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はてなキーワード: 目力とは

2024-04-28

チー牛は愛されるがDQN顔は迫害される

いわゆるチー牛、眼鏡で横顔がEラインではなく鼻が低く口が突き出した顔

あれは馬鹿にされるが、「あいつチー牛」「俺もチー牛」と自称者や身の回りにいるという者がわらわらいる、単に日本人によくいる顔だ

イケメンではなくぬぼーと生気がない感じというのが主な批判点だろうが、真面目そうで大人しそう賢そうともいえる

学者や士業など頭脳職の人はチー牛が多い

一方、DQN顔というもの存在する

大阪によくいる顔」などと称される

チー牛がぼんやりして丸みがある印象なのに対し、DQN顔は目力がありごつごつしている

旭川夫婦殺傷事件で亡くなった被害者はまさにDQN顔と言えよう

彼の小学生の娘が近隣の無職ハゲ男性の家にいたずら→ハゲ女児を怒鳴りつけ、女児カバンを蹴りつけ、氏名と住所を書かせ帰らせる→被害者ハゲ宅を訪問ハゲ被害者を滅多刺しにし死なせる

被害者20所以上刺されて死亡したにも関わらず、DQN顔だからネット上では叩かれまくっている

「どうせこいつが逆ギレしたんだろう、刺されなければハゲの方が殺されていたかもしれない、ハゲ正当防衛だ、ハゲ無罪しろ

こんな調子である

被害者がチー牛だったらそんなこと言わなかったよね

真面目で優しそうなお父さんだったのに可哀想、ってなってたよね

ネット上だけでなく、ハゲ自身も「被害者風貌などからくる恐怖感」から正当防衛をしただけだと主張している

被害者がチー牛だったら殺さなかったんだね

「雇われたヤクザチンピラだと思った」とも証言

被害者がチー牛だったらそうは思わなかったんだね

被害者別に金髪にしてるわけでもピアスジャラジャラなわけでもない

普通黒髪別に華美でもない、ただ顔つきがDQNっぽいだけ

それだけで殺人正当化される

チー牛だったら殺してもしょうがないなんて言ったら大炎上だろ

でもDQN顔だったらTwitterでも叩きがバズる

被害者20箇所刺され、妻は途中でハゲに体当りして止めようとして、それで妻も10箇所刺され、一部始終は小学生の娘の前で行われた

娘は「みんな殺してやる」と言われたと証言

隣人がハゲを羽交い締めにして止めなかったら娘も刺されてたかもしれない

こんな状況でも顔が気に食わなかったら正当防衛だって

2024-03-23

弊社転職組への印象

メーカー

学ぶ意欲は高いけど自分を大きく見せようとし過ぎて損してる。

金融

金融が合わなくて抜け出してくる人が多いせいか、意外と朗らか。良い意味イメージと違う。

IT建築マスコミ

頑張り屋さんが多い。ブラック環境に慣れすぎてるのかも知れない。時々見せる毒が怖い。

流通小売

目力が強い。アニキって感じ。

サービスインフラ

弊社がここなので馴染みすぎてて分からない

2024-02-01

違う職場で気になってる人がいる


違う階にいる先輩のことが気になってる。文は得意な方じゃないです、ごめんなさい…

私は会社員だけど、社会に出てからまり時間が経ってないし、

そういう恋愛の話をする女友達は少なかった。こういう時にどうすればいいかからない

その人を、明確に好きというわけじゃない

でも、その人が私を見てるかもしれないと思うと心臓がチクチクしたり、

何秒も目を合わせられなかったりする。反面、この人嫌いだな、信用できないな、てゆう感情もある

その人は優秀だ(私は若輩である勘違いかもしれない)

少なくとも、私がいる債権回収の部署の先輩方に比べたら堂々としてる

目力があって、口元をしっかり結んでる。頭もいいし、接客もできる

以前、私が窓口でひどい目に遭った不動産会社の人を相手にしても、冷静に話をしてた

相手が声を荒げたりしても、静かなトーンで話し合いを続けてた

それだけじゃなくて、うちの課に来たクレーマーを引き受けたこだってある

あなたが料金を払っていないのが原因では?」

って、接客窓口でクレバーに言い放つのを、当時社会一年目の私は聞いていた

その人は、物静かでしみじみとした雰囲気だけど、でも迫力があった



その人は、たぶん私に興味がある。と思う…

去年は、私の部署に来た時に、ほかの人に声をかければいいのにという場面でも私に依頼してきた

あと、重たい扉を開ける時に、向こう側から手を触れてきたり、会社の部単位での飲み会の時に、ケータイの番号も聞かれた

昨年の終わり頃には、2人しか居ない時に、もっとはっきりわかるようなアプローチもあった

体目当てかもしれないと思うと気が重くなる

私、初対面の人からは、見た目のことをよく言われる

顔がちっちゃい、モデルみたいって言われる…どう見ても顔は可愛くないし、むしろブサイクだし、背も中学生並みである

私に対して、職場で何かにつけて体に触れてくる人とか、わざとぶつかってくる人とかい

食事の誘いを断ったら、「あいつは遊んでる。性病にかかってる」みたいな噂を流されたこともある

ほんとは、あの先輩もそうなの?と思うことがあるけど、そうじゃないのかもって思える時もある

優しい人だとは思ってる。でも真実を調べようがない…あの人をどう思ってるのか。わからない。悩んでる…



去年の忘年会の時だった。個室みたいなスペースの端で、同じ職場女性相談たらこんなことを言われた

・あの人はやめた方がいい。一応同期だけど、何を考えてるのかわからない

・彼がいる部署ははきだめ?の集まり。あの人たちは反社会的勢力相手をしている

・ほかの女性職員相談しても、おそらく同じ答えが返ってくるよ。あなたのことを思いやる人だったらとめる

評判は悪いみたいだった。でも、私には悪い人には見えない

しかに恐い雰囲気の時もあるけど、仕事必要から仮面を被ってるのかもしれないし、

たくさん話とかしたら、本当のことがわかるかもしれない

でも、彼と私は違う部署で、その違う部署に私が異動する可能性はほぼなくて、

さらに階も違うので、ひと月に1,2回しか仕事の話をすることがない

会社イベントで一緒にお仕事をした時、ご飯に誘おうかなと考えたこともある

けど、一緒に食事に行くのは恐い。襲われたら絶対抵抗できない…



その人のことがもっと知りたい。近づきたいし、仲良くなりたい

もし、よろしければ、いい方法を知っている方がいたら教えてもらいたいです

その人のことを知ることができるのであれば、ぜいたくは言いません。覚悟を決めます

2023-08-19

anond:20230819165616

目で語るとか、目力とか、紙面を穴が開くほど見つめるとか、おまえホンマにそれ見たんかと()

2023-06-26

短小×ふにゃチンとのセックス

私の彼は短小×ふにゃチンだ。

しゃぶってもふにゃふにゃで、しゃぶっていてこれで入るんだろうか。。中折れしないだろうか。。と心配になるくらいにふにゃふにゃだ。

サイズ感と柔らかさは例えるとしたら何だろうか。。と考えていたら、そうだ、これはカニカマだ。カニカマを口に含んでいる感覚に似ていることに気づいた。

挿入する直前に「ちょっと待って・・」と、いつも膝をついた姿勢で一人高速でシコリ出す。

乳首触って・・」と言われるので、仰向けの私の股の間に、膝をついた姿勢でしこっている彼に向かって、手を伸ばし乳首をいじる。

この姿勢が体がそこまで柔らかくない私には厳しく、腹筋をプルプル震えさせながら彼の乳首をいじってあげる。それでもチラッと目を下に運ぶとふにゃチンは依然ふにゃふにゃのままだ。

これが5分ほど続き、私の腹筋がそろそろ限界に達しそうなところで、彼のティンコはほんの少し固さを帯び挿入に至る。

固いと言ってもアメリカンドッグの中のぼそぼそしたソーセージくらいだ。

ほー、これで挿入できるんだ、と感心するが、そんなことはもちろん口に出せないので、気持ちいいふりをして「んん・・あっ、あぁ~」と喘ぐ。

でも自分でも不思議なのだが、そんな短小・ふにゃチンでも気持ちがよいのだ。

気持ちがよいというか、満足感が非常に強い。

挿入した時、彼は目を細め眉間にしわを寄せ恍惚な表情をするのだが、その後一変し、目力が強くなりオスとして自信に満ち溢れた表情をして腰を突き上げてくる。な、なんてイケメンなんだ。

そんなふにゃチンでよく自信を持てるものだな・・本音では感じつつ、自己肯定感というのは人間形成する上で重要なんだと彼とセックスをしていて思う。

ピストン運動をしているときも、「増田好きだ!」「増田めっちゃ可愛い!」「増田愛してる!」と毎回同じフレーズを言ってくれるのだが、これも地味にうれしい。

先日の全力!脱力タイムズで、銀シャリ橋本が、相方鰻のボケに「俺は好きやで」ツッコミ皆和んでいたが、これとちょっと似ていると思う。

心を許している人からの「好きだ」という言葉は最強クラスの受け入れ表明だと思う。

私も感謝を込めて、このイケメンティンコがもっと大きくなれ~、もっと固くなれ~~!と私も私で祈祷するかのように一緒に腰を振る。

彼の快感ピークに近づき、突き上げも強度を増してくると、私の脳内も霞がかかった感じになり、どんどん下半身が足の方向に沈んでいき、ふにゃチンと一緒になろうと自分から膣の奥へ奥へ入れようとする感覚にとろけそうになる。

そして、彼が昇天し、温かい何かを膣内に放出されるのを感じると同時に、先ほどまで自信に満ち溢れたイケメン男子がどこかいなくなり、優しそうで憎めないあほ面がいつも以上にブサイクになって戻ってくる。

けどそれもそれでいいな、と思う。またセックスすればイケメンに会えるわけだし。

改めてセックスは共同作業だと感じる。

てなわけで、今回ふにゃチンの不満を書き連ねようと思って書き出したのだが、ふにゃチンとのセックスに満足している内容になってしまった。

まりにふにゃチンで、デカチン×硬マラだったらなあ・・と妄想にふけってみたり、バイアグラ提案することもたまによぎるのだが、関係性がこじれるのは怖いので実際に行動に移すのはやめようと思う。

2023-06-10

私に会った人は大体、目がでかい目力やばいみたいなことを言うんですが、マツエクがなければわたしの目など米粒なのでマツエクしか勝たん。

2023-06-05

田舎高校に通っていた頃の思い出


昔のことに整理がついた。いつもお世話になっているはてなで語りたい。

ちょっと長くなるけどごめん。ピュア気持ちが赤裸々に表現されているなんてことはないので安心してほしい。若かりし頃の日記を見ながら書いている。

かつては花の高校生だった。今はすっかりアラサーが身に付いている。

地元の小中学校卒業してからは、家からキロほど離れた高校に通っていた。進学理由は、そう、友達三人がその高校を志望していたから。制服もかわいかった。だから私も志望した。今思えばその程度の理由だけど、自分には大事なことだった。

偏差値が高い学校ではなくて、みんな専門学校かに行く感じの、ごく平凡な高校だった。同じクラス大学に進んだ子は5人もいない。そんな中で、晴れて高校生になった私は、コンビニアルバイトに挑戦することにした。同じクラス女子アルバイトをしている子は少なかった。早く大人になりたかったのもある。

七月の始めだった。近所のセブンイレブンに応募した。夏は暑くて元気が出ないから嫌いで、新しいことを始めたくはなかった。けど、上の友達の一人がどうしても同じお店がいい!! というので、一緒に挑んでみることにした。

60才ほどのお爺さんがオーナーで、二人一緒に面接を受けたのを憶えている。パイプ椅子に座って面接を受けた。それで、志望動機を聞かれて、私は「社会勉強したいです」と言った。お小遣いが欲しかったのが本当だけど、別に嘘はついていない。

友達のMちゃんは、「タウンページを見て応募しました!!」と言っていた。「タウンワークのこと?」とオーナーに問い返されて、隣の部屋の大学生達が大笑いしていた。ほかにも同じくらいの時期にアルバイトで入った子達がいた。



八月頃だった。働いていて、ある男性に気が付いたのは。

その人は、がっしりした体形で、作業服を着ていた。あまり汚れはない。夏頃は薄い緑の作業服で、冬になると白い作業服の下からワイシャツネクタイが覗いていた(作業服の下にワイシャツを着ている人がいるよね。わかるかな…? 建設コンサルタントみたいな)。黒いカバンを持っていて、手のひら大のキイロイトリストラップひとつ付いていた。

ある時だった。その人のレジを受けたのが何度目かの時だ。私がいるレジの前に来た時、「こんにちは」と声をかけてきた。その時、私はどうすればいいかからなかった。ひとまず「こんにちは」と返して、何点かの食料品バーコードを読み取っていった。

レジ袋を渡す際、少しだけ手が触れた。変な感じがして手を引っ込めた。

その後も、その人は週に1,2回は私のいるレジに来た。その度に、「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶をする。私は黙ってることにしていた。挨拶は返さない。マニュアルにないのもあるけど、なんだか変な感じがした。

ほかのアルバイトの子は、みんな「落ち着いてる」とか「男らしい」とか言っていて、でも私にはわからなかった。嫌な人じゃないとは思っていた。

その人のことをMちゃんに話してみた。すると、Mちゃんも同じように挨拶されているとのこと。そういう人みたいだった。彼女は、ちゃんと男の人に挨拶を返していた。何度か見たことがある。Mちゃんと一緒のシフトになることは珍しかったけど、作業服男性(当時の苗字を取ってKさんにする)に「こんにちは」と挨拶されると、「こんにちはー!!」と元気に返していた。

Mちゃんは人気があった。はつらつとしたキャラクターの子だった。30才になった今でもかわいい。異性にモテる子で、小柄で明るくて元気だった。不細工ではない。本当にいい子だった。



八月の終わり頃だった。生まれて初めて美容院に行った。当時実家には、両親と私と弟がいたんだけど、毎回千円カットだった。弟はスポーツ刈りで、私は簡単なボブカットだった。Mちゃん小学校の時から美容院に連れて行ってもらっていて、うらやましいと思っていた。

で、私も晴れて、初めてもらったお給料美容院に行ってみた。当時の私は物を知らない子だった。美容院にかかる料金も知らなかった。恥ずかしくて友達に聞くこともできなかった……。

入口では綺麗な人がこっちに来て、「初めてですか?」と聞かれた。緊張しながら「カットお願いします。ブローなしで」と言った。Mちゃん受け売りだった。「シャンプーしますか?」と問い返されたので、「お願いします」と伝えた。

こうして私は、まるで違う人になったみたいなショートヘアを手に入れた。料金はシャンプー込みで五千円だった。

それで、次の土曜の昼にコンビニレジをしているとKさんがやってきた。彼の順番がくると、「ん!?」という声が店内に響いた(はずだ。さすがに記憶あいまい)。ちょっとびっくりした。

増田さん、髪切った?」

どうしようかと思った。まだ、親以外の誰からコメントをもらっていない。なんだか怖くなって、「はい……切りました」って小さい声で答えた。そうしたら、

「似合ってるね!!」

と、Kさんは言うのだ。自信満々の目つきで。

あの頃は、Kさん特殊な人だと思っていた。まだ16年しか生きてなかったけど、彼のような人を見たことはなかった。でもその時、理由がわかった気がした。彼を特殊だと感じた理由が。

瞳だ。力強かった。当時、私と同じクラス男子はもちろん、周りの大人や、教師でさえあんな瞳の人はいなかった。Kさん目力ダントツだった。

ありがとうございます…」

途切れ途切れだったと思う。恥ずかしいけど、嬉しかった。レジの中で私は小さくなっていた。心臓の音が大きくなってきて、震える手でKさんが選んだ商品を読み込んでいた。お釣りを返す時に、緊張のあまり10円玉を床に落としてしまった。急いで拾って、拭くのも忘れて返した。



土日のどちらかで、Kさん接客をすることが多かった。

別に、その人に会うためでは全くない。そんなことは全然ない。ただ、雇用契約書を交わす時のオーナーとの約束で、「平日は2日と、土日のどちらかにシフトに入る。お盆正月シフトに入る。試験間中休み」という約束を守っていただけ。

月に何度か、Kさんは話しかけてきた。他愛のない話で、10秒くらいで終わる。ほかの話しかけてくる男の人と違って、こちらが返しやすい問いかけや、共感を呼びかける言葉が多かった(雨が多いね、名札が曲がってる、ゴキブリ死体が落ちてる、会計金額が2000円ぴったりとか)。

和やかな日々が続いていた。学校勉強は難しくなかった。偏差値が高くないところだった。風紀が乱れているとか、そういうことはなかったけど。制服を着崩す人は少ないし、部活動をやってる人もたくさんいた。女の子可愛い、ということで有名な広島県東部公立高校だった。思い出話が多くなってごめん。こんな時しか話せる機会がないので許してほしい。

その年の冬だった。放課後にMちゃんから相談を受けた。夕日が教室を照らしている時間帯で、ほんのりとまぶしかった。Mちゃんと一緒にやっている文化部活動が終わった後だった。彼女自分の机に座っていて、私は自分椅子をそこに移動させていた。

Mちゃんカバンの中から取り出したのは、手紙だった。薄い青色封筒だったと記憶している。小さい便せん2枚に渡って手紙が添えられていた。

「これ、あの人からもらった」

とMちゃんが言った。Kさんのことだ。話を聞くと、一昨日の夜にKさんコンビニに買い物に来て、帰り際にMちゃんに渡したという。それで、Mちゃんは受け取った。

もやもやとしていた。何かが燃える感じが、ぶすぶすと胸の奥から込み上げてくる。あの時、私の表情は歪んでいたかもしれない。へんな感情だった。心臓から血管へと、血液が流れ出ている感じがわかって、心臓から流れ出たその血が体の中を巡っていった。そういう感覚があった。

増田さん。これどうすればいい?」

「あー、はいはい。うん。すごいね。知らんよ。好きにすれば」

気持ち言葉で表すとこうなった。

そのまま席を立って、教室を出て、靴箱まで下りるところの階段で涙が込み上げてきた。別にKさんのことが好きなわけじゃなかった。当時、私に「付き合ってよ」と告白してくる男子もいた。Kさんはただのお客さんだった。何の感情もない。本当だ。

今思うと、わかる。女として負けたのだ。Mちゃんに。だから気分がもやもやした。当時は「女としての負け」という考え方はなかった。でも、心の中で感じていたのは、まさにそれだった。

コンビニを休むようになった。それまでは試験間中しか休んでなかったけど、行く気がしなくなっていた。休んでいる間は、別に普通だった。学校は楽しかったし、部活は週に二回しかなかったし、それ以外の日はまっすぐ家に帰っていたし、稼いで貯めたお金好きな音楽漫画雑誌に使っていた。

美容院には通い続けていた。三ヶ月に一度。何度もお風呂で髪を洗っていると、セットしてもらった髪がシワシワになる。そうなったら行くことにしていた。周りのおしゃれな子に合わせて、大人の女性が読むような本も買った。



高二の梅雨時だった。Mちゃんコンビニを辞めると聞いたのは。マクドで、同じ中学出身のみんなで騒いでいる時にMちゃんがそんなことを言った。別に理由はないらしい。

そんなことはないはずだ。だって、冬頃からMちゃんは太りだしていた。以前はスラっとしてこぢんまりしていたのに、今ではすっかり丸くなっていた。お腹が出ていて、制服を着ていても目立つ。以前はハムスターだったのに、今はチンチラだった。

Mちゃんが「オーナーが困ってるよ」と私に言った。ほかにも欠員が出て苦しいらしい。もう何ヶ月も休んだし、そろそろ出てみることにした。

Kさんは、やっぱり週に何度か来店していた。冷凍食品ホットスナック炭酸水ビールを買っていく。最初は「久しぶりだね」と聞いてきたので、「はいお久しぶりです!」と作り笑いを返した。

昨年入った高校生は、みんな辞めていた。先輩の大学生やパートさんに聞いてみたけど、そんなものらしい。オーナーは「働くという行為に耐性がつく子が少ない」「もっと楽なアルバイトを探す子も多い」と愚痴をこぼしていた。

それからKさんと話す頻度が増えていった。前よりも話すのが楽しくなっていた。Mちゃんが辞めて気分が楽になったのも正直ある。

その夏だった。一度、ファッションカラーというのをしてみたかった。夏休み限定で。完全に金髪にするんじゃなくて、線状にスッと部分的に染めるのをしてみたかった。

馴染みになった美容院に行って、当時流行っていたロングヘアの横髪の方に金色ラインを入れるのをやってもらった。後ろの毛先もちょっと染めた。

次の日、コンビニレジを受けているとKさんが入ってきた。土曜日で、ジーンズTシャツラフな格好だった気がする。

増田さん、今日どうしたの。金色じゃん」

はい。変えました」

「うん、うん。変わってるね」

「どーですか?」

「似合ってるね!」

この時、息がしにくくなって、左手を前に出して2,3回すばやく振った。小さい声で会計金額を告げて、お札を受け取って釣銭を取ろうとしたところで、また落としてしまった。お釣りを拾う時、休日だったので当たり前だけど、Kさんカバンを持ってないことに気が付いた。キイロイトリ(リラックマ…)のストラップを思い浮かべて彼の前に立った。

Mちゃん気持ちがわかったかもしれなかった。何も言わずにお釣りを返した。Kさんはほんのり笑っていた。2023年の今と違ってマスクをしていない。朗らかな笑顔だった。懐かしい。

でも、怖い時もあった。同じ年のことだったけど、私は中年のお客さんに怒られていた。声が聞き取りにくくて、タバコ選びに二度も失敗したからだ。Kさんレジの三番目に並ぼうとしていた。

ずっと怒られ続けていて、ようやく終わるかと思ったけど、やっぱりまだ続いていた。すると、Kさんが割って入ってきた。「すいません。あと二名ほど並んでるんですが」とフォローしてくれた。

でも、その中年のお客さんはキレてしまった。「兄さんは関係なかろうが。おい!!」とヒートアップしてた。「関係あるでしょ」とKさんが返していた。

かに店員もいなくて、話のやり合い(ほとんど平行線)が続いている中、いきなりだった。Kさんが「あぁ!!?」と怒鳴ったのだ。彼はおじさんにこんなことを言っていた。

「さっきからお前、つまらんことをグチグチグチグチと……俺はのう、お前に手を出そうとするんを、ずっと我慢しとるんやぞ!!」

「……兄さん警察呼ぶよ」

「呼べ!!」

「……」

おじさんが退散すると、Kさんバツが悪そうにしていた。ほかの子応援に来たので、私は向こうのレジに行った。



もうすぐ高3になる頃だった。変化があったのは。

Kさん手紙をもらった。夜9時くらいで、お客さんもほかの店員も誰もいなかった。会計を終えた後で、「増田さん、増田さん」と声をかけてきて、カバンの中から手紙を取り出した。

何も言わずに受け取って、家に帰って読んでみた。以下内容。

増田さんはよく動いていてすごいと思う

・どんな人なのか知りたい、食事に行きたい

・今年中に引っ越すのでその前に

・興味があるならメールがほしい

・興味がない場合は返信はいらない

当時は彼氏がいた。初めての彼氏だった。同じ学校で、お調子タイプ男子だった。

そこまで好きではなかったけど、告白されて悪い気はしなかったし、嫌な人でもないから付き合っていた。クラスの中でも悪い立ち位置の子じゃなかったのもある。

ある夜、その彼氏Kさんとを心の中で比べてみた。別に、どちらがいいとか結論は出なかった。いや、見た目も中味もKさん圧勝なんだけど、今の彼を嫌いにはなれなかった。それで、交際中の人がいる以上は、Kさんに何も答えない方がいいなって思った。

もし仮にKさんと会ってみて、一緒にご飯を食べて、もし仮に告白とかされて、付き合いはじめたとしても・・・・・・すぐにフラれるだろうなって、ベッドの中で思った。

Kさん雰囲気が優しそうで、見た目も悪くない人だった。ほかのアルバイトの子も皆格好いいって言ってた。自分相手にされない、付き合ってもすぐに幻滅されると思った。



高3に上がってからも、これまでどおりKさんとの関係が続いた。私のいるレジに並んで、たまに会話をする。天気の話が多かった。あとは、私のメイクとか、髪型とかが変わった時は気づいてくれた。ほかのお客さんがいない時に限って会話をしていた(迷惑になるから?)。

当時、高校を出た後の進路は美容専門学校を考えていた。そこまで大した志じゃない。高校入学した頃は、見た目が『じゃが芋』だった私も、メイクファッションを覚えてだいぶましになっていた。『メインクーン』になっていた。

自分でいうのはどうかと思うけど、本当に私は変わったのだ。高1の時の写真と高3の時の写真を比べると、じゃが芋から進化した存在になっていた。別人みたいだった。

その年の秋になると、第一志望の専門学校に入るために、コンビニの隣にある地域集会所で毎日勉強していた。いつも親が仕事帰りに迎えにきてくれる。当然Kさんと会うことはできず、悶々とした気分になった。

入学試験ちょっと前だった。集会所を出て、お腹がすいていてコンビニに何かを買いに行こうとしていた。すると、ちょうどKさんがお店から出てきたところだった。自転車に乗ろうとしていて、コンビニ駐車場に入った私を呼び止めた。

お疲れ様です」と声をかけてきて、私も「お疲れ様です」と返した。「今日寒いね」には、「本当寒いですね」と返した。「元気そうでよかった」には、「はいめっちゃ元気です!」と返した。泣きそうだった。嬉しかった。

その時、Kさんが「増田さん。俺、今日最後なんだ」と手短かに言った。「今週末に引っ越す。今日コンビニ最後から。じゃあ、元気で」と、Kさん自転車に乗った。

私が「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと、「増田さんはい社会人になると思う。もし、大人になってどこかで会うことがあったら何か奢る。約束な」って、自転車に乗って私の家とは反対方向に駆けていった。



あれから十年以上が経った。今は結婚二年目で、生活に慣れてきた頃だ。子どもはまだいない。そろそろ社会人として復帰しようかと考えている。コンビニで働こうか、それとも昔いた会社契約社員ポジションを探そうか思案している。

実は、あの別れの日から数年後にKさんに会うことがあった。当時の私は、美容専門学校卒業した後、都会の方で美容とは関係のない仕事に就いていた。求人情報誌への掲載営業で、とある喫茶店に出入りしてたんだけど、ある日そこでKさんサンドイッチを食べているのを見た。その時は、作業服じゃなくてスーツだった。後日聞いたところだと、会社からの出向で政令指定都市に赴任しているとのこと。

お久しぶりです。元気でした?」と声をかけてみたけど、Kさんちょっと悩んだ様子だった。かくいう私もメイクが濃すぎたし、髪も長くなっていたから、気づくのに時間がかかったみたいだ。向こうも驚いてたっけ。やっぱり優しそうな雰囲気で、笑顔がまぶしかった。あの日約束どおり、後日ご飯をおごってもらった。

この日記を書こうと思ったきっかけは、早朝に旦那を送り出した後で、昔の自分を思い出したからだ。玄関で、旦那カバンに付いているぬいぐるみストラップを眺めていて、思うところがあった。

とりとめのない内容だったけど、以上になる。最後まで読んでくれた方がいたらうれしいな。

2023-05-29

恋愛に発展しないじれじれ感が好き


わかるだろうか。学校でも、職場でも、趣味の集まりなんかでも、恋愛的な物事に一切関わらなかった人は少ないと思う。自分から恋愛をやってみるとか、アプローチを受けるとか、ほかの人が恋愛してるのを外から見るとか、みんなも体験してきてると思う。

私は企業での契約社員勤め(夫、子どもあり)の身分だけど、職場でそういうのを見てきた。その中でも、「恋愛に発展する可能性がない」ような、そういうシチュエーションがなんだかいいと思う。

今の私は、そういうのを体験している。ちょっと話してみたい。



その人と最初に会ったのは、会社イベントでの動員だった。地域貢献をするタイプ会社で、敷地内で年に一度だけ出店をする。去年、その中のアトラクションひとつで受付の仕事をすることになった。一緒の長机に、私とその人(Nさん)と、後は入社して半年女性と、一番奥側に管理責任者の人が座ることになっていた。

イベントの本番前日の準備の時、Nさんを初めて間近で見た。一緒にアトラクション(風船釣りとか輪投げとか)を作っている時に、とても頼りになって、雑談を振ってくれて、体力もあって……。私と同じ30代のようだった。少し年上。独身

その時に思い出したんだけど、私が契約社員として採用されたばかりの頃、他機関への申請もの仕事があって、Nさんと絡んだことがあった。必要な添付文書がわからなくて、その時に丸投げみたいな感じ(○○の補助をもらうために必要データがほしいetc)で別部署のNさんに電話で依頼したんだけど、2日で取り寄せてくれた。

いい人だと思った。直接Nさんの部署に行ってお礼を言った。私は既婚だから、ほかの女性と違って恥ずかしがらずに堂々とNさんと話ができる。

これがもし独身同士だったら、お互いに廊下で話をしてるだけで噂になるかもしれない。でも、私は結婚指輪をしてる。普通に雑談してるだけだと周りに疑われることはおそらくない。

イベントの準備が終わった後は、Nさんとちょっとだけ話をした。落ち着いた雰囲気で、目力が強くて、やっぱりいい人だなと思った。私の夫は、知り合いだった頃も、友達だった頃も、付き合っている時も、結婚してからも細かい気遣いをしてくれない。話もあまり聞いてくれない。子どもっぽいところがある。

ほかの準備に参加してたスタッフのうち、学校出たての若い子も、私より年上の人も、Nさんと話す時に明らかに感じが違った。機嫌がいい。声が高かったり、逆にすごく低かったりしていた。Nさんの個人情報はあまり書けないけど、落ち着いた感じで、他人の話を聞ける人だった。大人だった。

これがもし独身同士だったら、たぶん会話もできないんだろうな。私が学生だった頃を思い出すに、好きな人と話す時とか、話しかけられそうになった時や、視線が合いそうになった時は、まともな状態じゃなかった。廊下で好きだった人と出会い頭に走って逃げたこともある。

ありていだけど、胸がドキドキとでも言えばいいのかな。今ではそんなことはないけど、若い時はしょっちゅうだった。例えば、会社の中でFAXの目の前にいて、気になる人が傍を通りすぎる時に、「増田さん、やり方がわからないの? 教えてあげる」というシチュエーション想像して胸が痛んだ。もう、あの頃のピュアに戻ることはないのだろう。

そういえば、今の旦那出会った時もそうだった。地方都市大学生をしてたんだけど、ハタチの頃の旦那ゼミの帰り道に傘を持ってなくて、横断歩道に立っていた。すぐ後ろにはお婆さんがいて、「傘、途中まで一緒に入りませんか?」と問われて、旦那が承諾したみたいで、結局は駅の前まで二人で相合傘だった。お婆さんは旦那とずっと話をしていて、満足そうだった。

当時の旦那のそんな姿を見て、気になり始めたんだっけ。懐かしいな。

本番当日、Nさんと一緒にイベント仕事をこなした後も、会社の中ですれ違う度に挨拶をしたり、他愛ない話をしたりした。結婚というのはスゴイと思う。どんなに素敵な人を目の前にしても、全然緊張しなくなる。自然体でいられる。この人と結ばれることがない、という安心感からだろうか。

ちょっと前なんかは、私のいる職場にNさんが用事でくることがあった。あっという間に帰ろうとしたのだけど、その時に彼の後ろを追いかけて、「あ、Nさん私と一緒のところに行くんですね。後ろ付いていっちゃお~」って、高校生の頃に戻ったみたいに、わざとらしいアピールをして反応をうかがった。「行き先が一緒なんですね。どうぞ」と返してくれた。

あと、別の日に「髪切った?」と聞かれて、ハイと答えると「似合ってるね!!」って言われた。この時も、特別感情は芽生えなかった。いや、すごく嬉しかったけど。でも、ほかの友達と一緒に話をする時とそう変わらなかった。

繰り返しになるけど、『この人とは結ばれない』って心の底からわかってるから、平常心で会話が成り立つ。そうじゃなかったら、いろいろと無理だよ……。



先日のことだ。仕事を終えて事務室を出た後、途中でNさんと一緒になった。会話をしながら階段を降りて、カードキーをかざして建物を出て、駐車場まで歩いて行こうとした時に、「増田さんはいい人ですね!!」とNさんが言った。反応に困っていると「今度二人でご飯行きませんか?」と誘われた。

「いいですよ」とは言ったけど、正直反応に困った。子どもいるから、夕方以降に完全に家を空けるのは……という思いがあるし、昼だと周りに見られるかもしれない。家で飼っている猫も気になる。

子どもに留守を任せることもできるけど、たまに実家の母が訪ねてくることもある。心配でならない。

Nさんとご飯に行きたいとは思うけど、正直迷っている。いったいどうすればいいのだろうか。たぶん、普通にご飯に行っても大丈夫なんだと思う。でも、絶対安心というわけじゃない。ここに書いている暇があったら考えればいいのかもしれないけど、いい知恵が出る自信がない。

こんなに読ませた後で申し訳ないけど、誰か知恵を貸してほしい。手厳しい意見でもいいので。正直、人生で何番目かに迷っている。Nさんとご飯に行きたいけど、もしそういう感じになったら無理だと思う。どうしたらいいのだろう。

2023-05-20

しかしたら私もコスプレをして良いのかもしれない

見る専でイベントにも行かずSNSで見ているだけだが、コスプレが好きだ。たまたまTwitterおすすめされた人が美しすぎてフォローして以降、その人のお友達だったり推しジャンルコスプレイヤーだったりの写真に「いいね」したり写真集を買わせてもらったりしている。

でも正確に言えば私が好きなのはコスプレのものではなく美人がするクオリティの高いコスプレで、バズっているコスプレイヤーしかフォローしていない。ぶっちゃけ微妙だな……という写真が流れてきた時はミュー一択だ。

結果、私のタイムラインには美人しか残らず、コスプレとは選ばれし美しい人けが楽しめる特権だという認識でいた。

持論なので異論は認めるけど、コスプレは顔が9割。他でどれだけ頑張っても顔が微妙な時点でダメスタイル衣装もその他諸々も大事なのは分かるけど、何故か顔が良い人は他も良く、顔が微妙な人は他も微妙

2.5次元舞台沼にも片足を突っ込みプロ俳優スタッフによる素晴らしいコスプレを見せてもらえるものから(ぶっちゃけ衣装微妙な時も多いがとにかく顔が良いので)、かわいいは正義だと信じて疑わなかった。

コスプレを扱っている某漫画も好きで毎週欠かさず読み単行本も購入しているが、フィクション世界においてもブスは美人を引き立てる為のモブしかなく、残酷なまでに美人しかスポットライトが当たらない。ブスは仲間に入れてもらえず、何だかんだ理由付けされて排除される。

から私はコスプレが出来ない。だってブスだから。幼少期からブスだといじめられ、整形をする財力も勇気もなく、大人になってようやく「周りも大人から余計なことは言わないでくれる」環境に身を置けるようになったから虐げられることはなくなったが、「美人 ブス 格差」で検索したらブスのあるあるとして出てくる事例に全部当てはまるからSNSで見かけるコスプレイヤーは美人ばかりで、稀にTwitterから勝手おすすめされるブスを見ると申し訳ないけど「うわあ…」と引いてしまうから。羨ましいな、やってみたいなと思うけど、やっぱり整形する財力も勇気もないままだからメイク自分なりに色々試してみたけど、「なんか頑張ってメイクしてるけどダメなブス」になっただけだったから。

そんなことを思いながら生きてきて、先日偶然コスプレイベント居合わせる機会があった。舞台を見に行った劇場コスプレ会場の隣だったのだ。

衝撃だった。私の知っているコスプレイヤー、一人もいない。

ごめん本当に悪口しかないんだけど、美人がただの一人もいなかった。

えーと、そのコスプレってアイドルの子だよね?顔が良すぎる設定の天才的なアイドル様だよね?スタイルも抜群にいいんだよね?相撲部文化祭のウケ狙いで女装してみたコスプレじゃないよね?

そちらは身長190cmあるスポーツ選手だよね?寝っ転がって動画見ながらコーラカップ麺ポテチ永遠に食べてるニートコスプレじゃないよね?

そのウィッグヘルメットかな?すごいテカテカでガチガチなの逆にどうやった?ミニ四駆の塗装とかで余ったスプレーぶっかけた?

イケメンキャラ男装してる人の眉ビーン目力ドーン!鼻筋シャキーン!みたいなイキってる変なメイク流行してるの?量産型くらい見かけるんだけど?

肌がニキビ痕とか湿疹だらけなのを隠してないのもあちこちテープが見えてるのも衣装ペラペラヨレヨレなのも後で加工すればいいのかーそっかー、皆楽しそうだな全員楽しそうだなそっかー……

そっかー、好きに楽しめばいいのか。そうだよやりたいことやったもん勝ちなんだよ。

なんというか目から鱗で、もしかしたら私もコスプレをして良いのかもしれないと思えた。顔はスタンプとかで隠して、フォロワーから内心「こいつブスなのにw」と思われながらお付き合いのいいねを1つ2つもらうくらいのコスプレをしても良いのかもしれない。

いいなあ、趣味自由だ。

2023-03-20

痩せて超絶ブスから美人になったけどずっと容姿コンプ

もともと独り言のつもりで書いたので、ナルシスト表現があるのは大目に見てください。




物心ついた時から私は太っていた。

と言うより、いずれ自分が太ることを予測していた。

初めて体重を気にしたのは小二の頃。

体重計に乗った時の数値が以前よりも大きくなっていることを気にしたのか、その年代平均値よりも大きいことを気にしたのかは覚えていないが、体重計の針が示した数値ははっきりと覚えている。

その時は25kgだった。

BMIというものをよく気にした。


自分が明確に太っているのを自覚したのは中1の頃だった。

周りと同じセーラー服が着こなせなかったのだ。

私の腕は、他の女子生徒が袖からのぞかせるものと同じように細くはないし、なんだかブツブツしている。

体操服もシルエットがダサいし、胸がかなり大きかった。

それに、体育が極端に苦手だった。他の人は軽々と走るトラックが何よりもキツかった。

きっとそんな自分は、他の人の目にはみっともなく映っているんだろうと思った。

ただ、この頃の私はまだましな方だったと言える。

家族もまだそこまで太っていない、普通体型だと言っていたし(それでも太ってはいたが)、何より中学では成績優秀、昔から活発な性格を知っている友人が多かったので、太っていることを何も後ろめたく感じる必要はなかった。

それに、中学生の頃までは私自身美醜の基準がわからなくて、自分容姿が優れていないことを知らなかったのだ。

中3の時に仲良くなった、かなり容姿が優れている男友達は私に対して恋愛感情を抱いているようだったし、それ以外の人からモテた(ただ、この容姿端麗な男友達と比べて私がかなり太っていることに対しては、私自身何か思うところはあった。それにこの男友達は美醜の感覚が壊れているようで、誰よりも男前自分の顔を不細工だと言っていた。その目で見た私に恋愛感情を抱いていたということは、つまりそういうことである)。


言ってしまえば、自分容姿が優れていないのに明確に気づいたのは高校生の頃だった。

高校に入ってからも私は明確に太っていた。

それに、夕方近くの時間になると腹が減ってしまう。

腹が減った以上仕方がないと、食べるのが好きな私は頻繁にホットスナックを帰り道に食べた。

太っている人間が太るものを食べている姿は滑稽なので、隠れながら食べた。

私は時々、自分の体型をいじられた。

脚の長さを測られたり、太っていると言われたり(実際太っているが)した。

それによって、人並みに傷ついた。

顔については明確な言及はなかったが、周囲の人(とくに男子生徒)が私に対してはかなり不機嫌そうに話すのを見ていると、顔も悪く、太っていて、容姿はかなり悪かったんだろうと思っている。

実際、この頃に撮った写真に写る私は、髪も汚く肌も汚く、笑顔は醜くて眉毛が太い、極度に太った姿をしている。


太った人間ものを食べるのは滑稽なのだ

太るものを食べていたら「そんなの食べてるから太るんだよ」と思われそうだし、痩せるものを食べていたら「そんなの食べてんのに痩せてないじゃん、意識だけは高いね」と思われそうである

実際、これは誰にも言われたことのない言葉だが、常に思われているのではないかと怯えていた。

それゆえ、外食をするときは店に知っている人がいないかよく探した。

人が多そうな時間帯は避けて外食した。

他人からどう思われるかなど大して気にしない私でさえ、こうである

それほどまでに、太っているということは自信を失くさせるものなのだ

きっと、太っていて繊細な女の子には、もっと色んな場面で、もっと色んな罵倒言葉が聞こえているんだろうと思う。


高校の3年間は太り続けた。

受験期が近くなったために高3では外で勉強をするようになり、それに伴って休日は基本外食をした。

毎回、ラーメンハンバーガーなど、太るものばかりを食べ続けた。

それ以外の時間も、腹が減れば食べた。

食べることぐらいしかストレスの発散方法がなかったのか、元々食べるのが好きだったからなのか知らないが、とにかくよく食べた。

このままだと痩せられない、ずっと太ったままだから今日で太るものを食べるのはやめようと思っていても、やめられなかった。

痩せる」ということがかなり遠い道筋のように思えて、どうも継続ができなかった。

その時よく見ていたサイトでは、どうやら私はBMI28と少しあって、標準体重よりも16.5キロ重いらしい。

それでも、推奨カロリーほど自分が食べている自覚はなかった。

時々ダイエットを決意しては数日で諦め、熱意を忘れた。痩せなければという意識自分の滑稽な容姿に対する後ろめたさだけが常に頭の片隅にあった。


から覗かせる二の腕はかなり醜くなった。

写真を撮れば、自分の太った体型と汚い顔が強調された。

友達と一緒に写真を撮れば、自分の醜さがよくわかった。

から写真に撮られるのは嫌いだった。

写真に写るときは少しでも痩せて見えるように工夫したし、それでもその後見写真には他の人よりも著しく太った自分の姿が写っていた。

高3の頃に、こんなに太っていても仲が良くなったクラスメイトとの写真にも、太っているから喜んで写ることができなかった。

とにかく、写真に写る自分の姿はひたすらに醜かった。


太っていて、顔も優れておらず、髪も汚い私には、どんな服を着こなすことも難しかった。

まず、「着たい服」ではなく「着られる服」を着るようになる。

「着たい服」など、考えられなかった。

私はまず、普通サイズの服を着ることができなかったのだ。

少しでも痩せて見える服を好んで着た。

どのウエストラインにすると痩せて見えるかばかり気にして、私服を着たときは鏡の前で数分にわたって腰を調節した。

それでも、ふとした時に鏡やガラスに写る自分はかなり太っていて、腕も汚く、特にから見た時の腰の太さが異常だった。

家の暗転したテレビに写る自分も醜かった。

運動もせずに、友達とも遊ばずにテレビなんか見ているから太っていて垢抜けないんだろうと思っていた。


それでも、垢抜けた人のようにオシャレな格好はしてみたかった。

全く垢抜けない容姿でも、綺麗にはなってみたかったのだ。

この汚い顔、太った体でもできるオシャレといえば、髪飾りぐらいだった。だから、髪飾りはよく購入した。

金のピン、青いリボンカラーゴムシュシュなど、あらゆるものを買った。青いリボンをつけた日は、いつもより可愛くなった感じがした。

それでもやはり、あまり変わらなかったが。

ファッション誌も読んだりしてみた。

しかし結局、ファッション誌でさえ遠い世界のように感じられ、誌上の情報を断片的に真似してみては全く垢抜けない、そんな様子だった。


街中では綺麗な人しか見かけないし、綺麗な人はどうしてあんなにも綺麗なのか気になった。

同じくらい太っているのに綺麗な人もいた。あの人たちと自分は何が違うのかわからなかった。

成人式でも、私は醜かった。

成人式の頃にはかなり太っていた。両親と横幅が大して変わらなかったし、下ろせない髪によって隠せなくなった輪郭は、顔の肉を強調させた。晴れ着を着たら多少は綺麗になれると思っても、実際には綺麗になれなかった。せっかくの写真も、何も嬉しくなかった。





転機はいだって急に訪れる。

大学生なってからも変わらず、ウエストラインを調節し続け、周りを気にしながら外食をしていた私は、大学3年生の時に急に思い立ってダイエットを始める。

きっかけは、本当に大したことがなかった。

「暇だから痩せよう」とかの軽い気持ちで、たまたまそう思った日の前日に2万歩近く歩いていたからとか、その程度だ。

痩せるためには食事管理運動だよな、とか思いながら、食事管理アプリで一番ダウンロード数が多いらしい「あすけん」を入れた。

そのまま、忘れないうちに前日と当日の食事入力した。


痩せることは大変ではなかった。

あすけんは、健康的に痩せることをモットーとしているアプリらしくて、(賛否両論あるが)それなりに沢山のものを食べることができる。

ダイエット中でも、世間一般で言われているような「揚げ物は食べてはだめ」とか、「毎回白米の量を半分にして」など、する必要がなかった。

規定値に収めることができれば、ファストフードだって食べられたのだ。

ただ、規定値に収めるために、お菓子を食べることは必然的になくなった。

しろ食事管理を通して自分食生活を数値上で管理できるようになったことで、いつの間にか太ってしまうのではないか想定外のことが起こってしまうのではないかという不安がほぼ全て払拭され、ストレスがなくなった。

このままだと痩せられるはずだという確信があったかである

歩くことも苦ではなかった。

音楽を聴きながらだと、毎日2万歩だって歩くことができた。

脚はかなり疲れた特に大変さは感じなかったし、モチベーションなども保つ必要がなかった。

歩いている途中、どうしてもしんどくなったときは、6月ライブ(のちに10月に延期になる)までに必ず痩せなければいけないことを思い返したり、曲で歌われている美人魔性の女のように自分がなることを妄想したりするなどして乗り切った。もっとも、こんな容姿美人になることを妄想するなど、言語道断であるが。


そうこうして、痩せた。

夏の時期は中弛みなどあったが、合計16キロほど痩せることができた。

ウエストは20cmほど細くなったと思う。

標準体重よりも少し重いが、ダイエット中は体重の数値よりも骨格筋率・体脂肪率などを重視したため、この体重でも見た目は普通の人よりも少し痩せている程度になったのだ。

痩せても大きいままだった胸に対して腰は標準より細く、腕は少し太いもの一般的な太さになっている。


痩せてまず、服を買うのが楽しくなった。

初めて服を買った。大学3年生にして。

黒のスキニージーンズだった。時期は4、5月ごろ。

ジーンズを履くなど、太い脚が強調されてしまって私には絶対無理だと思っていたが、憧れの黒スキニーを履くことができた。

思い返してみれば、その時はまだダイエットを初めて数ヶ月しか経っていなかったため、まだ着こなすことはできなかったが。それでも当時は嬉しくて仕方がなかったのである

家族アウトレットに行くのも楽しくなった。自分表現したいことが、服で表現できるのが何よりも楽しかった。

6月には、以前買ったスーツがあまりにもブカブカになってしまっていた。そのため、スーツを新調する必要があった。それが何よりも嬉しかった。


周囲、特に家族からも褒められた。私自身は大したことをしたつもりはなかったが、母はことあるごとに私のダイエット成功努力結晶だと褒め、認めてくれた。今私は母のダイエットを手伝っている。

遠く離れた祖母も、久しぶりに会った時はずっと痩せたことを褒めてくれたし、それ以降も電話でよくダイエットの話をしては褒めてくれる。認知症が進行したもう一人の祖母も、ふとした時に私が痩せたことに気づいて喜んでくれた。


かなり痩せて、体型も標準に近くなった頃、垢抜けようと思った。

まずは髪型を変えた。10月ごろの話である

眉毛も剃った。3分の1の太さにまで削った。これで丁度よかった。

そして、メイクの仕方を変えた。スキンケアを覚えた。色んなものも買った。パウダーマスカラビューラーグロスコンシーラーアイライナーなど。

特にアイライナーによる変化は凄まじかった。

黒いアイライナーを引くことで、私の強い目力はちょうど良いほどに強調され、かなり化けるようになった。時期は大学3年の12月ごろ。

黒いアイライナーは、たまたまYoutubeで見ていた動画に出てきた女性が黒いアイライナーを使っているのを見て、真似して買った。安物だが、これが私からしたら魔法の道具だった。



メイクをした私は、自分がかなり美人であることに気づいた。

自分で言うのもなんだが、私は美人だったのだ。

もとの顔も、痩せて眉毛を削れば悪い顔ではなかった。少しばかり人中が長いが、その程度大したことはない。

顔の比率理想に近く、肉の取れた輪郭は綺麗な卵型で(若干面長だが)、顔は普通サイズよりも小さい。昔から姉と母に言われていた言葉(太っていたので信じていなかったが)は、本当だった。目の大きさも平均値より大きく、力強い目は目鼻立ちをはっきりとさせ、鼻筋もある程度通っている。目と眉毛距離が近く、口も大きく、芸能人レベルではないがまさに顔タイプエレガントといった形だ。キリッとした顔つきは、周囲の人に賢そう・しっかりしていそう・頼りになるといった印象を持たせる。縮毛矯正をし、アイロンで伸ばした髪は、顔の力強さに負けていない。あの太かった眉毛に伴う長いまつ毛は、私の目の美しさを作り上げている。立体的な造形の顔と長頭の形は横顔の形を綺麗にし、腰の細さを強調させる。


この顔が、さらメイクで化けた。黒いアイライナーはよりはっきりした目へ、書かれた眉毛はより凛とした表情へ変化させ、色白で力強い顔には真っ赤なリップも映える。赤いアイシャドウや濃いチークだって負けず、それどころかより顔を華やかに彩る。マスクを取っても、整った顔立ちは変わらなかった。マスカラではっきりとさせた長いまつ毛は、少し目を細めて現れた奥二重に重なって、憂う表情を美しく彩る。


街を歩けば、通行人が振り返った。周囲の男子学生や男の人が私にだけ優しくする場面だってあった。よく色んな人から眺められた。見惚れられた。彼氏もできた。いつも私の顔を美人だと言ってくれる。ネット上のコミュニティでは、私が美人だという話がよく話題になった。実際に出会ったネット友達は、女慣れしている人でも私の姿を見て固まっていたし、明らかに優しくなっていた。どうやらその後、写真で見るよりもずっと美人だったと言いふらしていたらしい。私の姿を見て美人だと言わない人はいなかった。昔はあんなに綺麗に見えた通行人も、今思えば普通の人だ。

醜く太った、毛深く垢抜けない女から、誰もが認める美人になった私は、お洒落に目覚めた。真っ黒なワンピース、激しいピンクの色、かっこいいベストなど、強い色の服や上品そうな服を身に纏った私は、ミステリアス不思議な魅力を持つ美女とも言えた。イヤリングは顔の煌めきを増大させるし、特殊な色のネイルだって負けなかった。


痩せて美人になってからの私は、よく音楽聴くようになった。聴く音楽対象が変わった。

美しい歌声で歌われる妖艶な曲に自分を重ね合わせたし、繊細さを重ね合わせたような曲のような価値観を持ってみたいとも思った。私の容姿だと、そのような価値観を持っていてもきっと絵になると思ったからだ。私はここ数ヶ月間、美人自分と美しい曲を重ねては、綺麗な自分に酔いしれ続けている。それはもう、異常なまでに。

きっと今までずっと醜く、虐げられるように生きることを続けてきたから、その反動が大きかったのだと思う。もう周りを気にしながら外食をする必要なんてない。大手を振って表を歩ける。私は痩せて美しくなってから、以前のようにこそこそと生きる必要は無くなったのだ。

そしてこれからしばらく、美しくなった自分に酔いしれ続けるのだと思う。綺麗な服を集め、もっと上品になって、周囲の人からは高嶺の花として扱われて生きるのだ。


それでも、つい一年前まで醜かった自分の影は消えない。私が美しくなったのはここ数ヶ月での話しだから、それまでに虐げられてきた記憶の方がずっと長い。目を閉じれば、高校生の頃のクラスメイト男子生徒の、私にだけ雑な扱いをする様子がフラッシュバックする。今だって、太っている人や不細工な人を馬鹿にする言葉には腹が立つ。容姿が優れている友人と扱いが違うことを語った漫画ツイートには、思わず共感して読んでしまう。所詮ここ数ヶ月で綺麗になっただけの私は、外見が変わろうとも中身はほとんど全く変わらないのだ。昔の醜かった自分を見下し、悦に浸りたくとも、浸り切ることはできない。


しかし、やりたいことはある。太っていると周囲の人が本性を表すとは本当のことで、きっと私に対して明確に態度が悪かった人は、そういう人なんだろうと思う。そして、私が太っていた時から仲が良かった人は、本当にいい人なのだ

私のことが、高校の頃から好きな人がいるらしい。もうすぐ4年になる。私は彼に対して恋愛感情はなかったので、ずっと見てみぬふりをしてきたが、もし今の彼氏と別れたら、会いに行こうと思う。

その友人も容姿はそれほど優れていないし、言ってしまえば内気な人だ。きっと、人の容姿などもあまり気にしないんだろうと思う。

それでも、こんなに美人になった私をみてほしい。彼が好きになったのは私の容姿ではないにしても、昔よりも綺麗になった私をみて、感動してほしい。そして、それでも中身は変わっていないことを伝えたい。

2022-12-07

百名近い歴代応援団長四方を囲まれ応援団長が頑張れ

応援団長を囲む歴代応援団長達の一糸乱れぬ演武の中応援団長はどういう気合を見せるのか

日本人が忘れかけている風景がそこにはありそうだ

気づけ目力

さあはじけなさい

2022-07-05

男だけど若い世代のいい男パワーに圧倒される

たまたまなんだろうけど、

仕事上で最近会った20代男子4人、みんないい男なんだよな。

それぞれの所属会社は違うけど業種が似通っているせいもあるのか、みんな同じ方向性でいい男だった。

スマートな体形で運動経験ありそうながっしり体型、髪はショートで整髪料で軽く抑えてて前髪はおろさない、肌は手入れされてる綺麗さ、

地味だけど清潔感あるシャツスラックス、顔の造りがイケメンかどうかは置いておくけど、しっかりとした意思を感じる目力・表情・整えられた眉毛

キハキとした発声、ピシッとした立ち姿。

 

あー、俺もいい男になりてぇぇぇぇぇ。

真似しよ。

2022-04-25

anond:20220425155508

ギョロ目がかわいいのは幼子までだなって感じ

今はちょっと目力ありすぎて怖さが勝つ

2022-04-23

バイト日記

 レジ接客中のなんでもないやり取りの中、ふと顔を上げてお客様と目が合ったらお客様がビクッと後ずさったのでこちもびびった。目力無駄に強くてごめんなさいね……。本部指導だとお客様の目を見てフレンドリー接客をということだけど、目を見る時点で全然フレンドリーにならないのが私クオリティなのでは? という疑問が。本当に目を合わせるよりはネクタイの結び目辺りを見るといいともいうが。

 この地方に越して来て以来ずっと思ってるのだが、実家とこの辺りはそんなに遠く離れている訳でもないのに、目を見るということに関する文化が違いすぎると思う。全体的な日本人の傾向として、じっと人の目を見て話すことがあまり出来ないというけれど、そんな日本人の中でも私の出身地方の人達は目を合わせる事への耐性が強い方なのかもしれない。

 今住んでいる地方に越して来てしばらく、知らない人や顔見知りだが別に親しいってほどではない人から気軽に話しかけて来る辺りは故郷と同じで田舎だなあという感じなのに、相手からしかけて来たくせに人の目を見ないどころか顔を背けたまま独り言のようにべらべら一方的に捲し立て、自分が言いたいことを言いきると前触れもなく踵を返して去る人ばかりなのが、不思議だった。私と話しているはずなのに、身体ごと真横を向いたまま話す。その癖、嫌みとか暴言はしっかり真正から見据えて言ってくるので、この地方の人にとっては、目や顔をじっと見て話すということは、よほどの異常事態というか喧嘩を売ってるようなもんなんだろうなと思う。

 大昔、『新世紀エヴァンゲリオン』を観た

ら、ミサトとリツコがそれぞれ別の方向へ顔を向けたまま会話をするシーンがあって、この人達器用だなとか本当は仲悪そうだなと思ったが、その私の感想は私の故郷特有文化習慣のたまものだったりするのだろうか。私の故郷人達は、例えば身長差のある二人が雨の日に傘をさしつつ横並びで歩きながらしゃべる際など、わざわざ傘を傾げてまで相手の顔を覗き込んで話す。私は背が低い方なので、相手がわざわざ腰を屈めてまで視線の高さをあわせてくれることが多く、でもいつもの事なのでそれに申し訳なさを感じたことがなかった。私は私で、何とも思わず相手を見上げてしゃべるのだし。



 先日は異様に来客数が多くて大変だった。レジを離れる暇もないなんて久しぶりだ。ピークは19時少し前だったので、コロナ禍以前の状態に戻ったのかなと思う。しかし、雨が降っていたにしては多かったような。

 お客様カフェマシンを使っている最中マシンアラームが鳴ったので、駆けつけたらマシン不具合だった。すぐに直せたけど、お客様が、

「だ、大丈夫ですか……?」

 とやたらびくびくおどおどしておられる。お客様自分マシン操作が悪かったせいでマシンが壊れたと思ったらしい。私は、メンテナンス不良によるマシン不具合なのでお客様のせいではないことを説明し、ご迷惑おかけして申し訳ございませんと謝罪

 お客様が淹れていたのはアイスカフェラテだった。アイスカフェラテを淹れる最中マシン不具合を起こして停まると、ミルクコーヒーのどちらかかその両方が出ないなどのトラブルが起こりがちなのだが、お客様がいうにはカフェマシンおかしくなったのは抽出後だということなので、製品の交換や返金の必要はなかった。

 カフェマシンメンテをたぶん前日の担当者がサボったせいでトラブルが起きたので、いち早くマシンメンテ作業に入りたい。そんな時ほど沢山の来客があっててんてこ舞いなのだが、そんな時に限って、なんか急ぎでもない風情のお客様に呼び止められる。

「何でもいいから、スポーツドリンクをケースで二つ欲しいんだけど、ケースでも売ってくれる?」

 まさかコンビニドリンクケース買い希望! 別に、ケースで売る事は差し支えないのだが、お客様的には損しかしないのだけれども。当店では商品のケース買いを想定していないので、ケースのバーコードレジ登録されていない。ということは、バラ商品の値段×入り数で計算する。これが地味に揉めるポイントで、嫌。

 なぜ揉めるのかというと、ケース売りの場合レジ商品スキャンする際にケース表面のバーコードスキャンすることが出来ない(レジ商品のケースのバーコード登録されていないからだ。ホムセンスーパーだとケース売りに対応しているため、ケースのバーコードレジで読み取ることができる)ので、売り場からそれと同じ商品を持って来てスキャンし、ケースの入り数を掛けて代金を請求する。もしも売り場にバラ商品がなかったら、お客様に断りを入れてケースを開封して中から一つ取り出してスキャンし、入り数を掛ける。

 この時、お客様の中には、売り場から持って来てスキャンした商品も貰えると思って持ち帰ろうとしたり、ケースを開封されるのはどうしても嫌だと言う人がいるので、揉めるという訳だ。ケースで買っても値引きがないことを知って、こんなに買ったんだからサービスしろと言って譲らない人もいる(そんな人がよく、スキャンするのに使った単品の商品を寄越せと言ったり無理矢理持って帰ろうとする)。

 内心、面倒な客が来ちゃったなと思いつつ、ホムセンスーパーがまだ閉店していない時間帯にあえてコンビニドリンクをケース買いしようとする奴にろくな人間はいないので、大人しくウォークイン冷蔵庫の中に在庫を探しに行った。庫内を見ると、こんな時に限ってポカリ在庫がなく、アクエリ在庫はあったが、何故か1ケースぶん以上もストック棚にバラで押し込められている。売り場側に陳列されているのを足しても2ケースには届かなさそうだ。

 それをお客様説明したところ、お客様はどうしても今スポドリを2ケース必要なのだという。

「人数分欲しいから2ケースでないとダメ。……で、1ケース何本入ってるんだっけ?」

24本です」

「じゃあやっぱり2ケース要るな。でもバラじゃあ全部いちいち袋に入れて持って歩かないといけないんだろ? それは嫌だな。やっぱり箱に入ってなきゃ」

申し訳ございません、ケースでの在庫はありません」

 するとお客様は、ふとレジ前に置かれていたアクエリのかというと、900mlボトルのケースに目を留めた。

「これは売ってくれないのかい?」

 それももちろん売り物だが冷えてはいない。しかも、レジ前に置かれてはいても、値引き商品ではない。

「売れますが、サイズが違いますのでケースの入り数が少ないです」

 と答えたところ、お客様はそれでいいと言った。大サイズアクエリをの入り数を数えたら、12本だったか……。2ケースでもお客様希望の本数には全然届かない。だが、

「じゃあこれでいいや。これ2ケースちょうだい。上のは段ボールの蓋開いてるから、下の二つもらうね」

 いいんだ!? まあお客様がいいって言うんだからいかと思って、2ケース売った。

 ピークがまだ過ぎない頃、カフェラテを淹れた直後にマシンエラー停止したことに怯えていたお客さまが来店。

「実は、普通コーヒーを買ったのに間違えてカフェラテを淹れてしまい、それでマシンが壊れたのかと思って……」

 とお客様は震え声で言った。差額を払わせてくれという。忙しいさなかだったので、こちらもマシン不具合お客様にご迷惑をおかけしたので、今回は差額は結構ですと自己判断で断ろうとしたのだけど、是非とも払わせてくれというので、払っていただいた。

 ピークを過ぎたあと、品出しをしていたら、レジ担当していたAさんがフロアに出て来て床掃除を始めた。何があったんだか気になったが、こちらはこちらで品出し作業が押しているので、聞いている場合じゃない。

 後でAさんに聞いたところ、お客様が冷酒の瓶を落として割り、お酒があちこちにぶちまけられたという。

 あちこちとは。

 お客様は来店した時点で泥酔しておられたらしく、つまみと冷酒を買って精算後にレジの前で冷酒をレジ袋ごと落とした。酒瓶が落ちた時、パリンじゃなくてグシャッという完全に逝った音がしたという。お客様は袋を取り上げると、

「これどうしたらいいっすかね! どうしたらいいっすかね!」

 と言いながら、振り回し始めた。Aさんがその時のお客様の様子をふりつきで説明してくれたのだが、

「バシャバシャと酒が漏れているというより溢れてる状態でですよ、どうしたらいいっすかね! って言いながらこう、じょうろで水を撒くかのようにしながらですね」

「待ってそれ。『あつ森』の金のジョウロじゃん。お花9マス潤いますね」

「ええ、お花9マス潤いますよ。だから俺、『それもうそこ置いて帰っていいですよ』って言いました。したら奴は袋を床に投げ捨てて、酒のつまみだけしっかり手に握りしめたまま、ウォークインまで行って新たに冷酒を一本持って来やがりましたよ」

 とのことだった。

2022-04-09

年相応

年相応ってべつに法律ではないんで従わなくても法的な問題はないけど、

もっともねぇと見なす価値観の人が多いので損をするってことなんだろうか。

例えば歳の差恋愛ドン引きする人は多い。たしか犯罪のケースが多いんで基本的忌避するものなのはわかる。でも成功例もある。成功例のレアカップルは肩身が狭いのだろうか。

でもナウなヤングってなんか目上の人に対してもチャラそうだし、「年相応でなければみっともない」という概念を持つ人間って減って行ってない?

高齢者の多死期間を経て人口ピラミッド上の老人山脈がどんどん削れていくにつれ、その辺の価値感も急激にシフトしていくのだろうか。

DJ KOOとかどうなん?

藤子不二雄A先生なんかは80とは思えないくらいめちゃくちゃ元気でしたけど。受け答えがハキハキしてて。

ジブリ作品って倫理的にアレなところもあるけど人気だから叩けない」みたいな言論を水面下で観測するし、ジブリ亡きあとバッシングが始まるのでは?みたいな予測をしてるのをインターネット言論界で見かけた。潮目が変わる時が来るのだろうか。

トシをとると若いからはどうしても対等に見られない、気を遣われるので、それ相応の暗黙の察しが必要みたいな人生訓を見かけるけども。一理あるとは思う。

でもそれって因果をよく考えるとニワトリタマ状態で難しくない?トシとった側が若い人に壁作ってるから若い人のほうも壁を意識してるだけじゃね?

壁を作っているのはどちら側か?という問題がそこにはあるのでは。

ていうか「人生100年時代(笑)」でしょ?それに合わせて年相応のライン見直しいかないと整合とれなくね?

まあ成人年齢は18になりましたが。

そもそもトシとっただけで年相応風の所作をするのは無理くね?

なんか出向先の某大企業社員が「苦労をぜんぜんしてこなかったので」みたいな口癖で、たしかにいい歳して妻子持ちのわりには幼いなーって人が居たりしたし、逆に若いのに滅茶苦茶過酷経験をして目がガンギマリしてる人もいるわけで。戦時中写真に映る軍人さんってスゴイですよね、目力が違う。覚悟の目。なので、年相応に過酷経験をしてないと年相応感は出せないわけで、ていうか、「年相応」というよりは「経験相応」ですよね。

トシくっても運が良ければ過酷経験シビアアクシデントは少なかったりもするわけで。

なんだろう、年相応とかい言葉オブラートに包んで過酷経験マウントとるのやめてもらっていいですか?

がんばっても適切な経験を経る機会に恵まれなかった子もいるんですよ

2022-04-03

ギタリカラフエンテさんを推すなら今のうち

ギタリカラフエンテさん、マジでカッコいいんだ

スペイン人なんだけど、まずルックスがいい

モジャモジャの髪、目力、彫りの深さ、すべてが超スペインっぽくて最高

そして何より声がいいですよ

ちょっとハスキーな、高音もキレイな、安定した声

sの音が消えがちな、アンダルシアあたりの訛り?(訛り事情全然わからん)もカッコいい

そんでよお、曲調がいい

https://m.youtube.com/watch?v=0o8SdwaGx2s

これ新曲なんだけど、すげーもうラテン!って感じじゃないすか

俺は自分が何をもってラテン感を判断してんのかわかんないんだけど、ギタリカラフエンテさんの曲はとにかく大体ラテンっぽい(フラメンコっぽい?)

若いカッコいいにいちゃんハスキーな声でラテンっぽい音楽やってる」って事実が良すぎる

そんでさあ、さっきの、Quien encendió la luzっすよ

これ良すぎる

サビで執拗に繰り返される

'Tú la dejaste encendida, ahora sueño con que ya vuelvas tú "

これがカッコいい

パーカッションがすげえいい仕事してる

なんて楽器か分かんないけど、メチャクチャカッコいいよ

こういうチャカチャカした音すげえ好きだよ

メロディと同じ動きするパーカッションっていうのもいいよ

チョーカッコいい

「きみは火をつけたままにしたね、いま僕は君が戻ってくる夢を見てるんだぜ」アッこれ俺の力だと訳せないな 現在形って難しい

でもこのahoraはぜってえ当てつけのニュアンスがあると思う

僕は純粋青年だったのに、君のせいでもう滅茶苦茶ですよ、火をつけてくれましたねえ!っていうニュアンスの歌だよな多分

それで「いま僕は君が(もう)戻ってくる夢を見る」っつうんだから、それはもう恨み節じゃん

ああ〜いい いいよお

個人的にハズせないのが、いちばん最初サビに入る前のところで"ahora sueño con que vuelvas tú" つって、yaのないバージョンをお出ししてきてるところ

繰り返されるフレーズの、ビミョーに違うバリエーションっていうのがすげえ好きなんだよなあ!

サビフレーズ'でちょっとフェイントを入れてからサビフレーズの繰り返しに入るのが渋い 

あと、1番終わって、なんつうかいかにブリッジ?って感じの、ちょっとゆったりした感じになる部分

ここもこう、わざとらしいくらいのギタートレモロが非常にあざとくていいんですけど、何よりいいのが、サビへの繋げ方!

"… punta de la nariz” のあとに入る「ウエ〜」みたいなのがマジで良すぎる

耽美系(?)のブリッジからラテン系のサビにシームレスに移行するのにベストすぎるウエ〜だ

しかも3番(?)でも出てくる それがいい

あと、ポトシ銀山とか出てくるのもかなりいい

"もし君をポトシの金で飾れるのなら、サンティアゴからマドリードまで橋をかけるよ"

地名3つ出てきてて、演歌みたいになってもいいはずなのに、ただカッコよさだけがあってズルい

南米からマドリードまでの橋っつうんだから、完全に不可能レベルの巨大橋なのに、"puentecito”なんて言っちゃうのが憎い

さな橋、というか、かわいい橋というか、どういう気持ちの縮小辞なんだコレ

縮小辞の文化ってホンマに羨ましいねんな

ちゃん小橋?"橋なんか"?橋なんかかけちゃうよ!的な?違うよなあ

しかもcito系の縮小辞だもんな itoよりcitoのほうが好きだから自動的ポイントも加算や

ああーカッコいい

このMadridのあとに例のウエ〜が入るんだからもう最強だ

あと、最後に謎にハンガリー舞曲が入ってくるのもかなりいい

マジで何なんだこの曲

これ13万再生に収まる器じゃないと思うのですが……

なんならもう、普通にその辺のスーパーでかかるようになってもおかしくないって

https://m.youtube.com/watch?v=ONdDn05lq-s

まだ5日しかたってないとはいえ、これが1.5万回再生とかなのも納得いかねー

100万くらいいってても全然おかしくねえ

ライブでこのパフォーマンスっすよ

ヘンな服着てんのになんかカッコいいしさあ

なんなんやコイツ

コイツ絶対ビッグになると思うんすよ

覚えておけよな

2022-03-05

anond:20220305085108

目力が強い」ってのもただ単に女好きギラギラした目つきしてただけじゃねえの

自身に溢れてる感じもサイコパス臭い

2022-03-04

男性可愛い子が好きなのだろうか

地元スーパーマーケットで働いて3年。レジ打ちをしている。

私は、もうすぐ専門学生ではなくなる。不景気でも、こんな私でも内定をくれる会社があって、春から社会人になる。

その前に、どうしても増田で聞いておきたいことがある。

去年、私には気になる人がいた。私がレジに立っていると、ワイシャツの上に黒のベストを着た社会人男性が来て、たまに話をしていた。いつも私のレジに並ぶ人だ。

「風が冷たいね」とか、「雨が多いね」とか、「今日は目の下がキラキラしてる」とか、「雰囲気かわったね」とか、他愛もない話ばかりだった。けど、その人は自信満々で、瞳の力が強くて、いつの間にか気になる人になっていた。

夕方~夜に働いている時、何十メートルか先のフロアにその人を見つけると、レジから身を乗り出して姿を追っていた。好きではないけど、少しは気になる、好きかもしれない、という感情だった。

半年が経った頃だ。

レジ数台が並んでいる手前で、その人を見た。立ち止まっている。こっちに来るんだと思って、一歩控えて待っていた。

すると、その人はさっと歩き出して、私がいるレジではなく、そのひとつ前に迷いなく入っていった。

初めてだった。私がいる時間帯で、私以外があの人を受けるのを見たことはない。

ひとつ前のレジには、女の子がいた。最近入った高校生だ。

高校2年生には見えない見た目の子で、背が高くて、モデルみたいな感じがする。髪に特別なことはしていなくて、ただのポニーテールなんだけど、垢抜けた感じがする。不細工ではないと思う。

その男の人は、その子(高2ちゃんとする)と楽しげに話していた。確か、高2ちゃんが耳に開けているピアスの話をしていたと思う。マスク越しでも自信満々の笑顔だった。相変わらず目力が強い。

私はその時、同じレジの隣に立っていた新人の子にいったん任せる形で、忘れ物を取りに行く振りをしてサービスカウンターに向かった。

嫌な気持ちだった。こんなに嫌な気持ちになったことはない。胸の奥がむかむかする。心臓から流れ出た血がぶすぶすと煙になって、血管の中で燻っているみたいだった。嫌悪感だった。

次の時も、その次も、またさらに次の時も、あの人は高2ちゃんレジに行った。それで、高2ちゃんと短い間お喋りをするのだ。あの子がいなくて、私とほかの人がレジ打ちをしている時だけ、私の方に来る。特に、話を振られることもなかった。前は、あんなに調子がよかったのに。

私の想いは裏切られてしまった。

去年のある日、インターネットを見ていたら、レジ打ちとお客さんでも恋愛が成立するみたいな記事がいくつかあって、期待していたこともある。もし名刺手紙を渡されたら、何か理由を付けて連絡を取るといいらしい。

それがあの瞬間、あの人が高2ちゃんレジに吸い込まれていった時、実家の古い急傾斜の階段を降りていたら1段飛ばしになって、つまずいて階段の角で尻もちをついた時の、あのやるせない、自分が情けない気持ちが込み上げてきた。

その日から、高2ちゃんと口が聞けなくなった。

雑談の時でも、休憩室で一緒になった時でも、仕事相談を受けた時でも、つい苦手な感情が込み上げてきて、ちょっと辛い対応をしてしまうことがあった。

その度にごめんね、と思っていたけど、そのうちほかのアルバイトの子も、高2ちゃんとのコミュニケーションが難しくなっていった。「背が高くて綺麗だね」「メイクは要らないよね」って本人に言っても、謙遜ばかりしていたから、多分みんな嫌味に思ったのだろう。

2ちゃんは、去年のクリスマスの前に辞めた。あの人も、ちょうど同じ頃にスーパーに来なくなった。それで、私の感情もひとしきりついた。

同じレジ打ちの友達相談してみたけど、みんな私と思いを共有してくれた。「そういう男ってマジでバカ」だと言ってくれる子や、美人とか美人じゃないとか気にしなくていいとか、ここでは書けないような悪口もあったけど、自分の考えは正しいのだとわかった。

増田の人に教えてほしい。

どうして、男の人は可愛い子の方に簡単にコロッと行ってしまうんだろう。私とあの社会人の人は、特にそういう関係ではなかったけど、もし仮に恋人同士でもそんなにコロッと相手を変えてしまうんだとしたら、ここまで不誠実なことはないと思う。男の人の感覚が信じられない。あの人は、私と何十回と話していたのに、高2ちゃんの方に行ってしまった。

理性的じゃないのはわかってる。自分感情に腑に落ちないところがあるからこんなことを書いてるのもわかってる。でも、どうしても納得がいかない。

男の人は女の子の見た目ばかりに気を取られているし、何なら外見=中味と見なしている感すらあるんだけど、どうなんだろう。これから似たようなことがあった時、あのムカムカした思いをしなくていい方法はあるんだろうか。

人生の先輩方に教えてほしいです。お願いします。

3/15

意見感想を読ませてもらいました。

私なんかのために時間を使っていただきありがとうございます

ブックマークまで含めてすべて読ませていただいてます

読みにくい点があってすいません。高2ちゃん大学生以上にしか見えない子で、たぶん社会人の人も気が付かなかったと思います

あとは、社会人の人のベストですが、黒いセーターみたいなベストのことです。スーツ生地のやつではないです。

この日記を書いたのは、年明けにあのふたり飲食店で一緒にいるのを見てからです。

忘れていた気持ちがよみがえってきて、耐えきれなくなりました。

重ねてすいません。ご意見本当にありがとうございました

ごめんね。

2021-11-13

anond:20211113143858

まりくわしくないが幼少期から完全菜食だとB12を自己生成しやすくなるらしい

大人になってから始めた人間サプリでとるひつようがある

あとそういう人は目力がすごくキラキラしてる

2021-09-19

絵の癖強すぎて草

なんかカクカクしてるし

目力ありすぎだろ

2021-04-28

バイト日記

 ここ一年ばかり、火曜日からといって暇ということはあまりなかったのだが、昨日は久しぶりに超暇な火曜日だった。

 よく来るお客様に物凄く目力の強いお客様がいる。別に意識してはいないのだろうけど、ただ顔を上げて人をチラ見するだけでめっちゃ凝視してるように見えてしまうような人だ。私も目力は相当強い方で、マスカラアイラインも不要なほどの強い目力しょっちゅう他人から勘違いをされる。そんな目力の強い者同士が対面すると、お互いにビクッ! ってなる。な、な、なななななっ! てなる。目力の強いお客様と会話したことはほぼないんだけど、昨日はあまりにも暇なせいか目力の強いお客様が話しかけてきた。

今日はずいぶん暇そうだねぇ。みんな、GWなのかな?」

 すごい目力でこっち見るので、私はついビクッ! となってしまい、

「そ、そうですねー!」

 と持ち前のアドリブへの弱さを全開にして思わずお客様の目をまともに見てしまった。

 な、な、ななななな!?

「すいませーん!」

 すごい勢いで謝られた。

 親切なお客様が、「これ、コピー機の上にありましたよ」と50円玉を届けてくれた。オーナーに渡したら「これ、どこにあったの?」というので、「コピー機の上です」と答えたら、オーナー50円玉コピー機の上に戻した。

 超暇なのに残業オーナーが、ちょっとお腹を壊して一人じゃ大変だからということで、15分の残業お腹は壊すしくしゃみや咳もしてるしで、大丈夫なのだろうか……。

 オーナーは当店で最もコロナを恐れているが、最も落ち着きがなくて、休日は家でじっとしていられないタイプらしい。当店で最も感染しそう。

2021-04-04

今春見られるであろう大学応援部(無言、目力、整髪料多め、風切り音のする振付

それとデカ太鼓の音

あえてマスクは付けず気合で口を閉じ続け無言を貫く

2021-02-15

ブスメイク

自己メイク卒業マニュアルという本を読んで、自分の顔と真剣に向き合って

顔のバランスやら色やらいろいろ研究して、本の通りにメイクしたけど、、、

うん。代り映えしねぇ!

すっぴんよりましだけど、アイシャドウ付けると怖すぎ。

そのまま仕事ビデオ通話した時に、画面に映る自分の目がいつもより大きくて

ぎょっとした。。

(もともと目力は強い)

ギョロ目強調しすぎ。

カラコンも推奨されてたけど、付けたら宇宙人になりそう。

多分、これをもっと練習して、より洗練させていけば、もうちょっと見栄え良くなるんだろうけど、

これだけやって、これ、かぁ・・・と。

労力対効果

それに対する私のモチベーションも加味すると、すごい負け戦感。

別に自分の顔嫌いじゃないし。

多少下唇が薄かろうと、でこが狭かろうと、死にゃあせんて。

真面目に黄金比率を目指してメイク練習したけど、数ミリのためにこんな努力したって

橋本環奈ちゃんに誰もがなれるわけでないのな。

分かってたけど、何か変わるかな、と思って期待してた分、徒労感。

ふう。

ぼくはもうつかれたよ。

2020-11-20

女子の好き避けの症状を挙げていく


今年で37になる。

恐縮だが、私はモテる方だ。

年に2回は女子から食事に誘われる。飲み屋に行くと女性客に話しかけられるし、タイプの子に「付き合って」と伝えてもフラれたことはない。

若い頃はモテなかった。高校生大学生の頃は、いつもモジモジしていて、おどおどしていて、恋愛受け身だった。今の私が当時の私に抱く感想というのは、正直いいものではない。

どうしたことか、27才の頃から急にモテ始めた。仕事とかで自信がついて、笑顔と余裕が増えたからだろうか。顔つきも若い頃に比べて変化した気がする。目力も強くなった。何よりも心だ。

さて、『好き避け』という言葉を知る機会があった。かぐや様のアニメで知った。

恋する女子ありがちな症状で、意中の人の前で、「あなたが嫌い」みたいな態度を取るらしい。

私の中で稲妻が走った。そういうことだったのかと…

「私のことが苦手なんだな」という態度を取った子でも、なぜかガードが緩い子が何人もいた。

貴重な経験だったのかもしれない。記録として残しておきたい。

印象に残っている子を3人挙げる。特定されたら困るので、ある程度は時系列などをぼかしている。



1人目.カシワギさん

・ある年の春

会社製品一般市民アピールするための行事で一緒になった。

かなり若い子(18か19のはず)だったので、イベントでの動き方がわからず、仕事がなくて泣きそうになっていた。

私がその時にやっていた、くじの引換券を整理する仕事をあげたら、そそくさと仕事を始めた。それから十数分おきにトコトコとやってきて、「もっと」みたいな無言の催促をしてきた覚えがある。

・ある年の夏

当時は、土木コンサルで働いていた。土地の測量や道路設計をする仕事だ。

ある時、公図が必要になって、カシワギさんが働いている部署に行く機会があった。

ブルーマップコピーを渡したら、必要データをすぐに拾ってくれたのだが、様子がおかしい。

公図のコピーをくれる時に、かなり上ずった声で、「個人情報なので気を付けてください!」と言われた。

受け取った直後に目が合ったが、瞬間、凄まじい勢いで真下を向いた。

それからおかし挙動が見られた。

廊下ですれ違った時に挨拶をしたら、真横を向きながら「お疲れ様です」と言う。階段でぶつかりそうになったので謝ったら、口をへの字に結んで何も言わずに上階に向かった。

カシワギさんのいる職場で調べものをさせてもらっている時に、不明な点があったので声をかけたら、ロケット砲みたいな勢いで椅子から飛び上がって、私の前にまっすぐに来た。顔は強張っていた。

・ある年の秋

夜9時頃に退勤して、駐車場の中を歩いている時だった。カシワギさんを追い越したのは。

お疲れ様です」と声をかけると、いきなり携帯の画面を眺め始めた。もちろん無視だ。

「そんなことしたら駄目だ!よくない社員になってしまうぞ」と怒ったら、悲しそうな顔で立ち止まった。

ハラスメントはしたくなかったので、私はそのままマイ自動車の方に向かった…

・ある年の春

カシワギさんから告白を受けた。

いきなりだった。イベントで一緒の受付係になって、話が盛り上がって、そろそろ午前の部の片付けかなというところだった。

やんわりと断った。危うく、若い社員らによるイタズラに違いないと判断するところだった。

今思えば、好きになった理由的なものを聞いておけばよかったのかもしれない。

この時分は、好き避けなる言葉を知らなかった。

これまで私を好きになった女の子は、みんな私の目をキラキラとした瞳で見つめてきた。顔はほころんでいた。隙あらば間近に寄ってくる。

2人目.イイノさん

近所のスーパー店員だった。

会計をして、レシートを受け取って、商品レジ袋に入れに行こうとする時――かなりの確率こちらを見てくる。

私もイイノさんを見返すと、流れるような動きで体ごと視線を逸らす。

とにかく動きのある子だった。例としては…

レジ入り口で、イイノさんの視界に私の姿が入った途端、彼女はクルッとターンをする。ポニーテール空気を弾いて宙をまわるので、見逃したとしてもターンしたことは嫌でもわかる。

レジを受けてもらって、商品を袋に入れて、さあ帰ろうかというタイミングで、イイノさんは必ず私に背を向けている。ほかの店員さんは、レジカウンターに向かってまっすぐ(客から見て垂直の方法、または斜め)を見ているのに、あの子だけは私に向かって背中を向けている。それで、いつも買い物袋をワシャワシャと掴んで離してを繰り返している。

③ある時、イイノさんが髪型を変えていた。千円札を渡したところで、「髪の感じ変わった?パーマかけたんだね」と聞いたら、「ハイ、変えました……」とだけ答えた。お釣りを握っている手が震えていた。10円玉が零れ落ちそうになった。このご時世だというのに、イイノさんは直でお釣りを渡してくる。ほかの店員さんは、お客さんに直接手渡しせずに、四角い入れ物みたいなやつにお釣りを置くのだが…

3人目.フジワラさん

いま勤めている会社の後輩だった。

の子最初から様子がおかしかった。

1週間に一度は廊下で会うのだが、いつも私から逃げていく。

挨拶する時は割と普通なのだが、距離が近づくと一気に駆け足になる。

ある時、逃げようとするのを片手でブロックして、「フジワラさんは陸上部だったの?」って聞いたら、「ごめんなさい」と言って俯いた。笑んでいた。

朝、出勤する時に廊下を歩いていて、その子がいるオフィスを通りかかるのだが――私の姿を認めると、掃除をやめてこちらに歩いてくる。そのままずっと、私の部署まで数十メートルを一緒に歩くことになる。そんな体験を二十回はした。

ある時、仕事で一緒のチームになった。会社のものをPRするための行事だった。どんな記念品がいいとか、会場の導線はどうすべきとか、いろいろ打ち合わせをした。

の子も、私と目を合わせなかった。合うといえば合うけど、まずいものでも見たかのように視線を下げる。2人でいる時に複数選択肢があった時に意見を聞くと、必ずと言っていいほど「どっちでもいいですよ」というフレーズが出てくる。

ふふっと笑いながら言うので、ムカついてしまうこともあるけど、私がどちらかを選ぶと、その後は必ず言うことを聞いてくれる。

なんだかんだで賢い子だった。仕事の内容に注文をつけまくっていたら、いつの間にかレベルの高い成果品が仕上がっていた。

一か月後に私から告白した時は、「わたしでいいんですか?」とドラマみたいな台詞を返してくれた。

それからも色々と世話になった。今の私のポジションがあるのは、はっきりいってフジワラさんのお陰だ。感謝している。でも、当時の私は感謝言葉を述べなかった。

今は、感謝を伝えたくてもできない。神様が許さない。

今でも夢に見る。

の子のお墓に行って、目を閉じると、あの子の姿をした何かが私の方に降りてきて、「ありがとう」「ごめんね」と呟く。それで、私は「よい旅を」とだけ告げてお墓を離れる。そういう夢を見る。

ありがとう。今ここでこんなことを書いてもしょうがないけど、とにかく私はフジワラさんに感謝しているし、尊敬している。来世で会いたい。



長くなった。

三千字以上も書く事ではなかった。不快になった人がいたらごめん。

読んでくれた人に感謝する。

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