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はてなキーワード: 供託金とは

2024-11-23

選挙運動にオカネを使うなというが

供託金は高くても選挙管理委員会への賄賂とはみなされていない

自治体収入になるんかね

2024-11-18

思い返せば都知事選はたいしたことなかったな

供託金没収確実の泡沫候補軍団ヤバい政見放送は、そもそも参院選でもよく見る東京選挙区風物詩なんで置いとくとして、

たった4ヶ月前は、神宮外苑やら都庁ライトアップやら、これまでの現職の都政を総括やら、のんきな争点で選挙やれてたんだよなあ。

3番手のまわりにいた足引っ張ってただけの応援団がその後の選挙でも同じこと続けてるし本人は引退雰囲気だし、

2番手に至っては候補者当人も押してる同じくもう東京に飽きちゃってんだよなあ。

これまでの都政にさほど不満はなかったが年齢を理由に今回は別候補投票した増田にとっては別に「まーあと4年やってもらってもいいか…」って感じだけど4年後にまだマトモな選挙がやれる国なのか謎だわ。

anond:20241118114243

この供託金300万のみで動くってのも不自然な気がする。

お互い表向きは応援だとしても、実際のところは動画収入のためなんかね。話題作りだったり今後のコネだったり。

エクストリーム兵庫県知事選挙 2024 結果

https://anond.hatelabo.jp/20241014110755

総評

当初立候補表明していた中村中川がいつの間にか撤退していて、N国立花が予想通り半ば当選目的外の立候補

総選挙に埋もれてしまたことと在京メディアが飽きたためなか、関東では今一選挙の状況がつかみにくく情報大手新聞社ニュースサイト頼みだった。

正直なところN国が出た時点でまともな選挙になるはずもないので、元記事追記も行わなかった。

当初の嫌な予感通り、2021年名古屋市長選挙と同様に渦中の現職が当選した。SNS上ではN国アノン正義が勝ったとお祭り騒ぎする一方で、

はてブでは「N国のデマに負けた」「市長会としばき隊有田芳生応援キングボンビーになった」「オールドメディアが負けた」と様々な推測が飛び交っている。

選挙自体NHKが日付が変わる直前まで当確を出さない異例の展開で、色々と異常な選挙だった。

当選したとはいえ議会県庁との関係が変わったわけではなく、議会解散簡単には出来ないため恐らく年単位レームダック状態になるだろし、県庁退職者や内定辞退者も続出するだろう。

まあ、それも選挙民の選択である。あるいは彼に投票した若い世代県庁への就職希望するかもしれない。ネットDe真実若者筆記試験を通過できるかは知らないけど。

 

エクストリーム競技はN国立花が優勝。意外なことにN国はエクストリーム競技初優勝である

ただ、エクストリーム選挙は有る種の名誉賞的な位置づけなので、こういう選挙ゴロを表彰するのは非常に不本意である選挙違反で競技失格にしたいので、兵庫県警捜査二課には頑張っていただきたい。あるいは公安だろうか?

準優勝は日本共産党推薦の大澤芳清。兵庫県知事選では日共2005年以降、毎回候補を立ててほとんど供託金が返ってくるくらいの善戦はしていたのだが、

今回は1%も取れない供託金没収大敗だった。支持層の多くが稲村に流れたと思われるがそれでも稲村は当選しなかった。日共はもはや「資金力が有るだけの老害木偶の坊政党である老害スラングではなく本来意味)。

 

今後N国で警戒をしないといけないのは、東京都でも大阪府でも国政でもなく沖縄県知事選挙である

仮に同様の手法問題の有る人物知事当選させた場合、他の自治体とは比べ物にならないぐらいの問題が起こるだろう。

現職(沖縄文在寅こと玉城デニー)が問題がないとは決して言えないが。

佐賀静岡福井京都など、新幹線で揉めている自治体も同様である

追記

指摘により修正

2024-11-12

anond:20241112222510

そもそも多分衆議院選挙の時点で足りてない状態だったと思うんよ

なんか軽く流された気がするけど、候補者不足で本来31議席あったのに28しかなりませんでしたって本来問題だよね

比例単独下位(相当)の候補なんて自民見てると職員とか入れてるわけだけど、それすら今回の国民北海道の1人しか確保できなかったわけで

まあ供託金問題もあるからそれだけではないんだろうけど……

2024-10-30

anond:20241030161135

供託金を立て替えてくれるなら選挙という選挙に出てやってもいい

共産党供託金没収

こうなることはわかりきってたよね

元々共産党は全選挙区候補者擁立してた

けど高齢化で現役世代が減り党員収入も減少

これを維持することが困難になってきた

そんで野党共闘選挙協力を「名目」にして立候補を取りやめ経費削減

共産党野党共闘に前向きなのはこれが主な理由

というか唯一の理由と言ってもよいだろう

ほっとき自然にこうなって立憲にとっては邪魔が減って喜ばしいことなのに

岩盤支持層」という名の本性は共産シンパ工作により

アホなことを続けてた

2024-10-26

anond:20241026232317

小選挙区供託金没収されると地方委員会負担になるんだよな

それでも中央立候補を指示する組織というのが(供託金没収資金不足を見据えた募金も始まってる)

現場野党共闘で外の世界を知ってしまたからこれからどうなるんだろうね

2024-10-23

白票が何に影響するか

選挙が近づく度に、誰にも入れたくないか白票を入れる、いや白票意味がないみたいな言説が飛び交っている。実際のところ、白票は何に影響して何に影響しないのだろうか? とりあえず小選挙区に絞って考える。

有効投票数→影響しない

白票無効票である。したがって有効投票数には影響しない。

当選者→影響しない

当然ながら、白票候補者得票数には影響しない。したがって白票を投じたところで誰かが当選したり落選したりすることはない。

惜敗率→影響しない

惜敗率とは、選挙区内の最多得票数100%として候補者得票数が何%かという割合である。比例重複立候補候補者惜敗率比例名簿同一順位候補との順位付けに利用されるため、惜敗率が高ければ復活当選やすい。

白票は誰の得票数にも含まれないため、影響しない。

法定得票数→影響しない

法定得票数とは、いわゆる供託金没収ラインのことである法定得票数定義有効投票から決まるので、無効票である白票は影響しない。

投票率→(おそらく)影響する

投票率選挙人名簿の登録者数に対する投票所に来た人の率としてカウントするなら、白票を投じた人の分もカウントされる。

特に開票前の速報値であれば確実に選挙人名簿から算出しているので、影響する。

開票終了後に有効投票から計算することも不可能ではないが、わざわざそんなことをする例はあまりないだろう。

世代投票率→影響する

投票用紙から世代は分からないので、世代投票率選挙人名簿から計算するしかない。誰が白票を投じたかどうかは分からないので、確実に影響がある。

投票率世代投票率を気にする政治家がいるのであれば、その行動に微妙に影響する可能性はある。

では実際の所、良い候補が誰もいなかった場合白票を投じるよりましな投票行動はあるのだろうか。

最有力候補投票する

確実に当選しそうな候補がいる場合、これによって「2位以下の惜敗率を下げる」「法定得票数を上げる」という効果がある。つまり復活当選を防いだり、供託金没収にすることが可能かもしれない。

一方で、当選者の得票率は上がるので、当選者は「民意を得た」と思ってしまうかもしれない。

最も落としたい候補の最有力対抗馬に投票する

接戦ならその一票が明暗を分けるかもしれない。当然、法定得票数にも影響する。

一方で、入れた候補惜敗率は上がるので、それによって比例復活当選してしまうかもしれない。

また、特に順位とかなく全員嫌という場合には使えない手段だ。

泡沫候補投票する

絶対当選しそうにない候補に入れることで、有力候補の得票率が下がるが、選挙結果には影響しないだろう。

投票候補以外の惜敗率にも影響しないので、比例復活にも影響しないだろう。

泡沫候補得票数供託金没収ライン上だった場合、これによってラインを超えるかもしれない。

サイコロ振って決める

同じ行動をする人が大勢いた場合泡沫候補得票数が増えるはずだ。したがって泡沫候補に有利な行動と言える。

まあ私はどこに入れるか決めてるのだが、他に何か良さそうな行動指標はあるだろうか?

2024-10-22

anond:20241022001359

20年くらい前に投票した泡沫候補が、俺の投票のおかげで供託金没収点をギリギリで超えたことがある

今ではその人は某政党の重鎮になっている

もしも俺がその時投票しなくて供託金没収点を超えてなかったら、その人は破産して政治家への道を諦めていたかもしれない

2024-10-21

anond:20241021143125

自分が思う完ぺきな候補者なんて求めても仕方ない。

ゴミの中から一番ましなゴミを選ぶしかない。

それで我慢できないなら自分立候補するしかないけど、供託金とか辛いし、既存政党には勝てないんだよな・・・

こういう不平等は直してほしいものだわ。

2024-10-20

anond:20241020233840

比例重複の場合惜敗率順位が決まったりするので負けるにしても差が小さい方がいい

供託金没収ラインを超えるかどうかで負けた政党負担が変わる

同じ負けるにしても大差で負けるのと僅差で負けるのとではあと少しで勝てそうだったから次は入れようと思う人の出現率が変わる

2024-10-15

anond:20241015155344

供託金払って目立つ為にやってたに決まってるのに

当選すると思ってたの?とかい外野もアホだったなあ

2024-10-14

エクストリーム兵庫県知事選挙 2024

概要

エクストリーム選挙とは、選挙を利用したエクストリームスポーツ一種である

過去の開催

東京都知事2024 https://anond.hatelabo.jp/20240708125841

ルール

2024年から新ルール

2024年東京衆院15区の結果を受けての追加ルール選挙及び競技自体への攻撃とみなし立候補しても今後は競技参加者とみなされない。

競技の特徴

2024年田母神俊雄が3.9%で初優勝、準優勝は2.3%獲得で安野貴博となった

2024年東京の結果

https://anond.hatelabo.jp/20240708125841

優勝

兵庫県知事選挙 2024年の主な選手

斎藤元彦(2回目) ☆

県知事(不信任案決議による失職)、元総務省職員キャリア官僚)。自民党維新の会後ろ盾により前回選挙勝利したものの、県職員へのパワーハラスメント公益通報制度制度無視した違法処分、セ・パ優勝パレードにおけるキックバック強要、贈答品の強要、などのスキャンダルにより百条委員会設置、県議会の全会一致により不信任という前代未聞の事態で失職する。

普通に考えれば当選どころかエクストリーム競技入賞も怪しいはずなのだが、候補者7人乱立という乱戦と、2021年名古屋市長選挙の例もあるため(リコール署名偽造事件があったにも関わらず渦中の河村たかし当選供託金返還どころか当選可能性すらある地獄絵図。今更選挙民の良識に期待することはないものの、「当選はないものギリギリ供託金が変換される可能性あり」ということで今回は☆をつける。

仮に当選した場合兵庫県庁退職者が続出し、内定者の入庁辞退も激増することだろう。

ちなみに不信任からの失職で再選挙当選した知事は、2002年長野県知事田中康夫)のみである

稲村和美(初)

尼崎市市長、元兵庫県議会議員緑の党出身リベラル政治家だが立憲民主党旧民主党系の政党からの推薦は受けたことがない。尼崎市時代から共産党から対立候補をたてられており、いわゆる「野党共闘から距離をおいている。

今回も主要政党から支援を受けず勝手連から要請により立候補県知事選の有力候補であるためエクストリーム競技とは無縁と思われる。

中村稔(初)

経済産業省職員キャリア官僚)、大学客員教授経産省退官後ははてなー大嫌いパソナグループ天下りと大変わかりやすい経歴。

自民党兵庫県連が推薦を検討していたものの断念したのは、前任者の悪事の影響だろうか。

官僚といえば都道府県知事選挙では有力候補になるはずなのに、東京大阪では連敗中の上に兵庫県でこの体たらくなので、今後は元官僚という肩書マイナスになるかもしれない。流石に供託金は戻ってくると思われるので無印

大沢芳清(初)△

整形外科医、病院長、兵庫県民主医療機関連合会会長日本共産党推薦候補東京都知事選での蓮舫の敗北以降、「野党共闘」の枠組みは実質破綻しており、今回は共産党組織候補を立ててきた。そもそも兵庫県知事選挙は毎回候補を立てているが。

野党共闘の枠組みで誕生した県知事複数いるものの、共産党員の県知事現在存在しないうえ、近年の当運営への批判と相次ぐ除名騒動もあるが、ギリギリ供託金は戻ってくるか?

清水貴之(初)△

参院議員(日本維新の会)、元朝放送アナウンサー。今回は離党しての立候補維新の会の推薦もなし。

去年までであれば有力候補であったはずだが、今年に入り維新の会万博斎藤元彦のスキャンダル所属議員不祥事連発により支持率を低下させており、近畿圏での基礎自治体首長選挙で連敗している。

ここ最近近畿基礎自治体首長選維新の連敗を見ると、大沢との供託金返還ポジション争いとなりそう。

中川暢三(初)◎

加西市長大阪北区区長加西市長時代は不信任も経験し(議会解散も再議決により失職)。北区区長就任悪名高い公募区長。その後様々な選挙出馬するも1度も当選はない。「当選経験のある名物泡沫候補」という変わり種。反ワクチン

2016年東京都知事選挙エクストリーム競技での入賞もなし。2021年兵庫県知事選挙は、仮にエクストリーム競技が開催されていれば優勝だった(7.68%)。エクストリーム競技最有力候補

福本繁幸(初)◯

レコード会社代表7月東京都知事選挙にも出馬していたが、3245票で供託金没収となっている。選挙への立候補都知事選が初。

マック赤坂又吉イエス現代における後藤輝樹に連なるいわゆる「伝統泡沫候補」。供託金返還は厳しいが、この調子エクストリーム競技を盛り上げていただきたい。

寸評

これだけ話題選挙にも関わらず、N国やつばさの党から立候補表明がないのは意外である衆議院解散され総選挙と重なった影響だろうか。ただ告示10/31なのでまだまだ立候補者が出る可能性はある。N国以外にも日本保守党参政党の動向も注目したい。

エクストリーム競技は現時点では中川暢三が最有力候補。一方で「当選経験のある反ワクチン候補」といえば、東京15区の須藤元気のような例もあるので、番狂わせ供託金が戻ってくるかもしれない。違った意味危険兆候である

2024-09-16

安楽死社会はおそらく今と変わらない

安楽死の導入

無料ではできない

→+価格が低すぎると障壁として気軽に死が実行されてしまうので、少し値段は高めに設定される(供託金みたいなもん

貧乏人は利用できない。

2024-07-12

anond:20240712211136

意義あり。

総選挙または通常選挙比例代表選挙において、

規定候補者数を集めたうえで(候補者数×600万円の供託金と共に)政党届出を提出すれば、

選挙期間中は政党として扱われます

まり選挙期間中であれば突然政党を作ることは可能です。

https://anond.hatelabo.jp/20240712184211  続き

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(16)

nippon.com版

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用が極めて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。市民に向かって政治的成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

内田ブログ

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用がきわめて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。民主政有権者に向かって「いまあるあなたとは違う人間になってくれ」と懇請するのである。「よけいなお世話だ」と腹を立てる有権者がいても不思議はない。そして、実際に多数の有権者が「大人になってくれ」という制度からの懇請に腹を立てて「オレはオレのままでいいんだよ。オレはオレが大好きなんだ」と口を突き出すようになったことで民主政は終わりに近づいている。

 市民に向かって政治的成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

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(17)

nippon.com版

 帝政王政貴族政も寡頭政も、どれも「市民が幼稚で愚鈍である方が統治コストが安く上がる政体である。だから、これらの政体市民に向かって「成熟するな」というメッセージを送る。「難しいことは考えなくていい。考える仕事私たち支配者が代わって行うから、お前たちは愚鈍のままでいい」という甘い言葉を送り続ける。中国の歴史書・十八史略に登場する、「帝力なんぞわれにあらんや」とうそぶいて、自分支配されていることさえ気づかなかった「鼓腹撃壌」の老人こそ愚民理想である

 

 

内田ブログ

 帝政王政貴族政も寡頭政も、どれも「市民が幼稚で愚鈍である方が統治コストが安く上がる政体である。だから、これらの政体市民に向かってさまざまな機会に「成熟するな」というメッセージを送る。「難しいことは考えなくていい。考える仕事私たち支配者が代わって行うから、お前たちは愚鈍のままでいい」という甘い言葉を送り続ける。「帝力なんぞわれにあらんや」とうそぶいて、自分支配されていることさえ気づかなかった「鼓腹撃壌」の老人こそ愚民理想である

 

 

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(18)

nippon.com版

 その中にあって、民主政けが市民を甘やかさない。市民に対して「大人になれ」という面倒な仕事押し付ける。だから民主政は嫌われるのである

 

 

内田ブログ

 その中にあって、民主政けが市民を甘やかさない。市民に対して「大人になれ」という面倒な仕事押し付ける。だから民主政は嫌われるのである

 

 

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(19)

nippon.com版

(無し)

 

 

内田ブログ

 たぶんこれから民主政は嫌われ続けるだろう。有権者たちが「あなたがたは今あるがままでよいのです。成熟する必要も、自己刷新する必要もありません」という甘ったるいメッセージを言い交わしているうちに民主政は終わるのである

 

 

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(20)

nippon.com版

 今回の選挙の混乱の再発防止のために、一部から立候補時の供託金を高額に引き上げることや推薦人を一定数確保することを立候補の条件とする案も出ている。だが、私は立候補を困難にする条件をつけることには原則的には反対である。一部の「性善説制度をハックする人たち」を何とかするために、今私たち享受している政治的自由を規制すべきではない。

というのは、性悪説に基づいても、違法行為も完全にシャットアウトできるシステムを作ることは可能だし、それに類するものを作ってみても、システム設計と維持に膨大なコストがかかり、かつ効果は大してない。「ハッカー」というのは「穴を見つける専門家」なのである性悪説シフトすることが民主政プラスをもたらすことはない。

規制を設けるなら、法律で網をかけ監視や取り締まりをしなければならず、システム構築に膨大なコスト必要になる。だが規制を設けても、相手は新たな穴を探してくる。おそらく終わりなきいたちごっこになるが、これによって民主主義に関する新たな価値を生み出すことは無い。

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

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(21) 最終部分

nippon.com版

 私たちなすべきなのは、「市民社会の常識」を再生させることである。「君がやっていること、それは非常識だよ」という言明が、現実に強い規制力を持っていれば、法律を作る必要はない。

米国では2016年の大統領選挙の時、ワシントンポスト紙が候補者たちのステートメントファクトチェックをかけて、「ピノキオ」という単位でその真実含有量を表示したことがあった。「一部誤認や事実つまみ食い」が1ピノキオ、重大な言い落としや誇張は2ピノキオ、重大な事実誤認や明白な矛盾は3ピノキオ、大うそが4ピノキオ前大統領ドナルド・トランプ氏は「底なしピノキオ」の称号を贈られた。信頼できるファクトチェッカーがその威信をかけて「誰が真実を語っているのか」を査定するならば、法的規制は要らない。

今回の都知事選が改めて示したのは、「常識あるまともな大人」が一定存在しなければ、民主政は持たないということである。今は「大人になれ」も「礼儀正しくあれ」も「非常識であるのは恥だ」も、どれも強い指南力を持つメッセージではなくなってしまったが、それでも私はこれからも忍耐強くそう言い続けるつもりである

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

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内田樹によって書かれた都知事選に関する2つの記事比較

nippon.com版の方が先に書かれたので、nippon.com版→内田ブログ版の順に掲載

適宜改行等を加えた。

 

 

nippon.com版

https://www.nippon.com/ja/in-depth/d01018/

 

 

内田ブログ

http://blog.tatsuru.com/2024/07/12_0846.html

 

 

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(01)

nippon.com版

 今回の都知事選では、「選挙民主主義の根幹をなす営みである」という認識が崩れてしまったという印象を受けた。選挙というのは有権者自分たち立場代表する公人を、法を制定する場に送り込む貴重な機会であるという基本的認識が今の日本からは失われつつあるようだ。

 

 

内田ブログ

 今回の都知事選では、選挙民主主義の根幹を為す営みであるという認識がかなり深刻な崩れ方をしているという印象を受けた。選挙というのは有権者自分たち立場代表する代議員を選ぶ貴重な機会であるという認識日本からは失われつつあるようだ。

 

 

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(02)

nippon.com版

 知事選当選者は1人に限られるのに「NHKから国民を守る党NHK党)」が関連団体を含め24人の候補擁立した。そして24人分の掲示板の枠に同一のポスターを貼るなど“掲示板ジャック”をした。NHK党は、一定額を寄付した人にポスターを張る権利譲渡する行為にも及んだ。掲示板には選挙関係ない人物動物写真サイト誘導する2次元バーコードなども張り出された。NHK党以外の候補も「表現の自由への規制はやめろ」と書いたわいせつ写真入りポスターを張り出すなど、目を疑うような行為があった。政見放送も含め、注目を集めて動画サイトなどのフォロワーにつなげるなど、選挙を単なる売名や金もうけに利用しようとする候補者が多数登場した。

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

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(03)

nippon.com版

(無し)

 

 

内田ブログ

 投票する人たちは「自分たち利益をもたらす政策を実現してくれる人」を選ぶのではなく、「自分と同じ部族の属する人」に投票しているように私には見えた。自分と「ケミストリー」が似ている人間であるなら、その幼児性や性格の歪みも「込み」で受け入れようとしている。だから、仮に投票の結果、自分生活が苦しくなっても、世の中がより住みにくくなっても、それは「自分の属する部族」が政治権力行使したこと帰結から別に文句はない。

 自分自身にとってこの社会がより住みよくなることよりも「自分のような人間たちから成る部族」が権力や財貨を得ることの方が優先する。これが「アイデンティティーポリティクス」の実態である

 

 自分幼児的で、利己的で、偏狭で、攻撃的な人間だと思ったら、かつてならそれは「成熟」へのインセンティブになった。「もっとちゃんとした大人になろう」と思った。でも、今は違う。今は「そういう自分がけっこう好き」だとカミングアウトすることの方が人間的で、端的に「よいこと」だとされる時代なのだ

 正直言って、私には意味がわからない。この人たちはそんなに自分が好きなのか。そんなに同じ自分のままでいたいのか。私は同じ人間のままでいるなんてまっぴらである。息苦しいし、不自由だし、何より退屈で仕方がない。「自分自身に釘付けにされていること」をエマニュエル・レヴィナスは考えられる限り最も苦痛体験だと書いていた。私もまったくそうだと思う。そもそも自分自分しかあり得ないことの不快」を推力として、生物はここまで進化してきたのではないのだろうか。単細胞生物単細胞生物であることに自足していたら話はそこで「おしまいである。だからアイデンティティー固執する人たちを見ていると、私は奇妙な生き物を見ているような気になる。なぜ「そんなに自分自身でいたい」のか。自分であることにうんざりすることがないのだろうか?いや、ほんとに。率直にそう訊きたいのだ。

 

 選挙の話をしているところだった。

 

 今回の都知事選では、選挙を単なる売名や金儲けに利用しようとする候補者が多数登場した。

 

 

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(04)

nippon.com版

 公職選挙法に限らず、私たち社会制度の多くは「性善説」あるいは「市民は総じて常識的振る舞うはずだ」という仮定の下に設計運営されている。でも、「性善説」の制度は隙間だらけである。その隙を「ハック」すれば、簡単自己利益を確保できる。候補者にさまざまな特権保証されている選挙という機会を利用しても、私利私欲を追求したり、代議制民主主義のもの嘲弄(ちょうろう)したりすることは可能である。そのことを今回の選挙は明らかにした。もう「性善説」は立ち行かなくなったらしい。

 

 

内田ブログ

 公選法に限らず、私たち社会制度の多くは「性善説」あるいは「市民は総じて常識的にふるまうはずだ」という仮定のもとに設計運営されている。でも、「性善説」の制度は隙間だらけである。その隙を「ハック」すれば、目端のきいた人間なら誰でも簡単自己利益を確保できる。候補者にさまざまな特権保証されている選挙という機会を利用しても、私利私欲を追求したり、代議制民主主義のもの嘲弄することは可能である。そのことを今回の選挙は明らかにした。もう「性善説」は立ち行かなくなったらしい。

 

 

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(05)

nippon.com版

 だが、選挙がこれだけ軽視されるに至ったのは2012年以後の安倍晋三氏、菅義偉氏、岸田文雄氏の3代の首相による自民党政権立法府軽視が原因であると私は考えている。

 

 

内田ブログ

 だが、選挙がこれだけ軽視されるに至ったのは2012年以後の安倍、菅、岸田三代の自民党政権立法府軽視が一因だと私は考えている。

 

 

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(06)

nippon.com版

 日本国憲法では立法府が「国権の最高機関」とされているが、安倍政権以来、自民党政権行政府立法府より上位に置くことにひとかたならぬ努力をしてきた。その結果、国政の根幹にかかわる重要な事案がしばしば国会審議を経ずに閣議だけで決定され、野党が激しく反対する法案強行採決された。国会審議は実質的には意味を持たない「形式的セレモニーであるように見せかけることに自民党政権は極めて熱心だった。

 

 

内田ブログ

 日本国憲法では立法府が「国権の最高機関」とされているが、安倍政権以来、行政府立法府より上位に置くことに自民党政権はひとかたならぬ努力をしてきた。その結果、国政の根幹にかかわる重要な事案がしばしば国会審議を経ずに閣議だけで決定され、野党がはげしく反対する法案強行採決された。国会審議は実質的には意味を持たない「形式的セレモニーであるように見せかけることに自民党政権はきわめて熱心だった。

 

 

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(07)

nippon.com版

 安倍首相は「私は立法府の長である」という言い間違いを繰り返し口にした。これはおそらく「議席過半数を占める政党総裁自由立法ができる」という彼自身の実感を洩(も)らしたものであろう。だが、法律を制定する立法府の長が、法律執行する行政府の長を兼ねる政体のことを「独裁制」と呼ぶのである。つまり、彼は「私は独裁者だ」という民主主義精神全否定する言明を繰り返していたことになる。

 

 

内田ブログ

 安倍首相は「私は立法府の長である」という言い間違いを繰り返し口にした。これはおそらく「議席過半数を占める政党総裁自由立法ができる」という彼自身の実感を洩らしたものであろう。だが、法律を制定する立法府の長が、法律執行する行政府の長を兼ねる政体のことを「独裁制」と呼ぶのである。つまり、彼は「私は独裁者だ」という民主主義精神全否定する言明を繰り返していたことになる。

 

 

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(08)

nippon.com版

 現行憲法下で独裁制を実現するために、差し当たり最も有効なのは立法府威信を低下させること」である有権者の多くが「国会機能していない」「国会審議は無内容なセレモニーにすぎない」「国会議員選良ではなく、私利私欲を優先する人間だ」という印象を抱けば、民主政事実上終わる。

 

 

内田ブログ

 現行憲法下で独裁制を実現するために、さしあたり最も有効なのは立法府威信を低下させること」である有権者の多くが「国会機能していない」「国会審議は無内容なセレモニーに過ぎない」「国会議員選良ではなく、私利私欲を優先する人間だ」という印象を抱けば、民主政事実上終わる。

 

 

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(09)

nippon.com版

 だからこそ、自民党はこの12年間、国会議員は(自党の議員を含めて)知性的にも倫理的にも「普通市民以下かも知れない」という印象を扶植することに並々ならぬ努力をしてきたのである。そして、それに成功した。知性においても徳性においても「平均以下」の議員たちを大量に生み出すことで、自民党政党としては使い物にならなくなったが、その代償に立法府威信を踏みにじることには見事な成功を収めた。

 

 

内田ブログ

 だからこそ、自民党はこの12年間、国会議員は(自党の議員を含めて)知性的にも倫理的にも「ふつう市民以下かも知れない」という印象を扶植することになみなみならぬ努力をしてきたのである。そして、それに成功した。知性においても徳性においても「平均以下」の議員たちを大量に生み出すことで、自民党政党としては使い物にならなくなったが、その代償に立法府威信を踏みにじることにはみごとな成功を収めた。

 

 

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(10)

nippon.com版

 その帰結が、「代議制民主主義嘲弄する」人々が選挙立候補し、彼らに投票する多くの有権者が少なから存在するという今の選挙現実である

 

 

内田ブログ

 その帰結が、「代議制民主主義嘲弄する」人々が選挙立候補し、彼らに投票する多くの有権者が少なから存在するという今の選挙現実である

 

 

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(11)

nippon.com版

 NHK党は、暴露ユーチューバー有罪判決を受けたガーシー(本名・東谷義和)元参院議員国会に送り込むなど、国会威信国会議員権威を下げることにきわめて熱心であったが、これは彼らの独創ではない。自民党が始めたゲームを加速しただけである

 

 

内田ブログ

(無し)

 

 

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(12)

nippon.com版

 今回の都知事選で2位につけた石丸伸二氏も前職の広島県安芸高田市長時代市議会と繰り返し対決し、市議会機能していないことを訴え続けてネット上の注目を集めた。これも「立法者」と「行政者」は対立関係にあり、「行政者」が上位にあるべきだという、安倍首相体現してきた「独裁志向路線を忠実に踏まえている。

 

 

内田ブログ

 今回の都知事選で二位につけた石丸伸二候補安芸高田市長時代市議会と繰り返し対決し、市議会機能していないことを訴え続けてネット上の注目を集めた。「立法者」と「行政者」は対立関係にあり、「行政者」が上位にあるべきだという、安倍首相体現してきた「独裁志向路線を彼は忠実に踏まえている。

 

 

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nippon.com版

 日本維新の会も「独裁志向」では変わらない。「議員の数を減らせ」という提言は「無駄コストカットする」合理的政策のように聞こえるが、実際には「さまざまな政治立場代表者が議会議論するのは時間無駄だ。首長に全権委任しろ」という意味しかない。

 

 

内田ブログ

 維新の会も「独裁志向」では変わらない。「議員の数を減らせ」という提言は「無駄コストカットする」合理的政策のように聞こえるが、実際には「さまざまな政治立場代表者が議会議論するのは時間無駄だ。首長に全権委任しろ」という意味しかない。

 

 

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nippon.com版

自民党派閥裏金問題は、国会議員たちがその地位を利用して平然と法律を破っている事実を白日の下にさらした。この事件は「国会議員はろくな人間ではない」という民主主義空洞化するメッセージと、「政権に近い議員であれば、法律を犯しても処罰されない」という法の支配空洞化するメッセージを二つ同時に発信していた。

 

 

内田ブログ

 自民党裏金問題は、国会議員たちがその地位を利用して平然と法律を破っている事実を白日の下にさらした。この事件は「国会議員はろくな人間ではない」という民主主義空洞化するメッセージと、「政権に近い議員であれば、法律を犯しても処罰されない」という法の支配空洞化するメッセージを二つ同時に発信していた。

 

 

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nippon.com版

 このメッセージを「警告」として受けとった人は「今のままではいけない」と思って政治改革を目指すだろうが、このメッセージを「現状報告」として受けとった人は「民主政は終わった」という虚無感に蝕(むしば)まれてへたり込んでしまうだろう。そして、どうやら日本人の相当数は、この事件ニュースを「世の中とはそういうものだ」という諦念と共に受け止めたように見える。

 

 

内田ブログ

 このメッセージを「警告」として受けとった人は「今のままではいけない」と思って政治改革をめざすだろうが、このメッセージを「現状報告」として受けとった人は「民主政は終わった」という虚無感に蝕まれるだけだろう。そして、日本人の相当数は、このニュースを「世の中とはそういうものだ」という諦念と共に受け止めたように私には見える。

 

 

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nippon.com版

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用が極めて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度である有権者の多数が「まともな大人」でないと、民主政簡単衆愚政に堕す。だから民主政は人々に向かって「お願いだから大人になってくれ」と懇請する。市民に向かって政治成熟を求める政体民主政の他にはない。

 

 

内田ブログ

 英国首相チャーチルはかつて「民主政は最悪の政治形態だ。ただし、過去の他のすべての政治形態を除いては」と語った。なぜ民主政は「最悪」なのか。それは運用がきわめて困難な政体からである民主政は「合理的思考する市民」が多く存在することを前提にした制度であるPermalink | 記事への反応(1) | 18:42

2024-07-11

anond:20240711150600

今のSNS空気見てると

国政選挙までに信者気持ちが離れるとも思えない

ドトールの5千万考えたら

供託金も楽勝だろうな

anond:20240711134859

席数1の選挙で2位と3位以下に差なんてないけど……

2位以下で差が出るのは供託金没収の有無だけど、それこそ有権者関係ねーし

さて9割がたの報道小池石丸蓮舫ビッグネームの話ですが

都知事選供託金没収、総額1億5900万円 上位3人除く53人

すごくね‥医者代表とかが都に寄付したような感じだな

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