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はてなキーワード: 遂行とは

2024-02-26

データを集めて傾向から解決策を導き出す行為が嫌い

物事計画通り、傾向通りに進んでるとイライラする。

予測不能カオスの中からこそ新しいものは産まれると思っているからだ。

あと、誰かの計画の一部に自分が組み込まれているのが許せない。

統計学も嫌いだし、ビッグデータも嫌い。

昨今、スクレイピングの是非が問われているが、それもやはり嫌だね。

なんなら、子供誕生日に喜ぶやろうなあ、と思って買ったもの計算通り喜ばれるとものすごく不快

俺が思いつきもしなかった遊び方で楽しんでいるならいい。

喜ぶ理由が予想外ても許す。

だが俺ごときに予想される行動を取るのなら内心見捨てる。

電車が時刻通り運行する行為も許せないし、医療法律規定通りに遂行されるのも不愉快だ。

地裁意味わかんねえ判決とかは好き。

から俺はウィキペディアに時に嘘を書くし、とき食べログGoogleマップ評価に嘘を混ぜるし、

スタバといいつつ牛丼写真をたまにアップロードする。

恩がある人間には時に冷たく、時に暖かく対応する。

意味なんてないが、小さな抵抗だ。

万民、あらゆる自然現象は俺や人のデータを超えてきてほしい。

2024-02-24

貯金があると落ち着かない

貯金があると落ち着かない。そわそわして、動悸が止まらなくなってくる。

具体的には、100万円くらい貯まるともダメだ。10万や20万なら、すぐに使いきれるんだろうが、100万を使いきれるイメージが湧かないからだ。

なんで俺は貯金があると嫌なんだろうと考えたことがある。

多分、「人生を楽しめていない」と感じるからだ。

人生を楽しんでいるのなら、きっと金なんてすぐ使って無くなってしまものなのだだって、その分何かに使っているのだから

欲しいものがあって、それを手に入れるという行為遂行していないから、貯金なんてものが出来てしまう。

金が貯まってしまうということは、自分欲望が萎びているということなのだ。

欲望がない人間なんて生きていても仕方ないだろう。楽しい思いをしていないのに、生きていても仕方がない。

それが嫌で、怖くて、貯金があると落ち着かない。

今、俺の口座には90万ほどあってしまっている。

から、早く使わないといけない。早くしなければ、俺は人生を楽しんでいない男になってしまう。

2024-02-23

はてなー文章力など論ずること自体が草

だってはてな人達って概ね読み書き苦手じゃね?

ブクマカ増田も。

https://anond.hatelabo.jp/20240220182530

  

  

1.読解力がマジで無い人

cinefuk

「さすが暇空さん、文章力もすごい!それに引き換えアンチの連中は文章力というものをわかっていない」

「暇空本は家族と回し読みしています」 暇 増田 出版

2024/02/20

この人とか本当に読解力が無いってことを自覚したほうがいい。

悪口で言ってるんじゃなくて本当に無い。

 

まともな読解力のある人なら元増田の文ぐらいなら一目パッとでニュアンスを掴む。

あこれは文章力についての自説を開陳して「ボクすごい」と言うための文だなと。

元増田自身もそこを少しも隠してねーし。

   

「隙あらば自分語り」と言うより全編自分語りをしていて、

暇空は自分語りのダシに使われてるだけ。最初最後しか出てこない。

     

  

どうせ文読めない奴だらけのはてなブックマークで何故殊更cinefukさんコメント問題にするかといえば、

はてブに多いタイプ「全体を読むのを放棄して部分の単語だけ拾って内容を想像してコメントする」って連中だから

(これは冗談じゃなくて、こういう感じでコメントしてる奴が何割かいる。)

 

でもそういう奴ですら今回のcinefukさんみたいな読解ミスはしない。

cinefukさん本当にすごい。

   

  

2.読解力無い人がどういう風に「読んでる」のかマジで知りたい

はてブでありふれた量産型ヤベー奴、

「短い文でも通して読めずに部分読みする奴」ですら元増田の文読んで暇空ヨイショだとは思わない。

何故かと言うと元増田の文は部分で読んでも冒頭だけ読んでもあんまり暇空褒めてないから。

  

全体的に良くも悪くも平易な口語体で書かれており、自伝エッセイ文章としては平凡というか平均レベル

少なくとも他人に読ませる」事を意識した文章ではあったので読んでいて文字目が滑るとかげんなりする、等といった事は無かった。

開幕でこれだぜ?

これがあのXで暇空さん暇空さん言ってるちいかわみてえな心酔フレンズ感想に見えるのか?

    

この点は素直に感心した。

ここを見て「褒め称えてる」と受け取ったのか?

どう読んだって書き手自分のことを暇空より大分上だと思ってるぜ?

この「素直に感心」はそういうアレだぜ?

   

   

よっぽど部分的に読んだって「筆者が褒め称えたいのは暇空ではなく自分なのは伝わってくる文だから

メモリ激ヨワ型の部分読み文盲でもこの文の文意は間違い辛いわけ。

なのに「暇空賞賛文だ」と読み間違えるcinefukさんマジでどこを読んでコメントしてるの?

 

全体も読んでねえ、部分も読んでねえ、でもタイトルしか読んでないわけでもねえ、

これはもう読解力が無いって言うより、「読む」って行為をどういう風に遂行してるのか隣で観察したいレベル

cinefukさんの「読む」が尻でスマホの画面撫でる行為であっても驚かねえよ。

   

     

3.たった100文字の当て擦り文で日本語壊れる奴  

iinalabkojocho

「読ませる文章」について手を変え品を変え表現し、さら書き手読み手を貶めたりしておられる。

そう言う方が読ませる文章に書いておられるのは何か高度な諧謔なのかとも思われるが。きっと真面目に書かれた南無

2024/02/20

なんか元増田をうまく罵倒しようとしてるけどまず日本語おかしい。

「そう言う方が読ませる文章に書いておられるのは」

まさに元増田が論外扱いしている「てにをはすら破綻する奴」になってるので俺もこれは論外だと思う。

 

こういうのも自分マジで国語の成績低い系だってことを受け止めて欲しい。

この出来は悪口抜きにどうかと思う。

 

おられるおられるだの高度な諧謔だのたぶん使い慣れてもいない言い回しをやってるけど

そういうこと頑張る前にてにをは頑張れ〇〇〇って言いたくなるじゃん。

    

文が壊れてるせいで何を言いたかたかからないが

元増田の「貶める」という行為文章力とは関係ないので

おそらく批判自体もピントがずれている。

加点出来るポイントがない。

なんで上位コメなんだこれ。

   

  

4.絵文字で喋るのがお似合いの人   

agricola

本人が書いて直接出しておると思われるアレコレを読む限りひょん尊師文章力は甚だ疑わしいのだから

天下のKADOKAWAには良い編集校正がいるんだなと思っとくのが妥当なのでは?

2024/02/21 リンク yellowyellow

俺この人のブコメはなんか笑えるからid覚えちゃってるんだが

この人は当て擦りの為の文章で(呆とか(嘲笑とか書くんだよな。

俺は呆れてるぞとか嘲ってるぞとか、それは文中で表現しなきゃダメだろ。

  

相手馬鹿にする意図理屈ニュアンスや濃度ってもの

きちんと文で伝えられるかの勝負文章力であって

そこで(呆とか(嘲笑とか常態的に書くならお前には日本語要らないってことだろ。

 

そんなら最初から無駄なこと書かんと「呆!」とか「我嘲笑!」とか漢文で済ませてりゃ同内容で省エネになるし

もうちょっといろどりが欲しければ絵文字スタンプで会話してろと言う話になる。

トー横とかに転がってる学校あんま行ってない子はそれに近い方法テキストやりとりしている)  

  

文章力に強いコンプレックスあって補助輪的にやってることならつつくのも可哀想だなと思ってたが

この話題に堂々参戦してるってことはお前はあの間抜けのもの表現スタイルに引け目はないってことなのか? 

文末にいちいち漢字意図を補う作文法、俺はこの人と淫夢厨以外で見た事が無い。

淫夢厨はバカっぽさの表現のためにわざとああやって書いている。  

   

   

5.読みにくい文書いてドヤ顔する奴  

それでまた元増田も酷い。

さて、著者の文章力について何かと批判するアンチ側の人間は少なく無いが、所謂文章力」「読ませる文章」というもの

決して難しい単語専門用語、小難しい言い回し難解なレトリックを使えば良いというものでは無い。

暇空アンチは暇空の語彙や言い回しが幼稚だとかそういうことについてバカにしてるのか?

別に界隈をウォッチしてるわけでもないがあまりそうは思えない。

 

要するに元増田自分の言いたいことに暇空を無理矢理溶接して読みにくい文になっている。

から暇空を全部取ろう。(全部取っても文意元増田表現たかたことも全く損なわれないから笑えるぞ)

    

所謂文章力」「読ませる文章」というものは決して難しい単語専門用語、小難しい言い回し難解なレトリックを使えば良いというものでは無い。

簡素事柄専門用語レトリックを駆使して400字~800字長の文章にする事は可能ではあるが、それは「読ませる文章」では無い。

記述者の言いたい事を相手に伝える事が出来れば良いだけで、洒落私小説ラノベじゃあるまいし、細部に拘っても意味が無い。

ノイズがなくなってぐっと読みやすくなった。

そのうえでひでー文章だ。

したこと言ってないのに異様に読みにくい。

要らん飾り削ろう。  

  

文章は言いたいことが伝わればそれでよい、 難しい単語や書き方を使う必要はない。」

お前のゴミみたいな文の正味これだけやぞ?

 

使いこなせない言い回しや要らんリフレイン独りよがりしてるのはお前じゃねーか。

iinalabkojochoとなんも変わらん。というかもっと酷い。

 

  

6.メルカリで鏡を買え

やたら難しい言い回しをした長い「だけ」の文章は、増田仕事でもたまーに見かける。

お前や!

下手に単語言い回しだけを覚えた、自称文章力が高い人間が陥りがちな罠。

お前や!

新人や若手がそういった文章をお客さんの前に出したり、プレゼンで使おうとしては、注意して改善して貰っている。

お前が!?

 

  

言い回し無駄に気張ってるわ、同内容が重複しまくるわ、

「読みにくい文の特徴」が全部当人に当てはまってて釣りを疑うレベルだが

おそらくこいつは本気で自分能力があると信じ込んでる。

自己評価実態から離陸してるところと言い無駄に文を膨らませて得意がるところと言い三沢文也さんに似ている。

   

ただフェアネスの為に言うと、仕事文章とそれ以外の文章結構違う。

元増田仕事の決まったパターンの中ではきちっとした文章書けてる可能性はないことない。

それで「俺は文章力ある」という自負を育てたのかもしれない。

   

だが仕事パターンから離れて自由スタイルで書くのは別の能力から殆どの人はこんな風にレベル1になる。 

元増田自己顕示欲自己評価自分語り欲が少しわんぱくなだけで

文章力自体普通の人より劣ってるほどではないし、平均よりちょい上ぐらいはあるかもしれない。

張り切って書いたからひでー文になったのであって、要するに仕事以外で書き慣れてない。 

  

 

7.暇空の文章力殆ど一般人よりかなり上

暇空と元増田ブクマカを並べて

はい自由に作文してネットで読まれ文章書いてくださーい」ってやったら

元増田ブクマカも、ほぼ全員暇空より下だと思う。

  

なんでかというと暇空はなんだかんだ大量に書いてるから

それに比べて元増田は書き慣れてないのがアリアリとわかるし、殆どブクマカもたぶん変わらない。  

   

むかし暇空は漫画とか映画とかの批評を大量に書いてた。

クセや自己顕示欲が強かったけど面白いものもあった。

 

暇空は気に入らないネットフェミニスト人物鑑定みたいなのも大量に書いてた。

あれだってそんなに簡単じゃない。読みやすく人を馬鹿にするのは簡単じゃない。

 

どっちも当人の深いとこから出た動機表現したいことがあって、

からたくさん書けたし、反応見ながら試行錯誤も繰り返せた。

俺はあの意欲や文量だけでどれぐらい頑張ったかわかる。

努力じゃなくて書きたいからずーっと書いてる。

それは才能だと思う。

 

そういう経験がない人はその時点で暇空と対等に口きく水準じゃないし、

実際に作文コンクールしても勝てない。

 

どんなくっだらねー文でも誹謗中傷でも

暇空と同じぐらいは書いた奴が勝負になる。

勝負になる奴すら数人しかいないように見える。

 

またcinefukさんがなんて言い出すかわからいからまとめを書くと、

暇空の文章力は高い!素晴らしい!つってるんじゃなくて

おめーら暇空下に見るほどの能力ないだろって話をしている。

文章力なんてことに意見言うほどの自信がはてなーのどこから湧いてるのか見当つかん。

ヤフコメでもはてブより読み書き能力高い。

    

「暇空のネトゲ戦記あとがきの文がヤバい」という増田もあったが

あれは文章力どうこうより何か精神的にキマった状態文章だと思う。

作家見沢知廉ブログでよくあんな文を書いてた。

     

    

8.ていうか人類は読み書きが出来ない

日本では一応ほぼ全国民読み書き出来ることになっているが

義務教育で身に着くのは学校で出るパターンの文の読み書きだけで、

仕事で身に着くのは仕事で出るパターンの文の読み書きだけ。

まりに狭いのでそのままだと何も読めない何も書けない。

 

パターンから離れたもの自主的に読む習慣が無い人間は読む能力ないし、

パターンから離れたもの自主的に書く趣味が無い人間は書く能力ない。

まり殆ど人間は読み書きが出来ない上にその自覚がない。

 

暇空の文の粗さに「文章力ヤバい」なんて言うけど

自分が書いたらもっとヤバいことも知らない。

文章力ない文とキマってる文の見分けもつかない。

 

日本ですらこの程度なんだから世界全体はどうか。

「話せばわかる」なんてとんでもない話であって人類能力はそんな段階にはない。

絵文字スタンプで会話したほうが誤解の少ない奴等がこの世には大量に居る。

2024-02-14

今の文章主体投稿サイトSNS増田、5ch等)に必要精神

議論なんてそんな野蛮な…ここは穏便に暴力で…」だと思う。

議論はどっちかが飽きるか、負けを認めた相手自殺するまで続くけど、

暴力遂行された時点で勝者と敗者がはっきりと決まるので後腐れがない

圧倒的数の暴力敵対者自殺まで追い込んで行け🤜

2024-02-13

anond:20240212170308

法律で設定されている「権利」というのは権利が設定されている範囲での全ての行為を許すわけではない。

自分権利を持っていても、その権利行使によって他の人の権利侵害する形になりうるので。

しかし何をするにしても本当に誰の権利も全く侵さないと厳密に言えることはまずない。

そこらへんを「程度問題として解決」するのが司法

要するに司法ってのは権利権利の衝突を調整する機関として機能するわけ。

一方に権利があって一方に権利はないという状態存在しない。

何らかの問題が起こったときにそれを申し立て主体 (権利者) が存在しないという状態はなおさら存在してはならない。


明確に所有者がいる土地であっても、たとえば郵便屋が郵便物の配達のために前庭を通って玄関横のチャイムを押すことに違法性は認められることはないということはわかるだろう。

これは土地所有権郵便屋が業務遂行する権利を天秤にかけたらそうなるって話だ。

国有地もまた、境界線を明示されていない場所特に被害を与えない範囲で立ち入る分には直ちに違法性を認められたりはしない。

いくらでも入れる状態にしていたのならそれは国の管理責任が行き届いてないという不備でもあるから

仮に所有者がいない土地という概念を認めたとしても日本国土である限りは行政支配が及ぶことには変わりないので国の所有ということにしているのと特に差はない。

2024-01-31

anond:20240130181925

この記事で言いたいのは、ガザジェノサイド民族浄化が起こっているのは、直接の契機はハマステロだし、ハマステロしたのはイスラエル国際法違反の入植とエルサレム不法占拠が行われてきたことに対する抵抗という側面があるけれども、イスラエル1967年第3次中東戦争以降ずっとそうしてパレスチナ人土地から強制的排除して入植地を広げてきて50年以上経つんからパレスチナ人は今更になって文句を言うな・抵抗するな、パレスチナの人々はジェノサイド民族浄化を受け入れるか土地を捨てて強制退去するかしかないのを分かれってことよね

人によって見えている範囲が違うので各々だと思うけど、脚本家氏への批判は、結果として芦原さんの死を招いた契機の一つになったにせよ、失敗は、被害者ポジを取って原著批判するという、言わんで良いことをインスタで世界へ向けて訴えかけてしまたことだけで、批判の焦点になっていないように思える

この増田を書いた方は、著作者人格権特に同一性保持権についてはどう考えているのかしら。芦原さんのブログを読むと、番組側とは小学館も交えて事前に同一性保持権についてはくれぐれも犯すことのないようにという原著者の意向を、番組側が汲み入れて始められたプロジェクトだと思うんだけど

未完の作品であることを踏まえて著者の意向を最大限尊重する、という約束を円滑に遂行できず、脚本家氏にああいったコメント世界にへ向けてポストさせるに至らしめた番組プロデューサ氏による番組体制マネジメントの失敗によって芦原さんが亡くなるという、あってはならない結果を招いてしまったように思える

2024-01-30

空き缶、空きペットボトル、食べた後の空、捨てるの全部苦手

何でだろうなあ

 

たぶん目的遂行型の頭してるからかな

 

「飯を食う」のモチベの中に「ゴミを片付ける」が入ってないからどうでもいいとなっちゃうんだと思う

もし次の機会の「飯を食う」があればゴミも片付けるし

「部屋を掃除する」のモチベの中でならすごく積極的ゴミを片付けるんだと思う

解決するには「部屋をきれいに保つ」をモチベに入れるように仕組みを作るしかいかもしれん

 

次の人のことを考えてないのか?と問われたら考えてないんだと思う

別に独りよがりとかじゃなくて、その瞬間にそうなってしまってる

 

でもこの目的遂行のために最小限の労力しか払わないのって人生においては大事

これじゃない、状態を保つ系の思考場合、やることが多くなりすぎて破綻ちゃうよね

家事に追われまくってる人とかそういうイメージ

2024-01-26

anond:20240126190917

それって命令遂行するしか脳のないアスペ専用の仕事だよね

研究開発っていってもいろいろあるわけで

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-24

商品 秘書GAYATTA のお知らせ

権田カイウン保険株式会社(以下権力保険)は、お客様を様々な訴訟リスクから、全く新しい手法で一挙にお守りする新商品を開発しました。

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1. 開発の背景

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今まで通り、一般国民とは一線を画した業務にあたるためには、何かがあった際のリスクをとにかくゼロに近づけ管理することが大切です。

権力保険は、本商品にご加入いただいたお客様秘書をお送りすることにより、有事の際に「秘書がやった」と確実に言って頂ける状況をつくることで、

お客様業務遂行における安心確保を全力でサポートします。


2. 商品概要

商品のご加入時に、お客様ワークフローに当社より派遣する秘書を挟んでいただきます

この際、秘書がどのような経緯で雇用されたか、またどのような業務にあたっているかの詳細な証明などは不要です。

(注:ご加入においては検察との癒着に関する審査がございます癒着がない場合お断りする場合があります

有事の際はあらゆる質問に対し、「秘書がやった」とお答えください。これにより社会との免責特約が発効致します。

なお、マスコミとも提携ができておるため「説明しろ」程度の質問しか受けることはありません。こちらは黙秘ください。

anond:20240124001639

どうせ事前に決めた作戦分岐を含む)を遂行するだけなんだからリアルタイムでもできるよ。

ターン制の良いところは戦略性ではなく、反応速度操作精度で差がつかないとこ。

2024-01-22

anond:20240122091552

二次避難については、行政民間の知恵や力も借りながら取り組んでほしい。

今回の地震でいち早く二次避難へ向けた取り組みとして報道されたのは珠洲市医薬品製造販売会社二次避難リスト公開だった。

また、自宅に戻れるように二次避難先との往復バス行政に先んじて基金をつくって運行したのも民間。その動きに押されて石川県が動いたという経緯も見聞きする。

効率的避難支援ということでいえば、変化するニーズに対して事態を想定し、一つ一つのタスクについて定量的目標管理型で遂行する、という神戸の教訓から培ったノウハウは必ず活かされると思う。

現実問題二次避難への説得というところでマンパワーをとられる部分をうまくカバーできるような体制になってもらえればと思う。

2024-01-12

anond:20150803122717

よくわからんが、医者なら患者からそういう底辺エピソードをたくさん得られるんじゃねーの?

日本沈没目的遂行必要な要素か?

歌舞伎町町医者やると面白いかもね。

2024-01-07

お嫁さんと久々にしたんだけど正常位で抱きしめながら動いてる時にお嫁さんが喘ぎながら「グク…」って好きなアイドル名前呟いたんだよね

向こうも「あ、やべ」みたいな感じでハッとしてた

萎えそうになりながらなんとか遂行した

2024-01-05

anond:20240105034602

そもそも優生学を徹底的に制度化して遂行できてる組織がこの世界存在するのか?

そもそもそんな事が論理的可能なのか?

社会学というのは成り立ちからし曖昧さを持っているものだと思うが

anond:20240105032446

実現可能性の話でいうと需要コスト問題で厳しいんじゃないですかね

 

ロクに指示を聞く能力がなく幅を取るケージでの移動になるペットを抱えて、

有事には人間だけの場合より遥かに避難が滞るペット込みの避難を、自分の命を余計危険晒してでも遂行せねばならず、

乗務員負担リスクは激増するので運賃は通常便より遥かに高く設定することになりそうだね

 

そんで、それを利用するのってペットいるから長距離移動を避ける、人に預ける等の選択肢を取らずに、

ペット自体の移動ストレスのことも考えずにどうしてもペット飛行機に乗せたい飼い主だけしかいない

 

そもそも乗客が集まらなくない?

2023-12-29

anond:20231229151730

海上戦ゼロウクライナ海軍にあれだけボコられてるのに、総戦力でも局地の密度でもロシア優越している海上自衛隊潜り抜けて、どうやって上陸作戦遂行すんだよ

2023-12-26

はてサネタニヤフみたいな「正しい歴史の側」って思ってる狂人はどうすべきだと思ってるの?

だってユダ王国の復活が神のご意識であり正しい国家のあり方だと思っている極右シオニスト政権なんだぜ。

ガザ虐殺も神の意思であり自分が正しい側にいるって認識だぞ。

実際アメリカ停戦要求とかも無視して戦争遂行してるし。

はてなーイスラエル軍が入隊する時どういうセレモニーがあるか知ってる?

マサダ砦で誓いの儀式を立てる。

歴史に詳しい人ならピンとくると思うが、一応解説するとローマ帝国の一部となっていたらユダヤ王国が反乱を起こして、

玉砕したところがマサダ砦なんだ。

ネタニヤフは元軍人でどっかの特殊部隊だったらしい。

だとすれば、この戦争も国の存亡をかけた戦いだと思っていて、国際社会がなんといおうが相手にとどめを刺すまで叩かないとこちらが滅ぼされると思ってもおかしくない。

実際ユダヤ戦争では国が滅んだわけだし、ナチスホロコーストナチスにとどめを刺すまで終わらなかったわけだしね。

はてなーはこういう奴にはどう対処すべきだと思ってるの?

anond:20231226174942

2023-12-25

フレンドを500円でレンタルできるサービス

フレンタという名前らしく使ったんだけど、連絡取れなくなるしたぶん業務遂行してくれなかったのでめちゃめちゃディスりたい

2023-12-23

マイゴジが米国で大ヒットした理由アジア人が最下層であるから

シンゴジラをGMKで割ったような陳腐邦画

アメリカで大ヒットしているらしい。

自分も一応視聴したが安っぽい映画だなと思った。

それでも見所は少なからずある。と言っても猛追してくるゴジラに機銃で挑む場面と高雄砲撃する合計10分に満たない一部分ぐらいしかない。大体映画構成シーケンス上記二作からパクっても換骨奪胎できずまたこの展開かと見てて眠くなってくる。

結論から言うと、高雄が近接で誘爆しても爆風で主人公らの髪すら逆巻かない低予算ロークオリティ映画である。そのぐらい送風機で飛ばせよと述べるしかない。さらに夏の終戦期間によくありそうな戦争ドラマプラスした糞脚本しろ電車内でゴジラに襲撃された浜辺美波SASUKE選手ばりの膂力でぶら下がりコンクリート並の硬度になる高さから海水に落下して無傷だったり、あらゆるところがお粗末で、敗戦した日本さら絶望さらに底に叩き込まれるという話のコンセプトから感情脱線しており作品の肝である緊張感の一抹すら感じられない仕上がりだった。

では何故天下のハリウッドでこんなチープな作品が大ウケしたのか?

ネットを定点観察するとおおよそ二論に分別されていた。

ハリウッドポリコレ映画に飽いたアメリカ人には単純な怪獣パニック映画が刺さったか

戦争トラウマを持った主人公というランボー擬きの設定が刺さった

なるほどどちらも頷けそうな凡論である自分はどちらも否定したい。

そしてタイトルの主張に移るが、マイゴジがアメリカ人(主に白人)の心を掴んだ要因は、マイゴジが特段ストレス無く人間スプラッターできる映像が見られるからというのが今回の主張である

そもそもゴジラとはなんなのか?

被爆である日本原産の作品であると思われがちではあるが、ゴジラはどちらの意味でもアメリカ起源である

ゴジラ監督した本多猪四郎満州帰りの日本兵だった。226事件の反乱部隊にいた本田は東條率いる統制派皇道派賊徒名目で一掃した後、クーデターに与した反乱部隊兵卒を全て満州飛ばして島送りにした。事実上死刑宣告であった。それでも過酷戦争経験を経て中国軍捕虜となった本田は程なくして映画監督となった。

本田従軍していたという証拠は初代ゴジラ描写として警察官死体の足を踏んで拳銃を確保するなどの戦争経験がない人間以外には当時では発想できないであろうディティーから見受けられる。

初代ゴジラの根幹は反核反戦であると巷に言わているが、実態上意下達絶対する日本軍の将校に命に渋々従っただけで満州に飛ばされ死の淵に誘われた本田憎悪を込めた日本人と国家への復讐作品であった。

本田憎悪を具現化したゴジラ国会議事堂を粉砕し永田町を焼き払い日本人を火炎放射で再度炭にして、オキシジェンデストロイヤーとご都合な兵器ゴジラを白骨化させ目出目出度とする便利なステーリングゴジラ二面性を浮き上がらせる。

ゴジラは観客の破壊衝動の加害欲の受け皿であり同時に被害者的な意識を発露させて高邁な思想にもシフトできる全く便利な投影生物であった。

この事から本土決戦を叫んでいた日本帝国からあっさり属国に成り下がった戦中派日本庶民は自らが英霊となった者たちを裏切った事への罪悪から焼き殺されるマゾヒズム的な自罰快感戦争遂行を断念した責を政治家政治中央転嫁して他罰できる作品として本田思想とは裏腹に国民感情を射抜かれ初代ゴジラは大ヒット作品となったのである

このステーリングシンゴジラでも受け継がれており、タカ派オタク庵野秀明ゴジラ反日的作品から東日本大震災戦犯として民主党閣僚菅直人らをレーザービーム天誅を下し殺害米軍と共同し巨大生物の如く進化を遂げた軍事大国中国メタファーであるゴジラオキシジェンデストロイヤー的なデウスマキナで倒す火葬戦記的な愛国作品コンバートしてはたまたシンゴジラは大ヒットした。

シンゴジラエンディングゴジラの火炎放射で東京一帯を燃やし尽くすところまでであり無類の戦争オタクである庵野のタバ作戦でAH-64Dやら90式やらの兵器群で攻撃を仕掛けるが核武装国の中国メタファーであるゴジラには全く通用せず火炎放射(核攻撃)で東京を逆に更地にされるリアリティ庵野脳内シミュレーションで前半は幕を閉じた。後は電車特攻を仕掛けというあまりにも荒唐無稽な展開が続く。これはあくまコンテンツである"作品"としての体面を保つためであろう。

このようにゴジラとは自罰他罰生物であり絶妙に使い分ける事で作品としての玄妙さが出る。

アメリカ人に大ウケしたのはアメリカ人として自罰感情ラインが欠落し他罰ライン感情を射抜かれ特にポリコレらの罪悪感情ハードルに足が掛から日本人が虐殺されるスプラッター安心して楽しむことができるからであるシンゴジラと違いマイゴジには米兵死ぬシーンがないのも興行に影響したであろう。作中で浜辺美波が仮に黒人女だとしたらリベラルは悲しむだろうし共和党支持者は黒人女なぞ出すなと怒り狂うに違いない。こういった心理的ストレスパブロフの犬の如く視聴者に影響し鑑賞への妨げとなるがマイゴジではストレスフリーだったに違いない。

アメリカゴジラ作品では体面での反戦反核の要素が極端に低い。

ギャレゴジではビキニ環礁水爆実験からまれアメリカの罪の生物ゴジラから自然発生した恐竜となって一応のモチーフが崩れていたし、その後の米ゴジラ作品では当たり前ように核攻撃がなされる。

自罰ラインを抜いたら単なるスプラッターポルノであり山崎アメリカ人(白人)の特性を見抜いて逆算的に作品製造していたらまさに白眉しか言いようがないであろう。

ポリコレとはあくま白人黒人での適用内でありアメリカではアジア人特に日系人価値が低い人種として見なされていたとこの作品を通じて偶発的に警鐘されているとしか思えないのである

過去アメリカに起きた2021年アトランタ連続8人銃撃事件でも報道したのはCNNでもなく第一報を報道したのはFOXニュースだけであった。BLMの運動に見られるリベラル激情特にアジア人には注がれていないようである

ウクライナに続いて台湾有事などのキナ臭い戦争ネタが続くが、果たしてアメリカウクライナのごとく軍事支援できるか日本攻撃されても防衛し貫徹できるか。してそれを貫けるのだろうかと合衆国憲法にもある万民平等果たして存在するだろうかと頭を擡げざる負えない。

ゴジラなどという自罰他罰も全て受け止めてくれる都合の良い生命体は現実には存在しないのだから

2023-12-22

ケインズ先生、そんな事を言っていたのか…知らんかった。

週15時間労働って一日3時間×5日か一日5時間×3日かな。

それくらいなら全然耐えられそう。どうしてこうならなかったのか…

https://gendai.media/articles/-/121235

【1】1930年、ジョン・メイナードケインズは、20世紀末までに、イギリスアメリカのような国々では、テクノロジー進歩によって週15時間労働が達成されるだろう、と予測した。テクノロジー観点からすれば、これは完全に達成可能だ。ところが、その達成は起こらなかった。かわりに、テクノロジーはむしろわたしたちすべてをよりいっそう働かせるための方法を考案するために活用されてきた。いっそう働かせるために、実質的無意味ポイントレス)な仕事がつくりだされねばならなかった。とりわけヨーロッパ北アメリカでは、膨大な数の人間が、本当は必要ないと内心かんがえている業務遂行に、その就業時間のすべてを費やしている。こうした状況によってもたらされる道徳的精神的な被害は深刻なものだ。それは、わたしたち集団的な魂(コレクティヴ・ソウル)を毀損している傷なのである。けれども、そのことについて語っている人間は、事実上、ひとりもいない。

何をするか計を考える増田スマルエ眼科を行け狩る素を荷菜(回文

おはようございます

寒くって寒くって

もう最近この話題しかない大話題かにないのかしら?

年末のこの微妙にそわそわした感じの忙しさのさなかで

早くお休みになんないかなーって思いを寄せているんだけど

なんかいつもお休み中にやるぞ!って計画ほとんど遂行されず頓挫しまくりまくりまくりすてぃーなのよね。

時間有効に今から計画を立てて年末年始の計をと思うのよ。

地味にお部屋の片付けもしたいし、

そうよまた確定申告の準備をパパッと資料をまとめておかないと行けないし、

アマゾンの未開封段ボール開封していろいろと片付けなくちゃいけないし、

料理はしたいし、

牛筋も大量に買ってきて

今年まだおでん作ってないから、

じっくり時間があるときを狙い定めておでん作りを決行したいのよ。

それが一番の願いかな?

でもHDDレコーダーの録画の内容も貯まってるので

ここで一気に解消!っていきたいところだけど。

からおでんメンバースタメンを出場者ベンチ入りの選手を考えるのも楽しいわよね。

コンニャク大根、牛筋、タマゴ、練り物

それぐらいでいいわ。

練り物あんまり好きくないけれどって言うのはここでさんざんたくさん言っているけど

あれは味が良く出るのよ!

とくにゴボウのやつ!

あれはゴボウの複雑ななんとも言えぬ美味しさを染み出す余裕が満点なの!

おでんの味変でのちに追加すると良い仕事すんのよね。

まあおでんはこのぐらいでいいわ。

牛筋とタマゴがたくさんあるおでんで充分よ!

いつもさー

ちくわぶってマーケットで見かけるんだけど

イマイチ買っても食べ方がよく分からなくってってのもここでさんざんなんども書いているぐらい、

見かけると迷うけど結局どうやって食べるのか分からない山脈に向かってヤッホー!って叫んじゃうわ。

あれって斜めに切って煮込めば良いだけ?

どのぐらい煮込んで良いのか、

トライアンドエラーを繰り返している時間研究があるぐらいなら

牛筋の処理とおでん玉子の茹で玉子作りに精を出している方がよっぽど生産的だわっても思うの。

から

地域地域の特色でちくわぶを食べる習慣がないところに育った私はちくわぶとどうしたら仲良くなるか?ってところもあるのよね。

とくに食べたい!って欲が強いって訳でもないけれど、

なんかなにかにつければおでんにはちくわぶ!って言うじゃない。

私にとってはなんか使えないけど無視できない対象でいつも思っているのよね。

これって片思いなのかしら?

あと今思い付いたんだけど、

タマネギそのままおでんにぶち込んだら美味しいのかしら?って

丸のままタマネギを鍋に投入してみたら、

味染み旨タマネギができるのかしら?

色々と考えていくとチャレンジ精神が育まれてきておでんなら簡単から実践できつつ

最近ハマっているスープ作りだと食べられるまで1週間は馴染ませるのに置いておかないと味がなんか融合しないというか、

そんなこともあるので鍋も1つしかないので

これは如何にして鍋の冬の運用スケジュールも考えなければ

鍋パパン状態のまま年末年始が終わってしまって

結局1品しかできませんでした!ってことにもならざるを得ない山の如しよね。

マーケットで良い牛筋がお安くてに入ればいいんだけど問題もあるわー。

なのでマーケット市場牛筋価格の動向が気になるところよ。

うーん、

でもやっぱり鍋運用が1つしかないとスケジューリングが鍋運用管理ムズいので、

ほんとうにほんとうに気が向いたらだけどおでん用でガロン鍋買っちゃおうかなーとも相談中よ!

考え中ね!

きっとその時になったらもしかしたら

おでんスターティングメンバーも変わってくると思うので

そこは私の采配次第よね!

うふふ。


今日朝ご飯

タマサンドしました。

つーかさ、

タマサンドしかラインナップに棚に並んでいない陳列状況だったのよねー

なのでタマサンドはいつ食べても美味しい殿堂入りたか

なるべく逆にタマサンド避けをしていたんだけど、

今日はなのでタマサンド

やっぱり美味しい朝の元気の黄色い源のタマサンドは美味しいわよね!

最高よ!

かいヒーコーとミルクたっぷりでいただいたわ。

デトックスウォーター

寒いーつーか

もう朝にこのホッツ白湯ウォーラーを一回飲んで温めないと

身体が目覚めるのができないわ。

思い出したけど柚子茶もまた覚えていたら買っておきたいところね。

なので今日はホッツ白湯ウォーラーインレモン果汁プラスちょっとハチミツ入りのハニーな感じね。

少し甘みで温まり速度がアップするような気がするわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2023-12-20

anond:20231220142610

消費者金融は、弁済能力の低い相手に対して無理な返済計画押し付けて、返済途中にあの世かどこかに逃げられるよりも、

利息分を少し減らしてでも、最後まで遂行可能な返済計画に変えた方が、トータルとしては儲かるんでわ

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