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はてなキーワード: 恍惚とは

2017-04-21

場にそぐわない感情を表す女は可愛い

可愛いというか、強い印象を与えるというか、単に気になる、ってくらいかもしれないけど

乃木坂がやってる、パソコンマウスCM見たことありますかね

乃木坂の5人がネズミモチーフにしたワンピースを着て、踊って歌って、最後ネコに追いかけられるCM

これが妙に引っかかるんですわ

つい何度も再生して見ちゃうんだよね

で、考えた

途中でね、表情のアップが映るんですよ、踊ってる女の子

その表情が女の子によって様々

不機嫌な子もいれば浮かれすぎの子もいる

それが妙に気になってるんだなと思った


壁の穴からネズミが出て来て、マイナー調のジャズで踊るわけで、これってかなり後ろ暗い世界観だと思うんですよ

レミゼラブルの世界観というか、スラム街的なニュアンスを受け取ってしま雰囲気もある

そこで踊る女の子になぜか軽蔑の目を送られたり、薬やってんじゃないかってくらい浮かれた恍惚の表情浮かべてたりすると、こっち側脈絡がないから、戸惑うしかできないわけよ

やっぱり人間って、前後脈絡から相手感情を推測して生きているわけで、状況からして有り得ない感情を露わにしてたり、明るく踊るっていう行動と表情がマッチしてなかったり、同じ場にいる2人が全く違う感情表現をしていたりすると、それって場が読めなさすぎてストレスになってしまうんだと思う

その軽いストレスが、なんか気になるっていうか、女の子保護したくなるような感情を湧き立たせるのかなって思った


結論乃木坂かわいい

不機嫌顔がキュートなのは齋藤飛鳥って子らしい

恍惚の表情は生田絵梨花、これは名前は知ってた

http://www.mouse-jp.co.jp/campaign/nogizaka46/

2017-04-03

病気の一部フレンズについて

片隅の時は異口同音に良い作品だと言うのみでとどまった。

けもフレに関しては信者が発生していて、精神的な部分を占領したという事実がある。

自分はこれに関して、「自身作品世界の住人になれないから、外縁で見守る園長になろう」意識であると指摘した。

とりもなおせば応援団アイドルオタクなどの意識に近く、旧来のアニオタ的な吟味目的としたものではない。

もっともそうでないファンも居るだろう。

ブームに乗っかって騒ぎたいだけの人間、とりあえず作業的に知っておきたい人間なども員数として考えられる。

ともあれ園長意識にはある種の繊細な意識共有が存在している。

心が円グラフとすればその何割かをけもフレが担い、しかし全幅の信頼は出来ないという複雑な心理状態にある。

自分たち現実人間であり、世界の住人になれるほどのピュアさもなければ肉体を伴って世界に入り浸れるわけでもない。

そうなると自分自身をけもフレに浸せない部分に関しては「過激言葉を使った応援」という形を取り、

浸せる部分には盲信という投影虚像恍惚とする他ない。こんなメンタリティで視聴される監督も気の毒だ。

二作目の期待が裏切られた時の反動も計り知れない。「エヴァアスカが好きだったのに眼帯にしやがって、殺してやる」

というファンを見かけたことがあるが、非常に似た心理状態である簡単にいって依存だ。

しかしけもフレファンの場合世界観に対する憧憬も含まれているため少々事情が違い、

上記のような中途半端な没入と恍惚に陥ってしまう。

自らの所属する世界と照らし合わせ没入できない苛立ちは、他の人間への刃になる。

よって彼らは僕達のネバーランドを壊されたピーターパンとして振る舞うである

ヒロインサーバルがやや分別なのは基本的にそれが周囲を保護する母性として機能しているためであり、

病気視聴者彼女安易な寛容にウェンディを見出すのである

2017-03-12

けものフレンズ 集団パニックヒステリー

「同一空間上の集団の中で、痙攣、歩行障害、動悸、失神、過呼吸呼吸困難、または突然叫びだすなどの興奮や恍惚状態といったパニック障害ヒステリーの症状が、集団内の一人を発端として多数に連鎖する現象として、集団パニック集団ヒステリー(mass hysteria)と呼ばれるものがある。」

パニック - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%23.E9.9B.86.E5.9B.A3.E3.83.91.E3.83.8B.E3.83.83.E3.82.AF

今年の2月あたりからけものフレンズが「ブーム」になってるけど、実態SNS内での大規模な集団ヒステリーなんじゃないか

加熱しすぎた考察オタクと、それに便乗する知恵のないオタク

ほかのアニメでも当然であるような、取るに足らない点まで「考察した結果けものフレンズは●●だからすごい!」と騒ぐ。

流行り物に飛びつく絵師は当然持て囃す。

あれだけガルパン3DCGを褒め立てていたオタクどもが、けものフレンズの低質な合成や3Dモデル思考停止で受け入れる。

アフィブログの偽ニュースへの警戒心をむき出しにしていたオタク本質的には手のひらの上。

次はなんだろう。政治的扇動かもしれないな。

結局、沈みゆく泥船となった艦これに代わるコンテンツを手にした角川だけが得をする。

2017-02-19

東京都最強伝説

おっす、オラ都民

都民10数年にして、知った事実

都営まるごときっぷのマインド

ハートがあったかすぎる。

真冬のホッカイロ並みのあったかさ。

懐の寒いお前たちに捧げるホット話題東京公共でお届けする

それが都営まるごときっぷ。

多摩地域バスまで乗り放題だよ(ゝω・)vキャピ

感謝しても仕切れない

東京都民である自分すら恍惚の表情にならざる得ない。

週末は青梅で川下りだぜ!

2017-01-17

[]番外 「食漫画はこれからどこへ行くのか(前編)」

読み返してみたら「我ながら何書いてんだ」と思ったけれども、たくさん書いて勿体無かったので投稿しておく。

はじめに

歴史を辿るならば食べ物テーマにした漫画は以前からある。

けれども一大ジャンルにのし上がり、隆盛を極めようとしているのは現代だろう。

今回は関連する作品をいくつか挙げつつ、食漫画について考えてみようと思う(グルメ漫画表現しても便宜上問題いかもしれないけれども、一応は食漫画で)。

挙げる作品に偏りがあることは容赦して頂戴。

食のジャンル

差別化においてよく成されるのが、「食べ物ジャンルを絞ったり、特殊にする」ことだ。

『ごほうびおひとり鮨』は割烹や、『いぶり暮らし』の燻製

『メシ鉄』の駅弁や、『球場三食』は球場で食べられるもの

お嬢様アイスがお好き』のアイスや、『サチのお寺ごはん』は精進料理

『ほおばれ!草食女子』の草など、挙げていったらキリがない。

他にも“空想系”があるが、それに関しては気が向いたら語る。

ここで主張したいのは、食べ物ジャンルだけで絞ってもかなりの漫画が今はあるということ。

作る

漫画は大きく分けると「作ることに比重を置く」か、「食べることに比重を置く」かで、そこから更に様々な要素を付加して細分化されていく。

現在イメージとしては食べることに比重を置き、料理を作らない漫画の方が盛り上がっているように見えるが、作ることに比重を置いた漫画が少ないかといえばそんなことはない。

マンガ家 夜食研究所』や『カマドニアン』といった、作り方まで詳細に説明している実用性重視ものも今なお定期的に出てくる。

そこまで行かなくても、『甘々と稲妻』や『新米姉妹ふたりごはん』など、作ることに比重を置いた作品は多いのだ。

なぜかFateシリーズと組み合わせた『衛宮さんちの今日ごはん』といった節操のないものであるが、教養漫画に人気アニメ漫画キャラが登場するようなものなのだろうか。

いずれにしろ調理のものにも差別化は成されやすい。

『めしにしましょう』は初回から浴槽でローストビーフを作ったりしており、『桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?』はゲテモノ調理というインパクトで引き付けてくる。

また、そういう作ることの極致ともいえるのが、いわゆる「料理バトル」だ。

料理競技化、ド派手なパフォーマンス、過剰なリアクション

一見するとエキセントリックに見えるプロットだが、エンターテイメントの基本は非日常性にある。

人間にとって身近な料理というものを娯楽漫画に仕立てあげるのに、そういった表現シンプルな答えであり、必然なのだ

今なお系譜はあり、『食戟のソーマ』などがその例である

食べること

料理を作らなかったり、調理工程ほとんど描写しない、「食べること」に特化した漫画も多い。

代表格は何度もドラマ化までされている『孤独のグルメであることは間違いないと思うが、あれは原作10年以上も前に世に出て、近年ブレイクした結果新作が発表された希有な例でもある。

最近のだと、初めに挙げた『ごほうびおひとり鮨』、『メシ鉄』などもそうだし、他には『ヒメの惰飯』や『君花さんのスイーツマッチ』とかもある。

あと『ワカコ酒』もそうだし、『おとりよせ王子 飯田好実』なんてのもあったっけ。

さて、このテの食べることに比重を置いた漫画ありがちな要素は何だろうか。

真っ先に思いつくのは、“メシ顔”である

食べ物を目の前にしたとき食べ物を食べたとき、食べたあとにする“あの顔”である

エンターテイメントの基本は非日常性にある』と前述したけれども、当然これは食べる際のリアクションである

エンターテイメントとして、“メシ顔”は漫画視覚表現として実に分かりやすいのだ。

例えば『鳴沢くんはおいしい顔に恋してる』の主人公は、女性料理を美味しそうに食べている時の顔(メシ顔)が好きという設定である

『めしぬま。』なんて、食べているとき主人公恍惚の表情がテーマという開き直ったプロットだ。

余談だけれども、欧米には「フードポルノ」という俗語があるらしい。

これは「感動ポルノ」みたいな「ポルノ」の使われ方のようであり、何もセクシュアルな要素が含まれていることを指している訳ではない。

しかし、実際にセクシュアルな要素まで主体にしてくる食漫画もあるのだから笑える。

そういえば『食戟のソーマ』では食べると服が弾けるイメージ表現お約束だし、セクシュアルと食べ物は相性がいいんだろうね。

ここらへんで一区切り後編に続く。

2016-12-07

[]クソデローの町

b:id:kash06神父

「く、アトピーゾンビがこんなに大勢…。

 シ者の魂をもて遊びおって。

 ならば…、

 漏れ増田を常世の闇へ葬らん…。

 安らかに眠れッ! クソシズム!!」

kash06神父

「待っていろよ、Re-KAm

 トイレに到着するまでの辛抱だからな。

 …おおっ、あれはまさしく括約筋解放軍

 カミの助けとはこのことだ。」

恍惚b:id:metroq

「そう上手くいくかな。貴様たちの

 仲間はその厠の中で眠っている。

 ただの眠りではないよ。意思統合への眠りさ。

 眠りから目覚めた時、おぞましい

 ファックファックさんとして復活するのさ。」




恍惚のmetroq<反転時>

統合意思よ…、私をも…、

 吸収されるの…か…。」

2016-11-29

ピチ太郎

むかしむかし、ある地方都市に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

 おじいさんはショッピングセンタービアードパパシュークリームを買いに、おばあさんはマジェスティで市営の温水プールに行きました。

 おばあさんが市営の温水プールで水中ウォーキングをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きな五郎丸写真プリントされたニチレイ本格炒めチャーハンが流れてきました。

「おや、これは良いおみやげになるわ」

 おばあさんは大きな五郎丸写真プリントされたニチレイ本格炒めチャーハンをひろいあげて、マジェスティに乗せて持ち帰りました。

 そして、おじいさんとおばあさんが大きな五郎丸写真プリントされたニチレイ本格炒めチャーハンを食べようと袋をヘンケルス包丁で切ってみると、なんと中から元気の良い男の赤ちゃんヌルっと出てきました。

「これはきっと、ニチレイ本格炒めチャーハンにちがいない」

 おじいさんとおばあさんは諦めきれず食べようと頑張りましたが、どう頑張ってもこれは男の子だったのでやっぱり諦めました。

 そしてとりあえず大きな五郎丸写真プリントされたニチレイ本格炒めチャーハンからまれ男の子写真を撮ってとりあえずインスタに上げました。

おじいさんとおばあさんはこの男の子を育てることにし、二人の名前からそれぞれ2文字とってピチ太郎と名付けました。

 ピチ太郎スクスク育って、やがてやや性欲の強い男の子になりました。

 そしてある日、ピチ太郎が言いました。

「ぼく、鬼ヶ島へ行って、わるい鬼を退治(意味深)します」

 おばあさんに低糖質プロテイン団子やサラダチキンを作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。

 旅の途中の高速のサービスエリアで、ボディビルダーでゲイのイッヌに出会いました。

「ピチ太郎さん、ここはどこですか?」

「高速のサービスエリアです」

「それでは、お腰に付けた低糖質プロテイン団子を1つ下さいな。おともしますよ」

「は?」

 なんだかんだあってイッヌは低糖質プロテイン団子をもらい、ピチ太郎のおともになりました。

 そして、こんどは幹線道路の高架下でボディビルダーのサッルに出会いました。

「ピチ太郎さん、どこへ行くのですか?」

鬼ヶ島へ、鬼退治(意味深)に行くんだ」

「それでは、お腰に付けたサラダチキンを1つ下さいな。おともしますよ」

「いや別にこなくていいけど」

「あ、暇なんで行きますよ」

そんなこんなでまた一人おともになりました。

 そしてこんどは場末飲み屋街で元SM女王様キッジに出会いました。

あなた、どこへ行くの?」

鬼ヶ島へ、鬼退治(意味深)に行くんだ」

「それでは、お股に付けたキンタマを1つ蹴らせて下さいな。おともしますよ」

はい女王様…」

ドン

「ウッ…ありがとうございます

 こうして、イッヌ、サッル、キッジの仲間を手に入れたピチ太郎は、ついに鬼ヶ島へやってきました。

 鬼ヶ島では、鬼たちが近くのカルディからぬすんだ生ハムの切り落としやハニーローストピーナツちょっと高いチーズをならべて、酒盛りの真っ最中です。

クッキングシートに大麻を挟んでヘアアイロンで挟み、ワックス状の成分を抽出し水パイプで吸ってラリっている鬼もいます

「気をつけ!」

ピチ太郎が号令をかけましたがボディビルダーの二人は筋肉邪魔して気をつけの姿勢が取れません。

「まぁいい、適当に行って、適当制圧して帰るぞ。よし今だっ。」

 イッヌは鬼のアナルを舐めまわし腕を入れたり出したりしました。サッルは鬼のせなかを身体を使って丁寧に洗いました。キッジはムチで叩いたり 乳首に針をさして低周波治療器で電気を流したりしました。

 そしてピチ太郎もおちんちんをふり回して大あばれです。

 とうとう鬼の親分が、

「あぁあぁ"あぁ"あ"あ"ぁぁぁ」

と、恍惚の表情で逝きました。

 ピチ太郎とイッヌとサッルとキッジは、鬼から取り上げた生ハムの切り落としやハニーローストピーナッツちょっと高いチーズなどをハイエースつんで、元気よく家に帰りました。

 おじいさんとおばあさんは、ピチ太郎の無事な姿を見て大喜びです。

 そしてピチ太郎は、おちんちんプリンスアルバートというピアスをあけて幸せ暮らしましたとさ。

めでたし めでたし。

2016-10-21

http://anond.hatelabo.jp/20161021130524

胸や足や股間が強調されるような服装くねくね扇情的ポーズを取りまくって上気して恍惚とした表情をいつも窓口とかでやってる職員がいたらクレームの嵐確実だと思うんだけど。

ガチペドってどんな人?

若い頃に場末飲み屋で一人飲みしていたら、突然酔っ払ったオッサンに絡まれた。

酔った勢いなのか、オッサン第一声「あのね、ボクはロリコンなんだ」とか問題発言をする。

俺もかなり酔っていたので、勢いで「お、女子高生とか良いっすよね」とか受け応えたら、

「いやいや、ボクは小学生の高学年くらいが好きでさー」とか怖いことを言う。

しょうがないので、「え~でも小学生とはエッチできないでしょう? 穴も小さいし」とか適当に言ってみたら

エッチね。エッチはしなくていいの。ギュゥーッと抱きしめながら添い寝してほしいの」

とか恍惚とした表情でのたまうので、さすがにヤバイと思って席を立ってお勘定し、店を出た。

俺が生涯のうち出会ったガチペドは彼だけだ。

それは俺の想像を超えていた。

オタク文化でのエロス記号は、非オタ文化コンテクストとズレている。

最近駅乃みちかに関して東京メトロが荒れている。

鉄道むすめとのコラボで新たに駅乃みちかイラスト作成されたのだが、

その姿がいかがわしいと苦情が殺到しているらしい。

しかしながら私はエロゲアニメ雑誌などで

あいった表情、ポージングが艶めかしい物として扱われている場面をあまり見たことがない気がする。

オタク文化セクシーを表しているとされるイラストでは、

挑発的であったり、動揺を悟られないように堪えていたり、どこか当惑したような表情だったりではなかっただろうか。

キャラクターがくだんの駅乃みちかのように恍惚とした姿を見せるのは、

大抵の場合、何らかの対象に向けた羨望や感激を表現するためだと思う。

しかしながら、漫画アニメゲームというオタク文化以外に目を向ければ、

腰をくねらせ口を半開きにし、頬を赤くして、そして蕩けた目つきで何かを見つめている姿は色めかしさの記号として扱われることもなくはない。

体にまとわりつくような衣服表現もそうだ。

私が思うには、あのように肌質や皺を誇張して描かないと、「立体感に乏しい、塗りが甘い」とみなされてしまうからそうしているまでだ。

アニメクオリティが高いからこそ、一枚絵ならばより描きこみを多くしなければならないという不文律があるということだ。

自然なまでに光沢感を強調したかつての「エロゲ塗り」もそのような差別化の末に確立されたはずであろう。

駅乃みちかのような"萌え系"が自治体公共事業キャンペーンに起用されるといつも猥雑か否かという言い合いが起こるのは

オタク文化とその他マジョリティ齟齬に対して誰もが無頓着であるからなのかもしれない。

2016-09-19

[]お嬢鯖の謎

 海の生物には性転換をするものが多い。

 鯖鰈に遠縁で恍惚魚類に属するお嬢鯖も性転換をする生物と考えられるが、

状態確認されたことが一度もないという特徴をもつ

研究者たちは最初、単為生殖チョウチンアンコウみたいな矮雄の存在を疑った。

 しかし、お嬢鯖に雄状態存在することは脛毛の濃さからも明らかである

生殖細胞卵子だけではなく、精子になることも確かめられている。

 どうやらお嬢鯖は外の目が少しでもあると雌に性転換してしまうらしい。

特に漁船ネットに絡め取られたお嬢鯖はまたたくまに全てが雌化するという。

 研究者の中にはお嬢鯖は観測された瞬間に雌であることが確定する

漁師論的な魚である冗談めかして言うものまで表れた。

 雄のお嬢鯖探しは今も地道に続けられている。

http://anond.hatelabo.jp/20160918224022

2016-08-25

イボ(尋常性疣贅)

イボがふくらはぎにできたんだよね。ウィルス性?とかいうやつ。

そんでイボコロリとか使ったんだけどどうしても治らない。

ちょっと膨らんで、メロンパンみたいな形になってさ。

いい加減、どうにかしたかったんだけど、カサブタみたいな手触りは、それはそれで好きで、何となくヒマなときとか爪でカリカリやってたんだ。たまに引っぺがしてみたりして。けっこう血が出るんだけど。

そしたらさ、だんだん大きくなって、ある日、根本からからつまめちゃった。

おお、こりゃ取れるんじゃね、とか思って思い切って引きちぎったんだよ。

そしたらさ、もうすごい。

僕さ、実は蓮コラとかニュル動画が大好きなんだけど、マジで、イボはすごい。

メロンパンの裏側、もうザクロみたい。野いちごの方が近いか

白い、虫の卵みたいなつぶつぶがいっぱいくっついてんの。しかもそれが自分の体の一部。

ほんとヤバい。思い出しても鳥肌だってくる。

引きちぎったのは半分くらいだったんだけど、すぐに全部引きちぎったよ。

そんで全部眺めてすごくぞくぞくして。

今思えば恍惚に浸ってたんだね。

書きながら思い出してまたぞわぞわしてる。

まあ、その後、二時間くらい血が止まらなくて大変だったんだけど。

今、引きちぎったイボの穴はカサブタになっているんだけど、またイボに復活して欲しい。

が、どうやらこのまま治ってしまいそうな雰囲気でもある。

欲求に負けて全部引きちぎった僕が悪いのか。

少し残しておけばよかった。

2016-07-22

世界三大「恍惚とするほどのロマンを感じさせる砂州砂嘴

増田諸氏も、おすすめの地形を教えて下さい。

ビスワ湖

https://www.google.co.jp/maps/@54.5619993,19.8024271,10.25z

海と湖の境は、何の因果で繋がっていないのだろうか。

ヒトが切り開いたものか、はたまたこの一点にのみ土砂が堆積しなかったのだろうか。

街も港も整備された北側半島に比べ、南側半島廃墟が連なる哀愁さよ。


野付崎

https://www.google.co.jp/maps/@43.5973472,145.2897094,12.5z

半島を走る道路の両脇はすぐ海で、車で走っていると、いや地図を見ているだけでも、

どこかこの世にひとりぼっちで取り残されたような荒涼とした不安感にふと襲われる。

ただ朽ちて行くを待つトドマツ林は、そこがヒトの来る場所ではないと囁いているようですらあり。

ジム

https://www.google.co.jp/maps/@44.7462408,28.8225818,10z

砂地なのか、湿地なのか、はたまた陸なのかも怪しいなんとも粘着質な砂州

この砂州北側にはさら粘着質な湿地が広がっていて、そのなかにさらにベトベトした湖や川が群がり。

神様地図を作る時、ここだけ飽きてしまったような、はたまたここだけ特別にこだわったような。

2016-06-18

ネットでの賞賛

現状、好きな異性が居ない状況において、

ネットで「すごい!」とか「ワロタww」等と賞賛されると、

まるで異性から告白を受けたような、恍惚感を得るのは自分だけだろうか?

それとも、そういった風に感じるのはネット依存のため?

2016-05-10

Kindleを買いたいぼくの背中を押してくれ

諸所のレビューを見る限り、よい商品なのはよくわかる。

デバイスの値段もそれほど高くない上に、コンテンツは通常より安い。

本棚がかさばらなくもなるだろう。

躊躇しているのは、Kindleは、コンテンツは買えるけれど、本は買えないからだ。

知識欲は満たしてくれるけれど、物欲は満たしてくれないんだ。

本棚が、自分の読んだ本で満たされていくのには、ある種の恍惚感さえあるだろう?

背中を押して欲しい。さもなくば、すっぱり諦めさせてくれ。

すげーピストンしてる時にクリちゃんを自分で激しくこすられると

あー、何かゴメンな、って負けた気になる。本人は恍惚としてて、何にもなかったかのようにケロッと楽しんでるみたいだけど。

2016-04-22

彼氏とのエッチ

がすきというよりは、エッチするときわたしに興奮してる彼氏さんのことがすき。もちろん行為もすき。

当方割と濃いめの腐女子なのですが、BL本で読んだような興奮の仕方をされるとすごく興奮する。わたし被虐欲があるのもそうだけど、とにかく求められたりわたし欲情されたりすると、この上ない恍惚を感じる。おねショタ的……?

わたしキモオタ腐女子ですが、現実恋愛普通にするしBLにばっかり興味があるわけではなく。まあ最近旦那さんお子さんいらっしゃる腐女子の方も多く見かけるし。いまはそこの話がしたいのではなく。

すごく興奮するんですよ、彼氏さんとわたしカップリングに。BLじゃないけどBLみたいというか……。たぶんわたしがそういうCP趣向なんでしょうね……肉体的ABだけど精神BAみたいな……まさに彼氏さんとの関係ってそんな感じ……いい意味でね……

絶対世の中に少しくらいはこういう興奮に共感を覚える腐女子がいると思うんだけど……いないのかな……朝から何書いてんだろうね……

2016-04-12

新しく近所に建った保育園がうるさいので苦情を言いにいった。

 朝から晩までガチガチャギャーギャー。

 重低音がきいたヴォイス隣家であるうちの壁を揺らしている。


 日頃は少子高齢化問題について憂慮している俺もさすがに堪忍袋の緒が切れて、保育園に苦情を言いに行った。

 保育園入り口に掲げられた「フジロックフェスティバル2013」の看板をくぐって、敷地の中へ。


 足を踏み込んだ瞬間、鼓膜とみぞおちを低く重い金属音がついた。

 悲しげでメロディアス演奏が俺の皮膚にまとわりつき、全身をねぶる。なんだこれは。

 周囲のオーディエンス恍惚とした表情でステージ上の一転をなかば崇めるように、なかば畏れるように見つめている。

 会場三千の瞳が注がれている先で山嶺のようにそびえ立っていたのは、丸刈り筋肉質の巨漢。



 トレント・レズナー



 ナイン・インチ・ネイルズだ。



 ナイン・インチ・ネイルズ日本にやってきたのだ。

 このフェスのために。

 この夜のために。

 おれたちのために。


 知らず、涙があふれていた。忘我の涙だ。

 保育園に来た目的も、その動機となった怒りも、少子高齢化社会のひずみも、すべてふっとんでいた。

 過去? 未来? そんなものはどうでもいい。

 今この瞬間。

 今この瞬間しかない。

 俺たちは今ここで、全身全霊でレズナーの奏でる現在の粒子を浴びている。全身全霊で悦んでいる。


 夢の様な四十分間が過ぎたのち、隣に経っていた古参風の園児が俺のすねをポン、と叩いてウィンク飛ばした。

「楽しんだかい、兄ちゃん?

 これが保育園の、

 これがフェスってもんよ。

 音楽ってのはな、

 現場にやってきたやつにしかわかんねえヴァイヴスってのがある。

 四畳一間の寂しい部屋でヘッドホンつけてセンズリこいてるだけじゃ決して手にはらねえサウンドがな。

 俺たちは、この感動を共有するために保育園に来てるんだ。

 いってみりゃ、園内はひとつ家族みたいなもんさ。

 身分も、出自も、人種も、年齢も関係ねえ。境界なんか存在しねえ。

 ジョン・レノン理想現実を知らない戯れ言だと笑った人間を呼びつけて、これを見せてやりたいね

 兄ちゃんなら、わかるんじゃねえか?」

「わかる……」俺は三歳児に跪くような体勢をとり、泣きはらしながら彼の名札をみた。「わかるよ……たけのり……」

 たけのりは莞爾とした笑みを浮かべ、俺の方を叩き、

「まだフェスは終わっちいねえ。

 次のライブも楽しんでくんな」

 と告げると、そのまま風のように去っていった。


 どこからか、スクリレックスのエッジの聞いたビートが響いてくる――

  

2016-04-05

うちの子10ヶ月)の一番可愛い表情

うちの子10ヶ月)の一番可愛い表情はうんこをしている最中の表情だと思っている。

普通なトイレの中で誰に見られることなく浮かんでは消えていく苦悶もしくは恍惚の表情が明るいリビングで惜しげも無く開陳されるその無防備さ。

なんとも言えない可笑しみと一生懸命さが同居した表情。

「…んっ………んっ……んっ……」と排泄を知らせる小さな掛け声。

全てが可愛らしい。

貧血予防のために細かく刻んでおかゆに混ぜたほうれん草のほぼ全てに思える量がオムツにそのまま現出する徒労感もまた愛おしい。

この今しか見られない表情を写真もしくは動画に収めたい欲望があるが人権侵害に思えて自重している。

2016-04-01

マックで『バットマン vs スーパーマン』の感想戦していたカップルの会話

<当記事は『バットマン vs スーパーマン』の重大なネタバレを含みます



男「……どうだった?」

女「……いや?」

男「……ん?」

女「だめでしょ……完全にだめでしょ……『バットマンフォーエバー』よりダメだったでしょ……映画版『DOOM』よりダメでしょ……」

男「客あんま入ってなかったね」

女「むしろ観るべきでしょ。みんな観るべき。オススメしてもいいくらい。汝が敵を知る目的のために観ろと」

男「俺ならオススメされてもいやだね。単につまんないってだけじゃない。おれこれ嫌い。大嫌い」

女「上映中寝てなかった?」

男「寝れないでしょ。だってうるさすぎだし」

女「お酒でも飲んでたらアイゼンバーグの演技もすこしは真に迫って見えたかもね」



ベン・アフレックの演技について

男「各所でいじられてるようだけど、バットマンを演じていたベン・アフレックは悪くなかったよね」

女「そうそう。ベンアフは悪くない。髪型もキマってたし、何より雰囲気がいかにもブルース・ウェインって感じだった。

  演技よりは脚本がひどかった。

  キャラクターが浅薄すぎ。登場人物全員。『マン・オブ・スティール』に出演した面々でさえそう。

  初登場のバットマンについては前からファンの注目を浴びることはわかってたはずでしょ。絶対に『ダークナイト三部作と何が同じで何が違うのか、比較されるのは避けられない。

 それが何? あっちにふらふら、こっちにふらふら。『おれは孤独だー地下にひきこもるぜー」とかなんとか基地でやってた次のカットには、パーティで社交してる。スター社長かっつーのお前は」

男「スタークのプレイボーイキャラアル中の素でやってるけど、ウェインのは演技だよね。社交用の仮面をかぶってる。だからさ、アフレックが悪いんじゃないんだってば」

女「そう、全然悪くないんだけど」



ザック・スナイダーは良い監督か?

男「そもそも俺、ザック・スナイダー作品嫌いなんだよね。『エンジェル・ウォーズ』もクソだったし。何あのメンヘラ妄想

 今回のBvSには彼の監督としての弱点がほぼ全面に駄々漏れてしまっているように思う。

 そりゃ、いいところもあるよ。ときどき素晴らしいアクションシーンを取るし、火の表現にはこだわりを感じる。観てて時々はいい映画に思えてくることもあるんだ」

女「撮影監督ラリーウォン)が良いんでしょ」

男「そう撮影監督が良い。スーパービーイング同士のバトル描写は新鮮だったし、ダークな雰囲気にもしっくりハマっていた。この暗いトーンというのがくせ者で、ノーランときはちゃんと機能してたんだよね。

 ところがワーナーノーラン以外にもノーランみたいなトーンで描くことを求めてしまった。ジョークは入れるな。笑えるようにするな、ってね。『グリーン・ランタン』はその最たる犠牲者だよ。

 ワーナーは、250億ドルもの予算を任せるにあたってスナイダーならノーラン路線を継承できるだろうと考えた。そして脚本家たちに今後シェア・ユニヴァースを展開できるように膨らみをもたせたホンを書かせようとした。

 一方で、出資者たちが求めたのはマーベル/ディズニーみたいなヒーロー映画だったのさ。そして……」

女「ちょっと待って。アベンジャーズ:AoU』も似たようなもんでしょ。AoUは『やらなきゃいけないこと』が多すぎた。ちょうど、マーベルシネマティック・ユニバースが次のフェイズに移行するための大事な試金石だったから、AoUはむりくりなプロットにならざるを得なかった」

男「そうだな、たしかに同じ問題を抱えていた。

 けど、AoUはなんとかそれを乗り切ってそれなりの支持を集めただろ。

 理由は二つある。

 一つ、AoUの監督だったジョス・ウィードンがザック・スナイダーより優れた監督だったってこと。

 二つ目、各キャラクターが均等に、特に彼らの感情が均等に仕込まれていたってこと。

 なんたって、どのキャラクターも『自分映画』でキャラを掘り下げてきたんだからね。

 ストーリーが多少薄かろうが、誰だってアイアンマンを知ってるし、ソーを知ってるし、ホークアイを、フューリー長官を知っている。

 事前に他の積み重ねてきたキャラ造型を"収穫”すれば、『アベンジャーズ』ではキャラの説明に要する時間を節約できる。ところがBvSときたら……」

女「しょうがないところもあるよ。ここ十年のマーベルとDCのシネマティック・ユニヴァースを比べてみてよ。マーベルが順当に年輪を刻んできたのに対して、DCはリブート路線変更や主役俳優の交代が相次いで、積み重ねなんかほとんど残らなかった。

 DCはBvSただ一作品だけでマーベル映画十六年分の歴史においつこうとしているのよ」

男「そうだね、マーベルは長い時間をかけて準備してきた」

女「マーベルには一つの確かなメソッドが確立されている。新キャラが紹介されて、今後どう他のキャラと絡んでくるのか、そういうのが映画全編を通しで観なくてでさえわかっちゃうセリフカメオを拾ってるだけでもね。マーベルは観客を巻きこむ術を心得ている。

 そこへきてDCは……苦労してるよね。映画づくりそのものに」



ダークな映画は「楽しい」か?

女「BvSの冒頭はすごくクールだった。

マン・オブ・スティール』のバトルシーンをウェイン目線の別アングルから再解釈する。これはすごい良いアイディアだったと思う。そこまではほんと良かったんだけど、その後がもう陳腐の極み。

 恍惚とした表情で天国に召されるブルース少年を観た瞬間、がっくりきたでしょ」

男「脚本がとにかく浅いし弱い。ファン批評家の『暗すぎるトーン批判』を批判してたけど……」

女「だって楽しくないんだもん」

男「いやそれは問題じゃなくて」

女「問題でしょ」

男「いや『バットマン・ビギンズ』も楽しくはなかったよ」

女「あれは楽しいものだったたよ。『楽しい』の定義が違うな。『ビギンズ』はいっぱいアクションシーンがあったし、エキサイティングだった。次から次へといろんなことが起きて観ていて飽きないんだ。

 そういうものが私にとっての『楽しい映画なの。

 でもBvSは『楽し』くない。キャラがお互い見つめ合ってるだけでしょ」

男「うんああまあ確かにそうだな。トロいんだよな全体的に。いらないシーンが多すぎるし、なおにプロットは穴だらけ。ワンダーウーマンが登場してからはアクション映画としてすごかったけれど」

女「それは本当に『すごい』と形容していいものかな。単にその前の部分より『マシ』だったってだけじゃない?

 アフリカの村で大量虐殺事件が起きました。それでスーパーマンはみんなを救えるわけじゃないんですってんならまだわかるけど、『おい! スーパーマンが村人を撃ったらしいぞ!」ってのはどういうこと?

 スーパーマンが銃で人を撃ったりするわけないだろが!

 なに疑ってんのあの世界の人らは。


 だいたいフィンチ議員が意味不明すぎるんだよ。なんであんなキレてるの? 彼女レックス・ルーサーに対してどういう感情を持ってるの? 結局何がやりたくて動いてるの?

 やっぱりマーベルと比べちゃうな。

 マーベル映画キャラたちはそれぞれの拠って立つところが明確なのに」

男「ストーリーも感情も描写不足。演出もそんなによくない。まあ、結局しかし脚本なんだよな」



バットマンの両親死にすぎ問題

男「一番がっかりしたのはメインイベント――つまりタイトル曰くの『バットマン vs スーパーマン』のバトルだ。

 バットマンが優勢で――スーパーマンを負かしつつあったんだけど」

女「いいことじゃんバットマンさいこー」

男「いいんだよ。いいんだけど。

 よし、このままバットマンスーパーマン野郎を吊るして処刑だ! ってなったところでさ、いきなりバトルを中断するわけ。

 スーパーマンが『マーサ』って名前を口にしたから。

 それでバットマンマーサって俺のママ名前じゃん! お前、ママを知ってるのか! じゃあ……友達ってことだな!』――仲直り!

 ……おいおいおい待てよ、と」

女「(爆笑)」

男「××すぞと思ったね。さすがにね。そして始まる例の回想シーン

女「ほんともうかんべんして欲しいよね。もういいじゃん。もう観たくないよ。だってみんな知ってるでしょ? 『バットマンのクソ両親は殺されました』って。何回それやれば気が済むのって話。バットマンには悪いけど」

男「ドゥームズデイ倒したあとさ、二つの葬式が平行して描かれるじゃん。映画の演出の方向性としては、観客にあたかもスーパーマンマジで死にましたみたいに誘導してるんだろうけどさ。

 観てるほうは『ねーよ』ってハナから白けるよな。

 スーパーマンの死で終わるスーパーマン映画がどこの世界にあるっていうんだよ。

 いいか、アメコミ世界には絶対生き返らないキャラが三人いる。

 そのうち二人はブルース・ウェインのお父さんとお母さん。

 残りの一人はスパイダーマンのベンおじさんだ」

女「その三人、ほんとうんざりするくらい死ぬよね

男「必要な死ではあるんだよ。そのヒーローオリジンの深い部分に関わる死なんだから。この三人以外の奴らは逆に死んでも生き返りまくる。スーパーマンも当然生き返る。

 だいたい『ジャスティス・リーグ』の予告見てるんだから、スーパーマンが死なないことくらいわかるだろ!!!

 それなのに十分そこいらもちんたら葬式やって悲しいですね、って何の茶番だ!1!!」

女「『ジャスティス・リーグ』の前準備としてもガタガタだよね。

 何あの十五年前のドラマみたいなしょぼいインターネット描写は」

男「おじいちゃんにとっては電子メールはいつも秘密めいてみえるんじゃないんですか」

女「ダイアナプリンスバットマンを出しぬいてハイテク機器を盗みとるじゃん。それでいて、『あら大変。これわたしじゃ解読できないわ』ってなんだそれ女子か。写真バットマンから送ってもらうために盗みを働くってどんだけ遠回りなのよ。いまどきアマゾネスでも Amaazon.com で買い物できるっつーの」

男「あー」

女「で、さあ、その機密ファイルアクアマンが出てくるじゃん。沈没船から出てきてトライデントを振りかざしてワーっなるやつ。観てて、ほんとくっだんねーと思った。

 あの場面にDC映画のひどさが凝縮してたね。脚本家の怠慢の象徴だよ。マーベルだったらクビ間違いなし。

 繰り返しになるけど、マーベルキャラはどこへ向かって収斂していくのかはっきりしているし、一方でファンが喜ぶ要素をよくリサーチしてる。だから私たちネットで話題シェアしたりリツイートしたりいいねしたりするんだよ」



スーパーヒーロードラマについて

男「もちろんマーベルだって完璧じゃない。現場上層部クリエイション方向性の相違から何度もトラブルをおこしている。エドガー・ライトウィードンが去ったのもその一端だ。それでも比較的いいものを作り続けている」

女「一番不出来なマーベル映画でさえ、一般的には『良い出来』だよね」

男「公平性を期して言うなら、DCはテレビドラマだと面白いエンタメを作れるんだよね。

 『ARROW』も『フラッシュ』もすばらしい。

 いっそ、ドラマをそのまま映画にもってくりゃあいいのに。俳優もさ。そっちのほうが断然いいものが撮れるはずだよ」

女「アメリカではテレビの俳優は映画に出演しちゃいけないって不文律が存在するっていうよね。真偽はわかんないし、都市伝説みたいなもんだけど。

 でも、もしDCがそのルールを自社の作品に適用してるんだったら……こんなにアホなことはないよ。

 DCがモタモタしてるあいだに、ここのところマーベルNetflixとのタッグを組んで『デアデビル』を筆頭にすばらしいドラマを量産しはじめた。

 マーベルならテレビ映画クロスオーバーさせるくらいのことは軽くやってのけるだろうね」

男「マーベルドラママイナーキャラも上手く扱っている印象があるね。『ジェシカ・ジョーンズ』なんか知名度のわりにはよく練られた、丁寧なドラマだよ」



レックス・ルーサージュニアとその他の面々

女「ルーサー役のジェシー・アイゼンバーグの演技はどう思う?」

男「なんであんないけ好かないガキになっちまったのかな。レックス・ルーサーじゃなくて『レックス・ルーサージュニア』に変更されたのは何か説明があってしかるべきだったんだけど、そういうのもなかったし」

女「パパに虐待されて育ったから、スーパーマンコンプ持つようになったみたいな感じだったよね」

男「アメコミの悪役っていうのは前もって完成されたキャラクターだから、実は性格俳優とあまり相性がよくない。良い役者と人気キャラの両立はむずかしいんだ。

 アイゼンバーグがどんなにがんばって悪役を演じてみても、観客は『ああ、いつものジェシー・アイゼンバーグだな』って思っちゃう

 一番の問題はロン毛のまま出しちゃったことだよな。

 まるでバットマン vs スーパーマン vs マーク・ザッカーバーグってかんじ」

女「わたしが懸念してるとこもそこ。BvSのアイゼンバーグは一人だけ別の映画で演じてるみたいだった。腰抜けぞろいの他のキャラクターと比べて明らかに浮きまくってたわよ」

男「シリコンバレーで調子こいてるIT起業家を悪役にしてみるか、程度の発想でしかないよね」

女「アメコミ映画ヴィランとしはキャラが貧相だった。ダークサイドに落ちるほどの動機もなければ、ヴィランとしてのヴィジョンも備わってない。

 いってみれば、ネット荒らし野郎と一緒ね」

男「たしか、DCのライターで……ジェフ・ジョーンズだったかな? が言ってたんだけど、

 『レックス・ルーサースーパーマンを憎む理由はこうだ。(ルーサーによれば)スーパーマンのせいで人類は自信をなくし、堕落してしまった。人類自分たちが作り出した問題の後始末をスーパーマンに任せっきりにしている。

 それこそが、ルーサーが『スーパーマンは危険だ』と主張する理由なんだ。ルーサーはスーパーマンを打倒することで人類に強さを取り戻させようとしているんだ。彼はヒューマニストなんだ』」

女「なるほど」

男「ところがこの映画では……」

女「あんまり頭もよく見えないよね。思わせぶりに暗躍しといて、バットマンスーパーマン対峙させるお膳立て以上のことはなんもやってない。どんな隠し玉が出るかと期待させといて、四十分前に観客に見せたもの以外は何も出てこない」

男「まあ、さすがにバットマンスーパーマンマザコントークでもりあがるなんてのはルーサーも僕達も予想できなかったけどね」

女「おもわずふたりともクリプトナイトで刺したくなったわ……」


男「ドゥームズデイとのバトルシーンはかっこよかった。ワンダーウーマンが登場した瞬間は『これこそ俺が見たかった映画だ!』と興奮したよ。二時間映画を観ていて初めてグッと来た瞬間だった」

女「ワンダーウーマンは余計な描写がないのがよかったよね。『ジャスティス・リーグ』が今から心配だな。DCのクリエーターたちって、自分たちがどこへ向かって何をしてんのか理解できてるのかな? 現場から上層部含めてさ」

男「最初の計画どおり、ジョージ・ミラー監督させりゃあよかったんだよ。ジョージ・ミラーの『ジャスティス・リーグ』……想像しただけでワクワクしない?」

女「するする。私としてはベン・アフレックでもよかった。でもバットマン役として参加することになったからって、監督からは降りちゃった。もったいない

男「周囲の非難を恐れたんだろうね。自分監督して自分で主演するスーパーヒーロー映画って、どうしても嘲笑を免れないだろうし」

女「気にすること無いのに。ベン・アフレックバットマンキャラメイクを繊細に達成していた。声もちゃんとバットマンやってたし、演技もすばらしかった。そういや、ジェレミー・アイアンズアルフレッドはどうだった?」

男「そこそこって感じ」

女「でも、そこそこ止まりでしょ。アルフレッドにしては暖かみに欠けていた。アイアンズがやるとアルフレッドってよりかはルシアス・フォックスっぽいよ」

男「あー、『GOTHAM』は観てる? ドラマの」

女「いや?」

男「ドラマアルフレッドやってる人はなかなかハマってたよ」

女「『ゴッサム』はねえ……観たかったんだけどさ。CMでウェインの両親が死ぬシーンをやってるのを観てさ……ちょっと耐えられなかった」

男「三十分前からお前そればっか言ってるな」

女「別に言いたくて言ってるわけじゃないっての」



『BvS』は最高の映画

男「批評家から叩かれまくってる反動か、BvSを過剰に擁護する人たちがいるね。『人生で最高の一本』だとか」

女「何言ってんだか」

男「そういう人には『君はもっと映画を観る必要があるね』としか言えないね人生で他に観た映画がこの前の『ファンタスティック・フォー』だけなのか? 『市民ケーン』を観てみなさいよと。どっかからダークスリラーの名作リスト探してきてさ、かたっぱしから鑑賞すればいいよ。そうすれば暗い世界観に相応しいキャラ造型やストーリーメイクが理解できるはずだよ

 世の中にはもっとすばらしい映画があるんだって増田にも知ってもらいたいな」




参考:

https://soundcloud.com/rottentomatoes/batman-v-superman-is-rotten

2016-02-25

美味い料理恍惚とすることって実際ある?

漫画アニメなんかでは時々見かける描写だけれども、実際に経験した事ないんだよね

俺の場合、美味い料理を食うときは皿が空になるまで無心でひたすら食い続けるタイプなんだけど、一口頬張った瞬間に咀嚼も何もかも止めてうっとりするタイプは身近にも見たことがない

そういう人って実際居る?

2016-02-13

文化の日、土人の男たちは半裸で舞い踊る。

焚火に照らされた黒い肌には汗が光る。

「ブンカッ! ブンカ!」

天まで届けよと勢いよく太鼓を叩き、そのリズム恍惚へといざなう

「ブンカッ! ブンカッ!」

これが自分たち文化なのだと、誇りなのだと見せ付ける。

「ブンカッ! ブンカッ!」

そんな、土人たちの文化の日

Document ID: 16f13097622a11badedc295b389fb228

2016-01-13

[] 水素乙女PVから理解する歌詞の作り方

 
一、
 メッキー水素水をたらふく飲んで記者会見に臨んだ。何しろそれはポンキッキーズの頃より愛飲する魔法の水だったからだ。彼女水素水の魅力を以前からNHKを通して世界中に伝播させようと考えていたが、その計画は遅々として進まなかった。美しい黒髪と美肌と目の輝きをもたらす、キャットフードリンに近い効能彼女お気に入りだった。スキーロケ中に崖へと転落したガチャピン着ぐるみに無理矢理水素水を流し込んだ時も、彼はポンポポンポポンキッキーズ! と叫んで飛び起きたくらいだ。彼女水素水に対する信心の厚さが核融合炉壁のそれを凌駕するのも無理はなかった。しかし逆にその分胸中の核融合炉は煮えたぎり続けなければならない。なんとしてでもこの素晴らしい水素パワーを全世界へと伝え、死地より復活したガチャピンのように人々を蘇らせたいと考えていたし、その目の輝きは液晶ディスプレイの向こう側にいる人々のまなこを貫いていたのだ。
 バラドルとして花咲いた彼女の前にオタクから超新星のように現れたメッキーアリーエルが現れた時も、胸のうちのさざ波が泡立たざる得なかった。若くて美人水素水も飲んでいないアリーエルを見て、自分のすべてが否定されたような気がしたのだ。その上名前までかぶってしまっている。そんな彼女が『メスの極み乙女ボーカルのナヨら衞門と仲良くなるのもある意味自然なことだった。彼女は早速ナヨら衞門を水素水漬けにしてしまい、感化されたナヨら衞門は早速『水素水あふれかえる』をリリース。清涼感あふれるナンバーオリコン一位を獲得してしまい、それとはあまり関係なく日本ガチャピンブームが巻き起こされてしまった。メッキーは勢い余って水素水CMに励んだが、ナヨら衞門との関係をかねてから噂されていたメッキーは、彼とのデート写真をリークされてしまう。一挙に水素水で線がつながったメッキーは、こうして記者会見場にかり出されることになった。

二、
 緊張の面持ちで灰色カーテンを見つめるメッキーの前に、メイクさんが現れて優しい言葉をかけた。こんなに水素で膨らんだコシのある髪を持っているのですから気にすることはありませんよ、というメイクさんの言葉も今のメッキーに届くことはない。むしろ微妙表現を用いたメイクさんの言葉に、水素水を用いた歯ごたえのあるうどんを思い浮かべたりした。それから大きく水素で潤んだ目を瞬かせながら鏡に写った自分の姿を見つめて、今日記者会見でどうやって水素水の素晴らしさを世界へと伝えようか、と考えるばかりだった。彼女にとって浮気スクープものの数ではなく、すべての主語水素水帰結するという程に水素水大事な項目なのだ
 洗脳したメイクさんに手を降って記者会見場に訪れたメッキーは、始めてのスクープ記者会見にどう対応すべきかを考え始めていた。机には事務所から用意された原稿が置かれていたものの、上から水素アイで見回してみても全く水素の良さが書かれていない。メッキーはその原稿に泡立つ不快感を感じたものの、水素のことを思うと鼓動が高まり心の原子炉壁を炉心がなめ尽くすような気がした。フラッシュをたく記者たちの前でメッキー前頭葉元素記号を追いかけており、水素料理イメージ作りに余念がない。そうかと思えば、今から記者たちに水素の良さを伝えなければならないという使命感に突き動かされて、夢心地から目覚めたりした。
「今回の件に関してですが」
 もちろん水素のことですよね、と返しかけたメッキーは気が動転して、ひとまず無難原稿を読み上げた後、友人関係であることを強調した。しか彼女の熱く煮えたぎる原子炉は「ナヨなんてただの広報水素奴隷よ」、という野望めいた気持ち必死に押さえるばかりでいっこうに収まる気配がない。記者たちも当のメッキー本人も会場の熱気のせいか、質問一つ目であるにもかかわらず部屋の温度が増したように感じた。
「彼とは不倫関係だったそうですが」
 メッキーはあまねく宇宙存在する水素に思いをはせると、一人恍惚とした表情を浮かべて無言で首を横に振った。その表情と動作の不一致振りを見た記者たちのフラッシュ攻撃が強まる。
「では質問を変えましょう」
 東東新聞記者レコーダーを手前につきだして、自分の姿をカメラに写り込むように意識した。その記事にかける思いがさらに部屋の空気を重く、熱帯夜のような熱さへと変化させてゆく。メッキーは彼の意図は全く考慮することなく、その情熱的な姿を見てこの男を使えばさらなる水素の魅力を伝えられるのではないのか、とこの瞬間にも考えていた。それはメッキーという心の壁を量子的にワープさせて記者へとリンクさせ、結果的記者質問の際に訳のわからないことを口走った。
最近はやりの水素水についてです……あれ」
 メッキー情熱はもはやナヨら衞門には注がれておらず、対象は目の前の記者へと遷移していた。一人の女性記者が怪訝な面持ちでその男記者に目配せし、次なる質問をぶつけようとする。それを邪魔すべくほかの記者が割って入り、さらに気温は素肌で感じ取れるほどに上昇していった。あまりの気温上昇に女性記者は体のほてりを感じて顔を赤らめながらへたり込み、男性記者は何が起こったかもわからないまま興奮した神経もそのままに鼻血をしたたらせてゆく。全員が全員この場が何かおかしもの支配されているのではないのかという疑念に突き当たった矢先、恍惚とした面持ちでほほを赤らめるメッキーの体が徐々に大きく膨らみ始めた。彼女のおなか、胸、二の腕、あごは見る間に拡大してゆき記者たちとメッキーを隔てた机も圧力に押されて取材陣を将棋倒しにしてゆく。
 その瞬間、雪崩れる記者たちとパイプいすを尻目に、後列のTV関係者一名が慌てて窓を開いた。軽やかな清風が場内に流れ込む頃、TV関係者の彼は自らの行動を数秒のうちに後悔した。部屋半分ほどに膨らんだメッキーの体に急激な酸素化学反応し、そのタイミングで東東記者の持っていたライターは強く押し込まれたのだ。
 
三、
 黒雲は東京の上空に到達すると、光と熱を発した衝撃波東京タワーを一瞬にして塵に変え、宇都宮餃子館へと指導に来ていた陳建一を吹き飛ばした。タモリ東京散歩番組半笑いになった安斎肇を飛来させ、展示品の進撃の巨人は派手に動き回る。ツアー中のガクトは無表情のまま腕組みして空を飛び、具志堅用高ニライカナイへ向かってシャドーボクシングを繰り返した。混沌とした状況のなか地面は割れ海水東京を飲み込み、関東ほとんどが壊滅的な状況になったことで、日本円は売りが相次ぎ臨時政府国会は大いに荒れた。
ゲスの極み乙女川谷絵音は壮大なイメージを思い浮かべながら、自分デザインすらしないジャケットPV妄想していた。たとえばそんなことがあれば面白いし、最高にパンキッシュでポップでソリッドだなんて思ったりもする。午後の夕焼けが、赤いメロンみたいに地上を焼き尽くす日々が愛おしいとも感じた。だからきっと夢なんて本当はゲスなんだと歌詞に記すことにしたし、日常と大差ないと言い切ることにした。それは後のシングルになって水素みたいに日本音楽シーンを爆発させる。日常ゲスを吹き飛ばすゲスもいいじゃない。そう呟いた川谷は、夕焼けを背にしてシルエットに切り取られながら帰宅した。

2015-12-19

[] 承認欲求の森

第七七四部隊長 摩巣53様へ。

増田ねこの報、聞きました。ネコではなかったようで、残念でしたね。今度は良いしらせが聞けることを祈っています

私の弟、須田072は元気でやっているでしょうか。ご迷惑をおかけしていなければ良いのですが。私の部隊明日にでも《承認欲求の森》に入ります。正直なところ生きて帰れるかどうか……。弟によろしくお伝え下さい。私はお前を愛している、と。

2015-12-19 16:00 for mail

※※※※※

「満間隊長、ついに入りました。《承認欲求の森》ですよ」

部下の奈々詩が言った。

「ええ、そのようね」

私はズボンポケットから羅針盤を取り出した。方位磁針はくるくると止めどなく回転し、完全に方角を見失っている。

「恐ろしいですね。他者から無責任承認が、自分の本当に進むべき道を迷わせる。何千人もの増田承認欲求の虜になり、この森に姿を消した……」

奈々詩は道の先を睨みつけている。彼女の弟も承認欲求に足を掬われ、命を落としたのだった。森は霧で満ちている。少し息を吸い込んだだけで承認恍惚感に目眩しそうな、恐ろしい瘴気だった。

ふぇぇ……ふぇぇ……』

森の奥から、不気味な声が響く。私と奈々詩は熱線銃を手に持って、声の聞こえる場所へと慎重に足を進める。木々の切れ間から見えたのは、ふりふりのワンピースを来た中年男性増田だった。

ふぇぇ……ブクマが欲しいよぉ。ブクマカおにいちゃあん

中年男性幼女増田スカートをたくし上げて、自分の涙を拭いていた。上空では灼炎鳥(ホッテントリ)が喜々として飛び回り、獲物を喰らう機会を窺っている。

私は中年男性幼女増田に、銃口を向けた。幸いにしてまだ向こうはこちらに気がついていない。

「殺すんですか」

奈々詩はためらいがちに聞いた。

「ええ、それが増田のためよ。ブクマ中毒の末期患者がどれほどの悲壮最期を遂げるか、あなたも知っているでしょ」

もともと、自分の『名』から切り離された完全匿名空間は、承認欲求とは縁が遠い世界だと思われていた。増田であればスターの過剰摂取による食中毒も起こらないし、ましてや増田ブクマをつけようとする物好きもいなかった。いつからだろう、このセカイは変わってしまった。

さよなら

私は口を固く引き結び、銃の引き金を引いた。森にひとつの銃声が響き渡る。

増田探検隊第四十四部隊》の任務は、まだ始まったばかりであった。

2015-12-10

増田はもう疲れた

増田はもう疲れた毎日毎日釣り記事を書いて、ブコメを貰うことを唯一の生き甲斐としていた。けれど、ホッテントリ入りしても、はてなブックマークトップ画面を飾っても、私の承認欲求が完全に満たされることはなかった。だから増田をやめることができない。

1ブクマつくと、脳の奥底に電流が走り、コーヒーを3杯飲んだあとのような恍惚感がほんのりと浮かび上がる。2ブクマつくとほろ酔い状態となり、心地良い酩酊感に包まれる。3ブクマつくと身体が火照ってきて、もう理性で感覚を抑え付けられない。10ブクマを超えたあたりでエクスタシーに到達する。麻薬と同じようなもので、増田がやめられない。

私は大学生の頃、就職活動にことごとく失敗した。内定が得られないままに卒業した、社会負け組だった。そんなとき、ふと増田に足を運んだ。愚痴を書き込むと、ブックマーカーと呼ばれる人たちが私の側にやってきて「良い文章だ」と褒めてくれた。砂漠に一滴の水が零れ落ちるように、私の心は初めて承認されることの悦びを知った。

もっともっとだ。ブックマーカーの人たちに褒めてもらいたい。無職の私は、就職活動もそっちのけで増田投稿に熱中した。渾身の力を入れて書いた記事は、そのときは目に触れなくても、後から必ず増田ウォッチャーの人たちが拾ってくれ、人気記事に入ることができた。

私は今までにエントリーシート履歴書を何枚も何枚も何百枚も書いた。100社以上にエントリーしたが、誰も私に目を向けてはくれなかった。けれど、増田は違う。増田に書いた文字は、みんなが見てくれている。増田こそが私の生きる道なのだ。悟ったんだ。私は清々しい開放感に包まれて、世界自分のすべてが受け入れられたかのような気持ちになった。

「お母さん、僕は増田プロになるよ」

そう宣言した日。

母は眉間に刻まれ悲壮なシワを両手で隠して、さめざめと泣いた。隣で聞いていた父は腕組みをしながら「そうか、それがお前の決めた道なら、俺は止めない。だが絶対に諦めるなよ。お前が増田プロになる日までは、うちの敷居を跨がせない」と厳かに言った。

私は家を追い出され、野に放たれた。はじめは何もかもが自由で、新鮮だった。私は誰にも縛られず、何を書いても許された。私は毎日毎日増田を書き続け、ブクマを積み上げていった。

それから1年が経った。なんだ、この虚しい気持ちは。自分が今まで努力してきた日々が、何もかも無意味に感じられた。見下していたはてなブロガーの人はAdSenseで月10万円を稼ぎ、すっかりプロブロガーとして独立している。対して私は1円足りとも稼げていない。結局のところ、私はなんのキャリアビジョンもなく「プロ増田」という甘い妄想キラキラとした夢、幻想承認欲求に衝き動かされて、3歳児が野原を駆けまわるようにふらふらと遊んでいただけなのだ

Twiterのプロフ欄には「フリーランス」と声高々に書いていたし、増田プロとしてのポートフォリオサイトも構築した。Facebookに「俺は増田プロになったんだぜ」と書き込むと、イイネがたくさんついた。今までまったく友好のなかったフレンドから増田さんはすごいですね! 会社の枠組みに収まらない人だとは思ってましたが、まさか増田プロになるとは! 今度一緒に飲みましょう」と、下心満載のメッセージが届いた。

高校では一言も口を聞いてくれなかった同級生から次々とフレンド申請が送られてくる。承認待ちリストには、かつて私が片思いした女性も含まれていた。違うのだ、私はいま「増田プロ」の虚しさに打ち震えているのだ。私が欲しているのは、ブクマでもはてなスターでもない。

ありのまま自分を認めてくれる、たった一言愛情に飢えていたのだった。私はもう増田プロを騙るのをやめる。騙って語って偏っていくのをオシマイにする。惜しまずにお仕舞いとしてお終いの姉妹丼にするのだ。

私は自分のほんとうの気持ちに気がついた。私が今まで増田をやっていたのは、愛して愛されたかたから。だからもっと私を愛して、私だけを見て、私だけを褒めて、私だけにブクマをつけて、私だけにスターをつけて、私だけを承認して、私だけに顔を見せて、私だけに声を聴かせて、私だけに寄り添って、私だけに命を捧げて、私だけの愛を受け止めて、私だけの言葉を聴いて、私だけに抱かれて、私だけに快楽を頂戴、私だけの愛人になって、私だけの恋人になって、私だけの私だけに私だけ私に私私私私私、愛して。

あゝ、愛しの増田ブックマーカー様……

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