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はてなキーワード: 樹立とは

2024-04-13

anond:20231002130823

これは結果が類似しているけれど、全く違うモノなんですねぇ。

ゲリラ戦というのは、あくま戦争の一形態でありまして、正規戦同士の会戦では手が届かない敵の後方を攻撃する一手法なわけであります。そのために非正規戦力(すなわち交戦者資格たる制服章票、武器公然携帯を行わない)を浸透させて、戦線の後方を攻撃する。これによって治安戦という形によって兵力の拘引を行ったり、補給線を攻撃することで、前線部隊の弱体化を狙う訳であります

ただし、普通はそれだけでは勝ちきれない。ために敵が十分弱体化した暁には、きちんと正規軍がしゃしゃり出て敵の正規軍を撃破することが想定されています

この一連の動作毛沢東理論としてまとめていて、あの虐殺ハゲを唯一認めることが出来るとすればこの業績です。もっとも夢見たバカがいっぱいこれに飛びついたお陰で無駄戦争がかさんで人が余計に死んでますがネ。

一方で、テロは別段戦争に限ったことではありません。一定の(普通政治的な)我意を強要するために単に敵勢力の弱体な部分を攻撃する、通らなければそれを継続する、ただそれだけ。


で、なんで日本左派過激派が好んでゲリラ呼称を用いたかというと、毛沢東理論的影響が強かったのと、あくまでそれが帝国主義との戦争であるという自意識が強かったからなんですねぇ。彼らの言い分からすると、彼らはあくまで悪の植民地主義者共をぶっ殺す正義共産国樹立尖兵であったわけ。そのうちどこからともなく(例えばそれら尖兵義士に触発された人民放棄によって形成された/人民救助のためにソヴィエト派遣した義勇の兵士たちの)正規軍がやってきて土人ジャップ群を撃ち滅ぼしてくれると夢想していたわけです。

例えば連合赤軍逮捕されたときに「ヘーグ条約に基づく捕虜扱いをせよ」と世迷い事を言うわけですよ。彼らの中では、彼らは正義の国から来た聖戦士交戦者資格を持っているんですな。なので、当節のオキモチテロ(迫撃弾などという寝ぼけた代物がまさにそれだ)

むろんテロ外聞が悪いという側面があったにせよ、そういう事なのです。モノには一応理屈がある。理屈と膏薬はどこにでも付く。

2024-04-08

anond:20240408145555

ネット民議論バカすぎる理由は主にこれ

しか死刑に関しては既に専門家によって大量の議論が交わされて洗練されてるから

その辺のバカが今いきなり的外れ感想を述べてもたいへんに的外れである

という前提すら理解できてないのでひたすらにバカ

何もかもが的外れ

今の世の中で三角内角の和は150度だ!いや0度だろとか言い合ってるようなものしかない

この社会は既に高度な解析や哲学その他学問を基礎にして樹立している。

無知の知がない。マジで論外。まじ頭が悪い

2024-02-28

anond:20240228152911

そのテロリストを匿ったアフガニスタンに攻め込んで新しい政府樹立したけど十数年後にアメリカ軍撤退したらすぐに取り返されちゃった、くらいまでは説明できる。

2024-02-12

中国海軍歴史 略史(1/4)

anond:20240211235134

夜明け前(~1949年 中華人民共和国成立)

中国近代造船所が建設される
海軍不在の時代
1840年

アヘン戦争 イギリス軍の汽走砲艦が清軍のジャンク兵船を圧倒

1856年

アロー戦争 英仏連合軍大敗、清には対抗できる艦隊存在せず海戦は起こらなかった

1865年

洋務運動の一環として清朝官僚の曽国藩、李鴻章によって江南機械製造局(現在江南造船所)が上海建設される

1898年

ロシアによって中東鉄路公司輪船修理工場(現在大連造船所)が大連建設される

1908年

日露戦争後、川崎造船所(現在川崎重工業)が大連造船所と旅順造船所を運営

1945年までに3度にわたり拡張され、中国最大の造船所になる

1912年

清朝滅亡

中華民国臨時政府樹立

1916年

中国近代海軍の父、劉華清(刘华清)誕生

1928年

イギリス実業家Nils Mollerが上海に"Mollers' Shipbuilding & Engineering Works"(現在の滬東中華造船)を設立

1938年

日本軍江南造船所を占領朝日工作上海工場改名三菱重工運営する

1941年

日本軍が"Mollers' Shipbuilding & Engineering Works"を占領三井造船所と改名三井造船運営する

黎明期(1949年1966年 文化大革命開始)

海軍の礎が築かれる
教育研究機関設立
ソ連から技術援助
1949年

中華人民共和国が成立

中国人民解放軍海軍設立される

中国人民解放軍海軍工学大学設立される

中国人民解放軍海軍医科大学設立される

中国人民解放軍大連海軍士官学校設立される

古寧頭戦役/金門戦役 中国人民解放軍海軍は大量の漁船徴用金門島占領しようとしたが大敗、これによって台湾侵攻を断念

戦争歴史から、二度と繰り返してはならない、という思いを抱くのは日本だけではありません。中国もそうです。しかし、どんな教訓を得るかは、国によって異なります

(略)

毛沢東は,1949年中国民政治協商会読第1回全体会議における開幕の演説

「......どのような帝国主義者にも再び我々の国土侵略させてはならない......我々は強大な空軍海軍保有しなければならない(......不允許任何帝国主義者再来我們的国土.....而且有一個強大的空軍和一個強大的海軍)」と指摘し,

1953年には

「わが国の海岸線長大であり,帝国主義中国海軍がないことを侮り,百年以上にわたり帝国主義我が国侵略してきた。その多くは海上から来たものである(我們国家海岸線視長,帝国主義就是欺負我僧没有海軍,一百多年免帝国主義侵略我臥大都是従海上乗的)」と軍艦の上で演説しました。

(略)

共通のできごとから「二度と繰り返すまい」と決意したとしても、国によって得た教訓は異なります

いじめた側といじめられた側では、同じ出来事もずいぶん違った記憶になる道理です。侵略をして反省した側は「二度とあんなことはすまい」と消極的になり、侵略された側は「二度とあんなことはされまい」と積極的になるわけです。

そのために、国際政治歴史の中では、あるときは羊のように餌食にされた国が、後には一変して狼のように振る舞い、そのことがかえって敵を増やしたりします。その逆だってあり得るでしょう。

出典: ネバーアゲイン・レゾルーション(二度と繰り返さない決意) - リアリズム防衛を学ぶ

https://www.riabou.net/entry/2015/08/16/140156

1950年

人民解放軍海軍航空大学設立される

海南島中華人民共和国占領される

朝鮮戦争勃発

10月19日 中華人民共和国参戦

1952年

中国人民解放軍海軍指揮大学設立される

中国人民解放軍海軍工学大学設立される

中国人民解放軍海軍士官学校設立される

1953年

中国人民解放軍海軍潜水艦士官学校設立される

1954年

劉華清 ソ連レニングラードクズネツォフ海軍大学校に留学セルゲイ・ゴルシコフに師事

第一台湾海峡危機 江山島、大陳島を中華人民共和国占領される

★6607型駆逐艦(鞍山級駆逐艦/7型駆逐艦/グネフヌイ級駆逐艦)がソ連から供与される

 中国人民解放軍海軍にとって最初駆逐艦になる

 1930年代イタリアから技術導入をしてソ連が建造した艦で時代的には吹雪型駆逐艦と同時期

1957年

50型警備艦(リガフリゲート)がソ連から供与され、6601型(成都級)としてノックダウン生産される

1958年

二次台湾海峡危機 金門砲戦 中華民国側が防衛成功、以降中華民国と中華人民共和国の間に大規模な戦闘は発生していない

大躍進政策の開始 1500万人以上の餓死者を出し失敗

1961年

劉華清 中華人民共和国国防部第七研究院所長に任命

第七研究院(中国艦船研究院)

中国初のミサイル駆逐艦、初の原子力潜水艦、初の1万トン超艦船設計を担う

中国海軍艦船設計の中心となった

後に中国船舶重工集団(中国船舶重工集团, CSIC)の傘下となった

1962年

633型潜水艦(ロミオ級) 1番艦 ? 就役

 ソ連から提供されたノックダウンキットを国内で組み立てたもの

 その後中ソ対立によってソ連から技術援助が打ち切られたため中国潜水艦国産化を迫られることとなった

1964年

トンキン湾事件アメリカベトナム戦争へ本格介入

中国海軍歴史 略史 2/4 https://anond.hatelabo.jp/20240212015211

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-25

資格勉強を代わりにやってくれる優しくてエッチなお姉さんがずっとそばにいてほしい

飲まず食わず不眠で生きていられて風邪をひかない、でもぼくが風邪で弱りきったお姉さんがみたいなってお願いしたらいいよって言って風邪をひいてくれる

運動能力はあらゆる種目で世界記録樹立できるほど突出しているけど基本的にぼくの身の回りの世話をするために生まれた人だからそういう記録にはまるで興味がない、でもぼくが運動音痴でドジっ子なお姉さんがみたいなってお願いしたらいいよって言ってお盆をひっくり返すようなドジっ子になってくれる

お姉さんの笑顔をみたらすべての肉体疲労・倦怠感・ストレス不安・心的外傷が吹っ飛んだように治癒する、でもぼくが女王様みたいな鋭い眼光でキッと睨みつけてぼくの心を震え上がらせてくれるお姉さんがみたいなってお願いしたらいいよって言って捕食者のような鋭い目つきでぼくを委縮させてくれる

そんなエッチなお姉さんがある日ぼくの家を来訪してぼくの制止を振り切ってムリヤリ家に居ついてほしい

2024-01-14

乳首が弱い男が増えれば良い

私は恋人を責めるのが大好きだ。

恋人が感じてるのを見ると興奮する。

別に私はSじゃない。責めること自体は、大して好きじゃない。挿入の方が好き。

ではなぜ興奮するのか?考えてみたことがある。

それは、恋人が男らしいからだと思う。


男らしいなんて言葉、もはや最近使うと一部の人からしたら不快かもしれない。

かに時代はより男女平等、いやなんなら男女もなくLGBTQとか、ジェンダーレスとか

世界多様性を受け入れて、男らしさ女らしさなんてクソくらえー!みたいな世の中になっているなと感じている。

私もこの考えには賛成だし、一人ひとり自由に生きたら良いし、とらわれた考えを持つ必要はないと思う。


とは言え個人的には、男は女の前では男らしくいてほしい。

会社バリバリ働いて成果をあげて、愛した女の前ではスマートにかっこつける。

そんななんとも隙がない、完璧な男が好きだ。


ここまでは、あーはいはい夢見ちゃってまちゅねいたた…となるかもしれない。

でも、私はこの完璧な男にオプションでよわよわ乳首実装されていてほしい。

よわよわ乳首

乳首が弱いことです。乳首が弱いのが可愛い


完璧な男たるもの、ベッドの中でもスマートに女を抱く…それは大層素敵なことだけれど

私はベッドの中で、男らしさを失くしてほしい。

会社戦場、まさに戦士。とは言え、戦士でも鎧を外す時は必ずあるわけで、それはセックスの時であってほしい。

私とセックスするときは、かっこつけないでほしい。死ぬほどダサくて良い。乳首ばちこり喘いでほしい。

だって可愛すぎるから

そう思えたのも今の恋人がいたから。

ここまで責めるのが好きになったのは、今の恋人との初セックスきっかけだった。↓

========================

ある日デートが終わったあと、流れで相手の家に行った。

セックスをするのだ。

最初普通にいちゃいちゃなどしていたが、

何の気なしに恋人乳首を触った。

その時、声は出ていなかったけど

魚みたいに、ビクビクッと腰が身体が動いたのだ。

身長が高く身体もがっしりしているので、動き自体が大きくてびっくりしたが

それより衝撃だった。こんな乳首で感じる人だったのかと。

 

あの!普段ギラギラバリバリ働く隙のない戦士が今!乳首で感じてる!!

普段恋人と今、目の前にいる恋人が別人に感じた。ギャップだった。

正直、脳みそ飛び散るくらい性癖にブッ刺さった。

もう完全にスイッチが入ってしまって、乳首ロックオンガチめしようと思ったけれど

そこはさすがに第一線にいる戦士、ベッドの中でも隙を見せなかった。

何事もなかったように、やんわり手をどかされた。私を責めようとしてきやがった。

が、ここで諦めたら試合終了。結局紳士セックスで終わってしまう。そーんなのはいーやだ。

ベッドの中じゃ私が戦士なんだよ!

恋人の手を無理矢理押さえつけて、右乳首めしつつ左乳首さわさわ!

困惑してたのも一変、ビクビクに加えてまあまあでかい声で喘いでくれた。すき。

でも、それでもまだ「もういいから!」と言葉では嫌がられた。

往生際が悪いなと思いつつ、きっと恋人の頭の中に

女に乳首触られてあんあん喘ぐなんてもってのほか言語道断!!恥!!という男塾塾長がいたんだと思う。

ダメ押し必要だと思ったから、素直な気持ちを伝えた。

耳元で、

「今からかっこつけるのやめちゃおっか♡」

と言ってキス

恋人涙目、激喘ぎ。完堕ち。

もう何故か私もアヘ顔してたんちゃうかと思うくらい恋人の姿に興奮して

乳首舐めながら、手コキして焦らしまくって

もっと甘えて」

可愛い

「いっぱい気持ちよくなろうね」

「挿入せずにこのままイっちゃう?」とか

気付いたら、湯水のごとくじゃぶじゃぶセリフぶっかけていた。

そういえばこれらのセリフは、過去に付き合っていた人から言われた言葉だった。

当時全く刺さらないどころか、キッショと思ってしまっていたが思わぬところで役に立った。

過去経験は大いに活かす。

最終的に「乳首気持ち良すぎるから無理ぃイくイく」まで言わせて

そのあと挿入して即イキ。

このときセックスたるや、筆舌に尽くしがたい。

ビューティフル。

========================

てな感じで

最高のセックス記録を樹立した日だった。

で、この恋人から学んだことがあって

男は甘えたい生き物だとは前からよく耳にしていたけれど

それはその通りで、男は戦士から疲れているから甘えたい、当たり前だよねと。

第一線にいる戦士なら、人一倍大変な分

なおさら周りより人一倍甘えたい欲が強まるし

ストレスに比例して甘えたい欲は増幅している気がする。

とはいえ、大概そういう人はちゃんとしてるから

自分の中にあるプライド、男らしさ…それらがあるから甘えることに躊躇いがある。きっとそんな気がする。恋人もそうだったんだと思う。

私にはそんなとこがいじらしく思えてしまった。

初めての感情だった。

そんな考え崩して甘えさせたい。

私の前では、全部脱ぎ捨てて何にも考えなくさせたいのだ。

テストステロンダダ漏れオス味が強い男が、私に責められて女の子みたいになるのが見たい。

大事なのは

これはあくまで、本人の意思ではなく甘えさせられたという過程大事なので

いわゆるMはあまり好きではない。

Mは思ってる以上に注文が多いし、わがままなのだ。知らんけど。

から簡単に甘えたくはない人間を甘えさせたいが正しいのだけど、プレイだけでみたら痴女プレイというかそんな風に見えてしまうのもわかっている。

イメージは、膝枕して頭なでなでしてるだけなんだけどなあ…イメージは。

それと、乳首弱いのはかなり重要で。

乳首なんか、よく考えたら男には要らないものだと思う。飾り。

だけど性感帯として機能できてる人は、間違いなく責められ向きなんですよね。例え、責められるの苦手でも。

やり方で変わると思う。

乳首弱い人って私からしたら、宝です。

乳首なしでもいいけど、乳首責めながら〜のながら責めができるから、責めにも彩が生まれる気がする。楽しいんです。

恋人乳首弱くて本当によかった。泣

長くなってしまったけど、私は私みたいな女が他にも増えたらいいと考えている。

だって

男は外ではバリバリ働いて成果上げて女を守る

帰ったら、外では守っていた女に乳首責められながら甘える

という構図が成り立てば世界は確実に平和だし、経済も回るし夫婦間の性交回数だって増えるんじゃないかなーって思う。

志は高く!乳首は弱く!女にはとことん甘えよう!

そんな世であれ。

さようなら

追伸

可愛いオスたちへ

こういう私みたいなのはサドというジャンルに当たるみたいなので、同じ性癖の方はAVで甘サド検索し購入してみてください。

2023-12-29

ぼくのかんがえたさいきょうのVIVANT

 テント偽装加入した憂助に明かされたベキの最終目標、それは日本でのテロ実行と、その混乱を利用し治安維持国家防衛名目としたクーデター実行による独裁政権樹立、それにより日本軍事国家に改造し、バルガと軍事同盟を結びアジア覇を唱える軍事大国日本を作ることであった。

 計画動機を問う憂助にベキは自分たちがかつて見捨てらた原因を日本の軟弱外交軍事力の欠如のためだと決めつけ、強い国家を作ることが国民を守ることであると自らの計画正当化する。国民を守るためと言いながら多くの国民犠牲とする計画に憂助はなおも食い下がる。

 しかしベキは、憂助が丸菱の同僚でテントモニターであった山本日本を守るという美名の元に殺したことを引き合いに出す。ベキは多数を守るため少数の犠牲を是とする点で自分と憂助のどこが違うのだと問うたのだった。自らの人生根底の部分を突かれ動揺する憂助。しかテロ肯定することもできず、計画阻止のために密かにテント内部での情報収集を開始する。

 憂助にも明らかにされなかったテロの具体的計画は意外なところに手がかりがあった。

 テント計画実行後に駐屯地とするためとの触れ込みで買い占めを行っていた土地が、内戦中に活動していたが後に壊滅し現在は残党が細々と活動を続けている、とある武装組織のかつての支配地域と一致していたのだ。この武装組織に何らかの手がかりがあると睨んだ憂助は、ある重大な事実発見する。ソ連崩壊直後、その武装組織によってロシアから小型核兵器密輸入され、その後隠匿されたまま行方不明になっていたのだった。 

 

 テントの狙いはその小型核兵器を奪取し、日本国内での核テロ使用することであった。核テロによって火がついた国民の恐怖心は、クーデターとその後の独裁軍国主義を容易に肯定する。武装組織の残党をテロ実行犯でっち上げ対テロ戦争の名のもとに日本バルカが共に戦闘を行い日本人に実戦経験を積ませ、国民戦争への興奮と肯定感情を植え付ける。そして共に血を流したバルカとの軍事同盟は堅固なものとなる。軍事同盟の下で両国バルカが有する資源実験地として活用可能な広大な領土と、日本技術力を利用し核ミサイルを開発する。アジアの要所であるバルカにそれを配備し他の大国威圧し、日本覇権アジアに広げる、それがベキの目論見であった。憂助は、日本を再び核の犠牲とする父の計画を自らを犠牲としても止めることを決意する。

 

 一方憂助からかにテント計画を伝達された公安野崎も阻止のために行動するが、テントの実力を軽視しつつ、自らの権力拡大のためテントを泳がせ、その脅威を利用しようとする警察上層部政治家たちの妨害に遭う。国家のためには自分たちエリートがより強い権力を持ち国民を導く必要がある、テロによる多少の犠牲国民平和ボケを治すためならやむを得ないとうそぶく、国家のためと言いながら自らの利益しか考えない権力者たちに野崎は憤る。

 

 テントは手中に収めた土地における情報収集により、小型核兵器の隠匿地を発見、確保のための実行部隊を出撃させ、これに憂助も同行する。部隊武装組織の旧根拠地で小型核兵器発見トラックに積み込みを終え自分たちの保管場所へと出発しようとするも、その瞬間に憂助は突如としてトラックを奪取し逃走する。憂助が目指す先はテント資料で密かに存在確認していた、冷戦バル政府により建設され現在は打ち捨てられた核シェルターであった。憂助の目的は小型核兵器使用不能にすること、すなわち地上での放射能飛散を多少なりとも避けられる核シェルター内で起爆する事であった。到着までに捕えられる危険性を冒しての地下シェルター内での爆破は、心を通わせたジャミーンたちの故郷であり、かつて父が愛し、緑に変えようとした土地であるバルカの大地を放射能で汚さぬための憂助最後の一念であった。しかし長年放置された時限装置が起動するか分からない以上、誰かが直接起爆しなければならない。憂助はそれが自分最期の使命である覚悟していた。核とともに自爆することで、日本を守るためとの大義名分の下に人を殺めてきた自らの人生矛盾を精算する。それが父と自分の違いを示す唯一の道と彼は信じていた。

 

 一方、妨害を何とか乗り越えた野崎は憂助から得た情報を元に小型核兵器の隠匿地にチンギス率いる警官隊と共に突入テントとの銃撃戦を制し憂助の逃亡の事実を知る。野崎は彼の真意を察し、国民を守るのが警官の使命、相手が別班でも変わりないと自爆阻止のため憂助を追う。ベキも憂助逃亡の報を耳にし自ら部隊を指揮し小型核兵器奪還のため追跡を開始する。憂助、野崎、ベキ、彼らはそれぞれの信念とともにバルカの砂漠を駆け抜けるーー

2023-12-22

anond:20231217183346

ハマスイスラエル湾岸アラブ諸国サウジアラビアとか)の国交樹立の動きを邪魔たかった。

ガザ地区ヨルダン川西岸地区の状況改善なんて知らねってレベル

イスラエルアラブ和解しつつ合った。

理由イスラエル監視テクノロジーが欲しいとか

イランが怖いかイスラエルとは仲良くするとか

テロ攻撃してイスラエルの過剰な反撃を誘引すれば

アラブ諸国パレスチナを置き去りにしてイスラエル和解ができなくなる。

2023-12-12

[]万年残留争い、酷評オンパレード不安定ロイブル軍団の幕開けからの飛躍【下剋上の1年(上)】

 オレオレFC今季過去最高の5位に浮上。天皇杯は準優勝に終わったが、飛躍の1年となった。今回「下剋上の1年」と題し、野河田彰信体制初年度で飛躍した要因を3回連載で探る。

 昨年まで2年連続17位と不安定な成績に終わったオレオレFC。今年1月就任した野河田彰信監督は具体的な目標を掲げず「まずはチームをどう上げるか」という慎重な言葉に終始したが、開幕前からロイブル軍団の風当たりは厳しかった。

 昨年のエース山本(現英・FCドルジャース)ら主力がオフ、大量に流出した事で、主力と言えるのは、MF鈴木潤主将のみ。特に村上(現白・ノワール)頼みだったGK陣は慌てて望月野村を獲得。戦力は実戦経験のない若手と新人のみという有り様で、評論家記者からは「Jワースト記録を次々に樹立する」「断トツ最下位での降格だろ」と辛辣に書くスポーツ紙もあった。

 実際、キャンプ、開幕前の練習試合は惨憺たるものだった。鹿児島キャンプでは大分に0ー3で敗れたのを皮切りに、地元J3鹿児島にも0ー1で敗れる体たらく静岡キャンプでもJ3沼津にこそ引き分けたが、J2磐田には6失点し、清水には11失点無得点という大差で大敗評論家記者の言うように「今年で終わり」と誰もが思っていた。

 不安を抱えての開幕。案の定3試合勝利G大阪との開幕戦は終了間際に追いつき、引き分けるのがやっと。続く湘南戦でも引き分けたが、若さ故のミス散見京都戦では早くも黒星を喫した。4試合目の鳥栖戦で初勝利を掴んだが、続く広島戦は黒星。ここまでは「不安定かつ、どうなるか分からないシーズン」の幕開けだった。

 潮目が変わったのは3月29日大分戦。スコアレスドローに終わったが、それ以上にクラブを待ち受けたのは中2日で柏とのアウェイ戦という過密日程。鈴木潤らをフル出場させたため、主力が使えない危機的な状況で、スタメンを大幅に入れ替え、ベンチもユース選手を含めて僅か5人しか登録出来ない惨状。誰もが柏の大勝を予想した試合だった。

 しかし野河田監督は慌てていなかった。「今日勝てば、何かが起きるで。今日出てる選手達がレギュラーや」と鼓舞。これに控えメンバーが奮起し、前半終了間際に先制点を奪うと、急造とは思えない試合運びを披露。その後も追加点を奪い、3ー0で圧勝した。

 柏サポーターのブーイングが鳴り響く中で、歓喜に湧くロイブルファミリア。野河田監督も「過密日程という状況の中で選手達は良くやってくれた」とねぎらった。そして、この一戦がオレオレFC今シーズンターニングポイントとなり、誰もが予想しなかった飛躍への第一歩となった。【(中)に続く】

2023-11-19

anond:20231109211902

池田大作戦関連のニュースでいくつか見かけたコメントとその感想について

 

 

 

 

政教分離を生み出したのはローマ帝国時代キリスト教なので、政教分離を語る時、実に我々はキリスト教を信じていることになる。ニーチェが言うように人権博愛ダイバーシティ人権の全てがキリスト教なのよ

 

意味不明日本人がそれを語るときは、判例に基づく理解か、「政教分離」という用語に対する自分なりの適当イメージ理解で語るはずで、そこに一々キリスト教への信仰が関わってくるとは想像し難い

 

 

 

宗教を大げさに排斥したがるのはマルクス主義の影響だろう.

根拠不明(「宗教を大げさに排斥したがる」というのと「マルクス主義の影響」)。

 

 

>きっちり引用元提示してて素晴らしい増田サヨクの俺解釈では普通に考えて信教の自由バッティングすることすら理解が及ばない馬鹿サヨクが多すぎる。あれこそ反知性主義

根拠不明(「馬鹿サヨクが多すぎる」「反知性主義」と断ずるためのコメント並びに根拠が見当たらない)。何らかの妄想に基づいてコメントしていたり、「反知性主義」の用語について理解していない可能性がある

 

 

>例えばドイツだとメルケル元首相の政党が「キリスト教民主同盟」だし、宗教政治に関わるのは民主主義という観点から何ら問題ないのよね。

民主主義」という言葉にもその社会ごとの理解社会通念)があるので、一概に問題なしとは言えない。日本問題に対してドイツの例を挙げることが必ずしも適切であるとも言えない

 

 

憲法学教科書を一冊も読んだことのない人が最高裁判例だけ読んで政教分離特に何を禁止していないか)を理解するのは相当難しそうだが…(ブコメ感想

特に何を禁止していないか」というのが意味不明。こういう質問をするあたり、少なくともこの人と同調者にとっては言っても理解できないんだと思う。

 

 

 

民主主義である限り大勢が信じている宗教に偏る危険性は避けられないわけで、それがおかしいなら民主主義を止めるの?参政権剥奪するの?って話よね。公権力行使のみを制限するのは妥当だと思う。

理解議論が雑

 

 

>連立する政党支持母体のお偉いさんに弔意を表するのが国として特権を与えたことにならないのは明らかなことのように思うよ

多分最高裁違憲とは言わないだろう、そもそも訴訟対象になりえないだろうから、この意味では明らかだろう。ただし、批判対象にはなりえる

 

 

 

ルール上していいかどうかと、本当にするべきかどうかは別の話なんだけど、区別がついていない人の多いことよ。ルール上はOKだよ、っていうとその行為を称賛してるととらえる人も。

ルールがその行為を認めるかどうか、とその行為合理性や当否は別の話

 

 

 

>間違った政教分離解釈見るたびに『ドイツで大々的にキリスト教名乗る政党普通に議席取りまくって活動してるやん』というツッコミしたくなるところはある

ドイツの例を持ち出してくると、日本憲法がどうにかなるのだろうか?意味不明ツッコミ

 

 

民主主義国家である以上何らかの組織構成する個人選挙権という政治的な力を持っているので、政治的な力を持たない組織や集団というのがまず存在し得ないんだよな。

憲法規定それ自体曖昧さにそもそも問題があるのかもしれない

 

 

>どの宗教トップだったら首相として公式哀悼の意を表するのだろう。その基準があるならば知りたいところ。あまり他に見たことはないけれど。

 国家元首でもなく、世界宗教トップでもない人に対して、内閣総理大臣として弔意を示す合理性ってなんだろうね

 

 

 

ないわー欧州の一部や米国のような国教になっているような国ならともかく、現状の日本カルト新興宗教に対して総理大臣声明を出すのはありえない

アメリカ合衆国憲法修正1条で国教樹立してはならないと定めているので、この人が「国教」に対する理解を誤っている可能性がある

 

 

政教分離原則ギリギリラインを攻めている感

言うほどギリギリか?かすりもしないのでは?

 

 

素人目にはこれに突っかかるのはどうかなと思う。人が死んだら公の場では(公人なら尚更)悲しみを表明すべきだし、言葉も『尽力・重要役割足跡』と、事実を述べるにとどまるものを選んでいるように読める。

ところで、大先生に対して日本政府叙勲しないのはなぜなんでしょうね。内閣総理大臣が態々弔意を表す程なのだから、きっと国民栄誉賞文化勲章旭日大綬章程度の勲章はとっくの昔にもらっているかと思ったが

 

 

>いやはや。創価学会は公称800万世帯を擁する日本最大の宗教団体で社会的影響力も極めて大きい。そのトップ逝去哀悼の意を表するのは社会儀礼範囲だろう。政教分離原則目的効果基準にも反しないのは明らか。

その理屈だと、他の宗派(例えば真宗)のトップに対して一々哀悼の意を示さないのは不公平ということになる。ことさら大先生に対してのみ弔意を示す合理性は見いだせない。俺が知らないだけで、歴代内閣総理大臣哀悼の意を示しているのかもしれないが。そして、この考え方だと、歴代会長が亡くなった際には、一々内閣総理大臣が弔意を示さなければならなくなってしまうのでは

 

 

 

>生きてたのか。空海と同じく、このまま120歳とかこえても、生きてる設定で神に近くなっていくと思っていた。/今日(11/18)は創価学会創立記念日らしい。あえて、発表を18日にしたんかな。

即身仏になるのかな?と思いきやあっさり荼毘に。

 

 

 

 

トップブコメたちがトップブコメがどうこう言ってるけどどれがどれを指してるのか分からんくてカオス

殺人事件に発展しないための平和的な試みなんでしょ(適当

 

 

 

公明党創価学会の指示の元動いてるのに、公明党政府にいるの「宗教団体が、政治上の権力行使すること」に当たらないのがよくわからない。票欲しさの屁理屈だよな。トプコメ批判してるブクマカ学会員だろ。

他人信仰透視できる程度の能力の持ち主

 

 

 

憲法第二十条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。 いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力行使してはならない。/コレが日本憲法における政教分離

憲法の条文だけ持ち出されてきても良くわからん

 

 

 

>「憲法の名宛人は国家である」。例えば国民の三大義務が憲法に書かれているが、あれは国民憲法上の義務があることを意味しない。国民憲法違反できないし、宗教団体も憲法違反できない。

それは私人間効力を認めるか否か(憲法の条文それ自体には「憲法の名宛人は国家である」とは書かれてない)で変わってくるので、一概にそうであるともないとも言えないのでは。まあ、直接に適用することはないけどね

 

 

 

 

>どれにスターつけたらいいかわからん感じになってる

好きにしろ

 

 

>浅はかな rub73 のための説明: "「政治上の権力」とは立法権課税権などの統治権力のこと。政治活動のものではない。" (芦部信喜憲法」) ※憲法学教科書読め https://anond.hatelabo.jp/20231118203326

憲法学教科書」という言い方だと玉石混交の中から石を探り当ててしま可能性があるから、最新の憲法判例百選+最近判例を読んだ方が適切な気もする

 

 

トップブコメを浅はかな知識で指摘してる奴にスターつけてる奴はやばい憲法20条の1項後段では、「宗教団体が、国から特別優遇措置を受けること」と「宗教団体が、政治上の権力行使すること」を禁止している。

これだけだとわからないよ

 

 

 

政教分離理解してない人、はてなでもこんなに多いんだね。欧州連立政権一角によく「キリスト教○○党」みたいなのが入ってるのさえ知らないのかねえ。

日本憲法とその運用の例に対して、欧州を持ち出してくると、どうにかなるのだろうか?頭がパーンとなるとか?

 

 

トップコメ勘違いしてるけど政教分離国家特定宗教優遇弾圧するなってことであって宗教者の政治参加は否定してないからね(棒読)/建前論だけど戦中宗教団体を政府が好き放題弾圧した反省って奴がある訳

から誰に対して言ってるんだ

 

 

トップブコメスター押してるやつは、政教分離勘違いしてる。恥ずかしいぞ。宗教政治に関与するのを排除するのではなく、政治宗教に影響与えないという原則統一教会解散命令の方が原則抵触してる

から誰に対して言ってるんだ

 

 

 

2023-11-10

トランス女性は女弾圧やめろ

どう考えても起こってることは残虐な女性差別なのに、差別主義レッテル貼りで口をふさいでくるのやめろ。

何でトランス女性達は女踏みにじって悪魔みたいなことが出来るのか意味わからんわ。

何でこんなキチガイざたが大手振ってるんだろう。

https://twitter.com/amisweetheart/status/1630145104580337665?t=xNbHtyQUhK-qa2hvEgsEgA&s=19

>世界記録樹立したカナダトランス女性重量挙げ選手アン・アンドレス『なぜ女性のパワーリフターが、ベンチプレスでそんなに「下手」なのか理解できません。私は練習を積んでるから強いけどね!』

https://twitter.com/Lea_Christina4/status/1721758084803019058?t=23TTGrcF9INXfGyML12eHA&s=19

>トランス女性が出てくるまカナダ最強の女だったエイプリルハチンソン『生物学男性女性競技者を愚弄し、賞金を略奪することが許されているのは不公平だ』

カナダパワーリフティング連盟生物学的男だと!?差別主義者め!!!二年間の出場停止だ!!』

2023-11-08

第n代内閣総理大臣芦田愛菜

政治不信蔓延する中、芦田愛菜御大慶應義塾大学法学部政治学科にご入学されたという。そろそろ芦田愛菜政治に目覚めて新政党樹立し、内閣総理大臣上り詰めて無双するまでを描いた同人誌が出てきてもいいんじゃないか。

異世界ひろゆきなんて描いてる場合じゃねえ、時代芦田愛菜首相

2023-11-04

anond:20231104184432

エルサレムイスラムキリスト聖地なのが良くないんだよ

イスラエルパレスチナを追い出してイスラムでもキリストでもない国家樹立したらどうか

神様を800万人にしてなんでもありって宗教がいいと思う

”国交”という言葉意味を為してない

イスラエル発の自衛隊機台湾人も同乗 外交部日本謝意「真の友好」”

https://www.sankei.com/article/20231103-PTVHCS7F2FNHNIOJF7L7YOPI7U/

というニュース見て思ったけど、日本台湾公式的には国交を断絶してる。1972年日中共同声明により中華人民共和国政府を「中国唯一の合法政府」と承認して国交を樹立したことで、台湾との国交を断絶した。実際に両国大使館はない。

これはジャニーズ問題で後輩を生贄に捧げる構図に近いものを感じる。

しかし、おそらく近隣諸国の中でもっと親日関係にある。

"国交"という言葉と"台湾"の両方を生贄に捧げた感じだろうか。

2023-10-23

anond:20231023003001

同じく解説

このビデオの背景は、イスラエルパレスチナ対立関係していますイスラエルパレスチナは、聖地エルサレムヨルダン川西岸ガザ地区などの領土をめぐって、長年にわたって争ってきました。イスラエルはこれらの地域占領や入植で支配していますが、パレスチナ人は自分たち国家建設する権利を主張していますハマスパレスチナイスラム原理主義組織で、イスラエル破壊イスラム国家樹立を目指していますイスラエル米国などはハマステロ組織認定しています

このビデオでは、インドテレビ局アンカーイスラエルゲストが、アンカーの着ているサリの色について口論する様子が映っていますアンカーのサリは緑、赤、黒というパレスチナ国旗連想させる色で、ゲストはそれを故意に選んだと非難します。ゲスト自分は青と白というイスラエル国旗の色を着ていると言い、アンカーに別の機会にサリを着るように促します。アンカーはサリは祖母から受け継いだもので、イスラエルハマス紛争とは関係ないと反論します。アンカーガザでの病院爆撃や死者についても言及し、自分が言いたいことを言う権利を主張します。

このビデオ2023年10月11日撮影されたもので、その直前にハマスイスラエルに対して大規模な攻撃を仕掛けたことに関連していますハマスガザからイスラエルロケット弾戦闘員を送り込み、多数の死傷者や人質を出しました。イスラエル報復としてガザ空爆しました。この紛争中東全体に波及する恐れがあります

2023-10-15

イスラエル建国への道

https://www.l.u-tokyo.ac.jp/tokyo-ias/nihu/publications/mers03/mers03_fulltext.pdf

年表元ネタパレスチナ分割関連略年表のさらに太字部分のみ。

1915/01 H.サミュエルパレスチナの将来』メモ一一英国保護ユダヤコモンウェルス

ttps://en.wikipedia.org/wiki/The_Future_of_Palestine

閣僚シオニズム営業

1917/11/02 パルフォア宣言

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Balfour_Declaration

ナショナルホーム設立協力。先住民権利保護

1920/04/20-26 サン・レモ会議

ttps://en.wikipedia.org/wiki/San_Remo_conference

パレスチナバルフォア宣言含めて英に委任統治決議。

1920/07/07 サミュエル、初代高等弁務官就任

1922/06/03 チャーチル白書発表

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Churchill_White_Paper

パレスチナユダヤ国家にするとは言ってない。移民経済が吸収出来る範囲で。

1923/09/29 パレスチナ委任統治正式に開始

1929/08/23-29 西の壁事件 J133人、Ar.116人死亡

ttps://en.wikipedia.org/wiki/1929_Palestine_riots

嘆きの壁をめぐるデモからアラブユダヤ人が衝突。ユダヤ人にとって第二神殿遺跡アラブにとってアルアクサモスクの一部。

1930/10/20 パスフィールド白書発表

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Passfield_white_paper

ユダヤ移民を大幅に制限土地購入も制限

1931/02/13 マクドナルドの BlackLetter

ttps://en.wikipedia.org/wiki/MacDonald_Letter

パスフィールド白書撤回と扱われる。アラブにとって黒い手紙

1935/11 立法評議会問題11要求

よくわからん1930年ごろからの話とpdfにある。

1936/04/25 アラブ高等委員会結成、全Pスト委員会設置 ゼネスト開始、ゲリラ戦広がる

ttps://en.wikipedia.org/wiki/1936%E2%80%931939_Arab_revolt_in_Palestine

太字じゃないけど重要なので。

1937/07/07 ピー報告書公表 -JA執行委員会検討する」

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Peel_Commission

委任統治は実行不能、分割勧告。分割内容の評価は色々な立場があるんじゃないでしょうか。

1937/10/01 アラブ高等委員会非合法化/ハッジアミーンSMC議長解任 ゲリラ戦再発

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Arab_Higher_Committee

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Supreme_Muslim_Council

ピー委員会にキレて反乱再開。

1938/11/09 ウッドヘッド委員会報告書発表

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Woodhead_Commission

ピー委員会を詰めてくで~。分割は実行不可能

1939/02/07 1939年白書発表

ttps://en.wikipedia.org/wiki/White_Paper_of_1939

バルフォア宣言ナショナルホーム国家ではない。マクマホン書簡パレスチナは含まれない。10年以内にパレスチナ国家樹立移民土地購入制限

1939/08/16 アメリカシオニスト緊急委員会設立決定

American Emergency Committee on Zionist Affairs

戦時下シオニズム運動頑張る団体

1942/05/09-11 ピルトモア会議

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Biltmore_Conference

"that Palestine be established as a Jewish Commonwealth."ニューヨーク開催。無制限移民を求める。1939年白書拒否

1943/08/29-09/02 全米ユダヤ会議ピルトモア綱領採用

ttps://en.wikipedia.org/wiki/American_Jewish_Conference

1946/05/01 A-A調査委員会勧告

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Anglo-American_Committee_of_Inquiry

10万人の移民土地譲渡規制撤廃パレスチナユダヤ国家でもアラブ国家でもない。

1947/04/28 国連パレスチナ臨時委員会設置

ttps://en.wikipedia.org/wiki/United_Nations_Special_Committee_on_Palestine

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Ad_Hoc_Committee_on_the_Palestinian_Question

もう滅茶苦茶だよ。

1947/05/14 グロムイコ国連演説、「分割も可」

ttps://en.wikipedia.org/wiki/Andrei_Gromyko#United_Nations

ソ連も当然嚙んできます

1947/11/29 国連総会181号決議 ⇒パレスチナ内戦勃発

ttps://en.wikipedia.org/wiki/United_Nations_Partition_Plan_for_Palestine

決議自体は未実行。イギリス委任統治の最終日1948年5月14日イスラエル独立宣言第一次中東戦争へ。

感想:ワイは素人やけど、英国が圧倒的に悪いと思いました。まる。

ロシア中国の躍進について

 ロシア中国の躍進は著しい。


 彼らは民族主義アイデンティティ歴史的経緯、更には政治的アイデンティティを背景に、中東南米の主要国家を糾合することに成功した。

 中東においてはサウジアラビアイランアラブ首長国連邦の三ヶ国が今年八月にBRICs入りを宣言し、中東の主要国の大半が事実上中露陣営への参加を表明することとなった。

 また、南米においてはブラジルに次いでアルゼンチンBRICs入りを果たし、南米の二大巨頭が中露への支持を表明した。更には、政治的アイデンティティを背景にベネズエラニカラグアキューバなどの中南米諸国ロシアに対する支持を表明するに至っている。


 成功著しい南米中東に加え、欧州圏やアフリカアジアにおいてもその影響は波及している。


欧州事情ウクライナ戦

 欧州においては、ウクライナ戦争の背後でハンガリーロシア側への支持を表明している。ロシアハンガリー間のガスパイプラインの破壊に、ウクライナ(と恐らくはアメリカ)が大きく関わっていたことが、ウクライナ支持から離脱きっかけになったようである

 また、ポーランドも同じくして、ウクライナに対する嫌悪感を露わにしている。ポーランドウクライナの西に隣接する旧東欧諸国代表する国家であるが、これまでウクライナに対する大体的な支援を行ってきた。歴史的ポーランドロシアとの関係は決して穏当なものではなく、今年に入り米国から数兆円相当の軍備を購入することを宣言するなど、ポーランドロシアに対する危機感は大きなものであった。

 しかし、国連総会においてウクライナ農作物の輸出を巡るポーランド姿勢批判し、実質的に「ロシアの犬」呼ばわりしたことからその対立は鮮明になっていく。ポーランド外相ウクライナへの軍事支援の停止を一時宣言するなど、ウクライナに対して明確な嫌悪を表明したのである。また、NATO及び欧州内での外相会議において、前述のハンガリーと共にポーランド外相は欠席しており、ここからポーランド西側諸国に対する距離感が読み取れる。

 加えて、これはあくまで噂であるが、ウクライナにおいて不足している将兵を補うために、ポーランド軍が水面下で参戦しているとのことであるウクライナの開戦当初の軍備は二十万人程度であったにも関わらず、ニューヨークタイムズなどの報道機関によると、ウクライナ軍での現状の死傷者数は二十万人を超えている。つまり、元々ウクライナ存在していた常備軍はほぼ機能不全になっていると考えてよい。そのような軍備の不足を補うために、外国義勇軍(要するにNATO軍)が投入されていることは周知の通りであるが、その中でもポーランド軍が大きな割合を占めているとの情報がある。

 そのように実質的欧州各国とロシアとの防波堤であり緩衝国を自認するポーランドに対して告げられた、「ロシアの犬」扱いに等しい発言は、ポーランド民族的アイデンティティを大きく傷つけたと言える。このようなことから欧州においても、ベラルーシハンガリーポーランドを中心に、中露への支持を表明し始める国家は徐々に増え始めている。

 また、これは穿ち過ぎた見解かもしれないが、ドイツもまた潜在的な中露シンパとしての可能性を持っている。ドイツの直近六年間における最大の貿易相手国は中国であり、ドイツ経済面貿易面において国策として米国依存からの脱却を推進していた。つまり、少なくとも経済面貿易面においては露骨中国への接近を示唆していたのであるドイツは周知の通り第二次世界大戦における敗戦国であり、その国内には日本同様に米国の大規模な軍事基地存在している。あるいは、そのような現状に対してドイツが何らかの歯痒い思いを抱えているのではないか、という想像は、現実から乖離した妄想なのだろうか。


アフリカ国家傭兵の暗躍

 アフリカにおける影響力も多方面に渡っている。アフリカ歴史的経緯において欧米からの甚大な搾取を受け続けた国家が多く、潜在的反欧米の機運を抱えている。現状アフリカ大陸における経済大国と言えば、エジプトナイジェリア南アフリカ共和国三国であるが、その内エジプト南アの二ヶ国はBRICsへの帰属宣言しており、ここからアフリカ親中露の機運を読み取ることができる。

 また、アフリカにおいては2020年代に入って以来軍事的クーデターが頻発しており、その結果として親中政権樹立されることが珍しくない。そのようなクーデター当事国としては、マリギニアニジェールスーダンガボンブルキナファソなどが挙げられる。このような南アフリカの構成国においては、ロシア傭兵部隊であるワグネルの影響が大きいと見られており、クーデター軍の支援としてワグネル部隊戦闘を行うケースも散見されている。このように、中露はアフリカ諸国に対して軍事的な影響力を増しつつある。

 余談であるが、CNN報道によれば、アフリカで暗躍するワグネルとの戦いにおいて、ウクライナ特殊部隊が参戦しているとのことである

 これは陰謀論などではないhttps://www.cnn.co.jp/world/35209273.html

 何故アフリカ戦線ウクライナ特殊部隊存在しているのか? という率直な疑問を抱く人々は多いと思う。とは言え、このような疑問に対する回答は極めて明瞭であり、要するに、アメリカ軍部はウクライナ軍人を訓練し、傭兵部隊としてアフリカ戦線派遣しているのである。これは決して珍しいことではなく、ウクライナ部隊欧州各国で訓練されており、例えば複数レオパルド2戦車構成される第三十三機械旅団などは、典型的西側諸国の影響下で訓練されたウクライナ戦闘部隊であり、このようにウクライナ人を欧米諸国で訓練して戦線に投入する事例は、今回のウクライナ戦争において事欠かない。つまり、やっていることは元スペツナズ部隊出身兵士らによって構成されるワグネルと同様で、傭兵部隊組織アメリカもまたロシアに対抗するべく率先して行っているのであるアメリカ人口が多い割に経済規模の小さく、また今回の戦争において国力を大幅に減退させることが決定づけられているウクライナという国家特産物として、実質的兵士を挙げているのである


アジア地域

 アジアに関しても中露の影響力は増しつつある。中東に関しては上述の通りであるが、例えばベトナムベトナム戦争という歴史的経緯から米国に対する不信感が強く、ロシアとの協調路線が強く窺える。中国とは歴史的経緯文脈対立することが多いが、軍備面でロシアへの依存を強めるなど、ベトナムロシア中国を中心としたBRICs陣営との親和性は決して低くない。

 欧州との接続地点であるトルコも、2016年クーデター未遂以来、親露的方針を採ることが目立ち始めた。まことしやかに、当時のエルドアン政権に対して、クーデター示唆する情報が内々にロシアから提供されていたのではないか、という噂が囁かれている。

 また、見逃されてならないのが、インド存在である2000年代中盤には世界二位の経済大国地位約束されているインドは、中露に対して融和的路線を採ることが多い。2000年代世界経済において確固たる存在感を示しているインド立場は幾分流動的であり、必ずしも中露に対して全幅の信頼関係を結んでいるわけではないものの、少なくともBRICsや上海協力機構といった枠組みの中でインドは中露との連帯志向しており、決して欧米との完全な協調路線を歩んでいるわけではない。

 アジアと言えば当然日本もまた中国の大きな影響を受けた国家である。勿論、日本国内には米国の大規模な軍事基地が点在しており、明らかな西側国家としてのアイデンティティを持っているが、ここ数年の日本における最大の貿易相手国が中国であることは周知の通りである。少なくとも、貿易経済の面において、日本中国との距離を縮めると同時に、アメリカから距離を置きつつある。


まとめ

 また、極めつけにと言うべきか、中国による一帯一路構想において、アフリカアジア諸国に対する多額の資金援助が行われている。中国からの貸付によって財政破綻を起こしたスリランカのような不幸な例はあるものの、これまでのところこの一帯一路構想が完全に破綻したという情報は無く、徐々に中露シンパに傾きつつあるアジアアフリカの国々は増加傾向にある。

 更には、中国2030年代には実質的世界一位の経済大国地位を獲得し、その後長らくそ地位を独占し続けることが、各国のシンクタンクにより報告されている。一部日本シンクタンクなどはそのような中国経済事情に対する楽観的な予想に疑義を投げ掛けているが、しかし大筋で中国存在感が2000年代中盤において増していくことは、明白であろうと思われる。中露の躍進は、更に強まりつつある。

 今回のイスラエル動乱の背後には、BRICs参加国であるイランロシアの影があると言われており、ここにもその影響力の一端が覗える。

2023-10-12

anond:20231011124558

1922年の重大事

7月 国際連盟パレスチナイギリス統治領と決定 ただオスマン・トルコもまだあるのでやや安心

9月末 イギリス統治を開始

11月 トルコ革命オスマン・トルコが瓦解(パレスチナ出自国が消滅) 親英政権樹立 

第一次大戦で、軍艦燃料が石炭から石油に切り替わり始めた

イギリス石炭大国だった

それで石油利権が欲しかった

 

イスラエル建国推したのはバルフォアで、日露戦争ときユダヤ人資産ジェイコブ・シフに資金を出させた人物

 

なお、満州親日英の張作霖殺害した日本は、一時は東洋パレスチナの真島を得た

しか中共紛争になり、次いでガセネタ油兆を信じて試掘に失敗し、インドネシアに移動しようとして真珠湾

そもそも満州政権台湾)を作るため孫文スポンサー梅屋をあてがったのもイギリス医師 

ロシア嫌いの革命作家イギリスがいるということだね

2023-10-11

anond:20231011121558

イギリスが一貫してユダヤ人国家樹立志向していたみたいな言い方おかしくない?

バルフォア宣言約束したのはナショナルホームで、ユダヤ人国家樹立解釈するのは分かるけど、

じゃあイギリスユダヤ人国家樹立のつもりだったかっていったら、なんでユダヤ人移民制限し続けてたんだってならんか?

ピー委員会の分割勧告イギリスユダヤ人国家樹立志向したんだと言っていいと思うけど、

じゃあそれ以前はどう考えてたんだ、そしてそれもすぐに撤回されるわけで、

イギリスユダヤ人国家作るつもりだったと言われると、そうなんか?

まぁツッコミ入りまくってるし、ダメ増田ぽいな。

2023-10-03

偉人っているものだな

日本人として誇らしい

樫野埼灯台下に流れ着いた生存者のうち、何人かが暗闇の中を灯台の明かりをたよりに断崖を這い登って灯台にたどりついた[2]。

灯台には逓信省管轄下の雇員2名が灯台守として勤務しており、生存者の介護とともに大島村現在串本町)樫野地区区長に急報した[2]。灯台守は応急手当を行ったが、お互いの言葉が通じないことから国際信号旗使用し、遭難したのがオスマン帝国海軍軍艦であることを知った[3]。

樫野地区区長は島の反対側にある大島地区にいた大島村長の沖周()にも使者を送り、翌日午前10時30分頃に伝えられた[2]。沖村長は郡役所和歌山県庁使者派遣し、村に居住する3人の医師とともに午前11時30分頃に現場に到着し、村民を大動員して生存者の探索と負傷者の救済を行った[2]。この時、台風によって出漁できず食料の蓄えもわずかだったにもかかわらず、住民浴衣などの衣類、米、卵やサツマイモ、それに非常用の鶏すら供出するなど、生存者たちの救護に努めた。この結果、656名中、樫野の寺、学校灯台収容された69名が救出され、生還成功した。その一方、司令官オスマン・パシャを含めた587名は死亡または行方不明という大惨事となった。

茶道宗徧流の跡取りである山田寅次郎も、この事件に衝撃を受けた日本人のひとりであった。山田日本国内民間からエルトゥールル号事件犠牲者の遺族に対する義捐金』を集めるキャンペーンを行い、事件の翌々年、当時外務大臣だった青木周蔵提案から、集まった義捐金を携えて一人でオスマン帝国首都イスタンブールに渡った。

山田民間人でありながら義捐金を持って訪れたことが判明するや彼は国民から熱烈な歓迎を受け、数日後には皇帝アブデュルハミト2世拝謁する機会にすら恵まれた。このとき皇帝要請オスマン帝国に留まることを決意した山田イスタンブール貿易商店「中村商店」を開き、士官学校にて少壮の士官日本語日本の文化を教え、政府の高官のイスタンブール訪問を手引きするなど、日土国交が樹立されない中で官民の交流に尽力した。山田士官学校で教鞭をとった際、その教えを受けた生徒の中には、後にトルコ共和国の初代大統領となったムスタファ・ケマルもいたとされる。

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