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2017-02-13

日本人区切り方を間違えやす言葉

プエルトリコ →プエル・トリコ

正しくは、Puerto Ricoなので、プエルト・リコ


クアラルンプール→クアラルン・プール

正しくは、Kuala Lumpurなので、クアラ・ルンプール


ドンキホーテドンキ・ホーテ

正しくは、Don Quijoteなので、ドン・キホーテ


他になんかある?


追記

帰りの電車ではてぶ見たら大喜利会場にされてて笑ったw

せっかくなのでブコメ言葉をまとめておく

自分が調べて、納得したもの、役に立つもののみ。

下ネタ、低レベルネタ検証ができないもの、わからなかったものは除いてる

時間がかかるので少しづつやるよ。


別のまとめ

https://togetter.com/li/1037680


正しい間違い備考
佐村河内 佐村 河内
頭へ ごちん 頭 へごちん声優の愛称
ガブリアス ガブ・リアス
この先 生きのこるには この先生 きのこるには
ヘリコ・プター ヘリ・コプター
アレ・ミロードアレミ・ロード
怒髪 天を突く怒髪天 を突く
間 髪を入れず間髪 を入れず
綺羅 星のごとく綺羅星 のごとく
清 少納言清少 納言
アウンサンスーチーアウン・サン・スー・チー
エル・クンバチェロエルクンバン・チェロ
リオ・デ・ジャネイロリオデ・ジャネイロRio de Janeiro
エル・サルバドルエルサル・バドEl Salvador
カツカレーうどん 定食カツカレーうどん定食メダロットネタらしい
ハリウッドザコシショウハリウッド・ザ・コシショウ
スポンサード・リンクスポンサードリンク
ダイバーシティダイバー・シティお台場のdiver city ではなくdiversity 多様性という意味
暴力 二男暴 力二 男カニ男
ブルース・リーブルースリ
サン・テグジュペリサンテグ・ジュペリ
モン・サン・ミッシェルモンサンミッシェルMont-Saint-Michel
失・楽園失楽・園
スク 水揚げスク水 揚げスクは沖縄の方言でアイゴ稚魚
シーフードドリアシーフー ドドリアドドリアさん、やっておしまい
クー・デタークーデ・ターcoup d'État
プリマドンプリ・マドンナ
カッパドキアカッパ・ドキア
オルケスタ・デ・ラ・ルスオルケスタ・デ・ラルス
ゲイ・リュサックゲイリュ・サック
主は来ませりシュワキ・マセリ
スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテスリジャヤ・ワルダナ・プラコッテ
東京 都東 京都
東海林 太郎東海 林太郎
リマ・ンジャロキリ・マンジャロ, キリマン・ジャロKilimanjaro キリマ(山)・ンジャロ(暉やく)
ニュー・ジーランドニュージー・ランド
ロールス・ロイスロール・スロイ
ニュルブルクリンクニュルブルク・リンクNürburgring
プリン・ア・ラ・モードプリンアラモード
ミケランジェロミケル・アンジェロMichelangelo
抗 生物抗生 物質anti-biotics
アフガン航空相 撲殺されるアフガン航空相撲 殺される
デ・ファクトスタンダードデファクト・スタンダードde facto standard
コスタ・リカコスタリカCosta Rica
ホンダ シビック本出し ビック
漫 画太郎漫画 太郎
ウラジ・オストックウラジオストックヴラヂ(領有する)ヴァストーク(東方) ,つまり意味は「東方を征服せよ」
ティラミ・スティラミスTirami su!
減 感作療法減感 作療法
ペレ・ストロイカペレストロ・イカ
テレ・ビジョンテレビ・ジョン
フォーリーブスフォーリー・ブスFour Leaves
トゥト・アンクアメンタンカーメンTutenkh-amen-amon
ノイ・シュバンシュタイン城ノイシュバン・シュタイン
仲 里依紗仲里 依紗
色・即是・空色即・是空
トリ・ケラトプストリケラ・トプス
カ・メハメハ大王カメハメ・ハ大王
東大阪 大東大 阪大
ミ・スエルテミス・エルテ
森見 登美彦森見登 美彦
アル・ナスラインアルナスラインAl Nasrain
森 林太郎森林 太郎
カールス・ルーカールスルー
森・元首相森元・首相
シャン・ゼリゼシャンゼ・リゼ
パラ・ジ・クロロベンゼンパラジ・クロロベンゼン
マ・クベマクベあれはいもの
ゲイングランドゲ・イングランドGAIN GROUND
プラドーラ・コン・ヒーロプラドーラ・コンヒーロ?
スパイシーチキンスパイシーチキン
サン・バコールサンバコール
ド・ディオン・アクスルディオン・アクスル
奈良県 大和郡山市奈良県 大和郡 山市
さくら・だもんさくらだ・もん
ツームストンパイルドライバーツー・ムストンパイルドライバーtombstone piledriver
いわお と なりていわ おと なりていわお(巌)
三・半規管三半・規管
間、髪を容れず間髪 を容れず
ル・サンチマンサンチ・マンsentiment(感情)に繰り返しの reでressentiment
ア・カペラアカ・ペラa cappella
サンフランシスコサンフラン・シスコ
ロビン・ファン・ペルシーロビン・ファンペルシー
子宮頸 癌子宮 頸癌
カイザース・ラウテルンカイザー・スラウテルン?
コート・ド・アジュールコート・ダジュール
ナオトインティ・ライミナオト・インティライミNAOTO INTI RAYMI
五里霧 中五里 霧中
魚、心あれば、水、心あり魚心 あれば、水心 あり誤って一語化して定着
サンタ・フェサン・タフェSanta Fe
ジ ブロモ エタンジブロ モエタン萌えたん
時任 三郎時 任三郎
ナイツ・オブ・ラウンドナイツオ・ブラウン
強 行軍強行 軍
米 原発 事業米原 発 事業
タークスカイコターク・スカイコス?
性 同一性 障害性 同一 性障害
パンチ ラムネパンチラ ムネ
ロマ・キー クロ・マキー Chroma Key
ジャム・イロクワイジャミ・ロクワイJamiroquai

追記2

こうして検証してみると、間違えるパターンが見えてくる

日本語の場合、固有名詞は区切らないので間違えやす

なんとなく既存リズムで分けてしまうみたい。特に熟語だと、2-2で分ける傾向が強い

外来語カタカナは、本来の接頭語を理解せずに日本語で覚えやすリズムで覚えているみたい。

言いやす略語にした時の影響が強いみたい。

追記3

ブコメ指摘のあった怪しいものは適宜削除、修正しています

2009-10-12

飛び込んできた今年度最大のジョークオバマ大統領ノーベル平和賞

次はオサマ・ビン・ラディンが受賞しても不思議でなくなった

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テロリストノーベル平和賞が与えられたことがある。故アラファトPLO議長だ。

イスラエルとの和平交渉にのってオスロ合意に至ったのは、弱体化したPLOの最後の選択だった。それ以外、選択の余地はなかった。ラビンペレスイスラエル指導者と三人同時受賞だった。

それ以前まで米国はしばしばアラファトを「テロリスト」呼ばわりしていた。

オサマ・ビン・ラディンはCIAの手先だった。

アフガニスタンからロシア侵略軍を撃退し、米国パキスタン経由の武器援助をやめ、反ソ活動家への援助も打ち切った。

政治環境が変わると、かれはテロリストと認定され、世界指名手配された。

ならばもう一回転向し、和平交渉に乗ってきたら、オサマだって受賞資格がある。

バラク・フセインは「核なき平和」を訴えた。

理想を述べたにすぎず、ロシアは同意するそぶり、手をたたいて喜んだのは北京だった。バラク・フセインオバマ路線によって、もし米ロが戦略核兵器を削減すればバランス上、中国の核戦力が突出することになるからだ。

オバマは受賞を聞いて「これは『行動を起こせ』という呼びかけだ」と受け取った。

ノーベル平和賞が、つぎの国際政治パラダイムオバマに強制することになる。露骨な政治的思惑だが、ノルウェー政府の考えそうなことである。もっともキッシンジャーカーター、スーチー、金大中と、へんな受賞がつづき、もはや「権威」は雲散霧消しているのだが。。

ロシア核兵器削減に前向きなのは、じつは「過剰」な在庫の中に旧世代の核兵器事実上、もっていても仕方がない)からプルトニウムを取り出して、原発原料に回したいからである。

米国も「過剰」なICBM在庫を削減し、管理コストを下げたい。そうした経済コスト意識が裏面に潜んでいる。

手放しで喜んでいる人たちは偽善者の本質を、その打算と汚らわしい打算とを軽視するか、無視する。

ちょうと筆者は福田恒存氏の「文学戦争責任」を読んでいた(下欄、書評参照)。

偽の英雄を、現代世界はまたでっちあげた。その人の名はバラク・フセイン

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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

     平成21年(2009年)10月10日(土曜日

         通巻第2736号  

2009-05-05

骸と生者

2009年2月14日村上春樹イスラエルの団体が主宰する文学賞であるエルサレム賞を受賞した。その時の顛末が文藝春秋2009年4月号に村上自らの手で記されている。

当時、イスラエル軍によるパレスチナ自治地域たるガザ地区への攻撃が進行していた事もあり、村上には少なからず受賞への批判があったようだ。しかし村上は「黙って出かけていって、やるべきことをやって帰ってこよう」と決意し、自らのイスラエルの政策に対する意見を受賞スピーチで述べた。

村上は無条件に批判すべき対象として「壁」なる比喩をかかげ、「爆撃機戦車ロケット弾白燐弾機関銃」を具体例として挙げた。イスラエルに対する明らかな批判に同席していたシモンペレスの表情はスピーチの途中からこわばり、「イスラエルについて批判的なメッセージを発しなくてはならなかったことに対して、つらい思いがありました」と述懐する。村上はスピーチで明らかに強大たる「システム」に対する不支持を表明し、「卵」である人間の側への立ち位置を強調した。

一方、村上イスラエル訪問は批判の対象となったイスラエルを知る事に捧げられている。受賞スピーチの場にて表情をこわばらせたシモンペレスが「ノルウェイの森」の愛読者であり、エルサレム市長ニール・バラカットマラソンの話題を交わしたと語る。村上は受賞の機会を活かしてエルサレムテルアビブを回る。「普通イスラエル人が何を考えて」いるのかを知りたかったそうである。街の人と対話し、イスラエルの戦う理由をたずねる。

ここでイスラエル人は表情豊かに描かれている。一方のパレスチナ人はほとんど姿を見せない。この文章に登場するパレスチナ人は唯一、検問所で若いイスラエル軍兵士に殴打される一家の長たる男だけである。今回の訪問では敢えてガザウエストバンクを訪問しなかったそうだが、受賞の舞台となったエルサレムには3割を超えるパレスチナ人が住んでいるという事実は決して語られない。

村上も言及したホロコーストに必要とされたのは個々のユダヤ人の名称ではなく、IBM製のパンチカード・マシーンだったのは皮肉である。物語でなく、統計が優先されたのだ。そして2009年パレスチナ人存在日本人作家の目には留まる事がない。彼らはその生の過程いかんを問わず、死んだ人と死にゆく人々として記憶される。「千人を超える命を落とした人々」や「焼かれ、貫かれる非武装市民」に対する哀悼はあっても、「生と死の物語」「愛の物語」「人を泣かせ、人を怯えさせ、人を笑わせること」は存在しない。そこには燃え尽きた納屋があるだけだ。

ニュースヘッドラインを飾り、世論を喚起するには死者の数がものをいう。だからサラエボ青空市場には迫撃弾が落下しなければならなかったし、PLOハイジャックに走り、ハマス人間爆弾通勤客で混雑するバスに送り込む。エチオピアはその飢餓によってロックミュージシャンを一カ所に結集せしめた。

この地上に生きる誰もが忙しい。私はパレスチナの惨状をテレビネットでしばし目にした後、これから控える仕事をどう乗り切るか、週末を誰と過ごすか考える。村上は「4200枚の原稿」を抱えている。他人の人生にまで関心を寄せる時間はないのだ。かくして悲劇は一過性の報せとして消費される。私にとってのパレスチナ問題とはそういうものだ。

にも関わらず、私はある種の誠実さを望む。彼らが無慈悲に消費されるだけの存在とは考えたくない自分がいる。これは力の不均衡でなく、物語の不均衡だ。氷漬けにされた彼らの生を取り戻さなくてはならない。公正さなどは裁判官に食わせればいいのだ。私たちに本当に必要なのは物語である。クソまみれの人生を送るクソまみれの人間を描写する物語が。

2009-03-04

イスラエルの連立工作進まず、リクード主導は頓挫中

ネタニヤフ次期首相中道右派政権を構想、対立政党と連立を模索

イスラエル総選挙からすでに三週間が経った。

だがエルサレム政局は度し難く混迷の度を深めている。

第一党となったのは与党カディマ」だが、第二党「リクード」との議席差わずか、一議席イスラエル国会は定数120)。

基本的には第一党の党首が連立工作の主導権を握り、ほかの政党との話し合いを始めるのが通例だが、今回はそのしきたりを破ってペレス大統領は、リクードネタニヤフ党首(前首相)に組閣を命じた(憲法による)。

理由は大筋で右派連合議席数が左派連合より多いからだ。

ネタニヤフは、「大連立」構想が重要であるとして、対立する「カディマ」と最初に交渉を開始した。カディマ率いるのは女性外相のリブニ。美人でもある。

だが、ネタニヤフと会談後、リブニは「カディマ連立政権には参加しない」と繰り返した。

第四党に転落した「労働党」はバラク党首(国防相)が、「連立参加の見込みはある」としているものの、即断も出来ず、また第三党に躍進の「イスラエル我が家」というタカ派政党とは水と油関係で、バラクは、依然として世論の動向を見ている。

一方、引退表明しても、まだ首相の座に偶然居座るのがオルマルト首相だが、汚職事件で起訴される可能性が高い。

オルマルトは、米国ユダヤ富豪・タランスキーに便宜を図った見返りに賄賂を受け取った疑惑がある。

ネタニヤフはリクード幹部会でハマスロケット砲撃と経済危機に対応するためにも「大連合的な強力内閣組閣するのが国民要請である」として、中道左派を含む連立内閣構想をまだ模索している。

 このイスラエルの連立工作、明日の日本政局の縮図かも。

2009-02-17

村上春樹エルサレム賞ピーチまとめ

追記: id:le-matin さん( http://d.hatena.ne.jp/le-matin/20090217/p1 )より抜粋である事を明記した方がいいと助言を頂きました。ありがとうございます。

これを受けて、明らかな間違いの修正及び説明の追加、変更を加えさせて頂きました(2月17日 20:00)

共同通信エルサレムポストが一番網羅的ですが、どの記事も講演すべてを収めていないものと思われます。ご留意下さい。



共同通信

特記すべき点として、戦車ロケット弾白リン弾といった具体的な「得物」にふれています。他のニュースソースではまだ確認できていません。

http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2009021601000180_Detail.html/

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090216041.html/

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090216/acd0902161022003-n1.htm/



テレビは聞き取れた部分だけです***

日テレ

http://www1.ntv.co.jp/news/wmtram/dw/ng.html?m_url=090216039&n_url=129212/

i chose to come here rather than stay away. rather i chose speak rather than nothing....

フジ

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00149487.html/

i chose to see for myself rather than not to see. ... like novelist opposite....

TBS:

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4063622.html/

whether this to create impression i supported one side in the conflict and that i endorsed the policy of a nation that chose to unleash its overwhelming military power...

(はたしてこれが紛争当事者の一方に付く印象を与えるのか、圧倒的な軍事力で苦しめる選択をした国家の政策を裏打ちするものになるのか・・・)

NHK:

http://www3.nhk.or.jp/news/t10014185071000.html/

I asked myself whether travelling to israel at a time like this and accepting a literary prize is a proper thing to do, they can not genuinly trust anything that they haven't seen on their own eyes or touched with their own hands...

Japan Today:

http://www.japantoday.com/category/features/view/haruki-murakami-wins-jerusalem-prize/

村上氏の発言のみ抜粋)

"sometimes takes on a life of its own and it begins to kill us and cause us to kill others coldly, efficiently and systematically."

"We are all fragile eggs faced with a solid wall called the system....To all appearances, we have no hope...the wall is too high and too strong...If we have any hope of victory at all, it will have to come from our utter uniqueness"

"Each of us possesses a tangible living soul. The system has no such thing. We must not allow the system to exploit us"

「時にはそれ自体が自らの生命を受け、私たちを殺し始め、私たちが他者を殺すよう冷酷に、効率的に、システマティックにけしかけます」

「私たちはシステムと呼ばれる堅固な壁を前にする壊れやすい卵です・・・・壁は高く、強すぎます・・・それでも望みを抱くのなら、勝利は私たちがそれぞれ唯一無二である事からやってこなければなりません」

「私たちそれぞれが形ある生きる存在です。システムにはそんな物はありません。システムが私たちを食い物にするのを許すわけにはいかないのです」

Gurdian(イギリス

賞金が1万ドルであること、親パレスチナグループより受賞を辞退するよう働きかけがあった点についてふれています。

http://www.guardian.co.uk/books/2009/feb/16/haruki-murakami-jerusalem-prize/

Ha'aretz(イスラエルヘブライ語新聞メイン英語と併売)

受賞理由と村上作品について。スピーチ内容については言及なし。

http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064160.html/

エルサレムポストイスラエル、英字紙)

http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1233304788868&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull/

(以下記者自身の記述を含め、だいたい訳しています。"the lucid wisdoms in his novels tend to come from acquaintances of the protagonist"の訳については全く自信がありません)

イスラエルは卵じゃない」

わかりにくい? 日本ベストセラー作家である村上春樹から聞く事になる説明としてはこれが唯一のものだろう。まさしく村上スタイルであり、さらにどことなく曖昧である。

時差ボケ政治的論議、マスコミの群れに逆らって日曜に彼は受賞のためやってきた。

シモンペレス大統領エルサレム市長であるニル・バルカトを脇に従え、落ち着いた態度で彼は賞を受け取った。壇上で一人、フラッシュを浴びる事もなく彼は本題にかかった。

「ついにエルサレムに来ました。小説家として、嘘の紡ぎ手としてここにいます」

小説家だけが嘘つきなわけではないです。政治家も(大統領、失礼)外交官も嘘をつきます。しかし小説家とその他の人々を分け隔てるものがあります。私たち小説家は嘘つきの嫌疑で訴えられる事はありません。賞賛を受けるのです。嘘が大きければ、またより高い賞賛を受けることになります」

「私たちのつく嘘とその他の嘘の違いとはすなわち、私たちの嘘が真実をもたらすという点です。総体をもって、真実を把握するのは難しい事です。だから私たちは真実創作の領域に落とし込みます。しかしなによりも、私たちの中に潜む真実がどこにあるのか明らかにしなくてはなりません」

「私は今日真実を語ります。1年のうちに真実を語るのは数日しかありません。今日がその1日です」

彼の小説は超現実的かつ想像力にあふれたもので、しばしば突拍子もないところまで話が進む。彼の本を読むのはピカソの絵画を見るようなものだ。普通の状態から離れる事を必要とされ、村上世界では事物や出来事は彼固有のロジックに落ち着きどころを見いだす。

しかし彼の小説根底にはロジカルなカオスとはまったく対称的な個人がいる。非常に人間的で、自己に目覚めた慎ましやかな個人だ。すなわちその個人の内的格闘は我々のものと同じなのだ。

村上を受賞者に選んだ選考は速やかに満場一致のうちに終わった。普遍ヒューマニズムと現存する回答困難な問題との取り組みが(受賞理由として)引き合いに出された。しかし審査をめぐる論議はほとんど起こらなかったが、村上自身は受賞について複雑な心境だった。

「受賞の意志を打診されましたが、ガザでの戦闘の件があり、訪問を取りやめるよう警告がありました。私は自問しました。はたしてイスラエルを訪問するのが適切な事なのかと?一方の側を支援する事にならないか?」

「ちょっと考えを巡らしました。で、来ようと決めたわけです。大抵の小説家のように、言われたのとはきっちり反対の事をするのが好きです。それが小説家として、私の根底にあります。自分の目で見ず、自分の手で触れないものを小説家は信用しません。だから私は見る事にしました。なにも言わないよりはここでしゃべることにしました」

「ここに私が来て、言いたかった事があります」

すると村上は主要人物の仮面を脱ぎ捨て、端役へと回った(彼の小説では明確な啓示はしばしば主人公の奪還から立ち現れる)。発言は明快で、再考の余地はなかった。曖昧さのための時間はなかった。

「固く高い壁があり、卵が壁に打ち壊されるなら、壁がどんなに正しく卵がどんなに誤っていても私は卵の側に立ちます」

「どうしてなのか?私たちそれぞれは卵であり、壊れやすい卵にくるまれた唯一無二の存在だからです。私たちそれぞれは高い壁を前にしています。高い壁とはシステムです。それは通常では個人として受け入れがたいものを私たちに強います」

「私が小説を書く理由はただ一つです」続く彼の声音は控えめで、誠実な響きがある。

「すなわち個人が持つ唯一無二の神聖さを描く事です。唯一無二なるものを満足させる事です。システムが私たちをめちゃくちゃにするのを防ぐ事です。だから私は生と愛について物語を書きます。人々を笑わせ、泣かせます」

「私たちは皆人間であり、個人であり、壊れやすい卵です。壁を前にして、望みは失われます。高く、暗く、冷たすぎるのです。暖かみと力のために、私たちの存在を一つにして壁と戦わなくてはなりません。システムが私たちをコントロールするのを許してはいけません。私たちが何者であるか、決めさせてはいけません。システムを作り上げたのはは私たちですから」

村上は読者への感謝言葉で締めくくった。受賞のために人前に出る習慣のない人物としては、本当に特別な事だ。

イスラエルの皆さん、私の本を読んでくれて感謝します。意義ある何かを共有できればと願う次第です。あなたが私がここにいる最大の理由なのです」

 
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