はてなキーワード: Aセクとは
ネガティブな感情をわざわざ表明するなって意味では同意するし自分も自ら進んで主張するつもりはとくにないよ
黙ってたら嫌なもの押し付けられたときにカウンターと言うか受け言葉として「そういうの苦手なんで」って言いたいだけだよ
でも「恋愛とか苦手な人いるわけないだろ。知らないだけじゃない?」ってさらに押し付けられることも多くて、そういうのが辛いときに「こういう性格(or性質)でそういうの理解できないから苦手なんで」って説明して引き下がってもらいたいだけだよ
カレー嫌いな人なんているはずないだろ?食べてみろよ経験してないだけだよ!って押し付ける人がいたら一般的にはそっちのほうが迷惑だと思われると思うんだけど、アセクシャルのことになるとなぜか逆転しちゃうんだよね難しい
「証明してみろ、無理?じゃあやっぱり経験してないだけだよ」って無の証明難しすぎるよ
逃げ道塞ぐのやめてほしいなあ
困ってもないのに自分から「配慮して!」ってグイグイ押し付けるタイプの人のことは知らん
(追記)
なるほど「モテないだけなのにそれっぽい名称つけて言い訳すんな」ってことか
クラスの中心人物的なすごいモテ方はしないけど、そっちの色気?ないのを「他の人とは違った魅力」と捉える一部の人に刺さるタイプになりがちなのかな知らんけど
恋愛を押し付けられて困るってそういう人たちから言い寄られる、好意を寄せられるという意味である(悪意ではないので難しいところだよね)
ただ言語化して、自分の中で整頓して、モヤモヤを捨てたいだけの記事。
<前提>
A子:女・未婚30後半。オタク。
B男:男・未婚40半ば。オタク。
私:女。未婚42。オタク。
3人とも仲良し。B男とは共通の趣味で6年前くらいに知り合った。私とA子はもっと長い付き合い。
3人でや共通の友人を交えて飯食いに行くし、A子とB男だけでもたまに飯に行ってるくらいの仲。
<本題>
B男はA子が好き。それはA子も解ってる(知ってて放置してる)し、周りから見てても解りやすく秋波を送っている。
共通の友人がA子に「B男とつきあってるんでしょう」と言って、とても嫌そうに否定していたくらいB男は解りやすく、そしてその誤解を受けるたびにA子は「友達としてならいいが恋人は無理」と回答している。
で、周りに全然カムアウトしてないが、A子は私の恋人。LGBTQ+の、LでAセクなA子と、BでDセクな私。一緒に住んでる。
が、二人とも公には「恋人は居ない」「募集もしてない」と言ってる。募集してないと言ってるし、A子に至ってはAセクを折に触れて宣言してる。(私もDセクは公表してる)
そういう事情もあるので、A子はB男の気持ちを知ってて放置している。ヘンにつつくとカムアウト含む面倒臭いことになるからだ。
で、つい先日の事だ。
とある珍しいぬいぐるみがタイムラインに流れてきた。本来もふもふではないものをもふもふに作っているものだ。
例えるなら、A子はイカが大好きで、めちゃくちゃリアルなダイオウイカのぬいぐるみを吸盤までリアルにもふもふな生地で大人の身長くらいに作った。そんなぬいぐるみだ。(これは例えです)
で、それを引用RTして「今度のA子の誕プレこれにしよう」と私が呟いた。そのツイート自体には別の共通の友人からいいねがいくつか付いた。
そのツイートから1日か2日くらい経って(キモくて一連非表示&ミュートしてるので時間は不正確)、B男からリプが付いた
「A子がそのダイオウイカ抱いて寝てる寝顔を写メ撮って送ってよ」
スマホに出たリプの表示を見て「え、キモッ」と素直に声に出してしまった。
私は通知を消し、ツイッターも閉じた。
ちなみに、ちょうど30分後に別件でA子から連絡があったのでその別件のやりとりが終わった後に「ツイッター見た?」とだけ聞いてみた。「見た。キモイ」とだけ帰ってきた。
その後帰宅して家でも少し話題に出したが、「二度と一緒にメシに行かない」とA子は憤慨していた。
たぶん、この気持ち悪さは向けられた当事者や、そういった経験のある人間にしか分からないものだと思うし、もしかしたら男性にはとても理解できないものかも知れない。
でも、何故A子とB男の関係において第三者となる私に「女性が見られることを一番嫌がる寝顔」を送るよう言い出したんだろう。思考するまでもなく理由は単純だ。
B男はドルオタである。アイドルちゃんがぬいぐるみを持った自撮りを上げた時に「〇〇ちゃんがそのぬいぐるみ抱いて寝てる寝顔見たいなー」とドルオタがアイドルちゃんに送るノリで、私にリプを送ったんだろうと、私とA子の見解は一致している。
別にドルオタのそういうノリは嫌いだしキモイと思ってはいるが「そういう文化」だとも思ってる。イエッタイガーみたいなノリと一緒だろう。
以前、他のドルオタ友人のコメントを辿ろうとツイッターの「ツイートと返信」欄を見て、アイドルちゃんにキモいリプ送ってるの見てそっ閉じしたこともある。見てはいけないものを見た感があった。
そういうコメばっかり送られるアイドルちゃんは可哀想だなーとも思ってる。まあアイドルはそれも仕事のうちなんだろうけど。
だが、本題のリプを送られた私はアイドルではないし、ドルオタ仲間でもないので、ただただ「気持ち悪い」という感情だけが残った。
結局返信もせずに数日後そっと元のツイート自体を消したんだが、そのリプが来た日はどう返すか悩んでいた
2「え、キモ。そういうのドルオタ仲間だけでやって。私を巻き込むな」
1が一番無難で、2も自省を促せるし次は無いだろう。
でも、私の心の中では3が一番大きかった。めっちゃB男を罵倒したかった。
だって、A子は私の彼女なんだもん。カムアウトしてない以上B男の与り知らぬことではあるが、言ってないだけで私の彼女なのだ。
でも、これDMではなくリプライで来ていた。
これに123どの返信をしたとしても、その前後の時間にTLを見てる共通の知人にぜーんぶ見える会話になるのだ。
リアルでも30人以上は居るだろうし、ネットの共通フォロワーとなればかなりの数が居る。
そんな中で返信するのは躊躇われた。たとえ1を返信しても「何かあった」と周りに見える。
あと、件のリプより数日前B男は「今メンタルやられてる」と自己申告を流してた。
それが頭にあったので、返信をして周りにさらしてしまうのは可哀想かなと思い、私は自分の中でブレーキを掛けてしまった。
その後モヤモヤもやもやして、私は3日ほど趣味の創作活動が手に付かなくなったので、これは完全に悪手だったと思う。
なんで、B男のメンタル慮って私がメンタル削られなあかんねん!!
まだモヤモヤは残ってるんだけど、ようやく創作の方の手が進み始めたので、ここで吐き出して厄落とし。
ここまで読んでくれてありがとう。
A シスヘテロ女性 シスアセクシャル女性 シスレズビアン女性 トランス男性 バイ女性
──────女体持ちの壁──────
─────マイノリティの壁─────
以下寸評
A 女体持ちグループ(シスヘテロ、バイ、Aセク、レズビアン、トランス男性)
シスヘテロ女性は長い歴史があり、ポリコレバトルにおいて最大勢力を誇る圧倒的弱者。
女体持ちという汎用弱者スキルに加え、ジョブチェンジし妊婦となることで弱者度を更に伸ばすことが可能。
ただし未婚者が増えたことで同属性からのヘイトを集める可能性もあり、扱いが難しい。
現環境においてトランス女性とのバトルが勃発したが、女体持ちという汎用スキルと数の暴力で、
「マイノリティ優勢」というポリコレバトルの基本ルールすら歪ませかねない活躍を見せた。
その地位は盤石か。
アセクシュアル、レズビアンに関してはヘテロセクシュアルには無い火力の高さを見せるときがあり、潜在能力に期待がかかる。
トランス男性は弱者度では最強クラスのはずたが、数の少なさがネックか。
総じてシスヘテロ女性以外の属性は実力が図りづらく、A評価となった。
今後の展開次第では何らかの属性が頭ひとつ抜け、S評価となる可能性もある。
B 男体持ちマイノリティグループ(ゲイ、トランス男性、バイ)
マイノリティ度ではAクラスと同等だが、男体持ちというポリコレバトルではデメリットしかないスキルが足を引っ張るグループ。
ゲイはシスヘテロ女性同様、このクラスでは安定した地位を保っている。
シスヘテロ女性とも表面的には友好関係を築いており、文化人が多いこともあって発言力もある。
トランス女性は現環境において大きく評価を落としてしまった属性である。
男体持ちでありながらAクラス入りという偉業を成し遂げんとしていたが、
最大勢力であるシスジェンダー女性との相性がとことん悪く、その脆さが露呈してしまった。
Bは良くも悪くもAクラスとの関係に依存するグループと言える。
ポリコレバトルの基準・原点であり、この属性からどれだけ離れているかで弱者度が決まってくる。
調整で「弱者男性」「KKO」といったスキルが追加されたが、根本的にポリコレという土俵では戦えない属性と言わざるを得ない。
A シスヘテロ女性 シスアセクシャル女性 シスレズビアン女性 トランス男性 バイ女性
──────女体持ちの壁──────
─────マイノリティの壁─────
以下寸評
A 女体持ちグループ(シスヘテロ、バイ、Aセク、レズビアン、トランス男性)
シスヘテロ女性は長い歴史があり、ポリコレバトルにおいて最大勢力を誇る圧倒的弱者。
女体持ちという汎用弱者スキルに加え、ジョブチェンジし妊婦となることで弱者度を更に伸ばすことが可能。
ただし未婚者が増えたことで同属性からのヘイトを集める可能性もあり、扱いが難しい。
現環境においてトランス女性とのバトルが勃発したが、女体持ちという汎用スキルと数の暴力で、
「マイノリティ優勢」というポリコレバトルの基本ルールすら歪ませかねない活躍を見せた。
その地位は盤石か。
アセクシュアル、レズビアンに関してはヘテロセクシュアルには無い火力の高さを見せるときがあり、潜在能力に期待がかかる。
トランス男性は弱者度では最強クラスのはずたが、数の少なさがネックか。
総じてシスヘテロ女性以外の属性は実力が図りづらく、A評価となった。
今後の展開次第では何らかの属性が頭ひとつ抜け、S評価となる可能性もある。
B 男体持ちマイノリティグループ(ゲイ、トランス男性、バイ)
マイノリティ度ではAクラスと同等だが、男体持ちというポリコレバトルではデメリットしかないスキルが足を引っ張るグループ。
ゲイはシスヘテロ女性同様、このクラスでは安定した地位を保っている。
シスヘテロ女性とも表面的には友好関係を築いており、文化人が多いこともあって発言力もある。
トランス女性は現環境において大きく評価を落としてしまった属性である。
男体持ちでありながらAクラス入りという偉業を成し遂げんとしていたが、
最大勢力であるシスジェンダー女性との相性がとことん悪く、その脆さが露呈してしまった。
Bは良くも悪くもAクラスとの関係に依存するグループと言える。
ポリコレバトルの基準・原点であり、この属性からどれだけ離れているかで弱者度が決まってくる。
調整で「弱者男性」「KKO」といったスキルが追加されたが、根本的にポリコレという土俵では戦えない属性と言わざるを得ない。
https://anond.hatelabo.jp/20171110125209
毒親に育てられてきたので、自尊心はとっても低い。厳しい親に嫌われないように勉強も頑張っていい大学に行きいい会社にも勤めたのだが、いかんせん男の人に対して全く興味が持てなかった
だからって女性が好きなわけでもない。おそらくAセクとかノンセクと呼ばれる類なのだろう
なんども努力したが誰も好きになれなかった
親は発狂し、早く伴侶を見つけろと怒鳴ったが、どうしてもどうしても駄目だったので断り続けたら、おまえはこの少子化に子供も産めないクズだ、とか仕事なんか何の役にも立たない、いきている価値はないなどと言い始め、すっかり洗脳されている私は、そうか。どんなに頑張っても結婚出産できないとクズなのか。とあっさり理解した。
とにかく何かの役に立たないといきていけないごくつぶしなのだと思っていたので、骨髄バンクの事を知って飛びついた
これがでもねえなかなか大変なの。
田舎だからかも知れないけど、入るためには月に一回県庁所在地で行われている申し込み会みたいなのに行かないといけない
車飛ばしていったよ。受付の人が、え、まじで?って感じだった。一人も来ないのが普通なんじゃないかな。
親の許可、なんて毒親だから何の問題もなかった。おまえがやりたければやれ、って感じだった。死ぬかもしれない?どうでもいいだろ、って感じね。
バンクの人は怖がらせることばかり言ってくる。大変だから、とか、少しでも不安になったら、いえ、とか、とにかく、ドナーが途中で気分変わるのが一番怖いんだろうな、と思った
会社は休まないといけなかったが、大企業だったので、どや顔で休めたし、みんなにすごい!っていってもらえたのは、私にはとても嬉しかった。
最後まで文句一つ言わず、にっこにこで、親もあっさりOKして、有休?あーきにしなくていいっすよwwww 痛いとか大丈夫大丈夫wwww(親に殴られてたのより注射など遙かにマシである)
終始そのノリだった
バンクの人の方が戸惑っていた
元の増田は手紙が来なかったとか言ってたが、私は「いいことしたので、これで私も生きてる価値があったかも!人が救えたかも!やった!価値のないクズじゃない!!!!」と言えるので、逆に患者さんありがとうだった。
手紙はどうでもよかった。感謝が欲しくてしたんじゃなかった。自分のためにしたのだった。
正直ドナーになって、他人を助けて自分は死ねるなら、それは私でも人の役になった、立派な人間だと誇れて死ねると思っていたので、骨髄液さえ取れるなら死んでもよかった
風邪引いちゃ駄目だ、道路はなるべく端っこを歩かないと、私一人の身体じゃないんだ!という意識をもてたあの期間とても幸せだった。
痛くたって苦しくたっていい。骨髄移植してる間だけ、私は自分を自分で誇ることが出来たから。
親にも生きてる価値がないとか責められても、このおかげで「でも私一人の人救ったし」って言い返せるようになった。
元増田みたいに、自分の身も大切である普通のリア充のような方がああして骨髄移植をするのはすごいなあ、と本当に思う
失う物に恐れる恵まれた人ほど、こういうことはしたくないことだからだ
私はただの自己満足だったが、元増田は本当に人助けの心からなので、すごい。
元増田もいうように、いろいろ事情があるのは分かるが、本当に人の命を助けるのを第一に置くなら、今のドナーの善意に頼る形では破綻が来ると思う
大変すぎて二回目はやらない、って人、自分の周りでもけっこう聞く
相手に迷惑ををかけたくないので身バレ防止にいろいろフェイクは入れるけれど、出来事や体験に関してはなるべく正直に気持ちを書こうと思う。
私はいま25歳だ。地方の田舎で育った。相手は幼稚園からの幼馴染だった。漫画みたいな幼馴染じゃないけれど、地元の友達で、幼稚園小学校中学校と一緒だったし、小学生のときにはよく一緒に公園とかで鬼ごっこやかくれんぼをした。中学に入ってからは、もともとお互いに漫画やアニメが好きで、本の貸し借りをしてライトノベル(時雨沢恵一の「アリソン」とか「涼宮ハルヒ」とか)というものを私が教えてもらったりもして、まだそういうオタ趣味が学校でおおっぴらにできない時代だったのもあって、よく話すようになった。それで、なんでか覚えてないけれど、気になりだして、気が付いたら好きになってた。中3の時にはがんばって同じく一緒に好きだったバンプのライブに誘って一緒に初ライブに行ったりもした。相手は異性の友達はどちらかといえば苦手そうにしていたけれど、その中でいちばん仲のいい異性になることができた。
中学を卒業したら高校が別になることはわかっていたから、とにかく気持ちを伝えたくて彼の受験が終わったタイミングで告白した。どうなるかも深く考えないまま、共通の友達にうまいこと呼び出してもらって、小さいころからよく遊んだ公園で気持ちを伝えた。ずいぶん長い沈黙があって、そのあとの断りのセリフは「ごめん、恋とか愛とかがよくわからない。人をうまく信頼できないんだ。増田がきらいとかじゃないんだけれど、そういうことがどうしてもできない」というものだった。彼は少し泣いていた。話そうか迷って、きちんと誠実に断るために探してくれた言葉だと、今ならわかる。その誠実さがすごく尊いもののように見えて、おおげさに言うならすごくきれいに思えて、区切りをつけるとかは吹き飛んで、余計に好きになってしまっていた。そのカミングアウトの内容そのものに惹かれてしまった部分もやはりあったと思う(今考えると業が深い……)。
「でも、そんな風に想ってくれる人がいると思うと、なんだかうれしい」という言葉が本心からのものか、それとも彼のやさしさだったのかは、いまだにわからない。
けれど、当時の私の思考回路はひどく短絡的で、「だったら、彼に信頼してもらえるようになればいいんだ」というものだった。そういうわけで、違う高校に進学したわけだけれど、中学時代のグループの集まりを定期的に企画したり、高校の部活や人間関係の悩みとかの相談に積極的に乗ったり、ガラケーでメールをぽちぽち打ったりした。今考えても涙ぐましいし、ムダに行動力がありすぎた。相手の性格を考えるとちょっとやりすぎな面もあったけれど、そんな重いエゴまで含めて本気の恋だった。彼のことを考えない日は嘘偽りなく一日だってなかった。それが空回りしている自覚もあったし、全然そういう目で見てくれている様子がないこともわかっていたけれど、思い続ければいつかは、なんて甘い幻想も同時に持っていた。
結局、高校3年の終わりに中学時代の地元グループで卒業旅行に行って(もちろん企画からすべて私が幹事をした)、そこでまた告白したけれど、まったく同じ断り方をされて撃沈した。今度こそもうダメだなって思って、おしまいにハグをしたらちょっとびっくりされたけれど、手を背中に回してポンポン、と叩きながら「ごめんね」と言ってくれた。 今にして思い出すと、これはすごく、彼にとってきつかったかもしれない。
大学は私が都会の大学に行ったので、地元のグループとも帰省したときくらいしか会わなくなった。大学では初めての恋人ができたり、他にも普通の大学生らしいことをいろいろ経験したし、様々な恋愛に関係する感情を味わった。彼のことはあきらめて気持ちを封印してはいたけれど、それでも常にずっと心の中では彼のことをいちばんのところに置いていた。このころになると、ずっと片思いをしているということが完璧に美化されていた。
そうして、アセクシャル(Aセクシャル)という言葉を初めて知ったのも大学時代だった。知った時、真っ先に彼のことを思い浮かべた。
大学を卒業して、Uターンで地元に帰ってきた。久しぶりに地元の特に仲のいい何人かと再び会うようになった。ある時、彼の親友的な人と話していたら「増田さん、中高のとき彼のこと好きだったでしょ」と真正面から指摘されて、封印していた気持ちが解けてしまった。4年間蓋をしていたものが、びっくりするくらいあふれてきた。その親友が「だんだんと結婚とかも皆考え始めるような歳になっているのに、そういう話題が彼にあまりにもないから増田さんをあてがってやろうかと思って」と言うのでこれに甘えて利用して、彼と遊んだりデートしたりした。お互いにいろいろ話すけれど、でもやっぱりこれまでと同じく恋愛的な意味での全然手ごたえは何もなかった。それと並行して。やはりAセクの件があったので、その親友に彼はAセクなのではないかと相談した。親友氏にも思うところはあったようで、何度かそれについて議論もした。
複数回デートらしきものをして、どちらにせよこの恋はだめだと思い知らされたので、結局過去と同じように自分の気持ちに区切りをつけるために告白をした。Aセクの件もあったから、一応相手の負担にならないようにというつもりで、その当時でできる限りの気遣いと自分の率直な気持ちとを文章化して手紙として渡した。後で読んでと言ったのに彼はその場できちんと読んでくれた。そして返事の代わりに、件の親友の名前を出して「こないだ、Aセクシャルっていうのを教えてもらって、自分でもいろいろ調べて読んでるうちに、読めば読むほど『そうだ、これだったんだ』とわかって涙が出てきた。他人を愛することができない自分は、どこか明らかにおかしい、欠けた人間だって思っていたから、すごく安心したんだ」と教えてくれた。
私にはそれを受け入れるしかなかったし、何よりも泣きそうな顔だけど解放されたみたいなすっきりした様子の彼を見てうれしかったのも事実だった。
私と親友氏とで「一応、Aセクであるとすぐに決めつけすぎないほうがいい」と伝えておいたものの、十中八九彼はそうなのだと思うし、少なくとも今現在彼の自覚はAセクということになっている。
ここからあとは、私一人の話。
私にとって、彼はまさに青春そのものだった。そう思い込んで美化してきたところや、一途な自分の片思いに酔っていたところ、そのエゴに時折死ぬほど自己嫌悪したところ、醜いとこや酸っぱいところも、些細なことでめちゃくちゃ幸せな瞬間も、ぜんぶぜんぶひっくるめて、いま大人になった私を作っている大切なものだ。詳しくは書かないけれど、彼を好きにならなければ私の人生はぜんぜんつまらない方に変わっていたはずだと思う。たとえ片思いでも、幸せだったし、幸せをくれたと思う。恋愛ってそういうところがあると、私は思う。
ただ、そんな恋愛を、彼はしない。そういう感覚を彼はおそらく持たない。今後一切、恋愛から何かを得ることはない。
このことを、私はどのように整理したらいいのだろうか。
恋愛はすばらしい。いろんなドラマや物語においても恋愛至上主義が圧倒的多数な世の中で、人々はそんなフィクションを見て、やはり恋愛はすばらしいものだと思う。誰しもが人に恋をして人を愛するのだと信じ込む。そう刷り込まれた?私の観念はとても硬い。
では、他人を愛さない人は、すばらしいものが欠けているのだろうか。人生のなにかしらを失っているのだろうか。彼はおかしいのだろうか。
断じて違うと、私は確信している。でも、それは私の中の固定観念と矛盾している気がする。
私にとって恋愛のない人生は、ずいぶんパサパサとした無味乾燥なもののように思えてしまう。彼がAセクである自覚を得た日以来、失恋による大きな胸の空洞がつらいし、今まできれいに思えたものがきれいに思えなかったりする(感覚がにぶっている感じがする)。彼を好きだったときの世界の見え方はとても色鮮やかだったのに。
気が付いたら私は25歳で、中学を卒業してから10年が経とうとしていて、10年前のあのころのキラキラした感覚がいろんな意味で信じられなくなってきている。恋愛でしか得られない感覚があると信じているくせに、彼のことがあって今の世の中における恋愛の絶対性について疑ってもいる。人間の幸せの形ってもっともっと多様だと思いたいのに、自分の経験がその価値観に異を唱えてくる。
こんなことを考えていると、結局彼と私とではとんでもない隔たりがあったのかなとか考えてしまって、今でも少し凹む。
自分の中でもいまだに結論がでていないせいで最後何を言いたかったかよくわからなくなってしまった。こんな深夜に書きなぐった読みづらい長文を読んでくださって、ありがとうございます。なんでもいいのでみなさんの意見を聞いてみたいです。ちなみに私がちょっとヤバいのは承知です。
寒い日だった。クリスマスはいつでも寒いけれど、その日は格別だった。ホワイトクリスマスになるのではないか、という予感があった。
あなたは、私が指定した通りの時間に、金時計の傍でぽつりと立っていた。クリスマスで浮かれるかわいい女の子たちの中、黒を基調とした色の服を着ていたあなたのあたりだけ、深く沈んでいるように見えた。
私は、数か月ぶりにあなたを見て、そして足を動かすことができなくなった。付き合い始めてから、初めて会うあなた。この、土壇場になって、「会わない」という選択肢が私にはあるのではないのか、という思いが頭から離れなくなっていた。数秒その場で固まったあと、私は勇気を振り絞り歩いた。あなたとの距離があと少しになったとき、ようやくこちらに気付いて、笑った。犬のような笑顔だった。私は、今でもその顔を忘れることができない。
私の家にあなたの「お泊りセット」を置きに行く間、あなたはいろいろなことを喋った。数か月間会わなかった間のことが主で、あいかわらず情けない話ばかりだった。あなたは、駅のホームで、電車のなかで、ヒビの入ったコンクリートの道で、家につくまで喋っていた。
家に入ると、あなたは途端に黙りこくった。私たち以外だれもいない部屋は、不気味なほど静かだった。私は、自分が何を言わなければいけないのかを悟った。これ以上、残酷なことをしてはいけない、と感じた。
ごめんなさいね、と私は言った。
あなたは、え? と言ったあと、私の顔をじっと見た。
私は、一瞬だけ口を噤んだあと、体が緊張で軋むのを感じながら、別れてほしいの、と言った。
顔をそむけていた私は、あなたのその時の表情を知らない。でも、たぶん、いつものように諦めたような卑屈な笑顔で、そんな気がしてたんだ、と言ったんだと思う。
そして、私たちは別れた。
おそらく女の子の家に泊まることすら初めてなあなたは、当然のように、せっかくだし楽しむよ、と言った。私も、別れたからと言って今日の「お泊り」を無しにするつもりはなかったので、できる限り優しく微笑んで、うん、せっかくだし、と言った。
遠方から来たあなたは、この場所に詳しくなくて、そして私が年上ということもあって、当然デートは私がリードすることになった。といっても、デートというのは名ばかりで、私が行きたい場所にあなたを付き合わせただけだった。私は、私があなたのことを好きでない以上、自分が行きたくない場所に行っても楽しくないだろう、と思っていたし、そして、あなたは私のことが好きだから、あなたが興味のないところでも楽しめるだろう、という、一種、傲慢ともいえる考えをしていた。そして、今でもそれは正しかったのだろうと思う。私は、私が服を見たり、本を見たりして、あなたに合意や意見を求めたときの、あなたの笑顔が、どうしても悲しかった。でも、私にはどうすることもできなかった。
あなたは、私が支払おうとするのを止めて、代わりにお金を出した。私はそういうときにだけ、ああ、そういえばこれはデートだったのだ(しかもクリスマス・イブの日の)、ということを思い出した。
家に帰って、私は布団を敷いた。その上に、ゲーム機や、アニメのDVDなどをならべて、さて、なにから見ようか、とあなたと形ばかりの相談をして、結局その日私が買ってきたゲームと私が以前に借りてきたアニメを見ることになった。これは、思い出すまでもないことだ。なぜなら、あなたが自主的になにかを決めたことは、数か月前の私たちが別れる前日に私を公園へ誘ったこと以外、一度もなかったからだ。
布団の上で、私たちは、ぼんやりとした会話をしながら、ゲームを進めた。
そして、ゲームに夢中になるあなたの横顔を見ながら、言おうと思っていたことを言った。私、多分レズビアンなんだと思う。
私は一方的にしゃべり続けた。これまで男の人を好きになったことがないの。あなたは好きだったけど、なにか違うみたい。私は、人を恋愛として好きになったことがない、でも、私には恋愛に対する憧れがあるの。だから、私は、レズビアンなんだと思いたいの。男の人がだめなら、女の人と恋愛をしたい。それが無理ならAセクシャル、とか、恋愛ができない人、ってことになるんだろうと思うけれど、それはいやなの。恋愛ができる可能性があるなら、私は信じてみたい。だから、私はレズビアンなの。
あなたは黙っていた。
ゲームのコントローラーを触っている指だけ動いていて、目はじっとテレビ画面を見ていた。私も気まずくなって、一緒になってその画面をみた。
ふと、あなたは言った。おれさあ、この服買いに行ったときに、店員に、女の子だったらモテそうですね、って言われた。
私は、にこりともせずに、そうだったらよかったのにね、と言った。そうだったら、すごくタイプなのに。
そして私たちは、徹夜でゲームとアニメを消化しつづけた。淡々と、まるでそうしていなければ死んでしまうかのように、ゲームを進め、アニメを観た。
そして、泥のように寝た。
次の日、起きるとすでに夕方を過ぎていた。私は、冷蔵庫にしまってあったクリスマス用の豪華なごはんと、ケーキを持ち出して、ぐちゃぐちゃな布団の置いてある部屋に持ってきた。あなたは寝ぼけているようで、のろのろとごはんを食べた。気の遠くなるような時間をかけて食べた。奇妙な沈黙で満ちるこの部屋に耐えられず、私はもう既に最後まで見たアニメのDVDを再生した。あなたは、何もいわなかった。私も何も言わずに、淡々とクリスマスのチキンや、豪華なサラダ、そして、陽気なデコレーションをしてあるケーキなどを食べた。
ごはんを食べ終わるころには、すでに外は暗くなっていた。あなたは、帰るよ、と言った。私は、じゃあ送るね、と言い、自転車の鍵を探した。駅に着くまで、あなたは何もしゃべらなかった。着いてからですら、何かを言おうともしなかった。
私は、また来てね、と言った。言ったあとで、ずいぶんおかしなことを言ってしまった、と思ったけれど、あなたは、うん、と言って頷いて、改札を通って行った。逆光で、顔は見えなかった。
私は、寒空の下、ひとりで家路についた。自転車に乗って思い切り漕ぐと、クリスマスの冷たい風が顔にあたって、冷たかった。思わず空を見上げると、昨日は曇っていたはずの空には星しか無く、そこで私は、そういえばホワイトクリスマスにはならなかったなあ、と今更ながら残念がった。
ただ改めて考えてみるとわたしは男性が怖いような気がする。女性に興味があるわけではないし好きになるのはいつも男性だし性欲もあるけれど、なにかを我慢しないとセックスが出来ないような気がする。
好きな者同士が付き合ったらセックスするものだ、という思いこみだけが先行しているような気がする。
あれ、これが無言のうちに伝わっていたんじゃないの? といま気付いた。
え、どうしたらいいの。彼氏のことは本当に大好きで絶対に離れたくない、ずっと一緒にいたいのに、なんでそんな考えが根底にあるの。
http://anond.hatelabo.jp/20111009231144
Aセクだからその書き込みの人はちょっと違うような気がしたが、同棲していて、彼女の方がしたくなくなって、しなくなったら、彼氏がなんとなくイライラしたり
一緒に頑張ろう!と言われるけど、一体何を頑張るの?という気になる、という彼女からの相談
この増田さんの、どうすれば、は私はどうすれば、なんだろうけど、色んな意味を含んでるのではないだろうか?
私の態度をどうすれば?
彼との付き合いをどうすれば?
付き合い続ける or 別れる
彼女側の態度を何とかしてもどうにかなるものでもないのではないかと思うので、付き合い続けるか、別れるか 誰かに後押しして貰いたかったのではないかと思ってしまいました。
mixiの相談のようなのなら割と一般的な気がするけど、増田さんのはよくわからないので何とも言いようが無いのではないでしょうか?
結婚してからも男性側の問題でできないけど、妻には理解があり、同じようにガンダムオタなので、ガンダムに例えて話したりする事も書いていた人の話を見た事があるので、検索して出そうとしましたが見つからず代わりにこのようなのが、たくさんヒットしました。
http://hatsugen.zakzak.co.jp/qa6530764.html 元はこれですが、ものすごく転載されてます。
24歳既婚女性です。主人は30歳です。3年のお付き合いの後に結婚し、現在9ヶ月経ちました。
ガンダムの人のは男性側からの話で、相談というものでもなかったです。妻に悪いと悩むもののそれなりに幸せそうでした。
ここのブクマ、ツイートも多いですが、こういう書き込み内容はすごく転載されるのは、なぜでしょう?不思議です。下世話な好奇心プラス何かがあるんでしょうね。知的好奇心とか医学的興味?とか または知的興味や医学的?科学的視線も送れない事もない事だから、そのせいにして下世話な興味を満たしているのでしょうか?よくわかりません。
石原の「(同性愛者は)どこかやっぱり足りない感じがする」発言について、報道された記事のブコメ見てるとさんざん皆叩いてるけど、
でもどうせ叩いてる人だって、"人に対して性愛を持てない性指向"であるAセクに対しては「人を好きになれないなんてどこかやっぱり足りない感じがする」って思うんだろうな。
性別を男女の二種類とするなら、それだけで、本人の性別に関わらず
・男を好きな人
・女を好きな人
・両方を好きな人
・両方を好きじゃない人
の性指向があって自然なのにね。
実際は性別自体が二種類とは言えないし、性指向も曖昧な人もいるし、もっと多種多様なのに。
同性愛に関しては、そういう人がごく自然に存在する、ということはもうある程度の理解を得られているし、だからこそ石原の発言に同性愛者じゃない人も憤慨しているのだろうけど、異性愛者でも同性愛者でもない人に対する理解はまだまだされていない。
だからAセクは「同性愛を差別しない人」からも、石原と同レベルの無意識の差別発言をされたりするんだよね。
人間に対して恋愛感情が抱けないだけで、普通に親子の情も友情ももちろんその他の感情もあるっていうのに、心ないだとか格好付けてるだとか厨二病だとか言われたり。
前にブコメでちらりと書いたことがあるけれど、
心の性も体の性も性指向もグラデーション状であり、それぞれが必ずしも一致しない、という事が、一刻も早く常識になればいい。
混同している・画一的であると思い込んでいる人が、世の中には多すぎる。
石原と五十歩百歩の人がはてなーにも沢山いるだろうに、たまたま分かりやすく石原が「差別しちゃいけない人達」への差別発言をしたからといって、自分を棚に上げて叩きまくるのって、なんか違うよね。
つい先日、成人しました。
「セックス」この文字を見るだけで吐き気がします。反射的に顔を顰めます。
恋愛をしたことはありません。幼小中高とずっと女子校で、今も女子大に通っています。
私は不思議でたまりません。どうして気持ち悪くないの?なんでみんなやってるの?
自分のこの気持ちや性質を色々調べたりもしました。Aセクシャル、というものを知ったけど、でも何か違う。
気持ち良いんですか?子供を作るための行為を、避妊しながらやるってことは快楽だけ得たいのか。
百聞は一見にしかず、でやってみりゃ分かるんでしょうけど、恐いというか気持ち悪くてたまりません。
今は男に関わりのない生活を送っていますが、やはりそのうちひょろりと男が現れて、行きずりだったりして、その行為をするんでしょうか。
そのとき(と終えた後に)、気持ちいいと思うのか、やっぱり気持ち悪いと思うのか。
明らかに私は少数派だしマイノリティで、おかしい。ちゃんと知ってます。