はてなキーワード: 独身貴族とは
ぶただから言葉が変になるかも。出荷も近くなってくると女友達の愚痴がエグくなってくる。そんなエグい愚痴を丁寧に聞いて、遅くまで付き合ってやる俺はまるで紅の豚のように優しい人間だ。だが、今日という今日は我慢ならなかった。彼女は養豚場時代からの友人で、気がふれた仲なんだけど、独身貴族とも言ってられなくなって豚カツに熱心らしい。彼女曰く、
(1)ろくな出荷先が見つからない
とか。どんな雄豚がいいのか聞くと
結婚相手に求める条件
(1)100g800円以上
(2)脂肪は30%未満
(3)アクなし
(4)クドくなく胃を大事にする
とのこと。そう聞いて、ピンと思い浮かんだのが、やはり養豚場時代からの友人で、腐れ縁続きで同じ肉屋に勤めている豚の顔だった。あいつなら全部の条件満たしている。彼女にそう言うと、「まるお(彼のアダ名だ)も変わったよね。今なら、付き合ってあげてもいいかも」と。養豚場時代はちびまる子ちゃんのまるおだった彼も、今では立派な好青年。引く手は多い方だろう。でも、彼女の言い草に、俺はブヒッと来た。なぜなら、彼は養豚時代に売れなさ過ぎて、今では夜な夜なネットで加工場叩きに精を出す立派なミートになっているからだ。
お前、養豚場時代にチャラ雄と付き合ってないで、まるおと付き合ってれば今頃理想の豚カツができてたぞ。お前の周りに今、理想の相手が居ないのは自分の選択の結果だろ。ようはお前が雄豚を見る目がない、バカ女だってことだよ。お前あのころ、飼育担当と一緒になってまるおのことバカにしてたよな。ダサイし気が利かないし女と喋る時ブヒるしで、一生売れ残り間違いなしって。事実あいつは8割引だよ。お前らのせいで。お前があの頃優しくしてやってれば、もしかしたらあいつも豚カツと縁があったかもしれないのに。お前も豚カツになれたのかもしれないのに。とにかく鮮度悪いんだよ、お前。周りにパン粉撒き散らすしかできないなら、自分も8割引になれよ。お前には小間切れの炒めものがお似合いだよ。
まで言って口に豚カツを放って帰ってきた。いや、ブヒッとした。この瞬間のために豚カツを我慢してきたと思ったよ。
よく国産豚厨って批判の対象になるけど、ネットのアメリカ産叩きとか国産厨って、養豚場時代に見向きもしなかったのに、今更になって柔らかくなるように肉を叩いてるんだな。一理あると思ったよ。
酔ってるから言葉が変になるかも。三十路も近くなってくると女友達の愚痴がエグくなってくる。そんなエグい愚痴を丁寧に聞いて、遅くまで付き合ってやる俺はまるで天使のように優しい人間だ。だが、今日という今日は我慢ならなかった。彼女は高校時代からの友人で、気心の知れた仲なんだけど、独身貴族とも言ってられなくなって婚活に熱心らしい。彼女曰く、
(1)ろくな男が見つからない
とか。どんな男がいいのか聞くと
結婚相手に求める条件
(1)年収は800万以上
(2)年齢は30未満
(3)浪費グセなし
(4)女癖は悪くなく家庭を大事にする
とのこと。そう聞いて、ピンと思い浮かんだのが、やはり高校時代からの友人で、腐れ縁続きで同じ会社に勤めている男の顔だった。あいつなら全部の条件満たしている。彼女にそう言うと、「まるお(彼のアダ名だ)も変わったよね。今なら、付き合ってあげてもいいかも」と。高校時代はちびまる子ちゃんのまるおだった彼も、今では立派な好青年。引く手は多い方だろう。でも、彼女の言い草に、俺はカチンと来た。なぜなら、彼は学生時代にモテなさ過ぎて、今では夜な夜なネットで非処女叩きに精を出す立派なミソジニーになっているからだ。
お前、高校時代にチャラ男と付き合ってないで、まるおと付き合ってれば今頃理想の結婚ができてたぞ。お前の周りに今、理想の相手が居ないのは自分の選択の結果だろ。ようはお前が男を見る目がない、バカ女だってことだよ。お前あのころ、取り巻きと一緒になってまるおのことバカにしてたよな。ダサイし気が利かないし女と喋る時キョドるしで、一生童貞間違いなしって。事実あいつは一生童貞だよ。お前らのせいで。お前があの頃優しくしてやってれば、もしかしたらあいつも女と縁があったかもしれないのに。お前も結婚できたのかもしれないのに。とにかく頭悪いんだよ、お前。周りに不幸撒き散らすしかできないなら、自分も不幸になれよ。お前には非正規雇用の相手がお似合いだよ。
まで言って万札テーブルに放って帰ってきた。いや、スカッとした。この瞬間のためにこの女と付き合い続けてきたと思ったよ。
よく処女厨って批判の対象になるけど、ネットの非処女叩きとか処女厨って、学生時代に見向きもしなかったのに、今更になって手のひら返すバカ女を叩いてるんだな。一理あると思ったよ。
最近さすがにちょっとチヤホヤされすぎだろうという気がして、なんかもーちょっと環境変えたりやること変えたりしたほうがいいでしょうよと思わざるを得ない。
思えば会社で働いてたときは、10年以上ほぼ全く褒められない環境にいたので、ここまで全くダメ出しされない環境にいい加減 厭いているのかもしれない。あそこまで褒めてもらえない環境にはもう戻りたくないけど、ここまでダメだしされない環境もいかがなモンかと思う。人間は贅沢。
あれだけさんざんダメ出しされてんのに、全部ブロック&シカトして、信者の褒め言葉しか聞こえない環境を作ってんのはおまえだろ?!?!?! て豪速で突っ込みたいね。
ちきりんのキモイところっていっぱいあるけど、この”遠まわしの謙遜アピール”もマジきしょい。
「褒められてばっかじゃダメよね!」
↓
「図に乗ってないあたし最高!あっはんうっふん☆」
つってんのがミエミエ。
なんか今の今まで、「独身貴族上等!」と思って生きてきたけど、やっぱ結婚(という名の修行)をしないと人間が磨かれなくて、こういう風にアタマのおかしい老人になってっちゃうのかなーって背筋の凍る思いがしたわ(寒)(寒)(寒)。
1
金曜日。
ドアを開けようとするところだった。
私の声に気付くと振り返り、もう一度、
急ぎ足に帰っていった。
机に目を戻しながら、
私は少しだけ頬を緩めた。
彼女はきっと、
15分前に帰った、向かいの席の後輩と、
いつものバーで、
将来を語らうに違いない。
会社近くでの逢瀬は、
誰に見られても構わないという
二人の意志が込められているようだ。
2
奴ら、結婚するのかな。
そんなことを思いながら、ふと
「不倫」の文字。
瞬間、暖かな気分に影が差した。
3
「浮気してるのか!?」
私の問いに答える代わりに、あいつは、
「お前、あの子……奥さんに悪いと思わないのか?」
二人で新入生を勧誘していたとき、
半ば強引に入部させたのだ。
夏休みには付き合い始めて、
披露宴でそう言って、皆を笑わせていた。
「一度は子どもを諦めていた。
頬に流れた涙は、今でも鮮明に覚えている。
結婚なんて……と斜に構えていた私が、
遅れること2年で独身貴族に別れを告げ、
息子を得て、家庭一筋で暮らしてきたのも、
あの涙を見たからだった。
「あ?バレなきゃいいんだよ、そんなもん。
言うだろ?『嘘も方便』って。
いろいろ探し物してた~、って
言えばいいだけ」
そしてあいつは、口を歪めながら、
続けて言った。
その言葉は、
私の心にしまっていた、
永遠の春の温もりを、踏みにじった。
4
知らん顔して、まだ揺れていた。
あいつは春を謳歌する。
だが、そのためにつく嘘は、
花を枯らし、葉を枯らし、
秋風を冷やして、季節を冬にする。
5
月曜日。
すでに着席していた私へあいさつすると、
特別なほほえみを、後輩に向ける。
彼も、また、上気した表情でほほえみを返す。
そんな二人を見て、私はまた頬を緩めるのだ。
二人の真実は春をもたらすのだろう。
誰もいなくなった、夜の会社で、
こんな文章を書いている。
私の季節は揺れている。
妻に乳がんが発見された。早期発見だが、片方の乳房全摘出することになり、かなり気落ちしている。
妻とは共通の趣味である音楽で知り合った。音楽と言っても演奏する方で、それも固定のバンドではなく、同じ音楽が好きな人たちがスタジオに集まって演奏する、という形のサークルのようなもので知り合った。結婚したのがちょうど1年程前。
妻をサークルに連れてきた友人含めてサークル内で知り合った人たちでバンドを組んだりして、これまでごく普通の生活をしていたので青天の霹靂だ。
手術は半日、その後一週間入院。摘出した側の腕はリハビリが必要ということで仕事はしばらく休職することになった。
手術は入院先の病院と執刀医のスケジュールの都合で1か月後となり、それまでは自宅療養。がんといっても胸のしこり以外に症状があるわけでもなく、手術するまでは特に生活に支障はないが、精神的に不安定かつ、診断結果を聞いた日から熱が出て、入院までは自宅で寝て過ごすことが多かった。起きている間は気持ちが落ちるような環境を一切排除したいとのことで、録りためたバラエティ番組をひたすら見ている。録画を見尽くすと、ツタヤでバラエティ番組のDVDを借りて来て見る、という生活。
番組を見て笑ってる時はいいのだが、ふと気が付くと横で泣いてことが多々あり、家にいる時はテレビを見るか、妻の涙を拭くのが専らの仕事となり、バンドも休止したため、自分がギターを弾いたり、音楽を聴く時間はほとんどなくなった。俺は結婚してから職場で異動があった関係で土祝も出勤になってしまったため、今の妻の精神状態で家に独り残しておくのは心苦しかったが、なるべく仕事も早く上がるようにしたし、仕事以外の時間は全て妻との時間に費やした。
手術2週間前くらいにようやく気持ち的に落ち着いてきたのか、俺の晩飯や昼の弁当を作ってくれるようになった。医者からは特に制限されていることもないので、宣告前と同じように夜はビールも飲むようになったし、週末は病気を打ち明けた友人と会って飲んで、見舞いの品をもらって帰ってきたり。
手術1週間前あたりで、妻が欲しがっていたLINEのスタンプを購入してやろうと、妻が寝ている間に妻のiPhoneを開いた。妻はクレジットカードを所有しておらず、iPhoneも私が支払いをしており、apple IDもクレジットカードを登録していないため、コンビニでiTunesカードを買ってきたのでそれで購入してやろうと思ったのだ。だが、これが良くなかった。
LINEのトークには妻とある男のやりとりがあった。その男はバンドメンバーの一人だった。以降その男を間男と呼ぶ(体の関係があるかどうかわからないけれど)。バンド内で既婚者は俺と妻のみだが、間男以外は全員彼氏、彼女持ちで、間男は寡黙だが顔はイケメンの部類に入る顔立ちで、40手前で日々音楽中心の生活で絵に書いたような独身貴族といった感じ。
俺はバンドのリハであまりにも練習をして来ないそいつを気に入っていなかったし、妻も寡黙というよりも暗い間男のせいでバンド内の士気が上がらない、とかアイドル好きの面食い(実際女優やアイドルの写真集やDVDを購入するツイートをしている)などと揶揄して嫌っている様子だったので、LINE内で1対1でやりとりしていること自体が信じられなかったが、トークの内容からは前々から二人で会っているような感じだった。それも俺が仕事の土祝の日に朝から間男の家に行っているようだった。
「週末会える?」とか「明日起こしに行っていい?」とか。手術直前には間男にも乳がんを告白しており、その文面には「退院後には違う体になって帰ってきます」とあり、なんとなく体の関係を匂わせるものも。
入院の日と、翌日(手術当日)は俺も仕事を休むと職場に告げていたので、入院前々日は仕事のやり残しを減らすため、仕事をして帰りが遅くなってしまった。その日は妻が音楽のサークルのみんなに「みんなに会いたいなー」とLINEしていたのでその日の晩に「明日の夜はみんなと飲む?」と聞いたがうつむいたまま「いい」と言ったので特に会合は開かず。その後妻が風呂に行っている間にLINEを見ると、俺が遅くまで仕事をしている間に間男と会っていたようだ。
入院前日。妻は昼間に昔からの友人(女性)と会う約束をしていた。帰りが何時になるかは聞いていたなかったが俺は前日に仕事を大方やってけていたので早く帰れそうだった。夕方妻から「晩ごはん食べてくる」とメールが来た。友人となのか、間男となのか分からなかったが俺は早く帰って独りで晩飯を食べながら妻の帰りを待った。
待ってる間iPhoneを探す機能で妻の居場所を探すと、友人と飯を食べに行ける距離でもあったし、間男が家から徒歩で行ける距離でもあった。
妻が帰って来ると俺が食べてたコンビニ弁当をやたらつまんで来るので「晩ごはんあんまり食べなかったの?」とか「何食べたの?」とか聞いてみたが生返事しか帰ってこず。風呂の間にまたLINEを覗くとやはり間男と会っていた。
入院前日の晩飯に俺でもなく、サークルのみんなでもなく、間男を選んだのだ。体の関係があるのかは未だに分からなかったがこれは悲しい事実だった。
そんなLINEを見てしまって、心の中がモヤモヤしたまま手術の日を迎えてしまった。手術は予定時間を90分ほど延長したものの、手術自体は無事成功し、妻がベッドごと病室に帰ってきた。これまでに医師から受けていた説明では、麻酔が切れた後は多少ボーっとしているかもしれませんというくらいだったが、帰ってきた妻の状態はそんなものではなく、息は荒く「苦しい、苦しい」とうめき、呼吸が上手くできない上に酸素マスクが口元にあるのも嫌がるといった状態でとても見ていられなかった。手をつないだり、頭をなでてやったり、そんなことも嫌がるためしばらくは看護師に任せ病室から出ることにした。昼過ぎに妻が病室から帰ってから俺は数時間を病室と同じ階の待合室で過ごし、晩飯を済ませてからまた病室に戻った。
部屋に入ると妻は眠っているように見えたが、しばらくするとまた「苦しい」と言い出し、ナースコールを押しては喉が乾いた、腕が痛い、枕が高い、氷枕が欲しいと伝えて、まだ体が自分では動かせないようだった。何をしてやったらいいか分からなかったが看護師の作業を見てからは、ベッドを起こすだとか、飲み物を飲ませるとか自分でできそうな事は妻にしてやった。その日の晩は俺も病室に泊めてもらえることになった。その後数日は他の手術の予定がないとかで、結局俺も病院に4泊した。
入院中、少しずつ元気を取り戻して、後半には一人でトイレに行けたり、半身を自分でシャワーしたり、看護師に髪を洗ったりしてもらったりできるようになった。それ以外は自宅から持ってきたノートPCで借りてきたDVDでまたバラエティ番組を見ながら比較的穏やかに過ごした。看護師に髪を洗ってもらっている間、またLINEを覗く。「退院したらまた会ってね」だって。このモヤモヤは退院後も続きそうだ。
入院1週間で大分元気を取り戻し、無事退院。病院を後にして本人の意思で徒歩で自宅まで帰った。子供と歩くような速度で手をつなぎながらゆっくり歩いて帰ったが退院後2日もすると歩く速度も入院前に近づき、コンビニまでなら一人で歩いたりできるようになった。退院3日目には二人で居酒屋で酒も呑んだ。まだ一人で遠出はしないだろうと思っていた退院4日後にまた間男と会った。また俺が出勤している祝日の日にだ。午後一にiPhoneを探すを起動すると、ちょうど自宅の最寄り駅にいる。きっとツタヤのある駅にでも行くのだろうと思ったが、ツタヤがある駅とは反対側に進んでいる。そして間男の住む駅へ。iPhoneのGPS機能の精度の良さには驚く。間男の家に妻のiPhoneがある(バンドのミーティングで部屋には俺も妻も行ったことがある)。結局午後1時から3時まで2時間滞在していた。
きっと部屋で一人でいるのも滅入るし、寂しいんだろうな。でも会うのはそいつじゃなくてもいいだろ。
今後の事を考える。
1案)現状の情報だけを妻にぶつける。LINEを覗いたことやiPhoneを探すで居場所を調べた事は怒るだろうな。
2案)現状維持。バンドも続ける。ただし、間男とは一言も話さない。妻も間男も何かしら感づくかもしれない。
3案)バンドは続けない。間男とも会わない(間男が別でやってるバンドのライブにも行かない)。間男の他のバンドのメンバーとか、対バンとも夫婦で繋がりがあるので、交流の取捨選択に不自然な所が出てくるので妻は何か感づくかも。
4案)体の関係を突き止める。入院前については調べようがないので今後の証拠を掴むにも妻のリハビリがしばらく続くのでこれはしばらく後になりそう。そもそも体の関係があるかどうかも分からない。逆に体の関係が前も今後もないなら問い詰める機会すらないのでモヤモヤを抱えたまま生活を続けることになる。突き止めるにしても興信所を頼るほかないので費用がかかる。興信所から体の関係を否定された場合1~3案をまた考えなければならない。関係が発覚した場合は即刻離婚だろうな、問い詰め方はまた考えるとしても。
ひとり酒しながら考えて最終的に諦めたことを書いてみる
ゆるい就職は、週3日勤務で月収15万円(派遣で手取り12~13万)なライフスタイルだそうだ。
そうすると、今の日本で、比較的昭和な小市民的な幸せを築いている家庭ほど、批判しづらい。
なぜなら、住宅ローンだ子供の養育費だ、学費だ保険だ老後資金だと言って着実に生活すると、
お父さん小遣い月1万です、とか良く聞くね。
ゆるい就職の方が、2万(= 手取り13 - (家賃6+光熱費1+食費3+携帯1) )と多いかも知れない。
親が死んだら手取り13万でどうやって生きてく気?
こんな強い口調で言われると、言葉に詰まる。
「オマエ、今の会社クビになって、家族が守れると思ってんの?」
と詰め寄られているような気になるからだ。
このご時世、正社員もいつどうなるか判らない。
まあ、オッサンの頃の独身貴族の定義は、今だとパラサイト・シングルとか言うのだろうか。
夫婦共働きで子供が居ないので、自由な時間や使えるお金が多い。
彼ら彼女らは、結局のところ、配偶者を食わせなくて良いから、子供を育てなくて良いから、
自由な時間やお金が多い、というところが良い、とされてきたワケだ。
この、「自由な時間」を増やして「お金が多い」を減らします、と言うライフスタイルは
結局のところ、諦めることで余裕を生んでるということに気がついた。
独身OLまずりんの提案した「ギブアップ制度」にすごく似てる。
もう、結婚も子供を持つことも、老後の暮らしも諦めるから、ギブアップで!という。
さっきも言ったけど、家庭を持つお父さんの小遣いは少ない。
独身貴族(パラサイト・シングル)は自由になる時間もお金も多い。
家庭を諦めて、貴族であることを諦めて、独身よりも多い時間と、お父さんより多い小遣いを貰う。
ちょっとだけ羨ましい。
老人が医療を食いつぶしていると言われながら、
誰もがアイドルにはなれないし、これといった夢もない。
無職でモラトリアムを続けられるニートほどには堕ちてもいない。
何かを極めたいという焦燥に身を焦がすこと無く、アスリートでもなく。
だから、諦めた。
少なくとも、諦めた人にとっては理想的なライフスタイルに見える。
ティムは2007年に『「週4時間」だけ働く(The 4-Hour Workweek)』という本を書いて、一躍有名になった。
はてブにも読んだ人がいるはずだ。忘れてるかもしれないけど。
航空券の値段を調べ、貯金をみて、上司を説得して一ヶ月まるまる休んで旅に出てしまう。
老人になる前に、若者や壮年の間に、やりたい事をやらないでいる理由はなんだ?と言う。
なぜ触れなかったかというと、これは「希望」の先取りだからだ。
「輝けるリタイア後の生活」を先取りしない理由はないよ、という提案だった。
でも、「ゆるい就職」は違う。彼ら彼女らには先取りしたいリタイア後が無い。
老後の資金を溜める気力もわかないし、
頑張って会社にしがみついたところで、いつリストラされるかも知れない。
叶えたい夢も無ければ、やり遂げたい志も無い。
じゃあ、フリーターよりもカッチリと契約で区切って、週3回働けば良いんじゃね?
というのは、多分すごく魅力的に見えると思う。水は低きに流る。
そしてきっと、そういった人が実際にどん詰まるのは、
老々介護が問題になるような、青春を終え、壮年を終え、老年に差し掛かった頃なんだと思う。
冷静に考えて、20歳の若者の父親が45歳だったとして、平均余命から見れば親父は80までは死なない。
平均的な親父が死ぬのは、平均的な息子が55歳の時だ。
50歳時の平均未婚率を、生涯未婚率と言う。つまり、もうタイムアップだと社会的に宣告される。
夢も希望もなく消費するだけの「ゆるい生活」なら、充分な時間じゃないだろうか。
そして「平均じゃなく親父が死んだら?」は「平均じゃなくリストラされたら?」と置き換え可能なのだ。
(もしかしたら現代の『漁師とコンサルタント』なのかも知れない)
「ゆるい就職」の話題は、賃貸と持ち家の話と、なんとなく既視感を感じる。
だって、正社員だからと言ってその会社内のノウハウが蓄積されるだけの人だっているのだ。
子供が出来て家庭を持って、給料が低いとなじられながら、家に居場所がない父親もいる。
「ゆるい就職(週3)」は、「キツ目の就職(週5)」に簡単になれるだろうけど、
正社員は、緩めの正社員には簡単になれない。(短時間勤務が無理だとは言わないけど)
家庭を持ったところで、幸せにはなれないと諦めて、
ただソコに「なう」だけがある消化試合をこなしていくのには、少し憧れる。
「なう」は古いか。
「独身貴族より、共働きのほうが稼げると思うんですよ。いろいろ節約できるし」
知人がこんなことを言ってた。
ツッコミどころしかなくて、ツッコミを入れる気にもなれなかった。元々童貞くさい奴だと思ってたけど、こりゃ童貞どころか恋愛経験すらないと確信した。
確かに共稼ぎは収入が倍になるし、家賃やら光熱費やらの出費は単純に倍にはならないので、結果的にキャッシュフローが得になる見込みはある。
でもそれは嫁や恋人と言うより、単なる経済共同体だよね。デート費みたいな嫁や恋人だからこそかかる金を想定してないし、セックスすれば子供ができる可能性もあって、キャッシュフローだけで見れば確実に悪くなるリスクを抱えてる。
何より独身貴族のメリットは時間や行動面での自由にあるはずなのに、それを無視して金銭的な損得を語れるメンタルに驚いた。
旦那をATMとしか思ってない嫁はよく揶揄されるけど、逆の男もいるんだと感心しちゃったよ。ちょっと女の子と付き合ってみれば簡単に悟れそうな事実なのに。
結婚や恋愛を金銭的な損得でしか考えられない人が、童貞をこじらせるのかな。
彼がそんな安易な理想と現実のギャップに気がつく日は来るのかな。来ない気がするけど。いい歳してそれに気づいてないから、童貞くささが出ちゃうんだろ。
2ch、とくにけんもーや狼あたりは
「オレ工業高卒だけど一流企業社員で高給取り」「オレ4大卒だけど就職浪人orブラックに入っちゃって今はニート・フリーターorz」
「オレ(オレの友達)162㎝だけどイケメンだからモテモテ・美人の奥さんいる」「俺高身長だけど40歳童貞独身orz」
「オレ独身だけど優雅な独身貴族」「オレ妻子持ちだけど嫁が家事しないし散財するし毎日地獄」「私独身女だけど毎日辛くて死にたい」
こんな書き込みばかりで、逆パターンの書き込み(「俺チビで高卒だけどモテないし童貞だし派遣で交代勤で貧乏でつらいよ―」みたいな)はほぼ皆無。
しかし、現実の各種統計は、非正規率もフリーター率も早期退職率も刑務所受刑者率も
FBなどSNSにいる連中や、各メディアで見る有名人を見ても、
俺46なんだけどさ
もうこの歳だと食が細くてさ
一食に一合ご飯炊いても多すぎて食べきれないんだよね
一合だと大体お茶碗二杯分じゃん
一杯でいいんだよね
でも0.5合だと炊飯器で上手く炊けないんだよねぇ
いろんな意味で死にたくなる
【追伸】(2014/3/15 8:25)
たくさんのブコメにトラックバックありがとうございます。
「冷凍したらいいよ」というアドバイスが一番多くいただくアドバイスなんですが、
私、ご飯を冷凍して解凍した時のお米の組織が潰れたような感じになるのが凄く苦手で。。。
niiros 冷凍も保温も苦手なのであろう…
【更に追伸】(2014/3/15 11:15)
土鍋や電子レンジで炊けるやつや超少量タイプの炊飯器を使うという
ただこの場合費用と手間とコツというリスクが伴う可能性が伴いまして、
もう一つ多いアドバイスで気になったのが、
あまりお粥や炒飯を作るといった習慣がないずぼらな中年独身貴族なゆえ、
いろいろ作り方を調べてみますと、