はてなキーワード: 強請とは
親としては冗談だったかもしれない。深い意味なんかなかったのかもしれない。
「ああ、家にはお金がないんだな」って素直に捉えたんだよ。
自分にはきょうだいが2人いて、自分は3人きょうだいの真ん中だったのだけど、
2人のきょうだいが好きなことをやるのを羨ましいと思いながらも、
家にはお金がないって言われていたし、趣味はなるべくお金がかからないものにした。
塾や習い事も別に必要なかったし、何かを強請ることもなかった。
本当は中学を卒業したら働いてお金を貯めて家を出るか、家にお金を入れようと思っていたのだけど、
高校は出たほうがいいと、当時親しくしていた人に言われたので就職に有利そうな公立の工業高校に行った。
高校に入ったらアルバイトをして良かったから、自分の小遣いは自分で稼いでた。
それでも高校の学費は親が出してくれていたし、実家に住んでいたから親の負担であることに変わりはないのだけど、
自分がいることで増えたであろう親の負担を少しでも減らせればいいなって思ってた。
今考えりゃ、もっと家事を手伝ったほうがよっぽど負担を減らせられたんだろうけどね。家事は小学校中学校の頃からできるしね。
高校を卒業して社会人になり、実家にいる間は家にお金を入れながら、別でお金を貯めて家を出た。
めちゃくちゃに止められた。なんで一人暮らしをするんだって言われたから「親の負担になるから」と言った。
実家に帰ると親に気とお金を使わせてしまうから最低限しか帰らない。
上のきょうだいは結婚したが親所有の家に住んでいるから近所に住んでいる状態だし、下のきょうだいも学生だから実家暮らし。
自分は東京の会社に就職したから東京で一人で暮らしている。寂しくはないし、自分一人が生きるには少しばかり余裕のあるくらいの給料をもらっているし、
父方の祖父が亡くなった時に、父が自分に「お前は親不孝だ」「お前には何もしてやれなかった」と言ったんだけど、未だにその言葉の意味が分からない。
自分は親が大事だし、今まで育ててきてくれた感謝の気持ちだってあるし、負担をかけたくないから家を出たのに、家を出たから親不孝なんだろうか。
自分が産まれてこなけりゃ、上のきょうだいと下のきょうだいだけだったら、親の負担が減ったかな、なんて思ってるから親不孝なんだろうか。
もっとわがままを言って、親にいっぱい甘えて、頼ってって言うのなら、最初からそう言ってくれよ。家にお金がないだなんて言うなよ。それ聞いた上で気を使うなっていうのは無理があるだろ。
あーあ、なんか気を使いすぎて疲れちゃったな。でも書いて幾分すっきりした。
自分は高給取りじゃないからそもそも結婚できないと思うけど、結婚して子供ができたら、どんなに苦しくても子供に「家にはお金がない」なんか言わないよ。
○朝食:なし
○昼食:考え中
○夕食:考え中
○調子
むきゅー。
昨日のうちに洗濯とかはしたので、今日はゆっくりのんびりの日。
○ポケモンの思い出
一夜明けてネットを色々見てみると、出るわ出るわの、ポケモンとの思い出記事。
便乗しようかしら、と思ったけど、僕にとっては赤緑からの20年間ずーーーっと現役のコンテンツで、
「この時期はポケカ」
「この時期はトレッタ」
「この時期は本編」
「この時期はポケダン」
みたいな、どのポケモンにハマっていたか、って違いはあれど、
基本的にずーーーっとポケモンを遊んでいるから、思い出を語るのは難しいんだよなあ。
僕とポケモンの出会いは別コロでした。(別冊コロコロコミックのことです、)
ちなみに、何故ボンボン派だったかというと、ガンダムが乗ってたからです、僕の父親は重度のガノタで、
ガンダムと名の付くものは全部買ってたんじゃないか? ってぐらいのオタクだったため、GガンやWのときた版が連載していたボンボンを買っていたんですね。
なんだけど、風邪か何かで学校を休んで寝てたときに、祖母がお見舞いに子供向けの雑誌を買ってきてくれたんです。
さすがに細かい文面までは、もう覚えていませんが、
「多彩な技を使いこなす植物ポケモン」的なことが書かれていたんです。(豊富な、だったかなあ)
そう「多彩な技」この一文が、僕とポケモンの20年間の始まりでした。
今にして思うと、
「いや、ポケモンは全員四つまでしか技はないし、フシギダネってそんなに技豊富か? 粉系ばっかやん」
とか思うけどね。
で、何故「多彩な技」って一文に惹かれたのか? というと、
ドラゴンクエスト5の話をツラツラ書くことになるので、省略します。(おお、今にして思うと、後のポケダンを作るチュンソフト最後のドラクエじゃん)
ざっくり言うと、ドラクエ5の仲間モンスターの特技の少なさにガッカリしていた的な話です。
(当時は攻略本とか持ってなかったし、ここに誤解があることは勘弁してね)
「フシギダネを育てて、多彩な技で相手を翻弄したい!」ということで、頭がいっぱいになったんですが、
そこはさすがに小学生、強請ってもすぐには買ってもらえませんでした。
当時の僕は中学受験のために、塾通いの日々でした。
って、今調べると僕は小学三年生だか、四年生から塾通いだったのか……
別に勉強漬けだからどうのだの、親の教育がどうのだって文句を言うつもりはないけど、
今にして思うと、色々面倒くさかっただろうなあ、親が。って思いますね。
余談はさておき「そこの塾のテストで良い点数をとれたら、ポケモンを買ってあげる」と親と約束したんですよね。
(ちなみに、ゲームボーイは父親がSAGAをするためにもう持ってた)
当時は「国語」「算数」の二科目を塾で学んでいたんですが、
っていうか、僕は未だにあの中学受験特有の方程式を使わずにつるかめとか旅人の問題を解くの出来ないんですよねえ。
「国語」に狙いをしぼって、ひたすら漢字を覚えて、文章問題に慣れるために問題集をやたらめったら繰り返しやったりしてましたね。
ちなみに、そのときに加納朋子の「ななつのこ」に収録されてる短編を題材にした国語の問題を解いたのが、
うーん、子供の頃に触れた文化は今の僕を形作っているなあ。
結局、努力のかいあって、夏頃に買ってもらえたんですよ。
たしか、夏休みに入る前、七月の前半ぐらいのテストだったと思う。
いやーこれは嬉しかったね、なんとその塾で一番良い点数をとったんですよ。
しかも「漢字の問題を全部間違えてるのに、文章問題が満点」っていう、なんか凄いもったいない感じで、
一番をとったんですよ。
「フシギバナ」
「ピジョット」
「ギャラドス」
「ファイヤー」
「フリーザ」
これは、ガンダムWに登場するヘビーアームズというガンダムのパイロットで、
多彩な技を使いこなすフシギダネにふさわしい名前だ! と思ったのを未だに覚えています。
(他のNNは覚えていないけど)
殿堂入りしてからも、図鑑埋めたり、レベル100を目指したりと、かなり長い間プレイしていた記憶がありますね。
ただ、64を買ってもらったのが、ポケスタ金銀発売後だったので、ポケスタを使った遊びができなかったんだよなあ。
少なくとも、アニポケがオレンジ諸島に入るぐらいまでは、ずっとプレイしていたと思います。
そう一人で。
一人で。
ポケモンの思い出を語る上で、ダイヤとパールが出て、Wifiでネットの向こう側に行けるようになるまでの間、一人でプレイしていた。
という事実から逃れられないですよね。
僕は友達のいない子供だったので、顔付き合わせての通信プレイをしたことがないんですよね。
(社会人になって、ポケカ初めてからはポケカの流れでやったことあるけどね)
ユンゲラーもゴーストもゴーリキーも進化させたことないんですよ。
いやもう、学生時代はずーーーーっとイジメられっ子だったので、楽しく友達とポケモン、なんて夢のまた夢なんですよ。
クラスメイトっていうのは、僕に突然殴り掛かってくる人たちだったからね。
なんか、嫌な思い出しか湧いてこないので、ポケモンの話に戻ろうかな。
緑版を楽しんだまま、ポケスペ(当時は作画が別人でしたね)もハマったし、アニポケも楽しく見てましたね。
ただ、お金かかるから、ポケカは旧裏すら最後まで付き合ってないですね。
(その後、BWで復帰します)
で、待ちに待たされた金銀が出て、銀をGBカラーと一緒に買ってもらったんですよね。
ただ、このとき僕は中学受験の追い込み真っ最中だったから、合間合間にやってただけで、ガッツリプレイしてないんですよね。
だから今では、ジョウトの思い出はHGSSの方が強かったりします。
さらに、インターネットとWindows98がお家にやってきて、
ダーテングのことを好きになるのは、もう少し先の話です。
ルビーが出るも、当時はミステリとノベルゲにガッツリハマってて、
かつ、Windowsを使ったあれやこれやで、ぐへへへ、ってしてたので、
「ポケモン? 小学生の遊びでしょ」的なノリで、そこまでハマってなかったんですよね。
(ああ、この時のネットでの僕の活躍は、未だにグーグル先生が覚えてるので思い出せるが、まあ辞めておこう)
ファイアレッド、リーフグリーン、コロシアム辺りは、もう発売日当時には買ってすらいませんでした。
(GCはチュンソフトのアレをやるために買ってたけど)
そして、高校生になって……
そう「ポケモン不思議のダンジョン」です。
上で書いた通り、僕は当時ノベルゲにハマっていました。
「ポケダンねえ、シレンGBをミレンまでクリアした僕にかかればお茶の子再々、サイサイシーさ!」(当時僕がネットのチャットでよく使っていたジョーク)
と、軽い気持ちで買うも、ドハマり。
感動的なストーリーでぼろぼろ泣き、清森の超絶難易度に悶絶し、とポケダン赤はもうかなりやり込みましたね。
不思議のダンジョン恒例のセーブデータに表示されるアイコンを全部揃えるのに一番時間がかかったのが、ポケダン赤な気がしますね。
(シレン2のモン壺絡みのアレも普通にやると時間かかるんだけど、なんか僕シレン2に関しては、かなり旅の神クロンの追い風が吹くんだよねえ)
そんなわけで、またまたポケモンの世界にハマりだした、僕なんですが、
今度は大学受験が待ってました。
当時、笠井潔にハマっていた僕は哲学科で哲学の教授になるんや! という、夢がありました。
なんですが、まあ色々あって、就職に強い地元の情報科の大学に入ることになります。
そこでプログラムと出会い、今の仕事にも繋がってるわけですね。
そうえば、はてなIDを取得したのは、この辺りかな?
で、巡り巡ってようやく「ダーテング」を好きになる話ですね。
ルビーと同じようなストーリーなのに、色々違っていて楽しめたんですが、
クリア後のアレです。
そう、未だに挑戦している人もいるであろうアレです。
「バトルフロンティア」です。
ポケダンを苦労しつつも、清森を突破した僕ですら、
このバトフロはあまりにも難しすぎました。
ポケモンのストーリーって、基本的にレベル上げてゴリ押しすれば勝てるんですが、
バトフロではレベルが統一されるので、ゴリ押しできないんですよね。
どうすればいいのか?
そして、個体値は少なくとも素早さに関しては最大値じゃないと、そもそもゲームとしての読み合いが成り立たないレベルで意味がない。(トリルないから最遅も意味ないしね、あーでも、グラードンとカイオーガの天候変化組は例外かな)
っていう、今ではもう常識になっている知識を知りました。
これが、僕がポケモンの沼にもうしっかりどっぷりつかった瞬間でしたね。
まず優秀なポケモンを孵化させるためには、とりあえずデタラメでも良いから、数をこなすのが早そうだ。
と当りを付けた僕は
「タマゴグループが二つあって」
「孵化歩数が短い」
「オスメス比率が普通」
この条件に合うポケモンを探すことを始めました。
出来れば、陸上グループがいいなあ(遺伝に使うドーブルも陸上だから)とか色々探すうちに見つけました。
「タネボー」です。
タマゴグループが陸上と植物という、連絡網的にかなり優秀な二つ。
そして、3840歩というかなり短い孵化歩数。
こりゃ良いんじゃね?
と思い、孵化!
孵化!
孵化!
孵化!
孵化!
僕の大学一年生は、ずーーーーっとGBA片手にタネボーの孵化をしていましたね。
そこで生まれた
4V(HACS)、せっかちのタネボー。
メス。
そう、念願の3Vの壁を突破した、初めての4Vが
メス。
ここで、僕の心が折れました。
「もういいや、この山ほどいるタネボーをまず実際に育成しよう」と。
ところが、
とりあえず、葉緑素を生かすために晴れPTは確定。
残り一枠、うーん、良い技ないし適当に猫騙しでも入れておこう、シングルじゃ腐りそうだけど。
で、次は相方か。
晴れ始動。
耐久があって、弱点が少ない子か……
弱点が少ない?
ヤミラミって弱点ないんだよねえ(第三世代当時の話、今ではフェアリーが弱点)
エンテイはコロシアムで厳選とか死ねるから、ヘルガーにしよっと。
「ダーテング」
「ヤミラミ」
「ヘルガー」
と、こんな感じの思考回路を経て、
晴れPTが完成しました。
もちろん、見ての通り、三世代当時で考えてもこのPTは弱いです。
(ラティとかどうやって突破するつもりだったんでしょ)
そんなポケモントレーナーの当たり前が、それはもう、それはもう楽しいことに気づいたのです。
始めは孵化歩数だのタマゴグループだのの、打算で育て始めたダーテングのことが、
フロンティアで一緒に戦ううちに、どんどん好きになっていき。
そして、偶然なんですが
このPTなんと、全員が悪タイプを持っている
「悪統一」でもあったんですね。
これに気づいて、僕は
それから、ダイヤ、パールでネット対戦デビューをしてからは、そりゃもうポケモン漬けでした。
きあいのタスキによって、晴れ始動を行いつつ、大爆発で退場できるようになったダーテング。
プラチナで不意打ちを覚えて一気に晴れ下での物理アタッカーとしてかなりの地位にたつことになったダーテング。
悪統一!
この縛りと育成、対戦の楽しみによって、僕はもうかなりネット対戦にのめり込みました。
ちなみに、僕が対戦していたのは、2chの社大スレというところでした。
BWですよ。
ここまで、基本的に
BWですよ。
BWでランダムネット対戦が導入されて、ますます対戦にのめり込もうと思った僕は、
「そろそろ悪統一を辞めて、普通にPTを組もうかな」と思っていました。
それをするのに、世代交代というのはちょうど良いタイミングだと思ったのです。
思ったのに
これですよ。
もう本気でポケモン作った人に聞きたいんだけど
「かそくアチャモのために、五冊攻略本をかって、しめりけミズゴロウを五匹ゲットして、ブックオフに攻略本を売る」
これが、楽しいと本気で思ったんですかねえ?
誰が「わーい、好きなポケモンのために攻略本いっぱい買うの楽しい!」って思えるわけ?
おかしいでしょ。
でもそれは、明確に貰えるポケモンがハッキリしてたし、
少なくとも、一枚買えば一匹貰えるっていう簡単なルールだったじゃん。
映画前売り券はまだいいわ、映画何回も見ればいいんだから。(よくないけど)
攻略本何冊も買って何になるわけ?
おかしいでしょ、どう考えても。
マグナゲートが糞ゲーとか、
ポケモンダッシュが糞ゲーとか、
ポケモントローゼが糞ゲーとか、
そういう次元の糞ゲーじゃないんだよ、
効率よく攻略本を買うために、仕事頑張って給料たくさんもらいます、じゃん。
それゲームじゃないじゃん。
という感じで、もう第五世代にはかなりガックリ来て、ろくにプレイしていません。
BW2に至っては買ったけど御三家すら貰ってないです。
なんだけど、XYが出て、
愛するヘルガーが、メガヘルガーになることで、より晴れPTのアタッカーって側面が強くなって、
なんだかんだ、今ではポケモンを楽しんでます。
第六世代からは、シングルじゃなくて、ダブルを専門にすることで、
より愛するダーテングが活躍できるようになったし、
サンパワー晴れ熱風というメガヘルガーのロマンを追うのは超楽しい。
いやうん、でも最近のネット対戦はポケットモンスターというよるガルットモンスターだから、最近ちょっとやってなくて、
パート先で好きかもしれない人が出来た。
彼の真面目に取り組む仕事の姿勢と、細やかな所に気付く優しさに私は久しぶりのトキメキを感じた。欠点があるとすれば、それは口数の少なさだろう。
周りから彼の話を聞くと、真面目だとか、無口だとか同じものばかりで。そんなある日に彼が既婚者だと知った。彼の乗る車には確かに子供が同乗している事を示すステッカーが貼ってあった。事実だ。
けれど私は我慢が出来なかった。脳内で流れるback numberのクリスマスソングに乗せて彼の事を延々と飽きもせずに考えた。歌詞にあるとおり、あれ、なんで恋なんかしてんだろう、とも思った。けど募り募る想いは萎む素振りなんて一切見せずに、まるで限界を知らない風船のようにぐんぐんぐんぐんと膨らんでいくばかりだ。
もう無理だ、と悟った私は思いきって踏み出してはいけない一歩を踏み出した。無口で真面目な彼に連絡先を聞いたのだ。このご時世LINEと言う簡単に繋がれて簡単に切れる便利なツールがある。それを利用した。
一瞬躊躇った彼だったが、私の「仕事で聞きたい事とかある時やお休みの連絡をする時に困ってしまうので」と言う言葉に渋々教えてくれた。
連絡先を手に入れてしまえばこちらの物だ。
それからというもの事ある毎にLINEを送った。返事のスパンも上々だ。私は更に踏み出した。
もしよかったら今度お休みの日にお会い出来ませんか?
震える手で打つ言葉に、こんな風にドキドキして誰かと連絡を取るなんていつぶりだろうと考えた。きっと主人と付き合っていた頃だろう。
そして家事なんて手につかず上の空で過ごしていた数分に返信が来る。
心の中でガッツポーズをした。私は飛び上がるくらいに嬉しくてそれからの家事は素晴らしい早さで終わった。なんて単純なのだろうか。
約束の日は割とすぐにやって来た。久しぶりにメイクに力を入れて、洋服選びにも余念がない。あれでもない、これでもないと、数少ない洋服の中からこれだ!と思うものを選択する。果たして彼は気に入ってくれるだろうか。
約束の時間。指定された場所に到着する。スマートフォンを鏡代わりにセットした髪型を再チェックする。よし、大丈夫。スマートフォンをバッグにしまった途端彼の姿が目に入る。初めて見る私服、こちらに歩み寄ってくる姿、そのどれもが私をドキドキとさせた。
待ちましたか?と申し訳なさそうにする彼に、いえ!さっき着いたところです。と笑うと大好きな笑顔が彼から放たれ、ならよかったです、と笑う。相変わらずその笑顔は反則だ。
特に何をするか決まっていなかったあの日。私達はとりあえず食欲を満たそうと、たまたま目に入った洋食屋さんに行った。そこのお店では二人共日替りを食べ、ライスを大盛りで注文した彼に内心でよく食べるんだなぁ、とホッコリした。
そこでは他愛もない話を沢山した。相変わらず無口な彼は私の話に乗ってきてくれるだけだが、それでも十分だ。家族の事を聞いても嫌な顔せずに話してくれる。彼が家族の話をする度に、胸にチク、と針で刺されたような痛みが走るがそれもまた愛嬌なのではないか。
食欲が満たされた頃、彼の方から次に行く場所はどうしようかと聞かれた。私は答えを決めていた。今日の目的は最初からこれだ。
彼を手招きでチョイチョイ、と呼ぶ。身を乗り出して来てくれた彼の耳元で周りに聞こえないように、囁く。
ホテルに行きませんか?
途端色白の彼の顔が真っ赤に染まった。ガタタ、と椅子が後ろに下がる音もした。
嫌、ですか?
首を傾げ尋ねる私に、彼はまだ頬を赤く染めたまま
嫌じゃ、ありません
と返事をくれた。
そこから洋食屋さんの会計を済ませ、歩いて行ける距離のホテルに向かった。
相変わらず毒々しい外見と下衆さに上品さを絶妙に交えた店名にドキドキとしていた心臓が逆に落ち着きを取り戻す。
久しぶりのホテルに戸惑いながらも気に入った部屋のボタンを押し、まだ曖昧な距離感が二人を包んだまま部屋へと向かった。
部屋に入った途端今まで落ち着いていた心臓がまたバクバクと早鐘を打ち出した。自分から提案した事なのに、あまりの罪悪感とあまりのドキドキに目眩がした。しかしもう後には戻れないのだ。数時間前までの普通の私にはもう、戻れないのだ。
いよいよだ。頭の中で私が私に指令を出す。ソワソワと落ち着きがなくなる。深呼吸を何度もした。
次どうぞ
そうこうしている内に彼がシャワーから上がってきた。備え付けのバスローブを身につけた彼は身長が高くバスローブの裾が足りなくなっている。そんな姿にも可愛さを見出してしまい、胸がキュン、とした。
シャワーに向かうため席を立つ。彼が使用した後の濡れたバスルームへと足を踏み入れる。勢いよくシャワーを出し、体に浴びる。体の隅々まで入念に泡立てたボディーソープで洗う。
下着を身に着け、身に纏う洋服に悩む。先程まで着ていた服を着るのか備え付けのバスローブを着るのか。
悩んだ挙句にバスローブを身に纏った。そして彼の待つ部屋へと戻った。
普段着慣れないバスローブに違和感を覚えながら、震える手で脱衣所の扉を開く。
キィ、という扉の音に反応してか彼がこちらを振り返った。
こういう時になんて言えばいいか分からなかった私は、少し笑って戯けてみせた。
途端少し硬い表情をしていた彼が私の言葉でふふふ、と笑い
お待ちしてました
と言った。その笑顔に胸がキュンとした。そういう所が大好きなのだ。
シャワーを浴びた後ソファに座っていたらしい彼の隣に人一人分空けて座る。微妙な距離感は縮まらない。そして心臓の高鳴りはさっきからずっと止まらない。
その空気を一掃しようと、なぜか私はリモコンを手にテレビを付けた。
するとその場に流れる大音量の喘ぎ声。しまった、ホテルには所謂そういう映像が普通に流れる場所だった。随分来ていなかったのですっかり失念していたのだ。
何にかは分からないが、謝りながら慌ててテレビを消そうとするが、上手く手が動かず床にリモコンを落としてしまった。
一人慌てている私を尻目に彼は快活に笑ってこう言った。
焦りすぎだから
恥ずかしいやら居た堪れないやらで、小さくなってしまった私はとりあえず落ち着いてテレビを消そうとした。
床に手を伸ばそうと上半身を折り曲げた時だった。ソファが一瞬軋んだ気がして、リモコンを取ってから音の方へと振り返る。
すると、さっきまで人一人分空いていたはずのスペースがなくなり目の前には彼の顔。至近距離で見る彼の顔に一瞬息が出来なくなった。
あ、いや、あのっ……
言葉にならない言葉を紡ごうとした時、彼が私の唇を見つめている事に気付き黙った。途端彼の顔が更に近付き、キスをした。
もっとしてもいい?
軽い口づけの後、唇を離した彼が私の耳元でそう囁いた。私は小さくコクン、と頷く。後悔も罪悪感もこの頃にはとうになくなっていた。この時は二人を包んでいるこの空気だけが現実だったのだ。
彼に手を引かれベッドに移動する。ふかふかとしたそこに寝転んだ。
彼が私の上に跨り見下ろして来る。その行為が堪らなく恥ずかしい。私は顔を掌で隠した。すると彼に掌を退かされ手を押さえつけられた。またしても顔が近付いて来て、キスをされる……と身構えた瞬間彼が私の耳元で囁く。
何も言えなかった。ただ顔を赤くする事しか出来ずに固まった。そんな私を見て彼はまた柔らかく笑い、さっきのとは違う長いキスをした。
久しぶりの感覚に背筋が粟立つ。主人としかした事のない行為はこの時に初めて人によって違うものなのだと知らされた。
優しい彼からの優しくも激しいキスに私はもう夢中になるしかなかった。ふと脳内に、いつもこんなキスをしてもらっている彼の奥さんが羨ましいなぁ、との考えが過ぎったがそれすらも今の私には自身を燃え上がらせるスパイスでしかなかった。
彼の首に手を回す。もっと、と強請るようにこちらも舌を絡ませれば、彼のキスがもっと激しくなった。
キスが徐々に下へ降りていく。いくら照明を落としているとはいえ、裸を彼に見られてしまう事には抵抗があった。しかし彼は構わずバスローブの紐を解き、私の裸を露わにした。
慣れた手つきでブラジャーを外され、彼に裸が晒される。恥ずかしいと言う暇を与えられず、彼は愛撫を続けた。
主人とは全く違う愛撫に翻弄され、喘がされる。彼は時折柔らかく笑いながらも真剣な表情で続けた。
ショーツの中にまで手が浸入して来て身を捩る。しかしそんな些細な抵抗は彼には通用しない。彼の綺麗な白い少し太い指が私の陰部を触っている。そう思うだけで絶頂しそうになった。
彼の巧みな手淫に私の体はとろとろに溶かされていた。
彼の指が引き抜かれた頃、私は息を整えて今度は私が、と彼を座らせた。
彼のバスローブに手をかけ紐を解く。するすると脱がせて彼のトランクスが露わになった。
トランクスの上からゆっくりと、触れる。彼自身がトランクスの中でぱんぱんに膨張していて、私との行為で興奮してくれたのだろうか、と思い凄く嬉しくなった。
恐る恐る脱がすと、勢いよく彼自身がトランクスから飛び出した。毎回毎回比べてしまうがやっぱり彼自身も、主人のものとは形が違う。大きさも違う。今まで主人とAVでしか見た事のなかったそれに少したじろぐ。
しかし先ほどまでのお返し!と言わんばかりに私は彼自身を躊躇いもせず口淫した。
最初は少し慌てた様子だった彼だが次第に目を閉じたり、顔をしかめたりしていて私がしている行為で感じてくれているのだと分かり、先ほどより嬉しさが倍増した。
彼の股関に顔を埋め、必死になっていると彼が私を制止した。
も、もう…
その一言で彼自身から口を離すと先ほどと同じように優しく押し倒された。
脚を開くように促され、言われた通りにすると私の脚の間に彼が割り込んだ。初めてする格好ではないのに極端な恥ずかしさに思わず目を閉じた。すると彼が近付いて来た気配がして薄く目を開けると
いれるよ
と彼が囁いた。
途端下半身が圧迫感でいっぱいになる。あまりの質量に思わず彼の首に腕を回した。
私の上で切なげな表情で行為に耽る彼の顔に胸がドキドキとした。私で感じてくれているのだと、より一層思えて胸が暖かくなった。
これ程生産性のない行為にここまで魅力を感じた事は今までにないと思えた程だった。
彼が吐精して、行為が終わる。なんとも言えない沈黙がまた私達を包んだ。
脱ぎ捨てた下着を身につけ、バスローブを羽織りシャワーを浴びに行こうとした時、私の腕を引き再びベッドに座らせると彼が沈黙を破った。
また、今日みたいに…
口下手で無口な彼の精一杯だろう。行為が終わって落ち着きを取り戻した彼の赤い頬がまた赤く染まり出す。
断る理由も嫌がる理由も私には一つもなかった。答えは勿論決まっている。
えぇ、是非。お願いします。
そう言って笑うと彼も大好きな笑顔で返してくれた。
あの日以来、彼との関係は続いているが体を重ねる以外に進展はない。お互いが好きだと言う事もなければ、好きだと言われる事もないのだ。けれど、それがいい。それでいいとすら思っている。
愛の言葉は私なんかじゃなく、彼の奥さんに伝えられるべきだと思っているからだ。
なんて、これは全てフィクションなのですけどね。
いや~、僕はそんなにネットに張り付いてるタイプの人間ではないからね、数日遅れの話題で申し訳ないんですけど。
下記のトゥギャッターを見かけて、ちょっと読んでみたらケネディというステーキ屋がぼったくり請求したっていうんで、
こりゃけしからんと思ってこの↓まとめを読んでみたわけね。
で、一通り読んで、コメント欄も見てみたら案の定ケネディを叩く流れ一色で。
はぁ~~~……。ツイッター民そんなんだから愚民って言われるんだよ。
これは間違いなくこの自称"ぼったくり被害者"のねつ造した炎上、あるいは
ねつ造とまではいかなくてもほとんど言いがかりに近い事件だろうね。
正直ネットの賢い皆さんはこんなクソみたいな炎上案件一ミリも興味ないと思うので
記名のアカウントには書かない代わりにこの匿名ダイアリーに殴り書きすることにしました
(どうでもいいけど匿名ダイアリー開いたら7年前に書いたポエムとかログに残ってて心がきつかった)。
はてな記法とかよく分かんないから丁寧に引用とかしたりしないので、もしこの文章をまともに
読もうという人がいるなら、別タブに上記まとめを開いて参照しながら読むといいよ。
まあ、長い上にだから何って話だし、そんなやついるとは思えないんだけどね。
■まず一番の疑問はこれ。
>店長さんが不在の時の出来事でして、店長さんに事情を説明したら困惑した様子でした。
>話した感じ多分店長さんは白ですね。
>おそらく店長さんが居ない時はこの動画の彼が責任者でこういうことしてるかな?って感じですね。
>完全に困惑した店長と、噛み付いてくるくらい元気で馬鹿な部下がいたんぁけど、多分部下の独断だねこのパターン。
こんなことをしてもアルバイトの人には一銭も入らない。レジ通してるから差額を着服してるとも思えない。
店長が指示していたのならともかく、アルバイトがそんなことを独断でするメリットがない。
加えて、アルバイトの人が何かしらの目的で"ぼったくり"を行うのだとして、こんな一目みただけで異常だと
■で、次。飲んだ量について。
>ウーロンハイ濃いめを頼むと、事前説明もなく5杯分の料金を取ります。店員さんがそう言ってるので間違いなく取ります。
>メニューには書いてないので、皆さん気をつけて下さい∧( 'Θ' )∧
と説明、レシートを見ると60杯分の記載があるから飲んだ量は12杯だということがわかる。
そのあとにこれ。
>2時間程度でジョッキの9割は焼酎のウーロンハイを30杯ずつ飲みながら500gのサーロインを完食できるらしいです、わしらw
何故か9割の濃さのウーロンハイを計60杯飲んだ話に切り替わってる。悪意を持って炎上させにいってる印象がある。
当事者なら正確に事実の推移を知っているわけで、こういった間違いは起きないと思うのだけど。
■最高の濃さについて。
これは外部サイト参照。
>また、酒の注文時に「ケネディ史上、最高の濃さで」という注文だったというのだ。
ここははっきりいって偏見で言わせてもらうけど、こういう注文するやつにまともなやつはいない。
この発言自体が店のねつ造だったら話は違うかもしれないけど、発言をねつ造するくらいなら別の方法とるよ、普通。
で、もしこんなことをアルバイトの人間が言われたら、とりあえず注文を断るわけにもいかないし、作るよね。すげー濃いウーロンハイ。
通常のウーロンハイの五杯分くらい焼酎の入ったウーロンハイを出してもなんら不思議ではない。
>「焼酎濃いめで頼むと金額5杯分だから計算は合ってる」とか、歌舞伎町のぼったくりバーでも聞けないような後出しの反論をされたし
>なんかすげー態度で開き直ってたけど、「録音してるけど大丈夫?」って聞たらすぐ落ちたw
>雑魚すぎ返金あざすw
録音されてるとか言われたらとりあえず店長はビビッて差額返金くらいするよね。
だって数千円の損失くらいで大きなもめ事起こしたくないし、店長はその場にいなかったんだから真偽を確かめられない。
むしろこの"被害者"側も最初からそれを想定して強請に行ってるような心象さえある。
この「雑魚すぎ返金あざすw」も、ぼったくられた憤りを直前まで感じていた人間の言葉とは思えない。
このほかにも、
>やっぱり中目黒のケネディでステーキ&ウーロンハイ濃いめ限定オフ会をやるべきか
など、ネタにして面白がりながら炎上を拡大しているような発言が見て取れる。
>この件のまとめが大昔の元カノさんのFBまで到達したとの電波を受信した。
元カノのFBに届いたことも報告。自分の話題が広がっていくのがそんなに楽しいのかな。
>同店ではドリンク1杯150円のキャンペーン中だが、これはグラスサイズでの価格だという。
>店員によると、男性らはジョッキサイズで注文した。したがって、そのサイズの違いゆえに、1杯あたりの単価が上がっているのは当然であるという。
ゴミでしょ。
■その他
このちょっと前にほかの飲食店でも騒ぎ起こしてるんだよね、この人。
勿論偶然そういうこともあるのかもしれないけど、なんとな~くもめ事を起こしやすいタイプの人間なのかな
という想像はしてしまうよね。上記のとおり、ねつ造でなければ普通の客としてもあまり良い態度ではなかったようだし。
あとなんだろな~、名前の後ろに(リーダー・クルー)ってつけちゃうお調子者感とか
(リーダー・クルーはツイッターで話題のちょっとやばい人で、ネットのお調子者たちのおもちゃになってる人です)
細かい点も色々気になるんだよね。
まあそんな感じで、ツイッター民のみなさんは鵜呑みにしてケネディ叩いてるけど、
普通に一つ一つ見ていけばこいつがまずゴミで、調子にのって150円の割引ドリンクに史上最高の濃さとか無茶ぶりつけて
ブクマして頂いてありがとうございます。ですが、大変申し訳ありません。ブクマしていただいたものは別の人のツイートの飲用です。本当にパクツイをするつもりは全くありませんでした。むしろ、こんな変態ツイートにブクマがついていま大変困惑しております。今更だけど元ネタをちゃんと書いたほうがいいですか?ネタがネタだけに元ネタの人をばらして良いものか悩んでます。元ネタの人にご迷惑かかるようなら、訂正などせず黙って消したほうが良いでしょうか。
今までも何回かそういう形で増田で引用していたのですが、今までは注目されることはなかったので油断していました。少なくとも今後はこういうことがあると良くないので控えます。お騒がせして申し訳ありませんでした。
私は変態ツイートを見るのが趣味で、今回引用したのもその中の一つです。ただ、普段自分のツイッターアカウントは変態趣味は隠して一般人として振舞っているのでこのツイートをRTする勇気がなく、ひっそりメモするつもりで増田に書いただけでした。他にもたとえば「催淫剤をキメられて親友だと思って抱かれた相手が同じクラスのキモヲタでハメ撮りされた動画で強請られて何度も身体を抱かれてる内に心では拒絶しながらも身体はキモヲタのちんぽを覚えちゃってるTSっ娘ものが好きです」のようなエグいツイートをしている人が好きなのですがこの人もフォローもRTもお気に入りもしたことがありません。ああいうツイートを堂々と行っている人はすごいなあといつも尊敬しております。
なに、補強してくれようとしたのかな?それとも努力教の人?
バブルはのけておこう。 http://kosodatech.blog133.fc2.com/blog-entry-13157.html まあだいたい同じかもしれんが
1970ごろは地味な世の中だったがそれでも
すぐ婿がみつからなきゃ一生くってけるとこもあった。
なんなら厚生年金もついてきた。http://www.asahi.com/articles/ASH2V6W1DH2VULFA045.html
今、子供向けにプログラミングを書道や算数の時間ほど教えるか。
筆は左利きでも必ずつかわせられるが
キーボードに指一本もさわらずに名前だけの大学にせきたてられる
そこから親に高額パソコンとソフト強請って自助努力してようやくIT土方か。
いったい2000年生まれの子供は手始めにどこから努力したらいいかな?
まあどっちでもおなじようなもんだ、格差はないなんて言えないとおもうぞ。
横だけど、「気持ち悪い」は何の正義でもないからな。多くの人にとって、ある人が気持ち悪いかどうかなんてどうだっていい些細なことなんだよ。まずそこに気がつかないと。
自分にとって自分のメンタルは一大事だけど、世界にとって1人の人などは取るに足らない存在なんだ。誰かが思いやりを持って見てくれるなんて大間違い。この世界はその程度には厳しい。
そうやって、世の中は悪い人ばかりであり、みんな自分が大事で、自分を思いやってくれる人なんて誰一人いないと気づくことが子供から大人への成長なんだ。
誰も他人を思いやる義務なんかない、自分も他人を思いやる義務はない。だから思いやりがないことで人を責めることはできない。なぜならそれが世の中の正常運転だから。
1.しなければならいこと
2.しなくてもいいが、しないよりはした方がマシなこと
3.してもしなくてもいいこと
4.してもいいが、しない方がマシなこと
5.してはいけないこと
おい君、君はどんくらい腋毛が生えているか、としきりに尋ねてくる。
尋ねてくる分には可愛げがあるが、なあ少し腋をあげて見せてくれ、としきりに強請ってくる。
もう寝ようと提案するが、駄目だ見るまでは寝ないと駄々をこねる。これには閉口した。
じゃあ無理にでも見てやろうと、がっぷり四つに組み敷いてくる。
この陰毛男は、ひょろっとした体つきのくせして存外握力が強く、嫌がる僕の腕を
強引に持ち上げ、腋をじろじろ凝視してくる。
ふうん、なかなか毛深いね、とばかにしたように云うから、かっとして、
じゃあ君のも見せてみろと云ったら、やっこさん、喜んで万歳の姿勢をとる。
思わず、なんだ腋の下までチン毛が生えてるじゃないかと口にしてしまい、
えらく不興を買った。
その件はそれで収まったのだが、その晩、陰毛と枕を並べて寝ようとするも、どうにも眠れない。
静かにしろと怒鳴りつけてやりたくとも、相手は夢心地なんだから仕方ない。
そんなら先の仕返しをしてやろうと、細かく裂いてぬらしたティッシュを相手の鼻に詰めこんだ。
するとなんの拍子か、やっこさん、ずぞぞと下品な音を立ててぬれティッシュを吸い込んでしまった。
このままでは窒息するかもしれん、と大わらわでティッシュを除くが、
破れた欠片が鼻の奥に吸い込まれ、もはや手の施しようがない。
まさか鼻をほじくる訳にもいかず、翌朝変死体で発見されたらどうしようかと気を揉んだが、
だんだん考えるのが億劫になり、ええい、どうとでもなれと自分のベッドに戻って不貞寝した。
先日いとこが結婚した。
式と披露宴をするらしく招待状も持ってきた。
親だけでなく私にも出席を促す旨を伝えられたらしいけど断った。
用事があったわけじゃないんだけど、どうしても祝う気持ちになれなかった。
不機嫌な顔して出席するくらいなら欠席の方がよっぽどマシだと思ってそうした。
詳しくは覚えてないけど、
『この泥棒。お前達が我が家の金を使っていくから我が家はどんどん空気が悪くなる。
恥ずかしいとは思わないのか』
みたいな内容。
いとこ家族と同居の祖父母から、うちの親への金銭的援助や孫である私たちへの各お祝いのことを指していた。
もちろん、祖父母が外孫の私にだけ優しかったなんてこともない。平等だった。
普段明るくポジティブで涙なんて見せたことのない親が泣き崩れる姿を見たのはこれが初めてだった。
援助してもらった分は少しずつ返してる。私も協力してるし、いろんなものを切り崩した。
あのメールがきたのはもう何年も前のことで、
うちの親は時々祖父母に会いに行ったり、いとこと話すこともあるらしい。
私はあれからいとこに会っていないし会いたいとも思わない。
おかげで祖父母に会う回数はぐっと減ってしまったのはとても残念。
この年になって改めて親を尊敬する。
大人ってこういうことなんだろうな。忘れたり割り切ることで対応できるようになるんだ。
成人して働いているけど到底自分はガキのまんまだ。
結婚式から帰ってきた親が席札の裏に書かれたメッセージを見せてくれた。