「明確化」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 明確化とは

2024-03-19

anond:20240318175134

あと「権利」主張するなら議論明確化のために根拠となる条文示してくれーーーーーー基本!!!

2024-03-14

性的同意厳格化に賛成する人達、それで何が起こるかわかってないよねたぶん

取引コストが増大すると取引は減る

あれに賛成していいのは性嫌悪みたいな人達なんだよね。

あとは売春してる人。

そういう人達にとっては利益があるから賛成するのは合理的

   

でもTwitter見てるとどうもそういう人達じゃなくて

なんか勘違いしてる女性鼻息荒く賛成してるように見える。

個人きじゃないから具体的に貼らないけど。結構バズってるツイートも多い。

     

あの人達の想定はどうも

自分達の売り物(女性の性)が高値になる」って認識っぽくて

から自分達に有利な変更だと思って賛成してるみたい。 

   

でもそれは経済学勉強しろって話で、

性的同意厳格化取引コストの増大だから

ニーズ一定なのに取引コストが増大するってことは取引は減るし引合も減るし取引価格は落ちるってことなんだよね。

から売り手(女性)の実入りは減る。 

  

  

供給一定なのに取引が減ると売り手の実入りは減る

個人的には同意明確化して記録しておくこと自体は支払うべきコストな気もするけど

女性側は後から同意をひっくり返すことが出来るって言う話が出てきて

それだと同意意味がなくなっちゃう。

    

それは女性側にだけ一方的に有利なルールから賛成してる女性がいるみたいなんだけど

これは結局ニーズ増やしてるのでも供給減らしてるのでもなく取引コストを爆上げしてるわけだから

やっぱり売り手一人一人の実入りは低下する。

   

具体的に言うと

あんまり逞しくなくてそんなに目端も利かないけどまんこついてるからなんとかなった人」の多くが

なんとかならなくなる。

    

自分はそんな生き方しとらん!て思った女性もいると思うけどそれはあなたエリート側だからで、

そういう人生女性結構いる、てか沢山いる。

    

  

代替消費のオプションもある 

日本売買春現実的には合法的に認められているし 

現代は昔ほどイエや子供に拘らないし性的コンテンツ進化・充実する一方なので

女性の売り物が「どんなに取引コストを上げても引合のある物」かは怪しくて

またその取引コストを乗り越えてきてくれた客に売っても別に売値が上がってるわけではないか

これは売り手側になんにも利益が無い。

  

性的ニーズ一般女性との取引以外で充足することが一般的になれば

一部のプロコンテンツ非実在女性が総取りをしてそれが常態化した場合

長期的に見て売り手側が1人負けで終わることはあり得る。 

 

規制が重くて取引コスト高まる

市場が歪むし縮小・衰退する。

そのうえ通常取引がなくなっても痴漢性犯罪者みたいな連中は多分一定数残る。

  

 

今後誰が得するかというとコンテンツ制作者で

女性の中だと自分身体エロ配信する人、自分身体エロコンテンツ作って売る人、がガッポガッポ儲かって

同じ性的資本を持ってても最低保証がなくなって格差がすんごくなると思う。

美人よりも目端の利いたマネタイズ上手の女性が勝つ時代からそういう意味では新しいチャンスかもしれないけど

漫画アニメAIが巨大なライバルになる。

 

    

追記】想定通りな人がトラバに来た  

取引コストの増大っていうより、廉価販売やめますって言うイメージだけどな

導入後はこれまでの安売りに慣れてた人の警戒で一時的取引が少なくなるかもしれないが、

男の性欲という底堅い需要を受けて、供給側も利益を確保できるような安定的価格で推移すると思

言い分から言葉遣いまで増田の話の裏付け過ぎて自演と思われてもしかたないレベルだけど自演ではない。

増田想像して説明したとおりの認識

自分達の売り物(女性の性)が高値になる」って認識っぽくて

から自分達に有利な変更だと思って賛成してる

という理解でしょこの人。

価格取引コスト区別がついてなくて 

「男を困らせてるなら女は有利になってるはず」ぐらいの解像度。 

       

追記経済の授業  

価格が上がるのは供給が減る時かサービスが向上する時で、

性的同意厳格化後出し取消し可はそのどちらでもない。

買い手側のコストを増大させてるだけだから価格は上がらない。

 

取引コストって乱暴な例えすると消費税みたいなことで

500円なら買ってもいいお刺身消費税400円のっかって900円になってたら買う人が減るよね。

  

この上乗せの400円は買い手の負担だけど別に売り手の得にもなってなくて

単純に「売り手には500円しか入らないのに買い手から見たら900円になった」ってことだから

売れる数が減る、取引が減る、売り手の値上げ猶予が減るだけ。

 

売値が上がってるんじゃなくて取引コストが上がってる、ってことが

抽象思考の苦手な人にはわかりにくいので

「買い手の負担=売り手の得」みたいな、まさに”イメージ”で賛成している。

 

追記】多分底堅いかも怪しい

導入後はこれまでの安売りに慣れてた人の警戒で一時的取引が少なくなるかもしれないが、

男の性欲という底堅い需要を受けて、供給側も利益を確保できるような安定的価格で推移すると思

この人の見立ては「取引量が減らない」って言うだけの見立てなので

この人の予想を丸呑みしたとしても価格が上がる理由は無くて

価格取引コスト区別がついてないってことがよくわかるでしょ?

ものごとを”イメージ”でボヤボヤボヤーっと把握してる人。

 

 

そのうえ「底堅い需要がある」というのもあやしくて、

性的コンテンツがこれだけ充実していて、結婚子供マストではなくなってきていて、

少なくともボーっとした一般女性にはこれまでのようなまんこアドバンテージは維持されないと思う。

   

取引コストのない店舗型のプロ(客を追跡できない形の)女性とか、

一品ものの高級財として自分プロデュースできる女性とか、

自分身体コンテンツを作って上手くネットで売りさばける女性とか、

そういう人以外は自分の性を取引するのが物凄く困難になり値下がりすると思う。

 

更にはコンテンツ供給力もサービスも向上の一途で

VR技術AI技術進歩していった時に男性の有限の性欲はほとんどそっちで解消されるようになると思う。 

からこの状況を喜べるのは才覚のあるプロ気質女性性的な物を社会から消していきたい人(性嫌悪とか厳格な宗教とか)かどっちかだけ。

 

 

追記女性に有利になるのはこんな時 

女性の売値が上がるのは取引コストが上がる時じゃなくて供給が減る時だから

フェミサイドが起きて女性が激減するとか

イスラム教に国を乗っ取られて婚前性交渉死刑になるとか

一人っ子政策で長年女児だけ堕胎されるとか

そういうときだよ。 

   

正直これくらいまでは経済学勉強してなくても思考力がある人なら辿り着く気がする。

経済学部の1年の前半ぐらいの授業がこんな内容だった気がする。

2024-03-01

anond:20240301110948

5-1-イ_享受目的が併存する場合について

著作権侵害となりうるのが「意図的に、当該創作的表現の全部又は一部を生成AIによって出力することを目的と」する場合のみであることであり、

作風類似するのみにとどまる生成物については著作権侵害とはならないことを明確に表現する必要があると考える。

(AIガバナンス協会)

回答:

ご指摘の点については、アイデアとしての作風共通するにとどまる場

合は著作権侵害にならないことを明確化する修正しました(5.

(1)イ(イ))

作風Lora合法判定がついに来てしまったな (アーティスト名使うのはOutかもしれないが)

2024-02-20

anond:20240220162143

ちょっといじってみたが上手くいかんなあ……別の回答候補女性がアタオカと言い始めるし。今のところ言語モデルはOpenAIに分があると思うで

前GPT4いじってたときはこう上手くいかんことは無かった

すぐ検閲されて「私はそのようにプログラムされていません」になるのも腹立つ

あなた女性社会問題専門家です。以下のsnsログを読み、本投稿レス(anond~からが一区切り)を読み、レスが何を言いたいか解説してください

1. 本投稿の内容を整理

2. レスが言いたいことを整理

---

[ここにコピペ]

投稿の内容整理

投稿者:

大学時代の友人と誕生日付近に会う約束をしていたが、1ヶ月間連絡がなかった。

友人宅に連絡したところ、12月に自⚫︎未遂を起こして実家にいることがわかった。

秋にTwitterオタク同士のトラブルがあり、オタクコミュニティから追い出されたことが原因で病んでいた。

投稿者は友人がオタクであることを知らなかった。

友人は感受性が豊かで真面目な性格

教育実習担当教員からイビられ、自⚫︎未遂を起こしかたことがある。

投稿者の心情:

友人の自⚫︎未遂にショックを受けている。

自分オタバレを気にして、友人の話を聞いてあげなかったことを後悔している。

レスの内容整理

レス:

女性男性に比べて、ストーカー被害ネット暴力など、"アタオカ"から被害を受けやすい。

被害を受けた女性は、経済的理由や、犯罪として立件されないケースが多いなどの理由から、助けを求めにくい状況にある。

レス意図:

投稿者の友人だけでなく、多くの女性が"アタオカ"による被害に苦しんでいることを指摘している。

女性安心して助けを求められる社会を作る必要があるというメッセージが込められている。

レスが言いたいこと

1. 女性は"アタオカ"による被害を受けやす

ストーカー被害ネット暴力、性暴力など、女性男性に比べて被害を受けやす犯罪存在する。

これらの被害は、女性精神的・身体的な健康に深刻な影響を与える。

2. 被害を受けた女性は助けを求めにくい

経済的理由、周囲の理解を得られないこと、犯罪として立件されないケースが多いなどの理由から被害を受けた女性は声を上げにくい状況にある。

3. 社会全体で女性を守る必要がある

女性に対する"アタオカ"による被害をなくすためには、社会全体で女性を支え、声を上げやす環境を作る必要がある。

レス重要

レスは、女性が"アタオカ"による被害を受けやすい現状を指摘し、社会全体で女性を守る必要があるというメッセージを伝えています

追加情報

女性に対する"アタオカ"による被害は、決して他人事ではありません。

被害を受けた女性は、一人で抱え込まずに、周囲に助けを求めることが大切です。

女性を支えるためには、男性積極的問題意識を持つことが重要です。


追記:問いを明確化したら悪化した。GPT4に戻ろっかな……

あなた女性社会問題専門家です。以下のsnsログを読み、本投稿レス(anond~からが一区切り)を読み、レスが何を言いたいか解説してください

1. 本投稿の内容を整理

2. レスが言いたいことを整理

(focus:"アタオはいらない、お金がいる、という問題は、女性がしばしば遭遇する難問

"という文章係り受け意図)

[前略]

レス:

投稿者と友人の状況を踏まえ、「アタオはいらない、お金がいる、という問題は、女性がしばしば遭遇する難問」とコメントしている

詳細は不明だが、投稿者の状況と関連する問題として、女性が直面する困難を指摘している

意図:

女性社会で生き抜くためには、お金と周囲の理解必要不可欠であると主張している

投稿者の友人は、オタクであることを理由コミュニティから追い出され、周囲から理解を得られなかったことで自⚫︎未遂に追い込まれ

レスは、同様の困難に直面している女性たちへの連帯を示し、社会的な問題として認識する必要があると訴えている

解釈:

レスは、単に「お金があれば問題解決」という単純なメッセージではなく、女性社会で生き抜くために必要な「お金」と「周囲の理解」という二つの側面を強調している

特に、周囲の理解が得られず、孤立排斥されることによる精神的な苦痛は、女性が直面する大きな問題であると指摘している

投稿者の友人の例は、その問題象徴するものであり、社会全体で取り組むべき課題であると訴えている

2024-02-19

anond:20240219111332

定義明確化しないと一般人が使っている言語雰囲気理解できない点が、まさに君がアスペであることを物語っているね

2024-02-12

何が「正しい」だ

単なる「マナー」(コミュニティ内での約束事)ではないか

敗戦国根性が染みついている

2024-02-11

anond:20240211164343

どの条文かというと、「当該行為に付随して」というところと「軽微利用に限る」の部分。

社内向けに流布するネタバレサイトみたいになってるので普通にだめかと。

新聞協会FAQ

そのままズバリ新聞協会FAQがある。

https://www.pressnet.or.jp/statement/20220215.pdf

Q6 言語情報処理によって、記事の要約・抜粋といった加工は技術的に可能だが、そうしたものを外部に提供できるのか。
記事抜粋については、Q4・Q5 で示した範囲・分量を超えた利用はできません。また、最近人工知能AI技術の進展で、記事自動で要約したり簡素化したりするプログラムがあるようですが、要約された記事によって、報道目的意図がゆがんだり、正確性が損なわれたりする可能性があり、これらを外部提供するなどの場合は必ず、事前に著作権者(各新聞社の知財担当窓口など)に相談してください。

ここで呼ばれているQ4とは

可能とされるのは、「必要と認められる限度」でかつ、結果表示に「付随して」「軽微なもの」といった要件をすべて満たす場合とされています新聞記事場合には、「新聞名」「日付」「見出し」「ごく短い本文一部表示(スニペット)」「サムネイル写真」が該当する想定です。
ただし、参考資料②(16 ページ)で紹介されているように、見出し等を表示させること自体目的とするサービスについては、「別途不法行為による保護が図られる途がある」という意見

Q5には

それだけで利用者情報ニーズや視聴の欲求を充足し、オリジナル著作物市場に悪影響が及ぶような場合は、目的から外れますサムネイルスニペット表示が、新聞記事代替とならない限度を保つこと

とある

今回のケースで検討すると

その記事検索エンジン的に、元記事を読むように誘導するものではなくて

と言う手順になっている。要約・翻訳して投稿するところがメインで、軽微利用に限るための処理は入ってない。

47の5は過大解釈されがちだけど、ちゃん基準があって、文化庁解説などには結構明確化されていて

https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/h30_hokaisei/

https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/h30_hokaisei/pdf/r1406693_17.pdf

  1. 各号に掲げる行為目的必要と認められる限度で著作物を利用すること
  2. 各号に掲げる行為に付随して著作物を利用すること
  3. 著作物等の軽微な利用であること
  4. 権利者の利益を不当に害するものでないこと

この場合1番目以外は全部該当しないよ。4番はまぁ解釈があるとは思うけど、それ以外の2項目は該当しない。

2024-02-06

意見収集にまじめに対応したよ

職務推進支援策意見収集に対して、わたくしは乱筆失礼モードメール返信をした。

案の定不明点があると指摘され、全面的に作文をやり直すかってところに。。。

心がくじけそーになったが、再度取り組んで完成させることができた。努力と忍耐力素晴らしい。

緊急性と重要度のバランス:

職務推進対策において、緊急性が高い課題重要度が高い課題の両方を考慮することは重要です。

中長期的な視点重要課題にも目を向けることが必要です。

業務プロセス明確化:

業務プロセス明確化職務効率低下を未然に防ぐために重要です。

従業員へのヒアリング業務マニュアルの整備など、業務プロセスを整えることで、リスクを低減できます

管理監督の徹底:

業務マニュアルや規定を整備するだけでなく、管理監督の徹底も必要です。

属人化した業務見直しワークフロー改善など、適切な管理を行うことで職務推進体制を整えましょう。

わしの努力は、組織を向上させる一歩となっていることでしょうと祈ろう。

2024-02-04

anond:20240204203913

以下は透明性を確保するためのポイントです:

透明性が確保されると、組織内での信頼感が増し、従業員自身キャリアパスや成長方向性を明確に把握できるようになります。これが、組織全体のモチベーション効率を向上させる一助となります

anond:20240204140136

三谷幸喜ですらこの程度ってことなんだろうね

日本から脚本家追放すべきかも知れないね

あるいは独立性を排して、原作利用するのであれば完全に主従関係が成立する契約を結ばせ、

制作側は原作者の下請けとしての立場明確化させるくらいのことはすべきだろう(これはアニメも一緒)

2024-02-02

anond:20240202000249

いや、レイプ強姦でなくてもなんとなくセクハラっぽいくらしかなかったとしても「性加害」に入れ込むことができるよね。

強い言葉でありつつ幅があって、事実としては法に触れることが何もなくても嘘にはならず、それでいて真実でも虚偽でも相手の印象を下げることには成功する超万能な攻撃ワードじゃね?

レイプがあった!だと嘘かどうかハッキリするけど、性加害があった!だとそこ明確化できないし。

訴えづらい性的不快感を訴えるのにはいワードだけど、それだけに使い所は慎重に行くべきじゃねぇかな。

性的なことは立証が難しいってみんなが認識してるのに、ある時代一方的被害者の口をふさぎ、ある時代加害者を仕立て上げるみたいになってて、なんでもっと「立証の難しいことだから個別判断しよう。そもそも門外漢には無理なんだから言い分食い違うなら裁判所判断を待とう」とならないのかね。

2024-01-29

anond:20240129202639

非対称マッチング観点で言えば若い女性はむしろ企業側に近いよ

自分に対する潜在的な応募者は多いが

・応募者に求める点の明確化、その選考方法

・どうやって選別コストを上げすぎない範囲アテンションを獲得するか

などが課題になる。

2024-01-26

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2024-01-24

anond:20240124212153

日銀独立性は一応建前だったが

最近法改正があった 

https://www.nikkei4946.com/knowledgebank/visual/detail.aspx?value=107&page=3 

日本場合戦後長らく、日銀業務総裁人事などについて政府に強い権限があり、日銀独自金融政策を決定できない状況が続いてきました。

そこで、日銀独立性を明確にするため、1997年日銀法が改正されました。

これにより、最高意思決定機関としての委員会権限明確化され、独自金融政策を実行できるようになりました。

さらに、旧法にあった政府による総裁の解任権が削除され、これまで任命に際して国会同意不要だった総裁と副総裁についても、国会同意を得た上で内閣が任命することになりました。

2024-01-19

承認欲求を抑える方法

承認欲求を抑える方法は、個人によって異なりますが、以下は一般的アプローチです。ただし、これらは全てを実践する必要はなく、自分に合った方法を見つけることが重要です。

1. **自己肯定感の強化:**

自分自身を受け入れ、自分の強みや成功意識的肯定することで、外部から承認依存せずに済みます。日々の成果や努力に対して自分でご褒美を与えることも有益です。

2. **他者比較を避ける:**

他者との比較は、承認欲求を刺激することがあります自分の進捗や成功他者比較するのではなく、自分過去自分比較することで、成長を実感しやすくなります

3. **目標明確化:**

自分目標価値観を明確にし、それに基づいて行動することで、他人の期待や承認を過度に気にする必要が減ります自分が大切にする価値観合致する方向に進むことが重要です。

4. **断りの訓練:**

他人から要求や期待に、無理なく「いいえ」と言えるスキルを身につけることが承認欲求を抑える一助になります必要場合は断ることが、自分メンタルヘルスにとって良いことです。

5. **マインドフルネス瞑想実践:**

マインドフルネス瞑想を通じて、現在の瞬間に集中することで、過去未来への過度な不安を軽減し、外部から承認に頼らずに自分内面意識を向けることができます

6. **自己成長への注力:**

承認欲求ではなく、自己成長や学びに焦点を当てることで、内発的な動機づけを強化できます。新しいスキルを身につけたり、趣味を追求することが、自分自身に満足感をもたらします。

これらの方法一般的アドバイスであり、個人によって効果が異なる可能性があります自分に合ったアプローチを見つけるためには、試行錯誤を通じて自己理解を深めることが重要です。

2024-01-17

anond:20240117004430

自分目標が一瞬で崩れて、しか真逆行為かもしれないということだねぇ。

「あの人がいないと困る」が全ていけないわけじゃないからなぁ。君が目指しているのは、さらっと書き残した中長期的なやつのブレインだろう。

目標明確化されて羨ましい限りだ

2024-01-07

anond:20240107020944

プロダクトの規模とか、スケジュールに余裕があるかとか、プロダクトがリリース後に継続的に成長していく性質のものかとか、いろんな要素が絡むから何とも言い難い。

まずはCの提案する手法自体ではなくそれによって得られるはずのメリット明確化しそれがプロジェクトに必要ものなのか吟味する。その後、小さな領域を区切ってCのやり方をPoC的に試してみる(プロダクトの性質メンバーの実力で一般に期待される効果が出そうか試す)

とかかなー

2024-01-06

官僚NPO法人での兼業天下りフローレンス関係

暇空茜さん、駒崎弘樹さん、ひろゆきさん、ヨッピーさん、山本一郎さんとはてなでも大人気な人たちが年末年始から激論を交わしている。その中で「これってええんか?」と思うところがあったので備忘する。

https://florence.or.jp/news/2019/12/post36513/

フローレンスは、内閣府厚生労働省から国家公務員兼業者受け入れを2019年10月より開始いたしました。

フローレンス内閣府厚労省から兼業として職員を受け入れているようだ。

また、フローレンスはこれらの官庁事業に参加している。

事業の例)

孤独孤立対策活動基盤整備モデル調査内閣府

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodoku_koritsu_taisaku/model_tyosa/model_tyosa.html

企業主導型ベビーシッター利用支援事業内閣府→こども家庭庁)

https://byojihoiku.florence.or.jp/coupon/hakennzigyouwaribikikenn/

訪問型病児保育事業、小規模保育事業、認可保育事業厚労省子ども家庭局→こども家庭庁)

障害児保育事業障害児保育事業障害児家庭支援事業厚労省社会・援護局障害保健福祉部→こども家庭庁)

https://florence.or.jp/about/organization/

おそらくは、兼業している役人所属部局は直接の利害関係はない、という形でセーフとしているのだろう。(だが、紹介されている役人のこれまでの所属が「全世代社会保障検討室」となっている。ここは保育にもがっつり絡んでるはずだが・・・(参考 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/pdf/20221216houkokusyo.pdf))

また、フローレンス積極的政策提言をしているが、官僚を受け入れることで、より実現させやす施策企画立案可能になるであろう。

もちろん、国家公務員兼業原則禁止であるが、非営利場合には一定の条件で認められる。そのハードルは高いとされていたが、フローレンスも参加する「新公益連盟」の活躍などにより使いやすものとなったようだ。

https://florence.or.jp/news/2019/12/post36513/

本件については特定非営利活動法人公益連盟を中心に一年上前より政策提言を推進し、ついに2019年3月内閣人事局にて兼業に関する基準明確化されました。

https://www.shinkoren.or.jp/news/126/

新公連加盟団体一覧

公益連盟立ち位置所属団体代表者役職
フェロー駒崎弘樹認定NPO法人フローレンス会長

官庁との結び付きを強めたい、自らの望む施策を実現してほしいと考えている企業団体は同様の手法検討してみてはどうだろうか。

おそらくは「要望書」などを提出するよりもずっと効果があると思われる。

もちろん営利企業ではダメなので、いくら剰余金があってもNPO法人のままでいるか企業場合は新たに影響力を行使できるNPO団体を作る必要があるが、効果を考えれば安上がりだろう。

まとめ

NPO法人を使えば関連官庁から役人を迎え入れられる。

今のところ天下り癒着などとの批判も浴びないようだ。

・・・というか、これ国交省役人ゼネコンでの兼業するのと変わらんよね

2023-12-21

こういう歩行者は轢いても不問にしてほしい

歩行者が一番偉いわけで、これはこれで良い絵としかおもわないが、何で揉めるんだろう。よくわからん

中学生の絵画作品、ネット上で歩行者差別と批判の声 「カメを連れて道を渡る皇帝の姿」 - フォーカス台湾

 

言っておくが横断歩道名前こそ「歩道」とついているが歩道ではない。車道だ(もし横断歩道交通法規上も歩道だったなら、車はすべての横断歩道の手前で一時停止する義務がある。が、もろちんそんなことをする車はいないし、しなくても違反にはならない)。横断歩道のあるエリアは、本来車道だが歩行者の便宜と安全のために横断してもいい場所を定めているにすぎない、そういう場所なのだ歩行者が好きなように使っていい場所ではない。まずそこをわきまえてほしい。

 

上のブクマカのような者(や、それにスターをつけているような者)は、交通安全と便宜のために設けられている保護義務や優先関係を「優遇」と履き違えて、あるいは勝手に都合よく解釈して図に乗っているが、勘違いも甚だしくまことに愚かしいことである。度し難い。

 

いつから保護される側が偉くなった? たとえば大人子供保護しなければいけないが、それは子供が偉いからではない。子供が弱いからだ。強い者が弱い者を保護するのは当然のことだから車は歩行者保護しているのだ。

たまに弱者であることを笠に着て役所でえばり散らしている社会的弱者を見ることがあるが、上のブクマカ同類だ。社会的弱者だろうが交通弱者だろうが、与えられているのは正当な保護を受ける権利だけであって、怒鳴ったり威張ったり迷惑をかけたりする権利までは与えられていないのだ。保護されるべき場面以外ではお互い様だということをしっかりと理解するべきだ。

 

いつから優先される側が偉くなった? 交通法規交通規制における優先関係は、単に優先関係明確化するために設定されている。進行方向が交差する時にどちらが譲り・どちらが進むかを当事者同士にその場で判断させると危ないから、ケース別に優先順位を決めてあるに過ぎない。偉い人が優先されているわけではない。

たとえば狭い山道の対面通行ですれ違いが難しい時は、登り側が優先とされている。これは再発進が難しいほうを優先としているだけで、上に向かっている人が偉いからではない。

 

こういった交通秩序も理解できずに「歩行者は偉い」などという傲慢勘違いに到達してしまうやつがいから、いつまでたっても交通事故が減らない。

 

データを探せばわかると思うが、自動車歩行者交通事故の原因は、横断歩道上で実に3割、横断歩道ではないところでは7割の事故について歩行者側に法令違反がある。しかし、結局賠償を負わされるのは自動車のほうだ。過失相殺で減額があったとしても差し引きすれば自動車側の賠償額のほうがどうしたって大きくなるからだ。いい迷惑である

 

歩行者自動車も、道路という公共の共有物をひとつルールの元でシェアしているという点で立場はイーブンだ。

ルールでは保護義務優先順位冷徹に定められているだけで、そこには「自動車ふぜいは歩行者様に楯突くな、かしずけ」などという歩尊車卑の考え方はない。横断歩道では車側に歩行者保護する義務があるだけで、歩行者側には「渡る」以外には何の権利も与えられていない。好きなだけ待たせていいわけでもなければ、交差点の円滑な通行を故意に妨げていいわけでもない。むしろ、暗黙のうちにおのおのにできる範囲でさっさと渡り切ることが求められている。

 

道路交通法以前に、その上位法である憲法人間同士は平等だと定められていることくらいしっかり覚えておけ。

2023-12-19

anond:20231219054246

別に格安でもないしお気軽でもないし車で移動する前提の街道沿いのホテルに限った存在でもないわけだし。

日本におけるスタンダード一般用途ホテルってだけなんだからホテルスタンダードホテルのどっちかでいいんでない? 

しろそれ以外の結婚式場付きとか国際会議場付きとか政令都市旗艦ホテルとかを名称明確化したほうが利便性高い気がする。このへんをビジネスホテルカテゴリに入れるんでややこしいわけで。

レジャーとかアミューズメントとかラグジュアリーホテルはすでに名称差別化されているので)

2023-12-11

アスペ東大卒明暗

東大卒社会人7年目。

新卒一年目の時にASD(あと多少ADHDグレーゾーンであることが判明した。

特性もあって一社目はそれなりに苦労したが、そのおかげで得意不得意が明確化され、それを参照して選んだ二社目はなんとかハイパフォーマーとしてサバイブし、順調に給料も上がっている。

そして、プライベートではグレーゾーンであることをそこまで隠していないので、たまに同じく発達障害で悩む人間からキャリアに関する相談がくる。

とはいえ自分起死回生できたのは

自分男性かつ既婚者で、働いて稼がないといけないという強迫観念モチベーションになったこ

ASDの中でも所謂受動型と積極奇異型のミックスで、コミュニケーション矯正比較的容易だったこ

発達障害とはいえベースIQは高めで、過集中などのブースト恩恵を受けやすい知能であること

そもそもグレーゾーンであってそこまで重い症状ではなく、日々のTipsである程度カバーできる範囲であること

このあたりの、自分努力以前の生まれ持っての気質や外部要因がかなり影響していると考えている。

一方で、相談してくる人間たちは自分に「一発逆転の魔法発想の転換」を求めてくることが多い。

これを言ってしまえばおしまいだが、自分発達障害の中ではかなり恵まれている方なので、正直ロールモデルにはなり得ない。

一口発達障害と言っても症状が多様すぎて、正直全員に当てはめられる納得の解なんてない。

支援機関から講演だかなんだかの依頼が来たこともあるが、同じ理由で断った。

東京一工早慶くらいならともかく、そうじゃない「一般的能力デバフとしての発達障害」とか、ますます自分体験カバーできる話ではない。

最近ブームもあってから発達障害をまとめて語ろうとし過ぎている気がする。

弱者男性議論と同じで、このままだと救えるものも救えないので、もっと分化した概念として世の中に浸透させた方がいいと思う。

2023-10-17

ガンダムSFじゃない」は「デマ」なのか?(追記あり

SFとはこういうものだと定義すると、あのガンダムでもそこから外れ、SFではなくなる」

ここ数日、ラノベSFはないだのSFスペオペは違うだのSFファン性格が悪いだのといった話題がX(旧twitter)を騒がせている。

そのきっかけは、カクヨムで公開された一本のエッセイなのだが、これ自体は読む価値ゼロなので、みなさんも実際に読んで価値の無さをしっかり噛み締めてほしい。

【おまけ4】なぜラノベからSFジャンルがほぼ消えたか - 若者ライトノベル離れ 約7年で市場半減のショック(らんた) - カクヨム

ttps://kakuyomu.jp/works/16817330659071865553/episodes/16817330663869554252

さて、そんな流れの中で、日本SF史の汚点ともいうべき一つの事件が蒸し返されることになった。

ガンダムSF論争」である

79年開始の第一から現代まで連綿と続く、大人ロボットアニメガンダムシリーズ

その初代ガンダムが人気絶頂だった頃に、著名なSF関係者たちが「あれはSFではない。私がそう判断たからだ」とSF性を否定した……と伝わる事件である

中でも、「ダーティペア」「クラッシャージョウ」「神拳 李酔竜」で知られるSF作家高千穂遙氏が中心的な役割を果たしたと、一般的には認識されている。

高千穂氏はXにアカウントを持っている。そして今回、この問題について本人から語られた経緯がこちらだ。

ttps://twitter.com/takachihoharuka/status/1714121118590849427

高千穂遙

@takachihoharuka

いまだにこういう方があらわれるので、もう何度も書いてきましたが、もう1回、あのことのいきさつを書いておきますね。ある日、OUTの大徳編集長から依頼がありました。「最近SFが注目を浴びているけど、SFが何かがよくわかないという声もある。そのことについて、書いてもらえませんか」と。→

ttps://twitter.com/takachihoharuka/status/1714122162037309833

高千穂遙

@takachihoharuka

「書きますが、切り口が重要ですね。わかりやすいように、人気の巨大ロボットアニメを軸にして語ってみるのはどうですか?」「いいですね。それにしましょう」で、書いたのが、「SFとはこういうものだと定義すると、あのガンダムでもそこから外れ、SFではなくなる」という一文です。大徳さんは、→


ttps://twitter.com/takachihoharuka/status/1714122878810222800

高千穂遙

@takachihoharuka

「いいですね。わかりやすい」と言われ、掲載となりました。でも、そのあと「ガンダムSFじゃないのか」という投書がたくさん編集部にきたんですね。困った大徳さんぬえにきて「こんなふうに読まれるとは思っていなかった。どうしましょう?」と嘆かれ、「前提が飛んじゃうのは予想外でしたねえ」→


ttps://twitter.com/takachihoharuka/status/1714124598462271844

高千穂遙

@takachihoharuka

という話になり、「とりあえず、富野さんと高千穂さんとの対談を載せましょう。それで誤解も解けるんじゃないんですか?」と大徳さん提案され、富野さんと対談しました。いきさつは、以上です。地球重力下での巨大ロボットに対する視点は、ハインラインの「宇宙の戦士」に対して、異を唱え、→


ttps://twitter.com/takachihoharuka/status/1714125784858943681

高千穂遙

@takachihoharuka

宇宙ブルース」を書いたハリーハリスンの見解を参考にしました。パワードスーツは巨大ロボットより小さく、重量も軽いので、ハリスンは沼地という設定で、その弱点を指摘しています。巨大ロボットは大好きですが、あれは巨大ロボットが成立する前提での作品というスタンスは変わっていません。→


ttps://twitter.com/takachihoharuka/status/1714126373860913585

高千穂遙

@takachihoharuka

ちなみに、当時のSF作家で、あの一文を読んだ方は、ほとんどおられません。ただひとり、平井和正さんが読まれ、「きみは、小説よりもああいった評論のほうが文章上品だね」という、返答に窮した感想いただきました。反応は、それだけです。

とのことである

これに対しXでは、

なるほど!そういうことか!誤解が解けた!といった声が多数上がっている。

ttps://twitter.com/unyanyako/status/1714134026813116780

うにゃ子

@unyanyako

高千穂さんがそう言うた、という話は聞いていて、どういうことなんかなあ、とずっと思っていたので、御本人の口からわかりやすくそれは誤解、誤った解釈とのお話が聞けてたいへんよかった。

SF定義したら、その定義はきっと完璧ものではないので、大事ななにかが漏れしまうのですよ。うむうむ。


ttps://twitter.com/yuno_sarashina/status/1714163341017673796

更科悠乃@「快傑令嬢」書籍化企画進行中!@空想科学小説作家

@yuno_sarashina

ガンダムSFじゃない」という誤解の産物フレーズがひとり歩きして、実態とはまるでかけ離れたイメージけが浸透していくいつものパターン


ttps://twitter.com/guchihaki_2021/status/1714157477510664446

曇天愚痴吐きアカウント

@guchihaki_2021

こういうことがあるから安易仮定を絡めた話をするのは憚れる

前提条件が消え、聞き手の受け取り方で次への話が間違ってしま伝言ゲームになるから

から一時ソースって大事なのよね


ttps://twitter.com/masa5046/status/1714193810727866858

masa-5046

@masa5046

なるほど、

ガンダムSFに非ず」

は、

「天は人の上人を作らず」「健全精神健全な肉体に宿る」

と同様の、前提が無くなり意味がほぼ真逆に捉えられた名言(?)なのか


ttps://twitter.com/v_mx/status/1714236647032951242

VMX

@v_mx

80年代オタ界隈を席巻した「ガンダムSFか」論争、ライトオタ小学生の私には「なんだかややこしそう(面倒そう)な話だなぁ」という印象でした。ぶっちゃけ面白ければそれでいいんちゃうの」とか💧

端緒となった文章への誤解・誤認について高千穂先生

@takachihoharuka

からの明確なご説明は有難や


ttps://twitter.com/ZEfcTDI5bXPck5Q/status/1714236234435043550

アウトレット

@ZEfcTDI5bXPck5Q

ガンダムsfじゃ無い云々の話デマだったのか、良かった



はてブでも早々に、「未だに「思い上がったサブカル連中のアニメ差別」みたいなデマ記事が書かれるのはアンフェアよね」とのコメントが付いている。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/takachihoharuka/status/1714121118590849427

しかに、まことしやかに語られてきたアニメSF対立が実は虚構のものだった、という話は、多くの人にとって安心できる結末ではある。

しかし、この話は本当に「誤解」「デマ」だったのだろうか。


検証

高千穂遥氏が「OUT」誌に掲載したガンダムSFに関する文章は、「ガンダム雑記」及びその続編というべき「SFを考える 巨大ロボットアニメを軸として」の二つがあるらしい。

検索をかけてみたところ、こちらのツイートでいずれも実物が引用されているのが見つかった。

ttps://twitter.com/sakaetype21/status/1140142346048176128

ttps://twitter.com/sakaetype21/status/1140142668690817024

ttps://twitter.com/sakaetype21/status/1140147594913431552

ttps://twitter.com/sakaetype21/status/1140148195281887232

今回の高千穂氏の発言の「SFが何かがよくわかないという声もある」「人気の巨大ロボットアニメを軸にして語ってみるのはどうですか?」という部分を見ると、そこで語られている文章は「SFを考える」の方を指しているようにも見える。

ただ、実際に「SFを考える」を見てみると、執筆掲載の経緯は高千穂自身OUT編集部に申し入れてということになっており、今回のツイートとは食い違う。また、その執筆動機も、そもそもガンダム雑記」でガンダムSFではないとしたのはなぜかを読者に説明するためのようだ。

高千穂氏による、ガンダムSF否定本丸は、やはり最初の「ガンダム雑記」の方にあると見るべきだろう。そのため、ここでは「ガンダム雑記」の内容を主に検証することにする。

ガンダム雑記から、今回の件に関連しそうな部分を書き起こしてみる(恣意的な切り取りを疑う人は自分で元ツイを確認してほしい)

日本サンライズ企画室の山浦さんから相談をもちかけられた。SFについて、教えてほしいというのである

 ぼくは「0テスター」以来、創英社サンライズスタジオ日本サンライズ企画スタッフに加わっていたが、その際、必ず強制するひとつ原則があった。「勇者ライディーン」「コンバトラーV」「ボルテスV」などのロボット物をけっして、ぼくの前ではSFと呼ばせなかったのだ。ロボットプロレス物という呼称も好きではなかった。あの程度の格闘ではプロレスに対する侮辱であったからだ。

ぼくの意見は、SFと銘うちながら、まったくSFではないもの最近多すぎるというこの一点に絞りこまれていた。「宇宙戦艦ヤマト」は、むろんSFではない。アニメではなかったが「ウルトラマン」もSFではなかった。五三年秋の時点でSFと断言出来た作品は唯一「未来少年コナン」だけだったのだ。

 ぼくはSFに厳密な科学的正確さを要求するものではない。ある一線からは、科学を超えていても、それを認めることができる。「スターウォーズ」は明らかに科学を逸脱しているが、にもかかわらず立派なSFなのだ。なぜなら逸脱の範囲を知り、それに応じてストーリーが組み立てられているかである


SFSFたるもっと重要なエレメンツは、SFとしての発想、SFとしての思想SFとしての理念にある。いいかえれば、これらが欠けた作品は、SFではないということだ(作品の優劣の問題ではない。単にSFであるか否かについてのみ語っているのだ。お忘れなく)

例えば、SFとしての発想は、「スターウォーズ」でいうならば、"A LONG TIME AGO"にある。遠い昔、はるかかなたの宇宙で繰り広げられた大冒険――この発想ひとつで、科学もつ巨大なしがらみからスターウォーズ」は抜け出たのだ。

 次にSF思想。この基本は、あらゆるもの相対的であるという一点に尽きる。その好例は善悪概念であろう。

この原則を忘れ、幼稚な善悪問答をもちこんだ「ザンボット3」は最終回SFになりそこねた。総監督富野喜幸氏のSF限界を知ったのは、このときである

 最後SF理念だが、これは表現者みずから立脚点明確化できるかということを意味している。エスパーを描くなら、エスパー立場人類立場区分しなければならない。(略)理念は両者に対立を生み、対立は続者(ママ)に対するメッセージとなる。テーマではない。メッセージなのだSFは読者の魂に、強烈なくさびを打ち込まねばならないのである



いかがだろうか。

少なくとも、もしもこのようにSF定義したなら~というような仮定の話には、全然見えない。

明らかに、当時の高千穂自身の主張として、SFとはこういうものである、こうでなければいけない、という要件が書き連ねられている文章である

ロボット物をSFと呼ばせなかったというくだりの、あまりステレオタイプなめんどくさいSF者の姿には、現代人として大いにたじろいでしまう)

さて、肝心のガンダムを「SF」としてどう見たのか、という話だが。

ぼくが怒りにまかせて喚き散らしたためでもないだろうが、設定の制作は慎重であり、よりSFたろうとする努力がメインスタッフの間には、はっきりとみられた。

第一話の試写のあと、ぼくは「機動戦士ガンダム」をSFの傑作となりうる要素を秘めた作品と評した。三話までは、その印象は変わらなかった。

と、序盤はかなりの好感触だったのが、

しかし、五話を過ぎたあたりからガンダム」は見るのが苦痛作品になってきた。今ひとつSFになりきれないのであるセリフはいたずらに饒舌で、退屈をきわめた。ぼくは「ガンダム」を見るのをやめた。

「ザンボット3」で感じた富野さんへの評価はまだ変化していない。ニュータイプをだすならだすで、小松左京の「継ぐのは誰か?」に匹敵するアプローチがほしいのだ。あの展開では、焦点がただただぼかされていくのみである。残念ながら、やはり「ガンダム」も偉大な失敗作だったようだ。たしかに一歩、進むことがきたにせよ……。

というところに落ち着いたようだ。

作品自体評価と入り混じって分かりにくいが、ザンボット同様としている以上、やはりガンダムも最終的には「SF」ではない、と断じているものと見ていいだろう。

結論として、「ガンダム雑記」おいて高千穂遥氏は、

  1. 自分自身が考えるSF定義を明確に主張している
  2. 自身SF定義に照らしてガンダムを非SF認定している

といえる。

意欲作として評価していたことは伝わったが、この内容をもって高千穂氏によるガンダムSF性の否定を「デマ」「誤解」のひとことで片づけるのは無理があるだろう。

念のために言っておくと、「SFを考える」の方にも、「SFとはこういうものだと定義すると、あのガンダムでもそこから外れ、SFではなくなる」というような、限定付きのSF否定のような部分は特に見当たらなかった。それどころか、

という主張が展開され、「ガンダム雑記」以上に、SFと非SFの線引きを当然のものとする論調に見える。

(疑う人は引用している元ツイで実際に読んでみてほしい)

終わりに

世間ではこういうことになっているが実は~という隠された真実の発覚。これには誰しもが一定快感を覚えてしまものだと思われる。

しかし、そうした新たな情報を、自分自身検証することなく無批判に受け入れてしまえば、それこそ新たな「デマ」「誤解」の拡散に加担してしまうことにもなりかねない。

このリスクには、十分に注意を払う必要があるだろう。それがたとえ当事者言葉であっても。

追記

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/4743724076906217039/comment/a842

少なくともSFじゃないとは言い切っていないのは間違いなさそう。SF度が自分期待値より下だったと言っているように思えます。0/1じゃなくてスペクトラム

ところがぎっちょん。「SFを考える」では、

ガンダム」は、三話まではSFでした。四話から違和感を感じはじめました。五話になるとスタッフSFマインドのなさがありありと見えてきました。全四十三話のトータルでひとつ作品として成立しているのが「ガンダム」です。三話までがSFだったからといって、「ガンダム」がSFだったとはいえません。限りなくSFに近いSFというのはないのです。線引きをするのなら、SFか、そうでないかのどちらかです。「宇宙から――」ははるかSFではなく、「ガンダム」は惜しいところでSFではないのですが、言葉にしてしまえば、どちらもSFではないわけです。

高千穂氏みずから、まさにゼロイチの基準提示しているのであった。

また、

 総監督富野さんが「ニ〇〇〇一年宇宙の旅」を超えてみせるとまで豪語した「ガンダム」が「ニ〇〇〇一年――」を超える超えない以前にSFにすらならなかったのには、いろいろな要因があったと思います

 その最たるものは、やはり、総監督SFマインド希薄だったということでしょう。

と、やはり「SFにすらならなかった」と断言している。

ガンダムSFじゃない」問題の中では非常に重要な部分だし、ここは最初から引用しておくべきだったね。すまない。

ttps://b.hatena.ne.jp/entry/4743724076906217039/comment/kamm

善悪概念を持ち込んだとはいえ自身SF定義に照らし」ているんだから限定付きのSF否定」と同義じゃないの?増田文章の方に矛盾を感じた

引用したツイート群を見てもらえば分かると思うけど、今回の高千穂氏の「SFとはこういうものだと定義すると、あのガンダムでもそこから外れ、SFではなくなる」という言葉を、氏自身のものではないが仮にこういう定義を用いたとすると、という仮定思考実験問題だったと捉えてる人がたくさんいるのね。

これを増田は、「限定付きのSF否定」と呼んだのね。

(ひどいものになると、だからSF定義はなるべく広く曖昧にしておこうという話だったんだな、と好意的すぎる拡大解釈をしている人もいる)

でも実際の文章では全然そうでなくて、あくまでも高千穂自身が、氏自身定義によって、ガンダムSFじゃないと判断するものになっていた。という話なんだが、分かってもらえただろうか。

2023-10-04

anond:20231004122505

相手に対して以下の条件を許容できるなら可能性は現実的レベルであると思うけどね。

以下、順番に。

元増田はまずどの程度の条件を相手に求めるか可能な限り明確化すべきだが、次の条件を満たす人なら可くらいまで許容できれば相手はいると思う

  • 40ちょい過ぎくらいの歳でも可、その他条件がよければ場合によっては+10歳くらい可とする。年下は相手がよければ何歳下でも可とする。
  • そんな高身長じゃなくても可(具体的には160㎝以上なら可)とする。
  • 病的なレベルで太ってなければ可とする(太り気味の芸人さんで、この人くらいまでならOKというイメージを養うと良い)。
  • 顔面はまあ普通範疇、具体的には下から数えて20%のブサでなければ可とする。もちろん中の中以上なら更に良し。
  • 年収は同世代の平均年収程度あれば可。
  • 長男でも可(相手の親の介護を引き受けろという意味ではない)。
  • 一人暮らし経験の有無に拘るな。一人暮らししてても家事に協力的・積極的とは限らないので参考にならん。つまり現状こどおじでも可とせよ。
  • 人柄その他は会って話をしてみろとしか言えない

まずは街コン婚活パーティに参加しろ

手っ取り早く「こんな感じの人が出会い求めてるんだな~」ということと、男から見た自分商品価値がすぐ自覚できると思われる。ついでに男と会話する経験も積める。

これは主戦場をそこにしろって話じゃなくて、まず婚活第一歩をそこで踏み出せと言うこと。

街コン婚活パーティが一番カジュアルに参加できる婚活イベントなので参加する心理的ハードル低いし、そこで会った人とも(超ラッキーカップル成立しない限りは)二度と会うこともないのであと腐れがないのでお勧め

なんだかんだ最強なのは現代でもリアル知り合いからの紹介

友達とか友達旦那さんとか、場合によっては仕事関係の人でもいいので、紹介してもらえそうな人がいないか、恥ずかしいだろうが打診してみろ。

その際、「結婚真剣に考えているので、紹介してもらった人とは必ず1度はお会いする」ことを約束しろ

元増田友達関係が壊滅していなければ一人くらいは紹介してもらえるだろう。

普通リア友に紹介する場合、わかってる範囲でクソな男とか、露骨元増田に合わなさそうな男は紹介したりしないので、紹介された男とは前向きに真剣に話し合ってみるとよい。

なお、その場合、話してみてダメならダメで仕方ないが理由ちゃん友達に伝えること。

そこでダメなら相談所へ

紹介できる男がいないとなった場合や、紹介されたがお断りした・された段階で、そこで相談所へ行け。

   

というわけで元増田は今週末、遅くとも来週末に行けそうな婚活パーティを探して今日中に申し込め。検討を祈る。

2023-09-21

anond:20230919140032

めんどくせえな。

1年も検討してて全然具体的じゃないのがすごい。

なんとなく戸建てで探してる雰囲気なのでその前提とするが、お前ら夫婦がやるべきことは条件の明確化&箇条書きだ。

23区内、より都心であること>駅近>お買い得感、コスパ>できれば中古住宅間取りその他

間取り>開放感や日当たり通風の良さ>立地(小学校スーパーの近さ)>駅近>その他

これだけ明確化したら必然的に購入候補なんか絞り込めるやろ。

あと間取りのこだわりとかクソどうでもいいからそんなもんは捨てろ。

強いて言うなら3階建て以上の戸建ては止めておく方が良いのと、古めの中古物件だとなんか変な間取りなことがある(個人的に見た中で一番ビックリしたのは、リビング風呂ダイレクトに繋がってて「えっどこで着替えんのこれ?」と思った間取りだったが)からそういうのは止めておく方がいいが、そんなんネット公開情報で見りゃわかるだろ。

あとは現実的な購入候補を1日で3軒くらい内見してその中で一番気に入った家に決めろ。

最後に、お前の旦那はお前原因で家が決まらないことに内心で相当イラついてると思われる。そうでなければいきなりそんな期限の切り方はしない。40歳超えると35年ローンを組みづらくなるのは確かだが別に34年とかにすりゃいいだけである。お前は旦那文句垂れる前に、これまで自分のくだらない拘りで家を決められずに申し訳なかった、とまず謝れ。話はそれからだ。

2023-09-14

anond:20230914141238

違いの明確化区別差別の為じゃなくてそれぞれの権利保護の為にあるんだよね。宗教国家企業も、お互いを尊重して協力し合う、それだけでいいのに。違う人間同士がうまくやっていく為に分けてるのに、それが対立や争いの理由になるなんてね…悲しいね

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん