はてなキーワード: デファクト・スタンダードとは
この増田が言及しているのは、オリコンシングルランキング。これは昔からあるシングルCD売上枚数で集計されている。
統計の連続性的な面で今でも一応は続いているけど、今どきCDだけで集計しているランキングなんてたぶん誰も参考にしてない。
一応、2018年からは配信、ダウンロードも合わせた合算ランキングが発表されている。
ただ、こちらもCDのウェイトが大きく、Billboardとはランクインしている顔が異なる。
1位 アイドル YOASOBI
2位 Subtitle Official髭男dism
3位 NewJeans ‘OMG’ (Ditto) NewJeans
5位 Life goes on / We are young King & Prince
7位 Dangerholic Snow Man
8位 Soranji Mrs. GREEN APPLE
9位 KICK BACK 米津玄師
10位 青と夏 Mrs. GREEN APPLE
それから、Billboard Hot 100の年間ランキングも発表されているので載せておく。
Billboard Hot 100はパッケージ、ダウンロード、ストリーミング、YouTube、ラジオ、カラオケをバランスよく集計している。業界のデファクト・スタンダードだと思う。
個人的にも最も体感に近い。ぶっちゃけ音楽チャートはこれだけ見ておけば良い。
1位 アイドル YOASOBI
2位 Subtitle Official髭男dism
4位 KICK BACK 米津玄師
6位 新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED) Ado
8位 W / X / Y Tani Yuuki
そーゆーのを古語ではデファクト・スタンダードっていうんやで
接触確認アプリのCOCOAの問題が表面化した時にデジタル改革担当大臣は否定してたけど、問題の根本には
5年くらい前までネットワーク監視ソフトに関わっていたが、サポートがほぼ中国に移管されていた。
あらゆる種類のネットワーク機器、IPアドレス、Macアドレス、機器の種類、OSバージョン、ネットワークの
接続関係からネットワーク停止の原因解析などネットワークのあらゆることを管理できて国内3大キャリアも
採用するデファクト・スタンダードな製品だった。
キャリアの担当者は製品で問題が起きるとネットワークの全情報を何の疑いもなく中国のサポート担当者に
送信していたが、中国の従業員の中には共産党員もいたから情報が中央政府に流れていてもおかしくない。
大手キャリアのネットワーク情報が中国に流出することは日本の安全保障情上重大な問題だと思うが誰も気に
していなかった。
インターネット上のすべての人間が、とは言わないが、俺は今まで「風呂場でおしっこをすることについて」の批判を数多く目にしてきた。
そういうやつは銭湯やプールでもおしっこしてる!とか意味不明な批判ありますけどね、じゃあお前は鼻くそほじるとか、屁をこくといった誰も観ていないところでするような行為を衆人環視の、公衆の面前でするのか?しねえだろうよ。
いや、皆さん排泄行為をしていいのはおトイレだけ!という不文律を生まれて一番最初に学んでいるわけですから、抵抗があるというのはわかりますよ。
でもね、なんのかんの口では言っていてもあるじゃないですか、風呂場に入ってかけ湯をし始めた頃、急に尿意を催すことって。
え?そういう時わざわざまた体拭いてトイレ行くんですか?いや、いいじゃん。そこですれば。
用を足すという行為から生じる根源的な快感はもとより、自らのおしっこがシャワーのお湯と一体となり、この温もりは果たしてシャワーヘッドから流れるお湯のものなのか、それとも俺のおしっこによるものなのか?という哲学的な問いかけがそこにある。
それこそね、普段取り憑かれたように「効率」というマントラを唱えている皆さん。こんな効率の良い行為もなかなかないですよ。
用を足す・体を洗うという行為をミキシングすることで排泄行為に伴う場所・時間の問題を解決する上、その場で清潔にもできる。おいおい、改めて考えると、メリットしかないじゃん。これは凄いことですよ。
事前にトイレに行く必要も、体を一旦拭いて戻る必要もない。ただ、そこに、流せば、いい。
これぞ効率と言わずしてなんなのか。これ、元号変わってしばらくしたらデファクト・スタンダードになるかもしれないから、今のうちに慣れておいたほうが、いいかもよ?
と、こんなことを言っておいてなんなのですが、浴槽におしっこを流すことによる環境等々への悪影響や、散髪中にシャンプーしてもらったときにつられて漏らしちゃうといった都市伝説の類については専門外のため、無知に等しいこともまた事実。
そういった側面からのご指摘・ご意見については真摯に受け止めていきたいと存じておりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。
正しくは、Puerto Ricoなので、プエルト・リコ
正しくは、Kuala Lumpurなので、クアラ・ルンプール
正しくは、Don Quijoteなので、ドン・キホーテ
他になんかある?
下ネタ、低レベルネタ、検証ができないもの、わからなかったものは除いてる
時間がかかるので少しづつやるよ。
別のまとめ
https://togetter.com/li/1037680
正しい | 間違い | 備考 |
---|---|---|
佐村河内 守 | 佐村 河内守 | |
頭へ ごちん | 頭 へごちん | 声優の愛称 |
ガブリアス | ガブ・リアス | |
この先 生きのこるには | この先生 きのこるには | |
ヘリコ・プター | ヘリ・コプター | |
アレ・ミロード | アレミ・ロード | |
怒髪 天を突く | 怒髪天 を突く | |
間 髪を入れず | 間髪 を入れず | |
綺羅 星のごとく | 綺羅星 のごとく | |
清 少納言 | 清少 納言 | |
アウンサンスーチー | アウン・サン・スー・チー | |
エル・クンバンチェロ | エルクンバン・チェロ | |
リオ・デ・ジャネイロ | リオデ・ジャネイロ | Rio de Janeiro |
エル・サルバドル | エルサル・バドル | El Salvador |
カツカレーうどん 定食 | カツカレー・うどん定食 | メダロットネタらしい |
ハリウッド・ザコシショウ | ハリウッド・ザ・コシショウ | |
スポンサード・リンク | スポンサー・ドリンク | |
ダイバーシティ | ダイバー・シティ | お台場のdiver city ではなくdiversity 多様性という意味 |
暴力 二男 | 暴 力二 男 | カニ男 |
ブルース・リー | ブルー・スリー | |
サン・テグジュペリ | サンテグ・ジュペリ | |
モン・サン・ミッシェル | モンサン・ミッシェル | Mont-Saint-Michel |
失・楽園 | 失楽・園 | |
スク 水揚げ | スク水 揚げ | スクは沖縄の方言でアイゴの稚魚 |
シーフードドリア | シーフー ドドリア | ドドリアさん、やっておしまい! |
クー・デター | クーデ・ター | coup d'État |
プリマ・ドンナ | プリ・マドンナ | |
カッパドキア | カッパ・ドキア | |
オルケスタ・デ・ラ・ルス | オルケスタ・デ・ラルス | |
ゲイ・リュサック | ゲイリュ・サック | |
主は来ませり | シュワキ・マセリ | |
スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ | スリジャヤ・ワルダナ・プラコッテ | |
東京 都 | 東 京都 | |
東海林 太郎 | 東海 林太郎 | |
キリマ・ンジャロ | キリ・マンジャロ, キリマン・ジャロ | Kilimanjaro キリマ(山)・ンジャロ(暉やく) |
ニュー・ジーランド | ニュージー・ランド | |
ロールス・ロイス | ロール・スロイス | |
ニュルブルクリンク | ニュルブルク・リンク | Nürburgring |
プリン・ア・ラ・モード | プリン・アラモード | |
ミケランジェロ | ミケル・アンジェロ | Michelangelo |
抗 生物質 | 抗生 物質 | anti-biotics |
アフガン航空相 撲殺される | アフガン航空相撲 殺される | |
デ・ファクト・スタンダード | デファクト・スタンダード | de facto standard |
コスタ・リカ | コスタリカ | Costa Rica |
ホンダ シビック | 本出し ビック | |
漫 画太郎 | 漫画 太郎 | |
ウラジ・オストック | ウラジオ・ストック | ヴラヂ(領有する)ヴァストーク(東方) ,つまり意味は「東方を征服せよ」 |
ティラミ・ス | ティラミス | Tirami su! |
減 感作療法 | 減感 作療法 | |
ペレ・ストロイカ | ペレストロ・イカ | |
テレ・ビジョン | テレビ・ジョン | |
フォー・リーブス | フォーリー・ブス | Four Leaves |
トゥト・アンク・アメン | ツタン・カーメン | Tutenkh-amen-amon |
ノイ・シュバンシュタイン城 | ノイシュバン・シュタイン城 | |
仲 里依紗 | 仲里 依紗 | |
色・即是・空 | 色即・是空 | |
トリ・ケラトプス | トリケラ・トプス | |
カ・メハメハ大王 | カメハメ・ハ大王 | |
東大阪 大 | 東大 阪大 | |
ミ・スエルテ | ミス・エルテ | |
森見 登美彦 | 森見登 美彦 | |
アル・ナスライン | アルナス・ライン | Al Nasrain |
森 林太郎 | 森林 太郎 | |
カールス・ルーエ | カール・スルーエ | |
森・元首相 | 森元・首相 | |
シャン・ゼリゼ | シャンゼ・リゼ | |
パラ・ジ・クロロ・ベンゼン | パラジ・クロロ・ベンゼン | |
マ・クベ | マクベ | あれはいいものだ |
ゲイン・グランド | ゲ・イングランド | GAIN GROUND |
ケプラドーラ・コン・ヒーロ | ケプラドーラ・コンヒーロ? | |
スパイシー・チキン | スパイ・シーチキン | |
サン・バコール | サンバ・コール | |
ド・ディオン・アクスル | ドディオン・アクスル | |
奈良県 大和郡山市 | 奈良県 大和郡 山市 | |
さくら・だもん | さくらだ・もん | |
ツームストン・パイルドライバー | ツー・ムストン・パイルドライバー | tombstone piledriver |
いわお と なりて | いわ おと なりて | いわお(巌) |
三・半規管 | 三半・規管 | |
間、髪を容れず | 間髪 を容れず | |
ル・サンチマン | ルサンチ・マン | sentiment(感情)に繰り返しの reでressentiment |
ア・カペラ | アカ・ペラ | a cappella |
サン・フランシスコ | サンフラン・シスコ | |
ロビン・ファン・ペルシー | ロビン・ファンペルシー | |
子宮頸 癌 | 子宮 頸癌 | |
カイザース・ラウテルン | カイザー・スラウテルン? | |
コート・ド・アジュール | コート・ダジュール | |
ナオト・インティ・ライミ | ナオト・インティライミ | NAOTO INTI RAYMI |
五里霧 中 | 五里 霧中 | |
魚、心あれば、水、心あり | 魚心 あれば、水心 あり | 誤って一語化して定着 |
サンタ・フェ | サン・タフェ | Santa Fe |
ジ ブロモ エタン | ジブロ モエタン | 萌えたん |
時任 三郎 | 時 任三郎 | |
ナイツ・オブ・ラウンド | ナイツオ・ブラウンド | |
強 行軍 | 強行 軍 | |
米 原発 事業 | 米原 発 事業 | |
タークス・カイコス | ターク・スカイ・コス? | |
性 同一性 障害 | 性 同一 性障害 | |
パンチ ラムネ | パンチラ ムネ | |
クロマ・キー | クロ・マキー | Chroma Key |
ジャム・イロクワイ | ジャミ・ロクワイ | Jamiroquai |
なんとなく既存のリズムで分けてしまうみたい。特に熟語だと、2-2で分ける傾向が強い
外来語のカタカナは、本来の接頭語を理解せずに日本語で覚えやすいリズムで覚えているみたい。
→ Googleでそうしてたというだけの話。もっと前にあったカタカナ語で末尾の「ー」を省略するルール(インターネット→インタネット、メモリー→メモリ、ヘッダー→ヘッダ)と同じで、決まりでもなんでもない。
→ タブ文字によるインデントはスペース2文字分にも3文字分にも変更可能。エディターによっては1段目だけ4文字分、それ以降は2文字分ずつ深くなるようにもできるので、自分が見やすいように変えられる。
→ スペース幅はフォントによって決まるので、フォントと文字サイズに依存してしまう。「スペースでインデントせよ」とするならフォントも指定しなければ無意味なのに、そういう規約は皆無。
→ CUI時代ならともかく、今はプロポーショナルフォントをどこででも使えるので、コーディングにも普通に使ってよい。これも前出1-3と同様にフォントの問題なのにフォント指定はされない。
→ lintを使うべき。また等幅フォントであっても文字幅は一定にならないし、文字間隔も揃わない。桁が揃うのみ。しかし数字ならともかく「英単語の桁揃え」とは? そもそもインデント以外でコメントなどを桁揃えするのは悪例として知られているはず。
→ それが問題だろうか。画面表示上の心配なら無用。表示時(ユーザーに見えるとき)はプロポーショナルフォントになる。
→ 文字間隔が一定になるのはプロポーショナルフォント。コーディングにおいては「見ること」よりも「読むこと」のほうが大事。
退職から一年が経過し、新しい職場(WEBベンチャー企業)での仕事に慣れたこと、
また、富士通の同期入社の友人から頻繁に転職の相談を受けるようになったこともあり、本エントリを執筆する。
はじめに、筆者の退職理由を簡単に述べると、富士通という会社に未来を感じなかったことと、やりたい仕事はできないだろうと判断したためである。
参考までに、筆者は公共機関向けのシステム開発部門に所属していた。
担当していた業務は様々で、小規模なシステム開発や、子会社・下請企業の管理であった。
富士通には、人材キャリアフレームワークという社員評価制度があり、現場には、入社何年目はこのレベルの仕事、といった暗黙の了解がある。
本人の能力や意欲とは全く無関係に、入社後の経過年数で、仕事の裁量の幅が大きく制限される。
このことはいわば、学習指導要領ならぬ、業務指導要領があるようなものだ。
このような枠組みや暗黙の了解が存在すること自体が問題なのではなく、その枠組から逸脱した人材を想定しない・評価しないことが問題なのである。
筆者がお世話になった優秀な先輩方は、この業務指導要領の要件を満たして手に余った人、
いわば天井にぶつかった人から先に、より大きな仕事がしたいという理由で辞めていった。
筆者もその一人である。
既存産業の大きな成長が望めなく、社員個々の多様性が重要視される昨今の経済情勢において、
高度成長期における横並び思想をもとの作られたやり方が未だに社内を謳歌しているのは時代錯誤というほかない。
富士通への提言として、これからの時代は、年齢も在籍年数も関係ない人材評価制度を作っていくべきである。
そして重要なのは、会社の既存事業でいかに利益を上げたかについての評価ウェイトを下げ、
いかに新しい発想で新しい事業を提案したか・実現したかという評価項目を設立するべきである。
なお、富士通には社内ベンチャー制度があるが、これはうまくいかない可能性が高い。
なぜなら、社内ベンチャーを承認するのは旧式の人材の典型例である高齢な経営層であるからだ。
いままで数十の社内ベンチャーの審査結果を見てきたが、彼ら経営層に事業の将来性を判断する能力はないと痛感した。
また、他の理由としては、富士通の既存事業と衝突すると社内ベンチャーが潰されるということがある。
将来性のない既存事業を残して、将来を託すべき社内ベンチャーを潰すという企業風土なのだ。
富士通という会社には多数の既得権益集団がいる。そして、社内のルールは彼らが決して不利にならないように作られている。
なぜなら、ルールを作る権限は、先頭を走る集団、1980年代に大成功を収めた既得権益層がガッチリ握っているからだ。
いわば、前を走る人を抜かしてはいけないレースのようなものだ。
このような出来レースで若手社員のモチベーションが続くはずはないことは明らかだ。
筆者は、決して年功序列主義を批判したいのではない。
既得権益層が年功序列を悪用して、部下の手柄を自分の手柄にし、部下の失敗を部下に押し付けている実態に対する批判である。
ノブレスオブリージュ、権利を有するものには義務がある、という思想がある。
富士通の既得権益集団には会社の技術力や社員を率先することで、企業としての地位を向上させていく義務がある。
実態は、社内の後進に抜かされることを恐れるあまり、後進の他社に抜かされている。
ちなみに、この既得権益集団に有利なルールが生み出した現状については、
同じく富士通OBである城繁幸氏の著書「若者はなぜ3年で辞めるのか?」(光文社新書)が詳しい。
経営学において「ヴィジョナリーカンパニー」という名著がある。
この本によると、会社が永続的に成長・発展していくためには企業理念(ビジョン)を社員ひとりひとりが持つことが必要不可欠であると指摘している。
富士通の企業理念は、変革に挑戦し続ける姿勢や、よりよいICT社会づくりに貢献することを掲げている。
しかし、富士通という会社の現状として、このヴィジョンを失っている社員、とくに管理職がとても多い。
30代を過ぎて会社に定住することを決めた社員に変革に挑戦しようという熱意ある人物はひとりもいなかった、
そういう人々にとってICTで社会づくりなどどうでもいいのだ。
ただ顧客の要求を聞いて、それを子会社や下請けに作らせて予算や利益を達成することにしか興味がない管理職が大半であった。
元GEのCEOであるジャック・ウェルチ氏は、たとえ成果を出していようと企業ビジョンを共有しないものはクビにしろと自著で語っている。
このポリシーを導入したら、富士通の管理職の80%はクビになるであろう。そのくらいに富士通の管理職は夢や熱意のない人物ばかりであった。
そのような人材が将来的に会社を破壊する、というウェルチ氏の指摘の正当性を、富士通という会社の惨状が示しているのは皮肉という他ない。
富士通への提言として、ウェルチ氏のやり方を実行すればよいのだ。
成果によって管理職のクビを決めるのではなく、ヴィジョンを共有できているかでクビを決めるのだ。
このやり方を実行すると既得権益を握って離さない経営層や管理職が一掃される。
既得権益にしがみつくだけの人物こそ、ヴィジョンを持たない人物である割合がとても多かったことを付け加えておく。
経営コンサルタントの大前研一氏は、日本の生産性がアメリカの半分しかなく、もはや発展途上国にすら負けていると指摘している。
その原因について、日本では業務標準化が全く進んでいないためであると述べている。
自分の住む自治体と異なる自治体のマイナンバーのITシステムを比較してみてほしい。
ここで、自治体が異なればITシステムも異なることに気づくはずである。
はたして自治体ごとに個別のマイナンバーシステムを作る必要があるのだろうか?
答えはもちろんノーである。全国どこでも一律の業務であるべきであり、同じITシステムを導入するべきである。
自治体ごとに業務フローが異なるために、別のITシステムを使用した時に業務がこなせないという事態が発生する。
そのため各自治体が個別にITシステムをITベンダーに発注することになる。
そこでITベンダーは各自治体ごとに個別のITシステムを作ることになる。
ITベンダー側からすると一度作ったことがあるものをカスタマイズして、業務の順番を入れ替えたり、扱うデータを多少変更するだけで済む。
それなのに膨大な金額を請求するわけだ、ITベンダーとしてはボロ儲けである。
(なお、主要ITベンダー決算書を見ていただくとわかるが、ITベンダーの利益率が高いわけではない)
特に自治体のITシステムは国民の税金で作られているわけである。
各自治体は、このような現状を放置していて、国民に申し訳ないと思わないのであろうか?
このことは、決してITベンダーにのみ責任があるわけではない。
総務省が陣頭指揮をとって各自治体の業務標準化・統一化を進めなくてはいけないのに、それが全くなされていないのは監督官庁としての責任放棄である。
このように業務標準化が全く進んでいない現状は自治体に限らず、民間企業においても同様である。
会計パッケージにおいて、世界のデファクトスタンダードになりつつあるSAP導入に失敗する事例を数多く見てきた。
失敗する理由は、個々の企業の業務に合わせてSAPをカスタマイズしており、そのカスタマイズでは対応できない業務フローが存在するからである。
問題なのは、そのような業務フローは、決して必然的な業務ではなく、過去の慣習から存在しているだけであることがとても多い。
ここにおいて、ITシステムが業務に合わせるのではなく、ITシステムに合わせて業務の方を変えていかなくてはいけないのだ。
このことは、サービス・流通業の顧客からSAPのカスタマイズで無理難題があがってくることが特に多いことと無関係ではないであろう。
富士通は、既存顧客の業務標準化およびデファクト・スタンダードとなるITシステムの開発の陣頭指揮をとる役割を果たすべきだが、その望みは期待できない。
なぜなら関係が深い企業において、業務が効率化すると大量の社内失業者を出すことになるからだ。
そのような"顧客との良い関係"を崩すようなことはやらない会社である。
日本という国のあるべき姿を長期的に考えた際に必然的なことであるにもかかわらずである。
富士通の企業理念である、よりよい社会づくりに貢献するとは、まさにこの業務標準化を推し進めることなのではないのか。
富士通には外国籍の社員が相当数在籍している。しかし、彼らに求められる日本人への"帰化圧力"がとても強い。
同期入社の中国籍の友人は、対外発表会のために完璧な日本語の発音の練習をさせられていた。
完璧な日本語の発音は日本人に任せるべきで、中国に精通しているというメリットを活かせる部署に配置転換するべきである。
なお、残った外国籍社員をみると、小学生から日本にいるなど、生まれたのが海外というだけのほぼ日本人だったりする。
外国籍社員の離職率が高いことに対して、本部長が提示した対策が、
長く働きたい会社とはどのような会社か、というテーマで外国籍社員を集めランチタイムにディスカッションさせるというものだった。
この席で「無能な人が本部長にならない会社で長く働きたい」という大喜利でもすればいいのだろうか。
富士通はグローバル企業を表明しているが、このような組織で海外進出などできるはずもない。
なぜならば富士通の利益構造では、海外において利益を上げられないからだ。
このカラクリの解説は大前研一氏が詳解されているので、参考にしていただきたい。※1
6.富士通の良いところ
ここまで富士通に対する批判と改善の提言を述べてきたが、富士通の良いところについても触れておきたい。
まず、個々の社員の仕事力や組織力といった点では、他の大企業と比較して遜色ない。ただし、富士通の主要グループ企業に限るが。
数十を超える大企業および中小企業と仕事をしたが、やはり大企業は個々の社員のレベルが高く、組織力も高い傾向にある。
顧客として他社と仕事を進めていくうえで、大企業の方が優秀な担当者に遭遇することが多く、仕事がとても進みやすかった。
この理由について、大企業の社員育成能力が高いことはもちろん、社内チェック体制が整っているからではないかと思う。
社内で質の悪いものは弾いており、社外に出さないようにしているのだろう。
また、富士通は顧客主義がきちんと徹底されている会社であると感じた。
筆者と富士通の顧客主義が異なっていた点はあるものの、顧客起点に立つという考え方は大事なことである。
柔らかい人が多く、職場の雰囲気はとても良かった。お世話になった直属の上司や先輩方は、優しく丁寧なご指導をいただいたことに感謝している。
7.おわりに
最後に、立花隆氏の著書「東大生はバカになったか」(文春文庫)から名文を引用したい。※2
「いま、この辞めたい気持ちを逃したら、この会社に骨を埋めて、あそこにいる連中と同じになってしまうと思った。」
結局、筆者の退職理由は、偉そうな顔をしているがロクなビジョンも打ち出せない富士通の上層部のような人間になりたくなかったからである。
富士通という会社に必要なのは、優秀な若手の育成などではなく、無用な老害の排除である。
筆者には、富士通という会社は、沈みゆく泥船にしか思えなかった。
※1「産業突然死」の時代の人生論、第44回 談合をなくす二つの妙案-"便利なゼネコン"はいじめの温床
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/46/
(この記事のゼネコンをITゼネコン(ITベンダー)に置き換えていただきたい。)
※2 引用にあたり、語尾を改めた。
補足1.城繁幸氏の著書「内側から見た富士通」(光文社)についてのコメント
この本は富士通が先んじて導入した成果主義が、名ばかりで社員のやる気を奪う結果に終わったという実態を告発した本である。
この本について、いくつか述べたい。
まず、本題である、成果主義が経営層のご都合で導入されて、社員のモチベーションを奪うという最悪の結果に終わったという指摘はまさにその通りである。
また、この本が出版されてから10年以上経つが、実態は改善されていないし、する気もないのだろう。
(そもそも経営者のご都合成果主義の導入を失敗だと気づく能力が欠如しているのかも知れない)
管理職の仕事は、部下の成果を評価することではなく、予算内におさまるように部下の評価を調整することであった。
なお、成果主義の導入を評価している現場社員は誰もいなかった。
(成果主義を批判する幹部社員はいなかった。おそらく批判すると何らかのペナルティがあるのではないかと邪推している。)
補足2.転職について
筆者の転職について、考慮したことをいくつか述べる。
まず、次の会社・仕事の選び方および交渉の進め方については、山崎元氏の著書「会社は二年で辞めていい」(幻冬舎新書)を大いに参考にした。
転職は考えていなくとも、今の時代を働く考え方、人材価値のセルフマネジメントなどは一読の価値がある。
富士通という大手を辞めたはいいが、次の会社で苦労している人が多いという意見についてコメントしたい。
筆者に言わせれば、それは転職のツメが甘いのだ。
現職のどこに不満を持っていて、そのうち、どこが改善の余地があり、妥協するべきであり、次の職で改善を期待するのか、についての思慮が浅い。
社会のルールをわかっていないで転職したとしか思えないケースもある。
そもそも富士通という会社に勤めているにもかかわらずITゼネコンの生態系を理解していない社員がとても多い。
下請け企業にいけばもっとやりがいのある仕事ができる、などという浅い考えで転職する人はいる。
ITゼネコンの下請けを生業とする会社の社長は、中間管理職と何一つ違いはない。
上の指示(元請けの発注)を受けて下に伝達するだけであって、自身で新しい事業を生み出す能力のない企業である。
新しい会社は、自社で新しい事業を生み出す能力があり、きちんと利益を上げている。
転職において改善したかったこと、専門的な業務ができること、自分のアイディアを事業に活かすことができること、それらがすべて達成できた。
年末なのに法律の勉強している。むしろ仕事が休みに入ったので今しかできないと言える。
ちょっと気になる事例があったので、具体的な内容を知ろうと検索をかけたら驚いた。
はてなではない他の質問回答サイトで、ある法律の事案についてのベストアンサーがあったが、
それが全部間違えていた。
僕も勉強中の身分だが、今の仕事に関係する内容なのでこれははっきりと間違いだと断定できる。
何故間違えているのにベストアンサーなのかというと、おそらく質問者が法律の解釈の正当性よりも、
どれだけ自分に都合の良い解釈であるかを基準に選んだからだろう。
これだけを見れば、ただただ間抜けな出来事であるだけだが、むしろ今まで考えてきたことのヒントを得た気がした。
世の中には「インターネットは不正確な情報が氾濫している」という説と、
「むしろ一面的な情報が流れていないので正確である」という説が対立しているようだが、
むしろ両立しているのではないだろうか。
確かにインターネットは様々な意見が飛び交っているし、情報量も多い。
そのような多様な解釈があるから面白いという知識や情報についてはネットは強い。
だが、逆に法律のような、「何が公式的に正しいか」を決められてしまっているものには弱い。
法律にも学説と呼ばれる類のものがあるのだから、多様な解釈は許されていないわけではないが、
多すぎる解釈はノイズにしかならず、むしろ公式的に決まっている正しい解釈を見えなくさせる。
経営学的にはデジュール・スタンダードとデファクト・スタンダードという言葉がある。
インターネットはデファクトなものを調べるなら向いているが、デジュールには向いていない。
むしろデジュールなものならば、それを公式的に決定しているところが刊行しているものを読んだ方がいい。
その方が確実にノイズが少なくて混乱しなくて済む。
こういう区分を明確に意識しておいた方が、物を調べたりする上で
「ネットで調べた方が詳しいじゃないか。わざわざ本を買って損した!」とか、
そういうどうでもいいストレスを減らすことができるのではないか。
本やインターネットのそういう特性が改良される可能性はほとんど無いと思うので、
物事の一長一短を理解して使い分けることが大切だろう。
うちの家では
昔の年寄り、マジぱネェwwww
というのがデファクト・スタンダードです。昨日も60代ぽい婆さんが信号無視してんの見た。恥ずかしくねえのかよ、小学生が見てるよ。あんた。
子どもの頃…30年くらい前、年寄りは漢文とかすらすら読めんの普通だったんだぜ。古文なんて趣味のレベルだぜ。戦争とか行ったりして、その後で「やっぱ平和大事だよな」とか超説得力あるじゃん。でもって70越えても元気で、冗談とか面白い。スポーツとか楽しんで、そのくせ清貧で礼儀とか弁えて伝統とか超大事にしてんだぜ。年金なんてほとんど貰えない癖にニコニコしてたぜ。
無茶苦茶偉いじゃん。
まったく今の老人に、少しは彼らの爪の垢呑ませたいもんだよな。ホント。
(前回集計http://anond.hatelabo.jp/20071126102502)
終了。
漏れがあったらごめんなさい。
実話に見せかけた創作、みたいなややこしいのは知らん。
創作に見せかけた実話、とか、コピペとか混じってるかもしれないけど気にするな。
(前回集計http://anond.hatelabo.jp/20071121105040)
勢いが鈍ってきたんでまとめが楽だ。
もう少しで11月が終わりますよ。
(前回集計http://anond.hatelabo.jp/20071116082614)
なにが創作でなにが実話やら…。
この世の中、「持てる者がますます富む」という法則が支配する分野があります。
ベータを駆逐したVHS、キーボードのキー配列であるQWERTY、そしてパソコンOS界を圧倒するWindows、
すべてデファクト・スタンダードを確立した者が、その技術的優劣に関わりなく、市場を支配しています。
これを、経済学者のブライアン・アーサーは"収穫逓増の法則”とよんでいます。(M.ミッチェル・ワールドロップ『複雑系』新潮社)
デファクトスタンダードの洗礼
その後、マイクロプロセッサー市場で、アメリカに先を越された日本企業の中で、はじめて日本産のマイクロプロセッサーを開発したのはNECであった。
インテル製のチップ「8080」をリバーシング技術で改良したNECは「μPD-753」を設計する。
これは「8080」よりも高性能なのだが、この時の改良がもとで互換性を失い、コンピュータ業界では売れなくなってしまった。
デファクト・スタンダードの重要性を痛いほど認識させられることになった。
「ですから、互換性を出すためには、改悪しなきゃいけなかったんですよ。
ですから、私は技術者に「いやあ、せっかく改良したのを、まことに申し訳ないけど、
これじゃ買ってもらえないから、改悪してくれ」って頭を下げた」
(中略)
「そう。技術的に優れていることと、それが売れるというものは違うとね」
理由は、「牛歩戦術が出来なくなるから」というものでした。
牛歩戦術は、決議投票の際に時間を掛けることで、棄権票を誘発したり決議投票を途中で打ち切らせたりするといった野党の抵抗戦術です。
(前回集計http://anond.hatelabo.jp/20071111071020)
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(前回集計http://anond.hatelabo.jp/20071106101050)
怒られるかと思ったら逆に感謝されたので続きもやる。
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実話に見せかけた創作、みたいなややこしいのは知らん。
創作に見せかけた実話、とか、コピペとか混じってるかもしれないけど気にするな。
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齢90を越えたウィリアム・ヘンリー・ゲイツ三世が、次世代Windowsの発表記者会見に現れたとき、会場は喧騒に包まれた。記者たちを最も驚かせたのは、徹底して情報公開がなされなかった次世代Windowsの開発に、第一線を退いたはずのゲイツが関わっていたという事実ではなく、彼がブリーフ一丁で現れた事であった。各ハードメーカーの代表者達の前に立ち、ゲイツ老は上半身だけスーツのなんとも奇妙な姿で、こう宣言した。
「これが次世代Windowsです」
騒ぐ記者たちを抑え、はっきりした声で、ゲイツは説明を行った。次世代Windowsがパンツ型PC上で動作するOSであること、今履いているブリーフがWindows搭載ブリーフであること、そして今後、PCの標準はパンツになるだろうと述べた。「それは本当にWindowsなのですか?」というある記者の間の抜けた、だが正しい質問に「もちろん、Windowもあります」とにこやかにゲイツ老がブリーフの前から性器を取り出した所で会見は終了した。
「コンピュータとしてありえない形を先に示す事で、ハードやインターフェイスやOSなんて、どうでも良い時代が来たと彼は言ってるの」
そんな言説が受け入れられる程、世界は次世代Windowsに寛容だった。ハード各社も次世代Windows搭載パンツを次々と発売した事もあり、次世代Windowsとその専用ハードであるパンツ型PCは、日常に溶け込んでいった。
「えーと、どれどれ」
「ああ、これはね、ここをクリックして……」
「あ、あん」
「あ、大丈夫」
「うん、続けて」
「ほら、できたよ。わかった?」
「うん。ありがとう。でも佐藤君のもフリーズしちゃってるみたい……」
「今度は、君が直してくれたら嬉しいな」
「おじいちゃーん! パソコン、また壊れちゃったの」
「どれどれ、見てやろう。ほほう……」
ゲイツ老は、柔らかな笑みを浮かべながら、孫のスカートをまくりあげた。
第二回ファック文芸部杯参加