はてなキーワード: ガラムマサラとは
最近は自粛で、お家ご飯が増えてるみたいなので何かできないかなーと思ってました。
そんな時ニュース見てたら、これ。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200421/k10012398171000.html
つまり、これはヨーグルトたっぷり使うタンドリーチキン作れ!っていう天啓だなと。
ちなみに、あのインドカレーの投稿した後、脱サラして料理人になりまして、
普通に仕事で出してるレシピなんだけど、みんな美味しいタンドリー作れたら嬉しいかなーということで公開します。
漬け込んだりするから時間はかかるんだけど、手順は至って簡単。
パッサパサじゃなくて、ジューシーで感動的なタンドリー作れるよ。
まずは食材から。これ実は、インドカレーと材料がかぶっているものが多い。インドカレー作るついでに作ってもいいかも。
メインに使う材料は、無糖ヨーグルト1パック(400〜450gくらいのやつ)、
鶏もも肉2〜3枚、レモン1/2個、ニンニク2かけ、生姜1かけ、バター適量
あとはスパイス類。
コリアンダーパウダー大さじ1/2、クミンパウダー大さじ1/2、レッドチリパウダー小さじ1(あ、辛さは好みで調整してね。1/2にすると辛さがかなり弱くなる)、
パプリカパウダー大さじ2、ガラムマサラ(カレー粉でもOK)小さじ1、塩小さじ1と1/2
これくらいなら、スーパーのスパイスコーナーで十分買えると思う。(もちろん大津屋の通販もGOOD!)
では、作り方。
ボウルの上にざるを置いてキッチンペーパーを敷いて、そこにヨーグルトを空けて冷蔵庫で半日〜1日水抜きする。
しっかり抜け切るとカッテージチーズみたいな濃ゆいペーストみたいになる。
そうしたら、それを別のボウルに移してスパイス類と塩を全部入れてよく混ぜる。
ちなみに、下に溜まった水(ホエー)は砂糖と炭酸で割るとヨーグルトソーダになるから、
捨てずにお子さんのおやつにどうぞ。大人はそこにウォッカ入れると美味い。
レモン汁、おろしニンニク、おろし生姜をまぶしてもみ込み、冷蔵庫で30分ほど置く。
レモンの酸とニンニク生姜で肉の臭みを抜いて、美味しい香りを入りやすくする。
鶏肉のレモンマリネが終わったら、肉の臭みが混じったマリネ汁はしっかりと捨てて、
さっきのスパイス入れたヨーグルトと混ぜて揉み込んで、1晩寝かす。
あとは鶏肉を魚焼きグリルに並べ、残ったヨーグルトペーストをたっぷりと鶏に塗りつけて中〜強火で12分焼く。
片面グリルの場合は6分経ったら裏返してまた6分。両面をしっかり焼く。
12分で表面がちょっと黒いこげが出始めたてたら良い焼き具合。2〜3分で焦げるようだと火が強すぎるから弱めて。
最後に溶かしバター(インド料理好きならギーでもOK!)を肉に塗ったら完成。
上にパクチーとかミントとか刻んで一緒に食べると美味いよ。レモンを絞ってかけても最高。
間違いないやつだから、試してみてね〜。
〜〜追記〜〜
わー!ブコメどうもです。質問いくつかもらったの答えていきますね。
ヨーグルトペーストに漬け込んだ状態で冷凍保存してね。これで1ヶ月くらいは余裕でもつ。
肉類はタンドリーに限らず、タレにつけた状態で冷凍すると劣化が少ないよ。
>なんでヨーグルト水切りすんの?
水切りすることで肉にしっかりまとわりつくので味が良いってのが一つ。
あとは、グリルの熱が肉に直接じゃなくてヨーグルトの層を通して、じんわりと入るので、パサつきにくくなるのよ。
>料理人になったんや?
>ターメリック使わないん?
もちろんターメリック入れても良いよ。ガラムマサラに少量入ってる場合もあるし、
まぁ、なんで別入れしないの?って理由をあえて言うと色かな。
タンドリーは赤黒い感じに仕上げたくて、ターメリック多く入れると少し明るくなっちゃうのよね。
>塩分控えめ?
ここに気づくブコメすごいな!プロかな?wそう、このレシピで一番ミソは塩少なめなのね。
俺は仕事だと本当は鶏肉の重量比ベースで1.5%で塩入れてるんだけど、わかりにくいから小さじ1と1/2にしました。
今回の鶏肉は皮ぬきで1枚200〜250gくらいなのでざっくり600gくらい(=塩9gくらい)のイメージです。
ヨーグルトの酸味があるのと、ヨーグルトマリネ液ごと食べるので、これくらいでも思ったより味が決まるからやってみて。
>皮剥かなきゃだめ?
俺も昔は皮剥かないでやってたんだけど、剥いた方がうまかったのよ。
理由は濃いヨーグルトペースト塗ったくって焼くと、皮がカリッとしないでブヨブヨしちゃうってのが一つ。
あとは、鶏に限らずなんだけど脂のところに一番臭いがたまるので、できたら外した方が香りが良い。
バーベキューとかで細かい火入れ気にせず豪快に焼く&スモーク香が乗っかる場合は剥かなくても、まあアリ。
余った皮は、フライパンで弱火で火入れして鶏皮せんべいとかでどうかな?がラムマサラ振っても美味しいよ。
>タンドーリ窯出てこないやんけ!
フライパンやオーブンでも焼けるけど、魚焼きグリルが一番本格的に焼けるよ。
ただ、店舗経営ほどは固定費がかからないから、なんとか死んでない。
むしろ空いた時間使って面白いことできるんじゃないかと思ってるよ!
こうやって増田を気軽に書けるのも、仕事ガラガラになったからだしね〜。
>丸鶏でやったら贅沢になるぜ!
お勧めは、丸のまま焼かないで8つ落としに捌いてから焼くと良いよ。
骨付きは火の入りが悪くなるから、オーブンで中まで火を入れたあと、最後グリルで表面焦がしたら、最&高!
オーブントースター持ってないから、詳しい時間まではわからないんだ。ごめん!
https://news.yahoo.co.jp/byline/matsuuratatsuya/20191224-00156142/
骨付き肉で10分焼いて10分そのまま休ませる2セットみたいな感じらしいので、
5分焼いて5分休ませを2~3セットとかで試してみてはどうかなー。
>もも肉って正直信じられないわ
胸肉のタンドリーもしっとり焼き上げたらおいしいよねー。臭いももも肉より少ないしね。
ただ火入れが難しくて失敗するとパサパサになっちゃうから、説明しやすいもも肉にしました。
他にも骨付きもも肉や、手羽元なんかも美味しいし豚肉やラム肉なんかで作ってもおいしいよ!
>ギリシャヨーグルトで作ったらだめ?
俺、ギリシャヨーグルトって使ったことなかったから調べたんだけど、
あれ水切りしたヨーグルトとほぼ同じものらしいね!!時間短縮になるしとても良いと思う。
ただ、分量がおそらく変わって、ギリシャヨーグルトだったら200gで作ると良いんじゃ無いかな?
>コーヒーフィルターでヨーグルト水切り便利よ!塩入れると効率よく脱水できるよ!
本当だね!コーヒー自分で入れて飲まないから、そう言う使い方想像しなかったわ。
教えてくれてありがとう。あと、脱水時に塩入れるのも良いと思う。
多分、浸透圧の効果で効率よく水分抜けるよね。これも今度やってみるわ。
>調理品を冷蔵庫で寝かすの怖い。衛生的に気をつけることはない?
塩やレモンの入ってるマリネ液で揉み込むので、生肉よりも実は保存が良くなる。
BBQとかに持っていくときも、つけ込み状態で持っていった方が衛生的。
フライパンでももちろん焼けると思う。ただ火入れがちょっと難しくなるんだよね。
タンドリーペーストが焦げやすい&中に火が入りにくいから、きちんと油を敷いて、
テフロンのフライパンで中弱火で両面じっくりと焼いてみて。最後に強火で表面ちょっと焦がすとそれっぽくなるよ。
みんなに自宅自粛の料理楽しんでもらいたいなーってのと、ヨーグルト使ってもらいたいなーと言うのを目的で考えたとき、増田が効率良いかなと思ったのよ。
先日アメ横の記事が好評だったから、俺の増田だって気付いたら読んでくれる人もいるかもなーって思いからでした。
(あ、もちろん自己顕示欲もあるよww)
あの投稿の反響がなかったら多分、料理の仕事には就かなかったように思います。
すっげえ美味しかったって言ってもらえたので、独立する自信が持てました。
最後にちょっとだけCM(バズったから宣伝しても良いってばっちゃが言ってた by twitter)させてください。
・個人料理ブログ https://cookers.hatenadiary.jp
・主催の料理教室 https://chefcreate.jp
カレーとかタンドリー楽しかった人たちに、もっといろいろと料理伝えたり、一緒に作ったりできたらなぁという気持ちでリンク付けました。
みんなが美味しく作れると良いな(^^)
何か一つだけ無人島に持っていけるとしたら?そんな問いがあるけれど、私は中3の時に牛乳の一択に決めた。なぜなら、無人島に何か一つ持ち込めたとしてすぐに死ぬ。なら、牛乳を飲んで死にたい。
そんな無類の牛乳好きがおすすめする牛乳レシピはマサラチャイだ。マサラはスパイス、チャイはお茶。おしゃれなカフェで出てくるチャイはマサラチャイだ。ちゃんとマサラチャイって書けよおしゃれなカフェオーナー。
マサラチャイに使うスパイスの基本は3つ。カルダモン、クローブ、シナモン。
カルダモンは爽やかな感じ、クローブは漢方薬みたいな感じ、シナモンはシナモン。
シナモンはカレーに使う種類とお菓子とかに使う種類の2つあって、一般的にマサラチャイに使うのはお菓子に使うほうだけど、私はどっちでもいいと思ってる。むしろカレーに使う方のシナモンの方が好みだ。
シナモンの種類はどっちでもいいけれど、スパイスはホール、挽いて粉になっていないものを使え。ホールっていうのは胡椒なら丸いやつ、粉は粉のやつ。ホールスパイスをいくつか揃えるといろんな形があって面白いぞ。
チャイはグツグツと煮るものだ。グツグツとやる時はホールスパイスを使え。それに粉のスパイスは茶こしを通り抜けて食感が悪くなる。
マサラチャイのスパイスは基本の3つ以外に生姜、黒胡椒も使うレシピがある。マサラコーヒーならさらにナツメグも使う。ナツメグはハンバーグに入れるスパイスだけど、豚ひき肉のハンバーグなら私はオールスパイスを試して欲しい。
オールスパイスっていうのはガラムマサラみたいな複数のスパイスを混ぜたものではなく、一つのスパイスなのにクローブ、ナツメグ、シナモンっぽい風味があるからそう呼ばれるスパイス。私はオールスパイスが好きでキーマカレーにはドバドバ使うけど、マサラチャイはあんまり合わない気がする。
マサラチャイはカレーの感覚とは違うスパイスのバランスで成り立っている。これが言いたかった。そしてこれが面白い。
基本の3つのスパイスの割合を変えるのが面白いんだって。すごくわかりやすく変わる。私の好みはクローブ強めだけど、クローブを知っている人ならわかると思うけど、クローブを効かせすぎると突然崩壊して漢方薬になる。漢方薬じゃなくおしゃれなマサラチャイに留まりつつ、自分の好みに近づける。楽しい。
カレーだと一回作ると1時間くらいはかかるけど、マサラチャイなんて10分あれば作れる(スパイスをグツグツ煎じたかったらもっとかかるけど)。そして消費するのも早い。1日2回だって十分作れる。
スパイスカレーブームでスパイス使ってみたいと思っていたサブカル女もクソ野郎もマサラチャイから始めるんだ。そして牛乳をすこれ。
妻は非常に器用で几帳面なので、料理本を見て作る分には私なんぞよりも遥かに高い再現度で料理を作る。
しかしそもそも今まで料理をしてこなかったため、冷蔵庫の残りで料理を作るとなると、とんでもないものを拵えてしまう。
先ほど帰宅すると、昨晩鍋で使いきれなかったしらたきで味噌汁を施行していた。
「そんなもの食べたことある?」と聞くと、うちの豚汁にはこんにゃくが入っていた、と答える。
妻の実家のご飯はとても美味しくて、バラエティに飛んでおり、これなら安心と結婚したのだが、いざ結婚すると散々な結果で(ガラムマサラがなかったので山椒と豆板醤をかわりに入れたり、チェリートマトがないのでみかんを入れた、など)いつも私が作っていたが、最近料理する気を持っていて、時間が余っているものだから、手に負えない。
料理本にある通り作れよ、と言うと傷つきそうなので、なにか他の方法で、おかしな工夫をやめさせられたらと思う。スタンダードが作れる前提の亜流・工夫やで、と。
前回の近況報告から、ネットの情報を参考に「色と辛味を抜いた自作カレー粉」を調合し、それをガラムマサラとして使ってみたりした。
しかし、とうとう
「このレシピで本当に美味しくなるのか?」
という疑問を持つに至ってしまった。
そもそもこのレシピは、ガラムマサラやカレーパウダーの他にも、様々な調味料等を隠し味として使っている。
しかし…レシピの目玉であるガラムマサラの分量(4人分の鍋に小さじ2)以外、全て適量という、今思えば超上級者向け内容なのだ!
で、それを読んでるお前はどこの店でシェフやってるの?って話になるわけだ。
つまり、駆け出しの魔術師見習いが上級魔導師向けの本を読んで自爆している可能性を、ここに来てようやく考慮に入れ始めたと。
1年も延々作っていておせーよって感じ。
そこで、このレシピの具体的情報を探し回り、先日ようやく別ルートから、ごく普通のレシピ並に細かく分量が書かれた版を入手した。
レシピを読んでみて驚いた。
隠し味のうち、牛乳が大さじ1、その他の調味料が小さじ1と微妙な効かせ方に収まっているのに、デミグラスソースが大さじ2って、それもう隠し味じゃねーし。
確かにコクと旨味の強化には最高のソースだ。何しろプロがガチで作ったら一週間延々炊き込むんだから、味の濃さは半端ではない。
したがって入れれば入れるほど美味しくはなるのだが、反面この味が突出すると「ハヤシライス風カレーライス」みたくなってしまう。
そこで、カレーパウダーとガラムマサラ(各小さじ2)を乾煎りして加えることでカレーの香りも増強して「ハヤシ臭」を打ち消し、自然な形で旨味を取り込むと、そういうことだったのだ。
しかもカレーパウダーだけだと完全に欧州風カレーになってしまうので、ガラムマサラでインド系エスニック風味をブレンドし、ハイブリッド的オンリーワンを目指したと。
よく考え抜かれた、恐るべきレシピだ。
さて、そのようにして作られたカレーの味だが…普通のカレーでありながら、びっくりするほど大人のカレーだった。
単調でない旨味、程よいコク、爽やかな後味、余韻を引く辛み、それらが上品にまとまっているのは、まさに大人の風格。
なおカレールーは例の「リンゴとハチミツ」を押し出した、日本一売れていると言われ、ともすると子供向けとも揶揄される、まあ「よくあるカレー」の素である。
それを踏まえると、「子供向け」「よくある」感がどこにも残っていない、もはや換骨奪胎と言っていい仕上がりぶりには驚嘆するしかない。
この仕上がりに、ニンニクを炒めて香りを移した油や、バターでじっくり炒めた飴色タマネギ、インスタントコーヒー等が一役買っていることは容易に想像がつく。
即ち、ルーと野菜肉以外の材料がその力を総結集した結果だろう。
このレシピはそんな偉業を実現していたのだ。
ちなみにガラムマサラは、一番最初に使い、その辛さにひっくり返ったメーカーのものについて、唐辛子を抜き、黒胡椒の量を大幅に減らしたものを「辛みスパイス」ならぬ「香りスパイス」として売っていたのを使ってみた。
最初のは確かに辛かったが、香りそのものは結構好きだったから。
結果、とても上品な風味を活用できたので、今後はこれ指名で行く予定。
カレーパウダーはフェンネルとフェヌグリークが配合された「よくわかってる」メーカーの製品を採用。これまた大人っぽい仕上がりに大活躍である。
最後に、ビーフカレーのレシピということなので、肝心の牛肉の部位について。
カレーだと、中落ちロースもしくは中落ちカルビ、俗にゲタと呼ばれる、肋骨の間の肉が最高に美味しい事に気付いた。
骨が近いので、肉の味が超濃厚なのである。
とはいえオーストラリア産なので大して脂身のない代物を使っているが、些細なことだったり。
これをカベルネ・ソーヴィニヨンを使った赤ワインに一晩漬け込み、更に鍋で炒める前にコニャックを振りかけることで、口に入れるとほのかにブドウの風味を伴った旨味が踊り出して、なんとも愉快なひとときになる。
まあ中々売ってないので、その時はオーストラリア産のサーロインステーキをぶつ切りにして使うかも。
元増田です。
あれからしばらく、新しいガラムマサラベースでカレーを作っていたのだが、唐辛子より遥かにマシとは言え、少々胡椒の刺激が強すぎだった。
それで結局トラバ氏の提案の通り、ガラムマサラを自作して使ってみた。
同時に、辛みを純粋に一味とタバスコのみで調整したかったので、カレーパウダーも色と香りに特化したものを自作することにした(そもそもこのレシピだとルーは別に入れるので、カレーパウダーもガラムマサラ同様、風味増強剤として使っていると推測される)。
とはいえ初回なので、それぞれ「どうしても必要なスパイス」のみを起用して調合。
また、ホールを挽くような器具もないので、全て粉末スパイス(そして混合したものを乾煎りして使用)。
この配合で作ってみた結果は…確かに美味しかったのだが、少々香りがエスニックに傾きすぎ?
なので次回は、上述レシピにカルダモンを小さじ1/2加えてみる予定(上品でスッキリした香りのカレーになると聞いたので)。
その他、カレー警察のご先輩方からアドバイスがおありでしたら、どんどんフォローしちゃって下さい。
インド食文化圏は広いしいろいろな料理があるだろうし、自分もインド料理の専門家じゃないけど
日本製のインチキ製品にはあるのかもしれないけど、本家インド食文化圏では香りの調整に使用するはず。
(もちろん都会などではレディミックスも使うであろう)黒胡椒が入るレシピはよく聞くね。
元増田は詳しそうだし、自分でガラムマサラ自体を作ってみては?
日本人にはまだまだそういう人いるけどね。
某公式のカレーレシピ(注:クックパッドではない)に興味があり、何度か試作してみたのだが、とにかくやたら辛いものが出来上がってしまっていた。
というか辛いを通り越して熱い。食べていて汗がジワーッと出てきて、下手をすると頭痛がしてくる。しかも思いっきり後引く辛さなのだ。
そのレシピ曰く「辛さは唐辛子とタバスコの量で調整して下さい」とあり、毎回この2つの量を減らし、ついには最小限にしたのだが、それでも依然として辛すぎる。
おかしいなー、この組織の中の人はこんな辛いものをいつも食べてるのかー、でもこれだと人によっては翌日のお通じがヤバいのでは?と思っていた。
ちなみにそのレシピの一番の目玉は「ガラムマサラとカレーパウダーを混ぜたものを乾煎りして加える」である。
ガラムマサラの分量は4人分で小さじ2杯。
ちなみに自分が買ったガラムマサラは何故か瓶が小さく、ここ数回使っていたらあっという間に底をつきそうになってきたので、大した考えもなく、とりあえず別メーカーのを買い足した。
まあ、そもそもこれはミックススパイスであり、しかも原点は各ご家庭の味が…系のスパイスなので、配合に絶対的なルールというものはない。
などと思いつつ2つの色を見比べてみた。
今まで使っていたものはやたらと赤い色をしており、ラベルには「辛みスパイス」とある。
一方、新しく買った方は緑っぽい色で、ラベルには「香りづけ」とあった。
えっもしかして…と思い、そこで初めておもむろに今まで使っていた方を手に取り舐めてみた。
次の瞬間、顔をしかめる結果になったのは言うまでもない。
ラベルの原材料を見ると、はっきり「赤唐辛子」と明記してあるではないか。
そりゃそんなものを4人分の鍋に小さじ2杯も入れていたら激辛になるのは当たり前だ。
そうか、そういうことだったのか…。
念のため、新しく買った方も舐めてみた。
確かにこっちもそれなりに辛いことは辛いが、全く後を引かないどころか、むしろ爽やかな後味である。
「このガラムマサラに唐辛子を入れた奴は誰だーーーーーー!!!!」
いや、ガラムマサラというスパイスに何を求めるかという嗜好の違い・ニーズの違いが両者の違いであり、貴賎も優劣もないとは思う。
実際、更に別のメーカーだと「ホット」「マイルド」と分かれて売られており、それぞれ赤唐辛子配合と黒胡椒配合になっている。
でも、それにしても思うのだ。
純粋に唐辛子系の辛さが欲しいんだったら、日本には一味唐辛子という先人の知恵があるではないかと。
そもそもガラムマサラ=辛さ増強剤という解釈が個人的には気に食わない。
ともかく、次回作るカレーは、今までよりは全然マイルドな味になりそう。
口に入れた瞬間の刺激はともかく、後味はずっと爽やかになると思うので。
http://anond.hatelabo.jp/20160616171204
かなり多めのサラダ油にクミン、カルダモン、クローブ、シナモン、ブラックペッパー、イエローマスタードなどのホールスパイスを適量入れ、中弱火にかける。
マスタードシードが爆ぜるのでアルミホイルをかぶせて、爆ぜ切るまで待つ。
アルミホイルを外すとマスタードシードを中心とする旨そうな香りが鼻をつくので、カレーリーフを投入。
そのまま流れで玉ねぎをイン。玉ねぎは微塵でも粗微塵でも繊維に垂直スライスでも良い。
玉ねぎに油がまわったら適当なところでニンニクと生姜追加。すりおろしor微塵で。
個人的には玉ねぎを炒めすぎると甘くもったりしたカレーになって、食べ疲れするので、割りと早めに次のステップに向かう。
ニンニク&生姜と同タイミングぐらいで青唐辛子orしし唐の小口切りを投入。
パウダースパイスも好みでいいと思うけど入れ過ぎは失敗のもとなので注意。
特にターメリック、フェンネル、カルダモンあたりは苦味やら何やらで事故を起こす確率が高いので注意。パウダーをしっかり混ぜたらトマト投入。
トマトホールなら400gの缶の3分の1ぐらいでok(ここまで一切分量出してないのにここだけ言うのは、トマト入れすぎるのを避けてほしいから。トマト入れすぎても美味しいけど、最早何をしてもトマトカレーでしかなくなってしまうので。)
トマトと同時に肉or魚も入れる。下処理の必要なものはしておけば、大概のものは旨いのでGo. ひき肉とかだとトマトより先に入れて炒めたほうが良いかも。あとメイラード香にこだわりがある人もトマトより先に具をどうぞ。
あとヨーグルト入れるならここで。よく練ってから入れるとダマにならない。ヨーグルトは入れすぎると酸味が出るので少し注意。
んでもって少し火を通したら具がひたひたになるぐらいまで水を足す。
塩小匙1弱を入れてお好みの粘度になるまで放置。途中味見して旨味が足りなければ出汁のもとを入れましょう。和風だしは日本人には万能です。
味見しながら塩やらパウダースパイスを足しているうちに何が正解なのか、美味しいとはなんぞや、みたいなことになってくるので適当なところで切り上げ。
何十種類もスパイス用意して死ぬほど大変な男の料理みたいなイメージありそうだけど、実は簡単に作れる。
それでいて、その辺のインド人カレー屋より美味しくできたりする。
だいたい誰に作っても「マジでインド料理屋」と驚かれるから試してみて。
用意しなきゃいけないスパイスは4種類だけ。
「クミン(ホール)」「ターメリックパウダー」「チリペッパーパウダー」「コリアンダーパウダー」
これだけでOK。この4つでチキンカレーだろうが、キーマカレーだろうが、だいたい大丈夫。
(まあ、凝りたい人はいくらでも凝れるけどね)
ベーシックなスパイスなので、大きめのスーパーなら大概あるけど、
都内なら御徒町とかのスパイス問屋(大津屋)とか行けば20回分で一袋200-300円で超お得。
で、他の材料。玉ねぎ大1個、トマト大1個、ニンニク3かけ、生姜1かけ。好みでプレーンヨーグルト。
これで、インド系カレー屋のカレーの再現準備完了。あとは、鶏肉でも野菜でも好きな具材適当に用意する。
作り方もかなり簡単。まずは下準備。
玉ねぎとトマトは粗みじん切り。ニンニクと生姜はすりおろしておく。めんどくさかったら多少味落ちるけどチューブでもOK。
フライパンに油入れて(大さじ2くらい)火は炒めてる最中はずっと強火ね。
クミンのホールを小さじ1を入れてパチパチしてきたら、玉ねぎを炒める。
8分くらいで表面が軽く焦げてくるから、そしたらニンニクと生姜を入れて炒める。
香りがツンツンした香りから生姜焼きっぽいいい香りになったらトマト炒める。
トマトが崩れてドロドロになったら、一旦火を止めてスパイスを入れる。
コリアンダー大さじ1、ターメリック小さじ1、チリペッパー小さじ1、塩小さじ1と1/2。
スパイス入れたら再び強火。2分くらい炒めたら、好きな具材入れる。
具材に軽く火が入ったら水カップ1を入れて、軽くかき混ぜて弱火にして10分煮る。
(あ、キーマにしたい場合は水入れなくて、そのまま炒めれば良いからね)
味見して塩味整えれば完成。
この夏ハマって10回以上すでに作ってるけど、慣れてくると30分くらいでできるよ。
家で楽しむインドカレーなかなか美味いのでお試しあれ。
<追記>
コピペじゃないよw頑張って書いたよ。
>ナンは?
ナンは俺が米派なので興味沸いてないんだ。
前食べたけど、かなり美味しかった。
かなり極限まで絞ったレシピなので、玉ねぎとトマトは絶対に必要。
っていうか、基本のカレーって玉ねぎとトマトの旨味をスパイスで食べる料理という認識にすると良いかと。
インド料理屋のカレーはご馳走カレーなんですよね。バターチキンカレーとかサグチキンカレーとか美味しいんだけど食べ飽きちゃう。
このカレーはインドの人が普段食べてる系のレシピベースで開発したので食べ飽きなくて、そういう意味合いでインドカレー屋より美味しいと思ってます。
個人的には、生の青唐辛子が手に入るなら玉ねぎの前に2本くらい縦にきったものを入れると美味い。
あと、パクチー2把を根っこと茎をみじん切りにしたものをニンニク生姜を入れるタイミングと同じタイミングで入れてあげて、最後に上から葉っぱをトッピングするのも良い。
パクチー入れたなら仕上げにココナッツミルクを大さじ3〜4杯入れてあげると美味しいよ。
>クミンの舌触りが気になる。
最初に入れるスパイスはパウダーだとダメ。炒めている時に火をかなり入れるので、焦げるし香りが飛んじゃう。
クミンの苦手な人は代わりにマスタードシード使って作ってみて。噛んでもスパイスっぽい味しないしプチプチして美味しいと思う。
>炒めるのずっと強火ってバカじゃないの??
ブコメでも書いてもらってるけど、玉ねぎは水が多いからちゃんと混ぜてあげれば強火でも焦げにくいよ。
8分というのはコンロの火の強さにもよるけど、うちでは大体そんなもの。
いわゆる、あめ色たまねぎというイメージではなくて、もう少し周りが軽く焦げるくらいで良いのよ。もちろん黒焦げはダメだけどね。
まあぶっちゃけ分数なんてのは新玉ねぎか普通の玉ねぎか、切ったサイズがどうかとかに影響受けるから、ちょっとエッジ焦げてきたなーとおもったらやめてね。
炒める間ずっと強火はインド人ではデフォルトらしい。俺も昔は強火玉ねぎなんて!!と思ってたけど、やってみたらカレーはその方が美味しいのよ。
クミンについてはブコメで沢山書いてもらってるから、参考にすると良いよ。
ターメリックは、うっちん酎(焼酎水割りにウコン少し)で呑むかな。少量の水で溶かしてビールで割ってもおいしい。
ハンバーグとか唐揚げの衣とかにちょっと入れるとふかみがでる。エスニック感が前面に出ないのも良い。
チリペッパーは、胡椒みたいなイメージで、少し辛味出したい時に散らすと良いよ。
いいね。俺もガラムマサラ中毒だから気持ちはわかる。でも、まずは入れないで食べて欲しい。
ガラムマサラ香りが最強だから、入れると全部同じ香りになっちゃうんだ。
ガラム中の人には特に一回ガラムマサラ入れないで試して欲しくて、「ものたりないなー」ってのを3〜4口食べたら「あれ、結構これでもいいわー」ってのを感じてもらいたいんだよね。
もちろん、カレー粉も便利だし良いと思う。S&Bの赤缶か、インデラカレーかアナンのカレーパウダーあたりが美味しい。
ペーストなら「カレーの壺」が極めて素晴らしい。で、俺もずっと長いことカレー粉でのカレーだったんだけど最終的に上記のスパイスカレーの方を作ってる。
クミン苦手な人にはマスタードシードってのも全面的に同意です。
スパイス追加したい場合は、パウダーなら他のスパイスの分量を減らして、同分量を入れると失敗しないよ。
たとえばフェヌグリーク入れたければターメリック小さじ1/2にして、フェヌグリーク小さじ1/2とか。
シナモン(カシアも良いね)、クローブ、カルダモン、メース、ホールのコリアンダー、ブラックペッパー
フレッシュハーブならフェンネルやオレガノなんかを入れても美味しい。
まあ、カレー道ほんと楽しいからハマったらいろいろやってみて。
これは、北インドベースだけど、どの地方でもだいたいインドカレーの基本的な作り方はこれらしい。
南インドだとレモンとカレーリーフを使ったフィッシュカレーが有名みたい。
>ギー(バターの澄まし汁)使おうぜ。
ギーいいね!大津屋で市販のギー売ってるけど、結構量すごいからオススメしないよ。
めんどくさかったらバターでもいいよ。俺はおっさんでバターのもったり感が好きじゃないから、
欧風カレーと違って、黄色主体だから色が濁りそうではあるかな…。
>生トマトいれたら水いらなくね?
トマトはぐじゃぐじゃになるまで炒めるから水分かなり飛ぶんだよね。
キーマカレーとかチキンマサラみたいに汁分ほぼいらねーみたいなのは、水足さなくて良い。
>ターメリックいらないと思う。
ってなめてた派なので、入れてない時期もあったんだけど、入れると結構風味が変わるんだよね。
違いわかるからターメリック入れたのと抜いたので食べ比べしてみて!
水野さんの「カレーの教科書」は本当に名著だと思うから、もしこのレシピ見てカレー楽しくなったら買ってみて。
マキタスポーツさんは今月号のdanchuでレシピ乗せてて、かなり美味しそうだと思った。
今月号のdanchuのカレー特集マジで良いので気になるクラスタはぜひ。
>大津屋ってどこ?
ブコメでも度々登場している「大津屋」。スパイスフリークの間では超有名店。
ぱっと見、表だと豆とかしか売ってないから入るの勇気いる。でも店員さんが優しいから安心して。
水曜日定休日なので、うっかり間違えて来ちゃった人はアメ横センタービル地下の野澤屋へ!
これ良いよね!地方とかでスパイス揃えるの無理だわ。ネットで単品のスパイス買うの量も多いし勇気いるわ。
みたいな人には本当おすすめ。イオンとか大きめのスーパーでもあると思うよ。
上記のスパイスだけじゃなくて、いろいろ入ってるから楽しめるよ。
都内だったらアナン貿易の手作りカレーセットが手に入ると思うから、そちらもぜひ。
>辛いの苦手。子供もたべれる様にして!
チリペッパーをパプリカパウダーにしてみて。チリまったく入れないとカレー風味なのに、辛くないから不思議な感じになるよ。
でも、意外とカレーとしてちゃんと成立する。子供喜ばすなら、炒め油をバターにして、ヨーグルトたっぷり。
うん。大丈夫。騙されたと思ってやってみて。
カレー粉ってクミンとコリアンダーがベースなんだってわかるよ。
>これ何人前?
4皿分です。トマト大1、玉ねぎ大1が4人前って覚えると良いよ。
これはあくまで俺の個人的な感覚なんだけど、混ざった調味料はあまり使いたくないのよ。
一個一個の作用わかってくると、辛いの苦手な人用にしようとか、マトン使うからスパイスでマスキングしたいなとか、そういうアレンジできるのね。
もちろんカレー粉やガラムマサラ使うのは、それはそれで個人の好き好きで良いと思うよ。
煮ると100度以上の温度にならないから、香りを立てるためにもスパイス入れたらしっかり炒めてね。
>塩の少ないレシピ教えて。
旨み引き出すのに塩はやっぱり必要なんだよね。
仕上げにレモン入れて酸っぱめのカレーにするか、スペアリブや手羽先を圧力鍋でスープ取って使うと多少塩減らせるかな。
カレー自体は塩減らして、別途タンドリーチキン作って、かじりながら食べるってのも良いかもね。
カレールー美味しい。あれはあれで素晴らしいから正しいと思うよ。
ただ、おっさんになると、ちょっとカレールーのもったりが辛くなってくるので、
若人はカレールー美味しく食べられると思うから、気持ちよくもしゃもしゃ食べたらいいと思う!
いや、正直こんなに注目してもらえると思ってなかったのでビビってます。
ブックマーク&コメントくださった皆さんありがとうございました。
トラバで教えてくれた俺の知らないスパイス屋の情報とかもありがとうございました。今度行ってみます。
スパイスカレーは奥が深く楽しい料理なので、この投稿を見て「いっちょ週末やったるか!」と思ってカレー作り始めてくれる人が1人でもいたら幸せです。
<久しぶりに追記>
実際に作ってくださってる方が結構いるようで、ありがとうございます。
試してみて「思ってたのと違うな」という方に向けてもう少し追記をば。
炒めが甘いと、トマトの酸味が飛ばずトマト感が強くなっちゃう。
順番に入れたものをキッチリ炒めてから次を入れるのがポイント。
>思った以上に旨味が足りない。
普段強い旨味に慣れてると、どうしても物足りない人もいるかも。
2.ヨーグルトを入れる
3.仕上げにココナッツミルクを入れる(入れすぎ注意)
4.仕上げにバターを入れる。
本当に最終手段としてほしいので、上から順番に一つづつ試してみてね。
少しだけ取り分けて塩を足してみて調整するのも良いかと思う。
しょっぱくしすぎると食べられなくなるので、鍋に入れる時は慎重にね。
基本的にはさらっとした仕上がりになるはずだから、失敗はしていないと思うよ。
>家族のすべてが満足できるカレーが作れました!ありがとう!ありがとう!
これは嬉しいなー。書いてよかったです。