はてなキーワード: エジンバラとは
はじめに断っておくが、私はトランス女性への差別はあってはならないと思っている。
Rape crisis centre failed to protect women-only spaces(https://www.bbc.com/news/articles/clynyky7kj9o)
英語記事をブックマークしてもスターは集まらない、それ以前に3ブクマが集まらず新着に乗らないだろうから、日本語で解説する。
英エジンバラの「レイプ被害者緊急避難センター」が、国のサービス基準に不適格であるとして、レイプ被害者に案内される施設リストから除外された。
経緯はこうだ。
国の多様性促進政策を反映し、スコットランドのレイプ・クライシス・ネットワークは「トランスジェンダーを活用すべし」という方針を出している。
そのような動きの中で、2021年にエジンバラ・レイプ被害者緊急避難センター(以下ERCC)のCEOとしてトランス女性が着任した。
彼女はLGBT職員を積極採用し、その中に「ノンバイナリー」(男でも女でもないという性自認を持つ)の職員がいた。
ある日、ERCCに駆け込んだきたレイプ被害者が「女性職員に担当されたい」と希望を述べた。
希望を聞いたERCCの女性職員は、当該被害者を担当する予定だったノンバイナリー職員に「あなたは女性か?」と問うた。
ノンバイナリー職員は「自分は男でも女でもない」と応える。女性職員は「いや実際はどっちなんだ」と更に聞く。
このやりとりをみたトランスジェンダーCEOが、その女性職員を懲戒手続きにかけ、クビにした。
もともと当該女性職員をトランスフォビア(トランス嫌い)だと思って毛嫌いしていたらしい。
これが不当だと裁判になり、CEOは負けて辞任に追い込まれた。
弱者とされてきた人々が、弱者マインドのままで権力を持ってしまった事例だと思う。
本件で一番迷惑を被っているのは、緊急避難先を失ったレイプ被害者と、他のトランスジェンダー及びノンバイナリーの人々だろう。
トランスびいきの私でも、このニュースを読んだときは「この施設でトランスやノンバイナリーの性自認を受け入れるのは難しいだろう」と思ってしまった。
レイプ緊急避難センターが「シス女性に限る」「性別は明確に」と言い出したら、医療機関も、介護施設も、はたまた衣料品店も追随するかもしれない。
トランス女性はシス女性にとって有害なのだろうか。有害な場面があったとして、それは彼らの排除を正当化するほどのものなのだろうか。
親には国公立大の学費を払ってもらい、月数万円の仕送りを貰っていたが別に太い実家ではない(と思っている)
就活は氷河期とリーマンショックの間の世代で大学を出て就職は普通にできたから運は良かった方だ
学生の頃にバイト代を貯めて韓国とタイに行き、日本と違う空気や文化やメシに触れるのが楽しかった
地方の安月給の会社に就職してからも通勤途中でよく読んでたのは海外旅行のweb記事で、それによく出てきたのが会社辞めて世界一周してる人たちのブログとかだった
なんだかんだ5年で会社辞めることになって、退職届出した時に貯金が250万ほどできており、ふと世界一周できるな?したろ!
行きたい所は3つだけ決めていたが、ルートは未定で、基本的に現地で次の目的地への交通手段を手配する感じだ
最初の目的地はネパールで、上海から昆明まで40時間超の長距離列車で移動し、そこから飛行機でカトマンズに入る
漫画版神々の山嶺を読んでエベレストを見たかったので、ベースキャンプへのトレッキングをした
4500mを超えたあたりからクソしんどかったが生のヒマラヤは鮮烈だった
そっからインドに行き、一ヶ月ほど時々腹を壊しながらカレーを食べつつインド人に騙されたり頻繁にボラれたりし、スリランカからシンガポールへ飛び、シンガポールから第二の目的地タイのバンコクへ陸路で移動する
その後ビザが必要なミャンマー以外のインドシナ半島各国を麺や焼き飯を食いながら一周し、次は西へ行きたいと氷入りのビールを飲みながら思っていたところ、マレーシア航空のドバイ行き格安チケットを見つけたので予約し、ドバイではオイルマネーの力に驚嘆し、世界一高いビルのブルジュハリファは入場料が高かったので外から見た
飛行機で紅海対岸の禁酒国家イランへ、イランは旅人には親切にしろと刷り込まれているムスリムの国なのでいい所だが、テヘランのバスで男にケツを撫でられる
後で知ったがゲイがバレると当地では死刑になるので外人をターゲットにするそうだ
イランは当時も経済制裁の影響でatmでのキャッシングが使えず、米ドルを街中で両替するのが面倒なことと、酒が無いので1週間くらいで出国することにし、バスを乗り継ぎアルメニアに抜けて飲んだワインはクソうまかった
当時まだグルジアだったジョージアはワインもうまいが料理がとてもうまい、元栃ノ心さんがワインの輸入するそうでがんばってほしい
シュクメルリが話題になったがヒンカリ、ハチャプリ、ほか名前もわからん料理などどれもうまかった
黒海沿いに移動して、パンがクソうまいトルコでカッパドキアとイスタンブールを回り、ボスポラス海峡を渡ってようやくヨーロッパへ入り、ブルガリアでヨーグルトを食べて元琴欧州鳴戸親方の生地ヴェリコタルノボを歩いた
ヨーロッパはさすがに文明的で、旅するのに快適であまり苦労した覚えがない
バルカン半島経由で北上し、ポーランドから船でスウェーデンに渡り、ノルウェーでサーモンを食うため北極圏の町トロムソに行き、魚屋で買ったサーモンとオスロで買っておいたスシライス(カリフォルニア米)を炊いて寿司を作って、ホステルで一緒になったドイツ人カップルに振る舞いながら500mlで1本700円くらいするシロクマのラベルの缶ビールを飲んでいたところ、オーロラが出たので見られたのは幸運だった
ノルウェーは物価が高すぎたためオスロ空港で出国前に2晩ほどベンチで寝てたら警備員に注意される
インドで知り合ったスコットランド人学生を訪ねてライアンエアーでオスロからエジンバラへ、夜ギグに行こうと言われて半地下のクラブへ連れて行かれる
さっきまで壇上でサックスを吹いてたシュッとした青年が普通にアンフェタミンを勧めてきてびびったが、すでにエールで酔っ払っていたので楽しかった事しか覚えていない
そこからメシと酒がクソうまいバルセロナへ飛び、夜な夜なバルでセルベーサを飲み、昼はパエリアを食ったりおやつにバレンシアオレンジをかじり、マドリードの安宿の屋上テラスの藤の椅子に座ってチーズとハモンで赤ワインをやりながらどこに行くか迷っていたところ、サウジアラビア経由エチオピア行きのチケットがあったのでアフリカに入り、大地溝帯に沿って南下し、ケープタウンまで陸路で移動することにした
アフリカはどこの国も同じで当然黒人ばっかりでメシがまずく、衛生状態も治安も悪く交通機関もクソだが、ヤリまくって産みまくって死にまくるという原始の人間の生活を見られたほか、やたらと多い子供は汚いがかわいかった
あとサバンナは最高にきれいで、朝焼けの露に濡れた草原が輝く景色は忘れがたく、ライオンやキリンやゾウは動物園で見るのと全く違う美しさだった
ナミビア、ボツワナ、南アフリカはサブサハラの中でも経済が強いのでそれなりに文明的な旅ができたが、ナミビアの乗合バンのエンストはしょっちゅうで、止まったバンを乗客みんなで押しがけした
乗客同士で一体感が生まれて面白い体験だったが、ライオンのいるサバンナで夜中2時に止まった時はヒヤヒヤした
ケープタウンで久しぶりにうまいワインを飲みながら南米行きのチケットを探して、カタール経由ブエノスアイレス行きを見つけ、カタール航空の機内食のハーゲンダッツが久しぶりのまともなアイスクリームだったので感動して3個も食べた
アルゼンチンは肉とワインがメチャ旨く安いので、毎日安ワインを1本ずつ開けた
チリのワインも当然うまく、フロンテラというのが安くてお気に入りだった
このワインは日本でも飲めるが、やはり現地と味が違うような気がする
アルゼンチンやチリはバス網が発達していて、車内は三列シートが基本でゆったりでき、パーサーがいて食事やワインのサービスもあり快適だったが、普通に丸2日バス移動とかがあり広すぎである
南部パタゴニアの名峰フィッツロイやチリのパイネでトレッキングをして、道中一緒になった日本人女性に恋をするが思いは伝えられずそのまま別れた
この人とは帰国後たまに会ってメシを食う仲だが、一度冗談ぽく結婚しないかと言ったら、お前のような貧乏人とは結婚する訳ないと言われた
チリを北上してアタカマ砂漠の星空を見て、それから三番目の目的地ウユニ塩湖へ向かう
昔ポカリスエットのCMでビートたけしが立ってた鏡張りの景色で有名な所で、ちょうど日本の大学の春休みシーズンだったため、ウユニの街は日本人学生だらけでちょっと辟易したが、さすがに見渡す限り鏡張りの光景や遠近感の無くなるほど遠くまで広がる塩の平原はめちゃくちゃにきれいだった
そのあとペルーへ移動しマチュピチュに行ったが、すでに遺跡を腐るほど見ていたのでやや感動が薄かった
ペルーあたりからラムが安いので、全世界同じ安心安全のコカコーラを買って毎晩ラムコークを飲んでいた
バスを乗り継ぎエクアドルのグアヤキルに行き、ガラパゴス行きの飛行機を待つ
グアヤキルで数日滞在した安宿から15分くらい歩くと、カラフルな家がびっしり建つ丘があったので、ぶらぶらしていたらおばちゃんに呼び止められる
スペイン語はほぼわからないが、この先に行くと死ぬ的な事を言っているようで、あとで調べたらその先には有名なスラムがあった
別に一人で帰れるがおばちゃんの息子らしき人にホテルまで送ってもらう
グアヤキルは新婚旅行で訪れた日本人夫婦が強盗に遭い、旦那さんが殺された事件があった所である
ただしガラパゴス諸島は観光地のため、先進国並みに治安は良く、物価も同じくらい高い
アシカやウミイグアナがうじゃうじゃおり、進化論で有名な鳥のフィンチも数種類見てリクガメも写真に撮れたのでとても満足した
南米本土に戻って北上を続け、コロンビアのボゴタでオーパーツの黄金ジェットを見たが絶対あれは魚だと思う
このあたりで日本を出て1年少々経過しており、だんだん旅に飽きて働きたくなってきたので日本へ帰るチケットを探しはじめ、フロリダを経由してニューヨークから日本へ帰還した
成田の「おかえりなさい」のサインを見て泣きそうになり、缶コーヒーとコンビニのざるそばがうますぎて泣いた
使った金は約200万円、1年1ヶ月の旅だった
今はちゃんと再就職していい年になってしまい、結婚して子供ができたりして、出張以外でなかなか海外に行くことはないが、たまにあの頃は楽しかったなあと思い出す
なるほどね
ニューヨーク・タイムズの報道では、2014年時点で入手できる中で最も包括的なデータでは、最新の瞬間冷凍プロセスを使った場合、新生児出生の失敗率は30歳女性で77%、40歳女性で91%であり、2011年の1年間で38歳以上の女性が冷凍卵子で出産した新生児は世界全体でも推定10人程度となっている。
2020年1月、スコットランド・エジンバラで開催された学術集会でNewcastle Fertility Centreの研究者が過去15年間わたる「ヒト受精・発生学委員会」のデータを解析し、卵子凍結での妊娠成功率は18%と発表した。この報告を受けて英国不妊学会は「卵子凍結をしても『将来の出産が保証されるわけではない』ことを知っておくべき」と警告している。
[2年後の追記]
引越し先の住所は、親には知らせず、この機会に電話番号等も変えます。あとは住民票や戸籍の支援措置かな。
産後1年はあまり記憶がないけれど、子どもは手元にいたし、ニュースにもなってないし、
ほぼ毎日児童館に行ってたし、保育園にも入って、ずっと人目はあったので、虐待もご心配いらないかと。
誕生日には、アンパンマンがおしゃべりしてくれるぬいぐるみを渡す予定です。
喜んでくれるといいな。
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夫よ。
産後1日目に授乳を義実家に映像中継しようとしたの許してないからな。
電話の向こうに義父とか義弟いるかも教えてない状態でカメラむけないでよ。
産後2週間経たないうちに大阪からきた友人と食事行ったのも許してないからな。
コロナ禍で、新生児とワクチン打ててない産褥婦がいて、心配だから食事はやめてほしいって、
会うことも今は我慢してほしいけど、百歩譲って一緒にパチンコ打つだけじゃ駄目かって言ったのも聞いてくれなかったよね。
赤十字勤めてる既婚の友人は来なかったって、どうして貴方はその友人と同じ判断ができなかったのかな。
遊びに来たの独身の友人と同じ状況だと思ってるのかな。
産後3週目、睡眠不足が辛いって泣いたとき、一晩だって夜間の世話を変わってくれなかったね。
日中3時間面倒みてくれたのは、何もしないよりはマシだけど充分じゃないんだよ。
私が泣くほど辛くても、この人はここまでしかしてくれないんだなって諦めたわ。
もう貴方には期待しないほうが、私の気持ちは楽になりそうです。
実家よ。
嫌味しか言ってこないあの人たちに会いたくありません。
お母さんは手伝いに来る気持ちは有難いけど、祖父母の介護が大変なのはわかるけど、
今の私に愚痴が聞ける余裕はないよ。
部屋の掃除が行き届いてないなんて小言いわれなくてもわかってるよ。
お父さんお母さん、煙草を吸った後に子どもを触らないでほしい。
手を洗ったといっても、服に髪も呼気も煙草くさいから子どもが心配なの。
旅行も月1以上のペースで行ってるよね。
子どもに会いに来るなら自粛してほしい。遊びに行くなら会いに来ないでほしい。
義実家よ。
夫の授乳中継、止めてくれませんでしたね。
わたし。
もともと子ども嫌いで、妊娠したとき、友人から合意の上での妊娠かと心配されたような母親だった。
出産で1.5リットル近く出血して輸血もせず、過剰摂取で頭ガンガンするくらいロキソニン飲みながら新生児の世話するなんて思ってなかった。
もともと子育てに向いてない性格で、見通しが甘くて、周りが頼れない。
今より、里子に出したほうが息子にとっていい環境になるんじゃないかと考えてしまう。
息子がいなくなったら、信用できなくなった夫と一緒にいる意味はなくなる。
自分1人だったら、世間体とかどうでもいい。休む時間がほしい。働きたくない。いっそ死んでもいい。
自分が死ぬのが1番手っ取り早いけど、周りに信用できる大人がいないのに息子を置いて行けない。
弱音を吐きたかったのと、備忘録がてら書いたものにたくさんコメントがあって驚きました。
優しいコメントをくれた方々、ありがとうございます。
面識もないのに親身になってくださり、また解決方法を提案してくださり、感謝の気持ちばかりです。
文章にしたこと、それに対する様々な反応を読んで、だいぶ落ち着きました。
寝たほうがいいのは分かっていますが、コメントに対して下記加えさせてください。
出産した病院の助産師さんたちからは、退院してもいつでも連絡していいし、無理って思えば再度入院も可能だと言っていただいていました。
ただ、第三者からの助けは一時的なものなので、今後の長期的な息子の人生を考えると、身内がこれで大丈夫かと不安しかありませんでした。
今の自分が休憩するためにシッターをおねがいすることに対しては、気持ちの上でも金銭面でも抵抗がないのですが、
エジンバラ産後鬱質問表に当てはまらないと、理性的だと思っていました。
仕事で上司からパワハラ・セクハラにあっていたので、自分の身を守りつつ働くための後ろ盾が欲しくて、
男の影をチラつかせれば失礼なことを言わなくなる方が多いので、打算8割愛情2割くらいでした。
パチンコについては、趣味として常識の範囲内でお金を使うだけなら構わないと思っています。
ソシャゲに20万円課金されるより、パチンコで3万円遊んできたほうが健全という考えです。
今回は、友人が大阪からパチンコを打ちに来るから一緒に食事がしたいと言われ、
会食よりパチンコを横並びで打つほうがコロナ感染リスクは低いのではないかという提案をしました。
本音は、産後2週間で遊びに出掛けないでほしいけれど、地元の友人に会いたい気持ちは尊重してあげたかった。
コロナ禍前に結婚したので、感染症への価値観の違いは分かりませんでした。
夫が子どもを欲しがって、夫ならいい父親になると思ったからです。
親しい友人も子どもが好きで、私の愛情が不十分でも、周りが愛してくれると思いました。
友人には1週間程泊まりがけで息子の世話を手伝ってもらうつもりでした。
コロナ禍が収束せず、会うことすら難しいと、1年前は思いませんでした。
他人任せにしようとしていたバチですね。
産休前は正社員・技術職・フルタイムで働いていたので、同年代の男性に見劣りする年収ではなかったです。
昇格が見送りされたり、評価を最低ランクにされたりで就労意欲がゴリゴリ削られていました。
産休から復帰した先輩社員は事務職になった人ばかりで、マミートラックでキャリアも何もないやってモチベーションも最低の状態です。
5000兆円ほしいと言うくらいの感覚で書きましたが、生活に困った方のセーフティに対する発言は不適切でした。
制限のない不労所得であれば、やっぱり息子は手放したくないなぁ。
きっと、どれも実行しないと思います。
日記に書いた弱音です。多くの方にご心配いただき、ありがとうございます。
息子が、朝たくさん笑ってくれて。
新生児微笑って筋肉が笑顔に見えるように動くだけで感情が伴ってないの知ってるんですけど、かわいいと思えました。
夫については、やらかしエピソードだけ書いたので、そこだけ見ればクソ野郎ですが、
一般的には育児に協力的で妻を労ってくれているいい夫だと思います。
書いたことについては許していませんが、人間性まで否定するほどではないかと。
優先順位、価値観が違うので、すり合わせより離婚のほうが楽だと考えてしまうだけで、実際は努力すべきだと思います。
生活保護は、いろいろ生活に制限がありそうなので大人しく働きます。
産後疲れてて長文が打てるのか。愚痴を発散するのがストレス解消になる場合もありますが、どうなんでしょうね。
親ガチャ失敗、話題の単語に合わせた創作かもですね。コメントで使っている方が多くて、早々に流行を取り入れてると笑えました。
いわゆる後爆観音(こうばくかんのん)のなかでも現存する最古のものはパキスタンで粉々になっており、辞書によればシビアな顔面の観音像の背後に、著しくデッサン力に長けた漫画家が模写したような茸子雲が上がっており、急激な燃焼により根元から笠にかけての白~赤~黒煙のグラデが再現されていることからケロシンの発火であると推測される。周辺には飛び散るエンジンパーツ、トランスミッターギア、助手席の手首などを細密に表現したパーツがあり、観音像の煙草を捨てる仕草と相俟って神々しい暑苦しさを醸していたそうだ。
1216年ごろ、日本各地で背中に黒焦げの穴が開いた死体が発見され、捜査によると(麻雀が普及するのは25年後)連続猟奇殺人ではなく、「おのれの精神の背後にある爆薬を用いての崇高な自決」であると結論付けられた。神はこの性質を利用してユニークなゲームを思いついた。
すなわち、複数の人間を背中合わせで放射状に配置し、同時に背爆させる事でさまざまな角度に人間を射出させるというものであった。このゲームタイトルが件のbackshabie(backとbuck《もちろんbuck-tickの》をかけた駄洒落だが米国人には通じない)と名づけられたそれであり、おもにPS3・PS2・地獄などで発売された。
・ゲーム内容
背爆の角度をコントロールして別の人塊にぶつける事で連鎖が狙え、より多くの人数をあれするかで競う。起爆する最初の一人とパドル(1~3個)を操作してパターン豊富なステージをクリアしていく。
各面の連鎖ボーダーをクリアすると豊作・戦乱・飢饉などのボーナスが与えられ、人数がパワーアップする。メモリー消費人数は1ゲームあたり100人~120,000人であり、人口の減少が懸念された。
同じ頃、僕は高校三年生であり、嘘みたいなこの世界に飽き飽きしていた。上空には巨大な体力ゲージ(誰の?)が表示され、人が死ぬと大量のコインになり、i-statusのキーパッドをsukoshi叩いただけで7357hit!とか表示されるし、もううんざりだ。本当のコインはこんなめっきみたいな金色をしていないはずなんだ。桜の花びらのブラウン運動も、トリートコンボと呼ばれる一連のヒット加算システムのせいで大量のヒットマークまみれになって、風情が台無しになっている。苛立ち紛れにパンを投げ捨てると、背後から大きなパワーアップ音が聞こえた。驚いて振り返ると、そこにはもう誰も、世界も学校も彼女も何もかも、僕もいなかった。急速に薄れ行く意識の中で、僕は1Pボタンを押した。
主は1日目、キャラクターセレクトを行えり。マカダムタイプ、弱パン連打系、レーザー強化4。歯医者。
主は2日目、パワーアップカスタマイズを行えり。2次元ブースト、3次元ブースト、地獄ヶ原ブースト、626間ショット、ナイアガラショット、種もみ、エジンバラ刀ショートブリット装備、もみ心地セット、十脚人胸郭、松本城、グッドルッキングフェイス等を揃えり。
主は3日目、爆弾の解除方法を見つけたり。おのれの精神の背後に手を回し、脳の赤いコードを切除することにより、爆弾の機能を損なえり。
主は4日目、太陽を盗めり。枯渇した精神の火薬に変わり、天体が絶対神的依存対象となり、人類は無限のエナジーをエナジャイズされるが世界は暗闇に包まれた。
5日目、この世界を救う伝説の勇者が出現した。暗黒の世界で太陽を心に灯した人類どもは荘厳な惑星的巨体と成り果てたが、その火は実は一つに過ぎなかった。
6日目、無名の力を持つ勇者は全存在の全的な意味を持った名前を持つ神の対となる補完物質であった。双方の力の激突により、その狭間の存在物のもろもろはすり潰され、また新たに産まれた。
7日目、嘆息した神はセーブした。スコアネームに「SEX」と入力し、「産めよ、増えよ、あまねく地は生命に轟き満ちよ」と半ば自棄になって言い放った。その後、現在に至る。
(完)