はてなキーワード: 美青年とは
ttps://togetter.com/li/1090143
このまとめからは何故か抜けているが、#コンビニはエロ本売らずにおむつを売れ タグの発祥はわりと簡単に分かる。
拡散希望!#コンビニはエロ本を売らずにおむつを売れ— 長谷川君子 (@hasagegawa2) 2017年3月12日
@hasagegawa2
フリーライター。前IDから移行。私的アカウントにつき、ペンネームは省略。主にジェンダーについてツイート。なお、当アカウントは、男性のツイートも賛同でなくとも参照のためリツイートします。男性のツイートが苦手な方、あらかじめご了承ください。PAPS!応援。
時系列としては、
生理用品くらい必要なものですよね。
コンビニさん、赤ちゃんグッズ置けばいいのに。— Fiona@治療はまだ続く (@fiona5656) 2017年3月12日
という別人のツイートの直後に冒頭の拡散希望ツイートがなされている。
山崎マキコ=長谷川君子が、@hasagegawa2のアカウントのままで、「社会学者風味・宮台半裸」と名称を変えましたよ。抱きつき商法みたい。お知らせありがとうございます。
https://t.co/3VUzzQA8vd pic.twitter.com/q7d57ldVl4— 宮台真司 (@miyadai) 2017年2月25日
ついでにまとめ人について。
https://twitter.com/goldencat222
@goldencat222
所属する政党、宗教一切なし。安倍自民が日本と世界を本当に良くする為に活動するならよいが、ファシズムは大嫌いなので対抗させてもらうなり。戦前戦中の事は色々読んでおり、従ってその再現を避けるのは僕の利益である。ネコ大好きな自称美青年(笑)。ケータイ小説野いちごで「ネコ専務シリーズ」など書いてます
まとめの最後に自分のどうでもいいツイートを載せてるあたり、アフィ目的というよりは単にPVを得たいだけっぽい。
少なくとも一部に見られるようにオタクvsフェミだのの論争に積極的に関わってくるタイプではない。
RTしている内容も無難と言えば無難。今回のことに味をしめてまた同じような対立煽りで注目を稼ごうとしそうな気配はある。
「拡散希望」という分かりやすい煽りを抜かせば、まるで世の中で徐々に盛り上がっている小さな社会運動のように見える。
だが、発祥を辿るとどうも随分と「作られた」動きに見えないだろうか。
「コンビニでおむつが買えればいいのにな」という要望自体は何年も前から聞かれるもので、とくに目新しいことはない。
そこへエロ本を登場させ、対立を作り出し、さらにまとめで注目させPVを稼ぐ。
子育て世代の気持ちを利用して、無関係の自分の主張にすり替えている。
タグに同意した人たちはこの構造に気づいているだろうか。はてブやツイッターで反応する人たちは煽りに乗って踊らされているだけではないか。
ですが、この初見感想も非常に重要でしたので、是非お目通しいただいて推理の参考になさってください。
※表に出した最新考察と印象はこちら。初見感想の次にでもどうぞ
http://anond.hatelabo.jp/20170209222825
http://anond.hatelabo.jp/20170212024356
一夜明けて昨日の話。
推しの握手会が思いの外さっくり終わり、通りすがりのご夫婦に推し布教も楽しくできて、気力と時間が余ったので当日券でレッドシアター行ってきた。
とても面白かったのだけど、なんかこうすごくもやっとする原因を掴みたくて、江戸川乱歩の原作の方の感想を漁り、こちらのブログに辿り着いた。
http://edogawamy.hatenablog.com/entry/2015/12/05/160636
こちらを拝読してめっちゃスッキリしたので、スッキリしたこと前提に感想を書く。
ネタバレしまくるし、恐らく原作既読でも舞台未観劇の方は先に舞台観た方が絶対面白いだろうから、観劇予定のある方は読まないでくださいね。
まず私がもやっとしたのが、「『私』が鬼のように見えすぎやしないか?」ということ。
こーゆー考察し甲斐のあるタイトルや、善悪、美醜、世間と自分の解離みたいなモチーフが出てくる作品だと、どうしても「果たして鬼とはなんだったのか?」と邪推してしまう。
『私』役・佐藤永典さんのお人形のような美貌と、書いて字のごとく鬼気迫るお芝居、そして聞き慣れない失われた昔の日本言葉は、あまりにも『我々観客と同じ存在』であると共感し難い。
そもそも、主人公目線で語られる物語は、主人公に感情移入させて物語に没入させることが狙いのひとつだろうに、全然『私』=箕浦に感情移入できない。
(ネタバレにならないことを祈って例を挙げると、演劇で観たことがあるミステリーだと『罠』『スリル・ミー』などが思い出される。)
これは『私』が作品の『語り部』であるため、強制的に観客が『聞き手』の役割を担ってしまうからでもあるかもしれないけど……
それにしたって、締めの内容からしても物語の本題が「『私』と諸戸道雄」の関係に集中してしまってならず、
そうすると、田中涼星さん演じる諸戸の執着心のおぞましさに沿ぐわない清廉でどこか儚げな美しさが、彼の一途な愛を健気で尊いものに感じさせてきて、その愛情を受け入れない『私』が何か恐ろしいもののように思わざるをえなかった。
でも、それっておかしくね?って思って。
ホモフォビアを受けることへの同情というか、同性愛差別への嫌悪感も逆手に取られているような気がする。「理由はどうあれ女の子は泣かせちゃいけない」みたいな、ずるい構図が仕組まれているように感じる。
自分が恋をしてフラれた時のこと・恋されてフッた時のことを参照すると、
いくら思わせ振りだったとしても応えてくれない相手の方が悪者だなんて絶対に思えないし、
どんなに周りから薦められてもどうにも受け入れられない相手はマジほんと無理。
腐目線でだって、絶対許せない地雷カップリングというものは実在する。
だから「諸戸の愛を受け入れない『私』は鬼」であるとは、理性的には到底思えない。
でもじゃあどうして「『私』が鬼」だと感じるような作品に仕上げてしまったのか?
これが冒頭に書いた「『私』が鬼のように見えすぎやしないか?」というもやもやの詳細。
この感情は原作に対して正当なのか? 舞台版という二次創作であるが故の解釈の押し付けなのか?
という部分が気になって、ググって辿り着いたのが先ほどのブログ。
http://edogawamy.hatenablog.com/entry/2015/12/05/160636
Wikipediaに書いてあった、「陰獣」みたいな新作をとリクエストされて執筆されたのが「孤島の鬼」らしいというエピソードからも勝手に妄想して、
江戸川乱歩=諸戸目線で「創作された箕浦」が『私』なのではと解釈し、舞台版にめちゃくちゃスッキリできた。
諸戸道雄の死で物語が終わるのもさもありなん。
観客は真の主人公である江戸川乱歩(諸戸)に感情移入させられて、「諸戸の愛を受け入れない『私』は鬼」だと錯覚してしまうのではと。
田中涼星さんの白木蓮みたいな美しく一切の嫌悪感を感じさせない諸戸は、きっと江戸川乱歩のブロマンスの結晶として大正解。
対する『私』がエゴイスティックに語れば語るほど、それは作者(江戸川乱歩であり諸戸)の恋の哀しみの深さ、恋情の深さを伝えてくる。
女性に執心する姿がなんか気持ち悪く見える・描かれるのも作者による悋気からだろうし、諸戸に対して残酷過ぎる描写は傷付いた作者本人が語らせてるからだろう。
『私』が歪であればあるほど、「箕浦にもどこか諸戸(作者)を愛する部分があってくれ」といった願いの叫びに聞こえる。
(観ていると「箕浦も実は諸戸を愛していたのではないか」という容疑が浮かんでならないのだけど、『白髪になってしまうほどの生理的な恐怖・嫌悪』という動かぬ証拠は、容疑を否定してならず、この辻褄の合わないミステリーももやもやの一つだった。)
メタ推理として「陰獣」を出したのも、江戸川乱歩自身による己の殺害が物語のカタルシスにあるように感じられたから。自身を不幸の中で殺すことで、遺された人間へ爪痕を残すという側面も含めてね。
(愛を願いフィクションを書き綴るのに成就させず永遠の片想いとして殺す……って、個人的にめっちゃ萌える。)
作者による「ぼくが考えた最高に美しく残酷な箕浦(永遠に愛してる)」ってやつ。考えたというか、「恋愛の疑心暗鬼の中で見えていた箕浦」。
舞台「孤島の鬼」(2017)では、語り部の『私』と『箕浦』を別の役者さんが演じている。
私は原作未読であるため、同一人物であるはずの二人を別々の人間が演じるということが奇策なのか妥当なのかわからない。
でも、配役を知ったときに
美少年役もまだまだできそうな童顔の佐藤永典さんが30代で老人のような白髪姿になった『私』で、
佐藤さんより身長も高く年上にだって見えかねない美青年の石田隼さんが20代の箕浦「過去の『私』」を
演じることが疑問だった。
いくら『私』は外見が変わってしまったといえど、あまりにも二人の外見が似ていないこともあってね。
「もう一人の自分」みたいな表現が出てくる演劇はいくつか観たことがあるはずだけど、原作未読とはいえ観劇前に違和感を持ったことはなかったように思う。(まあ大体そういった存在は物語の核心中の核心に触れるので、配役表から対の存在と公表されてることは少なそうだけども。)
しかし『私』を『諸戸が想い描く箕浦』とすると配役がまあしっくりくるし、『本物の箕浦』と役者を分けたことが大発明のように感じられる。
舞台上には二人の箕浦が同時に立ち、シーンによって他者とのコミュニケーション表現の担当者が変わるのだけど(どっちが台詞を言うか、みたいな)、
諸戸と出会い親交を深めた学生時代の箕浦はずっと『私』(佐藤さん)が表現し、
諸戸と別離し大人になり恋人の初代との出会いから箕浦(石田さん)は登場する。
石田隼さん演じる箕浦は、佐藤さんの『私』と同一人物のはずなのに、鬼なんて印象もなく何故か善良な青年に感じられていたのだけど、『私』の方が諸戸(江戸川乱歩)の色眼鏡で認識された箕浦なんだと思えばこの対比はすごくいい。
「『私』は諸戸目線で見えていた認知の歪んだ箕浦」であるため、『私』の歪さから「箕浦も実は諸戸を愛していたのではないか」という容疑を持ってしまうが、
事実として『箕浦』は諸戸に迫られることに身体が変調するほどの生理的な恐怖・拒絶を示している。
(皆さんは自分の体が深層心理の拒絶反応で意のままに動かせなくなったことがあるだろうか。私はある。手から全身が痙攣してゆき、これしきのことで動じるな止まれと意識しても震えがまったく止まらない。だから私は生理的な拒絶は動かぬ心の証拠だと考えている。)
しかし性的に愛されないことが、『愛されていない』ということなのだろうか?
必死に求めるあまり諸戸からは見えなくなっただけで、性愛ではないけれども某かの情が、性愛にも決して劣らない尊い愛が『箕浦』にもあったのではないか?
そういった諸戸の盲点が、諸戸が『私』と会話し夢中になっている時の『本物の箕浦』(石田さん)にあったのではないかと、舞台演劇となり二人の箕浦が居ることで私は考え至った。
物語としての「孤島の鬼」の作者は諸戸(江戸川乱歩)だという解釈は私が勝手にしてるだけなので、舞台版が諸々の采配をこの解釈で行ったかはわからないけど、改めて『私』と『箕浦』の登場場面の違いを確認しながら観劇したら面白そうだなぁ!
より妥当なところの分裂理由として「箕浦の二面性」はあるだろうし、じゃあそれぞれの境界線を舞台版ではどこだと考えられているか読み解くのも面白い。
作中に登場する双生児は境目が見えたけど、二人の役者に分けられた一人の人物のメスは何処に入ったのか。
うろ覚えだけど、諸戸の告白以降は『私』が箕浦として生きているから、舞台では箕浦と諸戸は一緒に天国に行けたのだ、な~んて解釈もハッピーだよね。
(どちらかというと、諸戸が悋気を持たなければ、欲を出さなければ、あるいは悪い男になれていたら、箕浦と一緒に天国に行けたかもしれないのに諸戸が鬼の箕浦を生み出してしまった…って自己破滅エンドの方が私は好きかな。まさに疑心暗鬼を生んだ、的なね。)
(報われず自分に追い込まれ破滅した美しい男性がテーマの舞台、大好物なんです。)
延々と箕浦組について語って夜が明けてしまったけれども、他の役者さんや演出等表現もとても良かった。
諸戸の父親の最期に対して、主人公である『箕浦』の感情が語られず『諸戸道雄』の感想がセリフとして発せられたのも、諸戸の父親を演じていたのがまだ30前半と『私』に近い年齢の美しい河合龍之介さんで妖しい男の色気を放っていたのも、「諸戸の主観こそが語り部の『私』」であったとするならよりしっくりくる。
父親の変貌は、絶対に他人の箕浦よりも諸戸の方がショックな出来事だ。
父親越えなんてテーマもよくあるほど、子供から見た方が親はより巨大さ恐ろしさを増すし、親が壊れる様というのは「自分にも起こり得る恐怖」と「自分があれほど巨大に感じていたものとは一体何だったのかという虚無」感がぱない。私も父親で経験したからわかる。
舞台というものは面白いもので、同じ現実を同じ密室で複数の人々と同時に別々の目線位置角度(物理的な意味で)から観測するものだから、
書籍や映像で物語を鑑賞する以上に「他者が見ていない『自分の視点』」が感想を述べる際にものすごく意識される。
たとえ自分が複数人居たとしたって、観劇した感想は同じにならない。
演出による印象操作は完璧に同一にはできない。(それをぶち超えるクソチート暗殺者が『音楽』だと私は考え重要視しているけど、それはまた別の話)
だから舞台は観るだけでも楽しいし、感想を言うのも聞くのも他メディアの何倍も楽しい。
そんな訳でこれらの感想はすべて《私》の主観でしかなく、原作者・スタッフ・キャストが込めた意図の真相はわかんないんですけどね。
元増田の書き方は苛烈すぎだと思うけど、もう10年くらい前?に数字の名前の人が「BL/やおいは性的に傷つけいたたもののための娯楽」(かなりうろ覚え)とかなんとか言っておきながら、割とフランクに男性向けの娯楽をコミケから追い出せ! と声高に言っていたので、単純に美少年同士がイチャイチャしてるのが好きなだけなんだろうな。男性向けの娯楽は性的に傷ついても健全であるべきとか思ってるんだろうな。と当時は激しい憤りに駆られたりした。
BLややおいのファンは「私は美青年同士の恋愛やセックスが好きなんです」という表明だけで良いと思う。オタクが変なふうに捻くれた自意識を持ち続けることがBL/やおいというジャンルの存続につながるのなら、ずっと茨の道で険しいですなあ。同性愛への偏見がなくなるとジャンル自体の存続も怪しいでしょうなあ。
源氏物語のヒロインの一人で、女性の平均寿命27の時代に年齢は60才手前で仕事は有能でセンスも良いが大変色好みな老女、日本一の美形光源氏とその親友のこれまた美形なプレイボーイ頭の中将に目をつけて二人と寝るわけだが、紫式部の小姑がモデルと言われてるだけあり、若作りな男好き老女は滑稽に描写される道化役だ。
母親はこんなみっともない女は嫌だわーと言うのだが、私的には老女になって有能に仕事をこなし、超美形二人とやれた彼女はかなり羨ましい。
いやだって生きてるのが化け物みたいな年で当代一の20の美青年二人を食えるんだよありがたいやん、しかもそれ許容して彼女を愛する恋人まで居るんだよ羨ましい。
大昔の南アルプスの天然水のCMで、山の川で遊ぶ女学生と女教師、女教師が岩に横たわりながら「いつも一人できてるんだ」と言うと「うん、友達とかあんまりいないから、変わってるから私」と女学生も岩に横たわる「この山の水ねー東京でもずっと飲んでたんだよ」と教師がいうと「先生キスしたことありますか」と少女が言う、なんだかレズっぽい雰囲気のあるものがあった。
https://m.youtube.com/watch?v=ra8g8ugK9qc
透明感のある雰囲気だったが、これが美少年と美青年教師なら透明感と言うより性的な雰囲気が強くなりすぎてお茶の間に届けてはいけない倒錯的な雰囲気になると思う。
「どうしよ 痴漢された」
Yからのメールは唐突で、明らかに説明不足で、でも私にダッシュさせるには十分な威力があった。
丁度大学帰りだった私は路線を変え、電車の中で無駄にも足踏みを繰り返し、「すぐ行く」とだけメールを送り、駅からは本気でダッシュしてYの家に向かった。
一分でも一秒でも速く、安心させたかった。むしろ私が安心したかった。
私は痴漢に遭ったことがない。
ちょっと大人しめの子の方がターゲットにされやすいようで、そういう子たちが青褪めた顔で登校してきたと思ったら、沸々と怒りのこもった呪詛をこぼすことがあった(「キモい」「マジキモい」「ひたすらにキモい」などなど)。
見ず知らずの男に、セクシュアルな手付きでカラダを撫で回される。一方的に。
声も出ない恐怖なのだと、友達は言っていた。そして圧倒的な不快感は、電車の揺れのせいではない強烈な吐き気を催すのだと。
Yは、割と中性的な顔立ちをしてるけど、立派に男だ。
男が男に痴漢されるのって、どんな気分なんだろう。すごく屈辱的なんじゃないだろうか。
人は「わけがわからないもの」が怖い。普通に電車に乗ってて、不意に見ず知らずの男から性的に接触されるのって、恐怖以外の何物でもないんじゃないだろうか。
いや待て、相手は男とは限らない。若い美青年を好む女かもしれない。うわーキモい! それはそれでキモい! 「若い男を好む女」ってもう得体が知れなさすぎて一種の妖怪じみてる、とにかくヤバい!
男でも女でも、どっちにしろ嫌だ。相手を許せない。許したくない。
一人暮らしを始めたYのアパートに着き、固い呼び鈴を何度もプッシュする。こんなに勢い良く他人の家の呼び鈴を押すのは、小学生の頃のピンポンダッシュ以来だからそりゃ白熱する。もうめっちゃ押す。
外にいるのが私だってことはわかってたんだろう、「どなたですか?」と言われることもなく扉が開く。
「大丈夫!?」は、100%大丈夫じゃない相手に向かって言う台詞としては、酷すぎるんだろうか。
でもきっと、もしかしたら当人以上に動揺してしまった私は、「大丈夫!?」なんて馬鹿な台詞を言ってしまっただろう。
ハタチ過ぎてるくせに学ランを着ているYを見なければ。
そりゃあ盛大な「ハァ?」でした。
「トシキ君(仮名)のことなんか全然好きじゃないよぉ」って可愛い顔して言ってたヨシコちゃん(仮名)が、数週間後に〈付き合って半年記念〉とか言うペアリングをトシキ君と付けてた時だって、こんな「ハァ?」は飛び出ませんでしたよ。
あんた、ハタチやろ。
ハタチ言うたら成人でっしゃろ。
ってかそれウチの制服じゃないですよね。何その学ラン見たことない。
脳内で燦然と輝く〈コスプレ〉の文字。歌舞伎町のネオン並みに、キラッキラ輝いてる。
Y「あー、とりあえず中入って」
私「何、それ。何、その学ラン、何しとんの」
Y「わかった、説明する、全部説明するから」
私「だって学ラン」
Y「借りたんだよ」
私「かりた」
Y「大学の友達にね。高校の時の制服、サイズぴったりだったから」
私「ともだち」
Y「いやー学ラン着てみるの、夢だったんだよねー。叶っちゃうもんだねー」
私「ゆめ」
お察しの通り、もう頭が混乱状態で山びこみたいになってる、私。
だってちょっと何を言ってるかわかんないし、この学ラン姿が直感によって痴漢騒動と結び付いてしまってるから、いやいやちょっと待てよと。まさかそんなハズないだろと。
まさか、その友達から借りたって言う学ランを着用して電車に乗ったら痴漢されたとか、そんなバカみたいな話なワケないだろと。
いやーまさかね。
まさかとは思いましたよ。
まさかでしたよね。
纏めると、学ラン借りた→大学で着たら「似合うじゃん」と大盛り上がり→身内の贔屓目じゃなくても通用するかどうか確かめたい→学ランのまま電車に乗ってみる→痴漢に遭う、って流れだった。
えっ、じゃあ何? 私がもらった「どうしよ 痴漢された」は、
「どうしよう……男なのに、痴漢とかされちゃった……マジ絶望……死のう……」
的な意味ではなく、
「どうしよー学ラン着たら痴漢されちった! 俺ってば食べ頃でイケてる男ーFOO!」
ってことだったの? ク ソ が ! ! !
でも。何だかんだでYとの付き合いも長くなってきた私は、もう怒るのがアホらしくなってしまってる。
そういや痴漢されたくらいで絶望感味わうようなヤワな男じゃなかったわ、こいつ……。
私が「すぐ行く」とメールを送ってから、わざわざ買ってきてくれたというイチゴアイスを二人で食べながら、どうせだからいろいろ質問してみた。
(何せ私は痴漢に遭ったことがない。その意味ではYは立派な経験者なのだ。経験者の意見は聞いておかねば……ぐぬぬ)
Q.1 痴漢してきたのは男・女?
☑男
□女
□性別不明
Q.2 推定何才くらい?
□うら若き未成年
□20-30才
☑30-40才
□40-50才
□50-60才
□いい年して何やってんだアンタ
Q.3 年齢がわかるってことは顔を見たんですか?
□去り際にチラっと
□何度か振り返って見てみたので
□鏡状になった窓ガラスで
Q.4 ……ご冗談でしょう、Yさん?
□アメリカンジョークさ、HAHAHA!
☑日本人は本気と書いてマジと読む
Q.5 ちょ、見せて、その写真見せて
□はい
□いいえ
☑いいよ
Q.6 ギャーッ割と鮮明に写っとるやないかーッ!
☑自画撮りモードで、なんか上手いこと撮れたよ
Q.7 えーと、その……どこを、触られたんですかね
☑臀部
☑腰部
☑陰部
Q.8 どのように?
□優しく
□激しく
☑いやらしく
□気持ち悪い
□死ね
□吐きそう
私「お前さぁ……」
Y「冗談だよ。まぁ思ったほど不快ではないし、俺は男だからそんなに怖いとは思わなかったけど、やっぱりいい気分じゃないね」
私「そうだよね」
Y「お前も気を付けなよ。痴漢」
つらそうな素振りはちっとも見せないけど、やっぱり嫌だったんだよな。私に気遣って茶化してくれたのかもしれない。
痴漢されたのは自分なのに「気を付けなよ」なんて、優しい台詞がレアすぎて、うるっときそうだ。
Y「夕飯、まだでしょ。外で食べようか」
私「うん、ピザ食べたい!」
Y「わかった」
財布だけ取って外に出ようとするYの腕を、私はそっと絡め取る。
待って。今、この場で君に言いたいことがあるの。
不思議そうに私を見つめてくるYに、私は震える声で告げた。
私「いいから、学ランは、脱げ」
Y「えぇ……ダメ?」
懲りてない。全然ちっとも、懲りてない。
めずらしく大長編というか連続ものの夢を見た。内容がバカバカしいのでこれは記録せねばと思った次第。
1つ目
魔物と戦うために、魔法のアイテムで魔法のオンラインシステムに接続する。
魔法のオンラインシステムは現実のコンピュータシステムにそっくりだが、画面とアイコンが全てシャボン玉で出来ている。(私はIT土方で、ここだけ微妙にリンク)
魔法のアイテムはシャボン玉製造器。シャボン玉の材料はメイプルシロップ(なぜか無印良品)。
2つ目
4番ではないが、なかなかの打率と長打力の持ち主。
なぜか試合中に呼び出されて別の用事を言いつけられる。
3つ目
1970年代の撮影らしい。(画面の暗さ、解像度等、撮影技術の水準から想像)
なぜか主人公は中年男に。ただしそれなりの声望の持ち主。
あちこち訪ね歩いて、仲間を集めていく。目的は不明。
仲間は一癖ありそうな男達や、小学生くらいの少年。なぜかおっぱい丸出しの女たち。
エロ系の作品として作られたらしい。女たちがおっぱい丸出しなのはそのため。
(残念ながら、美乳の持ち主は少ない。顔と演技力中心に選ばれたようだ)
3.5つ目
集会場みたいな場所に集まって、後日談らしきビデオを上映していた。
成長した少年が飲食店チェーンの社長になるとか、もろもろの内容。
4つ目
3つ目の続編。主人公がかつての仲間を訪ね歩いて再起をはかる。
鉄道が存在する。トラブルにまきこまれて主人公が運転せねばならない状況に。運転席には少年が同乗。
ここで私自身が初めて登場。列車に乗り過ごしたり、駅のホームでコーヒーを探してウロウロしたり。
主人公達がどうなったかは分からないが、私自身はコーヒーを飲むことができてささやかながらハッピーエンド。
4.5つ目
私が4つ目をビデオで借りて見ている。
どんなプロテクトがかかっているのか、視聴中は巻き戻せない仕様になっていた。
アレコレいじっているうちにもう一つの作品がビデオに載っているのに気付く。
5つ目
4.5つ目のビデオで隠されていたもう一つの作品。3つめの続々編。主人公の美少女がかつての勇士を訪ね歩く。
主人公の素性・目的は不明。
勇士の中には、当然、おっぱい女たちも含まれているのだが、やはり一騎当千の勇士として丁重に助力を請われる。
やあ、腐女子だ。
文章上手くないけど、今の心境とかだらだら語るのでヒマな人は読んでやってくれないか。
顔は普通だけどそんなに悪くないはず。体重はやや細身だが最近腹がプニプニしてきた。まあいわゆるそこらへんの女子。
洋楽とか良く聴く。服と靴と鞄が好きで可愛い物と動物とおいしいものが好き。テレビはあんまり見ない。
7年ほど付き合ってる彼氏がいる。
レトロゲームが好き。今はRPGはほとんどやらないな。ドラクエとかDSのゼルダはおもしろかった。
アニメやラノベには全く興味がないし、いわゆる「萌え」的なものはどちらかというと苦手な方なので、世間で言うところの所謂「オタク」とはちょっと違うかなと思う。
最近「腐女子」という言葉の意味合いが変わってきてるみたいだけど、ここで言う「腐女子」は男同士を絡ませたがる人種のこと。
腐歴は結構長い。ほぼ読み専(※読む・見る専門)だが、中学頃から目覚めて一時期解脱したり舞い戻ったりで、多分10年は越えてる。はっきり言って腐女子的知識はかなりディープだと思う。
基本2次元が好きだけど、ナマモノ(※実在する人物)にハマったこともあったし、半ナマ(※ドラマとか映画とか)に萌えてたこともある。
今好きなジャンルはマイナーすぎるので伏せておくが、ゲーム系。美青年よりおっさんが好き。
ここ1年ほどそのジャンルで二次創作サイトもやってる。もちろんホモ。
あと、商業BLも結構読むしBLゲームにも目覚めた。最近は鬼畜○鏡がお気に入り。
一般社会では腐ってることを隠してる。要するに羊の皮をかぶった801ちゃん本体。
隠れ歴は大学時代に舞い戻って以来ずっとだから、もうかなり長い。あまりに隠れ歴が長かったので、隠れなきゃという意識もないぐらい自然に隠れてる。
もちろんオフラインの腐女子友達なんて一人もいない。リアルに誰かと萌え話なんて想像もできないし、別にしたくない。
攻め(※入れる方)と受け(※入れられる方)がまぐわってモエスモエスとかエロい話とかリアルで口にすることを考えただけで寒気がする。っていうかそんなの恥ずかしすぎるしキモすぎる。
私にとって腐女子妄想は性癖であり、一人でコッソリ楽しむ物であって、誰かと盛り上がる物ではないんだ。
これはもう性質的なもので一生このままだと思う。
PCに向かえばエロ絵だって描けちゃうし、サイト閲覧者ともコメントやり取りできちゃうのに、生身になるとできないっていうのもおかしな話だけど。ネット人格なのかも。
で、ここまでが前置き。長くなってすまんね。
結婚して一緒に住むってことは、今までの生活を180度変えなくちゃならない。
今は家に帰ったらamazonから届いたBLを読みふけり、萌えブクマサイトを巡り、自サイトの二次創作更新に勤しんで…といった状態。
それが、これからは常に他人の目を気にして羊の皮を被り続けなきゃいけなくなるんだ。一生だ。
気が付いたら意外と増えてしまったこのBLマンガ・ゲームの数々はどうしよう?
ハードディスクに溜め込んできた萌えお宝画像・小説の山はどうすれば?
仕事終わって帰ったら家事しないといけないし、休みの日は当然彼も家にいるし、サイトの更新時間なんて取れない…っていうか、そもそもこれから家でそういうことができる時があるんだろうか。
BLマンガを読んでムッハーしたり、神サイトの小説を読んで切なくて涙でモニタが見えなくなったりできるんだろうか。
ここで言っとくが、カミングアウトってのはあり得ない。
きちんとした職業についているし、きちんとした性格の人なので、おそらく彼にはこの趣味は理解できない。
仮に婚約破棄や離婚までは行かなかったとしても、万が一許容してくれたとしても、彼は私のことを心のどこかで「気持ち悪い」と思い続けるだろう。
私自身も常々「こんなキモイ趣味持っててサーセンwww」と思いながら腐ってる。
でも自分で思うのと誰かに思われるのは違う。これからの一生を、キモイと思われながら、蔑まれながらやっていくのは辛い。
これも言っておくけど、彼氏のことは本当に大好きだ。結婚は本当に嬉しいし、したい。
でも、腐女子はやめられない。
本当に好きならやめれるだろ!って思うかもしれないけど、どうしても無理なんだ。
普通の人にだってやめられないものがあるよね。または、どうしても受け付けない物とか。それと同じで、例えば鉛筆と消しゴムを見ただけで、「鉛筆が攻めで消しゴムは受けだな」「いやいや実は消しゴムが攻めだよ」「じゃあリバだな(※リバーシブル)」なんて妄想してしまうんだ。
もう生理的なもので、「日本人は米が好き」と同じなんだ。アイデンティティの根底に結びついてしまってるんだ。
どうしてもホモが見たい。描きたい。どうしようもないんだ。本当にどうしようもない。
もしできるなら、結婚を機に自分の中の腐女子を全て消し去れたらいいのにと最近思う。マインドアサシンってマンガあったよね、あんな感じで。
そうすれば楽になれる。日常にいちいち萌えを見いださずに済む。清い気持ちで日々を過ごせる。マンガを見てはカイジ総受けだな!とかドラマを見ては(略)とか思わずに生きていける。
でもそれは無理だから、何とか隠してやっていくしかない。
腐の痕跡を全て消して、隠しフォルダにぶっ込む。サイズが大きすぎるならRに焼く。
履歴・ブクマはもちろんのこと、自サイトのファイルや最近開いたファイル、変換学習機能、辞書機能なんかにも注意。
鬱陶しいのがamazonだ。購入履歴なんて届いた瞬間抹消したいぐらいなのに、毎回毎回新しいBLモノをおすすめしてくれる。あれ、いちいち「おすすめに反映させない」にチェックを入れなくても出てこないようにできないんだろうか。
普段のブラウジングにはFirefoxを使っているが、毎回履歴を消すとなると面倒なので、まとまった萌えサイト巡りには専用ブラウザを用意することにする。軽いやつがいいが、Chromeは情報垂れ流しっぽいのが恐いな。MacがメインなのでSafariかOperaあたりか。
腐関連のメール受信も考えないと。オンラインで受信すればいいか。
今はBLCDも全部iTunesに突っ込んでるが、これからはこれも隔離しないと。iPodには入れておきたいから、同期できなくなるのが不便。
Win機にどっさり積んでるBLゲーが問題だ。彼はそれほどPCに詳しくないので、スタートアップのショートカットを消せば見つかることはないだろうが、万が一のことを考えるとアンインストールした方がいいかも。
というか、一度PCをクリーンインストールした方が早いだろうか…ファイル整理も兼ねて。
私はそれほど頻繁にBLマンガやCDを買うわけではない。にも関わらず、積もり積もって結構な量になってしまった。
こちらも整理を兼ねて、絶対に置いておきたいものとそうでないものを選り分けることにする。
いらない物品は売っ払いたいところだが、私は恥ずかしいやら知り合いに会うのが恐いやらで本屋のBLコーナーにも足を踏み入れられないほどの隠れなので、BLマンガ抱えてブックオフなんてとてもじゃないが行けない。ネットオークション系が頼りか。
ちなみに、私はオフライン(※同人誌の発行・イベント参加)には手を出していないので、原稿や在庫なんかの問題はない。
で、選別した置いておきたいブツの管理だが、これまた直接手元に置いておくわけにはいかない。
隠し場所だが、家の中は論外だ。クローゼットなんかに隠して、彼に見つかった時のことなんて恐ろしすぎて考えたくもない。
例え鍵付きボックスに入れたってだめだ。「何で鍵かかってんの?何入ってんの?」となるからだ。
となると、頼みの綱は実家だが、それもいつまでもって訳にもいかない。どうしても置かせてと言えば多分置いておけるだろうが、ブツの説明をするのが気まずい。
(母親には何も言ってないが、私の部屋に散らかったマンガの表紙やら何やらを見て察するところはあるだろう)
真剣に調べたのがトランクルーム。一番安いタイプなら月5000円程度であるみたいだ。思ったよりは安い。
金さえあれば、何とか手段がなくはないことがわかってちょっとホッとする。
一番狭い部屋で、タタミ1畳弱ぐらいらしい。電話ボックスぐらいでいいからもうちょっと安くならないかなとか思う。
でも、私は一生こんなことをやって生きていくんだろうか。生きていけるんだろうか。そもそもずっと腐り続けるのかもわからないけど。
絶対ばらさない自信なんてない。毎回隠しフォルダに鍵を掛けて、履歴も消して。居眠りして消し忘れたりするかもしれない。
トランクルームを借りたとして、一生借り続けるんだろうか。もし私が事故なんかで死んだら、連絡が行くから確実にアウトだ。
腐女子の間でちょくちょく話題になる「自分が死んだ後のブツの始末」。
私にも、私が死んだら私が腐女子だった痕跡を残らず消してくれるような友人…というか、同志が欲しい。この件に関しては、心底リアル腐女子仲間の重要性を感じる。
何度か会ったことがある妹さんは美大出身でとても絵が上手くオシャレで可愛く、同人をやっていることは少なくとも家族には公言しているよう。
しかしながら簡単にカミングアウトはできない。
どうやらジャンプ系同人をやっているようだが、ホモ度に関して言えばライトなようだから、私がエロエロ18禁BLゲーや男性声優があんあん喘ぐBLCDにまでどっぷり浸かってると知れたらドン引きされるに違いない。それにジャンルも違うしお互いの立場もあるし、仲良く腐女子友達という訳にはいかないだろう。
万が一カミングアウトに成功して彼女と秘密を分かち合っても、兄妹というごく近い関係性もあるし、何らかのきっかけでその秘密が彼氏側に流出しないとも限らない。
そうすると私と彼氏だけじゃなく私と彼の妹の関係も気まずいものになってしまう。それは避けたい。
長々と書き連ねてしまったが、結局私はどうしたいのかというと、それすらわからない。
ただ今の正直な気持ちを書いて気持ちを整理したかった。少しでも共感してくれる隠れさんがいらっしゃれば嬉しい。
今の環境が変わるのが恐い。結婚式とか新婚生活とかすごく楽しみなんだけど、けど、どうしようもなく恐い。
彼氏に愛されていい家庭を築きたい。家事もがんばりたい。けど、腐萌えも続けたい。わがままかな、とも思う。結婚は我慢って良く言ったもんだ。
一生懸命仕事に家事に打ち込められれば、そのうちホモ萌えなんか忘れて真っ当な女子に戻れるかな…
与太話に長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。
追記
皆さんの意見を見て少し考えてみた。