はてなキーワード: 小町とは
一体何エントリ見せれば気が済むんだよ。
いい加減にして欲しいわ。
そんなの大抵の人からすればクッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッソどうでも良いんだわ。
ほとんどちゃんと見てもいないから実際に何が問題なのかも知らないけどさ、そんなこと普通の人には微塵も関わりたくないし、まーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーた狂った人達がギャーギャーギャーギャー騒いでるよくらいにしか見えないんだよ。
俺だけじゃないだろこれ?
お前らの私かわいそうでしょランキングなんか知ったことではないし、お前らが騒げば騒ぐほど印象も悪くなって誰も近寄りたくなくなるし、何がしたいんだお前ら。
https://anond.hatelabo.jp/20211215104424 の続き
前述の通り騒動は運営の火消しも仁藤氏の撤退も早かった。結局当事者たちはバックレてるだけだが、まあ結果オーライだ。温泉むすめ騒動は私にとって理想に近い場所に軟着陸した。
この度初めて温泉むすめの基本設定や各キャラのプロフィールを読み込んでいった。まあ相当にボロボロだ。日本神話や神社制度にほぼ知識がない人が作ったであろう神さま設定。師範学校が何をする場所か知らずに命名してるっぽい温泉むすめ師範学校。各温泉むすめのプロフィールも泉質などとリンクさせているのは玉造温泉とか嬉野温泉などほんの一部で、大概は観光ガイドから抜き書きしたような観光地情報で大喜利をやっているだけだった。素人の仕事かと思ったら、プロデューサーが温泉ソムリエだと知って二度びっくりした。もう少し真面目にやってほしい。
ただ、ゲームアプリでそこまで練られた設定を目にすることもないので、温泉むすめの設定が特別ひどいということはないだろう。さいわい温泉むすめは実際の温泉地との結びつきも強いし、温泉地からのフィードバックも貰ってプロフィールの補強がなされていけばいいと思う。
この温泉むすめプロジェクト紹介ページの中で、私が気になった、いやはっきり気に入らない文言がある。
温泉むすめの物語の概要を紹介する段落の後ろに加えられた。“なお、温泉とお酒は切っても切り離せない関係のため、年齢不詳である神様であればお酒は飲めるだろうとして神様の設定が考案されました。” という一文だ。神さま設定の前に酒が先にあった。
すぐ直前に、温泉むすめは“人間と同じように赤ん坊として産まれ、温泉の源泉のように地域の人たちに大事に守り、育ててもらいながら、人と同じように歳を取っていきます。” とある。全然年齢不詳じゃない。人に取り上げてもらって産まれ、全員誕生日も判明してる。だいたいお酒を飲んでもいいのは成人であって年齢不詳の少女じゃない。
温泉むすめは全員例外なくセーラー服を着ているので、イラストは明確に「セーラー服を着た女子学生」として発注されている。飲酒設定が先にあるのに何故そんな未成年と誤解させるデザインにしたのか。アサヒビールのCMの乃木坂46おとな選抜でも誰も制服は着ていない。お酒とは切り離せないのに何故温泉むすめを未成年アイドルとしたのか。
“温泉とお酒は切っても切り離せない関係”とされている根拠も分からない。
温泉施設付属のレストランで見かける家族連れのお父さんもバイカーの爺さんもロードバイクのおっさんも山奥の現場帰りの兄ちゃんも酒なんか飲んでいない。ビールを飲んでいるのはバスで温泉に来ている高齢者の団体くらいだ。
環境省や大学などの温泉地の選択や温泉地での過ごし方を問う調査でも、温泉へ行くのに酒を目的とする回答はほとんど見られない。料理、温泉の効能、ロケーション、が温泉に望むことのほぼ全てだ。
温泉利用者調査で男女に有意差があるのは、男性は日帰り温泉利用が多く、女性は滞在型の利用を好み旅館の設備を気にすることなど。温泉の泉質や効能を気にするユーザー層は男女同程度で、男性も美肌の湯を指向して温泉に来る。グルメ、スイーツへの興味も男女同程度で、男でも酒よりスイーツを欲しがる。ユーザーは温泉に酒を求めていない。
温泉むすめは少女でなければならなかった。温泉むすめには飲酒させなければならなかった。
その結果、神さま設定が考案され、人間の少女には許されない行為が温泉むすめには許されるようになった。日本神話風ファンタジーワールドを構築するその動機が、温泉むすめから人権を奪うことだったと、その一文で思いきりぶっちゃけている。その文がなくても説明ページは完了していたのに。
私は、温泉むすめを使役する人には温泉むすめをタレントとして扱ってほしい。神さまでもいいけど、人間と同じように大事にしてほしい。神さまに祭り上げる代わりにろくでもないことを押し付けるんじゃ軍神と変わらんじゃないか。仁藤氏が指摘したような炎上プロフィールも同じで、私にはあれはアウティングにしか見えなかった。何で事務所提供の紹介欄にネガティブな情報を書かれなきゃならないんだと。
温泉むすめはフィクションの存在で何を書かれても何をされても実際には傷つく人はいない。温泉むすめの存在しない人権を守ろうとすることで、温泉むすめで商売をしている人たちの権利がないがしろにされていると主張するオタク論客たちがいるが、露悪にも程がある。技能実習生が来なくて商売上がったりの農園や工場かよ。
温泉地において、飯坂真尋や小野川小町は商材でもお店の備品でもなかった。我が町のアイドルとして扱ってくれたし、温泉むすめを盛り上げよう、応援しようという熱も浴びた。推しがいることの喜びと、新しいことを始めているという大きな自負を感じた。温泉むすめのコアファンとの交流は出来ていないが、彼らも温泉むすめを消費するだけのユーザーではないと信じている。行く先々の温泉地で先達の温泉むすめファンたちのマナーの良さ、情熱について聞いていたからだ。これはおっぱい出せばチョロいオタクが飛びつくなんてコンテンツじゃない。
私は藤沢を舞台にしたアニメが作られるたび江の島へ行く。「きみの声をとどけたい」を見て、「青春ブタ野郎は ゆめみる少女の夢を見ない」を見て、そのたび江の島へ行き、島の茶屋あぶらやに「TARI TARI」のノートがまだ残っていることを確認する。新しい聖地を巡ることも楽しみだけど、いつまでも作品を覚えてくれている人のいる場所を辿ることもまた楽しみだから。
温泉むすめにも人の思い出になる力があると思っている。会ったことのない温泉むすめに出会うことも楽しみだけれど、飯坂真尋には来年も、五年後も、十年後も会いに行きたい。
私は、温泉むすめが、温泉ユーザーに温泉の泉質や効能の情報を提供し、温泉地の歴史や観光地、施設の案内をして、レストランやカフェ、名産品のナビゲートをしてくれるインフラになることを願っている。パネルに付いたQRコードを読めばマップや風景画像、声優の音声ガイダンスに繋がるなんてあれば楽しいじゃないか。初めて訪れた温泉地でも温泉むすめを見つけることが出来れば安心できる、そんなアイコンになってほしい。
https://anond.hatelabo.jp/20211215104205 の続き
半年の間を置き、2021年3月9日、駅メモ!の新たなイベント「駅メモ!で巡ろう!観光大使温泉むすめの温泉街」がスタートする。アプリは死んでも温泉むすめは死なない。
小野川温泉、松島温泉、飯坂温泉、鳥羽温泉郷、南紀勝浦温泉、湯村温泉を巡るミッション。しかも今度は温泉地の最寄り駅だけでなく、温泉街まで足を運んでいくつかのポイントを踏破しなければならない。手に入るユニットは小野川小町、松島名月、飯坂真尋、鳥羽亜矢海、南紀勝浦樹紀、湯村千代。さらに8月6日、三朝温泉の三朝歌蓮、玉造温泉の玉造彗が追加になった。
この新イベントの温泉むすめは全員が温泉地の公認キャラになっており、温泉地では駅メモ!とのコラボキーホルダーも販売されている。こちらから探しにいかなくてもパネルもグッズも待っていてくれているのだ。前回の駅メモ!コラボ開催時は、有馬、道後、尖石(台湾)しかなかった温泉地公認を一年で6か所増やし、さらに次の一年で層雲峡、湯原、湯郷、奥津、三朝、塩原、玉造、松江しんじ湖と8か所増やしている。運営の機動力がやっぱりすごい。
だいたい騒動中に巷間で出回っていた「5年以上続くプロジェクト」「多くの温泉地から公認」「観光庁の後援」などのフレーズは相当な過大広告で、半数くらいの温泉むすめはここ一年くらいの間に温泉地に突如出現したキャラでしかない。
むしろ、世間に浸透していくのはこの先のことだろう。公認はまだまだ増える。
温泉むすめ巡りを続ける。まずは新温泉町の湯村温泉へ。温泉観光協会で湯村千代のパネルを撮影し、キーホルダーとタオルを購入。パネルには「湯村温泉観光大使」のたすきがかかっている。流石は公認キャラ、貫録を感じる。湯煙でけぶっている街を歩き足湯に浸かる。ここは吉永小百合の「夢千代日記」で有名な温泉地なので吉永小百合の銅像の写真も撮り、ドラマ資料館である夢千代館を見学。ドラマの風景を再現した展示場で、湯村が胎内被曝者である夢千代の街として新温泉町と広島市との友好の橋渡しとなり、吉永小百合の平和活動の大きなバックボーンとなっていることを学ぶ。最後に薬師湯で温泉を使い帰路につく。
次は南紀勝浦温泉。南紀勝浦樹紀のパネルは、レンタサイクルの並ぶウッドパネルのオシャレな観光案内所ではなく、古ぼけた温泉旅館組合の事務所内に設置されている。この温泉むすめにも「観光大使」のたすきがかかっている。パネルの横には驚くほど多種の南紀勝浦樹紀グッズが並んでいる。つい最近コラボが始まったばかりのはずだが本当に機動力がすごい。勝浦は冬のまぐろ祭りや太地町の落合記念館で落合専用ガンダムエクシアを見学するなど何度も訪れているので観光はあっさり済ませる。勝浦漁港のカフェでまぐろバーガーを食べて、年期の入った建物の天然温泉公衆浴場はまゆで温泉を楽しんで帰る。
鳥羽温泉の鳥羽亜矢海は、鳥羽駅そばのショッピングモール鳥羽一番街にいた。キーホルダーは隣接するレストラン兼農産物水産物の直売所である鳥羽マルシェで購入できた。一緒に伊勢茶と伊勢米とアジの干物とカキとサザエも買う。鳥羽の温泉にはあまりいい思い出がないので代わりに松阪で温泉に入って帰った。
鳥羽亜矢海のデザインはみんな大好きメリーちゃんの牛木義隆さんで、肌色成分多めなのにスポーティさが支配する健康的なデザイン、リボンやスカートの裾に入れた和柄紋、ダイビング由来の手の込んだ小物、結い上げた長い髪を下ろせば大きく印象を変えられそうな変身の余地も作って、本当に最高の仕事だった。海の街のご当地キャラデザインとして傑出した完成度がある。鳥羽はあまり好きな街ではないが鳥羽亜矢海だけは推せる。
松島温泉には車で訪問した。松島観光協会でタクシードライバー姿の松島名月のパネルを見て、福浦橋から福浦島に渡り松島の風景を楽しんだ。温泉は日帰りで利用できる芭蕉の湯という施設を選んだが、松島名月のパネルは主に海沿いの旅館に設置されていたようで結局出会えたのはタクシードライバーバージョンだけだった。
去年「凪待ち」の舞台探訪で石巻に行ったけど、松島の温泉はスルーして作並へ行っていた。松島名月のおかげで松島にも温泉があることを知られてよかった。
小野川温泉には米沢駅からバスで向かった。小野川温泉も以前は存在を知らなかったので、訪れる機会をくれた駅メモ!と温泉むすめには感謝しきりだ。この街は有馬温泉以来の街ぐるみで温泉むすめを活用している場所だった。至る所にポスターやポップがある。訪問スポットに指定されていた甲子大黒天には小野川小町の絵馬もあった。共同浴場滝の湯でクソ熱い湯に浸かり、キーホルダーを販売している名湯の宿 吾妻荘を訪れるとここにも当然小野川小町パネルが設置されている。もう嬉しくなってしまった。
いくつかの施設の人と話してみても、みな小野川小町に好感を持ってくれており、また温泉むすめが目的で訪れた私に対してもとても親切に対応してくれた。ただ、小野川小町よりもつい最近小野川温泉で大々的なロケを行った江頭2:50の方が遥かに街の人々に愛されているとも感じた。まあ、美少女もいいけど江頭と比べられたらやっぱり負けちゃうよな。
飯坂温泉では“最高の温泉むすめ”飯坂真尋に出会う。福島駅から飯坂線に乗ると列車が既に温泉のれんをかけた車両でテンション上がる。飯坂温泉には5年ぶりくらいの訪問になるが、駅を降りた瞬間から飯坂真尋の吊看板、観光案内所にも当然飯坂真尋。街中の旅館もロビーではなく玄関先に飯坂真尋のパネルを設置している。自販機には福島県の温泉むすめのラッピング。数えきれないほどのポップ。10を超えてからは数えるのを止めた。街が一変している。
飯坂真尋ほど地域の愛を一身に受ける温泉むすめを他に知らない。飯坂真尋は他の温泉むすめと比べて特徴的なルックスではないが、その分アレンジが利かせやすくどんな衣装でも着こなせてしまう。その特性を最大限に活かして、飯坂温泉の数えきれないほどのスポットに様々なコスプレをさせた飯坂真尋ポップが溢れている。
飯坂温泉は町出身のオリンピック選手か紅白歌手かのように飯坂真尋を訪問客に誇らしげに紹介している。アニメの聖地などではあまり見られない現象だが、飯坂真尋に限っては東京のオタクよりも飯坂温泉の住人の方が遥かに飯坂真尋を愛している。二年ほど前に借りてきただけのキャラのはずなのにどうしてこんなことが起きるのか。
宇奈月温泉がももクロに染まるのは理解できる。ももクロの熱には魅了されて当然。でも、同じくらいのテンションで飯坂真尋に熱狂する飯坂温泉はちょっと理解の外にある。
自分の好きなアニメキャラを普段アニメを見なさそうな人たちが同じように好きになってくれる様子を見るのが聖地巡礼の楽しみのひとつでもあるが、今日初めてその姿を見る飯坂真尋が多くの人に愛されていることを知って、同じように嬉しく思う。こんな経験は初めてだった。
芭蕉も浸かったという鯖湖湯の隣の鯖湖神社には飯坂真尋のイラスト絵馬がたくさんかかっている。小野川町の甲子大黒天を思い出す。超愛されてる飯坂真尋。でも、よく見るとイラスト絵馬の半分は塩原温泉観光協会プロジェクト88メンバーよりとか書かれてる。互助会だった。塩原温泉グリル三笠軒オーナーは飯坂真尋でなく自分の似顔絵を絵馬に描くナルシスト。鬼怒川温泉が近いせいで塩原温泉は行ったことなかったけど、近いうちに那須塩原の温泉むすめにも会いに行こうと思うよ。グリル三笠軒にも寄ろうと思うよ。
愛宕山の温泉神社前から飯坂温泉の街を眺め、旧堀切邸を見学、八幡神社を参拝、鯖湖湯のクソ熱い温泉に浸かってすぐまた波来湯のクソ熱い温泉をはしごし、ラヂウム最中とラヂウム玉子をお土産に買いこんで、地酒「摺上川」の4号瓶を購入して水郡線で水戸に着くまでに全部開けた。ここ飯坂温泉にはまた必ず来るだろう。
8月に三朝歌蓮、玉造彗が駅メモ!に実装されるとまた早速出かける。前日は皆生温泉で温泉を使い境港で海鮮丼を食べて松江のビジネスホテルに投宿。翌朝玉造温泉に向かい観光案内所で玉造彗のパネルを撮影、キーホルダーを購入する。駅メモ!勢が訪れる以前からも玉造彗ファンは相当数足を運んでいたようで、案内所の人も慣れた様子だ。その後、玉造温泉ゆ~ゆという洋式便器のような形状の施設で温泉を楽しみ、三朝温泉に向かう。
途中、琴浦町の道の駅で「琴浦さん」グッズが復活していないことを確認して、青山剛昌ふるさと館を見学、倉吉でお土産の梨を買ってから三朝温泉を少し通り過ぎて三佛寺投入堂を参拝、一人では崖の上のお堂まで行けない決まりなので行き会わせた年配のご婦人二人とチームで崖を登る。取って戻して三朝温泉、街には射的のある娯楽場、向かいには右翼の事務所、橋の方に向かうと大綱引資料館などという建物もある。小さな銭湯たまわりの湯で温泉に浸かり、観光案内所ほっとプラ座で「みささ温泉観光大使」のたすきをかけた声優サイン入り三朝歌蓮のパネルの写真を撮ってキーホルダーを購入する。
三朝歌蓮は儚げな美少女キャラで可愛いのだけれど、その隣に立つ「宇崎ちゃんは鳥取で遊びたい!×三朝温泉」の宇崎花と赤羽根健治のパネルの方が観光案内所の雰囲気にはマッチしていた。今更だけどやっぱり温泉に制服姿は似合わないわ。
しかし、観光案内所で最も強いインパクトを残したのは、三朝歌蓮でも宇崎花でもなく、三朝温泉マスコットキャラクター湯けむり怪獣ミササラドンだった。有袋類の怪獣らしくお腹のポケットに赤ちゃん怪獣も入っている。こいつが三朝温泉の温泉むすめでも良かったのに。ミササラドングッズはタオルとストラップとシールを買う。
ほっとプラ座には他の温泉地の温泉むすめの缶バッチも売られていて、ご婦人方が入れ替わり立ち代わり缶バッチを熱心に見ていた。本当はご当地キティを探していたのかもしれない。
その後、鳥取市のビジネスホテルに泊まり、翌朝すなば珈琲に寄って砂丘に寄って岩美町で「Free!」の聖地巡礼をして余部鉄橋見て帰路についた。
その後も、駅メモ!と関係なく修善寺透子、高山匠美、白浜帆南美、十津川飛香と出会ったり、別府や奥飛騨では温泉むすめパネルの存在は知っていたけれど設置場所まで足を伸ばすのが面倒でスルーしたりした。それが今年10月までの話だ。
つづく
知るかよ小町で聞いてこいよ。
>小野小町の百夜通いも、小町は相手を諦めさせたくて「百夜通えや」って無理難題押し付けたんだから、ドキドキと言うより「今日も来るのかな、だりぃ」「マジで来た、うぜぇ」では?と思う
身も蓋もなくて草
温泉むすめ、炎上を最初に見た時は「またか」と思った。最近のよくある(ありすぎる)炎上案件のひとつだと。個人的にはああいう萌え絵は好きじゃないけど、好きな人がいてそれが地域活性化につながるのは理解している。キティちゃんやミッキーだって全員好きなわけではないんだから、それはしょうがないと思う。
絵も設定も、個人的には「オタク感が強すぎる」と感じてしまうものだった。街中ではまず見かけない、極端に短いスカート(少しでも動いたらパンツが見える)や胸や体のラインを強調しまくる衣装を、パンツを見せて良いとも体のラインを強調したいとも思ってなさそうな女の子たちが着ているのも、まぁあるあるだ。
現実にあの衣装を着ているとしたら、かなりセクシーな表現を好み、セクシーな印象を周りに与えることに自覚的で、見た目や体型に自信のある子だと思う。でも彼女たちはそうでもなさそう。
私は『エロい服を着てるけどそのエロさには無自覚でいてほしい、完璧なボディラインを「どや」する女ではあってほしくない、みたいな思想が透けて見えてキモいな……』と思ってしまう厄介な女オタクだけど、それは漫画の絵に「目でかすぎwwwこの首の細さじゃ頭を支えられないでござるwww」と言うような野暮であるとも理解している。どこまでも「※個人の感想です」であり、私の好き嫌いよりも楽しむ人や救われる温泉街が優先されるのは「そりゃそう」と思う。
設定も言い伝えや伝説とからとったにしても都合よく解釈しすぎ(小野小町の百夜通いも、小町は相手を諦めさせたくて「百夜通えや」って無理難題押し付けたんだから、夜這いにドキドキと言うよりは「今日も来るのかな、だりぃ」「マジで来た、うぜぇ」では?)だし、スカートめくりのくだりも「スカートめくりされたことないやつの発想だな」と思う。けどきっと、どちらも「ちょっとエッチな属性のある子がいるといいな」程度の無邪気な発想なのだろうし、スカートめくりが嫌すぎて不登校になる子は存在しない世界線なんだろう。
ただ「30になる前に見えなくなる」の設定は、普通に意図がわからなかった。神様なので「3000歳でも見た目はJK!もちろん酒も運転もタバコもOK!」でも良いはずだし、そもそも年齢って概念さえ超越しててもおかしくないのに、30歳と言う微妙な年齢で温泉むすめを引退させる意図とは……。
とはいえ、ああいうキャラクターが10代からせいぜい20歳前後になりがちなのはわかる。それは男性向けでも、女性向けでも変わらない。でもはっきりと30で見えなくなる=お役御免である を明言したのはちょっとすごい。何やら神格が上がって人間には見えない存在になる……ということらしいけど、そういう特殊な設定をつける時は何らかの意図があるはず(逆に意図がないなら特殊な設定にしない)なので、作者側に30歳で引退させたい理由があるんだろうと思った。
ぱっと頭に浮かんでしまうのは、「ババアはいらねぇ」って発想だけど流石にそれは短絡的だろう。好意的に解釈すれば「温泉むすめは有限の存在なので、出会いを大切にしてほしい」とか、『期限付きであること』の切なさの表現だったのかなと思う。
ただ、それなら30なんていう数字を出さずに「上位の神様になるまでの、限られた約10年間を、温泉むすめとして一生懸命働きます」みたいな穏当な表現はいくらでもある。『見えなくなる』設定は、テイの良い引退だ。キャラたちを10代・20代で固めるのがこだわりで、どうしても30歳で交代させたかったならそれでもいいけど、それならもう少し上手いこと表現してほしい。
あとこの案件に限らないけど、「会議には女性もいました!」って発言は何の意味もない。例え私が設定会議に参加したとして、男性たちが「年はせいぜい30までだよねwそれ以上は引退で」「引退だとアレだから、『見えなくなる』でどうですか」とか「この子は夜這いにドキドキしてるんだ!」「いいですね!」って話をしていたら、「それはキモいです」とは言えない。もちろん関係性にもよるけど、現実で「あの人はうるさいからな〜w」みたいな評価を受けるとどんなにやりづらくなるかわかっているから。
「自分がいい年だからそんなこと言うんだろ」や謎に「嫉妬してる」なんて思われても面倒だから、よっぽどコンテンツに愛がない限り、こんな増田を書いてる私でも「あ〜……(苦笑)炎上しないか若干心配ですね……」みたいな弱気な発言になる。よって盛り上がった勢いは削げない。「女子校が共学化された最初の年に入ったら、男子は数名しかいなかった。だから肩身が狭くて女子の意見に流されがちだった」みたいなことって想像しやすいと思うんだけど、職場では男女逆の状況がたくさんあるんだよね。
個人的には温泉むすめ(というか萌え絵)は全然好みじゃないけど、ああいう試みで救われる人がいるならじゃんじゃんやれば良いと思う。でもそこに「若い子がいい」とか「エロさがほしい」とか作り手の願望を滲ませるなら、もう少し上手く設定と逃げ道を考えてほしい。
私が楽しみにしていた旅行先で、温泉むすめを「可愛いなぁ」と思って詳細を見て、「30で見えなくなる」なんて設定を目にしたら「来年には温泉むすめなら『見えなくなる』年なのかぁ……」とせっかくの温泉で余計なことまで考えてしまいそうだし、それは温泉側の望むところではないと思う。若い女の子の見た目だけど、飲酒も運転もOKでワープも可能な神様!というファンタジーみのあるマスコットでありながら、現実にある年齢差別や辛さを想起させるある種のリアルさ?に、私は引っかかりを覚えたんだと思う。
めちゃくちゃ長くなってしまった。こんなこと自分のSNSには書きたくないから、増田があって本当によかった。サンキューはてな😉
カッパ伝承を元に設定作るのはいいけど何故スカートめくりを公式設定に入れるのか?イタズラが好きだとか相撲を取るのが好きで良かったのでは?
あと小野小町の百夜通いも小野小町が夜這いを期待したとかそういう話ではない(能の卒都婆小町や通小町ではそういった文脈は見受けられない)のだが夜這いを期待しているみたいな発想になったのか?百歩譲って百夜通いが夜這いを期待してる物語だったにせよそのまま夜這いはマズイと思わなかったのか?
温泉むすめ自体は別に否定しないがこの設定に関しては現代の感覚からすると明らかにキモい。エロゲと違って家族連れや非オタも利用するのに温泉地の広報企画でこれをやるのは不適切だろう
いつもならイラストに難癖をつけるところなんだろうが、今回はケチのつけようがないためパネルに記載されていない(宿先で見ることができない)プロフィールをネタに燃やそうとしている。
この時点でおかしいだろう。萌えパネルが気に入らないとしても「not for me」で済ませればいいものを、わざわざ公式サイトをつぶさに見て、何か燃やせる要素がないか探し、プロフィールに狙いを定めたのだから。フェミやリベラル界隈がふだん吹聴してる「多様性」なるお題目は「私たちの権利だけを認めよ」というエスノセントリズムであって色んな人の色んな権利を認めようということではないとよく分かる。
しかもフェミは、2021年11月現在120名ほどいる温泉むすめの一部のプロフィールをことさらあげつらっているにすぎない。
まず、120名のうちほとんどは穏当なプロフィールであることを確認しておきたい。フェミはそのうちのわずか数名を強調することであたかも温泉むすめ全体がそうであるかのように印象操作している。同時に、わざわざそんな数名のプロフィールを抜き出せるほどに公式サイトと調べあげ瑕疵を探したとも言えるだろう。なぜそこまで執念を燃やすのだろう? それはただの萌えフォビア、オタクフォビアではないのか?
そして決定的なのは、温泉むすめプロジェクトが日本全国の温泉地や地方都市の魅力を国内外に発信するために作られた「地域活性化プロジェクト」であり、温泉むすめは人ではなく土地神であって、それぞれの土地の伝説等に依拠してキャラがつくられていることへの無理解だろう。
スカートめくりが指弾されている定山渓泉美は、その名の通り定山渓温泉の温泉むすめだ。プロフには「河童伝説からイタズラが好きなむすめ」とある。定山渓温泉といえば河童伝説であり、河童といえばいたずら好きと尻子玉だ。スカートめくりはそこから来ているのだろう、と容易に推測できる。定山渓泉美のキャラデザも広いデコは河童の皿だろうし、基調カラーが緑なのも河童を意識してのことだろう。
夜這いネタが指弾されている小野川小町は小野川温泉の温泉むすめ。小野川温泉といえば小野小町が偶然発見したことが開湯の由来になっており、「小野川」がそもそも小野小町に由来する。小野小町といえば美女として有名だがそれにちなんだ後世の創作として「百夜通い」がある。深草少将の求愛に「百日通えばあなたのものになる」と返したという伝説だ。「今日こそは夜這いがあるかも」という小野川小町のプロフィールはその伝説に依拠している。
肉感もありセクシーで叩かれている和倉雅奈は和倉温泉の温泉むすめだ。和倉温泉といえば織姫で、織姫といえば大国主と少名毘古那(スクナビコナ)をもてなした人物として知られる。プロフィールにある「スクナヒコの晩酌に付き合う」はそれに依拠している。キャラデザもショールを羽織っており、これも織姫の羽衣に由来するものだろう。「肉感もありセクシー」というのは織姫由来の美女表現の1タームであり目くじらを立てるようなものでもない。
このように、フェミが叩いている温泉むすめのプロフィールもオタクに媚びるために適当にでっち上げたものではなく、日本全国の温泉地の「地域活性化プロジェクト」として、それぞれの土地のそれぞれの伝説から丁寧に組み上げたものに他ならない。キャラクターやそのプロフィールを通して温泉地の伝説や温泉地のことに興味を持ってもらおうという試みを、フェミの視点のみで切り取って攻撃することは妥当だろうか?
そういった知識も理解しようという姿勢もなく、関係者の努力に対する敬意も当然なく、自分たちが嫌悪するものを叩ければそれでいいという態度は多様性に対する理解の欠如であり、まさに「エスノセントリズム」、まさに「フェミニストイズム」に他ならない。
一部フェミの萌えフォビア、オタクフォビアは本当に目が余る。やっていることが「女性の権利拡大」ではなくミサンドリーの発露であり、自分たちが気に入らないものに「性差別」「性搾取」とレッテルをはった徹底的な攻撃だ。そろそろいい加減にするべき時だろう。