はてなキーワード: 信頼関係とは
そこを同じだと思って話を進めてる時点であなたは男女に関する考察が甘い。
まずさあ
あなたに合わせてすごく露悪的に話をするなら
オスの「モテる」はセックス出来たらそれでおしまいなんだよね。
今日増田で「即」とか「準即」とか「ヨネスケ」とかいうナンパ用語が出たじゃん?
ああいう言葉使うナンパ師ってほんとスタートアップビジネスみたいな姿勢であれをやってるんだよね。
理想は即を積み重ねることで記録までつけてなんかスコアみたいにしている。
あいつらはもちろん女の悪口なんか絶対言わないよ。「可愛かった」っていう。
でもあれやってるやつらはみんな女が嫌い。
オスのモテるっていうのは結局相手と豊かで深い人間関係築くってことの逆だから。
これがオスの「モテる」。
絶対違うと思うよ。
あなたが立派な人格をしてるんじゃなくて単に男と女のシステム・インセンティブの違い。
結局一度には一人を選んでその相手と深く長い関係を築くことじゃん。
チヤホヤしてくるその中から一人を選んでその相手を大事にするわけ。
だって子供が出来たら自分と子供を相手に庇護してもらわないといけないからね。
まあもちろん「旦那死ね」とかネットに書きまくってるおろかで不幸な既婚女もいるけど(さっさと離婚しろ)
女の「モテる」は結局一人の相手とそれなり人間的な信頼関係を築く営みに帰結するわけ。
まとめるね。
「自分を磨く」→「モテるようになる」→「その中から一人を選んで人間的な関係を築く」
オスの場合
「自分を磨く」→「モテるようになる」→「モテるなら一人を選ぶ必要なんかないので食い散らかしやスコアアタックになる」
努力してモテた結果、あなたはもしかしたら優しくてイケメンな彼氏と温かい世界に入れたのかもしれない。
けど同じルートでオスの場合は営業テクニック駆使して落とせばやれる変な生き物を倒していくだけの殺伐荒涼とした世界が広がるの。
オスの場合はモテればモテるほど人間的な世界から遠ざかるんだよ。
この話を聞いて
あなただって努力の結果選べるオスが増えたな中から吟味して一番いいオスを選んだでしょ?
デブスだった時にも手に入ったようなオスは絶対選ばない、それは絶対できないはず。
あなたが自分の努力の対価として最大の利益(手に入る中で一番いいオスを彼氏にする)を掴まないと満足しなかったように
オスも努力の対価としてセックスできるメスをひたすら増やしていかないと満足しないわけ。
どっちも同じことやってるんだけど性のシステムのせいで
オスはプレゴリみたいな謎の意識高い専門用語使いこなしながらひたすら即日セックススコアを積み上げるわけ。
オスの人格が悪いとかあなたの人格が立派だとかそういうことじゃないよね。
私は努力をして自分を改変しなければ他人からの高評価を得られることはないと元々思ってました。
こういうふわふわしたことをローティーンが言ってるならいいんだけど
なんでいっつも君らはそう主語をでっかくすんだろうね。
元増田に合わせてるだけ。
そもそもモテにフルコミットして整形と体型改造する女もナンパ師になる男も全体のなかで少数派やろって言われりゃそりゃそうだ。
ダービーだ重賞だのとテレビの向こうでスポットライトを浴びるウマ娘たちが居る一方で、街にも田舎にも人知れずひっそりと暮らすウマ娘たちがあふれている。
毎日受け取る通販の商品を届けてくれるのは段ボールいっぱいの荷バ車を引くウマ娘たちである。
競争で鳴らしたウマ娘たちがすらっとしたスポーツマンならば、荷物を運ぶのは身長は180cmを越えて丸太のような筋肉を蓄えたプロレスラーといった体格のウマ娘だ。
毎日、健気にドスドスと轟音を立てながら荷物をもって駆け上がってくるウマ娘は一見の価値がある。
ときどき、荷物運びの休息中のウマ娘に小さな子供が駆け寄っておでこをナデナデする微笑ましい光景も良く見られる。彼女曰く、「仕事を頑張る私をもっと撫でてもいいんですよ」と目を細め、耳を傾けリラックスの極みとのことだ。
人間を運ぶのはバ力車(ばりきしゃ)と呼ばれる2-3人乗りの車輪のついた座席を曳くウマ娘たちである。
体格はそれほど大きくないが、脚の作りがしっかりとしていて頼れるお姉さんたちである。
街の中でバ力車(ばりきしゃ)の客待ちをするウマ娘たちが、暇をもてあまし相互の髪をわしゃわしゃと搔きあってるのは何とも素晴らしい光景だ。こうすると、仕事仲間との信頼関係が築けるのだとか。
長距離移動の際にはこまめに休息と水分補給が必要で、旅といえばバ力車(ばりきしゃ)を曳くウマ娘と相談しながら行先を決める楽しみがある。
裕福な人々の中には住み込みのウマ娘を雇っていて、肩車で通勤するような人も居るが初心者にはおすすめしない。
近所にいる同じく住み込みのウマ娘にちょっかいを出され、驚いて転げ落ちたなどという話もある。そのウマ娘が言うには「いつもはこんな場所には居なかった」だそうだ。
農家に住み込みで働く彼女たちの仕事は力のいるもので、繊細な作業は人間が担当して分業が成り立っている。
地面を耕す重い農具を引きながら「ムリー!」と弱音を吐くウマ娘を農家さんがなだめすかしているのが田舎の風物詩になっている。
山間部にはずんぐりむっくりした体形で、大変愛想のよいウマ娘たちの一団がいて農家のアイドルと呼ばれているらしい。
ひょいと山道も軽々と登っていくので、農作業に荷物運び、それに森で切り出した丸太を運び出す作業などオールマイティに文句ひとつ言わず活躍しているとの噂である。
数は少ないがウマ娘たちの人気の職業としては、こんなものがある。
例えば大きな体と脚力で民衆を圧倒するウマ警察や、ウマ娘というものを少年少女に啓発するPR隊などという選ばれしウマ娘だけが就ける職業も知られている。
それから、もっぱら人間を肩車して野山を駆ける乗バという職業は、他のウマ娘達に「遊んでいるだけで三食飯付きの高給取り」などといわれている。だが実際は肩車しながらお客様の無理難題に答えるのはストレスのたまる激務のようである。
「本当に魅力的な一人の異性」とか言っちゃうとアホっぽい
適当に魅力的な100人の異性と適度な信頼関係を持ってる方がなんとかなってるかもしれんだろ
そもそも魅力的な一人の異性と深く信頼関係を築けてる奴が一体日本にどれほどいるのか
人によってはあいまいな3人くらいの相手のほうがちょうどいいかもしれんし、人によっては相手がいないほうがいいかもしれないのに「本当に魅力的な一人の異性と深く信頼関係を築く」ってめちゃ道徳的でキモイ
日 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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01 | 2970 | 229667 | 77.3 | 38 |
02 | 3819 | 316371 | 82.8 | 36 |
03 | 3123 | 279038 | 89.3 | 38 |
04 | 2910 | 268751 | 92.4 | 37 |
05 | 3086 | 303194 | 98.2 | 38 |
06 | 3191 | 327820 | 102.7 | 37 |
07 | 3179 | 306973 | 96.6 | 36 |
08 | 3282 | 288358 | 87.9 | 38 |
09 | 3444 | 297113 | 86.3 | 38 |
10 | 3726 | 326425 | 87.6 | 38 |
11 | 3080 | 337173 | 109.5 | 42 |
12 | 3196 | 320194 | 100.2 | 38 |
13 | 3123 | 311320 | 99.7 | 41 |
14 | 3380 | 323749 | 95.8 | 39 |
15 | 3043 | 256333 | 84.2 | 35 |
16 | 3164 | 273927 | 86.6 | 37 |
17 | 2741 | 219090 | 79.9 | 35 |
18 | 2376 | 226434 | 95.3 | 38 |
19 | 2620 | 253496 | 96.8 | 38 |
20 | 2809 | 269881 | 96.1 | 38 |
21 | 3001 | 282996 | 94.3 | 39 |
22 | 2836 | 263690 | 93.0 | 41 |
23 | 2829 | 269846 | 95.4 | 39 |
24 | 2641 | 247725 | 93.8 | 40 |
25 | 3023 | 283295 | 93.7 | 42 |
26 | 3033 | 227618 | 75.0 | 35 |
27 | 2797 | 261921 | 93.6 | 40 |
28 | 2598 | 232519 | 89.5 | 39 |
29 | 2791 | 241791 | 86.6 | 39 |
30 | 2536 | 251757 | 99.3 | 41 |
1月 | 90347 | 8298465 | 91.9 | 38 |
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テーマは深刻なんだけど、ジョニーデップの持ち味の出た、面白い映画だった。
どうでもいいことだけど、昔からなぜか、
ジョニー・デップのことをしょっちゅう、ジョニー・ディップと言い間違えてきた。
これは、バングラデシュのことを、バングラディッシュと言い間違えるより恥ずかしいことだと思っている。
そのジョニーデップが写真家ユージン・スミスを演じる?というのが、
パイレーツオブカリビアンのイメージがこびり付いた身には全く想像がつかない。
興味本位で観に行ったら、本人としか思えないユージン・スミスぶりに、おお、と感動してしまった(あったことはないけど)。
ユージン・スミスのことは、というと
この映画を見るまでほとんど何も知らなかったので、どういう背景があって、あの写真が生まれたのか、垣間見られてちょっと感銘を受けたりもした。
映画で描かれているユージン・スミスは、アル中で薬中。過去のいろいろで、メンタルをやられて写真家としてのモチベーションがどん底にあった頃のユージン・スミスだ。
一方、フォトジャーナリズムを標ぼうしたものの、売上が上がらず、次第に、魂を売るかのような大衆迎合的な記事や広告を載せ始めた、落ち目の写真誌「ライフ」が背景として描かれている。
ピューリッツァ賞を夢見て起死回生を図るべく、次の目標に選んだテーマが、当時、世界のあちこちで問題化し始めた公害だった。
当時、すでにMINAMATAの名は世界でも、
日本の辺境の地で奇病だの猫踊り病だのと言われ、長い間、対応がなされず蓋をされ続けてきた公害として知られていた。
この映画は、写真家として再起を図るユージン・スミスと逆転ホームランを狙う写真誌が、水俣病に目を付けるところから始まる。
いやー、こういう不純な動機、構図。なかなか良いと思う。
水俣の記録ドキュメンタリは、これまでも土本典昭やNHK、いくつかみたことがあったけれども、この目線はいままでなかった。
この映画の見どころはなんといっても、ユージン・スミスの写真家として、親としての葛藤を描くジョニーデップの演技。
日本にきたものの、途中でやる気をなくして投げ出してしまい、大切なはずのカメラまで現地の少年にあげてしまうシーンとか。
ただ、残念でならないのは、ロケ地。
違和感があったのでググったら、なんと日本ではない。観終わったあとに読んだ町山智浩のコメントによると、セルビア・モンテネグロなのだという。
どうりで、海のシーンが逆光でぼんやりしているものが多かったわけだ。
漁民も、漁民たちが扱う魚も、明らかに違和感ありまくりで、端的に貧相だった。違うだろ。。もっと豊かな海を描いてほしかった。
あと、土本作品へのリスペクト、というのもひそかに注目していたのだけど、
まあ特にないのかな、という印象だった。
過去の記録映画を観ていれば、モデルが誰なのか、すぐにピンとくる。
ここはやはり、あれだろう、船頭小唄だろう、と思ったのだけど
そのかわり、ユージン・スミスになついて、カメラに興味を示し、撮って遊ぶ天真爛漫な少年が描かれている。
しかし、考えてみれば、船頭小唄なんぞ奏でようものなら、そのメッセージ性が強烈すぎて、
物語を邪魔してしまうだろうから、日本の観客向けにはむしろないほうがいい、ということかもしれない。
映画のクライマックスは、水俣病の歴史で欠かすことのできない、大きな事件である、チッソ株主総会。
そこからの流れはとてもテンポがよく、裁判によりチッソが補償を決定するまでの激動の動きが、
ユージン・スミスのもっとも有名な写真である、「入浴する智子と母」の撮影シーンを織り込んで進んでゆく。
國村隼演じるチッソ社長が人間味があって、いい味を出していた。土本作品など過去のドキュメンタリ映画ではなかなか見ることのできなかった加害者の視点、被害者と向き合い補償を決断するチッソ社長の描かれ方は映画ならではであり、圧巻と言わざるを得ない。
見事な演出だと思う。
NHKアーカイブスでも視聴できる有名なチッソ株主総会は、1970年。
スミスが乱闘に巻き込まれて負傷した事件は翌年の東京本社での事件なので史実とはちょっと違うが、
映画は、1973年、チッソが補償を決断し、川本輝夫(映画では真田広之演じるミツオ)が裁判での勝訴をかみしめるところで終わる。
その後の水俣病の動きはわずかにエンドロールで触れられているに過ぎない。
この映画は、ベースの設定が雑誌ライフの復活とユージン・スミスの再起というテーマを背負っていたため、
チッソが責任を認め、補償に応じる、という、ここで終わりになるのは、それはそれでエンタメ的な収まりどころ、なのかもしれない。
しかし、現実の水俣病の歴史は、ある意味、まさにこの裁判勝訴と、それに続くチッソの補償協定とを契機に、
チッソVS被害者団体という構図から、経済優先で被害を黙認する行政VS被害者という構図に大きく変化してゆく。
この映画が第2幕の終わりだとすれば、第3幕はスーパーヒーロー不在の、果てしなき国との闘いだ。
チッソの社長が除去された水をコップで飲んで見せたことで有名な、有機水銀除去サーキュレーター。
効果がないのを知りつつ黙認してきた通産省を筆頭に、高度経済成長を錦の御旗に被害に蓋をし続けてきた行政の悪業が明らかにされてゆく。
最終的に国の規制権限を行使しなかった責任が最高裁で認められたのは、それから四半世紀後の2004年。
さらに一方で、1973年の被害者の勝訴判決は、チッソの患者への補償の契機となったものの、その補償協定そのものが、地域社会の新たな分断の出発点ともなった。
補償をするためには、患者が症状によって定義される必要があるのは自明の理だが、補償協定の1600万円を受け取るに値する症状という形で定義・整理されてしまったのだ。
そこに絡んでくるのが厚生省と当時の環境庁だ。国の定める、公健法上の患者認定基準が、チッソと患者団体との補償協定の要件に連動してしまったのだ。
どういうことかというと、国は広範囲に患者認定を推進するため、公害健康被害補償法により水俣病被害者の認定制度を創設したが、
そこで認定された被害者は、73年に本来は一部の患者団体と締結した補償協定の適用を受けることが認められ、1600万円を受け取ることができるようになる、という仕組みだった。
しかし、1600万という高額の補償が、結果的に、チッソの補償能力を超え、被害者認定の足かせとなってしまう。取りこぼされた多くの被害者が今日に至るまで苦しんでいる、というのが、
映画のその後の世界なのだ。2004年に最高裁が被害者の要件を国の認定基準より緩く認定した、にもかかわらず、だ。
そして国の重要産業である化学工業、そしてチッソの賠償破産を食い止めるため国や県が金融支援をし続ける、という構図がこの映画の後に待ち構えている世界だ。
国は当然、実態調査、疫学的調査に消極的で、というか一度もなされたことがない。
その意味では、映画のエンディングシーンである勝訴判決は、実は新たな闘いの出発点ともいえるのが水俣病の歴史だ。
そのことを思い返しながら、映画の話に戻ると、この映画の残念なところは、以下の点。
・風景が日本でない、不知火海が見えない、漁民がいまひとつリアリティがない
・写真家、出版社、一部の被害者闘争のリーダーという限られた構図で、実態解明に尽力した熊大や問題を放置した行政が出てこない
・だから、なぜ原因企業が折れて補償に応じたのに問題が解決しないか、みえてこない→多分世界中の公害で類似のことが起きているだろう。
・エンドロールで見せている世界の公害にリアリティを与えるためにはやはり行政の視点をどこかに織り込まなければならなかったのでは。
ただ、だからといってつまらない映画では決してなかったし、満足感は高かった。みようによっては、セルビア・モンテネグロにしちゃあ頑張って日本の漁村を描いた、ともいえる。
ジョニーデップのクズっぽいキャラは最高に楽しめたし、撮影に至るまでの信頼関係の醸成など背景がみえたのは、この映画の見どころだ。
(追記)
「信頼関係を築けばいい」とかいうアホがいるから~ のエントリを見ると
どんなお花畑の世界に住んでいるんだ。頭が足りないんじゃないか。
セックスなんてノリでするもんだから人間の機微にうとい真面目くんじゃないか。馬鹿か。
こうやって強い言葉を使って誰かを攻撃できる人は、攻撃能力や権力を持っている人たちだ。
その人達が「セックスは情緒なく同意なんてとらずにノリでするもんだ」と一斉に言うと、立場の弱い人たちは抵抗する方法が分からず、相手の言うままセックスに雪崩れ込んでしまう。
なあなあでするセックスが、仲良くなる方法だと思う人もいれば、本当は今は嫌なんだけど邪険にもできない、と思う人もいる。
前者の人が自分の都合を押しつけて、後者の人の「なんだか今はいや」をないがしろにしていないだろうか。
死ぬほど抵抗しないと強姦だとみなされない世界で、「今は嫌と思っている気持ちを踏みにじられ続ける」ことが悪い、という評価にはなかなかならない。
むしろ「今は嫌」と思っていることが無粋だと怒られる可能性だってある。でも「いやよいやよも好きのうち」はそれこそ信頼関係がないと成立しないんだぜ。それかフィンクションの世界な。
ブコメでたびたび指摘されているように、時間が経過してから不同意を証明するのはとても難しい。同じく、同意を証明するのも。
そんな、手間も金もかかる方法で不同意を証明して相手を裏切りたい人は確かに存在するが、存在確率はぐんと減る。
確かにいるよ。愛憎の絡まりだってもちろんあるし、逆上した人は何をするか分からない。
突然人が豹変することも、しばしばおこる。
起こるんだけれども、手間暇となにより金をかけて相手を裏切り陥れようとする可能性は、どのくらいあるのだろう。
それより、能力や権力やその場の空気を使って「なんとなく嫌」を無視してセックスする可能性の方がずっと高いんじゃないだろうか。
そんなことない、能力や権力やその場の空気でセックスしてない相手は嫌がっていない、というのであれば、それは信頼関係があるから裏切られる可能性はうんとうんとうんと減るのでは?
同意の有無をすこしはっきりさせようね、ということにどうしてそんなに抵抗するの。
刑法じゃなくてもいいと思っている。別に刑法じゃなくてもいいけど、パワーを使って相手をないがしろにして体を危険にさらす人がセックスるする前に「本当は嫌じゃないよね?」と聞く習慣を身につけさせるには、どうしたらいいんだろう?
痴漢の取り締まりを強化しようとすると、冤罪の可能性を持ち出して反対する人が必ず現れる。
あなたが痴漢冤罪に巻き込まれる可能性と、毎日誰かが電車で痴漢にあっている事実を比べると、確実に後者で困っている人の方が多いですよね。
可能性と事実を比較するのってなんか変ですけど、毎日痴漢で困っている人は存在するのに、まだ存在していない痴漢冤罪のせいで困っている人は助からないんでしょうか。
車に乗る人は運転手が人身事故を起こすリスクを許容したうえで乗車しているのに、電車に乗る人は不幸にも痴漢冤罪に巻き込まれるリスクを許容できないのはなんでなんだろうか。
困っている人がいるのに、自分が被るかもしれない低いリスクにいきり立つ人って、自分が楽したいために他人の困難を無視しても良いってことなの?
男がとか、女が、とか書くと話が余計複雑になるので性別を指定しない書き方にしてみた。
横断歩道を渡る時は自動車が交通ルールを守っている事を信頼している、
医療機関でワクチンを打ってもらう時は効果的であると信頼している、
大きな災害があった時は自治体指定の避難所で保護してもらえると信頼している、
店で買い物をした時はレシートを捨てても後から訴えられないと信頼している、
世の中はそういう数々の小さな「信頼」で成り立っている。
ほんまこれ
「最高点の信頼でもこの程度」が元増田の言いたいことなのに「婚姻関係でも信頼関係は十分にできてない」って何言いたいのか
離婚の話もそうでない離婚もそりゃあるだろうけど、一般的には普通に信頼関係は崩れてるって読み取れるし…
絡み方怖いよね