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はてなキーワード: マージとは

2019-05-10

anond:20190510010647

「緊急なので最優先で」って言いながらdevelopmentからmasterにPRマージ先切り替えるだけのことを依頼されたとき不愉快度高かったな

緊急ならcherry-pickぐらい自分でやれ

2019-03-18

文字ベースコードレビューが苦手

エンジニアとしてWeb系でお仕事をして2年近くになる。プログラミングは好きだ。ただ、PR文化は好きだけどそこで行われるコードレビューが凄く苦手だ。

議論が並行性になりやすく、理解し合えずにすれ違いが多発している。対話によるコードレビューは嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。互いの認識の溝が埋まる瞬間が好きだ。お互い納得して気持よく対応できる。

コードレビューのやり取りが一往復してもお互い認識が異なる場合オンラインでも対話をするようにしている。が、それまではお互い嫌な気持ちになることが多く、感情に振り回されるのが凄く苦手だ。誤解も起きやすい。もう最近ストレスしかない。するのもされるのも嫌になってきた。一向に進まないのもそうだけど、とにかく自分が嫌な気分になるのがとてつもなく嫌だ。こんな自分が嫌なんだ。

酷い時は理解されずに議論が終わり、マージした後にこっそりコード修正されていたりする。そんなことをするぐらいならコードレビューなんてしなくていい。勝手自分コードにしておけばいいんだ。もうそうなるとPRを出す人も指摘されたことを議論せずに言われたまま修正することになる。この時点でチーム開発として成長は見込めないし、達成感も何もない。ただの作業者と成り果てる。そんな現場なら辞めたほうがいい。時間無駄だ。

なぜコードではなく自分否定された気持ちになるのだろう。なぜ感情的になるのだろう。

自分のどこを変えたらいいのかがわからなくなってしまう。

自分レビューアの時は以下に気をつけている。

・良いコードは褒める

・なぜそのような設計実装にしたのか疑問を投げかける

・その際、なるべく情報量を多く文章を書く。スクショを貼ることもある

自分レビューイの時は以下に気をつけている。

設計実装に悩んだ箇所は自分で先にコードコメントする

一見うまくいっているように見える。が、うまくいっていない。のでうまく回っているプロジェクトを参考にしたい。自分プライド邪魔しているとは思うのだけれど、そこからどう脱却すべきかが答えが見つかっていない。

2019-03-06

派遣プログラマ認証機能作らせたら

usersテーブルをfindAllして全部取得した後に

入力したID/passと一致するかどうかでやってやがった

プルリクエスト出してきたんだけどこれでマージされると思ってんのか??

いやこれ明日マジでどうしよう?

PHPのLaravelってフレームワーク使ってるからその通りに作ればいいのに

いったい何を考えてこいつこんなの作ってきたんだ??

単価80万だしてんだけどありえないだろ

明らかに不良品から返品して新しい人入れてくれないか

本当に派遣プログラマ使えないわ

2019-02-19

anond:20190219063712

S と M では

a と the は 対象についてのとき

パイロットが a か the であるときはそれ

「僕は乗ります」I am a pilot for other injured soldiers

a any among

「僕が乗ります」I am the pilot of instead

the though that

複数エヴァンゲリオンがあり複数パイロットがおりそれぞれに状況がある

その一例として怪我をして搭乗できないパイロットがいる

綾波はその例にあてはまる一人だ

私は乗る(運転するために乗る=自分パイロットから

「僕は乗ります」I, not Ayanami, will board.

i will board one of the evangelions

S 複数形のS some slave 副となるS

パレート スプリット 分断 無個性のS

個別意図をもったパイロットとして

彼女彼女と同じ境遇の者のためにでもある

敵との対決が主目的である目的遂行代行としての理由も加味されていることを含む

自身の行動が綾波を含め代行している対象に対して結果を得られるようにする

結果の還元自分になされるようにすることで登場できなかったパイロット

その役割と切断された状況にあっても役割の不達成を思慮しなくても良いように



私が乗る(私こそがパイロットだ:何のための=綾波の代わりの)

i must be pilot of evangelion

M 主体のM master main

マージ マウント 主体主張のM

敵との対決が主目的であるがそれは彼女目的遂行を代行することである

あくま綾波の乗るべきエヴァンゲリオンとその行動主体代替である

綾波のそれだ 綾波比較して 綾波ならば という規範に則る

結果の還元綾波個人還元されるように意図される

2019-02-18

碌にレビューしなかった癖にマージ後に文句言うやつ

いからヤメて。

マージ後に「何だこのクソコードwwwwwwwwww」みたいな事をさ〜〜〜〜聞こえよがしにさ〜〜〜〜〜〜。

そうだよ、そこ作ったの俺だよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

じゃあその時に指摘してよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

うそコード見るのも嫌だよずっと笑いものにされてさぁ。

うんこうんこ

2019-02-03

クソ簡単git説明をする

どこもかしこも妙ちくりんな図で混乱させてくるのうざい

自分で書いてみる

gitなんてクソ難しいんだから、きちんと概念理解させようとかすんなよ

 

なぜgit必要

バージョン管理のために必要、と言うと意味わからんと思う

プログラムみたいなのは少しずつ変更していくんだ

からかに変更の差分管理したり、変更を戻せたりしなきゃきつい

 

なぜgitか?他のバージョン管理との違い

うるせぇgit使え

そんなの来年考えろ

 

gitの基本要素、用語

branch:

いきなり説明が難しいが、branchがわかればどうにかなる。

例えば、今編集しているプログラムに対して、RPGセーブデータがあると思ってほしい。

それぞれのセーブデータがそれぞれのブランチにあたる。

セーブデータが1枠しか無いと、難しいだろ?何があるかわからない、戻ったり、試したりしたいからな。

セーブデータと少し違うのは、1個のブランチでも過去特定ポイントまで戻れるところだ。

から実は1人で使うなら最初ブランチ(master)だけでも割とどうにかなる。

あともちろんブランチコピーできる。

 

commit:

ブランチに新しい変更を追加する

上の例だとセーブすること

 

マージ

ブランチブランチを合体させる。

上の例だと、セーブデータ2つを合体させる。

そんなことできるのか??と思うだろうが、できるんだこれが。すげーだろ。

 

コンフリクト

マージ失敗

できてねーじゃねぇか

 

add

何かコミットの前にやらないと怒られるやつ

 

push

ローカルPCに保存したブランチを、githubとかそこらへんに送信するやつ

 

pull:

pushの逆(嘘)

 

fetch:

お前にはまだ早い

 

checkout:

ブランチを切り替えるコマンド

変更をリセットするときにも使う、リセットボタンみたいなやつ、間違って使うと死にたくなる

 

log

ログ編集履歴が見れるコマンド

 

リポジトリ

セーブデータ親玉、1個存在すると思えばいい

 

.gitignore:

管理から除外するファイルを書いておくファイル

面倒だけどやらないと余計に面倒になる

 

他のコマンド、他の用語、他の概念

お前にはまだ早い

死ぬ

 

gitの初め方

git initする

プログラムを作る、プログラム編集する

addする

commitする

pushする

 

本当はこれだけじゃない

ここらへんで大勢が詰むと思う

githubで新しいリポジトリを作ると、「このようにやってね!」みたいな説明が出てくるから、参考にするといい

あれ好き好き

 

gitの使い方

git clone

git branch -a(今あるブランチを全部見る)

git checkout ブランチ

プログラムを作る、プログラム編集する

git add .

git commit -m "編集内容"(もしくは、git commitで)

git push

 

branchをコピーして別のbranchを作る

git branch ブランチ

git checkout ブランチ名で移動

git branch で移動できたのを確認

または

git checkout -b ブランチ

 

編集しているbnrachを確認する

git branch

 

編集しているbranchを切り替える

git checkout ブランチ

 

Q&A

Q.SourceTreeをおすすめされた

A.初手でツール使うほうが詰むと思うんだけど、どうなの。WindowsMacで違いそうだが

 

Q.変更したけど、まだコミットしてないもの確認したい

A.git status

 

Q.まだコミットしてないものリセットしたい

A.git checkout .

 

Q.前のcommitに戻したい

A.お前にはまだ早い

 

Q.コンフリクトを解消したい

A.お前にはまだ早い

 

Q.じゃあマージを取りやめたい

A.git merge --abort

 

Q.何かエラー文出た

A.ググれ

 

Q.本とか買ったほうがいいのかな?

A.そうやってお前がやる気を出すとチームの誰かが不幸になる。かっこよく解決しようとするな。

 

Q.git完全に理解した

A.絶対わかってないから気をつけろ

  製作者の言葉を貼っておく

一般的git を学ぶ最適な方法は、最初はごく基本的なことだけを行い、基本を習熟して自信が持てるようになるまでは、その他のできることには目もくれないという方法です。

引用https://jp.linux.com/news/linuxcom-exclusive/428524-lco2015041401

 

これで1年は誤魔化せる

そのうち皆が誤魔化しながら生きてることに薄々気づき始めて大人って汚いと思うようになる

嘘だと思うなら「gitについて教えてほしいんですけど」って言ってみろ、みんな嫌な顔するから

2019-02-02

一日がかりでやっとJavaFX導入できた

ライブラリマージうんちゃらとかいちいちパス設定してとかコマンドライン必要パッケージ取りに行くだけのJSNode.jsに比べて恐ろしくめんどくさい

過渡期でマトモな情報が集約されてないし

コード書くまでにここまで時間使わせるのカスすぎる

この設定する時間でどんだけ書けると思ってんだよ

2019-01-02

向いていないならSEを辞めよう

お前は絶望的にプログラミングに向いてないから諦めて刺身にタンポポ乗せる仕事でもやってろ がバズってるようで、私もかねてから考えてることをちょっと発信してみようと思う。匿名での投稿にはなるが、私は日本国外大手企業フルスタックエンジニアをしている。

私の主観では世の中の人の99.9%はプログラミングに向いていない。もしかしたら、9をもうひとつ増やしてもいいかもしれない。それくらいプログラミングに向いている人は希少だと思う。
ある程度数学の素養があったりする人の方がプログラミングに向いているというけど、理系でもプログラミングが苦手な人は多くいる。どういった人がプログラミングに向いているのか、もしくは向いていないのかという点については、この投稿では特に言及しない。

この投稿プログラミングに向いていないのにやらざるを得ない環境にいて無理をしている人に向けて書いている。

自分高校時代の友人が仕事プログラミングを始めたけど、ボロボロになって仕事を変えるという姿をいくつか見てきた。以前の職場にも、経験者として入ってきてはいるが、向いてないなあと思うような人物を何人か見てきている。また、大学在籍時にTAとしてプログラミングを教えた経験上、向いていない学生というのも多く見てきた。この記事では、そういった人たちがプログラミングを諦めて他の道へ早く進めるように、私の意見を書き連ねていこうと思う。

こういった人々がプログラマとして多く採用されている環境では、本当に優秀なプログラマというのが少ないので、以下に書き連ねるような問題点はあまり可視化されてこない。ただ、こういう人が集まってプロジェクトを進めている環境では、プログラマとしての仕事は全員にとって辛いもののように思える。仕事は難解だが、納期関係残業が多くなり、精神を擦り減らしながら仕事を進める。反して、プログラミングに向いている人にとってプログラムを書く仕事というのは、美しいプログラムを書くことで自己肯定感を得ることができるという点で天職なのである

私の経験

プログラミングに向いている人は、簡潔なコードを短時間で仕上げてくる。読んでいて疑問に思いそうなところに対しては適切にコメントがなされていて、システムデザインも適切である

対して、向いていない人は時間をかけて煩雑コードを仕上げてくる。本人も「動けばいいや」程度の意識しか無い(私の推測だが、時間がかかっているので次の段階へ進むことしか考えられていない)ので、コードは読みにくく、洗練されていない。

こういった傾向は私が観測してきた範囲内でのことでしかないのかもしれないが、おおよそ一般的に当てはまると考えている。これを前提にこの先の内容を書いていくので、納得などをできない方はここで読むのをやめてほしい。それでは、向いていない人のもたらす問題点について書いていこうと思う。



生産性10倍以上違う

向いている人のコードシンプルであるがゆえに、バグが入り込みにくく、コードレビューもすんなりと終わる。対して、向いていない人はコードを仕上げるまでに時間がかかるだけでなく完成度も低いので、レビュー段階でコメントが付きやすく、多くの修正必要になってくる。また、コード自体煩雑になる傾向が多く、そういった部分にバグが混入しやすい。

向いている人にとっては早く問題なく終わる仕事が、向いていない人にとっては時間がかかり、不確実な結果を出すことになりがちである

他人に任せた仕事アウトプットを見て、自分実装していたらもっと上手く速く出来ると思うことは稀ではない。実際にバグが混入して対応する可能性、コードレビューにかかる工数、そういった点を考慮すると、生産性10倍以上違うのではないかと思う。

周囲との兼ね合い


正直に言うと、プログラミングに向いていない人が書いてくるコードは見ていて辛い。仕事場合、そういった人の書いてきたコード100%美しい状態に達していなくてもマージせざるを得ない場合もある。私は整ったコードだけをマージしたいのだが、コードレビュー時間がかかるほどマージコンフリクトが発生しやすく、他の変更との競合も発生しうること、また全体の納期の兼ね合いやタスク依存性を考えて、早くマージせざるを得ないという状況になりやすい。

こうしてコードベースが汚くなっていく。

簡単に言うと、向いている人の場合は「成果9:技術負債1」程度で変更を加えていくのに対し、向いていない人は「成果7:技術負債3」程度の変更が最初コミットされ、この段階での技術負債割合を減らすためにコードレビューをじっくりしていく程の余裕が無い場合が多いということだ。もちろん、これはプロジェクトの内容に依存するということは言うまでもない。

そして、途中から入ってきた優秀な人材コードを見て萎えるのである。「いや、僕もその辺のコードはあまり良くないとは思っているんだけど、事情があってね」なんてことを苦笑いしながら、説明とも言えない説明をすることになる。

向いている人がコードを書けない

向いていない人がプロジェクトで多くなってくると地獄である本来、簡潔で完璧コードを書ける人がコードレビューをする側へと回らざるを得ない状況になってしまうからである本来コードを書くことに専念した場合に、向いていない人と比べて10倍の生産性を発揮する人材が、数人の向いていない人を管理することに忙殺されてしまうのである

結果として、プロジェクト全体での生産性は落ちる。

まとめ

しかしたらあなたの周囲にはいいかもしれない「デキるプログラマー」に任せれば、あなた仕事は一瞬でより美しく完成させられます。出来ない人は精神と肉体を擦り減らしながらプログラムを書いている傍ら、本当に出来る人たちは楽しみながら完璧コードを仕上げていきます

無理してそこで働く必要はあるか?向いていないのであれば、新しい仕事を探した方が身のためだ。特に1020年先のキャリアを考える上で、あなたの輝ける未来は今のレール上には無いのではないか。今は目の前の仕事忙殺されているかもしれないが、これを機に考え直してほしい。

2018-12-20

今日誕生日

27歳未婚女会社員

ぼっち誕生日

ランチぼっちコースきめて、一万円ぐらいのエステご褒美。

LINEでお祝いされたり、職場でお祝いされたりするけど、当日に一緒に過ごしてくれる人がいない。

誕生日会がクリスマス忘年会新年会にいつもマージされる。

悲しい!

2018-11-22

仕事を振る立場マジでつらい

プログラマなんだけど部下ができたか最近仕事お願いすることが増えて

でもその部下って2年目の子しかもそんな普段から勉強とかしない子で

この仕事って納期あるから

まず仕事を振った時点でおれが裏で自分でさくっと作るのよ

最悪彼が作れなかったらおれがそれをマージしてリリースできるから

あと必ずどうやればいいか質問ってくるじゃん

自分で作ってれば答えられるからなんだけど

なんか人に教えるときって1から10まで教えたらダメらしいじゃん

おれもよく考えたら周りの人は放置でひとりで作れるまで家に帰れないかんじだったし

とはいえ普段から勉強しない子だから何も教えないと作れないわけで

おれがやったら半日で終わるようなのをもう2週間くらいやってて

これはどうしたらいいものなのか

おれの上司に引導渡した方がいいと思うんですって何度も言ってるのに

1人前になるまで育ててあげなさいとしか言わなくてマジでつらい

おれのときみたいに完全放置で作れるまでに家に帰れない状況に追い込んだ方がいいんだろうか

プログラマってそもそも育てられるの?

かに育てられたって人って聞いたことがないんだけど

いや本当どうしたらいいものなのか

2018-10-28

ラボ

数ヶ月で脱出はするけど今月あたりから本当にイライラする。知らないうちにタスクがたまりミーティングの当番になり、要求される。それに追われているのにほかのことも要求してくる。

なんなの?夜もやれと?土日はないと?毎日してこいと???

なんで毎日作業する前提なの?そしてそんなに早くできると思ってるの?あなたたちはそれでいてさらミーティングを重ねて時間を奪う訳でしょう?

そんなミーティングする必要ある????連絡するためのミーティングとか、どう考えても不要でしょ。他のにマージしろよ。

学生時間ちゃんと考えようね?どうせいつでも使える暇な人間だと思ってるんでしょう。私には他にも場所があるんだ。

数日以内にそのタスクをやってくるには何時間必要かをよく考えようね。

私が忙しいことは何度も主張しているとおりだ。

まあ、興味のない私が悪いんですかね。頭に全く入ってこないし面白くなくなった。

もう、なんか、やめてほしい。向こうに悪気がなく人格はあるのが一番厄介でもある。

これが終わったらしばらくはサボらせてもらいます無償労働はもううんざりだ。

2018-10-16

anond:20181016202630

双子である惑星マージ惑星ルーン。この星には、3つの民族が住んでいる。

銀髪をもち、地球で言うと白人種を髣髴とさせるカーマ現在奴隷としてカーマ支配下に置かれているイコル、

黒髪をもち、ネイティブアメリカンを思わせるイムリ

4000年前、カーマイムリ対立戦争のすえカーマルーンイムリごと凍結。

カーマはイコルを伴ってマージ移住、イコルを奴隷とした階級社会を作りあげる。

ルーンに残されたイムリは凍りついた星でほそぼそと生き残っていたが、4000年の時を経て両者の対立は軟化し、イムリカーマたちを距離のある支配者として受け入れるようになり、平和時代が訪れた、かに見えた。

主人公カーマ権力者・呪師の候補生、デュルク。

デュルクが目の当たりにする世界の歪みとは、デュルクの夢に度々現れる少女の正体とは、そしてデュルクの選択は。

みたいなやつな!

面白いよね

2018-10-15

[] #63-7「イタガリアン」

≪ 前

サッカーにおいてファウルアピールは1つのトリックプレーである。転倒時に大げさな痛がり方をすることを批難する者もいるが、それはその選手が下手くそからだ」

ジパング代表監督言葉らしい。

その言葉体現するように、転倒時の痛がりっぷりが抜きん出ていたのがイッタ・イマージだった。

彼のサッカー選手としての実力は決して華やかとはいえなかったが、痛がり方だけは圧倒的な存在感を放ち、その様子がカメラに映されることが多かった。

それを見た他の選手たちや観客の中には「見てるこっちまで痛くなる」と、痛みを錯覚する者もいたのだとか。

その割に、彼は現役時代に一度もケガが原因で交代したことがなく、故障したことがない恵体。

そうして15年間ずっと現役で居続けた、ある意味ですごい選手だったという。

「……で、引退後は自国観光大使として隣国を巡り、今に至るというわけっすね」

カジマの説明を話半分で聞いていたが、つまり痛がりのプロってわけだな。

ボーナスチャレンジの話を聞いたときは、ローカル番組にしては大盤振る舞いだなと思ったが、そういうことか。

これを企画したヤツ、どうやら俺たちを勝たせる気は毛頭ないらしい。

いわばプロモーションの一環だ。

テーマは“フリースタイル”です。お好きな方法で痛がってください。では先攻カジマ選手、どうぞ」

全国を魅了するほどのイタガリアンに、一般人の俺たちが勝てるわけがない。

これじゃあ勝負はやる前から決まっている。

「えー……どうしよう」

さすがのカジマも、この状況に相当なプレッシャーを感じているようだ。

この状態では、ちゃんと痛がることは難しいだろう。

これ以上、恥をかかせないためにギブアップさせるべきか。

半ば諦めていた、その時。

兄貴ー!」

弟の声が聞こえたので、その方向に視線を向ける。

すると、俺の目の前に「賞金2倍」の文字が書かれたフリップが目に入った。

諦念の相が出ていた俺を見かねて、どうやら弟が書いてくれたらしい。

そして、それは俺の思考を正常に戻すには十分なものだった。

……そうだ、つけ入る余地はあるはずだ。

いくら痛がることが上手いといっても、それは元サッカー選手としての副次的能力であり必須スキルではない。

リアクション芸人みたいに痛がりのプロというわけでも、面白いわけでもないだろう。

ならば俺たちが勝負すべきは、その“面白さ”だ。

そうと決まれば、まずはカジマの調子を取り戻させよう。

「カジマ、これはチャンスだ。痛がりのプロともいえるイッタ・イマージに、お前の痛がりを見てもらえるんだぞ」

「そ……そうか! これを機にオイラスターロードが……」

カジマの頭の中で、随分と前向きな解釈が行われているようだ。

あいいや、そっちのほうが都合がいい。

「よし、じゃあ1回戦でやった木の棒、その“応用編”で行くぞ!」

「おっす!」

「じゃあ、行きまーす!」

俺は1回戦と同じように木の棒を構える。

「くたばれ!」

そして、ほぼ同じ動作で木の棒を振りぬいた。

「あ``あ``!?

脛めがけて振りぬいた木の棒は、誤って狙いより上に当たってしまう。

股間にある“第三の足”にだ。

「ああ~っと! これは痛そうだ~~!」

「~~~~っっっ、ちょっとマスダぁ~!」

カジマは俺に怒りの声をあげるが、その姿と声量は情けない。

ハハハハハッ!」

そんなハプニングに会場は盛り上がる。

当然、これはワザだ。

同じテーマが出てきた時、二回目はコレで行こうと以前から決めていた。

同じことはやればやるほど退屈になりやすい。

だが変に奇をてらおうとするくらいなら、同じことをやったほうがいいのも確かだ。

期待はそう簡単に裏切れない。

だが予想は裏切れるんだ。


「ははは……さぁ~て、ちょっとしたハプニングはありましたが、気を取り直して後攻イッタ・イマージ氏、どうぞ!」

俺たちのやれることはやった。

後はイッタ・イマージ次第だ。

俺は彼の痛がりを知らないから分からないが、いくらサッカー選手とはいえ先ほどのカジマを超えるのは難しいはず。

ダイ……ジョブ……本気で」

イッタ・イマージがつたない日本語で、痛めつけ役のスタッフと喋っている。

今回のために覚えてきたのだろうか。

大げさに痛がるサッカー選手なんてロクなもんじゃないと勝手に思っていたが、意外と真面目な人なのかもしれない。

「じゃあ、行きます!」

どうやら俺たちと同じ木の棒で行くらしい。

カジマのを見た上で、あえての真っ向勝負か。

よほど自信があるとみえるが、さすがに見くびりすぎじゃないか

「おりゃあああ!」

「~~~~~~っっっ」

しかし、見くびっていたのは俺のほうだった。

それを思い知らせるかのように、その実力を見せ付けてきたんだ。

「お~~! さすがのイッタ・イマージ! 貫禄の痛がりっぷり!」

イッタ・イマージはその場に崩れ落ちると、殴られた足を押さえてもがき苦しむ。

生で見ているせいもあるのかもしれないが、圧倒的な迫力だ。

まるでサッカーグラウンドがそこにあるかのように錯覚させるほどに迫真の痛がり。

会場の盛り上がりも最高潮を迎える。

エンターテイメント性という意味では、カジマの痛がり方も負けてはいない。

だが臨場感の差は歴然といわざるをえなかった。

「ねえ、あれって本当に痛いんじゃないの?」

「確かに、そう思えるほどだ」

「いや、そうじゃなくてマジもんの……」

本当にあそこまで痛がるほどなのだと、俺たちまで思ってしまった。

その時点で、自ら敗北を認めているようなものだ。

「これは文句なしでしょう……イッタ・イマージ勝利です!」

完敗だ。

俺たちに悔しがる資格はない。

こちらの小細工を、単純な地力の差でねじ伏せてきやがった。

所詮リアクション芸人の真似事でしかない俺たちでは勝てるはずもなかったんだ。

「いや~、素晴らしいイタガリアンっす」

そう言いながらカジマは、握手目当てにイッタ・イマージに近づく。

だが彼の顔を見た途端、なぜかカジマの動きが止まった。

「ん? どうしたカジマ?」

「イッタ・イマージさん……き、気絶している」

…………

後に知ったことだけど、イッタ・イマージは痛みを感じやすい体質だったらしい。

彼の痛がり方にリアリティがあるのは必然というわけだ。

俺たちがそこまで痛いと思わないレベルでも、イッタにとってはリアルに痛かったんだから

あなたたちは痛みに慣れすぎて、鈍感になってるのよ……』

少し前に母が言っていたことを思い出す。

痛みってのは、さしずめ身体から発せられる救難信号だ。

その痛みに鈍感であることは、それ自体危険だと言える。

今回の一件で、俺たちは“痛みに鈍感”であることの意味、その危険性を改めなければならなかった。

「ねえ、いまさら気づいたんすけど……」

イッタ・イマージ救急室に運ばれていくのを眺めていると、ふとカジマが呟いた。

隣国観光大使をこんな目にあわせるのって国際問題になるんじゃ……」

こいつにしては珍しい、目配りのきいた意見である

だが生憎、俺はそれに答えられるようなものを持ち合わせていない。

「……どうだろうな。まあ少なくとも、それが国際問題になると思っている人たちの間では問題になるだろうとは思うが」

「え、どういう意味? なんかの言葉遊び?」

「違ぇよ。つまり俺たちが気にしたところで仕方ないってこと」

今回、痛くも痒くもなかった俺では、そう言うのが精一杯だった。

結局、痛みを知らなきゃ本当の意味では学べないのかもしれないな。

まあ、そのためにわざわざ痛みを知りたいとも思わないが。

(#63-おわり)

2018-10-14

[] #63-6「イタガリアン」

≪ 前

そんな感じで俺たちは着々と勝利を重ねていく。

そして、あっという間に決勝戦を迎える。

「優勝は……カジマ選手!」

「うおおぉぉっ! やったっすー!」

そして優勝を決めた。

……随分な話の端折り方をしてしまったが、これには理由がある。

そもそも俺の計算では、優勝は予定調和に近いものだった。

まず地元一般人のみ参加という制約上、レベルがそこまで高くない。

俺の観測範囲内ではあるが、地元でこの番組に参加するような人間でイタガリアンの適正がある奴はほぼいないんだ。

だが、その中でもカジマは適正がそれなりにある人間だったと確信していた。

前も言ったが、こいつは自己顕示欲が強い。

まり目立ちたがりの素養を持っている。

一般人テレビになんて出たら大抵は緊張してしまい、普段パフォーマンスを発揮することは難しくなるだろう。

だが、カジマは「目立てる」という感覚を優先させるのでリアクションを躊躇しない。

それでも多少はプレッシャーを感じていると思うが、程よい緊張感はパフォーマンスをむしろ向上させる。

特にこの日のカジマは、プロアスリートでも珍しいと思えるほどに絶妙なコンディションだった。

更に身も蓋もないことをいうと、カジマは“絵になる容姿”を持っているのが何より大きい。

そんな奴がリアクション芸人さながらの痛がりっぷりを見せるのだからウケるに決まっている。

目立ち方の良し悪しを上手く判断できないのが弱点ではあったが、それは俺が手綱を握ればいい。

そして計算どおり、見事カジマはそれに応えてくれたってわけだ。


「さあ、今回から優勝者にはボーナスチャレンジ権利が与えられます!」

「何だよそれ、聞いてないぞ」

しかし、何事も計算どおりにはいかないものだ。

それが自分の落ち度ではなく、あずかり知らぬところで起きたことなら尚更である

スペシャルゲストと対戦していただき、買った場合はなんと賞金が倍!」

如何にも番組的な都合で捻じ込まれたような、思いつきの要素だ。

だが俺にとって嬉しい誤算ではあった。

これで山分けしてもかなりの金が手に入るぞ。

「加えて次回のイタガリアンにレジェンド枠として参戦もできます!」

と思ったが、やはりやめたほうがよさそうだ。

賞金が倍になるのは魅力的だが、次回もまた参戦しなきゃいけなくなったら憂鬱だ。

「あの、このボーナスチャレンジって絶対やらないとダメですか?」

「え……ああ、別にここで負けたとしても賞金が没収になったりとかはしませんよ」

「いや、そうじゃなくて、ボーナスチャレンジのものをやりたくないって意味なんですが」

「……えー」

俺はそう司会者に尋ねるが、あまりにも予想外の質問だったらしくて困った反応をしている。

まあ、そりゃそうだ。

そもそもこの番組に出て優勝するような人間が、このボーナスチャレンジを断る理由はないからだ。

俺の参加動機が不純なのが悪い。

それに出場選手あくまでカジマだ。

「いやいや、もちろんオイラはやりますよ!」

こいつがやる気な以上、いずれにしろ俺に拒否権はない。

観念して最後まで付き合おう。

賞金が増えるなら結構なことだし、次回の参戦権は俺だけ辞退すればいいだろう。


「さあ、今回のボーナスチャレンジで戦うスペシャルゲストはこの方でーす!」

司会者がそう告げると、会場の正面にある扉から煙が吹き上がった。

ちゃちな空砲の音と同時に、扉が開かれる。

そこからスペシャルゲストが登場した。

ジパング独立国観光大使、イッタ・イマージさんです!」

いや、誰だよ。

ローカル番組にそんな大層な有名人が来るなんて期待していないが、変にハードルを上げておいてこれは……

「ええ~!? イッタ・イマージじゃん!」

まさかイタガリアンに出てくれるなんて、あまりにも予想外!」

しかし会場は彼の登場に大盛り上がり。

まさか、俺が知らないだけなのか。

「なあ、あいつってそんなに有名人?」

「マスダ、知らないの? ネットでも一時期ミーム化した人なのに」

正直、カジマのいうネットミームは、かなり限定された範囲での話なことが多いか鵜呑みにできない。

だが、他の人の興奮ぶりを見る限り、実際に有名な人物のようだ。

そいつは何でそこまで有名なんだ?」

「元サッカー選手だよ! ジパング独立国代表だったんだ」

なるほど、サッカー選手だったのか。

サッカーにあまり関心のない俺が知らなかったのはそのせいだ。

しかし、あの国ってサッカーがそんなに強いわけでもないし、そこまで熱狂的なイメージもなかったと思うが。

その国の元サッカー選手が何でそんなに有名なんだ。

次 ≫

2018-09-06

星界の戦旗VI

待望の新刊だぜヒャッハーーーーーーーー!!!

ネタバレにならない程度に気になったところを。

2018-05-12

ITのオタネ

プレゼンの悪ふざけレベルでやるから良くない

TOMOYO linuxなんかガチガチにやってカーネルマージされたか

嫌ならlinuxを使わなくてもいいんじゃよって状態まで持っていった

2018-05-07

ITに詳しい人教えて

僕はSVNからGitへの転換期くらいにプログラミングを始めて、Gitしか知らないまま育った。

Quiitaとか読んでもSVN時代遅れGitしか認めない、みたいな記事散見してそうなんだろうなと思っていた。

学生の頃行ってたインターン先でもGitしか使ってなかった。

Gitブランチを作れるしIssue発行して微修正もできるしアジャイル的な開発にはめっちゃいいじゃんと思ってた。

でも新しく入った会社研修では何もしらず時代遅れでしょとか心の底で批判してたSVNを使わされるらしい。

しかし、よく聞いてみるとSVNにもブランチチケット概念があるらしいじゃん。

そこで思った。

SVNって何が悪いの?って。

ブランチ作れてマージできてバージョン管理できるなら十分便利じゃね?

GitじゃないとできなくてSVNじゃ不便に感じることって何?

僕はまだGit凄さを知らないだけかもしれない。

2018-03-08

コードレビューの内容どうこうより前にすることあるだろ

プルリク飛んできたらさっさとレビューしろノロマ

お前のレビューが遅いからいつまでたってもマージされないだろクソったれ。

お前みたいなカスいるから開発スピード下がるだろチンカス

忙しいなら忙しいで「あとで見ます」なりなんなり言えよ給料泥棒

そしてノロノロレビューした挙句コンフリクト解消してください」だ?

テメーの糞遅いレビューのせいで不要コンフリクトしたんだろうがぶっ殺すぞハゲ

2018-03-05

anond:20180305115350

コードレビューされてマージ可能状態までやりぬくのも含めてエンジニア仕事だと思います

嫌でも、催促しまくった方が仕事してることにはなる。

2018-01-30

https://anond.hatelabo.jp/20180130202231

1つ前増田

自分もそこの結論がよくわからん

そもそも論文内に増田コピペされてるデータの原形そのままの物がない

データ適当マージしてある気がする

一部のデータはこれ

Table3. 被害経験の有無における男女差

2018-01-14

障碍という字

障害者の害が嫌なひとも含めて障碍(ないし障礙)と書くのが正当であるという話がある。たしか青空文庫とかをみても古い用例は障碍が多いようで、意味的にもさまたげなのだからこちらが正しいというのにもそれなりの説得力がある(ついでに碍子も喜ぶだろう)。辞書には「碍」について妨害とかも含めて害に書き換えることがある、とある。僕個人は障碍と書くようになって随分になる。

で、ずっと気になってるのは意味的にいって(つまり特定用語なのでどうこうとか、混乱を招きうるとかそういうのは除いて)「障害」は全部「障碍」に置き変えて問題ないのかということ。当用漢字が云々とかで若干でも区別のあった障碍と障害マージされた感じなら適切に使い分けたいし、単に置き換わっただけなら私用の文書ではとくに心配せずもとに置換し直して使いたい。どうなんでしょう。 obstructionだけじゃなくてdisorderの意味で使うときとか。あるいは「ネットワークしょうがい」とか。

2017-12-31

きれいなコードを書くのはやめた

きれいなコードを書け。コミットは細かく、メッセージをちゃんと書け。

そうずっと教えられてきたし努力してきた。

でも、もうきれいなコードを書くのはやめることにした。


業界2位のミドルウェアが、、1990年代タイムスリップたかのような継承拒否した継承構造で書かれていた。

世界的なOSSで3桁や4桁のスターがついているリポジトリコードは、コピペの嵐。巨大なマージコミットやFワード入りのコミットメッセージ

有名なスタートアップCTOコードは、メタプログラミング黒魔術の塊だった。

リードプログラマの同僚が、素早い機能追加で顧客から高く評価されている。

でも、それはコピペまみれで、巨大のコミットの汚いコードからできる。

自分バグのないきれいなコードを書くように心がけている。

同僚にくらべて、実装は遅い。そのことを叱責ばかりされる。


優秀なプログラマは、自分は quick and dirty なコードをかくくせに、 他人にはきれいなコード要求する。

ダブルスタンダードだ。

他人きれいなコード要求するのは、他人コードを読む時間を短くするためなのだろう。


優秀なプログラマになるために、私もきれいなコードをかくのはやめにすることにした。

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