2024-09-13

トランス女性シス女性にとって有害なのか?

はじめに断っておくが、私はトランス女性への差別はあってはならないと思っている。

 

 

昨日、英BBCでこんなニュースが取り上げられていた。

Rape crisis centre failed to protect women-only spaceshttps://www.bbc.com/news/articles/clynyky7kj9o

英語記事ブックマークしてもスターは集まらない、それ以前に3ブクマが集まらず新着に乗らないだろうから日本語解説する。

 

 

エジンバラの「レイプ被害緊急避難センター」が、国のサービス基準に不適格であるとして、レイプ被害者に案内される施設リストから除外された。

 

 

経緯はこうだ。

 

 

国の多様性促進政策を反映し、スコットランドレイプクライシスネットワークは「トランスジェンダーを活用すべし」という方針を出している。

そのような動きの中で、2021年エジンバラレイプ被害緊急避難センター(以下ERCC)のCEOとしてトランス女性が着任した。

彼女LGBT職員を積極採用し、その中に「ノンバイナリー」(男でも女でもないという性自認を持つ)の職員がいた。

 

 

ある日、ERCCに駆け込んだきたレイプ被害者が「女性職員担当されたい」と希望を述べた。

希望を聞いたERCCの女性職員は、当該被害者担当する予定だったノンバイナリ職員に「あなた女性か?」と問うた。

ノンバイナリ職員は「自分は男でも女でもない」と応える。女性職員は「いや実際はどっちなんだ」と更に聞く。

 

 

このやりとりをみたトランスジェンダーCEOが、その女性職員懲戒手続きにかけ、クビにした。

もともと当該女性職員トランスフォビア(トランス嫌い)だと思って毛嫌いしていたらしい。

これが不当だと裁判になり、CEOは負けて辞任に追い込まれた。

 

 

弱者とされてきた人々が、弱者マインドのままで権力を持ってしまった事例だと思う。

本件で一番迷惑を被っているのは、緊急避難先を失ったレイプ被害者と、他のトランスジェンダー及びノンバイナリーの人々だろう。

トランスびいきの私でも、このニュースを読んだときは「この施設トランスやノンバイナリーの性自認を受け入れるのは難しいだろう」と思ってしまった。

 

 

性別が影響する職業はことのほか多い。

レイプ緊急避難センターが「シス女性に限る」「性別は明確に」と言い出したら、医療機関も、介護施設も、はたまた衣料品店追随するかもしれない。

トランス女性シス女性にとって有害なのだろうか。有害な場面があったとして、それは彼らの排除正当化するほどのものなのだろうか。

  • https://x.com/martytaka777/status/1709729266915508580 ・男性は男性、女性は女性である ・これを言わなければならないなんてクレイジーだ ・親が子供が学校で何を教えられているか知る事は当然 ・...

  • 日本でも、トランス女性がシス女性をレイプして殺した事件が起きている 有害だよ

記事への反応(ブックマークコメント)

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