ウチの部門はウェブアプリ、PC・Android・iPhoneアプリとかを浅く広く手掛ける、まあどこにでもいそうなソフト屋。
でも客とは対等というか絶対言いなりにならないを方針にしていて、具体的には持ち帰りで作業を死守している。
ちなみに大規模案件に作業人足を貸し出して数字を確保するような、いわゆるSESも、上位の会社の言いなりになるという意味で論外である。
とにかく、「無駄な努力に要注意。努力する前にできることは色々あるでしょ」というのがモットー。
その代わり、単価は安めに設定してお買い得と思わせるようにはしている。
で、ウチの「会社」ではなく「部門」と書いたのは、残念ながらSESメインの「人貸しの人でなし」部門や、組み込み部門とかもあるから。
とにかく、ウチらのようなありきたりのソフト屋から見て、組み込み屋の仕事内容は驚愕モノだ。
何が驚きって、契約内容を全く吟味せず、仕様についても客であるハード屋の言うことを基本的には丸呑み。というか完全にハード屋の言いなりである。
それこそウチらの感覚からすると「なんでそんな仕様変更を受けてきたんだよ、跳ね返してこいよ」と言いたくなるような状況でも、淡々と受け入れて仕事をするのだ。
不安で夜寝られなくなるみたいなことは全然なさそうだし、それどころか昼休みは盛大に昼寝する余裕ぶりだったり。
更に客から「量産ラインを作る前の品証なんで、こちらで作業お願いします」と言われたら、一ヶ月でも二ヶ月でも客先に泊まり込んで付き合うのだ。
少なくとも単価については詐欺かボッタクリに近い。
とにかく、我々とは何もかも逆。
というか、組み込みはそういう人しか生き残らない感じが半端ない。
なんでこんなことになってんの?
組み込みの方が人材少ないから? ちがうか…