(載せても) いいよ。」と理解を得て載せているものなんだ。 俺はファンの人達

信頼して絵を置いてるし、これから も信頼していたい。 法律もウェッブルールもクソ喰

らえだ。 俺が嫌だと言ってる。「プリントアウトしちゃいけない」 理由がそれだけじゃ

不充分なんだろうか?

2000年08月28日

ギャラリーを閉鎖しました。 理由は、あれだけ俺の考えを説明したにも関わらず 「絵を

ダウンロードさせて貰っていいですか?」と いうフザケたメールが来たから。以上。

そういえば、ここのところのレンタルビデオ攻勢で 漸く「ARMAGEDDON」と「MATRIX」を

観る機会を得た んですが、(遅すぎ)どっちもつまんなかったです。 「ARMAGEDDON」

の方は、同時期に公開された(と記 憶している)似たようなコンセプトの「DEEP IMPA

CT」よりずっとつまんなかったし、「MATRIX」のア クションのエキサイトメントは「B

LADE」や「LAST HERO IN CHINA」の足許にも及ばない。 まぁ、「ARMAGEDDON」は元々ス

ティーヴ・ブシェー ミ目当てに観たんだし(しかしジェリー・ブラッカ イマーと組むと

必ず磔にされるなぁ、彼)、OPに ジョン・ボン・ジョヴィの曲を持ってきて、その曲

と同時に登場する黒人の連れてる犬に「リトル・リ チャード」(ジョンの敬愛するミュー

ジシャン)と 名付けるという小ワザがあったので、良しとしよう。 (いいのかよ)

でも「MATRIX」の方はホントにつまんないよ。アタ マの悪いオタクが「頭いいね」って

言って貰いたく て作ったような、妙に説明的でややこしい(つーか アタマ悪ィから単に説

明が下手なだけだ。)ストー リーのせいで物凄く眠いし。とってつけたようなラ ヴ話も

ウザいし。ホント劇場に観に行かなくて良か ったぁ・・・。

その後

日記での暴言について>

今まで、ネットのように「顔も声も伝わらない伝達手段」に一切興味を

持たず生きてきた俺にとって、「表情も身振りもイントネーションも伝わらない、

文字だけでの意思の伝達」がどのように受け容れられるか、というのは

全く未知のものでした。

その未知のものに対して、深く考えることなく足を踏み入れた結果、

池袋の駅前で友人に話すのと同じ感覚日記を書いてしまい、

一部のファンの方々を傷つけてしまいました。 ごめんなさい。

ただ、普段の俺はああいう言葉日常的に吐いている口の悪い人間なわけで、

ファンの人達の前でそういう部分を繕って

良い人間であるかのようなフリをするのは申し訳ない。という思いから

敢えてああいう言葉をそのまま載せていた。というのも事実です。

「その考え方は間違っている!」と言われてしまうかもしれません。それでも。

少なくとも俺は、俺の描くものを好きでいてくれる人達の前では

全てに於いて正直でいたかったのです。

オマケ

2000年07月05日

浅田さん(担当)が来た。 何を話したのかはナイショだけど、

とりあえず いいことが一つ。 編集部行方不明になってた、98年当時のファンレター

(BAD SHIELD~の後に届いたもの)の一部が 見つかった。 嬉しいやら懐かしいやらで

もう大変。 「ああ・・・この子、読みきりの頃は毎回手紙くれてた のに、今はもうくれ

なくなっちゃったなぁ・・・」とか 「あ、この子はこの頃から手紙くれてたのか。」と

か。 色々楽しみながら読みました。 それから、3巻の感想手紙や、俺のバースデイ

祝う手紙も来てた。 ビックリしたのは、誕生祝に「ZBPDにインスパイア されて作っ

た」と、自作の曲を送ってきてくれた子が いたこと。 これが予想外に(失礼)いいメロ

ディで驚いた。 その子、このページ見てないだろうなぁ・・・。 とりあえず、remix

方がメロディの良さが 際立ってて良かったです。 で、そのテープには俺宛のメッセージ

とかも 入ってたんだけど、やっぱりアレだね。手紙に 声入りのテープとか、そういう生っ

ぽいものが 入ってるとドキドキするね。もちろん良い意味で。 何て言うか・・・「ああ・・・

俺はマンガを 描くことで、こんなに遠くの人たちとこんなに深く 関ってるんだなぁ・・・」っ

て。 幸せな気分になる。

漫画家としての喜びを実感する久保先生

2000年07月12日

自分にとって、嫌いなマンガ(家)とソレ以外とを 線引きする基準って

何だろう?って考えてみた。 取り敢えず、俺はマンガに関しては常に 「自分画力が、

マンガ家として絵を描いても良い  最低限のレベル」だと思ってるので、 自分より少し

でも絵の下手なマンガ家は 好き嫌い以前にまずマンガ家として認識できない。 だからきっ

と俺の基準は絵だろうと思ってて。 でも最近、よく考えるとそうでもないってとに 気付

いてきて。 で、色々考えた末に辿り着いた結論。 出てくる連中が息してないマンガが嫌

いだ。 ほら、俺らマンガ家仕事って、頭の上らへんに 出てきちゃー、ハシからどんど

脳みそン中に沈んでく 連中を溺れないように傷つけないように引っ張りあげて 紙の上

に乗っけてやるモンでしょ? でもそれってすげー難しいことなんだ。 当然それに失敗す

るって事は、赤ん坊を取り上げるのに 失敗するのと同じで。失敗された子は息しない。

でもそれより難しくてそれより重要なのは、 「周りの空気」をちゃんと描いてやること。

それができないと、そいつがどんな言葉喋ってても 空気の無い所でもがいてる様にしか

見えなくて 読んでるこっちが息苦しくなる。イライラする。 だから嫌い。 よく考えた

ら俺の「絵が下手」ってのを判断する基準も デッサン云々より(つーかデッサンなんて

絵描いてりゃ 嫌でもジワジワ上達する)出てくる連中それぞれの描写 によるところが大

きいです。だから・・・ ・・・あーダメだ。ねむい。 やっぱ自分の頭の中のことを理論

立てて話すのって 難しいや。俺にはムリ!(笑) あー・・・何でこんな面倒なこと描こう

と思ったんだろ。 やめやめ。 中途半端でゴメン! 読まなくてもいいですよ! つーかこ

んな長いのメンドくて誰も読まんだろ。(笑)

独自の漫画論を展開する久保先生

2000年07月21日

シックス・センス」のビデオCMが面白

い! しかしシックス・センスかぁ・・・懐かしい。 今の彼女との最初のデートの時に観

映画です。 ・・・?まてよ?映画より動物園の方が先だったっけか? ・・・まぁいい

や。取り敢えずシックス・センス。 まだ観たことなくて、これからレンタルで観ようと

思ってる人達忠告。 この映画劇場公開前から「最後に大ドンデン返しが ある!」と

散々騒がれてたけど、その大ドンデン返し、 絶対に予想しないで下さい。 下手に予想な

んかすると俺みたいに 観るまえに立てた予想が的中するなどという 困った事態に陥る可

能性があるので。 つーか俺的にはラストなんかより途中の 病気女の子のシーンの方が

よっぽど ショッキングでした。

鑑賞前にドンデン返しを当てた頭脳明晰な久保先生

2000年07月31日

パラパラって何が楽しいんだろ? 振り

付け丸暗記してみんなで同時に踊って。 ガッコで阿呆教員のやる暗記授業と何が違う

んだ? 脳味噌無駄使い。 みんな揃って同じ踊りを踊る画ヅラなんて、幼稚園の お遊

戯会か、イタい新興宗教みたいだ。ヘドが出る。 ダンスの楽しさってそういうもんなの

か?

若者流行に苦言を呈す久保先生

2000年08月03日

近所のイトヨに行くと、やたらおばさんの視線を感じる。 そんなに俺は

イトヨから浮いてるか? オレンジ色のサングラスがそんなに珍しいか? それとも銀色

スニーカーが悪いのか? といった感じでおばさんに不評なマイフェバレット サングラス

をかけた俺の写真ものってたりする ZOMBIEPOWDER.第4巻は明日発売です (うまい話の

つなげかたです、帯人さん。) 俺宛のメールフォームもトップに置いてくれた ようなの

で、感想とかはこちらへどうぞ♪

どんな場所でもロックスタイルを貫き通す久保先生

2000年08月04日

「大人なんて大嫌いだ」と思い始めたら大人。

自分は大人になった」と思ってるうちは子供

口に出す言葉がそのまま名言となる久保先生

2000年08月24日

今日(昨日?)は立川のシネマシティに映画を見に 行きました。ポケモンの。ポケモン

彼女のシュミ ですよ?俺じゃなくて。 それにしても綺麗だなあ!シネマシティ!え?映

画 の感想?楽しかったですよ?帰り道で「肌に合わな い」とか言って、彼女をヘコませ

たのはナイショで す。で、その後TSUTAYAビデオをいっぱい借りて、 今、ビデオ大会

最中です。例によって「オールで」とか言いながら既に寝る気まんまんです。

デートといえども、同じ創作者として作品には厳しい意見を口にする久保先生

2009-09-15

女の子の優しくも残酷な嘘

女の子がやたらと( ´_ゝ`)をメールで使ってくるので、「冷めてるの?」「怒ってるの?」と聞いたら、

この顔文字クセでよく使うんだよねって言われ、「そうか、てっきり怒ってるかと思った」と言って、その場は収束。

けど、またその顔文字が繰り返し出てくるのでやっぱり怒ってるのではないかなという気になって、

何かメールでの態度が全般的に冷めてるというか素っ気ないというか気のないふうだったから、改めて、

「怒ってるの?」と聞いたら、「ごめんねーこの顔文字よく使っちゃうから」って言われた。「なんだやっぱり

クセで使っちゃうだけなのかー」と安心して、取り越し苦労だと判明して胸をなでおろした。

だけど、次の日も( ´_ゝ`)を使ってくるものだからどうしても気になって、その女の子mixi過去日記

調べてみたんだ。そうしたら、( ´_ゝ`)が使われてる箇所はほとんどなくて、しかも使われてる箇所は全部

不機嫌になってる部分だった。つまり、俺のメールはやはり嫌われていたということか!と気付いて、

女の子に「やっぱり嫌われてたんだね、これこれこういう理由で」と送ったら、返事が返ってこなくなった。

悔しかったので、「クセで使う」という見え透いた嘘をついて男を愚弄するのは辞めたほうがいいんじゃないかなあ

という旨のメールを送った。実際のところ、女の子の優しいふうに見せかけた残酷な嘘ってむかつくよね。

aliliput なんだかなぁ キメェwww嫌われてると思うんだったら勝手メールやめればいいじゃんwwなんで相手にいちいち言うのwww

それは相手も一緒。相手も嫌われてると思うんだったらブチれば良かったとも言える。それなのに、相手はネチネチと陰湿な

イジメまがいのことを展開することを選んだ。その残酷性を、このエントリ告発しているんだよ。主旨わかってる?

それに、嫌なら去れというのは、あまりに論理として弱すぎないか。最近動画共有サイト2chなどでも、「嫌ならみんな」という論理を見かけるが、

「嫌ならみんな」をクレームを排する道具にしているフシがある。また、「嫌ならみんな」と言っておけば、何したっていい

という免罪符にしているフシもあるから、どうかと思う。だから、俺は件の女の子に対して、嫌ならブチれとはそんなに強く思っていない。

あなたも、今後「嫌なら○○すんな」系のことを思うときに、注意してみるといいよ。墓穴ほりかねないから。

メールの文面がわからないから顔文字の真意はわからんが、文章読んだらネチネチしててなんだか嫌われそうな奴だなぁと思った。

文章を本当に読んだのならネチネチしてるのは相手の側だという主旨なのは理解できるはずだけど。その主旨を汲まないような人間に、

嫌われそうと言われても説得力ないよ。まず相手の基盤、もしくは相手の基盤を包括した基盤に立った上で相手を批判する余裕が欲しい。

でないと、狭い自分価値観に凝り固まったまま相手を勝手解釈で批判しているように見られるよ。

それから、嫌われそうな奴だからといって間違ってるとは限らない。むしろ、本当のことを言おうとすると、嫌われることは避けがたい場合が、

結構あるのではないか。私は単に雑談しているのではなくて、とある女性の態度を告発し、社会に対して問題を投げかけ、自分の狭い了見にとどまらず、

誠実な観点から、この問題を考えようとしている。当然、そういう事を友人とリラックスして雑談をしている文脈で行うわけにはいかないから、

こういう場所で書いているわけで。そういうことも場の空気から察知できずに、嫌われそうだなあと言ってのけるのは、いかがなものだろうか。

それに加え、ネチネチした相手の言動をひとつひとつ確認し考察していくという主旨から、必然的に、ある立場から見ればネチネチした物言いになるとも言える。

そういう事情があるにも関わらず、単にネットの向こう側の人間が書いたたかが数千文字の文章を読んだだけで、ネチネチと相手を責め立てるような意図

汲み取るのは、甚だ行き過ぎているように思うよ。言うなれば、相手の言動の裏にネチネチした意図があると安易に発言してしまうと、今度は、

ネチネチしているのはあなたのほうにされてしまいかねないって事。一般に、悪口を言う時、実はそれは自分自身のことじゃないかと思ってみるといい。

もちろんブックマークコメントで何を書こうが自由という面はあるけど、その代わり何を書かれても文句は言えないし、おかしなことを書いちゃうと、

知らない間に空気のよめない奴だなあと思われちゃう可能性もあるわけ。確かに俺のこういう真面目な物言い増田ではKY的な部分もあるけど、

俺の真面目な物言いに対してあなたのような発言をしちゃうのもそれに負けないくらいKYだから。ブコメにはそういう発言がやたらと多いから、

この人こんな発言ばかりしてだんだん自分の評価を下げているのではないかと余計な心配してしまうことも多いくらいだよ。

ネットだと空気を読みづらいから、この点は気をつけたほうがいいかもしれないよ。とくに、あなたのように浅い認識から気軽に気持ちをぶちまけるような人は。

2008-09-19

http://anond.hatelabo.jp/20070313013829

懐かしい過去日記が引っかかったのでトラバ

ようこそこちら側へ。

半年前165cm 73kg 体脂肪30%

今、67kg 25%

月に1kgのペースで減りだした。

これが去年三月。

でもって、現在

59kg 13%

今年に入ってからはペースが落ちましたが、こんな感じになりました。

そろそろ頭打ちかな。

2008-03-27

http://anond.hatelabo.jp/20080327022633

というわけでまとめはwikiで。

という話が過去にあったなと、検索したらもうすぐ2年です><

http://www.goodpic.com/mt/archives2/2005/06/blogwiki.html

http://mojix.org/2005/06/28/232219

でみんなワイワイ。ブックマークでワイワイ。

ま、ブログも専用カテゴリ過去日記トラックバックで幾らか似たような事が出来るし、はてなグループキーワードwiki的だけれど、結局はまとめる手間が面倒臭いと。

トラックバックがそのあたりを少しだけ補完してくれるのだけれど、もう少しハンドリングが良くなるといいな。XMLとかJSONとかで配ってくれるとツリー構築とかしやすくなると思う。

あと、閲覧側が手軽に記事同士を関連付けていける仕組みってのがほしいかも。その辺はブックマークが担う部分か。現状、はてなブックマークはそのあたりが幾らか備わってるな。wiki的に誰でも編集できるとか、含む日記とか。そのあたり、対人間も含めもう少しハンドリングよくしたり、ユーザーのページで役に立つようにしたらよいかも。

だからあれか、フローストックの中間的な部分をフローからストックへ向けてデータを再利用しながら改良していきやすいシステムでつなげていけばいいのか。

はてなブックマークポチポチ選択していったら、ブログからトラックバックコメントを取ってきて、それをまたポチポチ選択していくと関連する話のツリーやまとめが出来てきて、それでポチっと押すとはてな記法でそれが吐き出されて、とか。

そういや、今度作り直すんだって?そんな風にならないかな。

2008-03-16

過去日記を消した

はてなで書いてきた過去日記を一部消した。

自分のための過去の記録は残す必要がある。

だけど、表に見せる部分は、ブラッシュアップしたあとの姿でもいいかな。と思ったから。

2008-02-26

http://anond.hatelabo.jp/20080226164538

自分の馬鹿さ加減がばれちゃったから

晒して少しでも嫌がらせをする方向にシフトしてるんじゃない。

d:id:owlは「自分が嫌がらせされた」って書いてるけど、

あちこちでケンカふっかけちゃあ粘着して嫌がらせしてるのはd:id:owlの方だよ。

過去日記読むとよくわかる。

2007-09-29

http://anond.hatelabo.jp/20070929210200

それなんて俺? ちょいびびるわ。

どのくらい自分の文章が好きかっていうと、はてダに書いた過去日記をしょっちゅう読み返してる。昔書いた小論文とかも読み返したりする。問題のあったものを除いて、今まで書いた文を消し去るなんてことは絶対にしない。書くことが好きかどうかには、だいぶん波があるのでよくわからないが、嫌いではないはず。昔流行った「百質」では、ラノベ1冊など軽く凌駕する量の文章を書いた。時間とテーマが与えられれば長文だって書く。別にうまい文ではないし、事実、滅多に褒められることもない(増田でも褒められたことがあるのは段落文体じゃない文と1行エントリぐらいだ)。でも、好きなんだ。自分の文が。

自分の書いたものなど2度と目にしたくないという人とか、書いた文を消去することになんの躊躇もない人なんかを見るにつけ、自分みたいな人間は希有な部類に入るんだろうな、という自覚は常に持っている。これ以上変な人に思われたくないから、普段は自分の文が好きだなんて吹聴しない。というか、能力も伴ってないから、できません。

ナル同士、お互いの文を読み較べたりしてみたいものだ。

2007-06-07

[]一昨日2007-06-05の増田日記合計453件から(代打日記

>だれかたのむ

とあるのに誰もやらなかったらしい。つーことで1日遅れたけどやってみる。

痛がってたあの増田心配する声で始まった今日。そういや増田自体が落ちてたんだっけ。痛い増田病院にいってきましたとのことだが、大丈夫か。

腐女子の後輩によると腐女子は男を見たら受け・攻めを妄想するの?樹形図へと収束。もっと充実させたい増田はぜひ添削してみては。周期表や定期入れで妄想できるのはある意味才能だよね。腐女子関連で誘い受は誉め言葉じゃないなんてのもあり、こっちの意味は知らなかった。

落ち込むクリエーターさんの愚痴も飲み込む増田。飲むといえば偏頭痛増田お酒増田も、ほどほどにしといたほうがいいと思う。そしてこっそり過去日記読み返しという発掘作業が。この「日刊増田」も発掘日記だけどね。昨日もキテレツの話題が出たけど、今日も続けて熊田薫の憂鬱なんてのがあった。委員長やら揚げパンやらに感じる違和感に名前付けませんかと提案するも世代や地域による共通体験の差異の話になったり、たばこ吸いたいんだけどさ。から喫煙による害の話が出たり(タバコなんてやめなよとだけ言っておく)。私は子供が嫌いで苦手だ。という増田だけど、おかしいとは思わないよ。色々な考え方の人がいて当然。子供といえば子供スゲーよという増田、いいパパになれそう。世のお父さん、お疲れ様です。

増田吐き捨て男性女性に対する心理の話。ここから『家族八景』が出てくるのはさすが増田か。しかしそんなこと考えない男もいるんだよ。少数派かもしれないけど、誤解されるのはつらいです。派生ネタ生きとし生けるもの全てを性欲の対象としてみているよに続く流れがカオスで笑えた。かと思えば友達だった女性とエッチしてしまった話やずっと友人だと思ってたという話もあったり。男女ネタ増田の名物なり。

そしてホッテントリ入りした秋葉銃刀法のウソ警察の点数稼ぎ行為の実態に溜息をつき、代打日記終わり。

実は新参増田民だったりする。自分が増田を覗くようになったきっかけがこの「日刊増田」(旧「増田日記」)のおかげなので、少しはお手伝いをしてみたつもり。やってみて分かったけど、大変です。いつもの増田、毎回お疲れ様。

2007-06-05

過去日記読み返し

【その後はどうですか?】

彼氏の家で餃子を焦がして喧嘩したカップル。

  http://anond.hatelabo.jp/20070320093823

・年齢詐称して付き合っている人。

  http://anond.hatelabo.jp/20070327195700

【4月】

・なぜか増田ネコが寄ってくる人。

  http://anond.hatelabo.jp/20070406135020

・この人の笑顔を見てみたい。きっと人を幸せにする。

  http://anond.hatelabo.jp/20070411173358

2007-04-26

突発カラオケOFF 嘘レポ(3)

http://anond.hatelabo.jp/20070419001713

http://anond.hatelabo.jp/20070422000431

「なんだか物によっては周辺の2次創作だけ抑えて判った気になってしまうんです」

「そ、そりゃいかんですよ。僕は原作を極力おさえるようにして…」

女性なのに男性向けエロパロから作品に入るのはどうか、と太一郎は思う。

パセラから駅へ、駅から早稲田へ。電車に乗りながら、ぽてぽてと歩きながら、そんなオタクトークをする。

「あっちょっと待ってくださいソフトクリームが」

ソフトクリーム?」

どうみても雑貨屋の前だ。彼女雑貨屋に踏み込んでいく。後について入るが、やはりかわいらしい小物が陳列してある。奥を見ると、小さな喫茶スペースがありソフトクリームを販売していた。

「凄いところで売ってるなあ。東京には無駄にする土地は少しもないということか」

「ほらここに看板があったのを見つけたんですよ」

「よく気づいたなあ」

やはりこの人はどこか聡い。なのに何故文章はあんなに燃料満載なのだろうか。

コミケでの過ごし方などについて話しつつ歩いていたが、かなり歩いたのに着かない。彼女は早速そのへんの人を捕まえて道を聞いている。

「この先の大きな交差点で右に曲がるんですって」

非コミュを自称したり、職場非コミュを実践していたエピソードを語る割に、こういう行動には問題ないらしい。太一郎なら適当に当たりをつけて誰にも聞かずに進み、後悔するだろう。

非コミュというのはいったいどういう物事なのだろう。話をしながらそんなことを考えていた。

「ここです」

みるからに怪しい小さな店の前で彼女は立ち止まった。

中に入るとそこには、あるはてなダイアラーがマスターとして準備をしていたが、彼女を見るなり(某はてなダイアラーの名誉のために略)叩きつけられる机(略)空き瓶を額で(略)「あなたこの間私のこと嫌(略)「こんなに俺が(略)太一郎ネタなのかマジなのか決めかねていた。マジだったら介入すべきなんだろうが微妙な線であり介入したとすると(略)

事態が収集され、落ち着いて座る。中には今日のマスターと、太一郎と、彼女だけ。

改めて回りを見回すと、少し居心地が悪い。内装の雰囲気は、大学サークル部室に似ていた。しかし、その雰囲気は太一郎のような電算機サークルのそれではなく、ベタ文化系サークルのものだ。共産主義運動の香りのする張り紙。傷だらけで無秩序なインテリア

ここはアウエイだ。強くそれを自覚する。

カウンターの隅にあるPC太一郎は自分のダイアリーを表示して教えた。電車の中で小説お勧めを聞かれて即答できずダイアリーに書いていると言っていた為だ。

「私ストーカーだから過去日記とか全部見ますよ!さかのぼって!」

「うわあ。まあいいけど」

目の前で日記を読まれているというのはなかなか恥ずかしい体験だ。

4人ほど学生が入ってきて、80年代文化について輪講をするという。レジュメを配っていたので太一郎もついでにもらう。レジュメは3題話の様相を呈していた。80年代クラブシーンの音楽ハッカー文化、エコロジーレジュメからヤバイ感じがする。ポイントを外した、ハッカー文化に対する理解。

輪講が始まって、予感は的中した。薄い、薄い、ポイントを外した理解に基づいて延々と語られるコンピュータ進化歴史ハッカー文化。

「くわっ!これはイラっとくる!」

「まあまあ」

気を利かせて本の話題を振ってくれたりしたので、太一郎はそれにのってしばらく話した。最初に大きい嘘を一つだけついて後は誠実に論理的に話を転がしていく本が好きだ、だからロボット3原則ものは面白いとアシモフの話をしたり。

しかし、最終的には学生たちに対して延々とハッカー文化について語ってしまう。自分は当時ハッカーを憧れの目で見ていた少年に過ぎなかったにも関わらず自分のことのように語り、文化に対する解説という名の説教をしてしまった。

学生たちが帰ると、夜にあるというライブに向けて徐々に人が集まってきた。狭い店内は熱気で暑くなり、身動きがとりづらい状態になる。

叫ぶ詩人。エレキ尺八。双合唱。何度かの休憩を挟み、ライブが続いていく。

「ああ、凄いですね、なんだかエネルギーがあるというか」

心にも無いことを適当に言ってあわせながら、あまりの暗黒ぶりに太一郎はおののいていた。あまりにも波長が合わない。心が闇のように黒くなるような、そんな音楽

へとへとになって店外に出ると、「革萌」と書いたヘルメットをかぶった人たちが来ていて入れずにブルーシートを引きだしていた。

「なんだよ呼ばれてきたのに中に入れないのかよ!ひどいよ!」

外に出る太一郎。入れ替わりに2名ほど中へ入る。

屋外で楽しそうに立ち話する革萌の人たち。奥へ奥へと動いてついにカウンターの中に入ってしまった彼女

「象徴的だな…」

店内で最後の最も盛り上がる演奏が行われる中、太一郎は暗い暗い空を見上げて微笑み、自販機缶コーヒーをちびちびと飲み続けるのだった。

(おわり)

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