はてなキーワード: 大天使とは
彼女の一日は日頃の感謝と安全祈願を込めて愛用する道具のお手入れから始まる。
縦ロールは自律でセット。
お支度を済ませてお嬢様は軽やかに言った。
「それでは行って参ります」
決戦場となる体育館に三名のサバイバリストがつどう。彼女たちは一辺が5mの正三角形の頂点に立った。
「最後の戦いが二対一なんて酷くありませんの?」
縦ロールのお嬢様はやんわり抗議する。
ルール上、禁じられた行為ではないが、今までタイマンばかりだったのに唐突な感は否めない。
しかし、姫カットお嬢様とセミロングお嬢様にも言い分はあった。
「あなたが「ふつう」でしたら、こんな戦い方はしませんけど……」
「おわかりですね?」
縦ロールのお嬢様は物憂げにうなづいた。
「そうですわね……分かっていますわ。美しさは罪、ということですわね?」
「ぜ、ぜんぜん分かっていませんね!!」
セミロングのお嬢様は脱力した。姫カットのお嬢様には彼女よりも耐性がある。
「あと、これは最後の戦いではありませんよ。
「私のはナイr……」
最初に武器――ねじ込みクロスを使って作った十字槍だ――を構えたお嬢様に、
「なかなか安定感がありますわね」
セミロングお嬢様の持つ500mmのSGP25Aパイプは1本で1.2kgになる。
服の中はもう少し短いものも多いが、これらを14本と多数の継ぎ手を抱えた彼女は20kg以上嵩増しされていた。
彼女が戦いを急いだ背景には重くてしんどいという切実な理由もあったりする。
「力で引けないならば!」
両縦ロールが地面に打ち込まれ、チェーンブロックのレバーが引かれる。
「ぐぅ……!」
有無をいわさぬ機械のパワーにセミロングお嬢様は顔をしかめた。
「私のことを忘れすぎです!」
戦闘態勢を整えた姫カットのお嬢様が鉄鎖引きの横合いから参入する。
「忘れてなどいませんわ!」
チェーンブロックのロックがいきなり外され、踏ん張っていた鉄パイプさんは自分の力で後ろに吹っ飛ぶ。
「えいっ!」
さらに工具の本体側が迫る姫カットお嬢様の左手に投げつけられる。
さきほどまで熱心にお手入れしていたのに酷い仕打ち。
それでも物言わぬチェーンブロックは健気にお役目を果たし、姫カットお嬢様に攻撃回避の労をとらせた。
その眼前に縦ロールお嬢様は駆け寄っている。
「いただきですわ」
いつもなら接近戦は姫カットお嬢様の望むところだが、回避直後は流石に体勢が悪い。
膝を突かんばかりの彼女に、掌底が打ち下ろされる。それを跳ね上げて袖を絡めようとする動きを許さず、右のミドルキック。
ガードをしてもダメージが加算される。
「ぐぅ!」
今度は姫カットお嬢様が下から右貫手を繰り出すが、左縦ロールが一閃。
貫手を弾き飛ばして、巻き毛が背後に回り込む。
インシュロック使いの首筋に死に神に鎌を突きつけられたような寒気が走る。
予感が現実にならなかったのは、セミロングお嬢様が槍を投げて敵を後退させてくれたおかげだった。
「わずらわしいですわ」
さきほど伸ばした左縦ロールが巻き戻ると同時にチェーンブロックを姫カットお嬢様の背中に肉迫させている!
「……っ!」
鉄鎖に背中を強打され、姫カットお嬢様の息が詰まった。一対一なら勝負ありであるが、
「やああああっ!」
白い鋼管を構えたお嬢様が自分に注意を向けるため、喚声をあげて突っ込んでいく。
縦ロールお嬢様は再度フックを投げつけて、敵の接近を止めた。
唇をシミターのように吊り上げた彼女は、右の縦ロールを綱引きの相手に指向する。
彼女は咄嗟に半身の構えを強くし、敵への投影面積を最小限にした。
ゴアッッ
真横にいる姫カットお嬢様は、右縦ロールが一瞬かすみ、発生した疎密波が縦ロールの前後に広がる様を目撃した。
縦ロールの中から「何か」が高速で飛び出し、セミロングお嬢様を襲う。
「きゃあっ!?」
スカートのブリーツに仕込んだスウェージロックのシームレスパイプが甲高い音を立ててひしゃげる。
ふとももと脇腹への被弾は一発ずつが肌にまで突き刺さった。
「くあっ!」
「おほほ!コイルガンのお味はいかがかしら?おかわりたーんとありますわよ?」
説明しよう!
縦ロールお嬢様は電線を断続的に仕込んだ縦ロールを次々に急速回転させ、
発生した磁場でロールに装填したニードルを順次加速させ高速で撃ち出したのだ!!
凄いね人体。
よく知らない兵器。気持ち悪い。セミロングお嬢様が青サバより血の気の引いた顔で叫んだ。
「そこ!変な混ぜっ返しをしないでください」
アホボケとクールボケに対してツッコミは自分一人。セミロングお嬢様は二対一が別の構図に思えてきた。
漫才によって敵の注意を分散させる意図は理解していたけれども。
「やっぱり三人は姦しいですわ」
縦ロールお嬢様はもう一人への隙ができるのを承知の上で、左ロール砲をセミロングお嬢様に向けた。
まずは配管工を倒す。
姫カットお嬢様が左縦ロールに結びつけた透明なインシュロックの輪かざりを引いたのだ。
彼女は事前に縦ロールのパワーとスピードを把握している。ただで真横の通過を許しはしない!
ニードルの散弾が縦ロールお嬢様にとっての二人の敵、その間に着弾する。
「今です!」
事実上1ターンに三回以上動ける天衣無縫のお嬢様を倒すためには同時攻撃が必要だった。
サバイバルゲーム開始以来はじめて、彼女の顔から余裕が失われる。至急チェーンブロックを波打たせて波動の鞭にセミロングお嬢様を襲わせる。
――はずが、標的は脱皮を済ませていた。重量級の上着をフックに巻き付けて身軽になったお嬢様が突っ込んでくる。
右縦ロールを地面に突き刺しての回転キック。
だが、今度は姫カットお嬢様が上着を脱ぎ、縦ロールの台風に覆い被せた。
大量のインシュロックが織り込まれ、末端がお嬢様の手に握られた、それはまさに投網。縦ロールお嬢様の回転は自らを縛り付ける結果に陥ってしまう。
「うきゅ~」
目がぐるぐる状態の珍獣を狩人たちは押さえつけた。姫カットお嬢様はインシュロックを通したマウントベースをいくつもいくつも床に接着しまくる。
ひとつひとつは5kgf程度の耐過重だが、何十個もつけられては、さしもの縦ロールも動かせなくなる。
「やっておしまい!」
「すみません、縦ロールさん!!」
セミロングのお嬢様は、超硬(タングステンカーバイド)のジグソーブレードを装備したレシプロソーを取り出すと、哀れな獲物に向けた。
「およしになって!何をなさるつもり!?」
至近距離からの悲鳴を浴びたセミロングお嬢様の手が危なっかしく震える。
「うう、罪悪感が……」
「反対側は私が切ります。彼女を自由にしてあげましょう、この縦ロールから」
そう言って姫カットお嬢様は本来はコンクリート切断用のダイアモンドホイールを装着したサンダーを取り出した。
戦闘前に情報交換をした二人のお嬢様は、残る一人は動く巻き毛によって、おかしくなっていると判断していた。
同様の症状を示していたポニーテールのお嬢様が、セミロングのお嬢様に倒されてから、すっかり彼女に懐いている様子からも、そう思ったのだ。
二対一で卑怯と罵られても異常をきたした仲間を放っておくわけにはいかない。
「うぅ……」
強力を通り越して凶悪なツールにざっくりと縦ロールを切り落とされたお嬢様は喪失感と開放感を同時に覚えた。
自分が縦ロールに洗脳されていたと、彼女を引き起こした二人に洗脳される。
「わたくしは今まで縦ロールに操られていましたの!?」
縦ロールあらためウェーブロングのお嬢様は憑き物が落ちた顔でつぶやいた。
「今までなんてことを……」
思わず姫カットお嬢様とセミロングお嬢様は彼女ひしと抱きしめた。
「よかったですね」
「友情の勝利です」
「ありがとう、わたくしの最高のお友達!……ところで、決着がまだですわね?」
「「え?」」
ぴちゅーん
アフロのお嬢様と同じく、縦ロールの使用に耐えてきたウェーブロングお嬢様の肉体も強靱だった。
二人まとめての裏投げという豪快な決まり手で、増田お嬢サバイバル大会は幕を閉じた。
ちなみに縦ロールは毎朝牛乳を飲んで体操していたら動かせるようになったそうな。
「残り1名!
ありがとうございました」
前回
http://anond.hatelabo.jp/20160414193717
次回
自分なんかに構ってくれる人間は絶対に良い人間だから・・・教師基本みんな好き・・・嫌な奴もいるけど
あの先生もとい大天使にもう毎日会えないのかと思うとマジで悲しくなる・・・
まず・・・自分は今まで生きてきた中でいい思い出がひとつもない
なぜなら自分の失態やミス、失言、場にそぐわない行動諸々を思い出していかに自分がバカでアホかを思い知らされるからだ
だから友達や家族と旅行に行ったことも遊びに行ったことも思い出ではあるがもう思い出したくないいやな思い出になっている。だから友達からもらった写真は一度も開けたことがない。勇気がなくて開けられない。手紙、年賀も一度読んだらタンスの奥にしまって二度と見ない。
・・・捨てないのは、自分がいたという証明になるからで・・・結局わがままなんだ・・・
ええと、かの大天使先生とはそういったいやな思い出がない。本当によい思い出しかない
放課後にずっと面接練習に付き合ってくれたり、話を聞いてくれたり、忙しいだろうに、相当自分のために時間を割いてくれた。
そして、なにより、自分をバカにしたり、軽蔑するような素振りをいっさい見せなかったのだ・・・そうとう面倒でアホな生徒だったにもかかわらず。
私は誰かが自分をバカにしていることがすぐわかる。ふとした瞬間に今自分をバカにしているんだな軽蔑しているんだなと驚くべき精度で感じ取る。他人の怒ったり喜んだりなどはわからないくせに・・・
でもその大天使先生からはそれを感じなかった。常に一生徒として私のためを思って接してくれていた。少なくともそういう素振りだった
他愛のない会話も議論も全部面白かったし楽しかった。無理して好かれようとしなくても楽しい会話が続いた。たまにめっちゃ叱られたが厳しいとは感じなかった!!まあ自分が悪かったし・・・
そういうときに友達と話すと安心したが・・・でもやっぱり友達には迷惑かけたり面倒かけた思い出があるので素直に懐かしめない。
大天使は最後にあなたは先々悩むだろうからそういうときは来なさい。と言った。驚きすぎて涙も出なかった。
恐らく、先生はそう言うと私が意地でも来ないということを見越して言ったのだと思う。
人付き合いが嫌な先生が・・・すなわちコミュ障ぎみの先生がそんなことを卒業の日とはいえ言ってくれるとは・・・感動しすぎて死ぬかと思った
これからも思い出はいやなものになっていくだろうし、今までと同じように大半の人間を信用せず生きるだろうが、数少ない純粋に頼れる人ができたことに、とても喜んでいる
中学のときに死ななくて本当によかったと思っている。辛い時に思い出せる人間ができるというのはほんとうにほんとうにありがたいことだ!
追記:
ああ・・・いざ大天使先生を訪ねたときに、邪険にされたらと思うとぞっとする・・・
そんなことはないだろうけど・・・
でも、信頼している人に裏切られたような気持ちを抱くというのは誰にでもある話だ
先程、いっとき険悪だったが、今では仲が修復したはずの両親の、醜くて冷たいいやみったらしいやりとりを見て、ああやっぱり安心しちゃいけないんだと思った・・・
絶対のゆるぎない信頼をおくことほど危険なことはないのではないかと
愛しあい子供をもうけたふたりが、10年後に恥ずかしげもなくいがみ合い、貶めあい、子供に互いの悪口を吐くこと
困ってどうしようもなくなって、万策尽きて、いざ頼る人がかの大天使だけになったとき、それが一番危険な状態なんだよ・・・
ある大人に頭でっかちだと言われた。だけど、だったらどうすればいいんだ?
何も考えずに楽観的に考えることができないから悩んでいるのに!!!そんなこと言われたって、何の解決にもならないんだ!!!
だから、今のところ、少なくともあの大天使先生は私のことを考えてくれているということにしておきたい
やっぱり大天使は教養があり、偏屈で、自分と少し通ずるところがあり、ものを教え、信頼に足る、素晴らしい人物なのだから
あなたはまだ若い、果てしない未来があるんだから。と言った先生
え、でも先生にも未来はあるでしょう。と言ったら、わたしはもう短くなりつつあります。と事実を述べた先生
しばしば自分の能力の低さとかバカさアホさに絶望するが、未来があるんだと無理矢理にでも思うと楽になる。先生が言っていたことなんだからと。
先生に報いる方法は、自分がやりたい方面で満足の行く結果を残すことだ。
そして、頼れる人を増やしていきたい
きっと何十年もかかるだろうが、生きていればきっと見つかるはず。夢に向かって生きていればきっと大丈夫
http://cyberglass.hatenablog.com/entry/2015/10/01/135232
この記事で言うと
これだけのことを書くんだからそれなりの覚悟を持って書いてるのかと思ったらちょっと言われたらすぐに、あ、ゴメンゴメンそう思ったけど僕の勘違いだったごめ~んってすぐ手のひらクルッと返してる。 どうも馬鹿だから思ったことすぐ書いちゃうけど気分害したらごめんね馬鹿だから許してねーってノリらしいが、こういうの最悪に気持ち悪い。こういう人たちが下手に知恵をつけて「私頭悪いから許してねー」みたいなノリを意識して武器として使いはじめるとアンビリバボーぶぶ漬けちゃんになるということを考えても非常にたちが悪い。タチの悪い種類の頭の悪さだ。
ウェーイな人たちって気遣いの対象が狭いって欠点はあるけど最低限の気遣いはできる方だと思う。意識が内側に閉じてるから、こっちが気にさえしなければ害がないのも良い。ちょっとめざっててうざい、程度で済む。
でも、この軽口叩く系はホントに気持ち悪いというか怖い。こいつらと目があったらその馬鹿なフリして何を言ってくるかわからない。しかもこいつら何言っても問題起きたら謝れば流して当然だと思ってる。そのノリでこっちによってきてあちこち荒らした挙句にまたべつのところに軽い気持ちで移動するんだろうか。近寄りたくない、じゃなくて近寄ってきてほしくない。できれば遠くに行ってほしい。消えてほしい。
こいつらは、自分の感覚が全てだから、何一つ背負わない。だからすごく人気にないだろうとは思う。影響力ももつことは無い。何も考えずに軽口たたくがそれなりに有名人というとはてなには一人だけ例外がいるが、そいつは軽口で出世したわけではなくそれなりにブログちゃんと書いててそれが評価されてるところあるからこの二人が同じように有名になるとは思えない。でも、こいつらの軽口を、斎藤さんや大天使アザナエルあたりが持ち上げてギャーギャー騒ぎ出すと場合によっては面倒なことになることもある。だからやっぱりこの人達には触りたくないし、触られたくないし、どっかいってほしい。どっかいってほしい。
山本耕史のアタック方法がストーカーみたいだ、なのに許されるのはイケメンだからだーウワーン!みたいなのをよく聞くけど、堀北真希にとって山本耕史はイケメンなのか?という話がしたい。
先に言っておくが私は山本耕史ファンである。別の人目当てで観た舞台に出ていた山本耕史に、ひと目で心奪われてから彼の出る舞台はたいてい見ている。それまでの私だって山本耕史のことは知っていた。当然、顔だって知っていた。だが、彼のファンになったのは彼の舞台上での動き、しぐさ、華やかさ、みたいなものが素晴らしかったからだ。これはドラマではあまり分からなかった。つまり「仕事ぶり」である。
一方、山本耕史の顔はというと…確かにベビーフェイスでブサイクではないが、俳優として圧倒的にイケメンではない顔という印象である。いや、私の周囲に限れば圧倒的イケメンであるが、堀北真希である。彼女のまわりには山本耕史以上の水も滴るイケメンが掃いて捨てるほどいるはずだ。
山本耕史が俳優として堀北真希ほどの位置にいるかと問われるとやはり疑問があるし、頭髪はギリギリだし、何より彼は38歳なのだ(否定したがる人が多いけどたいていの26歳女子にとって38歳の男は産廃だからね)。
それに山本耕史は数々の浮名を流してもいる。本気で言い寄ってきているかどうかの確証なんてとてももてなかったのではないか。
では山本耕史の何が堀北真希の心を動かしたのだろうか、と考えると、やはり「舞台上の仕事ぶり」に落ち着くのだ。舞台での共演がなければ、堀北真希は連絡を無視し続けたのではないだろうか。
つまり堀北真希は、(堀北真希視点で見ると)条件もそれほどよくない、すごく年上の俳優を、みなさんの大好きな「中身を見て判断」したのではないだろうか。
砂に埋もれてくしゃくしゃ
地は侘しく平らかに均された
跡なき力強い御手によって
遺跡に遊び
ポリ袋を叩いて鳴らした
勇敢なる男たちと女たちは神を敬愛し
朽ちた襤褸たちの知るところとなった
口ずさむ:私を愛していますか?
私をおぼえていますか?
私のうえに雪がつもる
幾重にも幾重にも層を成して:
これも神の掌のうちなのか
他の娘たちは埋葬される
無縁墓地*4の土のなかへ
日々を刻んで通りすぎる
二万の死者たちがあなたの歩みに寄り添うところ
気だるい鳥達のさえずりのなかで失われていった彼らの死因
彼らの残した記録はどうしたって謎めいている
すべては廃れて消えた
蛍光なしではね
私もがんばってきたんだよ でも
私の愛していたものを思い出して、私を抱きしめて、なんて言わない
なんどもなんども医者を呼んだ
そして絵の中に生きる
彼は言った:
「大丈夫」
「もう終わったよ」
そして飛行機に乗った
ベルトを締めずに
彼はとんでもない向こう見ずで有名で
“ぼうや”と呼ばれ
落下へと突き進んでいった*7
そして私たちは水準をあげる
狩人たちは
そして驚きをもって見つめて
私たちの髪をピンと逆立てると誓って
慈悲を! 神よ!
出て行って、狩人が石碑を解読するのを待って*9
この街の下に何が横たわり、去っていったのか
見よ、そして絶望せよ
見よ、そして絶望せよ
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1 シェリーの詩『オジマンディアス』より。古代エジプトの「王のなかの王」オジマンディアスを詠った詩。このあと続く砂漠や遺跡のイメージはシェリーの詩に準じている。全体をつらぬくモチーフでもある。
3 ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作の絵画についてのエピソード。この作品は長いあいだ、旧約聖書外典トビト記を下敷きにしたポピュラーな宗教画モチーフ「トビアスと大天使ラフェエル」の絵だと信じられてきたが、のちの研究でもともと「母親と子供」の図として描かれたものをティツィアーノの弟子が宗教画へ改変したものと判明した。
ちなみに「トビアスと大天使ラフェエル」はこんな話。ユダヤの盲人トビトの息子トビアスは、父親から昔貸した金を回収するように命じられてメディアの地まで旅をする。そのとき同行者として大天使ラファエルがトビアスについてくる。トビアスは旅から帰るまで、自分の同行者がラファエルだと気づかなかった。
4 歌詞では「potter’s field ポッターズフィールド」。無縁墓地を指す。語源は新約聖書のマタイの福音書。銀貨三十枚でキリストを売ったユダは自責の念からクビをつって自殺。ユダから押し付けられた銀貨のあつかいに困った祭司長たちは陶器職人(potter)の地所を購入し、行旅死亡人の墓地に定めた。
5 ワシントン・スクエア公園のこと。パリの凱旋門をモデルにしたワシントン・スクエア・アーチが建っている。もともとは貧困者用の無縁墓地で、今もその下には2万人以上の遺体が埋まっているという。
6 オーストラリア人画家アーサー・ストリートンの絵『Spring』の元ネタになった人物のこと。ストリートンの恋人だったらしい。
7 「ニューヨークの市長坊や」の異名を取ったジョン・パーロイ・ミッチェルは1914年から17年までの三年間、ニューヨーク市の市長を務めた人物。彼は当時ニューヨークを仕切っていた悪名高き集票マシーン(一種の政治団体)タマニー・ホールと激しく対立し、17年の選挙で落選するや第一次世界大戦に参加するため空軍へ入隊した。入隊の翌年、彼は飛行訓練中の事故で死亡。原因はシートベルトを締めなかったことによる落下事故だったという。
日本は宗教に寛容な国であるので、境界線もあやふやで、曖昧だったりする。
例えば、イスラム教徒のことをムスリム(Muslim)と呼ぶということは知っていても、
その認識は、回教徒と呼んでいた頃から変わっていなかったりすることが多い。
襲撃を受けたフランスの新聞が、ムハンマド(Muhammad)を風刺画に書くことの何が問題か、
できるだけ、テロとは距離をおいた形で、少し話してみたい。
イスラームの話をする前に、我が身を振り返ってその曖昧ぶりを思い返してもらいたい。
まあ、宗教のテクニカルな話をすると、はてな村のギーク達は「あとで読む」を付けるだろうから、ちょっと例えてみよう。
まず、仏教には「世界はこういうものだ」という物理層がある。輪廻だとか解脱だとかだ。
モノリシックカーネルもマイクロカーネルも、OSの設計思想も、
結局のところ、ノイマン型アーキテクチャを基にした世界観の上に構築されているわけだ。
宗教とは、目の前に存在する「現実」をリバース・エンジニアリングしている。
その構造分析の結果、あるモデルにピッタリハマれば「悟った」と言われる。
般若心経は、Z80の手書きのニーモニック表と同様だと思えば、親しみも湧くだろうか。
さて、「現実世界」は中々簡単にディスアセンブル出来ないので、
できればインテルから直接、回路図なんかの技術資料をもらうみたいに、
「現実世界」を作り上げたり、その内部構成を知ってる相手に教えを請いたい。
その教えを請うことに成功したのが、預言者であるムハンマドだ。
大天使ジブリールに出会い、アッラーフの啓示を受けたとされている。
電気屋で悩んでたら嶋正利さんにCPUの論理設計について教えてもらえた、みたいなものだ。
まあこのへんでやめとくが、この教えてもらった世界の仕組みを書き留めたものが、クルアーン(コーラン)だ。
血なまぐさい話になるのでさらっと流すが、まあ日本でも大覚寺統と持明院統とが大揉めに揉めて南北朝同時成立したりしてたわけだ。
さて、「現実世界」を理解しハックしたのがムハンマドってことは、クルアーンに従って生活するのが良いわけだ。
つまり、本質的に宗教は「現実世界への関わり方」を示していることになる。
(残念ながら注釈でしか読んだことがなく、その美しいアラビア語による原典に触れたことはないが)
世界への関わり方は、時として人によって酷く違った解釈をされることがある。
デヴィット・フィンチャーの「セブン」という映画を観たことがあるだろうか?
キリスト教の七つの大罪をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、それを追う刑事達の物語だ。
フィクションでは分が悪いと思うのであれば、エド・ゲインを思い出しても良い。
母親が狂信的なキリスト教信者であり、女性は悪魔だと教わって育ったと言う。
彼らは、その教えを忠実に守り、どちらかと言えば善意からその行為を行っている。
こうした連続殺人を観て、キリスト教信者をなじったり、キリストを風刺するのは、あまり面白いとは言えない。
彼らは、キリスト教信者ではあったかもしれないが、本来の教えとは異なる解釈をした、単なる犯罪者だからだ。
まあ、現代でもキリスト系のパロディー映画には苛烈な抗議文が届いたりするようだが、
過去、キリスト教会に対する風刺や批判は、即刻刑罰の対象になっていた時代が確かにあった。
「聖☆おにいさん」を書いたら暗殺され、それを民衆が支持する時代だ。
これは信教の自由と、表現の自由の、長い戦いの歴史がもたらした冷戦構造でもある。
表現者は、今回のフランスの新聞社への襲撃は、反対の異を唱えるだろう。
端的に言えば「オマエの意見には反対だが、それを主張する権利は命がけで守る」だ。
疎い人ほど、「ムスリムはそういう過激な宗教の人なんでしょ」という理解をする。
また、「その風刺はいかがなものか」と「表現の自由を守る」が、矛盾なく同時に主張できると判らない人も居る。
そうすると、「表現の自由を尊重しない宗教が、テロに走った」と捉えられてしまう。
「表現の自由を守るためには、テロに屈せず、また風刺画を描く」のが正しいと思われてしまう。
人は理屈ではなく感情で行動するので、こうした時に、出来る事はほとんど無い。
淡々と、「その風刺は侮辱なので訴えます」とフランスの法律の範囲内で行動するしかないのだろう。
ブリジット・バルドーは、何度もそうやって訴えられ、フランス司法はキチンと刑罰を下している。
(またフランスはユダヤ人に対する人種的差別には敏感で、割とちょくちょく出版社に罰金刑を出している)
日本人が日本を馬鹿にした出版社を襲撃する事件があれば、その日本人を非難し、襲撃された出版社側に立つだろう。
その後、日本を馬鹿にした出版社の表現の自由を守りつつ、淡々と法律に則って侮辱されたとして訴えるしかない。
今回、欧州の各種ムスリム団体がテロ行為を非難している事は、忘れてはいけないと思う。
Je suis Charlie(私はシャルリー)とつぶやく前に、Je suis Ahmed(私はアフメド)として呟いたムスリムの言葉も聞いて欲しい。
I am not Charlie, I am Ahmed the dead cop. Charlie ridiculed my faith and culture and I died defending his right to do so.
イベント終わってるけど、このE-5の試行錯誤が楽しかったので書き留めておく。
メンバー(赤城改74・榛名改70・比叡改二78・金剛改二80・陸奥改77・加賀改75)
高レベルの空母が3つ揃わず、烈風を持ってなかったので空母2の制空権優勢が取れない状況。
初め、加賀と赤城に艦戦ガン積みや航戦入れたりしてみたが優勢を取れず、
加賀(零式62/紫電改二/烈風改/ダメコン) 赤城(彗星一二/零式52/紫電改二/ダメコン)
これで、道中に艦攻+ダメコンでガン積みよりは道中の大破率は下がったけど、ボス戦では制空権拮抗。
そこでボスには夜間連撃が大ダメージを狙えたのでレベルの高い金剛80と陸奥78に2つある46を積んで,
夜戦連撃の順番が最後になるように4,5においた。これで昼にボスを少し削って
この2人のどちらかの夜間連撃が入れば撃沈できたけど、ほかの2人だと倒しきれないことも。
ようするにスナイプ頼みです。S勝利なんてありません><。
最後は大天使金剛でしたが、愛しのむっちゃんがとても頑張ってくれました。大好きです。
このときボス戦で昼連撃できないのに偵察機を戦艦に積むか迷いましたが、道中では昼連撃するのでそのままにすることに。
キラキラは3重つけててたんだけど、朝からはキラ付けする余裕がなくなったので
徐々に消えていって最後はみんなキラ無しの状態のまま出撃してました。
キラキラが消えてから命中が1〜2割減ったような体感はあったけど、労力に見合ってるか微妙な気がします。
最後はキラ無しで倒せてしまったので必要だったかどうかもよくわかりません。
陣形は道中・ボス戦全て単縦陣
今回、縦だと道中で1発大破がぎりぎり中破に収まって、撤退率が下がった気はする。
(レベル次第だし、攻略中にレベルがあがったからかもしれない)
道中支援はお守り程度。朝からは余裕がなかったのでやめて決戦のみ
決戦支援の調子がいいときは浮遊要塞x2を沈めてくれたけど 悪い時はカスダメ。
キラキラは朝まではつけてたけど、なくなっても決戦はきてくれたしあんまりわからなかった。
このあと遠征隊が帰ってきたりしたので3重キラとかせずに出撃してみたら
ボスを撃沈したのでそれから必死にオリョクル回しと、補欠の艦を補給しないように
とっかえひっかえして任務をこなし、最後はチョコを解体して出撃してました。
595+4 :名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止 [] :2014/05/08(木) 16:00:15.17 ID:kl6RyplG
E5 @4.5メモリ バケツ80 資源12919/11307/21798/3920
↓(zzz)
126+7 :名無しさん@お腹いっぱい。@転載禁止 [] :2014/05/09(金) 10:38:27.66 ID:RecWXGYm (9/11)
http://mmoloda-kancolle.x0.com/image/76132.jpg
(クリア後の興奮と勢いで書いた長文)
ソーシャルネットワーク全盛期2012年。当時女子大生だったアヤはまさにソーシャルネットで遊びほうけてしまい本業である勉強が疎かになり、ついに奨学金を打ち切られる。困ったアヤの目の前に現れた、自分を「天使である」と名乗る大人。アヤに「君はもっと天使に近づける」と知恵を授ける。そこでアヤはその天使に従い、様々な不思議な指令を実行していくが…?
「わたしと雲の上の天使たち」は、わたし(アヤ)が自分の若かりし頃を振り返り、懐古していく近未来視点からの現代ミステリーです。「天使」というSF要素をスパイスに、彼女の半生がドラスティックかつ繊細に描かれた注目の作品になっています。
■目次
第一章「転落」
第三章「私の味方は天使たち」
第五章「天使たちの本当の願い」
第六章「こんなはずじゃなかった」
第九章「天使たちの牙」
第十章「わたしも天使になれる」