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はてなキーワード: おもしろとは

2023-08-04

Tiktokって何が面白いんだ?

俺が小学生くらいの時にあったとしてもハマってなかっただろうな。

とか思ってたんだけど当時はおもしろフラッシュ見てたわ。

2023-08-03

リエゾンとかshrinkとか精神医療をあつかった漫画おもしろいし色々勉強になることもあるんだけど、脱臭されすぎてる感じがあるんよな

昔の見世物小屋みたいな精神病院ステレオタイプよりは何倍も描写としてマシなんだが、治療受けてる身からすると綺麗すぎてむず痒く思うところがある

anond:20230803160532

横だけど

鳥人間コンテスト聖地巡礼できるのと、

ペンションなんかがすぐ湖の真上くらいなとこにたってて

「こんなん津波きたらどうすんだ」とおもったあと「そうか湖だから津波潮汐すらない」って気づくのはちょっとおもしろ

ただお休みどころは意外と湖周りにはない気がするね

モレラとかイオン系列とかあるとこまでいくともう街中

鮒ずしはごはん調味料 酸味に会うわさび醤油おすすめ

2023-08-02

anond:20230802074936

え?ひろゆきはともかくヨッピーって悪いことした?

道玄坂会社員調子乗ってウゼーとかおもしろかったじゃん

anond:20230802005314

番外編

おすすめキースイッチ
おすすめキーキャップ
価格帯違いなどで挙げなかったおもしろ機種
YUNZII CoolKiller CK75 Polar Bear19,999円完成品。流行りの透明キーボードの最先鋒といった趣で動画映えする
Epomaker TH80-X14,320円大きめノブ液晶を備えた音のいいやつ。無印のTH80も悪くない

2023-08-01

anond:20230801162810

セカンドバッグは吉本の内場がすぐ思い浮かんでアカンわw

関西やとそういう意味でダサおもしろカテゴリーに入ってそう

2023-07-31

anond:20230731221144

自分陰キャの度ブスだけど高校の時は愛想もよくておもしろかったかリア充に誘われて男女のグループ花火見に行ってた

本当に仲良くしたい相手なら愛想は自然に良くなるし、あまりにくだらないグループならそもそも関わりたくはないんじゃないか

あなたはそういうグループに本当に価値を感じるの?

2023-07-30

anond:20230730132756

https://anond.hatelabo.jp/20230730130916

こういう営みが「感想」なのか「解釈」なのか「考察」なのか用語選択の時点で考えが分かれるのかぁ。おもしろい。

もうこの界隈は、基本的用語定義からしないとまともな議論は出来そうにないね

IGN JapanライターEA日本リージョンマネージャー圧力をかけた件

発端

IGN Japan等に記事を書いている自称クィアまきちゃんが、EA Japan野口ショーン氏のDead Spaceに関するツイートに噛みつく

国内盤は無規制です!つってハシャギながらクィア関係示唆するテキストはしっかり消してたらしいDead Spaceを思い出しますネ(ぼくは未プレイなんだけど)。EA日本支部はそういうスタンスなんだな~。

https://twitter.com/makichang23/status/1685508976031780864

これに対し野口氏が、まきちゃんプロフキャプチャと合わせて「今更IGN Japanさんだと気付く私...」とツイートする(削除済)

まきちゃんと同じIGN Japanライター、みおが、野口氏に噛みつく

ゲーム会社の方がこういうことを公開で言ってしまうことにかなり失望感あるな~やってること悪質なゲームコミュニティと変わらなくないですか?

https://twitter.com/mttk3029/status/1685570423294222336

更にDM野口氏に圧力をかけてツイートを削除させる。

こちらのツイートですが、当該の人物DMで話し合いを行い、ツイートを削除していただいたので、こちらの発言撤回いたします。

なおツイート自体を消してしまうといらぬ誤解を生んだり文脈を見失ったりしてしまいかねないので、あえて残しておきます

https://twitter.com/mttk3029/status/1685607561712771072

感想

IGN Japan渡邉卓也というライターがFF16を「体験版が一番おもしろかった」とDisったり、発売前に「樽も壊せないの?」と煽って吉田Pに発売前生放送で注意されたり、最近ではAC6のプレイ動画システム理解できないド下手ライターに「カメラ操作ストレス」「ソウルライクではない」等

意味不明ネガキャンやらかしててヘイトが溜まっているところにこれ。「インチチゲニュースジャパン」という蔑称にふさわしいメディアだね。東京五輪開会式批判ゴリゴリ左翼割れ厨ライターニウエイブに書かせたGamesparkといい勝負のクソメディアだわ。

そういえば渡邉卓也はリメイクDead Spaceについて「敵がアイテムを落とすと萎えるわ」というネガキャン記事挙げてたし、批評勘違いしたオナニー記事で金貰える会社なのかね、IGNJ(産経系列)は。

戦略要素のある漫画だけを支持する

ドラゴンボールなんかセンスも知性もない

かい声出すか怒るかすれば戦闘能力があがる

そして無限覚醒する

ナルトも同じレベル

ワンピース属性相性だけで戦略要素はない

その点、ジョジョはいいよね

戦略要素が多分にあっておもしろ

anond:20230729201251

anond:20230730105556

その日、増田専務は驚くべき街の声を耳にした

キャバクラなんてだっせーよなー」

プレステのほうがおもしろいよな」

つんだ!増田専務

2023-07-29

毎日おもしろ増田が書けるわけじゃない

だけどなにか書き込みいから惰性でクソトラバとか定期エントリを書き込んでしま

ごくごくたまに「増田文学だ」「この発想には感心した」みたいなブコメが付く増田も書いてるから許してくれ

anond:20230729021846

あの社長ビッグモーター社のビルゴルフボールをぶつける人が出てきたら、

ゴルフ愛する人への冒涜だって激怒するんだろうか

ビッグモーターへの冒涜だって怒り出すんだろうか

どっちなのか興味がある

なんかもっと斜め上の台詞を吐いてくれたらおもしろいな

2023-07-28

おもしろい話をしてください

もちろん、おもしろい話を一つお届けします!

 

ある日、小さな町に新しい農夫が引っ越してきました。彼はとても農業に熱心で、特にトウモロコシ栽培することが得意でした。

新しい農夫はトウモロコシをたくさん植え、豊作を祈りながら世話をしていました。しかし、近所の農夫たちは皆彼のやり方を不思議そうに見ていました。なぜなら、彼は毎晩畑に行き、トウモロコシに向かって話しかけていたのです。

 

こんにちはトウモロコシたち!お元気ですか?」

そして、トウモロコシが答えるまで待っているように見えました。

 

「雨が欲しいと思っているんですよね?もちろん、しっかりと水やりしていますよ。お腹が空いている?ちゃん肥料も与えていますから安心してください!」

他の農夫たちは不思議そうに見ていましたが、その農夫は信じる心でトウモロコシたちとコミュニケーションを取り続けました。

 

そして、ついに収穫の季節がやってきました。農夫たちがトウモロコシの収穫を行うと、新しい農夫の畑には驚くべき光景が広がっていました。一つのトウモロコシの穂から、なんと3つの大きなトウモロコシが成長していたのです!

周りの農夫たちが驚きの声を上げる中、新しい農夫はにっこり笑っていました。「これが、トウモロコシたちとの会話の成果ですよ」と語りかけました。

その後、新しい農夫の畑は評判となり、人々は彼のやり方を真似してみたり、トウモロコシたちと話しかけることが農作物の成長に良い影響を与えるのかと研究するようになりました。

 

このお話は、信じる心と思いやりが時には驚くべき結果をもたらすことを教えてくれる素敵な話ですね!

なんやこれ。どこがおもしろポイントかわかる教養を備えてるか試されとるんか?

正当なスターの数は尊重されてほしい

スパム互助会、偏った層からスターのような「不当なスター」は別にして、普通に付けられた正当なスターの数は尊重して注目コメントに反映させてほしいです。正当なスターがたくさん付いているのに、なんらかのアルゴリズムによって、注目コメント入りされないのだとしたら、それはアルゴリズムが間違っている・誤判定していることを疑うべきです。正当なスターが集まったブコメは、建設的なはずです(またはおもしろいはずです)。

via:

はてなブックマークガイドライン

https://b.hatena.ne.jp/guide/guideline

anond:20230728104712

昭和おもしろブログじゃないんだから大きい文字使うのやめてよ

見てて恥ずかしいしなにより読みにくい

2023-07-27

おもしろければよかろうなのだ界隈

著作権ガン無視の素材使いまくってる某youtuber

それでもコメント投稿者絶賛であふれててマジできもい

こういうやつらが著作権意識が薄くトレースしてしまいましたとかいうんだろうな

ほんま若い奴らはゴミだわ

よねぽオタが非オタ彼女米澤穂信作品を軽く紹介するための10

まあ、どのくらいの数のよねぽオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、

「オタではまったくないんだが、しか自分のオタ趣味肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないミステリ世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」

ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、よねぽのことを紹介するために読ませるべき10作を選んでみたいのだけれど。

(要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女ミステリ布教するのではなく相互コミュニケーション入口として)

あくまで「入口」なので、情緒に過大な負担を伴う短編集は避けたい。

できれば長編シリーズものでも最初の方にとどめたい。

あと、いくらよねぽ的に基礎といっても雑誌しか読めないものは避けたい。

よねぽの歴史小説好きが「安寿と厨子王ファーストツアー」は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。

そういう感じ。

彼女の設定は

ミステリ知識はいわゆる『名探偵コナン』的なものを除けば、古畑任三郎程度は見ている

サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

氷菓角川文庫)【2001年、〈古典部シリーズ第1作】

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「よねぽ以前」を濃縮しきっていて、「よねぽ以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さも200ページちょいだし。

ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。

この情報過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」試験としてはいタスクだろうと思う。

インシテミル文春文庫)【2007年、非シリーズ】、王とサーカス創元推理文庫)【2015年、〈ベルーフシリーズ第1作】

アレって典型的な「オタクが考える映像化がうまくいきそうな推理小説(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際はインシテミルは一度も映像化されてない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。

「よねぽオタとしてはこの二つは“謎解き”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

折れた竜骨創元推理文庫)【2010年、非シリーズ

ある種のSFミステリオタが持ってるファンタジィとミステリの両立への憧憬と、中世ヨーロッパについてみっちり調べたオタ的な考証へのこだわりを彼女に紹介するという意味はいいなと思うのと、それに加えていかにも漫画映えしそうな

の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラ世界にちりばめているのが、紹介してみたい理由

犬はどこだ(創元推理文庫)【2005年、〈S&R〉シリーズ第1作】

たぶんこれを読んだ彼女は「フィリップ・マーロウだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。

このシリーズ作品がその後続いていないこと、これがミステリ読みのあいだでは大人気になったこと、アメリカなら実写映画になって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

栞と噓の季節(集英社)【2022年、〈図書委員シリーズ第2作】

「やっぱり学園ミステリ少年少女のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは『秋期限定栗きんとん事件』でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるよねぽの思いが好きだから

断腸の思いで削りに削ってそれでも368ページ、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから

図書委員シリーズの長さを俺自身冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが相沢沙呼似鳥鶏だったらきっちり300ページにしてしまうだろうとも思う。

なのに、各所に頭下げて迷惑かけて368ページを作ってしまう、というあたり、どうしても「自分物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえよねぽがそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。作品自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

さよなら妖精創元推理文庫)【2004年、〈ベルーフシリーズの前日譚】

今の若年層でユーゴスラヴィアたことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。

折れた竜骨よりも前の段階で、よねぽの哲学とかヨーロッパ描写とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティ作品ソフトカバー単行本でこの時代に出ていたんだよ、というのは、別に自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくミステリ好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆるジブリ劇場アニメしかユーゴスラヴィアを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

クドリャフカの順番角川文庫)【2005年、〈古典部シリーズ第3作】

よねぽの「目」あるいは「伏線張り」をオタとして教えたい、というお節介焼きから読ませる、ということではなくて。

「終わらない学校祭を毎日生きる」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそアニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』で一番印象的なシーンはハルヒ学園祭で歌う「God knows...」以外ではあり得なかったとも思う。

「祝祭化した日常を生きる」というオタの感覚今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の源は学園祭での謎解きにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

ボトルネック新潮文庫)【2006年、非シリーズ

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。

こういうジュベナイル小説風味の青春をこういうかたちでオススメして、それが非オタに受け入れられるか「二度と勧めてこなくて構いません」という反応を誘発するか、というのを見てみたい。

黒牢城(KADOKAWA)【2021年、非シリーズ

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的に直木賞受賞作を選んだ。

角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞から始まって直木三十五賞で終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、日本の歴史をガッツリ舞台にする作風の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。

というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。

「駄目だこの増田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。

こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

蛇足

大元anond:20080721222220

今回の話題元:anond:20230725231257

インスパイア元:anond:20230726161801

id:lady_jokerさんの書いた増田を見て急によねぽ語りをしたくなったので書いた。今は反省していない。

おもしろミステリ」を読みたい増田はこれを参考に米澤穂信を読むか有栖川有栖の江神シリーズを読んでくれ。

追記

小市民シリーズがないのはツッコまれるかな、と思ってたけど(どれ入れるかは迷うところだけど、やっぱ仮に入れるとしたら『秋期限定栗きんとん事件』かな? でも『夏期限定トロピカルパフェ事件』もいいんだよなぁ〜〜〜……)、予想以上に『儚い羊たちの祝宴』がブコメ言及されててビックリした。いや、たしかに良い短編集ではあるけど、そんな高評価するか? 短編から1冊選ぶならどう考えても『儚い羊たちの祝宴』じゃなくて『満願』だろJK……

2023-07-26

anond:20230725231257

おもしろミステリとは何か」を語るなら、まず「ミステリとは何か」を定義する必要がある。私は以下のように定義をしている。

 

 

倒叙ミステリ」のように犯人側が殺人を犯す心理を描いていく作品もあるのだが、本エントリではとりあえず上記定義を厳密に適用し、倒叙ものミステリではないとする。また東野圭吾容疑者Xの献身』のように、犯人側と探偵側の視点が入り混じり、その構造自体が読者へのサプライズになるような高等テクニックを用いた小説もあるのだが、こういうものも一旦ミステリではないとする(古いミステリファンならご存知だろうが、実際に『容疑者Xの献身』が本格ミステリなのか否かで、大議論が起きましたな)。

 

面白いミステリとは何か

ミステリとは〈謎を追う構造を持つ物語である。その謎には、大きく分けて二種類がある。〈人間の謎〉と〈トリックの謎〉だ。

ブコメでも出ているが北村薫の「私」シリーズ典型的な前者で、日常の中で発生する何らかの謎を解いていくと、その謎に関わった人間ドラマに突き当たるという構造を持つ(ざっくりと説明しているので、多くの例外を切り落としている)。ストーリーミステリ構造が使われていて、サプライズも用意されているものの、最終的には人間ドラマを描くことが主眼の小説と考えていい。

翻って「トリックの謎」というのはいわゆる〈本格ミステリ〉と呼ばれるジャンルで、絶対不可能方法殺人などが行われ、犯行に使われたトリック自体面白さで読ませるものと考えればよい。綾辻行人十角館の殺人』はもろにこちらに当てはまり、実際にトリック自体が斬新で衝撃があったため、名作としていまに至るまで読みつがれている。

ミステリを巡ってしばしば問題になるのが〈人間が描けていない〉という件だ。平たく言うと、トリック小説人間ドラマとの相性が悪いのだ。人を殺すならば夜道で後ろから刺せばいいだけで、わざわざ密室を作ってその中に閉じ込めたり、アリバイトリックを仕掛けて警察を欺いたり、クローズドサークルの中で大量殺人チャレンジしたりなど、コスパの悪い行動を取る必要はない(実際に、現実世界本格ミステリのような事件存在しない)。トリック小説としての面白さを作り込めば作り込むほど「こんなことをする人間がいるわけないやん」という問題が浮かび上がり、リアル人間ドラマからは遠ざかる。これは構造的に仕方のない問題であり、謎解きミステリ文学賞レースで弱い理由もここにある。

増田は〈トリックの謎〉に特化したミステリに対し〈キャラクター描写ストーリー偏重〉する読みかたをしており、こう読まれるといかに名作といえどつらいものがある。アダルトビデオを見て「ストーリーがめちゃくちゃじゃないか」と言っているようなもので、〈トリックの謎〉系の小説を読む際はモードを変えなければならない(とはいえ十角館の殺人』が小説として稚拙すぎるというのは私も同意するところで、いかトリックが斬新であろうともこんなもん評価できるかという増田の主張は、理解できる面もある)。

まとめると、ミステリには二つのタイプがあり、それぞれ別の軸で評価しなければならないということだ。〈人間の謎〉を描くタイプミステリでは、ミステリとしての驚き + 最終的に描かれる人間ドラマの深度が評価ポイントとなり、〈トリックの謎〉を描くタイプミステリでは、ミステリとしての驚き + トリック面白さが評価ポイントとなる。「面白いミステリ」とは、その作品が属するジャンルで高いポイントを得たものといえるだろう。両者をごちゃまぜにして測るべきでない物差しで測ってしまうと、価値を見誤る。

殺戮に至る病』は読んだのが昔なので覚えていないのだが、構造的にはサイコサスペンス + ラストに驚きがあるという作品だったと思うので、ここではミステリとしては扱わない。

上記2作はミステリとして何が優れていたのか

上述の通り。

自分ミステリを楽しむには何に着眼すべきなのか

キャラクター描写ストーリー偏重〉するのであれば、〈人間の謎〉を主眼に置いた作品を読むのがよいかと思う。とはいえ十角館の殺人』以降、綾辻行人はぐんぐん小説が上手くなった人なので、例えば代表作『時計館の殺人』なんかだと、あくまトリック小説ではあるのだが、小説としてのエグみは『十角館』よりもだいぶマイルドになっており増田も楽しめるかもしれない。

おすすめ作品

米澤穂信『王とサーカス

米澤穂信ミステリ構造を使いつつ、それを深みのある人間ドラマと融合させていくことに長年取り組んでいる人で、『王とサーカス』は代表作のひとつでもある。2001年カトマンズで起きたとある政変テーマとなっているが、殺人事件の謎を主人公女性記者が追っていくにつれ、〈報じるとはなにか〉という現代的なテーマが浮き彫りになる。磨き上げられた体温の低い文体も素晴らしく、読んでいる最中カトマンズの街を旅している気分になる。

島田荘司『奇想、天を動かす』

人間の謎〉と〈トリックの謎〉は相反するというようなことを書いてきたが、それをムリクリ融合する試みも過去何度も行われており、島田荘司はそれを最高レベルで達成した作家のひとりである。『奇想、天を動かす』では作中で大トリックが使われているものの単なるトリック小説ではなく、読むにつれ戦後日本という巨大なテーマが立ち上がってくる。

連城三紀彦『宵待草夜情』

連城三紀彦は〈人間の謎〉を描くことに主眼を置くタイプミステリ作家で、吉行淳之介を思わせる優れた文体をもっているのだが、そういった文芸調の作品にやけにハイコンテクストで作り込んだミステリ様式を持ち込むあたりがユニーク作家である。『宵待草夜情』はいずれも重厚人間ドラマが描かれつつ、そこに作り込まれミステリの要素が投入されていて大変面白い最高傑作と呼ばれる「花虐の賦」も収録されている。

anond:20230725231257

おもしろいなんて主観しかねーんだから聞くだけ無駄

喫煙所に入ってきてタバコって何がうまいの?って煽る嫌煙者みたいなこと今すぐやめろ

2023-07-25

逆に聞くが「おもしろミステリ」って何?

https://anond.hatelabo.jp/20230725215629

これ書いてる増田ミステリ全然読まないのね。で、知人から「まずは『十角館の殺人』とか『殺戮に至る病』読め」って言われて読んだのよ。

正直言うがこの2つ面白いか? キャラクター観が激古くて読むに堪えないって感想がかなりでかい

もちろん、大ネタトリックはそこそこ驚いたので悪くはなかった。でもそれにしたって描写がかなり厳しいと思っちゃったんだよ。

まあ本音を言えばタイトルアオリよ。自分がどうやら小説を読むときキャラクター描写ストーリー偏重しすぎるきらいがあるので、例にあげた2つのおもしろさがわからないのは当たり前というか、どちらもそういうのを狙ってる作品じゃないよね。だからおもしろく思えないのは単にnot for meってのはわかる。

でもなお思っちゃうのはさ、世間的になんであんなにこの2作品が褒められてるのかが逆にわかんなかったんだよ。

で、逆張りでもなんでもなく知りたいのよ。ミステリファン的に

この辺でアドバイスあったら教えてくれないか? 世間的に褒められてる作品理解できないの、多分自分のレセプターが歪んでる可能性があるのでラーニングしたいんすよ。でもミステリに関する知識マジでいからとっかかりがなくてすごく困ってる。

追記

めっちゃコメントきてるありがとう!めちゃくちゃたくさん反応もらって追いきれてないけどすげえ助かる!整理するんで少し待ってくれ!

追記2

いきなり訂正なんだけど俺めっちゃミステリ読んでたわ! みんなが挙げてくれてた作品だとこんな感じだわ!

でも上に挙げた奴あんまりミステリミステリって気持ちで読んでなかったわ!

最初書かなかった事情を書くとさ、こないだたまたま見かけたおすすめミステリ100冊みたいな文章の冒頭に「『十角館の殺人』読んでないならまず読め。こんな文章読んでる場合じゃないんよ」って書かれてたから『十角館の殺人』読んだらピンと来なくて困ってたんだよ。「ミステリとは一体なんなんだ……?」みたいな気持ちですよ。でも全然読んでた! ごめん! 俺が間違ってた!

これはみんなが色々教えてくれて少しわかったと思う。そもそも本格ミステリ」と「新本格ミステリ」というジャンルの間に「社会派ミステリ」ってのがあったんだな。その反動新本格が出てきた。なんか「『本格って単語がついてるミステリ』がわからないならミステリのことがわかってない」みたいな気持ちになってたけどそんなことなかったんだな……。

十角館の殺人とかも、描写がちょい厳しいなってのも時代的なこと考えたら理解はできる。こないだヤマシタトモコの古い作品読んだら「ホモ」って言葉連呼されまくってて「マジで?」ってなったの思い出した。10年程度で感覚全然かわるし30年あれば言わずもがななんだよな。

いやさ「本格ミステリ」とか言われてる作品がピンとこなかったらちょいビビっちゃったんですよ。だって「本格」がわかんないなら「ミステリ」って何? って感じじゃん? でもあんまり気にしなくてよさそうだな。いろいろなミステリがあっていい! そういうことか!

自分が好きなSFとかが「SFとは認めん!」みたいなこと言ってる作家多かった経験からすげえジャンルに対して身構えていたんだけど、当たり前だがいろいろな楽しみ方があるんだな……。ありがとう。そこマジでわかってなかった。ミステリファンは全員「本格ミステリわからんやつはミステリことなんもわかってない」くらいに白眼視されると思ってた(冗談じゃなく本気で思ってた)。これは俺の偏見だったわ。本当にすまん。

どうやら世間的には日常ミステリとかキャラが経ってる新本格とかたくさんあるっぽい。みんなが面白いって言ってくれた作品追っかけてみる。ありがとう!!!

とりあえずみんなが言及してくれたレコメンド列挙した。

多いわ!!!

lady_joker 100文字では書けないのでこっちに書いた。推敲していないので、チビを迎えに行ってから直すかも https://anond.hatelabo.jp/20230726161801

fushigishiatsu 増田友達になりたい、という文章を書きました。https://twitter.com/3216/status/1684044848628916224

フレンド!!!

あと面白かったのがこの方のブコメ

bokmal 子供の頃親の本棚エラリー・クイーンを読んだらおもしろすぎて、小遣いで古本買い集めたけど、大人になってから読むと「おもしろいけどそこまでか…?」てなった。子供ゲームブックと小説区別しないしなー。

気のせいじゃなければエラリークイーン挙げたのこの方だけ?

おもしろくて2人で遊べるゲーム

おもしろくて2人以上でオンラインで一緒に遊べる、

ミニゲーム系以外のゲームいかな。

エイペックスとかオーバーウォッチは私が酔ってしまってだめだった。あと楽しいと思えるまでに操作に慣れる必要がある耐えの期間があるところもイマイチ

スプラトゥーンは酔ったけどすぐに慣れたし、おもしろかったか結構続けた。

気になる子に2人で一緒にゲームやりたいねって言われてるんだけど普段ゲームやらないからからないんだ、だれかおすすめゲーム教えてください

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