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2019-05-10

anond:20190510153835

FEH「その勝利要因の殆ど私たちが中破絵でキモヲタのお兄さんたちを釣ったからですよ?」

ドラガリアロスト「右に同じく!」

2019-04-07

日曜日が終わってしまうので、ここらで一発、何らかの生産的な行動をやっていきたいぞ、と思ったわけですけども、なぜかこうして増田に張り付いています

人はなぜ、このような選択をしてしまうのでしょうか。

前頭前野の敗北であり、辺縁系勝利です。勝利勝利、大勝利長良辺縁系ではありません。

なぜか私のPCデスクには知恵の輪が転がっています。なぜでしょう。お見舞いでもらった品です。なぜ知恵の輪。ボケ防止にとのことでしたが。

ところで、先程PCデスクと言いましたが、これは厳密に言うと、いえ別にそんな厳密とかじゃなくて普通に言ってそうなんですが、私が今パソコンを置いている場所は、PCデスクなどという大層な代物ではありません。

というかデスクですらありません。

私は椅子の上にディスプレイキーボードマウスを置いています

正確には、椅子の上に、ホームセンターで買った合板を乗せて、それを机とし、周辺機器を乗っけているのです。

これは案外便利です。広い、安い、手軽、収納やすい。見た目のアレさにさえ目をつむれば、非常に合理的選択であると言ってよいでしょう。

あるいは、見た目などという些事に囚われていないことが、余計に合理的選択であることを強調している、とさえ言ってもよいかもしれません。

ところで、さっきまで、やむを得ない事情により、VBAなる恐ろしい言語を使っていたのですが、これには様々な謎仕様があるようです。それらは名状しがたき恐怖で我々を戦かせます

一般的に知られていると思われる謎仕様と致しましては、例えば、配列におけるReDimなるステートメントが上げられるでしょう。

他にも、例えばマクロ高速化のための方策として、範囲配列に代入するというテクニックが紹介されることがありますが、この配列範囲との間にも謎の関係性が存在しています

この手のソフトウェアを扱うに当たり、いちいち一つずつセルに値を書き込むことはご法度、というのが定番ではありまして、私も素直にこの定石にしたがい、セル範囲二次元配列に格納したりしております

しかし、範囲配列に代入した場合、その配列の要素のインデックスは、どうも1から始まるようなのです。

なぜ1スタートなのでしょうか。VBA仕様においても、配列の添字はいちおう0から始まることになっているのですが、範囲配列に格納した場合、0行0列の要素は空となっており、Array(1,1)にRangeの始点の値が格納されております

まあたとえ1スタートであっても、言語内で仕様統一されているのであれば、まだよいのです。

しかしここが彼の言語の恐怖ポイントなのでありまして、どういうことかといいますと、

すなわち、今度は逆に配列範囲に代入、すなわち配列の各要素の値を対応する範囲セルに書き込む場合インデックスが0である要素から順に処理されるのです。

範囲配列に代入するときインデックスが1から始まるのに、配列範囲に代入するときインデックスが0から始まるのです。

Array = Range

Range = Array

とすると、一番上の行と一番左の列が、空白行、空白列になってしまうのです。

なんですかこれは。誰が考えたんですか。おかしいでしょう。私はおかしさのあまり死にました。

この理不尽さに比べれば、Collectionなる連想配列の添字が1から始まることなど些事に過ぎません。

昨日までJavaJavaしていた人は、どうやら配列なんぞには目もくれていなかった様子でしたので、この謎仕様に気づくこともなかったのでしょうが、悲しいことに、この謎仕様配列を用いた高速化テクニックはほぼ必須スキルでありますので、例の御人も、遅かれ早かれ、この罠に絡め取られていたことでしょう。

あるいは、この謎現象回避するための方策はきちんと用意されており、無知な私はそれを知らないがゆえに、このような的はずれな不満をぶちまけているのかもしれません。

しかし、上述したような単純かつ直感的な代入が上手くいかないという仕様は、やはり、なかなかの欠陥ではないかと思うわけです。

まあそんな愚痴はどうでもいいのです。変な仕様適当にハックしてやればよいのです。

でもクラスモジュールとやらのパワーは貧弱なのでそれも大変困難ではあります

標準モジュールライブラリもどきをちまちまと作っていくしかないのでしょうか。

とてもではありませんが、こんなもんを極める気にはなりませんので、そこら辺のことをいい感じにまとめてくれている知見があればよいのですけれども、しかし、まともな人間はこんなもんを相手にしたりはしない、というパラドックスがあります

https://sites.google.com/site/compositiosystemae/home/vbaworld/upper/interface はわりとよかったような気がします。システムハンガリアン使ってますけど)

こんなもんを扱わざるを得ないような環境に留まってしまっている私がおかしいという話もあります

悪いことは言いません。pythonで書かせてください。お願いします。

そんな増田の切なる願いは、社会という名の抗いがたい泥沼に絡め取られ、今日も悲しみに満ち満ちたコードを生成していくのであります

そういえば今日休日でした。休日普通楽しいものなのではないでしょうか。どうしてこんな悲しい気分になっているのでしょう。

答えは簡単でして、悲しいことを書いているからです。楽しい気分になるには、楽しいことを書く必要があります

楽しいこととは何でしょうか。例えばオナニーなどが挙げられます人生において、オナニーよりも楽しいことは、あまりありません。

よって、楽しくなるには、オナニーの話をすればよいです。

私は一時期、DLditeで同人音声を漁っておりまして、催眠に掛かるべく邁進していた時期もありました。

しかし一度も催眠に掛かれませんでした。

なぜ私は催眠に掛かれないのか。

集中力の欠如、衝動性の強さ、慢心、環境の違いなど、様々な要因が考えられますが、最も大きな原因と思われるのは、台詞めっちゃ気になることです。

おっさんが考えた可愛い二次元女の子みたいな台詞が、えらく癇に障るのです。

そのために、可愛らしい女性の声に没頭できないばかりか、声によって現実に引き戻されてしまう、という逆説に襲われるのです。

おっさんは蓮を咲かせる泥だという話もありますが、恐らく、真に良質な泥おっさんというのは、非常に稀な存在なのでしょう。

まり、いいおっさんは泥ですが、悪いおっさんゲロということです。

しかし、これもおっさんに限らず、大抵のことに言える話でありまして、良質なものはどこでも少ないものです。

生の増田を見てもそうでしょう。

ホッテントリに上がる増田しか見ないライト増田、あるいはブクマカには想像もできない世界が、生の増田には広がっています。例えばこの増田とかです。

(これは私見ですが、VIPやなんj、あるいは虹裏などと比べても、増田の毛色は違います

増田ほとんどは泥であり、ホッテントリに上がった増田は花なのです。

私も泥として、増田たちに養分供給していきたいと思います

何だかまた悲しい話になってるじゃないですか。なぜ私はいつも悲しい話をしてしまうのですか。

それは恐らく、心の通奏低音(俗用)のようなものが、悲しみに染まっているからです。

基本的に悲しんでいるので、無意識に任せて話すと、悲しい話ばかりが飛び出てくる、というわけです。

この休日も悲しいまま終わりそうです。恐ろしい恐ろしい。これも人生という感じですね。

2018-12-21

今年買ってよかったもの ベスト3とワースト3

ベスト3

 

1位:iTunesカード3000円分

このカードモンスト弁財天とミロクが両方でた。

ホント最高。

 

2位:mobageカード3,000ポイント

最近買った。これでフェリのスキンを買ったらクリスマスメーテラクリスマスヤイア両方でた。

ただ、グラブルまり最近やってないかiTunesカード3000円分には敵わないかな。

 

3位:iTunesカード10,000円分

今年初めのほうの運試しでモンストマナが来た。

ただそれ以外特にめぼしいものがでなかったのが辛い。でもこの時でたルシファーが今年獣神化したのでOKです。

 

ワースト3

ワースト1:mobageカード10,000円分×5

クソ。グラブルやめたわカスが。一応貯めてた石と合わせてあと2万円分合わせたら天井だったけど、これうまいこと載せられてるなとおもってやめた。

水着ジャンヌよこせよカスサイゲゲームほんと怖いわ。

もうサイゲゲームやらないって心に誓ったわ。

 

ワースト2:iTunesカード10,000円×3

今年の4月モンストの新天使実装ラッシュで。ラミエルカマエルメタトロンは引けたけどサンダルフォンが全く引けず。

モンストももう終わり。限定キャラで集金しようとしすぎ。5年もやってんだから当たり前かもしれないけど、アホみたいに開催してるリアイベ控えろよっていつも思う。

まぁ、mixiというかXFLAGはモンスト終わったらなにもないもんな。

 

ワースト3:iTunesカード10,000円

ドラガリアロストに期待していれたらこれだよ。ほんとサイゲゲームは怖い。任天堂いるか大丈夫だとおもったらこれ。

もう、金輪際サイゲゲームはやらない。ウマ娘も、出来が良ければやるかもしれないけど、もうやらねぇからな、覚えとけよ、サイゲ

2018-11-27

ドラガリアロスト

ラジオ不思議な歌流れてて何かなと調べたらドラガリアロストのBGMだった

ゲームは興味なかったけどこんないい曲あるなら教えてよ

2018-11-11

ドラガリアロスト

それなりに成功したの?

自分観測範囲だといい評判も悪い評判も何も聞こえないんだけども

2018-11-09

anond:20181109205121

『ドラガリアロストはFFクローンであるグランブルファンタジー」の世界観を一部引き継ぎ、そのほか「ナイツオブグローリー」のキャラクタや「進撃のバハムート」との世界観も受け継いだ「白猫プロジェクト」を模倣して作られた「任天堂」によって2018年9月27日パブリッシングされたスマートフォン向けゲームである

って説明して、これまでの流れがどうおかしかったのか分かるか?

anond:20181109185921

なんのアプリか言えよ。ドラガリアロストを105万円で開発したのか? あーん?

2018-11-03

任天堂モンスターゲームになりつつあるドラガリアロストを止めました

飽きたといえば、それまでなんだけど。

今までのアプリゲームと違って、とても早く止めることになりました。

中身がグラブルと変わらない。イベントレイドが魅力を半減する。

ガチャは相変わらずエグい。

箱庭作りは面白い感じがしたんだけど、これも単調というか素材が大量に必要というのがマイナス

違うゲームやってるつもりだったのにグラブルしか見えなくなって、あぁこれ無理だ、と思ったら熱が速攻冷めてしまった。

決して面白くないわけじゃないんだよね、キャラは魅力あるし。

サウンドもノリの良い曲ばかりだし。

でも、どうしてもグラブルにダブって見えてだめだった。

同じようなシステムは、アプリゲーならあふれるほどあるんだけど、同じメーカーが作っているからもう拒否反応なんだろうな。

グラブル面白かったんだけど、協力プレイが悪質プレイヤーの乞食行為で溢れてて、それに嫌気がさしてしまった。

ドラガリアロストもマルチプレイ時に放置プレイヤーが結構いるから、そういうのも嫌悪の一つになってしまったんだろうなー。

課金は少ししたんだけど、ちょろっと遊んだプレイ料代わりかな。

さらば、ドラガリアロスト。

2018-10-27

自分キモすぎる

キモすぎて自己嫌悪するあまり女性に対してキョドってしまい更にキモくなる自己嫌悪

メガネ天パヒョロガリアピー老け顔ヒゲ濃い

自分に自信がない、寂しくなるが人と長時間いると苦痛

オカズが9割二次元

さーてどのへんから改善すべきか

他人を気にするクソザコメンタルの割に自分かわいいかわいい過ぎる

2018-10-25

anond:20181025110535

月中リリースでその月の売り上げが60万で1か月(30日)で売り上げ100万は普通に成立するやろ。

ちなみに先月リリースされた任天堂配信スマホゲー「ドラガリアロスト」は「9月売上」がどうやら20億円くらいだったという情報があるぞ。

2018-10-15

anond:20181015214046

まあ、限界ではあるんだけれどもハイポリ用意するよりダンチで制作コストも表示コストも小さいのでこれから先も廃れることはまず無いね

ドラガリアロスト ですら板紙芝居やっとんのやぜ。

[] #63-7「イタガリアン」

≪ 前

サッカーにおいてファウルアピールは1つのトリックプレーである。転倒時に大げさな痛がり方をすることを批難する者もいるが、それはその選手が下手くそからだ」

ジパング代表監督言葉らしい。

その言葉体現するように、転倒時の痛がりっぷりが抜きん出ていたのがイッタ・イマージだった。

彼のサッカー選手としての実力は決して華やかとはいえなかったが、痛がり方だけは圧倒的な存在感を放ち、その様子がカメラに映されることが多かった。

それを見た他の選手たちや観客の中には「見てるこっちまで痛くなる」と、痛みを錯覚する者もいたのだとか。

その割に、彼は現役時代に一度もケガが原因で交代したことがなく、故障したことがない恵体。

そうして15年間ずっと現役で居続けた、ある意味ですごい選手だったという。

「……で、引退後は自国観光大使として隣国を巡り、今に至るというわけっすね」

カジマの説明を話半分で聞いていたが、つまり痛がりのプロってわけだな。

ボーナスチャレンジの話を聞いたときは、ローカル番組にしては大盤振る舞いだなと思ったが、そういうことか。

これを企画したヤツ、どうやら俺たちを勝たせる気は毛頭ないらしい。

いわばプロモーションの一環だ。

テーマは“フリースタイル”です。お好きな方法で痛がってください。では先攻カジマ選手、どうぞ」

全国を魅了するほどのイタガリアンに、一般人の俺たちが勝てるわけがない。

これじゃあ勝負はやる前から決まっている。

「えー……どうしよう」

さすがのカジマも、この状況に相当なプレッシャーを感じているようだ。

この状態では、ちゃんと痛がることは難しいだろう。

これ以上、恥をかかせないためにギブアップさせるべきか。

半ば諦めていた、その時。

兄貴ー!」

弟の声が聞こえたので、その方向に視線を向ける。

すると、俺の目の前に「賞金2倍」の文字が書かれたフリップが目に入った。

諦念の相が出ていた俺を見かねて、どうやら弟が書いてくれたらしい。

そして、それは俺の思考を正常に戻すには十分なものだった。

……そうだ、つけ入る余地はあるはずだ。

いくら痛がることが上手いといっても、それは元サッカー選手としての副次的能力であり必須スキルではない。

リアクション芸人みたいに痛がりのプロというわけでも、面白いわけでもないだろう。

ならば俺たちが勝負すべきは、その“面白さ”だ。

そうと決まれば、まずはカジマの調子を取り戻させよう。

「カジマ、これはチャンスだ。痛がりのプロともいえるイッタ・イマージに、お前の痛がりを見てもらえるんだぞ」

「そ……そうか! これを機にオイラスターロードが……」

カジマの頭の中で、随分と前向きな解釈が行われているようだ。

あいいや、そっちのほうが都合がいい。

「よし、じゃあ1回戦でやった木の棒、その“応用編”で行くぞ!」

「おっす!」

「じゃあ、行きまーす!」

俺は1回戦と同じように木の棒を構える。

「くたばれ!」

そして、ほぼ同じ動作で木の棒を振りぬいた。

「あ``あ``!?

脛めがけて振りぬいた木の棒は、誤って狙いより上に当たってしまう。

股間にある“第三の足”にだ。

「ああ~っと! これは痛そうだ~~!」

「~~~~っっっ、ちょっとマスダぁ~!」

カジマは俺に怒りの声をあげるが、その姿と声量は情けない。

ハハハハハッ!」

そんなハプニングに会場は盛り上がる。

当然、これはワザだ。

同じテーマが出てきた時、二回目はコレで行こうと以前から決めていた。

同じことはやればやるほど退屈になりやすい。

だが変に奇をてらおうとするくらいなら、同じことをやったほうがいいのも確かだ。

期待はそう簡単に裏切れない。

だが予想は裏切れるんだ。


「ははは……さぁ~て、ちょっとしたハプニングはありましたが、気を取り直して後攻イッタ・イマージ氏、どうぞ!」

俺たちのやれることはやった。

後はイッタ・イマージ次第だ。

俺は彼の痛がりを知らないから分からないが、いくらサッカー選手とはいえ先ほどのカジマを超えるのは難しいはず。

ダイ……ジョブ……本気で」

イッタ・イマージがつたない日本語で、痛めつけ役のスタッフと喋っている。

今回のために覚えてきたのだろうか。

大げさに痛がるサッカー選手なんてロクなもんじゃないと勝手に思っていたが、意外と真面目な人なのかもしれない。

「じゃあ、行きます!」

どうやら俺たちと同じ木の棒で行くらしい。

カジマのを見た上で、あえての真っ向勝負か。

よほど自信があるとみえるが、さすがに見くびりすぎじゃないか

「おりゃあああ!」

「~~~~~~っっっ」

しかし、見くびっていたのは俺のほうだった。

それを思い知らせるかのように、その実力を見せ付けてきたんだ。

「お~~! さすがのイッタ・イマージ! 貫禄の痛がりっぷり!」

イッタ・イマージはその場に崩れ落ちると、殴られた足を押さえてもがき苦しむ。

生で見ているせいもあるのかもしれないが、圧倒的な迫力だ。

まるでサッカーグラウンドがそこにあるかのように錯覚させるほどに迫真の痛がり。

会場の盛り上がりも最高潮を迎える。

エンターテイメント性という意味では、カジマの痛がり方も負けてはいない。

だが臨場感の差は歴然といわざるをえなかった。

「ねえ、あれって本当に痛いんじゃないの?」

「確かに、そう思えるほどだ」

「いや、そうじゃなくてマジもんの……」

本当にあそこまで痛がるほどなのだと、俺たちまで思ってしまった。

その時点で、自ら敗北を認めているようなものだ。

「これは文句なしでしょう……イッタ・イマージ勝利です!」

完敗だ。

俺たちに悔しがる資格はない。

こちらの小細工を、単純な地力の差でねじ伏せてきやがった。

所詮リアクション芸人の真似事でしかない俺たちでは勝てるはずもなかったんだ。

「いや~、素晴らしいイタガリアンっす」

そう言いながらカジマは、握手目当てにイッタ・イマージに近づく。

だが彼の顔を見た途端、なぜかカジマの動きが止まった。

「ん? どうしたカジマ?」

「イッタ・イマージさん……き、気絶している」

…………

後に知ったことだけど、イッタ・イマージは痛みを感じやすい体質だったらしい。

彼の痛がり方にリアリティがあるのは必然というわけだ。

俺たちがそこまで痛いと思わないレベルでも、イッタにとってはリアルに痛かったんだから

あなたたちは痛みに慣れすぎて、鈍感になってるのよ……』

少し前に母が言っていたことを思い出す。

痛みってのは、さしずめ身体から発せられる救難信号だ。

その痛みに鈍感であることは、それ自体危険だと言える。

今回の一件で、俺たちは“痛みに鈍感”であることの意味、その危険性を改めなければならなかった。

「ねえ、いまさら気づいたんすけど……」

イッタ・イマージ救急室に運ばれていくのを眺めていると、ふとカジマが呟いた。

隣国観光大使をこんな目にあわせるのって国際問題になるんじゃ……」

こいつにしては珍しい、目配りのきいた意見である

だが生憎、俺はそれに答えられるようなものを持ち合わせていない。

「……どうだろうな。まあ少なくとも、それが国際問題になると思っている人たちの間では問題になるだろうとは思うが」

「え、どういう意味? なんかの言葉遊び?」

「違ぇよ。つまり俺たちが気にしたところで仕方ないってこと」

今回、痛くも痒くもなかった俺では、そう言うのが精一杯だった。

結局、痛みを知らなきゃ本当の意味では学べないのかもしれないな。

まあ、そのためにわざわざ痛みを知りたいとも思わないが。

(#63-おわり)

2018-10-14

[] #63-6「イタガリアン」

≪ 前

そんな感じで俺たちは着々と勝利を重ねていく。

そして、あっという間に決勝戦を迎える。

「優勝は……カジマ選手!」

「うおおぉぉっ! やったっすー!」

そして優勝を決めた。

……随分な話の端折り方をしてしまったが、これには理由がある。

そもそも俺の計算では、優勝は予定調和に近いものだった。

まず地元一般人のみ参加という制約上、レベルがそこまで高くない。

俺の観測範囲内ではあるが、地元でこの番組に参加するような人間でイタガリアンの適正がある奴はほぼいないんだ。

だが、その中でもカジマは適正がそれなりにある人間だったと確信していた。

前も言ったが、こいつは自己顕示欲が強い。

まり目立ちたがりの素養を持っている。

一般人テレビになんて出たら大抵は緊張してしまい、普段パフォーマンスを発揮することは難しくなるだろう。

だが、カジマは「目立てる」という感覚を優先させるのでリアクションを躊躇しない。

それでも多少はプレッシャーを感じていると思うが、程よい緊張感はパフォーマンスをむしろ向上させる。

特にこの日のカジマは、プロアスリートでも珍しいと思えるほどに絶妙なコンディションだった。

更に身も蓋もないことをいうと、カジマは“絵になる容姿”を持っているのが何より大きい。

そんな奴がリアクション芸人さながらの痛がりっぷりを見せるのだからウケるに決まっている。

目立ち方の良し悪しを上手く判断できないのが弱点ではあったが、それは俺が手綱を握ればいい。

そして計算どおり、見事カジマはそれに応えてくれたってわけだ。


「さあ、今回から優勝者にはボーナスチャレンジ権利が与えられます!」

「何だよそれ、聞いてないぞ」

しかし、何事も計算どおりにはいかないものだ。

それが自分の落ち度ではなく、あずかり知らぬところで起きたことなら尚更である

スペシャルゲストと対戦していただき、買った場合はなんと賞金が倍!」

如何にも番組的な都合で捻じ込まれたような、思いつきの要素だ。

だが俺にとって嬉しい誤算ではあった。

これで山分けしてもかなりの金が手に入るぞ。

「加えて次回のイタガリアンにレジェンド枠として参戦もできます!」

と思ったが、やはりやめたほうがよさそうだ。

賞金が倍になるのは魅力的だが、次回もまた参戦しなきゃいけなくなったら憂鬱だ。

「あの、このボーナスチャレンジって絶対やらないとダメですか?」

「え……ああ、別にここで負けたとしても賞金が没収になったりとかはしませんよ」

「いや、そうじゃなくて、ボーナスチャレンジのものをやりたくないって意味なんですが」

「……えー」

俺はそう司会者に尋ねるが、あまりにも予想外の質問だったらしくて困った反応をしている。

まあ、そりゃそうだ。

そもそもこの番組に出て優勝するような人間が、このボーナスチャレンジを断る理由はないからだ。

俺の参加動機が不純なのが悪い。

それに出場選手あくまでカジマだ。

「いやいや、もちろんオイラはやりますよ!」

こいつがやる気な以上、いずれにしろ俺に拒否権はない。

観念して最後まで付き合おう。

賞金が増えるなら結構なことだし、次回の参戦権は俺だけ辞退すればいいだろう。


「さあ、今回のボーナスチャレンジで戦うスペシャルゲストはこの方でーす!」

司会者がそう告げると、会場の正面にある扉から煙が吹き上がった。

ちゃちな空砲の音と同時に、扉が開かれる。

そこからスペシャルゲストが登場した。

ジパング独立国観光大使、イッタ・イマージさんです!」

いや、誰だよ。

ローカル番組にそんな大層な有名人が来るなんて期待していないが、変にハードルを上げておいてこれは……

「ええ~!? イッタ・イマージじゃん!」

まさかイタガリアンに出てくれるなんて、あまりにも予想外!」

しかし会場は彼の登場に大盛り上がり。

まさか、俺が知らないだけなのか。

「なあ、あいつってそんなに有名人?」

「マスダ、知らないの? ネットでも一時期ミーム化した人なのに」

正直、カジマのいうネットミームは、かなり限定された範囲での話なことが多いか鵜呑みにできない。

だが、他の人の興奮ぶりを見る限り、実際に有名な人物のようだ。

そいつは何でそこまで有名なんだ?」

「元サッカー選手だよ! ジパング独立国代表だったんだ」

なるほど、サッカー選手だったのか。

サッカーにあまり関心のない俺が知らなかったのはそのせいだ。

しかし、あの国ってサッカーがそんなに強いわけでもないし、そこまで熱狂的なイメージもなかったと思うが。

その国の元サッカー選手が何でそんなに有名なんだ。

次 ≫

2018-10-13

[] #63-5「イタガリアン」

≪ 前

いよいよ本番だが、さてどうしたものか。

渡された木の棒は野球バットほどの太さと長さがあるが、持ってみると予想外に軽くて柔い。

これだと殴ってもそこまで痛くないな。

「どこを殴る?」

出来る限り唇を動かさないようにして、カジマにそう尋ねた。

主役は痛がる方だとはいえ、俺も下手なことは出来ない。

攻撃が痛そうでなければ、いくらリアクションが良くても薄っぺらくなる。

「ここは王道でいこう。脛をバットフルスイングで」

カジマはそう言ってニュートラルに立つ。

いきなり直球勝負か。

リアクションによほど自信がなければ出てこない提案だ。

よし、やってやろう。

カジマを信頼し、小さく頷いて見せた。

「行きまーす!」

そう宣言をして、俺はパワーヒッターのような独特の構えをする。

当然これはハッタリだ。

全力で振りかぶることをアピールをする以上の意味は持たない。

「くたばれ!」

「がっ……!?

振りぬかれた木の棒は見事、カジマの脛にクリーンヒットした。

直立だったのもあり、両方の脛に当てることができた。

「あ``あ``あ``あ``~っ」

ダミ声を発しながら、カジマはその場に崩れ落ちる。

「お~っと、これは素晴らしい痛がりです! カジマ選手悲鳴が、観客たちの笑い声に負けていません!」

その完璧動作に、審査員も観客も魅了された。

痛めつけ役の俺ですら、分かっていたにも関わらず感心するほどだ。

カジマの実力を改めて痛感した。


「いや~、いきなりレベルの高いイタガリアンが出てきましたね。これはシロクロ選手やりにくいでしょうね~」

そしてシロクロの番がまわってくる。

ほぼ勝負は決まったようなものだが、まだ油断は出来ない。

なにせシロクロは性格上、プレッシャーなんてものとは無縁のヤツだ。

しか人間とは思えないほど丈夫な体を持っている。

多少の無茶は可能だろう。

「シロクロ、どこに攻撃すればいい? 相手と同じ場所だと分が悪そうだけど……」

「ヘッドバッティング! ヘドバン! ヘドバン!」

シロクロはそう言いながらガイドに頭を小突いて見せた。

なるほど頭か。

シロクロにしては考えたな。

カジマのターンで、木の棒の柔さに観客たちは気づいている。

だが頭なら衝撃が伝わることで痛さを演出できるだろう。

「じゃあ、行くよ~……そらっ!」

まるで剣道の面打ちように、ガイドはシロクロの頭に木の棒を当てた。

これはガイドの痛めつけ方が悪い。

そこは大根切りのように振りぬくべきだ。

「……効かぬぅ!」

そんな哀れな攻撃を受けて、シロクロはリアクション拒否した。

「おーっと、シロクロ選手。どうやら痛くないようです!」

「ええ!? シロクロ、痛がらないとダメじゃないか

ゲーム趣旨理解していないシロクロの反応に、ガイドは戸惑う。

「何で痛くないのに痛がらないとダメなんだ?」

それに対しシロクロは、番組趣旨のもの否定するようなことを言っている。

だが、この「痛くない」宣言、実はゲーム的に正しい。

この『イタガリアン』ではリアクション自分の中で納得できなかった場合に、一度だけやり直しが可能となっている。

ガイドの痛めつけ方が半端なのは明らかだったので、ここでの「痛くない」宣言妥当だ。

意外とシロクロのやつ、このゲーム理解しているぞ。

「では改めてシロクロ選手のイタガリアン、どうぞ!」

だが俺たちが有利であることは何ら変わらない。

先ほどの攻撃を痛くないと言ってしまった以上、ガイドはあれよりも明らかに痛そうな攻撃をしないといけないからだ。

俺が先ほど推奨していた大根切りですら不十分だろう。

もっとだ! オレを殺すつもりで来い」

「いや、そんなことしたらダメだろ」

「オレは最強の男だ! 殺しても死なない!」

「もう、わかったよ……まずこのアーティファクトで木の棒を堅く。そして次にボクの身体能力を……」

どうやらガイドのやつ、未来アイテムを使って強化を施しているようだ。

何だかインチキくさいが、物申すのも話がこじれそうなので黙って見ているしかない。

「頭はさすがにマズいから、肩から行くよ……でやあ!」

シロクロの肩めがけて棒が振りぬかれた。

バギャッァウ!

俺の知っている、あの柔い木の棒とは思えないほどの音が鳴り響いた。

「うぉっ!」

棒は半分に折れてしまい、その破片がこちらにまで飛んできた。

絵としてのインパクトは抜群だ。

しかし、それでも俺たちの勝利は確定した。

「あ~っと! なんとシロクロ選手が流血! ケガをしてしまうほどの攻撃は失格となります

仮にもこれは大衆向けの番組だ。

観客がヒいてしまうようなことは厳禁なのである

「ああ、やりすぎてしまった……シロクロが丈夫すぎるから、加減の仕方が分からないんだよ」

「なぜだ、全然痛くないぞ?」

そしてシロクロが痩せ我慢じみた負け惜しみを言っている。

「オレはまだ倒れていないぞ!」

いや、アレは単にゲームルール理解していないだけだな。

「……なんか、本気でリアクションしたオイラ馬鹿みたいなんすけど」

安心しろ

こんなことやってる時点で、いずれにしろ馬鹿みたいであることには変わらないから。

次 ≫

2018-10-12

[] #63-4「イタガリアン」

≪ 前

第一回戦は早速、俺たちの出番だ。

ウォーミングアップを始める俺たちのもとに、見学に来ていた母は心配の声をかける。

あなたたち本当にやるつもり?」

「ここまできて『やっぱりやめる』って選択はないよ。だったら最初からやるなって話になるからね」

俺と同じく、母もこの番組面白いと思っている人間ではなかった。

だが、俺みたいな漠然としたものではなく、一応の“背景”があるから嫌悪感を露にしているのだと思う。

「“痛み”をエンターテイメントにするなんて低俗だし、それを楽しむのは不健全じゃないかしら……」

エンターテイメント自体、どこかが低俗で不健全なもんだよ」

同じく見学に来ていた弟が母をなだめる。

弟は『イタガリアン』のファンで、俺が参加するとなったときも大層喜んだ。

今回の件で一番盛り上がっているのが、傍観者の弟ってのも妙な話である

「諦めなって母さん。残念だけど、母さんみたいな繊細な人間相手にこの番組は作られていないし、そんな義務もないんだからさ」

あなたたちは痛みに慣れすぎて、鈍感になってるのよ……」

母が言うと中々に重みのある言葉だ。

と同時に空虚さも感じる。

母の体は機械で出来ているからだ。

昔は人間の体のほうが多く比率を占めていたが、今では脳と心臓のみ。

まり母は“痛み”に鈍感ですらなく、今では感じることすらできないわけだ。

からこそ、自分が感じることができないものに対して慎重にモノを考えようとしているのかもしれない。

ましてや息子がそんなものに参加するのだから尚更だろう。

まあ、実際のところどうかは知らないし、知ったところで俺がどうこうするってわけでもないんだが。

安心しろって。痛い思いをするのは俺じゃなくて、出場者のカジマのほうだからさ」

「そうそう」

「いや、それはそれでどうかと思うんだけど……」


…………

「第1回戦、カジマ選手、対シロクロ選手のイタガリアンです」

そして第1回戦が始まる。

相手はシロクロ、痛めつけ役はガイドだ。

地元から参加者を募るから分かってはいたが、いきなり知り合いとの戦いである。

「お前ら、何で出場したの」

生憎、キミたちに説明できる言葉を持ち合わせていない」

ぶっきらぼうガイドがそう答えた。

「オレはシロクロ! 最強の男!」

シロクロはそう言ってボディビルダーみたいなポージングをした。

どうやら大した理由ではないらしい。

恐らくシロクロの突発的な行動で、ガイドはそれに巻き込まれたってところだろう。

「さて、今回は“木の棒”です」

司会者がそう言うと、痛めつけ役の俺とガイドに棒が渡された。

「出場者の方々は理解しているでしょうが視聴者の方へ向けてルールを改めて説明をさせていただきます……」

数分かけて、司会者が丁寧すぎる説明を始めるが、ぶっちゃけ大したルールはない。

要はテーマ毎に決められた方法で痛めつけ、出場者はそれにいい感じのリアクションをすればいいだけだ。

それを審査員、観戦者の支持率勝敗を決める。

こうやってルール確認してみても、やっぱりこれゲームとして粗末すぎるな。

ルールを複雑化したら大衆ウケが悪くなるとはいえ、これだとテキトーすぎないか

人狼でも、もっとちゃんとしているぞ。

「それでは先攻、カジマ選手からどうぞ!」

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2018-10-11

[] #63-3「イタガリアン」

≪ 前

「オイラとしては出場したい気持ち強いんだけど、参加条件を満たせなくて……」

なるほど、あの優柔不断な態度の裏にはそういう理由があったか

「参加します」とのたまっておいて「参加できませんでした」では格好つかないからな。

いかにもカジマの考えそうな自己保身だ。

それにしても、あの番組の参加条件ってそんなに厳しかっただろうか。

それなりに健康で、年齢基準さえ満たしていれば参加できたはずだが。

「条件って、何がダメなんだ」

アシスタントパートナーがいるんす。出場者を痛めつけるための」

なんだそりゃ。

「今までそんなレギュレーションなんてなかったと思うが」

番組スタッフ一般人参加者を痛めつける行為はどうか、ってクレームが出てきたらしくて」

から痛めつける役も任意参加者から募る方式にした、ってことか。

ローカル番組でもそういう目配せをしなきゃいけないんだなあ。

……いや待てよ。

パートナーか。

「よし、分かった。俺がお前を痛めつけてやろう」

俺は演技派ではないし、痛いのも好きではないから乗り気じゃなかったが“そっち”ならアリかもしれない。

番組花形は痛がる方なのだから大してカメラに映らないだろう。

そして俺自身は痛くも痒くもない。

賞金を山分けすることを考慮しても、それならやってもいいと思えた。

「ええ~、マスダがあ?」

カジマが白々しい反応をする。

こういう無駄なやり取りを挟むのは嫌いってわけじゃないが、こっちにその気がない時までしてくるのは癪だ。

「俺がそう切り出すことを期待したから、そんな話をしたんだろう」

「まあ、そうっちゃあ、そうなんすけど……マスダが痛めつけるのかあ……」


…………

こうしてカジマは『イタガリアン』への出場を決め、俺はそのパートナーとして出るってわけだ。

「参加しない」と言っておいて、実質的に参加していることに少し疑問を持たなくもなかったが、それは賞金の前では気にすることではない。

カウントダウン、3、3、2、2……」

「あー、なんだかんだいって緊張するっすねえ~」

収録が近づく中、カジマが俺にだけ聴こえるようにそう呟く。

なんとも中身のない、月並み言葉だ。

しかしそれを言えるってことは、カジマのコンディションは万全であることを意味する。

優勝は貰ったな。

「さあ、今回も人気コーナー『イタガリアン』のお時間が始まりました~」

司会のコールとともに、いよいよ収録が始まった。

すぐさま流れるように出場選手の紹介が始まる。

俺はカジマの影に立つようにして、カメラに極力映らないように、印象が残らないように努める。

どうせここら辺のくだりはダイジェスト流れるだけだろうとは思うが。

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2018-10-10

[] #63-2「イタガリアン」

≪ 前

収録の当日、俺はロケ場所に赴いてた。

この番組では賞金が出る。

俺の給料およそ1ヵ月分。

破格ではないが、俺にとっては大金だ。

というわけで『ライトクイズ』のときのように俺は参加……

しなかった。

理由は色々とある

まず、優勝を狙える気がしない。

結局、参加者がやることはリアクション芸人の真似事だ。

本職ならともかく、善良な一般市民しかない俺がそんなことをやるのは無理だ。

更に、そんな姿をテレビで流されるのもキツい。

金は俺にとって優先順位が高いのは確かだが、恥と外聞が天秤に乗っているんじゃあ分が悪すぎる。

後は、さっきも言ったが俺はこの番組をそこまで面白いと思っていない。

優勝を狙える気がしない上、賞金が恥と外聞に対して少なく、更に番組の参加を楽しめないというのなら、もはや俺が参加する理由がない。

じゃあ、なんでロケ場所に来ているのか、と思うだろう。

それは俺が賞金そのものは諦めていなかったからだ。


…………

数日前に話はさかのぼる。

街中を友人と連れ立っていたのだが、『イタガリアン』の番組ポスターがやたらと目につく。

これは俺が内心では気にしすぎていたせいもあるだろうけど、実際ポスターがいたるところに貼られていた。

まあ、人気番組がくるのだから町おこしにもなるし、、ちょっとした騒ぎになるのは当然だ。

だが、俺みたいな人間にとって、ちょっとした迷惑にもなるのも当然ではある。

この時、俺は既に『イタガリアン』の出場を断念していた。

だが、街中に貼られている番組ポスター(厳密には賞金の額)が視界に入る度に気持ちを燻らせるんだ。

我ながら未練がましい。

もう参加しないことは決めているのだから、俺のこの燻りは無いものねだりでしかないというのに。

「あー、『イタガリアン』の参加どうしようっかなあ」

そう呟いたのは、一緒にいた友人のカジマだ。

まあ、カジマならそう言ってくるだろうとは思った。

こいつは友人の中でも特に自己顕示欲が強く、その欲求を優先して行動しがちなキラいがある。

そして大抵の場合、それは良い結果を生まないことが多い。

「悩むくらいならやめたほうがいいんじゃないか?」

俺はそう返した。

まるで自分に言い聞かせるように。

「でもなあ」

「じゃあ、参加したらどうだ?」

「うーん」

カジマの反応はどっちつかずだ。

これも予想通り。

カジマは大して心にもないことを言ったりやったりすることに快感を覚えたり、更にはそれで他人の反応を窺いたがる悪癖がある。

今のこいつの優柔不断な態度は心から悩んでいるからではなく、ただのコミニケーションの一環ってわけだ。

まあ、いつものことである

この程度で、こいつとの友人関係に亀裂は入らない。

だが、その日の俺は番宣の件もあってウンザリしていたんだ。

さっさと家に帰ろうと考えていた。

「ならこの話はもう終わりだな。暇だからこうやって町を歩いてはいるが、不毛応酬をするほど持て余してはいない」

俺はそう言って、カジマを引き離すように歩みを速める。

「ちょ、ちょっと待ってマスダ! タンマタンマっす」

それで焦ったようで、カジマはすぐに俺に追いつくと話を次に進めた。

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2018-10-09

anond:20181009175844

ドラガリアロストのゼシアちゃんやぞ。

今、ワイの中では任天堂が全力でキモヲタに媚びた作品出してると話題沸騰中や。

anond:20181009111214

つい先々週リリースされた任天堂スマートフォン向けゲームタイトル「ドラガリアロスト」はおっそろしいほど女性陣の胸が強調されており、製作運営元のサイゲームス配信しているタイトルグランブルーファンタジー」のソレよりも胸サイズについては不自然な強調があると(ワイの中では)話題なんだが。

ラフとかそういうドワーフ種族なら…みたいな話もあるかもしれんが、ドラガリアロストについては人間種族が既にバインバインなんだぞ。

これ本来ならポリコレ案件

[] #63-1「イタガリアン」

信号無視して道を渡ったことはあるだろうか。

実際はどうあれ、パブリックな場ではノーと答えるのを俺たちは知っている。

そして、その答えが欺瞞であると反射的に思える程度には容認された、ありふれた光景であることも。

利己的に考えるなら、車にぶつからないと分かりきっている状態でも立ち止まるのは、実質的時間無駄からだ。

だが、その“車にぶつからないと分かりきっている状態”、その認識を俺たちは共有できているのだろうか。

……なんて話をしていると、今回は交通に関する話かと思うかもしれないが、生憎ハズレだ。

信号信号でも、それは俺たちの身体にあるもの

“痛み”だ。


…………

俺たちの地元には、人気のローカル番組がある。

少し前までは『ライトクイズ』っていう企画が目玉だった。

如何に簡単クイズを出題できるかで競うんだが、参加者たちの分析によって攻略法が編み出されていくと内容がマンネリ化。

それを避けるためにルールを複雑にしていくが、そのせいで大半の視聴者はついていけなくなった。

結局『ライトクイズ』は一年ほどでなくなり、番組側は新たな企画を作る必要に迫られる。

まずは『命の洗濯屋』という企画で、「疲れている人に様々な気晴らし方法提供する」という趣旨だった。

だが、その実は無名芸能人一般人による観光番組の延長でしかなく、明らかな低予算感も相まって打ち切り

もっと個性的な、誰もがやらない企画が求められた。

そこで次に出たのが『あえての粗探し』という、賞賛の声が多い作品に対して批判点もあげていこうという企画

他の番組ほとんど取り上げないようなレビューが見れるとして、これは割と好評だった。

だがある日、作品ファンによる抗議活動が行われ、その番組ファンとの間で争いが発生。

それが刑事事件にまで発展してしまい、番組は「不毛対立煽り助長した」として、已む無く打ち切りとなる。


その後は色々と迷走をするが、それを止めたのは『ライトクイズ』での成功体験だった。

「やはり一般人参加型のゲーム企画こそ花形

そうして出来たのが『イタガリアン』。

要はリアクション芸人がやっているようなことを、ゲーム形式一般人もやってみようという企画だ。

これが見事に当たった。

ライトクイズ』での反省も踏まえてルールシンプルにし、審査基準もあえてユルくすることで間口を広げた。

リアクション芸人たちのような体験が出来ることで番組は大盛り上がり。

更には、これがきっかけで俳優デビューする人まで出てきたことで一躍、有名企画となった。

ここまで話しといてナンだが、俺は正直この番組をそこまで面白いとは思っていない。

同級生の一部で盛り上がっているので、情報として知っているだけ。

じゃあ、俺はなんでこんな話をしたのか。

それは今回、その番組ロケ場所として、俺たちの住む町を選んだからだ。

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ドラガリアロスト

音楽がいい。ファンファンファンってのがゼノブレのBGMを思い出した。任天堂らしい。

2018-10-08

webプログラマーおまえらはドラガリアロストの仕様を卸すことすらできない

…ってくらいごちゃごちゃした機能ばっかしなんだが、これどうやって開発してんだ。

2018-10-01

ドラガリアロスト、増田民プレイしてないのか?

サイゲ任天堂運営サイゲ運営のものに見えるけどな)白猫に近いけど聖剣伝説ベースにも見え、ストーリーミリオンアーサーに近いようにも見え、しか巨乳ブラコン双子妹(闇堕ちアリ)が出てくるゲームということでかなり増田に刺さりそうな気がするんやが。

やっとらんのか?

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