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はてなキーワード: コロラドとは

2019-10-30

瀬川深も男性

シュナムル男性

能川元一も男性

北守も男性

コロラド先生男性

いい加減女性侮辱するのやめよ? ポスター擁護派の女性いっぱいおるよ?

らめーん先生とか藤本由香里先生とかも、明示的には言及してなくても、明らかに擁護派のスタンスを取ってる。

敵を見誤らないようにしよ?

2019-09-22

あと20年もたてばポリポリポリポリコレコレコレコレ!

って感じになるんだろうな・・・

まあ広すぎるから現状も未来も「中国」で一般化は出来ないんだろうが

2019-07-07

艦これ2019春イベントで実感した「緩いソーシャル」の限界崩壊

2019春イベントは、俺にとって引退を決意させるだけのクソイベントだった。

しかし、原因となった怒りの矛先は運営に対してではない。

「緩いソーシャル」と呼ばれる、艦これ攻略コミュニティに対してだった。

長くなるが、ある程度の背景から説明する。

背景 ~E-4という調整ミス

今回のイベント難易度はかなり高かったが、ゲージクリアするだけならそれほどでもなかった。

しかし、新艦娘の掘りや、取り逃した艦の入手まで含めて全て終わらせることを考えると、常軌を逸した難易度であった。

具体的に言えば、E-4にドロップが設定されたFletcher(とJohnston)である

このマップはS勝利が極端に難しく設定されていた。

陸上の装備を固めつつ、難易度丙以上では随伴にいるクソみたいに固く倒しづらい敵を倒す必要があった。

イベント期間終盤になって強力友軍艦隊が来訪するようになるまでは、「まともにS勝利は取れないから、A勝利で頑張って掘ろう」とされていた。

しかこちらの艦隊ボコボコにされるため、1周するたびに各資材が2000ほど、バケツが7~8個失われる上、1周あたり10分程度かかるため、入手できないと時間も資材もあっという間に食われていく。

さて、Fletcherのドロップ率はというと、難易度甲のボスS勝利で4%、A勝利1%程度であった。

これは、平均的な運を持つプレイヤーの9割が入手するには、S勝利57回もしくはA勝利230回をこなす必要があった。

ただし期待値なので実際には入手タイミングバラつくしそもそもボス前で大破撤退してしまうこともあることに注意が必要である

そもそもこの確率設定が酷すぎるが、俺はここに対してはそこまで憤慨することはなかった。

先に述べたとおり、攻略コミュニティに対して強い怒りを感じていた。

誤情報蔓延地獄コミュニティ

今回のイベント攻略においては、先陣を切る攻略勢の編成例が上手く機能せず、後発の攻略勢が誤った編成を模倣して広めていった結果、攻略コミュニティ情報を信じた人は最終的なFletcher掘りにおいて著しい不利益を被ることになった。

具体的には、Fletcher掘りに使うべき艦であった翔鶴および瑞鶴は、どこもかしこもE-4のゲージ削り時にどちらも使用すべきとしていた。

(お札システムの都合で、ゲージ削りに使用した艦は掘りには使用できない)

そして、E-4開放から2週間ほど経過した頃、ようやく「翔鶴瑞鶴の片方は掘りに使うべき」という風潮になった。なお、言っている人は別の人だった。

俺はこの流れの中で、以下の点に対して怒り、失望し、ゲームのもの引退することにした。

最終的に翔鶴瑞鶴をE-4攻略で使う判断したこと自体は俺の責任である

しかし、その誤った判断をした元となる情報源がそもそも誤っていたこと、指摘しても訂正されなかったこと、この情報以外はほぼ信頼されていなかったこと。これらは自責ではない。

その情報源となった人たちに対し、誤った情報を流したという事実批判することはタブーなのだろうか。

間違ったことを信用したことばかり責められるが、本当にそれだけのせいにしてよいのか。

いくら説明しても、無駄だったようだ。

攻略コミュニティの腐敗、衰退

今回の件でよく分かったのは、艦これは緩いソーシャルに頼らざるを得ないゲームであるにも関わらず、攻略コミュニティが上手く機能しないためにゲームとして成立しないということが如実に示されたという点である

攻略コミュニティを失ったり、信頼できなくなったとき、このゲーム攻略していくことはもはや不可能に近い。

そして、情報を訂正できるだけの攻略勢を擁するコミュニティはもはや存在しないと考える。

検証勢と呼ばれたコミュニティは少し前に爆発四散し、個人による特効倍率検証くらいしか行われていない。

この中で、果たして今後同様の事態になったとき攻略コミュニティの自浄作用機能するのだろうか。

また、上手く行かなかったり情報に踊らされた人を非難したり笑い物にしたり、人格や考え方までも責めたりする攻略コミュニティは、果たして「緩いソーシャル」と言えるのだろうか。

今回の件で、もはや艦これ攻略コミュニティに対し、健全コミュニティと見なしてつきあっていくことは俺には不可能だと感じた。

まあ、もう5年もやっていたし、生活状況も変わってきているし、俺の中でのゲームに対する熱意も冷め、惰性で続けていたことではあったので、ある意味いい辞め時ではある。

しかし、ゲームに対する飽きではなく、他人というか周囲に失望して辞めることになったということが非常に悲しい。

特に今回は有名どころが次々引退しているようだし、ある意味潮時なんだろう。

2016春以来のクソ度だし、大規模離脱も仕方ないと思う。そのまま衰退していくのかどうか。まあもう積極的に関わらないことにする。

以上。今回のことで思っていたことは吐ききったはず。

# 最後はFletcher・U-511・コロラド球磨・夕雲・矢矧コマンダンテストのLv99艦隊にしようと思ってたけど、レベリングはおろか編成してくる気力も無くなったから、不満抱えてる人の為のネタとして残しておく。

2019-02-23

anond:20190223071157

>>いまだ大規模なCCSが試みられていない中、スタンフォード大のチームは、

>>膨大な量の液体を長期間地中に貯留する必要のあるCCSは非現実的であるとし、

>>「大陸内部によくみられる脆性(ぜいせい)岩石に大量のCO2を注入することにより、

>>地震が引き起こされる可能性が高い」と主張した。

>>論文では、すでに米国において排水の地下貯留と小中規模の地震発生が関連づけられていると指摘。

>>古くは1960年コロラド(Colorado)州の例、さらにはアーカンソー(Arkansas)州やオハイオOhio)州で昨年発生した地震を例に挙げつつ、

>>「100年から1000年の単位CO2隔離することが考えられている地層で同規模の地震が起これば、問題は極めて深刻である」と警鐘を鳴らす。

>>この報告に先立ち前週15日、米国学術研究会議(US National Research Council)は、

>>水圧破砕法ハイドロ・フラッキング)によって地震が発生する可能性は低いが、

>>CCSには「比較的大きな地震事象を誘発する可能性がある」と発表している。(c)AFP/Kerry Sheridan

http://www.afpbb.com/articles/-/2885691

原発の時と同じだな

特殊部隊の隊員が紫モヒカンして左翼デモの列に並び、マスコミ撮影させて「反原発やくざ印象操作をする

2019-01-12

海外小児性愛障害の扱い

まず、大前提として、空想我慢しない宣言は、他害宣である

日本

日本現行法医師弁護士守秘義務が解除される場合として、

児童虐待に関する通告 義務

児童福祉法第 25 条

児童虐待の防止等に関する法律第 5 条 同第 6 条第 1 項・第 3 項)


児童虐待に係る通告)

3 刑法明治四十年法律第四十五号)の秘密漏示罪の規定その他の守秘義務に関する法律規定は、第一項の規定による通告をする義務の遵守を妨げるもの解釈してはならない。

とはいえ反社会的なこと言っても実害が確認されなければ傾聴が基本

海外

カナダについて

通告義務について

医師看護婦(士)、歯科医薬剤師臨床心理士を含む、ヘルスケア専門職

教師および学校長

ソーシャルワーカーおよびファミリーカウンセラー

牧師ユダヤ教ラビ、他の宗教聖職者

・保育者、保育園管理者

・ユースワーカー、レクリエーションワーカー

警官保安官や検死官

弁護士

サービス提供者との雇用者

子どもに関与する専門職あるいは公的職業にあるいかなる物


刑罰について

上記の通告義務者が、疑わしい子ども虐待ネグレクトに関して通告を怠った場合には、

1,000ドル以上の罰金が科せられる。


通報者は子ども虐待ネグレクトに気づいたら、「疑い」だけで通告することができる。この段階では、虐待の疑いについて事前評価調査実施0の結果、通告の半分の45%が誤通となるが、逆に表現するとその半分の55%が保護などのサービスを受けている。

http://www.ritsumei.ac.jp/~yamamoto/seminar/03goudou/rits2ss.htm

アメリカについて

児童虐待通告法>

各州の通告義務者 約40種ほどの専門職 (特に重要専門家は、医療関係者保険従事者・教育関係者社会サービス関係者司法警察関係者

義務とはなっていない者 家族・隣人・一般人(但しこれらからも通告を受け入れる)

各州の特殊な例 コロラドイリノイカリフォルニア州 写真現像者にも通告義務児童性的写真に明白に現れているような性的虐待性的搾取を知る立場にある者)

        フロリダケンタッキーミネソタ州等 虐待を疑う立場にある者は誰でも通告義務がある

措置  以前に同様の虐待事実があることがわかり、その事実に疑いを持ちながらも通告しなかった通告義務者の存在が明らかになったとき、通告義務者にも訴追が行われる。罰金拘禁刑制裁対応し、行政的には、医師等の免許取り消しまたは停止の措置がとられている。

問題点 監視の網の目を細かくしすぎた。→精神科医カウンセラーに対しても通告義務を課し、虐待範囲不明瞭な法律規定をおいたこから児童虐待定義不本意拡張され、あいまいものとなった

http://www.ritsumei.ac.jp/~yamamoto/seminar/03goudou/rits2ss.htm

実際の例

イギリス
ドキュメント映画:The Paedophile Hunter・・・文字通りペドを狩る。狩られた者は実際には行為に及んでおらず(逮捕後、釈放もされた)撮影が原因により自殺したが起訴なし。英国アカデミー賞テレビ部門 単発ドキュメンタリー受賞作品。なおペド疑いがある者に私刑を行う団体支援者がいる模様

UK-wide operation snares 660 suspected paedophiles・・・在的な児童虐待犯罪者が一線を超える前(他害する前)にアクション大事
http://www.nationalcrimeagency.gov.uk/news/411-uk-wide-operation-snares-660-paedophiles

カナダ

法律問題通報義務があるのでペドカウンセラー相談できない事態 (治療拒否ならまだ良い方)

At the same time, laws can also deter them from even speaking to their therapists.

Across Canada, provincial rules require that mental-health professionals must report a patient to authorities if they have reasonable grounds to believe that a specific child is at risk of being sexually molested or exploited.

At the same time, laws can also deter them from even speaking to their therapists.

Across Canada, provincial rules require that mental-health professionals must report a patient to authorities if they have reasonable grounds to believe that a specific child is at risk of being sexually molested or exploited.


■それでは深刻化するばかりだと治療しようとするも、ペド自閉症または統合失調気味で知能が低めとバッサリ

https://www.cbc.ca/news/canada/virtuous-pedophiles-group-gives-support-therapy-cannot-1.2710160

アメリカ

法律問題通報しないといけないのでペドカウンセラー相談できない可能

Many jurisdictions have passed mandatory reporting regulations for psychologists and other health care providers.

Consequently, when someone who thinks he might be a pedophile comes in for counseling or therapy, the psychologist may be compelled by law to report the person to the authorities.

https://www.theatlantic.com/health/archive/2013/08/what-can-be-done-about-pedophilia/279024/


通報じゃなくて無害なMAP(minor-attracted person=未成年者に引かれる人)をメンタルヘルス専門家支援しようという試み。なお保守派右翼はおこ
http://www.asapinternational.org/index.html

小児性愛障害空想我慢しないと表明している人

anond:20190111232502 anond:20190111232447 anond:20190111194222 anond:20190112102503 anond:20190111214535 anond:20190111210552 anond:20190112211233 anond:20190112221516 anond:20190112181634 anond:20190116112046 anond:20190125120114 anond:20190125135939 anond:20190125141949

2017-07-05

https://anond.hatelabo.jp/20170705201111

よく言われる禁酒時代アルカポネと同列に扱える物じゃない。これも、大麻合法論者がよく使う勘違いに基づく例えだ。流通して既に嗜好品として定着してるもの禁止すれば、闇の市場に流れるのは当たり前。言うまでもなく大麻はまだまだ日本では嗜好品として定着するほど流通してない。ドラッグと同じ物だという誤解もあって一部のアウトローなやつらのものだ。市場規模海外とは比べ物にならないくら小さい。大麻流通を止めることはできないが、扱ってるのはヤクザからヤクザさえ追っていれば良いという状態ベターなんだよ。

カナダオーストラリアウルグアイ麻薬組織の大きな抗争ってある?

現在海外麻薬組織の抗争事情は知らんが、血塗られた歴史のない麻薬組織がないのは知ってる。逆に、無血の麻薬組織がこの世に存在してたら教えてくれ。麻薬で抗争が起きない可能性について認める。

アメリカシアトルポートランドコロラドアラスカって治安悪い?

最初に言ったが、既に定着してる国では流通経路・縄張りが安定していることもあるだろう。それでも同じように抗争しないギャングがいないのは知ってる。大きな市場が既に出来上がってしまっている場合、それを国が取り上げるという意味での合法化ある意味合理的なのは俺も認めるところ。

あんたが勘違いしてるのは大麻を取り巻く状況を海外と同じ前提で考えてることだ。もし日本大麻の潜在価値顕在化してアメリカ並みの市場になったとしたら、日本半グレ事情は一変するだろう。

当然、ヤクザだけじゃ供給は追いつかない。そして、大麻覚せい剤と違って雑草だ。反社会的な連中が参入してこないわけがない。雑草が大きな市場価値を持てば、アメリカ建国以来のギャング抗争の黎明期日本で始まる可能性すらある。というのは俺の妄想が入ってるが、治安が悪くなるのは想像に難くないだろう。

https://anond.hatelabo.jp/20170705154320

メキシコアメリカ禁止しているからこそ違法組織資金源になった。禁酒法時代アルカポネと同じ構図。合法化すれば酒、たばこと同じ扱いになるだけ。

大麻使用者いくら取り締まってもギャングの衰退にはつながらなかった、麻薬戦争は失敗したっていうのが現在アメリカ認識で、だからこそ合法化の流れが加速してる。

カナダオーストラリアウルグアイ麻薬組織の大きな抗争ってある?

アメリカシアトルポートランドコロラドアラスカって治安悪い?

健康に悪いか犯罪であるって論理も無理がある。体に悪いとなぜ犯罪扱いされるの?

医療大麻については何も語ってないな。

2016-11-30

海外では麻薬犯罪が多いかしょうがなく合法化した?

これはよく大麻解禁反対派が使うロジックなんだけど、データを見たことがない。

印象で言えば、中南米においてチリウルグアイ特に麻薬犯罪に苦しんでたわけではないし、

アメリカアラスカコロラドシアトルポートランド麻薬犯罪が酷かったとは思えない。

テキサスシカゴデトロイトあたりで真っ先に合法化されてないとおかしい。

大麻でなく、覚せい剤だけど刑務所が超満員の今のフィリピン合法化される気配はない。

どうしようもないくらい広まってても厳罰方針を曲げない国は曲げない。

まり国や自治体、住人の考え方、方針の違いに過ぎない。

海外では規制のしようがなくなったか合法化しただけ - b:id:bfms350コメント / はてなブックマーク

http://b.hatena.ne.jp/entry/310297382/comment/bfms350

大麻を解禁している地域はどこも治安が悪く殺人が多い。 - b:id:m-matsuokaコメント / はてなブックマーク

http://b.hatena.ne.jp/entry/310297382/comment/m-matsuoka

ちなみにカナダ大麻Okになるけど(既に吸っても捕まらないが)大麻NGアメリカ1州より殺人事件少ないですよー。薬より銃と貧困治安の主因。 - b:id:sotonohitokunコメント / はてなブックマーク

http://b.hatena.ne.jp/entry/310297382/comment/sotonohitokun


離島や限界集落で大麻を吸って、誰が迷惑するの?

2015-12-03

韓国天才少年による論文盗作騒動とその経緯

先月、韓国の「天才少年」が起こした論文盗作事件日本でも韓国紙日本語版記事としてインターネット上で報道された。

韓国の「天才少年」として有名なソン・ユグン少年(17)が彼の指導教官のパク・ソンジェ研究員と共に執筆した論文が、米国天文学会が発行するAstrophysical Journal掲載されたのち、韓国ネチズンの指摘をうけ撤回されたというものだ。少年博士号を取得する間近で、国内最年少博士学位取得の記録も白紙となった。論文撤回された理由に関してはすでに他に解説がある

ここでは実際論文がどのようなものだったか、そして推測されることの経緯を探ってみたい。

つの論文 (Park 2002 と Song and Park 2015)

対象になっているのはパク研究員の2002年の韓国内の研究会の集録に掲載された論文少年が主著でパク研究員が共著の2015年のAstrophysical Journalの論文だ。論文の中身自体は購読していない限り読めないようだが、双方のページにある論文概要を比べるとほぼ瓜二つで少年自分言葉執筆していないことがわかる。また別の方法論文の一部を確認できる。2015年論文の1ページ目はgoogleの画像検索確認ができ、google book2002年の集録論文のほぼ全文がみれる。見れる範囲では節の名前やほんのわずかな文を除いて、両者はほぼ一致している。

論文概要と4つのからなる本文で構成され、最初の3節は過去研究説明にあてられ4節目がこの論文の結果になっているようだ。コロラド・デンバー大学のJeffrey Beall氏のブログでは概要最初の導入の節の比較図があり、そのままコピーされているのが示されている。論文の主要な結果が書かれている4節目もモナッシュ大学天文学者Michael Brown氏のtwitter上で画像(リンク1リンク2)が比較されている。こちらも式番号を除けばほぼ完璧文章と式がコピーされている。氏によると多少の式の変形が見られるが、50以上の式がそのままコピーされているとのことだ。

前述のブログコメントを読むと上記の部分以外に目を向けても、ほぼ全体にわたって式と文章が完全に位置するという指摘もある。研究者世界では研究会で先行する成果を見せて、議論ののちに査読雑誌に本論文投稿する、というのはよくあることだそうが、ここまで一字一句一致するとなると研究集録といえど著作権上の問題から二重投稿として判定されるのは極めて妥当だろう。

興味深いのは前述のブログコメント欄にあるソン少年が導出したとされる偏微分方程式(論文中の式(4.24)のようだ)を含めた4節目の多くの式でミスがみられるという指摘だ。多変数関数をある独立変数偏微分する際に他の独立変数偏微分すると0になることは理系大学1年生あるいは少し進んだ高校生なら理解できるだろう。ところがソン少年論文では本来0になって消えるべきこのような項がたくさん残されているという指摘である。この指摘が本当だとすれば、ソン少年かパク研究員のどちらが導出したのかに関わらず、にわかには信じられないミスだ。

少年が導いた式(4.24)論文の概要にある主要な結果である"Transfield Equation"の可能性が高い。そして上のコメントでは例えばφとωの上にドット(・、時間微分を指す)がついたものは0ではないかと指摘している。面白いことにこれらの項を消すとこの式は2002年の集録論文で同じ"Transfield Equation"と記されている式(61)にかなり類似している。ここからは私の邪推であるが、ソン少年の「功績」とは、式(61)の2、3項目のCの時間微分式(54)を代入し、4項目のEの時間微分とmの内積を式変形したことなのではないだろうか。しかも上記の初歩的なミスを犯している可能性がある。さて私はAstrophysical Journalを読むことはできないので、論文にある初歩的な間違いが本当か、そして私の邪推が当たっているかはこの論文誌を読める天文学専門家にぜひ検証してもらいたい。

いずれにせよ、2015年論文文章の大半を執筆したのは(13年前の)パク研究員であることにおそらく疑いの余地はない。さらにソン少年が導出した式(4.24)がもし論文の核となる"Transfield Equation"であれば、これはすでにパク研究員2002年の段階で導いている。ソン少年のこの研究への貢献はその式の単なる変形だけであり、しかも初歩的な間違いを含んでいる可能性が指摘されている。

ソン少年の主著で論文出版することは目をつぶっても、これを博士課程中の少年の主要な研究業績とするのは倫理的問題があるのではないだろうか。

推測される経緯

ことの経緯はソン少年博士号を取得するプロセスに密接に絡んでいるようだ。

報道によるとソン少年が所属する科学技術聯合大学院大学校(UST)では博士論文の取得要件として、国際的な査読論文誌に主著で少なくとも論文を一編投稿し、受理される必要がある。ソン少年はこの条件を満たすためにパク研究員の13年前の研究成果をもとにパク研究員と共に論文投稿したのだろう。

倫理的な是非はさておき、主著のソン少年がパク研究員研究内容を咀嚼し、自らの言葉で書き直していればここまでスピーディー問題が明るみにでることはなかった。ところがソン少年とパク研究員は、13年前の集録をごく一部を除いてほぼ一字一句コピーして提出してしまった。このことが原因でAstrophysical Journalから掲載撤回される今回の事態に行き着いた。

韓国メディア邦訳英訳されている記事は、今回の論文撤回によって少年博士号の取得を逃したということを報道するものが目立つが、ことの経緯が事実であれば倫理的には大きな問題である。本人の意思がどの程度介在したかは分からないが、ソン少年は、他人の業績を自分のものとして出版することにより、博士論文の取得条件をすり抜けようとしたと見られかねない。これは当然、学位申請したソン少年認識していたはずだ。これは韓国における"博士"の価値に大いに傷をつける行為なのだが、英訳されている韓国メディア記事を見る限り、メディア国内研究者への影響には着目していないようだ。

今回の件で合格撤回されたものの、ソン少年は博士論文の審査に一度は合格したと報道されている。この論文審査当時少年の唯一の受理された査読論文であった。博士論文の内容は報道では明らかになっていないようであるが、もしこのソン少年博士論文撤回された論文研究内容が含まれていれば彼は他人研究とみられかねない研究内容で博士号審査を通り抜けたことになる。先進国大学では退学などの大きな処分が免れないレベルの大きな不正行為だ。ソン少年現在新たな論文を準備している報道されているので、こちらの成果のみが学位論文にまとめられていると期待したい。

パク研究員国立天文学研究機関である韓国天文研究院(KASI)に所属しており、 ソン少年がUSTに入学した際に院長を務めているなど韓国代表する天文学者のようだ。国を代表する研究者論文投稿を主導したとすれば、そのインパクトは大きい。

一方、ソン少年が主導したとすれば、彼は研究者の"免許"である博士号を正当な方法ではなく、自らの意思で非良心的な手段で取得しようとしたことになる。ソン少年はおそらく知的には非凡なのだろうが、それに見合う倫理観良心を持ち合わせていないということを示してしまったことになる。

もっと論文が13年前の集録の完コピーであったという事実は、彼がパク研究員の成果を咀嚼できておらず、自分言葉で書き下すことができなかったということを示しているのかもしれない。いずれにせよこの件が明るみになった今、ソン少年研究者としての信頼とキャリアに大きく傷がついたことは間違いない。

2015-11-21

本当普通コーヒーだと思うんだけどね

最初に断っとくけど、

ぜんぜん、コーヒーのこととか味とか善し悪し分からないからね。

よく分からないけど、

たぶんフレンチ何とかって言うのでもないと思う。

店名は京都市の「コーヒーショップコロラド西洞院店」ってところ。

普通地元喫茶店だと思う。

いや、ただただ、

ランチに付いてきたコーヒーがめちゃ美味しかったんだよね。

http://anond.hatelabo.jp/20151120202742

2013-05-07

http://anond.hatelabo.jp/20130507153754

横だけどぐぐってみた。

父親(平均年齢30歳)の年齢が高い子どもほど、染色体を構成するDNA配列の変異が起きやすいことがわかった。研究チームは「父親の年齢が高いほど子ども自閉症統合失調症が増えるとの報告があり、関係している可能性がある」としている。

 また2年前、ドイツなどの研究者世界研究分析したところ、自閉症統合失調症以外にも、父親の年齢が高いと小児がんや1型糖尿病などのリスクが高まった。「少なくとも40歳より上では、妊娠率の低下や流産の増加、子ども病気の増加に関与する」と結論づけている。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=67408

◎もう一つは、40代になると男性精子は質が低下して、卵子を受精させるのに苦労し、受精させたとしてもその成長が遅く、さらに何とか成長しても流産危険性が高いと、ネズミ研究が示しています

(中略)

◎2番目の研究は、ブラジル米国コロラド生殖医療センターウィリアムスクールクラフトWilliam Schoolcraft)氏らの報告です。

(中略)

男性は絶えず新鮮な精子を作っていますが、それを作る「機械類」は劣化し、機能が低下する場合がありますさらに、加齢に従って、遺伝エラーが発生する確率が増加します。

◎以前の別の研究が、父親が高齢になると、子ども心臓の欠陥、自閉症統合失調症てんかんリスクが増加し、成人する前に死亡することが2倍に増えると示しています

http://www.rda.co.jp/topics/topics5578.html

父親が子どもをつくる年齢が16・5歳高くなると、子に伝わる遺伝子変異の数が2倍に増えるとする研究結果を、アイスランド研究チームが22日、英科学ネイチャーに発表した。

 ゲノム(全遺伝情報)に含まれる塩基配列1個の変異を調査。多くは無害とみられるが、別の研究自閉症統合失調症との関連が報告された変異も含まれていた。チームは「最近になって自閉症が増えているとされる背景には、父親の高齢化傾向が関係しているかもしれない」と指摘している。

 アイスランドに住む両親と子ども1人からなる家族78組のゲノムを詳しく分析子どもが持つ塩基配列の変異が両親のどちらから伝わったかを調べると、父親から母親からに比べ4倍多かった。父親が子どもをつくる年齢が上がると伝わる変異が増加。36歳の父親は20歳の父親に比べ2倍、70歳の父親は8倍も多い変異を子に伝える計算という。

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2012/08/post-2c22.html

Understanding the effects of paternal age has become more important as increasing numbers of men are having children at older ages. Since 1980 there has been about a 40 percent increase in 35- to 49-year-old men fathering children, and a 20 percent decrease in fathers under 30. Studies have also shown that it takes longer for older men to conceive, even when the age of the mother is considered.

https://www.llnl.gov/news/newsreleases/2006/NR-06-06-01.html

あながちダウトでもないみたいだね。

2010-05-04

ピンクフロイド夜の学校

ピンクフロイド夜の学校

マーク・エドマンドソン   (ほんやく、増田

http://www.nytimes.com/2010/05/02/opinion/02edmundson.html?scp=2&sq=pink%20floyd&st=cse

「じゃあ、学校を出たら、何をするつもり?」

卒業を間近にしたバーモント田舎大学で、少なくとも十数人のクラスメイトに、私はこの質問を聞いてまわった。友人たちの答えに、私はとても安心した。特に何もないさ。羽根をのばすんだ。ぶらぶらするかな。考えたいことが色々ある。まずはゆっくりするよ。1974年だった。誰もが、そういう風に話すのが当たり前の時代だった。

実際のところは、友人たちは本当のことを教えてくれなかったのだ。見方によっては、とんでもない嘘をつかれた、とさえいえるかもしれない。卒業式の日までに、同級生のほとんどは、ロースクール大学院に進んだり、ニューヨークサンフランシスコで、クールで貴重なインターンシップをはじめることがわかった。

でも、私の場合は、本当にゆっくりすることにした。5年のあいだ、私はあちらこちらを点々として、何もしなかった。正確には、どうしても必要だったとき以外、できるだけ、何もしなかった。タクシーの運転手、映画フリークコロラドの山男、バーモントにあったクレージーヒッピー学校の教師、映画館支配人(これは、ほとんど仕事がなかった)、船の乗組員、ディスコドアマン、そんなことをやっていた。

そのなかでも、ジャージー・シティの音楽プロダクションでやったステージクルー仕事が、一番思い出深い。職場ルーズベルトスタジアム、芝生席もいれると6万人を収容する、古い、化け物みたいな箱だった。トラックからアンプを引っぱりだし、ステージに設置する。6時間かそこらしたら、トラックに戻す。これを私は、グレイトフルデッドアリス・クーパーオールマン・ブラザーズのライブでくりかえした。クロスビー・スティルズ・ナッシュステージは、ちょうど、ニクソン大統領を辞めた日の夜だったのを覚えている。けれども、私にとって、一番思い出深い仕事での一番の思い出は、ピンクフロイドが出演した夜に起きた。

ピンクフロイドは、サウンドに相当のクオリティを求めていた。ステージ上のアンプは、縦にも横にも、周囲を威圧するほど積みあがり、パリ・コミューンバリケードのようだった。それだけでなく、スタジアムの高い位置3か所にも、ピンクフロイドアンプを集めて設置するよう要求した。それで、私は午前中ずっと、オンボロスタジアム階段で、どでかい木製のアンプやら配線機材を運びつづけた。

仕事はもうひとつあった。パラシュートの形をした絹製の白いキャノピーが、ピンクフロイドステージには必要だった。設置には6時間かかった。私たちが聞いたところでは、キャノピーを使うのははじめてで、ピンク側のスタッフも、どうしたらいいかよくわかっていなかった。設計図らしきものはあったが、あまり役にたたなかった。だが、「アメリカの知恵」をもってして、キャノピーはなんとか屋根の形に膨らんでくれた。「アメリカの知恵」とは、つまり、ロープをあちらこちらにひっぱったり、手当たり次第に結んでみたりした、ということである。

ピンクフロイドライブは夜10時にはじまった。ところが、私たちが死にそうになりながら運んだアンプからは音が出なかった。たくさんの人がアンプの上に座ったか、蹴ったか、配線を切ったかしたのだろう。アンプのタワーが沈黙をつづけるなか、ピンク自分たちの仕事をし、観客は公演の終わりでライターに火をつけた。そして、私たちは、3時間かけてアンプをバラして、トラックに戻した。階段上に残ったアンプは、私たちが作業を拒否したので、お互いをいくらか罵ったのち、ピンクスタッフが回収した。

あらためていうと、ツアースタッフステージクルーの間には、ほとんどの場合、何らかの対立があったのだ。あるとき、たしかクイーンライブだったと思うけれど、クイーン側のスタッフ5人と私たちのクルー十数人が殴り合いになった。すると、騒ぎを聞いて駆けつけたセキュリティまで、喧嘩にくわわった。だいたい、バイカーギャングだったり、空手黒帯だったり、そういう連中だ。ツアースタッフの方はそれなりにがんばったけれど、ついに勝てないとが分かったらしい。ひとりが、シャンパンをケースごと持ってきて、回し飲みをはじめた。それで、みなが酔っぱらい、幸福感にひたった。

ピンク側のツアーマネージャーは、キャノピーをそっと降ろして、きちんとたたみ、元の木の箱に戻すよう求めた。しかし、キャノピーにはヘリウムガスがたっぷり詰まっていたし、さらに栓がどこにあるのか、誰にもわからないことが問題だった。また、キャノピーをステージに固定した際、私たちがあらゆるところを馬鹿丁寧にきっちり結んだおかげで、それをほどこうとしたら、水夫たちの集団だって頭をかかえたに違いない。誰もが疲れていた。酒を飲んだ人間は、使い物にならなくなった。そして、もう朝4時になっていて、家に帰るべき時間だったのだ。

空飛ぶ枕をどうやって片付けるか、みなで作戦を練るうちに1時間が過ぎた。だんだん大学ゼミのようになってきた。そこに、私たちステージクルーチーフジムが登場する。ジムは、私たちはジンボーと呼んでいたのだけれど、お人好しのバイキングの親玉のような人で、どんなときも、何があろうとクルーを擁護した。ギターケースを落っことした私を怒鳴りつけるスティービー・ニックスに、エドマンドソンに怒鳴る権利があるのは俺だけだと、大声で抗議してくれたこともある。そして、ピンクフロイド屋根事件のときも、ジンボーは危機的状況で自分がいつも期待されていることをした。つまり、行動を起こしたのだ。

ジンボーはステージのすみに忍びより、ポケットから折りたたみナイフを取り出して、聖なる屋根地球につなぎとめているロープのひとつを切りはじめた。私たちクルーの3、4人も、同じことにとりかかる。「おい、なにをしてるんだ!」ピンクフロイド側のチーフが叫んだ。「お前らをぶちのめして…」そこまでいってから、かれはジンボーの手にナイフがあること、クルーの数人も同じだと気付いたのだった。2、3分後、私たちはロープを皆断ち切った。

最後の太いロープが切れたとき、大きなため息のような音がした。すぐには何も起きなかった。また少し待ったけれど、何も変わらない。

しかし、キャノピーはついに上昇をはじめた。白くて柔らかい、贅沢な雲のように飛んでいく。そのとき、地平線から太陽が沸きあがり、キャノピーの絹地も、薄く、柔らかな緋色にかがやいた。熊が腹の底から笑うような、ジンボーがいつも通りの笑い声をあげた。私たちも一緒になって大笑いする。ピンクフロイドスタッフも同じだった。私たちはまるで、終業式を迎えた日の、学校子どもたちのようだった。私たちは裸のステージから、大西洋の先へ静かに流れてゆく絹の屋根を見つめていた。何人かは手を振った。

「じゃあ、学校を出たら、何をするつもり?」35年が過ぎて、大学の教師になった私は、自分学生に同じ質問をする。今日学生たちは、あまり隠し事をしようとはしない。そして、ロースクールメディカルスクールジャーナリズムビジネスでの学位中国での研究留学日本英語教師をすれば相当のお金になることなど、いろいろと話してくれる。そういう彼らを、世間は肯定するだろう。

そう、私も学生たちにはとても感心している。だがその一方で、心配もしているのだ。かれらは、決心を急ぎすぎてはいないだろうか。もうすこし落ち着いてみたり、ゆっくりすることも、やってみたらどうだろう。私はそう考えずにはいられない。そして、空に消えた白い絹のキャノピーを私は思い出す。まだ今も目の前にあるかのように、私はそれを見ることができる。私は手をあげて、それを指し示したい。学生たちにも、見てもらいたいのだ。

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