はてなキーワード: 仕様変更とは
スパコン事業仕分けの議事録と音声データは以下のサイトに置いてある。
https://blog.wktk.co.jp/ja/entry/2015/06/08/renho-super-computer-siwake
事業仕分けがはじまったのは民主党政権時代で、記憶が曖昧なのだが、自民党政権時代の無駄を仕分けしようと意気揚々と打ち出された政策だったと憶えている。
事業仕分けで話題になったのはスパコン関連の蓮舫氏の「2位じゃだめなんですか」発言で、当時テレビ等のメディアではこの発言がピックアップされ何度も報道された。スパコンの事業仕分け自体は「予算計上見送りに近い縮減」として事実上の凍結で終わったのだが、このときの蓮舫氏の発言が非常にフォーカスされ報道された。民主党政権が力を入れる政策で、その担当に抜擢されたのがズバズバ物言う気の強い蓮舫氏だったが、そのくせ科学技術に疎い素人質問で事業仕分けが進み、本来は必要な事業も事業仕分け対象にされてしまったと、事業仕分けが残念な形で行われてしまったという風に報道されていたと記憶している。
Wikipediaの事業仕分けでの議論の項を読むと、評価者(仕分け人)側の評価コメントは以下のようになっている。
色々書いてあるが、つまり「方向性・必要性を再考せよ」ということだ。というのも、当時の状況では「そもそもスパコンプロジェクトが本当に完成できるのか疑問」だったからである。
当時の状況としては、NEC・日立・富士通が3社共同で開発するはずだったが、NECと日立が経営の不振を建前上の理由で撤退し、富士通1社で開発をするという状況であったからだ。「建前上」と書いたのは、企業が事業を撤退するときの理由はたいてい経営上の理由を建前とするからだ。このことは事業仕分けの会議でも指摘されている。しかも撤退条項なしなので、特に罰則はなかった(たぶん)。その後、理化学研究所は賠償請求をNECに対してするが、逆にNEC側に未払いの開発費を払う形で和解している(なんじゃそりゃ)。ともかく、この「撤退条項なし」というのが嫌な予感しかしなくて、そんなゆるふわな契約でプロジェクトを進めていているのか?という懸念は、「もしかしたら他にもずさんな計画を立ててるんじゃないのか」という疑念を抱いてしまう。実際、事業仕分け会議で様々な角度からスパコン開発の方向性、スパコンの必要性が突っ込まれるが、理研と文科省の説明者は窮地に追い込まれた人間特有の迂遠な言い回しで具体的な回答ができていなかった。といっても、説明者が会議で言っていたとおり、研究と費用対効果は相性が悪いし、必ず実を結ぶ研究というのは存在しないので、断定的な説明を避けざるを得ないという点では同情する。
もう一点の懸念事項としては、富士通単独での開発になるので、その1社に多額の国家予算を割り当てるという形なる。これは富士通が事業に失敗、撤退すると言い出したらプロジェクトが事実上崩壊するという意味である。そんなことはないと信じたいが、ともかく、当初3社でやっていくと言っていた中、2社が撤退し、1社のみの力でやっていきますと言われたら、予算を出す方は当然「ちょっと待てよ」となる。逆に言えばそれを説得する必要があった。
2社が撤退したことで問題は既に発生していた。スパコンの仕様変更のことである。スパコンの当初の仕様としてはベクトル型とスカラ型の複合だったが、ベクトル型を担当していたNECと日立が撤退したので、富士通が担当していたスカラ型単体のみに大幅設計変更する必要がでてきて、ソフトも頑張って書き換え中とのことであった(議事録に書いてある)。そして総予算1154億円のうち、すでに100億円の予算超過をしている。このような状況の中で、第一回スパコンにさらに700億の追加予算を投じるか会議をして、追加予算が可決されるほうがおかしい。「予算計上見送りに近い縮減」という終わり方をしたのは、ふつうに合理的で理性的な判断だったと思う。
会議の議事録だけではわかりにくいが、会議はかなり詰められる形で進行されている(音声を聞けばわかる)。そんな会議なので説明者は疲弊するだろうし、ところどころ支離滅裂で、抽象的な回答をせざるを得ない部分もあったと思う。ただまあ、「世界一を目指す理由をきちんと回答できるように」と事前に宿題を出されておいて、抽象的な解答しかできなかったのは、多くの人が言及しているとおり甘いとしか言いようがない。
世界一を目指す理由に説明者が「国民に夢を与える」と回答したとされている。これについて一つ擁護すると、この回答をする直前には文脈があり、以下のような流れになっている。
泉内閣府大臣政務官「(中略)ですから、皆さんが今、本当に国民生活に向けて、届けたいメッセージが何なのかということをお答えいただきたいのが1つと。(中略)もう一つは、(中略)果たして一時的にでもトップを取るということの意味が、本当にどれくらいあるのかということも、併せてお聞きしたいと思います。」
中村進行役「その一般論は皆さん共通の認識でございますので、これだけのお金をかけてこれを来年度やる必要性について、具体的にお答えください。」
説明者「こうした国民に夢を与える、あるいは世界一を取ることによって夢を与えることが、実は非常に大きなこのプロジェクトの1つの目的でもあります。」
「国民に向けてのメッセージ」と「一時的にトップを立つことの意味」を問われ、説明者は費用対効果の回答をしている。この時点で支離滅裂なので疲弊していることが察せられるのだが、その後、説明者は改めて回答する形で「国民に夢を与える」と回答している。
この「国民に夢を与える」という回答は、直前の「これだけのお金をかけてこれを来年度やる必要性」に対する回答と見るのが普通なのだが、もしかしたら「国民に向けてのメッセージ」に対する回答だったのではないか、とも思う。まあ、だからなんだよという話なのだが、つまり言いたいのは、文脈を無視した切り取りで一意に解釈されがちだが、必ずしもそうではないと言いたい。音声データを聞くとこのへんの詰められた感じが印象としてわかるので、それも込みで勘案してあげたいと思った次第である。
まあ色々書いたけど、最終的には削減予算が割り振られプロジェクトは再始動し、スパコンは完成した。しかも1位も取った(すごい)。結果論としてはスパコンプロジェクトは成功だったと思う(そうだよね?)。しかし当然、当時からしてみれば未来というのは不確かなものなので、結果論のみで語られるわけにはいかない。やはり当時の状況としてはプロジェクトの合理的な必要性を説明できない上に、そもそもプロジェクトがうまくいくかどうかも疑問という中での「予算計上見送りに近い縮減」は、まあ普通に考えてそうだよね。といった感じ。
削減予算でプロジェクトは再始動したが、金田評価者の「少し足りないぐらいが一番いい。物すごく足りなくては困るけれど、少し足りなくて努力させるくらいが本当にアイディアも出るんです。それが新しい研究分野なり産業なりを育成するかもわからないです。だから一番を取るというのは、おかしいと思います。」という言葉の仮説が強化されたように思える。当時そのまま予定通り予算が与えられたときの可能性として、(1) 京よりももっと良いスパコンが誕生していた、(2)京と同等のスパコンが誕生していた (3)京より劣ったスパコンが誕生していた、(4)スパコンプロジェクトがポシャった、の4つくらいの可能性が思い浮かぶが、(1)が達成できていたとは思えず、むしろ…と思ってしまうのである。私も労働者で、常日頃潤沢な予算が欲しいと思っている立場にも関わらず。
あとやはり、音声データを聞くのが一番である。会議の雰囲気も伝わるし、議事録だけではわからない発言の意志や意図がつかみやすい。蓮舫氏の「2位じゃだめなんですか」発言も、蓮舫氏一人が尖った発言をしたわけではないことがわかる。むしろこれより以前に金田評価者からフルボッコに突っ込まれているわけで、むしろそういう中で、蓮舫氏があのような回答しやすくわかりやすい質問をしたと考えれば、あれは「助け舟だった」という意見が出てくるのも頷ける。前後のやりとりが苛烈すぎるせいか、蓮舫氏のあそこの発言のときは声色が優しく聞こえるくらいである。
最後に、会議の中でプロジェクトの様々な問題点が浮き彫りになり紛糾しているのに対し、その中でもどうでもいい「2位じゃだめなんですか」発言をピックアップしバズらせ世間に話題を提供したマスメディアの手腕には脱帽するばかりである。
オンラインゲーム「マビノギ」に久しぶりに復帰した。私がこのゲームに出会ったのは今から11年も前。マビノギ4周年の頃だったと思う。初めてティルコネイルに降り立った時の高揚感が懐かしい。
久しぶりに復帰したと書いたがメインストリームの進行具合から行くと「マクベス」の途中で止まっていた。もっとも、ガッツリプレイしていたのはシェイクスピア実装前くらいまでで、それからは時々覗いていた程度である。この頃からペットにしても、ストーリーにしても「世界観どうなってるんだ」と思うことが多くなり徐々に心が離れてしまったのである。G1〜G3のリニューアル、エルフとジャイアントの物語の廃止があったのもこの頃だったろうか。私はトリアナサーバーだったが、ルエリに統合になったのもマイナス点だった。要は大きくマビノギが変更されたあたりからやる気が失せてしまったのだ。
さて久しぶりのマビノギ、あまりに要素が多くなってしまった。スキルも増え、クエストも溜まっている。驚いたのはキャラの成長があまりに早いことだ。つまり昔に比べて育成しやすいようなボーナスが増えたのである。数字ランクまでは1時間もあれば余裕。あっという間に1ランクだ。苦労して集めたAPも湯水の如く降ってくる。時間をかけて育成するのはもはや時代遅れなのだろうか。
昔は良かったなどと軽々しく言いたくはないが、やはり私は始めた頃のマビノギの雰囲気が好きだった。ギルドに入り、皆でダンジョンを攻略したり、駄弁ったり、スキル上げをしたり……。メインストリームもやはり初期のドキドキ感に欠ける。物価は上がりすぎているし、スキルは複雑さを増してしまった。そういえば、ムーンゲート、マナトンネルの仕様変更も設定からいくと矛盾しているといえる。便利にはなったが、やはり設定を大事にしてもらいたかった。
ここまで批判的なことを書いてしまったが、今のマビノギが嫌いなわけではない。久しぶりのプレイであったが、やはりマビノギは面白かった。色々変わってしまったし、放置要素も増え、ある種流行りのゲームに寄せている感は拭えないがこれほどまで完成度の高いゲームはそれほどない。昔のようにバイトをしたり、釣りをしたりとまったりプレイするのもまだまだ可能である。生活系スキルを上げるのは昔よりは楽になったとはいえやはり手間だ。新しく追加されたストーリーもなんだかんだ面白味はある。最近私はメインストリームを進めながら、タルティーン農場での作物栽培を楽しんでいる。
そうそう、この間メインストリームを進めるにあたってどうしても1人じゃできないミッションがあり野良パーティーを募集した。何もかも変わってしまったし、自分自身浦島太郎でマビの慣習がどうなったのか分からず心配だったが手伝ってくれた方のノリというかチャットの仕方は10年前とほぼ同じだった。恐らく昔からやっている方だろう。ゲームの仕様は変わっても、人は変わらないんだなと実感した。
フレンド欄は真っ赤であるし、今後昔のようにギルドに入ることもないだろうがまたまったりエリンでの暮らしを楽しみたいと思う。もちろん現実世界の生活とバランスを考えて。
ウチの部門はウェブアプリ、PC・Android・iPhoneアプリとかを浅く広く手掛ける、まあどこにでもいそうなソフト屋。
でも客とは対等というか絶対言いなりにならないを方針にしていて、具体的には持ち帰りで作業を死守している。
ちなみに大規模案件に作業人足を貸し出して数字を確保するような、いわゆるSESも、上位の会社の言いなりになるという意味で論外である。
とにかく、「無駄な努力に要注意。努力する前にできることは色々あるでしょ」というのがモットー。
その代わり、単価は安めに設定してお買い得と思わせるようにはしている。
で、ウチの「会社」ではなく「部門」と書いたのは、残念ながらSESメインの「人貸しの人でなし」部門や、組み込み部門とかもあるから。
とにかく、ウチらのようなありきたりのソフト屋から見て、組み込み屋の仕事内容は驚愕モノだ。
何が驚きって、契約内容を全く吟味せず、仕様についても客であるハード屋の言うことを基本的には丸呑み。というか完全にハード屋の言いなりである。
それこそウチらの感覚からすると「なんでそんな仕様変更を受けてきたんだよ、跳ね返してこいよ」と言いたくなるような状況でも、淡々と受け入れて仕事をするのだ。
不安で夜寝られなくなるみたいなことは全然なさそうだし、それどころか昼休みは盛大に昼寝する余裕ぶりだったり。
更に客から「量産ラインを作る前の品証なんで、こちらで作業お願いします」と言われたら、一ヶ月でも二ヶ月でも客先に泊まり込んで付き合うのだ。
少なくとも単価については詐欺かボッタクリに近い。
とにかく、我々とは何もかも逆。
というか、組み込みはそういう人しか生き残らない感じが半端ない。
なんでこんなことになってんの?
最初は腹抱えて笑ってたけど、ふと周りを見たら笑えなくなった。
多分、分かってる技術者もいっぱい居たと思うんだけど、複数の企業とか絡んでて仕様変更出来なかったんじゃないかと思う。
上司、自部門、自社トップ、他社、セブンのシステム子会社、セブン本体・・・俺だったら絶対何もしない。中途半端に対策案とか出してこのカオスに何回も相手に合わせた説明資料作ってとかできない。
これで間に合わなかったら分かってて対策案出さなかったとかで責められるのが目に見えてるからだ。
セキュリティって簡単に見つかったりするくせに直そうとするととんでもなく苦労する。仕様変更だからリグレッションテストとか発生する。その工数誰が出すんだ。保守費でよろしく。いや、想定外に高くなります。そんなの仕様が書いたおたくが悪いんでしょ・・・
日本じゃ金出した奴が偉いんだ。お客様は神様です。フランチャイズだけは金を取ってる方が偉いけどな。
はっきり言うと、ちゃんとしたベンダーじゃない限りIDを使ったサービスなんて自前でしない方が良い。個人情報を扱うならなおさらだ。
どうしろと?firebase使えよ。
追記2
僕も偉そうに意見をいえるほどプレゼンがうまいわけではないのだが
話始めとして、「監視カメラ」「全席が優先席」というキーワードを持ってきちゃうと、精髄反射でそれぞれのワードに反感をもって話を聞かない人が出てくるので、
もったいない気がする。
例えば
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「手助けを必要とするひと」には多様に種類があるということが明らかになってきた現在において、
女性専用車両は「手助けを必要とするひと」を女性に限定しまうことで、いくつかの不具合を抱えてきてしまっています。
""
↑(どう言う考えから始まっているか、抽象的なところから伝える。かつ女性専用車増強版でもないよとアピールする)
""
そこで、女性だけでなく「手助けを必要とするひと」全員が安心して利用できるような車両「思いやり車両」の設置を提案します。
この試みは、乗客に新しい選択肢を提供する共に、鉄道会社とその車両のスポンサーに社会貢献によるブランドイメージの向上をもたらすことが可能だと考えています。
""
↑(あんたの顧客にもあんたにも多分利益あるってことを伝えとく)
くらいから始めて、
↓
↓
「監視カメラ」「この車両では、それぞれの方の必要に合わせて、手助け・譲り合いをお願いします」のステッカー。
(全席優先席っていう言葉は 優先度がどれもMAXで優先順位がわかんなくなるので僕はあまり好きではないです)
↓
みたいにしてったらどうかしら。
現場の担当者が自分の判断でマクロ作ったりするのはアリだと思うんだけど
それをズルだという謎の風潮が一部であるのをネットで見るたびに笑いが止まらない。
お仕事を簡略化するためのマクロをいくらでも書かせていただきますよ。
ぜひこの機会にRPA導入をお手伝いさせていただければと存じます。
目安としては自動化したい担当者様の業務内容1件あたり10営業日前後でご提供できればと考えております。
スムーズに作業を進めるために各担当者様には自動化したい内容をあらかじめまとめて頂き、そして弊社エンジニアの前でその業務を実演、撮影をいたしまして、それをもとにRPA導入について検討してご提案させていただきます。
また毎日ステークホルダー全員を同席の上で進捗報告、方針確認等させていただければと存じます。
システムの仕様変更によってRPAが動作しなくなった場合、そちらはアフターサービス契約による対応とさせていただき、アフターサービス基本料とは別に別途工賃を頂戴いたします。
仕様の変更次第によっては対応できない場合もございますのでご了承願います。
なお、弊社への丸投げは必ずメテオフォールになって失敗するので絶対に許さない所存ですので最後まで毎日お付き合いいただきます。
くらいの意気込みでセールスしたい。
1件あたり200~300万円くらいとれないならやる意味がない。
電子書籍がサービス統合し移行によりアプリが変更されるなどして不満爆発なのだという。
やはり電子書籍は紙の本の代替にはなれないのだ。電子書籍はスタンドアロンではない。
結局のところ電子書籍を見るには電子書籍ビュワーというプログラムが必要になる。
電子書籍ビュワーはプログラムなので仕様変更されればすべての読書体験が連動して良くも悪くもなる。
たとえば今後「いまいち儲からないので無理にでも広告を見ていただく」というやり方もできるわけだ。
そうなれば、金銭を支払い電子書籍を手に入れたにも関わらず広告を見せ付けられることになる。
ありえないだろうか? 映画館もやっているのだから電子書籍でやれぬ道理はないと思うが。
プログラミングによってこれをさらに「改善」するならインカメラで視線追跡するくらいはすぐに思いつく。
「君の瞳孔を観察させてもらった。駄目じゃないか、君は広告をちゃんと見ていない。広告を見るまでは本編はお預けだ」
そうなったとして、すでに膨大な電子書籍資産を持つ人間はやめるにやめられまい(コンコルド効果)。
仕様変更と平行してインカメラのない旧型デバイスは徐々に非対応とすれば、さらに効果的だろう。
格好をつけて電子書籍などにするから、こうなる。素直に紙の本にしておくべきだったのだ。
念のため書いておくが、なにも「電子書籍」で内包されるあらゆる概念まで否定しているわけではない。
「百年後が~」とか「世界では~」とか「テクノロジーの進歩により~」とか「法改正により~」のような「もしもの話」であれば電子書籍にも未来はあるのかもしれない。
だが現代に生きる日本人にとっては紙の本が最適の選択であることは紛れもない事実だろう。
質量をもたない電子書籍は日本人にはまだ早いということを、分かっていただきたい。