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はてなキーワード: 正論とは

2018-02-28

anond:20180228211658

目立ちたいってのもあるけど、炎上スレスレ記事コメント批判正論で全体的にピリピリしてたら

ネタぶち込みたくならん?

「緊張と緩和」ってゆうやん?

自分の中での会心のコメントスルーされたら

すげー悲しくなる

そんで他人くそまら正論コメにたくさんスターついてたら

心折れる

はぁ・・・

2018-02-26

anond:20180226183550

女性専用車両って男性側が差別を黙認する形で成り立ってる仕組みなんだって理解して欲しい。

差別って聞いただけで悪い事だって思考停止してしまうような人にだけにはなって欲しくない

差別を訴える人に対して、どこがどう差別的なんだって聞くべきだ

日本の多くの人たちが差別って聞いただけで擁護したくなるっていうのは絶対に変だし、女性専用車両に対して差別って言えば正論になるって思っている輩や、差別じゃないってカウンター行動を起こした輩に対しても再考のチャンスだと思う

anond:20180226095850

失敗とかは少ないけど、正論自分意見を曲げないとかそっちが多いかな。

なので指摘するにも、虎の尾を踏む感じで無理かな。

裏で努力しているのかも知れないけど、表面には出てないので、そこは分からいかも。

文春カーリング記事の実話化

ストーンから氷の微笑シャロン・ストーン連想で色気ムンムンの悪女という表現になったのだろうか。

試合ちゃんと見ていれば気がつくが、この日のイギリススキップミュアヘッドショットミス

多かった。前半のエンド、後攻で複数点が取れない状況で、ブランクエンドにするつもりのショット

ミスして1点を取ってしまう。終盤第9エンドでは日本にスチールを許す。

BBC解説者が第10エンドのラストストーンミュアヘッドなら99%決められる、と評したというが、第9

エンドのラストストーンはそれ以上のイージーなショットだったはずだ。

もちろん日本の藤澤も、スプリットで2点取りにいくも決まらず1点だったりと、完璧だったわけではない。

それでも後半になるにつれて日本はチーム全体が調子が上がっていき、9・10エンドは先行ながらストーン

ハウスに集めて後攻のイギリスに十分なプレッシャーをかけ難しいショットを強いることができた。

10エンドで藤澤のラストストーンチップして目標に僅かに届かなかった時、ナンバーワンストー

イギリスセンターへのドローショットコースは塞がれているがハウス中央付近を動かさな

れば1点確実に取ってエキストラエンドへ行くこともできた。しかしそれでは有利な後攻は日本に渡る。

ミュアヘッドがあの時に2点以上を狙ったのは、同点エキストラエンドで不利な先攻を嫌ったのと

自分デリバリー試合を決着させたかたからだろう。

先攻は、人事を尽くして天命を待つしかできないが、後攻は自分技術・実力で試合を決定づける

ことができる。難しいショットを決められる力と自信が世界トップスキップミュアヘッドにはある。

男子両角インタビュー記事に、攻めすぎると言われる意味が僕には判らない、とあった。リスク

ある難しいショットを避けていけば強豪相手に勝ち筋が見えるのか。相手が難しいショットを決めてく

るのだからこちらも当然難しいショットを決められるようにならなければ、という正論だ。

10エンドのハウスは難しい局面だった、しかしチャンスも十分にある、この局面を避けて先に伸ば

してもイージーな展開が巡ってくるわけではない。

ミュアヘッドは、リスクを取り果敢に攻めて負けた。その勇気をたたえたい。

2018-02-24

休日勉強しないヤツはスキル的に落ちぶれても仕方ない」と言うが

休日勉強しないようなヤツはスキル不足で落ちぶれても仕方ない」と言うのはまあ百歩譲って正論としても

それで一体どうやって休日デートしたり婚活したりの時間を捻出しろと言うのだ?

愛を育むためにかかる莫大な時間的コストを嘗めすぎているのではないか

そんなことばっか言ってるから未婚化少子化が進むのではないか

別に説教する気なんてないよ

ただ弱者マウント取って正論棍棒や厳しい意見棍棒ボッコボコに殴るのが気持ちいいだけなんだから

差別政治リベラル事件事故病気、そこには確実に被害者という最高の弱者がいる

その弱者を追い詰める事こそが俺の喜び

何かしら大ダメージ受けて追い詰められた弱者や、心にトラウマだのなんだの抱えてる弱者の殴り返しなんてたかが知れてるしな

安全から一方的に、正論や極論で攻撃

ああ、駄目だ気持ち良くて射精しそう

ウッ!

2018-02-22

anond:20180221224328

頭は悪そうだけど、本来正論

人類進化歴史情報をみなが無料で使えるところから始まっているのだから

2018-02-21

anond:20180220153008

横だけど、一緒なわけねぇじゃん・・・

この辺がリベラル空虚さだよな。言ってることは正論で素晴らしいんだろうけど。

2018-02-20

悲報馬鹿に褒められて悲惨なことになる

…○○さんも政治から外交安全保障まで幅広い分野にわたって、切れ味鋭い評論活動を進めておられますが、その基礎となっているのは源氏物語をはじめとした古典から現代文学まで、日本人の核となる精神文化に対する深い洞察である、そう確信しています。「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」。以前、対談の折に新保先生から教えていただいた松尾芭蕉言葉です。

保守精神を追い求めることが時代を超えて誰の心にも響く、正論につながっていく。大変、示唆に富む言葉であります

「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」というのはどう考えても保守精神」とやらを追い求めることじゃねえよ。

そもそもこの言葉意味は、古人がかつて求めた跡(保守)を求めるな、古人が求めた理由や背景を理解して古人が今生きていたらどう判断するだろうかを考えろ(時代に合わせて変化せよ)ってことだよ。形を真似るな心を真似ろってことだ。ちなみに、この言葉芭蕉自身引用として使っていて、おおもとを言ったのは空海だよ。「書亦古意ニ擬スルヲ以テ善シト為シ、古跡ニ似ルヲ以テ巧ト為サズ(性霊集)」。書道というのは、古跡(昔の大家の書)に「似る」のをもって「巧み」とは言わない、古意(昔の大家が考えたこと)に「擬する」(大家気持ちになったつもりになる)のを「善」とする、という意味だ。それを「風雅」にも通じるね、ってやったのが芭蕉趣旨だ。芸術創作における風雅なんて、前の人のやったことをただ真似してもただの猿真似からな。

書と風雅は同じではないが、この点では通じるところもあるかもしれない。芭蕉が言ったのはその程度のことだ。決して世の中の永遠の真理について述べたわけではないし、そもそも政治」なんて全く畑違いのところにこの言葉適用できるのかどうかも分からない。なのに何が「示唆に富む」だ。古典自分の都合のいいように解釈したり正直意味が分かってない人間が使う決まり文句だ。古典引用して僕ちゃん格好いい、って思ったか? 残念、馬鹿晒しただけだ。だいたい、直前の別の人を褒めた文章

わが国の悠久の歴史伝統文化に裏打ちされた価値観は、世の中がいかに変転しようとも揺らぐことはありません。そうした中で伝統的な価値観立脚し、真の日本人精神を復活させる

この発言のどこに「古人の求めたるところを求め」る姿勢があるんだよ。ひたすら「古人の跡」万歳万歳じゃねーか! その時点でこの記事上げてる「メディア」のレベルが知れるわ。

日本人の核となる精神文化」を欠片も知らず理解もせず、こんな人間に得意げに「教えていただきました!」みたいに褒められるとかホント罰ゲームしか言いようがねえ。その点は受賞者に同情する。まあ自業自得だけどな。それから我が国宰相におかれては、こんな阿呆丸出しの文章を平気で得意げに掲載する程度の自称マスメディア」に担ぎ上げられて舞い上がっておられて本当に可哀想だ。その程度の人間しか応援もしてくれず周りにもいてくれない、その程度の人間としての能力しか持ち合わせておられないことに同情を禁じ得ない。心ある人には完全に見限られているってことだな。親父はもう少し賢かったのだから母親ダメだったんだろう。まあ勉強から逃げ回っているとこういう人間になるといういい見本だからせいぜい恥を晒してくれれば少しは世間への教育にいいかもしれない。

2018-02-18

anond:20180218144402

まりこの件に首突っ込まないでおこうかと思ったけど、ようやく正論が出ましたね。私の使っている路線ではラッシュ時だけ女性専用車両として使い、それ以外の時間帯は男性も乗って良いというパターンが多いです。まぁラッシュ時に女性けが比較的空いた専用車両に乗れて、男性ラッシュに耐えつつ痴漢疑惑を受けないよう気をつけなければいけないというところがそもそも議論(?)のきっかけだと思いますが。

フィクションでよくある「俺バカからよくわかんねえけどさ」みたいのが無理

そのあとに正論を言ってみんな改心する感動風シーン

いやバカ自覚あるなら黙ってろ、何かを訴えたいならそんな言い訳めいた文句はさむなよ偽善者、と思ってしま

2018-02-17

意識高い系特性

技術デメリットを見ずにメリットのみを主張し、受け入れられなければ既得権益が、老害が、と感情的に叩く

ルーチンワークや実作業を軽視し、講演や会議異業種交流会イベントなど単発のできごとを重要視する

ネットや本、雑誌などで著名人の働き方(ライフハック)を真似する一方、クラウドによる情報漏洩などのリスクには目を塞ぐ

・働き方に年齢は関係ない(一部は正論だと思う)と主張し、学習や下積みによるスキルアップを軽視する

・(得てして備わっていないことが多いが)実力があればマナービジネスプロトコル業界慣習など一般的仕事の進め方)などは関係無いと主張する

所得が少ないことを、断捨離ミニマリストお金に縛られない生き方として正当化する

他に何かあるかな

2018-02-15

はてなには真摯に耳を傾ける人間がいなくなった

保育園落ちた日本死ねが節目かな。

あれから耳目を集めたいだけのくだらない増田とくだらないブコメが増えたよね。

昼間のワイドショーみたく、うすっぺらい内容をさも大げさに表現するだけのやつ。

バカが増えたの一言に尽きる。

安易釣りしかひっかからないし、安易ブコメしかスターを集めない。

PVに魂を売ってくだらない増田ばかりピックアップする仕様に変えたはてな判断ミスだな。

絶妙バランスと自浄効果大事に守られてきたコミュニティを、最初からなかったことのように広く開放すれば待っているのは数の暴力による秩序の崩壊だけ。

真面目に悩む人間大勢正論で叩く世界未来はない。

しかったよ。じゃあな。

2018-02-14

anond:20180214140046

これは全くの正論だと思う。各世代自分より1020歳世代常識を正しく内面化させる事は多分出来ないと思う。その上で社会を回して行く中心層が下世代に移行した場合は、上世代社会の在り方から外れて行くのは、程度の差こそあれ、ホボ必然なのだろうと思う。これは基本的に遥か昔から繰り返されて来た必然というか恒例の出来事なのではないだろうか。

ただ直近20年の日本とそれを取巻く環境変化の大きさは、長い歴史の中でも類を見ない種類の物なので(戦争/疫病/災害以外で緩やかに人口減少して行く事態は多分相当珍しい)これに連動して、様々な局面で「以前の行動の意味消失する」みたいな事が起き、ストレス含みの衝突が顕在化し易くなっている。というのはある様な気がする。

10年〜20年前に当然とされていた「教育/商売/家庭/性差/対人関係/etc...」の「社会構成する主要な価値観」がことごとく崩壊し「次世代にそれ等を継承するメリット自体消滅する中で、旧世代次世代との接触がストレスしか生まないタイミング差し掛かっているんだろうと思う。想像しかないけど、明治初期とか、太平洋戦争終結直後、とかも、似た様な現象が起きていたのでは?という気がする。

今というタイミングはそれくらいにインパクトの大きい「変化の局面なのだろうな。とは思う。自分も40にさしかかるオッサンなので、ここ最近の変化の速度には相当戸惑っているが、ここから20年くらいはゴタゴタが続く気がするので、今の30代も、今の20代も、各々10歳下からまれまれ未来に直面するのでは?という予感が凄くする。大変な時代だな。と思う。

anond:20180213224352

気に入らない奴が退場するまで外野人間正論をぶつけ続ける場所はてブだ。手は出さないけれど誰かの行動を批判することで喜ぶ人間しかいないのがはてブだ。

っていう増田を書いたら、

死ねゴミクズ

っていう反応しかなかった私の話でもする?

anond:20180214155232

そりゃ正論かもしれんが、言葉に限っては誤用用法の内さ。

2018-02-12

子供が真似したらどうするんですか→「お前が教えるんだよ(キリリ」

簡単に言ってくれるねえ。

これだから子供を持ったことがない連中は。

子供に物を1つ教えるのにどれだけ手間がかかると思っているんだ。

一回「これはやってはいけません」と言えばそれで分かってもらえるとでも思っているのか?

そんな訳ないだろ。

大人だって一回言ったぐらいで完ぺきに理解してくれる事なんて半分あるかどうか、実際は何度も何度も説明してそれでも理解されないことがある。

それが子供相手ともなればどれだけ大変か。

何より一回子供に物を教えるたびにコッチは面倒くさい人間だと思われて嫌われていくんだ。

嫌われるたびに物を教えるのは難しくなる。

そうならないように努力しろと口にするのは簡単だが、じゃあお前はやったことがあるのか完ぺきにできたのかって話だ。

くっだらねーアニメ動画のせいで子供に嫌われてまで教えなきゃいけない事をポンポン増やされたらたまらねえっての。

それが年に1つ2つでその作品歴史に残るぐらいいい作品で他の部分では子供にいい影響を与えまくってくれているってならこっちも目をつぶってもいい。

でも実際は子供に悪影響与える作品人間は山のようにあるし、そしてそういうモノの中には子供にいい影響を与えてるなんて全く思えないようなのもウジャウジャしてるんだ。

そういう諸々に対して「子供が真似したらどうする。年齢制限付けるか、この世から消えるか選びやがれ」と言って何が悪いんだよ。

好き放題やって全部通るなんて思ってるんじゃねえぞ。

子育ての苦労舐めてんじゃねえ。

こっちは限界スレスレまで荷物背負って生活してるんだ。

そこから少し手間増やされる度に自分限界を超えては死にかけてるってことを理解してから「それは、お前の仕事だろ?」と言いやがれ。

テメーラがやってることはな、道にゴミポイ捨てしておいて「おっと悪いな。でもゴミを捨てるのは道を綺麗にしたい人が勝手にやってくれよ?俺は街が綺麗かどうか興味ねえからよお」ってレベルの戯言なんだよ。

それをカッコイイと思ってるならとんだ腐れヤンキーだなおい。

その癖なんだテメエラその「俺たち正論言い過ぎ。ヤバない?ヤッベーカッケエエエエエ」って態度は。

何もかっこよくねえよ。

たんに自己中極めすぎて自分の都合しか考えられなくなって狭い世界調子に乗ってるだけのクソガキヤンキーだよ。

悲報三浦瑠麗大阪北朝鮮テロリストが大量に潜んでいる」

自民党クソウヨや、維新のアホカスと付き合いが増えると

どーしよもない人間に成り果てるという実証

リーちゃんは素地に腹黒い汚物を抱えているのは朝ナマで充分伝わっていたが。

リー「主導者が死んだら普段眠っているテロリスト分子活動をはじめる。それがソウルでも東京でも大阪でも」

さすが「正論新風賞を受賞するだけあるわ。

2018-02-11

アニメうらら迷路帖』はなぜ失敗したか徹底解説

まずはじめにいっておきたいのは『うらら迷路帖』をけなす目的でこの文章を書いているのではないということだ。おれは『うらら迷路帖』のファンではなく日常系アニメファンで、だからこそ書いておきたいことがたくさんある。

ファンの人はたくさんいるだろうけれど、人気が出なかった作品であることはファンも認めざるを得ないと思う。なぜ商業的な失敗をしてしまったのかを可能なかぎり客観的に書くことがこの文章の目的だ。

作品の概要

うらら迷路帖』は2017年の冬クールアニメ化された作品で、原作はまんがタイムきららミラクに連載されていた四コマ漫画だ。

同じクールにやっていた『けものフレンズ』に話題をかっさらわれたばかりか、『この素晴らしい世界に祝福を! 2』『幼女戦記』といったなろう系の注目作、『ガウリールドロップアウト』『亜人ちゃんは語りたい』『小林さんちのメイドラゴン』といったファン層がかぶりそうな作品などが放映されており、それらの影に隠れてしまった感がある。

まずは良いところをあげていく

たくさんある。

キャラデザかわいい。とくに小梅のキャラデザがおれは好きだ。

OPの曲がかわいい。脳内でくり返し再生される。OP映像もそれなりにいい(もうちょっとがんばれたとは思うが)。

大正ロマン風の舞台設定がいい。建物内装はもちろん、ちょっとした小物にまで配慮がある。

占いの番付によって入られる場所制限される設定もいい。番付が上がる→入られる場所が増える→自然に新キャラが出せる(既存キャラリストラ自然にできる)というシステムになっているからだ。

ちょっとしたエロ要素もいい。

ここから先は悪いところばかりを徹底的にあげていく

なにがダメだったか明確にするために、日常系最大のヒット作であるけいおん』を中心に他のアニメ作品との比較で話をすすめていく。

男の占いへの興味のなさをなめている

日常系は+αなにを盛り込むかということが重要だ。

けいおん!』は軽音楽、『ばくおん!!』はバイク、『New Game!』はゲーム制作、『ヤマノススメ』は登山、『ゆるきゃん△』はキャンプなど男が関心をもつものを盛り込むのがふつうだ。

ひだまりスケッチ』や『GA芸術科アートデザインクラス』のように芸術をテーマにすることがよくあるけれど、それは視聴者の関心というよりは、芸術制作によってキャラ個性を出しやすいのと、作者の漫画家としての経験テーマに活かすことができるという利点があるから採用されるのだと思う。

ところが、うらら迷路帖場合は「占い」だ。これはかなりの悪手だ。しかも、おまけ程度ではなくがっつりと話に絡んでくる。

男というのは占いにまったく興味がない。馬鹿にさえしている。占い好きの男もいることはいるだろうけど、同好の男友達を見つけようと思えばかなり苦労するはずだ。

ギターを弾いている女の子は三割増しでかわいく見えるし(=萌え)、バイクをさっそうと走らせる女の子はさまになる(=萌え)けれど、占いに興じている女の子をとくべつかわいく感じる男はあまりいないはずだ(≠萌えいかんせん興味がないし馬鹿馬鹿しいと思っている)。

あと、占い師の番付が「十番占(見習い)」~「一番占(名人クラス?)」まである設定だけれど、たとえば五番占と一番占がどのくらい力がちがうのかがよくわからなかった。そういう少年漫画っぽいところは、せっかく設定を出したんだからもっと詰めるべきだ。

占い要素は、死に設定どころか死神設定になってしまっている。せめて似たような要素の「巫女」だったらまだよかったんじゃないか個人的には思っている。巫女服という制服萌え要素)があるし、エロ漫画エロゲーで培われたオタク独自巫女文化があるからだ。

キャラ関係性の構築ができていない

ようするに関係萌えができないということ。これが最大の失敗要因だとおれは睨んでいる。

メインキャラ四人は皆が初対面で、幼なじみだったり姉妹だったりするわけではないし、同じ占い学校の同期だから先輩後輩の関係性がない。だれとだれがとくべつ仲がいい設定なのかパッと見でよくわからない。あえていうなら、みんな均等に仲良し、あるいは千矢のハーレム

このおれの意見にはこういう反論が来るんじゃないかと思う。「だれとだれが仲がいいかなんて最初からからなくてもいいのではないか。話数がすすんでいくごとに徐々に関係性が構築されていく過程を楽しんでこその日常系だ」

この反論には実例を示すのがいちばんいいと思う。

たとえば、『けいおん!』。澪と律は幼なじみで仲が良く、軽音楽部の再立ち上げもこのふたりがはじめたことだ。担当楽器ベース(澪)とドラム(律)のリズム隊。唯は後輩の梓をとくに可愛がっており、梓はなんだか頼りない先輩である唯をどこか放っておけない(最高か!?)。担当楽器ふたりともギター。そして傍観者、紬。担当楽器キーボードというのもまたそれっぽい。

たとえば、『ご注文はうさぎですか?』。ココアは、住み込みで働いている喫茶店の娘のチノを妹のように可愛がっており、チノ困惑しつつもココアを受け入れていく。ココアとリゼは同じ喫茶店バイト仲間。ちがう喫茶店バイトしているシャロは、学校の先輩のリゼに強く憧れていて、幼なじみの千夜によくからかわれている(からかいといってもかわいらしいものだけれど)。

ふたつ例にあげた関係性は、アニメを観た100人100人が速攻で理解できる。そのキャラが出てきてから一話、長くても二話ほど観ればわかる。わかりやすいものであれば十秒でわかる。鼻クソほじりながら観てても簡単にわかる。

ようするに日常系というのは、関係性をはじめから色濃く匂わせていないといけないということだ。その点で『うらら迷路帖』で関係性がちゃんと構築できているのは、佐久隊長周辺だ。

佐久とニナは幼なじみで、ニナの妹のノノを昔から可愛がっている。部下ふたり佐久に惚れこんでいる。

正直なところ、佐久隊長を主役にしたほうがよかったのかもしれない。

ストーリーがある

うらら迷路帖』が日常系扱いされていることに違和感がある人もいると思う。なにせ、ストーリーがあるからだ。主人公の千矢が母親を探すために立派な占い師を目指すという大きなストーリーと、一話完結の小さなストーリーが組み合わさって作品ができている。

しかし『うらら迷路帖』はまんがタイムきらら系列作品で、登場キャラは女しかおらず、日常系雰囲気・印象がかなり強い。なので、このまま日常系ということで話をすすめていく。

日常系というのは身も蓋もない言い方をすれば、キャラ萌えさえできればそれでいいというジャンルだ。ストーリー性は萌え女の子たちが仲良くしててかわいい)の邪魔になることが多いからできるかぎり薄くし、目的があっても自己実現(趣味的)であることがほとんどだ。

うらら迷路帖』はストーリーがある。つまり萌えが付加要素になってしまっている。付加要素はいいすぎかもしれないけれど、萌え女の子たちが仲良くしててかわいい)よりもストーリーを展開させることを優先させてしまっているのは間違いない。

ストーリーおもしろければ問題なかったのだけれど、ひいき目にみてもおもしろものではなく、可もなく不可もないストーリーというのがおれの評価だ。

キャラ世界もきれいすぎる

これが、ストーリーが可もなく不可もない理由だと思う。

もう、出てくる人出てくる人、みんながきれいだ。清廉潔白道徳的に正しい。メインキャラ四人はみんなまっすぐだし、人をからかったりしないし、目立った欠点もない。このやさしい世界には悪人がいないんじゃないかと思ってしまうほどだ(警備隊なんていらないんじゃないか)。

きれいなキャラきれいな世界は当然ストーリーにも影響する。きれいなストーリーほどつまらないものはない。なんでもいいから、おもしろいと思ったストーリーものエンタメ作品を思い返してみてほしい。大きな障害があったり、殺人事件が起こったり、強大な悪人がいたり、世界のものおかしかったりすることがほとんどだと思う。

ネット配信消極的

これはおまけ程度の難点だけれど、ネット無料で観られるところが少なかったとおれは記憶している。すくなくともニコニコ動画では一週間無料期間がなく、一挙放送もなかった。萌えアニメにしてはめずらしく、ネット配信を拒んでいた印象がある(同期の仲間、ガウ亜人メイドラはそんなことなかったのに)。

おわりに

ここまで読んでもらえば、なぜ『うらら迷路帖』の失敗について書きたかったのかがわかってもらえたと思う。ここまでハズしている日常系はそうない。

もちろん、男の興味を引く題材、関係萌えの構築、ストーリーの希薄さ、ちょっとだけノイズのあるきれいなキャラたち、ネット配信積極的、のすべてを満たしたところで人気が出るとは限らない。この文章に書いた『うらら迷路帖』の欠点もただのこじつけに過ぎないのかもしれない。でも、書きたかったんだもん、仕方ないじゃない。

それと、気になる反応があったら返信するつもりでいるんで、そこんとこよろしく。


※追記

kaionji ごちうさだってキャラ世界もきれいだったけど

ごちうさには、ちょっとたかかいちょっとした毒)をしかけてくる千夜がいるし、青山ブルーマウンテンという駄目人間もいるため、キャラがきれいすぎることはない。

dzod というかストーリーがあるから失敗って言っててあまりに悲しすぎないか

日常系というのは基本的にはストーリーを入れないジャンルだ。ただ最近ストーリー要素のある日常系も増えていて『New Game!』はその唯一の成功例。『New Game!』はいろいろとうまくやってるからストーリーを入れても大丈夫だったんだけれど、その「いろいろ」を語ると長~くなるので割愛

gokkie 全く関係無いんだけど、3年後このはな綺譚とうららの違いを語れと言われても回答できる自信がない

そんなことはない。百合要素がほぼないのが『うらら迷路帖』で、百合要素たっぷりなほうが『このはな綺譚』。日常系ファンちょっとした違いに敏感になる。

ka5me 自分は不必要性的描写が多かったことだと思う。おなか見せられてまあ喜ぶんだけど日常系ライト百合に求められている事じゃない。不必要パンチラが単に下品と思われるのと同じ。

これは正論。でもおれ個人としてはもっとエロ推しでもよかった。後の方になるほどエロがなくなっていくんで、エロ要素も中途半端だったんだということにこの指摘のおかげで気づいた。やるなら徹底してエロくする、やらないなら一切やらない、という制作姿勢大事

G1Xir3um 「きらら枠でやるものではなかった」ってことでしょ? まあ分かる。

いや、むしろきらら枠以外で『うらら迷路帖』を受け入れてくれる枠があるのかどうかが疑問。極端な話だけど、たとえばジャンプに連載されたとしたら確実に10週で終了だ。

tose2125 好みに合わない理由を長々と述べられてもつらい

好みに合わない理由というよりは、「日常系の型をこれだけハズしているよ。さすがに型なしになってるよ」ということを長々と述べさせていただいた。

shiju_kago ”ストーリーがある”が悪い理由というのもすごい話だが、一昔前のテンプレ以外やってはいけない時代劇がその位置にいたのかもしれない

ひと昔前の時代劇日常系との共通項という発想がおもしろい。でもおれは時代劇のことがまったくわからないんで残念だ。

a-charin 私は女だから占いも成長してくのもすごく楽しかったけど、あの唐突なエロ邪魔だったなあ。そういうのは個人でやるから舞台では普通にしててくれ!やるならもうちょい自然にやってくれ!って毎回思ってた

女性向け日常系という道もあったのかもしれない、と思わせてくれる指摘。やっぱエロは余計なのかあ。

途中からたまゆら批判に見える。

たまゆらはよかったよ。

dowhile 大成功した。話は以上だ

気もちはわかるけど(好きなアニメが人気が出なかった経験アニメオタクならだれにでもある)、現実を見ようよ。

msdbkm "占いに興じている女の子をとくべつかわいく感じる男はあまりいないはずだ" シンデレラガールズに藤居朋というアイドルがいましてね

アイマスは765のキャラを知ってるくらいでほとんど詳しくないんだけれど、そのキャラ占い師属性以前にアイドルじゃないか占い副業(おまけ)、本職はアイドルって感じなんじゃないの?うらら迷路帖彼女らは占い本業なんだよ。

他人の作ったコンテンツを「失敗した」とか断じて論じようとする人は一切信用できない。これが長年ネットしてきて得た知見ですわ。[……]「自分の審美眼に適わないから失敗」と言い換えて個人的な好みとの差異を詳述しているだけでしょ。

個人的な好みというよりは、「日常系の型をこれだけハズしているよ」ということを書いただけであって、おれ個人審美眼なんてなにも関係ない。むしろキャラデザはいいと思っている(本文中に書いているよ)。『うらら迷路帖』を三話まで観てもらえれば書いていることを理解はできるよ(賛否はあるだろうけど)。

あと「他人の作ったコンテンツを失敗したなんて言ってはいけない」というのは基本的にちがうと思っている。つまり、どんな作品であってもさまざまな人びとが関わっていて努力しているのだからの悪く言ってはいけない批判もしてはいけないということなんだろうけど、そんなのは馬鹿げている(評論家は観た作品を全部褒めないといけないのか)。成功した作品成功要因について話していいのに、失敗要因は話してはいけない?そんなことはない。

どんな作品にもクリエイターたちの想いがこめられている。そのすべてが成功してくれればいいんだけれど、成功するのはわずかで、残りぜんぶは失敗だったり、微妙な成果だったりする。それが当たり前だ。成功を語ることもあれば、失敗を語ることだってある。それも当たり前のことだとおれは思うよ。

つーか、長年ネットをしてきた(自称)くせに、観たことのないアニメ作品批判文を読んで(全部を読んですらいないらしいけど)「個人的な好みでしょ?」とか憶測で書き込んでしまって、あげく人格否定まで書いちゃうあたりどうなのよ。長年って何年?二年くらい?まあ、あれだ、このチーズは二年くらい蔵に寝かせて熟成させてるんですよ~、とか言われたら、二年!へえ長いですねえ~って返事しちゃうもんなあ。二年って長い。おれが十年弱ネットを見てきて得た「雑学」のひとつに「ネットは人を賢くしない」というのがあるんで、あなたの「知見」のほんの隅っこほうにでも入れてやってください。あと差異とか審美眼みたいなちょっとむずかしい言葉あなたは使わないほうがいいよ、弱く見えるから。「違い」「好み」でOK

2018-02-10

anond:20180210093146

言えないか愚痴ってんだろ察せよ

お前の正論なんて誰も得しないんだよ

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