先日いとこが結婚した。
式と披露宴をするらしく招待状も持ってきた。
親だけでなく私にも出席を促す旨を伝えられたらしいけど断った。
用事があったわけじゃないんだけど、どうしても祝う気持ちになれなかった。
不機嫌な顔して出席するくらいなら欠席の方がよっぽどマシだと思ってそうした。
詳しくは覚えてないけど、
『この泥棒。お前達が我が家の金を使っていくから我が家はどんどん空気が悪くなる。
恥ずかしいとは思わないのか』
みたいな内容。
いとこ家族と同居の祖父母から、うちの親への金銭的援助や孫である私たちへの各お祝いのことを指していた。
もちろん、祖父母が外孫の私にだけ優しかったなんてこともない。平等だった。
普段明るくポジティブで涙なんて見せたことのない親が泣き崩れる姿を見たのはこれが初めてだった。
援助してもらった分は少しずつ返してる。私も協力してるし、いろんなものを切り崩した。
あのメールがきたのはもう何年も前のことで、
うちの親は時々祖父母に会いに行ったり、いとこと話すこともあるらしい。
私はあれからいとこに会っていないし会いたいとも思わない。
おかげで祖父母に会う回数はぐっと減ってしまったのはとても残念。
この年になって改めて親を尊敬する。
大人ってこういうことなんだろうな。忘れたり割り切ることで対応できるようになるんだ。
成人して働いているけど到底自分はガキのまんまだ。
結婚式から帰ってきた親が席札の裏に書かれたメッセージを見せてくれた。