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はてなキーワード: 魔性とは

2017-05-23

内容はない

田舎出身ちょっとだけ町な高校に進学して、同じ田舎中学出身者たちと初めての寄り道ファミレス自分にとって人生初のドリンクバー

はしゃぎすぎてMDで録音してた音声が出てきた。


「なあなあ、マウンテンデューって何?」

「さあ?」

「知らない」

「初めて見た」

「マジデュー」

「謎デュー」

Fine thank you and デュー?」

「と、ここでWhiteSodaがおもむろに登場~」

はいヘルシー」

「出たなパチモンカルピ……」

バカ!言うな!消されるぞ!」

「誰に誰に」

「そりゃお前、スコールに」

ちょっと召喚獣よぶからボタン連打して」

「いやはやまったく、黄昏であるな」

「誰ぞー♪彼ぞー♪」

黄昏時って逢魔が時とはまた違うよな?」

「お待たせしましたフライドポテトです」

「ご注文は以上でおそろいですか?」

「「「「はーい」」」」

「ごゆっくりどうぞー」

「「ありがとうございまーす」」

ポテポテポッポァ」

「ワッファ!熱さ!熱ティ!」

「かわいそうな猫舌

「思ったのだが、つまりまがいものとは禍いモノのことなのでは、それすなわち災いをもたらす白濁液

「さよかさよか、災禍災禍」

「これはまたデューな仮説ですな」

「デュー理論と名付けませり」

「ませうませう」

「ぬぬ、おぬし魔性のものかね?」

「魔力の満ちたるデュー取ってくるわ」

「デュー」

「「「デュー」」」

アホすぎて涙が出てきた。

こんな何も考えてないのに楽しい会話、またしたいなあ。

2017-05-08

魔性についての考察

 理由あって「魔性女性」に興味がある。

 魔性とは一体何なのか、何故、彼女たちは魔性を宿すに至ったのか、どうすれば魔に魅入られず無難にやり過ごすことが出来るのか、知りたい。

 まず、どうして魔性女性に大きな関心を抱くようになったかの経緯について説明させて頂く。

 もう十年以上前の話だ。

 大学には入ったものの、雰囲気が全く合わず精神的に追い詰められていた。医療系の大学だったが、勉強する内容の重要性について頭では理解出来ていても、全く興味を持てなかった。授業も半強制的に入部させられた部活動ストレスしかなかった。

 家庭の状況も、詳しいことは省くが、あまり良くはなく、どこにも安らげる場所がなかった。独り暮らしでも出来ていればよかったのだろうが、地元大学ということもあって、親の意向により却下された。

 経済的問題ではなく、単に束縛したかったのだと思う。ちなみに増田男性なので、娘を心配する親心とかそういうものではない。

 そんなこんなで、入学してから数年は、内面を押し殺して級友たちに愛想を振りまきながら(閉鎖的な環境だったので、浮いてはならないという意識があった)、何とかかんとかやっていたが、ある時、留年した。

 留年したことによる自尊心の損耗と、牢獄から抜け出る時期が遅れることへの絶望を覚えたのと同時に、大学からしばらく離れられるという安堵があったことは否めない。一年間の休養を経て大学に戻ったが、当たり前だが一つ下の学年と合流しての再出発だった。そこでPさんと言う女性出会った。

 Pさんは清楚な美人で、社交性もあり、学年の中でも慕われていた。成績も優秀な上、運動神経にも優れ、所属する部活動大会では毎年優勝候補に挙がるほどだった。力のある教授運営する研究室にも出入りしており、要するにパーフェクトに近い人だった

 そんなPさんがどういうわけか私によくしてくれた。彼女の交友範囲はとても広かったが、特に学士留年生のグループと仲良くしていて、その関係もあったのだろうが、傷心だった当時の私にとっては有難いことだった。

 有難いと思っているだけで済ませられればよかった。

 お察しの通り、彼女に恋をした。入学してから一瞬たりとて心の休まる時がなかった私にとって、彼女笑顔天使のそれに思えた。彼女はよく、誰にも見えない角度でわざわざ上目遣いになって、輝かんばかりの笑顔をこちらに向けてきた。

 この他にも色々あったが、当時の私が非常に純粋であったことを差し引いても、Pさんのこちらに対する態度は異性への好意を示すもの解釈して問題なかったように思う。あの状況下で彼女の内心を疑う者はまずいないだろう(個人主観ではあるが)。

 ほどなくして私は彼女告白をした。彼女の反応はすげないもので、私はとても焦った。何故? あれほど好意を向けてくれていたのに、どうして? 焦りから、青臭い感情を凝縮した内容のメールを送ってしまった。この一通のメールだけで、この後は一切電話をかけることもしなかったが、本当によかったと思っている。

 あっさりと流したが、この時は本当にしんどかった。全身の血液がドス黒く濁り、冷たく沸騰しているような感覚が続いていた。そんな時、あるクラスメイトの男と話す機会があった。仮にYとする。

 始めは野郎二人で食事をしながら世間話をしていたのだが、慰めてもらいたい気持ちがあったのだろう、ついPさんとのことを話してしまった。そうしたらYの血の気がみるみると引いていった。

「だからの子はそういう子なんだよ!!!

 まだ心の整理が出来ていなかった私は、どうして彼女はこちらに好意もないのにあんな態度をとったのか気になって仕方がなかった。むしろまだ好意を持ってくれているものとどこかで信じていた(よくある話だが)。だからYにも意見を求めた。そうしたらこの反応。何かがおかしいと思った。問い詰めた。確実にSは何かを知っている。何を?

 私が引きそうになかったため、Yは遂に折れた。絶対に誰にも言うなよ、俺から聞いたってことも秘密だぞ、と念を押してからYは言った。

 「宗教だよ」

 今度はこちらの血の気が引く番だった。混乱する私に対してYは自分携帯電話の画面を見せてきた。そこにはPさんからメールがあった。

 「セミナーに一緒にいきませんか? 料金は私の紹介で、特別料金の〇〇〇円です」

 という内容が女の子らしいテンションで書いてあった。何のことはない、Pさんの正体は美人局だったのだ。そして私は獲物に過ぎなかった。かつてのSと同じく。Pさんがセミナー勧誘を切り出す前に私が舞い上がって告白をしたため、その後の展開は違ったが。

 後にSから引き出した断片的な情報を基に彼女ブログ特定した。目を剥いた。子供の頃UFOを見た、宇宙エネルギーを感じている、アセンション、などなど彼女が本物であることを認めざるを得ない内容がこれでもかと綴られていた。

 彼女は様々な種類のカルトを次から次へと渡り歩いているようだったが、当時、彼女が入れ込んでいたのは代替医療詐欺をメインとするカルトだった。彼女は、医療大学学生という肩書を利用して、明らかに効果がないと思われる高額な代替医療商品宣伝ブログ上で行っていた。彼女自身モニターとなっていた。

 本当に恐ろしかった。あの天使のような笑顔も、何もかもが嘘だったことが。そしてその嘘に踊らされていた私自身の滑稽なまでの無防備さが。

 恐怖とともに、怒りと恥ずかしさ、情けなさが爆発的に湧き上がって全身がねじ切れそうになった。吐きそうだった。

 ここで私は最大の失態を犯す。傷ついたプライドの代償行為。弄ばれたという被害者意識の炸裂。どこまでもみっともなく、どこまでも愚かな行動。

 「前回のメールの内容は冗談だった。ところであなたのことは全て分かっているよ」

 といった内容のメールをPさんに送ってしまった。勿論、前回のメールの内容が冗談なわけはなかったし、本気だった。何を今更としか言いようがない。見苦しいこと極まりない。

 そして「あなたのことは全て分かっているよ」。これは示威行為だ。Pさんは自身の裏の顔を隠すべきものとして認識していた。事実、事が広く知れ渡ったら大きな問題となっただろう。まだ学生とは言え、医療者の端くれが代替医療詐欺に手を貸していたのだ。ブラックジョークでは済まされない。

 私はPさんのアキレス腱を握っていた。そのことをあえてPさんに伝えることで、Pさんと同等以上の立場に戻ろうとしていた。惨めな男としか言いようがない。

 さて、この行動がどんな結果を生んだか。

 死ぬほど後悔することになった。

 想像してみてほしい。私は留年生、つまり成績不良の劣等生だ。対してPさんは先述したようにどの角度から見ても完璧優等生だった。学年内のどのグループとも交流があり、誰からも信頼されていた。教授から好感度も高い。留年生で、味方がほとんど大学内にいない私が彼女に立ち向かうことは、自殺行為しかなかった。

 おそらくPさんはそこまで計算した上で、獲物を選定していたのだと思う。もし私を型に嵌めることができず、暴れ出したとしよう。周囲はこの状況をどう見るか? 身の程を知らない勘違い劣等生が学年のマドンナに振られてトチ狂っているとしか思わないだろう。

 そうした保険をかけた上でPさんは私に近づき、魅了してきたのだ。気づいた時は、後の祭りだった。

 私は学年内において孤立することになった。いや、孤立で済めばよかった。表立っては誰も口にしなかったが、私の学年内における扱いは完全に狂ったストーカーのそれだった。

 告白を断られた時に送ったメールは既に広く出回っていた。Pさんが「勘違いされて変なメールが来た」と、多方面に流したからだ。このことはYが教えてくれた。だが、Yこそが最悪の敵だった。彼の立場にたって考えてみてほしい。

 誰が私にPさんの正体を知らせた? 内通者は当然Pさんにとって敵となる。そうなることをYは恐れたのだ。Pさんと敵対して、この学年で、この大学で生きていけるわけがない。だからこそ、Yは誰よりも激しく私を攻撃してきた。Pさんに睨まれないために。彼自身が生き延びていくために。

 私は全てを理解した。これ以上、足掻けば足掻くほど状況は悪くなってゆく。あの時点で私に出来たのは、ただひたすら身を縮めて、ひっそりと残りの学生生活をこなしていくことだけだった。復讐手段がなかったわけではない。インターネット掲示板彼女ブログを貼り付けて拡散すれば、彼女とて無傷では済まなかったろう。

 だがそれをして何になる? 私に対する大学内での風当たりはさらに強くなるだろう。裏では散々なことを言われていても、表向きは何もないことになっていた。私が何もしなければ、向こうも直接的には何もしない。そういう冷戦状態で安定していた。

 その時期、何度か私の携帯電話に非通知の電話がかかってきたくらいで、特に何事もなかった。だから私はそれ以降、影になろうと必死努力した。

 こうした経緯で私は魔性女性というものについて、大きな興味を抱くことになったのだった。

 少し長くなってしまったので、一旦、ここで区切らせて頂く。私自身の魔性についての考察は次回に持ち越したい。ところで、もしよかったらこれを読んだ方の中で、魔性女性について思うところがあれば、是非、コメント欄に書いてほしい。ブコメでもいい。魔性女性について、自分の考えを整理するための参考にさせて欲しい。よろしくお願いします。

2017-03-26

最初に会った時は、可愛くて優しくて明るい、平凡な子だと思って仲良くし始めたら、

俺の事すげー褒めてくれて、認めてくれて、受け入れてくれて、

大好きになってしまった後で、

実は闇を抱えていて病んでいて複雑な過去と生いたちと出自、みたいな、

複雑ゆえに急速に惹かれて盲目的に依存してしまい、

一歩間違えれば全ての男をストーカーにさせてしま魔性の女のような魅力があるよな、

けものフレンズ

っていうアニメ

2017-01-19

[]

闇の公子を読んだ。愛と憎しみが織りなす、絢爛たる勧善懲悪物語だった。出てくる人物美男美女オンパレードだったかちょっとお腹いっぱい。

大別して三章からなる今作。それぞれの章なり部で主要な登場人物は移り変わっていくんだけど、物語全体を通しての主人公はやっぱり闇の公子たるアズュラーンなんだと思う。

地底の都を統べる妖魔の王たる人物なんだけど、少々いたずらが過ぎる。たびたび地上に出てきては国を傾けたり、呪物を差し向けて混乱を引き起こしたりして、大勢の人の生を翻弄結果的殺戮して回ってる。

神にも等しい力を有しているのに、夢から地底に迷い込んできた魂を相手に狩りを行ったり、とある人間女性を誘惑しようとして三回失敗した挙句彼女と夫と子供たちをしつこく呪ったりする。

やんごとなき御方なんだけど、しょうもないところが多い人物でもあると思った。

でも天上の神々と比べたり、とある吟遊詩人予言じみた唄を聞いて不安垣間見せたり、なんか格好つけた自己犠牲世界を救っちゃったりするのを見せつけられると、憎めなくなる。

小説最後なんか、アズュラーンの復活により束の間の平穏享受していた世界に再び嵐が生じる兆しが描かれてるんだけど、行間からにおい立つ何とも言えない爽やかさのせいで読んでてニヤニヤしてしまった。

カジールとフェラジンの恋路を邪魔したり、ビネス一家に辛苦を味合わせたりした場面では眉間にしわが寄ってしまったけど、自らが蒔いた悪事の種が芽吹いたせいで愛する世界が壊れそうになった時に見せた姿とか、滑稽すぎて愛着が湧いてきてしまった。

本当にしょうもない人だと思う。とんでもない御仁なんだけど。

公子以外にも素敵な登場人物はたくさんいて、先にも挙げたカジールとフェラジンのその後とかほのぼのしていそうでほっこりする。シザエルとドリザエルの二人も、魂の平穏を得たことで幸せに暮せたんだろうなあと思いたい。

つの章の構成について。どれも悪が負ける物語になっているんだけど、アズュラーンの視点から見ると、第一章では自分自身主体になった悪が負けていた。

第二章では自らが蒔いた悪がどのように人々の間を渡り歩くかを描いていて、第三章では自分面白おかしくまき散らしてまわった悪によって手を噛まれるっていう展開が描かれていたように思う。

それぞれ悪の捉え方や切り取り方が違っていて面白かった。アズュラーンの狡猾さや執念深さ、冷酷さを際立たせるとともに、彼に立ち向かう人々の輝きをうまく描いていた。

人々の生き様に関してだと特に二章が印象的だった。魔性女王ゾラヤスは、最後に結局悪として敗れてしまうのだけれど、彼女の憎しみや悲しみ自体には理解できるところがあるのがほろ苦かった。

彼女が死に負けるまで、ありとあらゆるものに勝ち続けなければならない人生を歩く羽目になってしまったのは、はたして運命だったのかどうか。

優しさがうまく機能しなかったり、色んなことのタイミングが悪かったりした十代のころ、彼女のもとにアズュラーンは現れなかったことを考えるとなんかいろいろ胸に迫る。

文章としては重厚かつ絢爛で耽美文章がずしんと腹にくる小説でした。性愛に関する大らかな受容性と、こってりした文章に慣れることができればがんがん読み進められる物語だと思う。

ただ、たて続けに二冊はつらいかなあ。死の王はまた今度にしようと思う。

2017-01-13

ショーケースのおんぷちゃんのフィギュアスパッツをなんとかのぞこうと必死になっているだけで10分くらいたってた

おんぷちゃんマジ魔性の女だわ

2016-10-22

http://anond.hatelabo.jp/20161022152541

真面目に品評しよう

サバカレー

12ライフ払っても1ターン目に出せるなら神も真っ青。

カラデシュはアーティファクトいから+2だけで十分だね。

何が悪いってφが全て悪いんだよφが。マローのバカ

杉村三郎

稲妻らせんは1赤白ソーサリーでも十分強い。

よってこれも強いさ。

出したターンに小マイナス能力が使えるというのは、PWの運用に大きな柔軟性を与える。

カッシュ・ゼロロ

変身機会は訪れないだろう。1点の回復ですら許したくないバーン以外は彼を無視すると思う。

何らかの方法クリーチャー化してクリーチャータイプ人間付与して月霧で変身させよう。

真のカッシュ・ゼロロ

変身機会が訪れないので活躍できない。

めとろ

プラス対象が1マナに限られてるのがネックだ…。

1マナマナクリーチャーは今後作られない。

マイナスは出してすぐ使えると嬉しかったな…。

奥義は「トークンでない」がついてないので、トークン戦略なら達成自体現実的だろう。

ただ普通は、8ターン彼を守り、かつ10体もクリーチャーを両産できるなら、奥義を使うまでもなく勝てる。

結論として、俺は彼より捕食者の一撃を入れると思う。

うさうさモード

うーん。出せば勝てる爆弾なら魔性の教示者(2黒黒)で持ってくればいいからな…。

使い捨てるPWではないので手札で腐る、しかやや重いのが気になる。

2016-10-11

http://anond.hatelabo.jp/20161010200710

散々な言われようだが、実はこの人の前作の『魔性の潮』シリーズ

今回の『月曜のたわわ』とは正反対作品だったりする。

周りよりも発育が良いせいで男性から性的視線を嫌と言うほど浴びた結果

暗澹たる表情で日常を過ごす女性キャラクターが描かれていて、なんつうか極めて男性批判的な作品なんだよね(個人の感想です)。

まなざし」とか「性的消費」の入門にちょうどいいと思うが言ったら怒られるだろうから増田に書いとく。

2016-04-06

森博嗣言葉遊び

森博嗣先生20周年だそうでおめでとうございます

(森先生としては20周年なんて区切り意味のないものかもしれないけど。)

すべてがFになるアニメ見た人はあれが20年前に描かれた話でトリックだと気づいたんでしょうか?

そういえば、犀川先生は「意味なしジョーク」というものを使いこなしてる。ドラマではあんまり出てこなかったけど、多分意外と考えるのが難しいのだ。

あれはいかにも意味がある駄洒落のように聞こえるけど、実際は意味がまったくない。相手思考を一時停止させる技だ。

「チャオ」

「何ですか?チャオって」

さようなら

先生、お願いですから、やめて下さい。今どきチャオだなんて……。恥ずかしいわ」

面白かった?」

「わざとですか?」萌絵はくすっと笑う。「それが、新しいジョーク?」

「いかにも」

(『夏のレプリカ』より。何故か「すべF」アニメ版で使われてました。)

とか

「ねえ、先生。もう少し、ここにいて下さらないかしら?」慌てて萌絵は頼んだ。

上品な言い方だね。どうして?ぬり絵でもしたいの?」

「ぬり絵?」萌絵の頭の中は真っ白になる。

(ぬり絵?)同じ単語が何度もエコーのように繰り返される。意味全然からない。

「ごめんジョークだよ。意味はない。意味がないのが高級なんだ」

(『冷たい密室と博士たち』より)

ミス好きの人なら分かると思うけど、森先生は超駄洒落好きだ。

意味なしジョークを始めとして、会話の中でたくさん駄洒落が出てくる。

本人はこう言ってる。

Q. 人のダジャレダジャレで返せますか。

A. 生まれてこのかた、駄洒落を言ったことは一度もないです。

(第2回名古屋オフラインミーティング 森先生への質問会 より)

さてどうなんでしょう。

駄洒落と言ったらおっさんくさいので、言葉遊びと言うことにする。

20周年記念に(??)そういう言葉遊び抜粋。森先生のダジャ…言葉遊び面白いところは、例えば本のタイトル物語結構密接に関係しているところ。あとサブタイトル英語(や日本語)で韻を踏んでいるのに気づいたら面白い。その英語意味もあるから三回くらい楽しめる。ついでに表紙もオシャレ。

まず本のタイトル

(そのまま)

英題夢で逢いましょう

(好きにしてもOK)

邦題英題の両方で韻)

英題で韻)

クロネッカーデルタ、Δ)

英題で韻)

これは有名な回文

住まい田舎がいい、森と陽だまりでひと寝入り、飛ぶ鳥、稲と日照り、まだひとりもいいが、家内はいます

虚空の逆マトリクス 収録「ゲームの国」より)

雪に都の南西、桜花無に消えりと瞳濡らし、今朝何故か目開きて震え、実も俄かに熱を出し、床敷き夢去るは、死なむ友と虚し、春雨行きしこと、羊歯を常に河にも見える、不敵雨風、情け知らぬ身と、ひとり駅に向かう女、伊勢の子、闇に消ゆ

(同上。虚空の逆マトリクス 収録「ゲームの国」より)

また「犀川が使う意味なしジョーク」に見せかけた「犀川意味ありジョーク」。

「あのぉ……」西之園は短い息を吐く。「大丈夫ですよ。私がいますから

「ふうん」

「何ですか? ふうんって」

漢字変換するまえ」

レタス・フライ収録「刀之津診療所の怪」より。これは萌絵が料理をする流れで。萌絵は料理センスが壊滅的)

こういう駄洒落…じゃなく言葉遊びが読みたければ「実験経験」を読むといいと思う。これは普通の本では無いので、森先生に興味のある人におすすめする。オヤジギャグオンパレード

英語がかかってる)

この20年で300冊弱本を出版している作家なので、読んでいれば相当な数のダジャレがあると思う。

気に入ってるのあったら是非教えてください。

2016-02-12

四股ふんじゃった

すごい女がいたもんだ。

いやそれはもちろん四股なんて世の中にはありふれた話なのかも知れないけど、ずっと喪として生きてきた僕にとっては人生で一、二を争う椿事。もちろん僕は当事者じゃないけど、そんな女を生で見たのは生まれて初めてで呆れてる。と同時に感嘆している。

その女性は、彼氏Aと遠距離になって、すぐ近くの男Bと浮気をして、浮気のことを相談した男Cと深みにはまり、Cとそういう関係になってしまったことを相談した男Dと恋に落ちてしまった。

特別美人でもないし特別性格が良いわけでもないしお金を持っているわけでもない彼女を、彼らは本気で追い掛け、泣いたり縋ったりしている。3人とも欠点の見当たらない彼女がいるのに。要らないならくれよ……。

全員「こんなことあなたしか相談できない」と涙を見せられて陥落したらしい。喪男でもわかる地雷じゃないか?

まあ別にどこか僕の知らないところで誰かが四股掛けてる分には良いんだけど、その女性と、B、C、D、そして僕は、いやでも毎日顔を合わせなければならない閉鎖的な環境にあるため、僕や僕の周りの人々を巻き込んで、狭い人間関係地獄修羅場かといった様相を呈している。BもCもDも冷静で倫理的な人たちだったんだけどなー。

いまや彼らに対する評価は地に落ち、当事者以外の生産性も如実に低下してしまった。

これが魔性の女ってやつ? ファムファタル? 便宜上彼女のことを僕たちは木嶋佳苗と呼んでいるんだけど、女性1人で城は傾くし人は死ぬ、ということを初めて実感した。

ちなみに僕は初期のころからずっと彼女と対面でこの件の相談に乗ってきたんだけど、一度もそういう雰囲気にならなかった。もちろん「こんなことあなたしか相談できない」とは言われたし、僕はときめいたけど、彼女が僕に隙を見せることはありませんでした。喪で良かった。

2016-01-20

[]「友達のパパが好き」

2015年最後に観た映画。年初(実際には年末あたり)に芸能人が起こした不倫ゴシップによって思い出した。今現在は、スーパースターの解散騒動でワサワサしているが、自分映画感想を書く時間がやっとできたので備忘録的に書いておきたい。

実際には起こったらかなり修羅場不倫コミカルに描いた映画

高校卒業したての女の子であるマヤちゃんと妙子ちゃんが主人公的な扱い。

マヤちゃんは友達のお父さんを好きになっちゃう程度の枯れ専不思議ちゃん魔性女子(元彼は担任で、担任ストーカー化する)。

友達のお父さんを好きになり“恭介さん”と名前で呼ぶ。それを本気で気持ち悪がるのが妙子ちゃん。恭介の娘で、マヤちゃんの友達友達がお父さんに向ける好意を(嘘だよね?と思いつつ本気で)「気持ち悪い」と思っているし、希望的観測を含め「(恋仲になるなんて)ありえない」と思っている。

そんな妙子ちゃんがちょっと自暴自棄になったときの「お父さんをあげるよ」を間に受けて、本気で振り向かせに行くマヤちゃん。

ここからストーリーが動き出すのだが、妙子ちゃんの父である恭介はすでに不倫相手がおり、その女性お腹赤ちゃんができていた…。

これだけでも結構修羅場なのだが、恭介が不倫していたのは嫁さん(妙子のお母さん)がガン闘病をしていた頃。かなりの畜生なのだ

恭介の長い不倫もあり、離婚することになるのだが、不倫相手を孕ませておきながら娘の友達マヤちゃんのアプローチに負けて恋に落ちてしまう。

ストーリーが結末に向かうにつれて、恋が人を盲目にさせるのがわかる。笑っちゃうくらい激情的になり、二人だけの世界に入り、他者が入る余地も与えない。そんな二人の恋愛劇場は、どちらか一方が少しでも冷静になったとき恥ずかしくて死にたくなるようなものなの。

あぁーこれは繰り返されるに違いない。そんな人を狂わせる恋、人の可笑しみを見せてくれる恋を楽しめた映画だった。

2015-11-25

[]「岸辺の旅

さよならの代わりに』に微妙ブクマが付いたので、思い出しつつ『岸辺の旅』の感想を書きたいと思った。

まず、映画を観ながわ「うわぁ〜〜」って思ったのは、蒼井優ちゃんがすっかり大人の女性になっていたこと。これはすごいぞって魔性の女感を醸し出していたのである。そんでもってなんか艶やか!で素敵だった。

ストーリーは、死人と生きる人がきちんと別れるという風に思った。

死んでしまっても、この世に未練がある。その未練は、大切な人ときちんと別れることができなかったことへの思い。そういう風に感じた。

精神病み、家を出てしまった夫が数年ぶりに帰ってきた。亡き人として……。

夫は浅野忠信、妻は深津絵里精神病みひとりで放浪した夫の跡を夫婦で追う旅に出る。そこに待ち受けるのは、様々な人が向き合う死。

それらがとても優しく描かれる。生きることそのものへの執着があるわけではない。あるのは、死と向き合うこと。別れを受け入れること。背負ってきたものから解放でもある。それをただ、ひたすらに優しく描く。生きる人が、死人が存分にその大切な人と対峙し、きちんと別れることができるように。

2015-03-18

http://anond.hatelabo.jp/20150318113215

この男の思考

増田ではこういう考えが一番危ない…

まさに地獄に直結する道。

自分に訳が分からない言葉キチガイが言っている妄言と捉えてしまうという読みは、まさに泥沼。

嵌っている。

すでに泥中、首まで…

崩壊路……!

せせら嗤われる……

アノニマスダという魔性に……

2014-08-08

http://anond.hatelabo.jp/20140808082719

エリート過ぎて、あのお年まで挫折したことがなくて、引責辞任しても懲戒免職ではなく辞任なら

1年してほとぼりが覚めたら天下り先は見つかる。という日本官僚機構的な人事制度に気が付かなかったんだろ。

 

氏の場合は本当に引責というより事故なんだから、事が片付いたら、全て僕の責任ですって責任ひっかぶって引責辞任すれば。

1年したら、見えない力が働いてポストが用意される(とはいわないが、立派だと評価される)のが日本だろ。

 

ほとぼりが覚める前に、就職活動(所員含む)してもいま正にHOTなSTAP細胞関連の話題で引取先が見つかるわけがない。

小保方さんの件が片付いて、ほとぼりを冷まして、それからという日本的な事なかれ人事の問題だと思う。

 

それと、理系研究職に女性を増やすことは難しいだろうし、理系自由恋愛にはそもそも向いてないから理系専門のお見合いサービス必要なんだとおもう。

理系は固いからな。いわゆる魔性の女タイプが紛れ込まないことを保証してくれる身元のしっかりしたお見合いサービスがもとまれる。

2014-05-05

女の友情。どうすれば良かったんだろう

私は、訳あって子供赤ちゃんの時から一人で育てているシングルマザーだった。

兄弟の力を借りながらではあったが、子供保育園に預け、母子に関する手当をもらいながらも必死に働きながら育ててきた。

そんな中、3年前のこと。一人の友人Aからメールがあった。当時Aも既に一児の母だったが、旦那と別れてバツイチになったと。

まだAの子供もまだ小さくて、一人で働いて育てていくにはどんなもんかと連絡があった。

私はすぐに返信した。母子に関する手当もあるし、相談する場所もあるし…大変なこともあるけど意外とやっていけるもんだと。

すると、Aはそういった手当は受けられないという。理由は、既に別の男性暮らしいるから。

その返事を聞いて、私は愕然とした。いや、いいんだ、別に既に付き合っている男性がいようと、別にAの自由だしいいと思う。

からAは魔性タイプというか、とにかくモテるタイプで魅力的な女性だった。付き合う男性が途切れないタイプだった。だからまぁ…全く理解できないわけではなかった。

それは別として、Aからメールにはどうも逼迫した様子はなく、困窮している様子もなかった。なんだかはっきりしない様子で、今すぐ働くのは子供が小さいし不安…みたいな、そんな雰囲気だった。

事実、そこまで困ってなかったんだと思う。

もう、なんだか返事をする気がなくなってしまった。しかも悪いことに、その時期は当時私の勤めていた会社では一番の繁忙期で、人間関係も最悪なところで働いていた。

月曜から土曜までびっしりフルタイムで働いて、陰湿いじめをしてくる女性上司たちとワンマン押し付けしかしてこない経営者の間で働いていた。

正直、子供も小さいし朝から晩までとてもじゃないけど余裕のある生活はしていなかった。実際、当時はどの友人たちとも連絡は疎遠になっていた。

から、Aからメールのやりとりを何回かした後、返事をしなくなってしまった。返そう返そう…と思っていたけど、結果的には無視してしまった形になった。

そしたらAからは、絶縁の内容のメールが届いた。返事をしてくれないんだねと。友達をやめます、と。そういった内容の。

だけど最悪なことに、私はそれにすら返信しなかったのだ。今思えば、本当に悪いと思う。でも、その時はそれに応える余裕がなかった。んだと思う。

だと思う、というのは、更に輪をかけて最悪なことに最後の絶縁メールを受けたことを私は、先日他の共通の友人に会って聞くまですっぽりと記憶から抜け落ちていたのである

私は返事をできなかったこの数年間、ずっとAに返信できなかった負い目があった。ずっと気にかけていた。

どんな内容であれ、悩んでメールしてきてくれたのに、それを自分に余裕がなかったってことだけで反故にしてしまったのだ。

なので、何度か「元気?」みたいなメールはしていた。ただ、それにはもうAから返事が来たことはない。

それで、その話を共通の友人にしたら「絶縁したからもう連絡は取らない、(私の)連絡先も消した」とのことである

そこでやっと知ったのである、Aにとってはもう私は友達ではなく、私がちょくちょく連絡を送っていたのはご機嫌取りか、様子を探っているって思われていること。

割とつい最近まで、もっと能天気に考えていた私だが、そんな軽いところには私とAとの関係はとっくになかったようだ。

私、どうすれば良かったんだろう。いや、これからどうしたらいいんだろう。どうしたって周りの友人たちには気を遣わせるし申し訳ない。

いや今思えば、「元気?」なんてメールではなく自分が返事をできなかった理由を正直に話せばよかったんだよなとか。こうして長文を書いている間に気づいたりする。

誤解を解きたい気持ちもある。でも、もう無理なんだと思う。昔みたいにみんなと集まれないのも寂しい。

こうやって友情が壊れたのは初めてだから、眠れなくてビール飲みながら増田書いてる。

30越えて、こうやって悩むだなんて思ってもいなかったなぁ。

2014-04-02

http://anond.hatelabo.jp/20140402164601

魔女はあるけど、まだんはない??魔性の女はあるけど魔性の男はない??

2014-03-20

The WINNER

2000年高松宮記念

その馬は10度の敗北を超えて血統を証明した。

敗れても、敗れても、敗れても、絶対に首を下げなかった。

緑のメンコ。不屈の塊。

その馬の名は…キングヘイロー

86年、桜花賞

その美しき黒い流線形

嫉妬すら追いつかない。憧れすら届かない。

その馬が史上初の三冠牝馬になることを、まだ誰も知らなかった。

魔性青鹿毛、その馬の名は…メジロラモーヌ

2001年皐月賞

その馬はわずか四度の戦いで神話になった。

異次元から現れ、瞬く間に駆け抜けていった。

ライバル達を絶望させ、見る者の目を眩ませる超光速の粒子。

その馬の名は…アグネスタキオン

93年、天皇賞(春)

極限まで削ぎ落した躰に鬼が宿る。

王者メジロマックイーンの三連覇を阻んだ漆黒ステイヤー

ヒールか。ヒーローか。悪夢か。奇跡か。

その馬の名は…ライスシャワー

96年、オークス

5頭がもつれた世紀の大激戦の末に生まれた、女王ダイナカール

その娘が、再びレースを支配する。

額の流星宿命か。

オークス、親子制覇。

その馬の名は…エアグルーヴ

93年、日本ダービー

瞬きさえ許さない3つのプライドの激突。

熱狂の2分25秒。

最後の直線を制した、その馬の名は…ウイニングチケット

85年、安田記念

それは革命だった。

マイル戦のために進化を遂げたその脚が、名馬の条件を塗り替えた。

何者も寄せ付けないマイル皇帝

その馬の名は…ニホンピロウイナー

99年、宝塚記念

標的はただ一頭、同期のダービー馬だった。

今行くか。

いや、まだか。

一瞬の判断で未来を変えた未知なる栗毛

その馬の名は…グラスワンダー

94年、スプリンターズステークス

絶頂を極めた者に、もはや勝つべき戦いは残っていないのか。

レコードを叩きだしたラストラン。

最後に勝つ者が勝者だ。

その馬の名は…サクラバクシンオー

83年、菊花賞

その馬はタブーを犯した。

最後から上りで一気に先頭に出る。

そうか、タブーは人が作るものにすぎない。

その馬の名は…ミスターシービー

88年、天皇賞(秋)

芦毛の馬は走らない」。

この2頭が現れるまで、人はそう言っていた。

芦毛芦毛一騎打ち

宿敵が強さをくれる。

風か光か、その馬の名は…タマモクロス

88年、マイルチャンピオンシップ

走ることに安心なんて求めるな。

危険と呼ぶか。冒険と呼ぶか。

見るものすべての心をかき乱す、その末脚を人は愛した。

その馬の名は…サッカーボーイ

89年、ジャパンカップ

躍り出ろ。

お前を知らない者たちの隙を突いて躍り出ろ。

世界を変えるのに3分もいらない。

ワールドレコード2分22秒2という事件。

その馬の名は…ホーリックス

77年、有馬記念

その直線で過去未来も消え去った。

ただ今と今のぶつかり合う伝説のデッドヒート

戯れにもみえた。死闘にもみえた。

その「勝者」の名は…テンポイント



http://anond.hatelabo.jp/20140320144201

2013-10-09

杜子春 - と、ある生物教授捏造編 -

(注:作中の話のほとんどがフィクションです)

或春の日暮です。

とある大学の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでいる、一人の男性がありました。

男性は、元はとある大学院学位を取得し、その後に海外留学し、帰国後別の大学助手となりそこで三大誌に論文が掲載されて、元いた大学助教授になったものでしたが、助教授就任後はこれといったデーターがなく、多数の大学院生ポスドク採用したおかげで科研費が底をつき始め、今はその月の研究費にも困る位、あわれな状態になっているのです。

「日は暮れるし、腹は減るし、その上、学生ポスドクたちがデーターを出さないし。こんな思いをして生きている位なら、いっそ死んでしまった方がましかも知れない」

助教授はひとりさっきから、こんな取りとめもないことを思いめぐらしていたのです。

するとどこからやって来たか、突然彼の前へ足を止めた、白衣を着てメダルをぶらさげた老人があります。それが夕日の光を浴びて、大きな影を門へ落すと、じっと助教授の顔を見ながら、

「お前は何を考えているのだ」と、横柄に声をかけました。

「私ですか。私は研究のためのお金がなくなりつつあるので、どうしたものかと考えているのです」

老人の尋ね方が急でしたから、助教授はさすがに眼を伏せて、思わず正直な答をしました。

「そうか。それは可哀そうだな」

老人は暫く何事か考えているようでしたが、やがて、往来にさしている夕日の光を指さしながら、

「ではおれが好いことを一つ教えてやろう。今この夕日の中に立って、お前の影が地に映ったら、その頭に当る所を夜中に掘って見るが好い。きっと研究予算を獲得する手掛かりが埋まっている筈だから

「ほんとうですか」

助教授は驚いて、伏せていた眼を挙げました。ところが更に不思議なことには、あの老人はどこへ行ったか、もうあたりにはそれらしい、影も形も見当りません。

助教授研究課題は次の年に、科研費の中でも大型予算研究課題に採択されました。あの老人の言葉通り、夕日に影を映して見て、その頭に当る所を、夜中にそっと掘って見たら、”Photoshopを用いてウェスタンロットの非特異的バンドを消す方法”と書かれたメモが出て来たのです。彼には何のことだかわかりませんでしたが、とりあえずそれを研究室助手に渡しました。するとその助手の書いた論文はScienceに掲載され、それによって次の年に大型予算研究課題に採択されたというわけです。

そして教授へ昇進した男性は、すぐに研究所の横に立派なマウス小屋作成して、よりたくさんのノックアウトマウス飼育できる研究環境にしたのでした。実験器具に関しても全て使い捨てで、かつ高価な試薬抗体を惜しげも無く購入したりなどと、その贅沢を一々書いていては、いつになってもこの話がおしまいにならない位です。

しかしいくら大型予算に採択されたと言っても、お金の額には限りがありますから、さすがの教授も、一年二年と経つ内には、だんだん不安になり出しました。そうすると研究はなかなか進まないもので、いままではデーターがたくさん出ていたのに、最近はどんなに学生ポスドクプレッシャーをかけても全くデーターがでてきません。とうとう三年目になるとデーターが無いために論文が全く出なくなってしまいました。

そこで彼は或日の夕方、もう一度あの大学の西の門の下へ行って、ぼんやり空を眺めながら、途方に暮れて立っていました。するとやはり昔のように、老人が、どこからか姿を現して、

「お前は何を考えているのだ」と、声をかけるではありませんか。

教授は老人の顔を見ると、恥しそうに下を向いたまま、暫くは返事もしませんでした。が、老人はその日も親切そうに、同じ言葉を繰返しまから、こちらも前と同じように、

「私は最近論文がでないために、今の研究課題が終了する来年度以降の予算が獲得できなさそうなので、どうしたものかと考えているのです」と、恐る恐る返事をしました。

「そうか。それは可哀そうだな。ではおれが好いことを一つ教えてやろう。今この夕日の中に立って、お前の影が地に映ったら、その頭に当る所を夜中に掘って見るが好い。きっと予算への手掛かりが埋まっている筈だから

老人はこう言ったと思うと、今度もまた人ごみの中へ、掻き消すように隠れてしまいました。

すると、教授研究室論文はまたハイインパクト雑誌に掲載され、その翌年には前よりさらに大型予算研究課題に採択されました。と同時に相変らず、仕放題な贅沢をし始めました。さらに多くなった部屋、さらに増えた学生ポスドク、多数の高価な試薬抗体、すべてが昔の通り、否、昔以上なのです。

ですが、あれだけ長く続くように見えたその大型予算研究課題も、又五年ばかり経つ内には、すっかりなくなってしまいました。

「お前は何を考えているのだ」

老人は、三度教授の前へ来て、同じことを問いかけました。勿論彼はその時も、大学の西の門の下に、ぼんやり佇んでいたのです。

「私は研究のための予算がまた無くなりそうなので、どうしたものかと考えているのです」

「そうか。それは可哀そうだな。ではおれが好いことを一つ教えてやろう。今この夕日の中に立って、お前の影が地に映ったら、その頭に当る所を夜中に掘って見るが好い。きっと予算への…….」

老人がここまで言いかけると、教授は急に手を挙げて、その言葉を遮りました。

「いや、期限付きの予算が欲しいのではないのです」

「期限付きの予算が欲しいのではない? ははあ、では研究室トップとしての生活をするにはとうとう飽きてしまったと見えるな」

老人は審しそうな眼つきをしながら、じっと教授の顔を見つめました。

「何、研究室トップ生活に飽きたのじゃありません。研究室予算に限りがあることに愛想が尽きたのです」

教授は不平そうな顔をしながら、突慳貪にこう言いました。

「それは面白いな。どうして又、予算に限りがあることに愛想が尽きたのだ?」

「期限付きの研究予算は皆残酷です。私が科研費に採択された時にはいいですけど、一旦予算が切れて御覧なさい、多数のポスドク無職になり、欲しい試薬抗体が買えなくなるのですよ。そんなことを考えると、たといもう一度、科研費の大型予算に採択されたところで、何にもならないような気がするのです」

老人は教授言葉を聞くと、急ににやにや笑い出しました。

「そうか。いや、お前は若い者に似合わず、感心に物のわかる男だ。ではこれから貧乏をしても、安らかに暮して行くつもりか」

博士はちょいとためらいました。が、すぐに思い切った眼を挙げると、訴えるように老人の顔を見ながら、

「それも今の私には出来ません、多数のポスドク学生を抱えているし、最新の機材や多数の抗体を購入しなければならないので、永続的かつ多額の予算必要なのです。ですから私はあなた弟子になって、名誉教授になる修業をしたいと思うのです。いいえ、隠してはいけません。あなたが首からぶら下げているメダルノーベル賞でしょう。ノーベル賞を受賞するくらいの名誉教授でなければ、私の研究課題科研費の大型予算に採択することは出来ない筈です。名誉教授になれば私の在職中は使い切れないほどの研究予算が手に入るはずなのです。どうか私の先生になって、名誉教授になる術策を教えて下さい」

老人は眉をひそめたまま、暫くは黙って、何事か考えているようでしたが、やがて又にっこり笑いながら、

いかにもおれはある有名大学に棲んでいる名誉教授だ、かつてノーベル賞を受賞したこともある。始めお前の顔を見た時、どこか物わかりが好さそうだったから、二度まで科研費の大型予算に採択してやったのだが、それ程名誉教授なりたければ、おれの弟子にとり立ててやろう」と、快く願を容れてくれました。

教授は喜んだの、喜ばないのではありません。老人の言葉がまだ終らない内に、彼は大地に額をつけて、何度も老人に御時宜をしました。

「いや、そう御礼などは言って貰うまい。いくらおれの弟子にしたところが、立派な名誉教授になれるかなれないかは、お前次第で決まることだからな。――が、ともかくもまずおれと一緒に、大学の奥へ来て見るが好い。」

二人が大学の奥の研究室に来ると、老人は教授に向かって、

「おれはしばらく隠居するので、お前はその間ここの研究室で、おれの戻るまで、ここで自分のしたい研究をし、好きに試薬を購入し、好きなだけポスドクを雇い、多数の大学院生を招くが好い。多分おれがいなくなると、いろいろな魔性が現れて、お前をたぶらかそうとするだろうが、たといどんなことが起ろうとも、決してハイインパクト雑誌論文をだすことを止めるのではないぞ。もし一瞬でもハイインパクト雑誌論文をだすことを止めたら、お前は到底名誉教授にはなれないものだと覚悟しろ。好いか。天地が裂けても、ハイインパクト雑誌論文を出し続けるのだぞ」と言いました。

大丈夫です。決して研究を止めません。命がなくなっても、ハイインパクト雑誌論文を出し続けます

「そうか。それを聞いて、おれも安心した。ではおれは行って来るから

その後教授は、いつも通りポスドク学生に対して「三大誌もしくは姉妹紙に準ずる論文を出さないと、次のアカデミックポジションへ推薦しないぞ」「論文を出さない奴は、民間企業から内定をもらっても卒業させないぞ」と叱咤激励をしました。彼はこのように激励すれば、その人のデーターがある日突然ものすごく奇麗なデーターに早変わりすることをずっと経験していたからです。

ある日彼は、教授室のパソコンの前に坐って、論文投稿の準備をしていました。すると、突然、youtubeから「類似画像掲載論文について (うっかりミスか?偶然か?捏造改竄研究不正か?)」という動画が流れてきました。しか教授は老人の教え通り、魔性に負けず研究を続けていました。

ところが又暫くすると、やはり同じようなウェブサイトが表れて、「研究不正防止を講釈してきた某教授研究室で数多くの類似画像掲載論文投稿が相次ぎ浮上」と、教授困惑させるのです。教授は勿論を無視しました。

と、どこから来たのか、ネット匿名掲示板が表示されて「本当にあの論文データーは正しいのか、その研究は再現性が取れるのか」と書き込まれていました。のみならずそれと同時に、別の書き込みには、「あの研究室論文はリトラクトするべきで、獲得した研究予算は返上すべきだ」とあったのです。

教授はしかし平然と、眉毛も動かさずに論文執筆していました。

やがて匿名掲示板の住人達は様々な論文を罵り合い、そして互に隙でも窺うのか、暫くは睨合いの体でしたが、やがて誰が先ともなく一時に教授の悪口を書き込み始めました。が、大学へ正式な調査依頼が提出されたと同時に、匿名掲示板の住人達は霧の如く消え失せて、後にはまた静かな教授室が戻ってきたのです。しかし、教授はとうに息が絶えて、仰向けにそこへ倒れていました。

教授の体は研究室の机の上へ、仰向けに倒れていましたが、教授の魂は、静に体から抜け出して、地獄の底へ下りて行きました。

魂のみになっても論文を出さなければと考えていた教授ですが、地獄の鬼は、教授の姿を見るや否や、すぐにそのまわりを取り捲いて、階の前へ引き据えました。階の上には一人の王様が、まっ黒な袍に金の冠をかぶって、いかめしくあたりを睨んでいます。これは兼ねて噂に聞いた、閻魔大王に違いありません。 教授はどうなることかと思いながら、恐る恐るそこへ跪いていました。

「こら、その方はなぜ、地獄に来てまで論文を書き続けるのだ? 速に返答をすれば好し、さもなければ時を移さず、地獄の呵責に遇わせてくれるぞ」と、威丈高に罵りました。

教授閻魔大王の雷のような声におののきましたが、ふと又思い出したのは、「決してハイインパクト雑誌論文を出し続けるのを止めるな」という老人の戒めの言葉です。そこで森羅殿の床に英語のようなものを指で書きながら、論文執筆をしていたのでした

閻魔大王は眉をひそめて、暫く思案に暮れていましたが、やがて何か思いついたと見えて、

「この教授研究室の人は、ひどく惨めな生活をしている筈だから、この男にそのさまを見せつけてやれ」と、一匹の鬼に言いつけました。

鬼が何やら不思議な力を使うと、忽ちこの教授研究室人間たちの真夜中の姿が森羅殿に現れました。その二人を見た教授は、驚いたの驚かないのではありません。なぜかといえばそれは研究室人間達たちは昼間見せないような疲れ果てた姿をして、パソコンの前で画像編集して捏造データーを作成していたからです。

「こら、その方は何のために、ハイインパクト雑誌論文を出し続けていたか、さっさと止めなければ、今度はその方の研究室人間が痛い思いをするぞ」

教授はこう嚇されても、やはりハイインパクト雑誌論文投稿し続けようとしました。

「この不孝者めが。その方は学生ポスドクが苦しんでも、その方さえ都合が好ければ、好いと思っているのだな」

閻魔大王は森羅殿も崩れる程、凄じい声で喚きました。

「見よ。この不孝者め。研究室人間いかにその方のことで苦労してきたかを」

学生ポスドクたちは苦しそうに身を悶えて、眼には血の涙を浮べたまま、見てもいられない程辛い様子でパソコンの前で作業をしていました。

「どうだ。まだその方はハイインパクト雑誌論文投稿を止めないか

閻魔大王はもう一度教授の答を促しました。もうその時には学生ポスドクたちは体がぼろぼろになって、息も絶え絶え倒れ伏していたのです。

教授必死になって、老人の言葉を思い出しながら、かたく眼をつぶっていました。するとその時彼の耳には研究室の人たちの声が、ほとんど声とはいえない位、かすかな声が伝わって来ました。

心配をおしでないでください。私たちはどうなっても、教授幸せになれるのなら、それより結構なことはないのです。私たち捏造を続けるので、周りがどう言ってもハイインパクト雑誌論文を出し続けてください。それより私たちには、次のアカデミックポジションを得るためには教授の推薦状が必要ですし、民間企業就職するためには教授卒業を認めてもらうことが必要なのです」

それはたしかに、研究室の人たちの声に違いありません。教授は思わず、目を見張りました。そうして学生ポスドクたちが、力なく地上に倒れたまま、悲しそうに彼の顔へ、じっと眼をやっているのを見ました。学生ポスドクたちは捏造したことにより心が痛んでいる中にも、教授の心を思いやって、教授捏造を続ける原因となったことを怨む気色さえも見せないのです。何という有難い志でしょう。何という健気な決心でしょう。教授は老人の戒めも忘れて、転ぶようにその側へ走りよると、両手に半死の学生ポスドクを抱いて、はらはらと涙を落しながら、その人たちの名前叫びました。…………

その声に気がついて見ると、教授はやはり夕日を浴びて、大学の西の門の下に、ぼんやり佇んでいるのでした。すべてがまだ前と同じことです。

「どうだな。おれの弟子になったところが、とても名誉教授にはなれはすまい」

老人は微笑を含みながら言いました。

「なれません。なれませんが、しかし私はなれなかったことも、反って嬉しい気がするのです」

教授はまだ眼に涙を浮べたまま、思わず老人の手を握りました。

「いくら名誉教授になれたところが、私はあの捏造をしている自分研究室人間を見ては、それを放っておく訳には行きません」

「もしお前が捏造を見過ごしていたら――」と老人は急に厳な顔になって、じっと教授を見つめました。

「もしお前が捏造をこのまま見過ごしていたら、おれは即座にお前の研究者生命を絶ってしまおうと思っていたのだ。――お前はもうノーベル賞が欲しいというのぞみも持っていまい。名誉教授になることは、元より愛想がつきた筈だ。ではお前はこれから後、何になったら好いと思うな」

「何になっても、研究者らしい、正直なデーターを出すよう、指導するつもりです」

教授の声には今までにない晴れ晴れした調子が罩っていました。

「その言葉を忘れるなよ。ではおれは今日限り、二度とお前には遇わないから」

老人はこう言う内に、もう歩き出していましたが、急に又足を止めて、教授の方を振り返ると、

「おお、さいわい、今思い出したが、おれは近くの小さなボランティア団体コネを持っている。そのボランティア団体での塾講師仕事をお前に紹介してやるからほとぼりが冷めるまではそこで働くが好い。今頃は丁度子供たちはお前が教えてくれることを楽しみにしているだろう」と、さも愉快そうにつけ加えました。

参照:http://id.fnshr.info/2013/01/27/pdtoshishun/

2013-09-19

マスダ80年代女性アイドル論~斉藤由貴

80年代女性アイドル格付

マスダ80年代女性アイドル論~松田聖子論

マスダ80年代女性アイドル論~中森明菜論

マスダ80年代女性アイドル論~小泉今日子論

マスダ80年代女性アイドル論~インターバル

マスダ80年代女性アイドル論~薬師丸ひろ子論

マスダ80年代女性アイドル論~南野陽子論


マスダ女性アイドルシリーズですが、今回で一応の区切りとなりますが、あともう一回、総論とお知らせを書く予定です。


人生山あり谷ありと申しますが、浮き沈みの激しい芸能界、これまで取り上げたトップアイドル5人ですが、プレミアム感を維持しながら、それぞれに生き残っているのはさすがです。80年代に小話のネタで「ミナミヨウコミナミヨウコ、一字違いで大違い」というのがありました。南田洋子さんは若い時は大変な美人女優で、当時も上品美しい人ですから、この言い方はずいぶん失礼だったのですが、まあ若いからすればおばさんには違いない、敢えて南野陽子比較すれば、それは南野陽子の方が当時としては全然いいわけです。でも考えてみれば当時の南田洋子の年齢と、今の南野陽子の年齢はそうものすごく違うというわけでもない。それでいて、今でもテレビバラエティに出てくれば、「あのアイドルナンノちゃんが来てくれました!」みたいなハレの日感を維持していますね。

これは80年代女性アイドルに限った話ではなく、80年代に登場した/有力になった人物、フォーマットは未だに影響力があります。例えばお笑い界で言えば、60年代クレイジーキャッツ70年代ドリフターズ萩本欽一はそれぞれ続く10年では息切れしていましたが、お笑いBIG3は未だにお笑いBIG3です。これと似たような現象が、80年代についてはありとあらゆる分野について見られます

もちろんそうは言っても、人そのものは年齢を重ねてゆくわけですから80年代トップアイドルたちもそれぞれ見せ方を変えてきています。一貫してアイドルである松田聖子でさえ、もう聖子ちゃんカットにはしてくれません。デビュー当初の松田聖子はとてもキュートでしたが、映画野菊の墓』で前髪を上げた時、キュートさがびっくりするくらい無かった、彼女にとって前髪がものすごく重要であることを多くの人が認識したのですが、結婚以後、どういうわけか彼女はかたくなに前髪をオールバックにしていますね。

そういう小さなことから歌唱スタイルをまったく変えてきた中森明菜に至るまで、プレミアム感を維持したトップ芸能人という立場は同じでもその内容は違う、そういう変遷をそれぞれに辿っています

しかほとんどアプローチの仕方が変わっていない人もいて、斉藤由貴がそうです。

彼女場合路線変更や、あれこれ小ネタを仕込む必要もないほど、順調だった、彼女人生行事に合わせて、芸能界仕事がいいように流れて行った、だから流れに身を任せれば良かった、そういう特に恵まれた境遇にあるのが見てとれます

アイドルとしてはもちろん、芸能人として斉藤由貴ほど恵まれた立場にある人はそうはいません。もちろん、アイドルとして彼女よりも成功した人たちはいるのですが、その人たちから見てさえ、斉藤由貴境遇は出来れば替わって欲しいものでしょう。これまで取り上げてきた5人のアイドル斉藤由貴のうち、事務所を移ったことがないことがないのは小泉今日子斉藤由貴だけです。聖子明菜も、薬師丸も南野も、それぞれに苦闘と逆境がありました。小泉は天下のバーニングプロダクションの、郷ひろみと並ぶ最古参タレントのひとりとして安定した立場にありますが、その立場は結果であって、トップアイドル上り詰めて維持するためには試行錯誤セルフプロデュースを試みなければなりませんでした。斉藤由貴のみ、ただ流れに乗っているだけで、他の人が垂涎するような仕事に恵まれて、その流れがずっと維持されています

自分人間関係では子供の時からずっと不器用で苦労しているけれども、こと仕事に関しては順調だった。運動神経もあんまりよくないので『スケバン刑事』の仕事の時はあんまり乗り気じゃなかったけれど、その仕事好調視聴率もよかった。あんまりこの仕事はしたくないというのがないので、来る仕事をそのままこなしていたら、思う以上にいい結果が出て、それがずっと続いている感じです」

斉藤由貴は述べています

ただし、単に流れに身を任せているだけではなくて、彼女場合は結果を出しています。来る仕事来る仕事ホームランで打ち返している、だから次につながっているのです。こと彼女に関しては、東宝芸能と言う事務所マネージメントが的確だったのは確かでしょうが、無理やり事務所ねじこんだタレントではなくて、確実に結果を残してきたから順調であったのです。結果として彼女タレントとしての個性と、東宝芸能と言う事務所芸能界での立ち位置マッチしたとは言えますが、彼女以外のアイドル東宝芸能マネージメントを受けても同じような結果を残せたはずがありません。一方で、やはり他の芸能事務所では斉藤由貴と言う才能を活用しきれなかったでしょう。


斉藤由貴が恵まれたアイドルであるのは間違いありません。恵まれていると言うのは、女優としていい流れで仕事サジェストされてきた、歌手として楽曲の水準が高かったという点においてです。そして最初からずっと順調でした。斉藤由貴デビューが遅いアイドルで、高校三年生の時から芸能活動を開始していますが、1984年春に東宝シンデレラオーディション準グランプリに選出されたのが芸能界入りのきっかけです。よく、ミズマガジンコンテストグランプリから彼女の経歴が書かれることが多いのですが、ミスマガジン東宝シンデレラオーディションの後です。そういう経緯から彼女東宝タレントであるわけです。

東宝は言うまでもなく、大手映画会社の一画を占め、現在は業績においては圧倒的に日本トップ映画会社です(ただしそれはTOHOシネマズなどの映画館チェーンが好調からですが)。それだけではなく阪急東宝財閥中核企業であり、宝塚歌劇団グループ内に抱えていますマネージメント業務を担当する東宝芸能は、数ある芸能事務所の中でも、一番安定していると言えるでしょう。

東宝シンデレラオーディションは、東宝が久しぶりにスター発掘のために開催したオーディションで、第一回のグランプリ沢口靖子準グランプリ斉藤由貴でした。彼女たちは今では東宝の顔になっています東宝マネージメントある意味タレントの自主性を重んじる傾向もあるのですが、東宝シンデレラオーディション出身者、特に第一回の出身である沢口と斉藤については社運をかけているという面もあって、脇をがっちりとサポートして、手塩にかけて育てた、本格派を目指させた、ありとあらゆるチャンスを与えた、そういう感じです。

沢口はデビュー作が、当時、東宝看板映画だった『刑事物語』の三作目、続く二作目がやはり東宝看板作品であるゴジラ』です。沢口は『ゴジラビオランテ』にも出演していますから堂々たるゴジラ女優ですが、こういう売り出し方がアイドル売りの王道とはかけ離れていることは言うまでもないでしょう。沢口や斉藤は、学生、もしくはついこのあいだまで学生だったのですから、学園ものを演じさせればそれなりにはまったはずですが、「身近な経験から演技を構築してゆく」のではない、物語のものからキャラクターを構築してゆく演技を最初から要求されています。そういう演技が難しいのかどうなのか、演技の資質がある人にとってはかえってやりやすいのではないかと思いますが、そうではない人にとっては真夜中に霧の中を進むようなものでしょう。とにかく、日常の「女の子から演技を積み重ねてゆくような、私小説的なアプローチを封じたわけで、これは斉藤由貴についても同様です。

斉藤由貴ドラマ初出演作は『野球狂の詩』で、その次が『スケバン刑事』です。いずれも東宝制作ではありませんが、非日常的と言う点では、十分に非日常的なお話から斉藤は演技をスタートさせています


斉藤芸能活動の開始は1984年からですが、高校三年生であったこの年、彼女神奈川の県立高校に在学していたので、大きな活動はありませんでした。ミスマガジンマガジンの表紙を飾ったのと、伝説的なCM『青春という名のラーメン』に出演したくらいです。続く1985年1月月曜ドラマランド枠で『野球狂の詩』が放送され、2月にファーストシングル『卒業』が発売されました。

『卒業』が発売された時には、斉藤由貴はもうかなり話題になっていたので、『卒業』はいきなりベストテン入りして、最高6位までチャート順位を上げていますデビュー曲ベストテン入りしたアイドルは既に映画女優として実績のあった薬師丸ひろ子原田知世おニャン子の流れでデビューした工藤静香を除けば、「80年代女性アイドル格付 」ベストテンの中では斉藤由貴だけです。

そして1985年4月からスケバン刑事』の放送が始まります


ここで彼女異端性について触れておきましょう。ご存じのとおり、彼女信仰心がある人です。現代日本では信仰信心があること自体が異端で、それも仏教系・神道系ではなく、外来キリスト教信仰しているのは異端の中の異端、更にキリスト教の中でも、末日聖徒イエス・キリスト教会モルモン教)の信者であることは異端です。キリスト教新宗教派の中でも、その教義戒律おい異端性が特に濃厚なセクトです。エホバの証人統一教会比較しても、特に異端性が強いと私は見ているのですが、最近はあたりが緩やかになっているのでしょうか。2012年アメリカ大統領選挙で、共和党の候補にモルモン教であるロムニー氏が選ばれたのは意外でした。現在キリスト教おいては、全体がリベラル色を強める中、保守回帰宗派転向する人も増えていますイギリスカトリック転向する人、中南米カトリックから更に原理主義的な新教系原理主義転向する人、そういう例もかなり見られます教皇フランシスコが先日、同性愛を容認する方向についに踏み込みましたが、カトリックからキリスト教原理主義転向する人も増えるかも知れません。

そういう中でモルモン教異端であるがゆえに、より濃厚な保守主義を維持したい人たちの受け皿として浮かび上がっているのかも知れません。

斉藤由貴宗教おいても特に異端性が強いセクト信者であるわけですから、どうしても異端性を自覚して生きてこなければならなかったはずです。それが彼女に他の少女とはまるで違う、ゆらぎのような魅力を与えています。それは純粋さ、純潔さであるように見えますが、要は世界観のずれ、であるわけです。西洋人ジャポニズムに感じたような世界観のずれから生じる「発見」「新感覚の体験」、斉藤由貴はそうした未知の体験を触れる者に与えるのです。

彼女社会おい異端であることを踏まえれば、彼女ある意味おいて「生きづらい」のも当然なのですが、それでいて彼女信仰のものを相対化するようなゆらぎをも抱えています彼女が単純に敬虔信者というならば、二度に及んだ不倫など出来るはずがないのです。彼女自身はその不倫正当化はしていません。そういう意味では信仰を維持しているのは確かですし、その行為があったからと言って「魔性の女」扱いするのは不適当ですが、それほど信仰する宗教の中にあってさえ、時にやむにやまれぬ衝動に突き動かされる、異端性を彼女は持っているということなのです。

そのセクト信者であることによって社会生活おい彼女異端なのですが、彼女自身のキャラクターによって信仰仲間の中にあっても異端なのです。それが彼女の「生きづらさ」になっていますが、事が彼女信条性格に由来するために、それこそ生まれ落ちた時点から彼女はこの異端性を抱えています。だからそれが当たり前なので、ある意味、「もはや問題ではない」のです。空が青いのと同じく、生きづらいのがデフォルトなので、もちろんそれに伴う苦労はあるにしてもそれで悩むことはもはや意味がない、だから悩まない。彼女には異端でありながら底抜け楽天主義があるとしたらその根っこは諦めの境地です。


斉藤由貴特に楽曲に恵まれたアイドルです。シングルはいずれの曲も神曲レベルにあります

作詞では松本隆森雪之丞谷山浩子作曲では筒美京平玉置浩二亀井登志夫原由子らが担当していますが、いずれも彼らのキャリアの中でも一二を争う水準の作品を提供しています。これはおそらく斉藤由貴創作意欲を掻き立てる何かがある、ジャポニズムに触れたゴッホのように、斉藤由貴によって創作トリガーを引かれる何かがあったということなのですが、デビュー曲『卒業』を例に、見てみましょう。

続く

http://anond.hatelabo.jp/20130919170745

2013-05-18

http://anond.hatelabo.jp/20130517180521

30代既婚。

妻子あり。

職場好きな人がいる。

別に家庭に不満があるわけでもなく、妻とも仲がいい。

家庭を壊す気なんてない。

でも好き。

好意を伝えても拒否はされないが、絶対に一線は超えさせてくれない。

相手は無理目の片思い中で、こっちが勝手相談に乗ってみたり。

とにかく好きで、全てがツボ。

妻を口説いていた時と同テンションで、同じくらいに好き。

まさか結婚してからこんな気持ちに自分がなるとは思いもしなかった。

あと5年若かったら本当に本気になって、とんでもない事になっていたかもしれない。

向こうも、自分が5年若かったら分からなかった、と物騒な事を言う。

仮に若くて二人がどうにかなったとしても、今どうにかなったとしても。

不倫である事に変わりはないわけで。

先がない。

何度か、不倫というもの経験があり。

妻にはバレていないと思う。

男なんて馬鹿なので。

バレていない、と自分だけは信じているだけかもしれないが。

完全に体だけの関係で。

向こうが少しでも本気になりそうだな、と思ったらすぐ切った。

不倫は。

絶体にどちらかが本気になってはいけないと思う。

関係性に未来がないから。

純粋にお互いが楽しむ、というスタンスでないと大変な事になる。

スタートからすでに本気、なんてのは最悪だ。

5年若かったら、という二人は。

お互いそれぞれに不倫経験があり。

その経験分、踏み出さないですんでいる。

もし今回始まったら。

自分が本気な分。

大変な事になるだろう。

そこも分かって、向こうが拒んでくれているのも分かる。

でも苦しい。

好きなのに拒まれるから

30代のおっさんに性欲がないなんて嘘だ。

仕事若い女性とよく会うが、1020代バンバンやりたい。

妻でさえ2回戦いける。

若い女性なら3回ぐらいすぐだ。

30代後半だが、そんな人間だって沢山いるはずだ。

いっその事、「気持ち悪い。もう近付かないで。話しかけないで。」と言われた方が楽なんじゃないかと思うが。

そんな事になったらなったで泣くだろう。

という話をしたら、「私と同じじゃないですか。」と言われた。

彼女片思いも全く同じ進行具合だ。

「何でこんな女の事を」

もっと綺麗な人が沢山いるのに」

「疲れているだけですよ」

「気の迷い」

という感じの事を言っていた彼女も、同じ人種で同じ心境なんだな、と理解したらしく好意に関しては何も言わなくなった。

結構厳しい事を言われて。

自分としては完全にふられた、と思ったのだが。

そのせいで体調を崩した。

「お前のせいじゃ、ボケw」

と言ったら、

「そうですか…、すみません。」

と言われた。

「何言ってるんですかw」

という返しが常だったのが変化した。

客先に一緒に行く様に頼まれ。

「二人でドライブじゃないか!」

テンションが上がったが。

すみません、急な仕事が入って…。申し訳ないんですがお一人で行っていただけるでしょうか…」

とか抜かしやがって。

悪女ですよ小悪魔ですよ魔性の女ですよ。

「お前、今の俺のテンション上下分かんだろ?ふざけやがって…」

すみません。でも仕事なんで…」

というやり取りをエレベーターホールで。

いい加減、最近あいつらいちゃついてんな、とか言われないか心配だが。

それでも相手をしてくれるので色々話す。

二人だけになると他人とは話さないような事も話す。

自分立ち位置も、お互いの関係性もよく分からない。

熟年離婚したがなんだかんだで未だに同居している夫婦のような。

若い女性とよく会う。

明らかに自分に好意を持ってくれている人もいる。

何人かいる。

もう最近のよく分からない気持ちのままなら。

そういう女性をじわっと引きずり込んでやろうか、と物騒な事を考えたりする。

結局テンションと一緖に上がるだけ上がって持て余した性欲のはけ口、という最底な考えだが。

好きな人は、20そこそこで不倫していた時は毎日死にたかった、と言っていた。

自分への好意を利用するので、確実に相手をこういう状態に陥れるだろう。

不倫はどちらかが本気になってはいけない、というポリシー(?)にも反する。

相手にも悪く、自分の家庭にも明らかに良くなく。

そんな事はしない。

つもり。

好意を理解してくれるが受け入れてくれない人がいて。

やろうと思えば不倫も出来て。(多分)

風俗に行きたいが金はなく。

スナックに行く金もなく、スナックなんて怖くて行けない。

でも性欲はバリバリ

そんな30後半もいる。

仕事で沢山の人に会う。

色んな人がいるな、と思う。

2013-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20130428225709

彼女あなたのような人からすれば傷つけすぎないように考えた末の科白なんだよね。

そうだね。傷つけちゃうんじゃないかと思って。

幸せになってもらいたいからこそ、別のいい娘を見つけてもらいたいって感じだった。

相手の親のことも考えると申し訳ないと言うか、なんと言うか。

多分迷惑なんだろうね。。。更生するのを待たれてる気がしてきた、、、何度も本人から諦めろって言われたんだ。彼女が根負けしていまって感じ。

「俺はこれでもいいから」って言われたら、彼女も突き放せないかもしれないね

その彼女がどんな人かはわからないけど、小悪魔魔性の女に憧れてたり、ボーダーの気がなければ、増田幸せになるのを願っていると思うよ。

2012-10-14

なぜ僕はいだって計画通りに行かないんだろう?

答えはカンタン。それはね。自分のことがまるでまるっきり見えてないからさ。

なんで自分のこと見えないかというと、つまらないことがすぐ気になってしまうカラ。

セクシーミニスカート絶対領域ちゃうともう上の空になっちゃう。いつだってそう。

バッキャロー do for you. そんなでうまくいくワッキャナイ do for you.

なんで自分のこと見えないと駄目かというと、知らない間に影の動きが陰謀ちゃうカラ。

考えて笑ってみるがいい。いつも知らないうちに手遅れ。知らないうちに大パニックタイタニック

わかってる人からすれば毎回チャンスをことごとく逃してるの。毎回というか毎瞬というか。

やらかし常習犯がまーたやらかしたってレベルじゃなくてマジで常にやらかしてる。

チープなスリルに身を任せてないで現実みれば新生活開花の音がする。

インターネッツ社会の生み出す魔性のリアリティに強く引きずりこまれる

→つまらないことだと分かっちゃいるのにやめられない

→知らず知らずのうちに他の可能性をことごとく見えなくして凝り固まった思考回路のできあがり

という実態を少し考えてみたい。最近SNSモテる方法が話題になってた。方法って理論にしてしまうと陳腐になる恒例。

いいバッターが名コーチとは限らないのと同じ。自分方法がわかってない人が教えた理論を真に受けると駄目。ひしひし感じた。

直接指導ならまだよい。一番は自分でもわかってて感覚的にも理論的にも伝達できる人に直接おそわる。

ひらひらミニスカートがふわりするだけで目を奪われるような人間レベルの人に平常心で自分方法の実態が洞察できるとでも?

修羅場って現実に強くのめり込んで現実と強く結合した方法論を体得することだけじゃなくそんな中でも強く客観視する目を養うことにも意味があるんだよ。わかる?

なのに残業時間が多ければ勝ちみたいなチキチキレースレースみたいなことやっちゃ駄目なの。

岡本太郎は心の中に毒を持てといい大山倍達能楽観阿弥世阿弥自分の背後に大きな目を持てといった。両方大事両方大切。

2012-01-05

http://anond.hatelabo.jp/20120105190741

若い女の魅力というのはほんと魔性だな。

なんで人類はこんなアンバランスにできてるんだと思う。

友達同士で話してて、過剰な性欲なんて邪魔しかない、という合意に至ったのを思い出した。

性欲に翻弄されて人生を棒に振った男がどれだけいることか。

男を殺す女

正月実家に帰って、たまってる録画番組をきまぐれに見てたんだけど、

人志松本の○○な話?だったかで、デヴィ夫人がこんな話をしてた。

あるあまり器量のよくないアメリカ人の女が有名な会社社長結婚した。

だが旦那は病で亡くなってしま彼女未亡人になった。

彼女はしばらくしてお金持ちと再婚したのだが、再婚相手もまた死んでしまった。

また再婚したが、その再婚相手もまもなく死んでしまった。

結局彼女は4回結婚し、4回とも未亡人になり、その度に裕福になっていった。

その話は結局ゾッとする話の認定をされて、

デヴィ夫人ゲストに「あなた達も気をつけなさい」ってなことを言って終わった。

友人に、このアメリカ人女性のような女がいる。

二十代前半にしてもう既に三人、彼女と交際した男が死んでいる。

その彼女は裕福になったりはしていないし、もちろん殺人もしていない。

保険金を受け取ったりもしていない。

死因はそれぞれ病気だったり事故だったりと彼女に関係のないことだった。

そんな魔女のような女だけれど、見た目はそう、デヴィ夫人

言葉を借りるならば「器量よしとは言えない」ような、つまりそんな感じ。

性格は、何か不思議な感じがする。賢い女であると思うし、話していて面白い

女性にこの言葉を使うことは珍しいかもしれないけれど、包容力がある感じ。

家庭的とか優しいとか謙虚とかサバサバとかクールとか子どもっぽいとか、

色んな形容詞はあるのだけれどそのどれもに当てはまるような気もするし、

どれにも当てはまらないような気もする。そういうちょっと変な女。

友人として自分彼女のことが大好きだ。

ただ、恋愛対象にはならない。そんな女。

それでも、彼女はいわゆるエリートだったり、レベルの高い男だったりに好かれる。

実際にその死んだ元恋人たちも、突出した才能をもっていたりするのだ。

そういう人達を呼び寄せ、虜にし、最終的には死に至らせる毒でも持っているのだろうか。

「私、ものっすごいさげまんなんだろうねえ」

そんな風に言う彼女の背負っている哀しみのようなものに、男は惹かれるのか。

彼女は、愛した男を死なせてしまう女なのだろうか。

それとも彼女を愛した男が死んでしまうんだろうか。

魔性の女、なんて言葉を聞くと

自分セクシーなお姉さんでなく彼女のことを思い出す。

増田諸君、世界にはこういう女もいる。どうか気をつけてくれたまえ。

2010-09-05

先日、今年ぐらいから東京勤務になった大学時代サークルの先輩A男から、久しぶりに昼ご飯でも一緒に食べないかと連絡を貰う。お世話になっていた先輩なので「是非!」と返事をして、うまいと評判の鰻屋を予約して(人の一挙一動を見て、いちいち「この人は仕事ができるのかどうか」と値踏みするようなところのある厳しい人なので、気を利かせていい店にした)、当日お店で会うと、心底疲れた様子で「実は最近彼女が出来たんだけど上手くいかなくて……」と恋愛相談を始め出した。

彼女を仮にB子とすると、ざくっとした話は以下のような感じ。

学生時代からA男はB子に淡い好意を抱いていたが、特に付き合うこともなくA男は先に卒業し、その後は特に連絡を取り合うこともなかったのだが、今年春頃に共通の友人の結婚式で再会、その際B子に特に恋人がいる様子がなかったので、アタックを開始。何度か2人で食事をするなどデートを重ね、B子に告白したところその場でOKを貰い、その後1ヶ月ほどは普通に付き合ったのだが、すぐに連絡もくれなくなり、「仕事が忙しいから」と2ヶ月近く放置されるようになった。相手が自分のことを大事に思ってくれないことがつらく、どうしたらいいのか分からない。何かあったのかと聞いても、意味不明言い訳や逆に期待を持たせるような言葉を言うばかりで、彼女が何を考えているのか全くもって謎。別れるなら別れるではっきりしたいと思って何とか会ってみると、深刻そうな様子もなくヘラヘラしているので「君はどうしたいんだ、別れたいのか」と聞くと、「自分自分が何をしたいのか分からない、でもこれであなたと終わりというのは嫌です」とか殊勝なことを言うので別れるのは踏みとどまったのだが、俺はどうしたらいいのか……。あまりにB子に相手にされないのが辛くて、ちょっと前から遊びで別の子と付き合い始めたのだが最近はその子が本気になってきて、なんかめんどくさい。それをB子に話せば、ちょっとは嫉妬してくれるかなとか、そんなことばっかり考えてる。

とかいうあほなことを、訥々と話し出す。断っておくが、A男と私はそこまで個人的に親しくない。それなのに、なぜそんな個人的な話を私にするのか……と訝しがっていると、実はその彼女(上で言うB子)というのが、同じサークルにいた超美人の先輩(私にとっては先輩だが、A男にとっては後輩)ということが判明。えー!!!と、驚愕する。というのも、その美人のB子先輩は超サークルクラッシャーで、当時部内にいた半分ぐらいの男性彼女のことを好きになったり、しかもよせばいいのにその半分ぐらいと付き合ったり、一度ふった相手とも2人きりで泊まりで遊びに行ったり(意味分からん)、ふられた男がストーカー化したり、とにかく当時嵐を呼ぶ魔性の女ではあったのだが、まだいまでもそんなお盛んなのかよ!とうんざりした。B子先輩、もてすぎだよ!!で私に「B子は昔どんな人と付き合ってたのか、教えて欲しい。○○や、△△とも付き合ってたって聞いたんだけど……(※A男は1年ほどでサークルを引退したので、その後のB子のことを直接は目にしていない)」とか言い出すので、なんだそういう話かよと思った。面倒なので、全部本当ですよと言った。というか、「他にも××さんとも付き合ってましたし、■■さんがサークルに来なくなったのもB子さんが……」とか、知ってる限り事細かに教えてやった。わたしサイテー。B子さんは美人だし頭もいいしサバサバしていて明るいし、当時サークルには女性の先輩がB子さんしかいなかったということもあってお世話になったことは確かだけれど、男女関係のゆるさはどうにでも理解しがたく、彼女といると無意味劣等感を感じることも多かったので、もういいやと思ってべらべらしゃべった。まあ、もう、どうでもいいや……。

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