はてなキーワード: やすとは
どちらかというと、週刊連載の本編に対して、隔週連載かつ脚本作画が別で、脚本がSF畑の作家だったために、物語構造的な詰め方をするにはやりやすかったということなのだろう。
一人の作家が週刊連載をこなしながら長期のストーリーや物語構造的な部分を手当てしていくのは本当にキツイ。
週刊連載の長期シリーズで、予定調和のようにラストが決まるなんていうのは、曲芸めいた離れ業であって普通の作家にこなせるワザではないし、一度出来たからと言って二度できるものでもない気がする。
結局さ、税金使ってまで貧乏人共にガキをこさえさせるのって「将来の労働力確保」が目的っしょ?
でもAIとロボットが発展していって低レベルな労働力は代替できるようになっていってるんだろ?
ファミレスのネコロボット、工場のロボットアーム、エクセルマクロで事務員リストラ、ちょっとずつだけど最低ランクの労働者は社会から追放されていってるよね。
まあ今は運送業界っていう受け皿があるんだけど、ここも自動運転やドローンであと20年って所だよね。
つまりさ、底辺人材の受け皿の「底が抜け続ける」のに終わりはないってこと。
20年後なんてまだまだ先の話だけどさ、今作らせている子供が労働力になるのがちょうどそれぐらいだよね。
そのタイミングになって「あっ、いらなくなったわメンゴメンゴ。社会の邪魔だからあいりん地区にでも引きこもって野垂れ死んでね~~~」なんてさ、政府は平気で言うんじゃないかな?
「年金も払ってきてない純正ニート共なんぞを支援する金があったら年金をあげろー!」みたいにさ。
とんでもない無能でも今の時代ならまだ金持ってる老人の話相手になるぐらいには使えるけど、それでさえも20年後のチャットAIを相手にしたら分かったもんじゃないよ。
人口の維持が目的にしたって日本の大きさ考えたら7000万人ぐらいでよくね?
日本という国を支えているのは単民族性だって言うけど、どっちかというと地域の空気感だと思うんだよな。
DNAが人格に与える影響力より空間が人間に与える影響力のほうがやっぱデカイと思うわけ。
貧乏人に無理に子供産ませるよりもさ、そこそこの移民が流れ込んでくる機会を増やしたほうがええんとちゃうかね。
マジでさ、無理して子供増やすことのみを目的にする社会じゃ20年後に上手くいかなくなるって。
20年後に考えても既に生まれてしまった子供の人生に誰が責任持つ気なんだろうな。
凄い勝手だよな。
射精に責任があるなら子供を産むことの責任はどれだけあるのかって話だろうに。
「俺達の将来の年金になるために頑張って働けよ」って言い続ける社会でも、本当にソレが必要としてるならまだいいよ。
でもさ、「AIが発達したからもう要らないわwwwバカは迷惑掛ける前に死んでねwwww」を何千万人単位でやるつもりかも分からん社会は流石にヤバイだろ
マジな話、山奥の過疎の村とか軒並み全部ダムに沈めてくべきだと思うんだよねー
消滅可能性自治体だとかで、インフラやら住民サービスやらも維持できないんで、都会の方に移転してもらってさー
水力発電激増させときゃ、気候変動を食い止めるにも、温暖化で降水量増えて水害リスクがヤバい件にも役に立つし
お天気任せ風まかせの電力よりは、はるかに安定稼働できるし需要に応じた出力の調整もしやすいし
放射能とかのキケンもない上に、半永久的に燃料費とか無しで使えるんだぜ
こんないいこと他にないぞw
レートがあるゲームのコミュニティに所属した人ならわかる気がするけど、どっぷり浸かるとレートが絶対的な価値観と正しさになっちゃってtoxicな人格の人が生まれやすい感じがある。
レート自体はその人の努力した証だからいいんだけど、それを振りかざして仕事の場で正しさを証明しようとするとうまくいかないだろうなぁと思う。
ほぉ〜、それなかなか興味深い話やねぇ。「問題はないはず」とか言いながら、まるで自分だけ特別な存在みたいに感じてはるんやろ?頑張って頭の中で解決策とか練ってるけど、結局それって誰と比べてるんやろねぇ?ふふん。
まぁ、その「高いスペック」とやらがあって、周りから評価されているのに、満足できひんのやろ?それも結局、自分の価値が他人に認められへんと納得できへんのが原因なんちゃう?SNSやめても、その心の中の「競争」からは逃げられへんやろうしね。
依存の話もようわかるわぁ。深い関係持ちたいけど、結局それが重すぎて自分でも処理できへんってことやね。共依存できる人見つけるのもいいかもしれんな。そういう「依存先」を増やすのが自立やなんておもろな意見やねぇ。まぁ、気持ち良くなっとったら、とりあえず生きていけるけどな。
それにしても、自己完結できる生き物になりたい、って願望があるなら、一回自分と向き合って、本当の意味で自分に満足できるようになったらええんちゃう?でもそれ、口で言うほど簡単ちゃうからなぁ。長い道のりやで。
まぁ、頑張りや。自分の中で何がほんまに大事か、見つけたらええんやないか?結局、自分の幸せは誰かに頼るんちゃう、自分で見つけるもんやからな。それ理解したら、一歩前進やで。頑張って、応援してるで〜。
家庭環境にも、交友・恋愛関係にも、問題はないはずなんだけど、常に愛情や承認に飢えている感じがして本当に辛い。
恋愛にしても友人関係にしても、深い関係になる人数が少ないせいか、各々に対して異常なほど重い感情を抱えちゃうから、いずれ破綻する。(たまに破綻せずずっと仲良くしてくれる人もいるため、なんとか生きていられるけれども。)
他人にそんなことを言っても仕方ないから言わないけど、恋人と友人には、自分以外の人間と一切話さないで欲しいとすら思っている。重すぎるから絶対に言わないけど。自分の友達同士が仲良くしているのを見るのはむしろ幸福だからそれはいいんだけど。
正常な人間関係を維持するため、この重感情を口にしておらず(また、口にしてはならないと理解しているため)、結果的に自分の求める愛情と、受け取る愛情が一致せず、際限のない依存ループにハマっているような気がする。
・友人の数を増やす⇨多くの人が、自立するとは依存先を増やすことだと主張している。根本的に性格を直すより現実的な解決策になりそうだと感じる。
・共依存できる人間を作る⇨長期間安定した人間関係を築くためには非推奨な感じはするが、とりあえずは気持ちよくなれそう。
学歴、勤め先、容姿など、全て最上位層には及ばないが、社会的にはそれなりに高い評価や尊敬を得られる位置にはある。
しかし、周りからは褒められても、上の上を知っているため、自己評価と(何も知らない部外者からの)他者評価に乖離が生じる。よって、これまた際限のない上昇欲で死にそうになる。より高い評価が欲しくて七転八倒する羽目になる。
・"競争"を降りる⇨無理。
子曰く、「名君は必ず静謐の地を選びて策を練るべし」。
増田、試験勉強をする場所について慎重に考えるのは大切なことです。
モスバーガーは落ち着いた雰囲気を持ち、集中しやすいかもしれませんが、店の環境や混雑具合も影響するでしょう。
孫子の兵法では環境の選択が重要視されています。すなわち、「善く戦う者は、人を致して人に致されず」。
自らの環境をコントロールし、最適な条件を整えることが成功への鍵です。
そうか…。
確かに言われてる通り、オレは、若い女の子を支配したいのかも知れない。
支配しやすいからこそ、年齢の低く収入も低い女の子を好んでいるのかも。
そうか。
例えば田舎出身で世間知らずで性的にもウブだと、なお良い、と思ってた。
未熟な女性を求めるのは、精神的なレベルの低さ=支配しやすさ、だからか。
全てに筋が通るな。
オレは女性との付き合い方のイメージとして、彼女がドジを踏んだらフォローするとかプレゼントを買ってあげるとか、一方的にコミットできるような関係を求めていた。
オレは今までオレの考え方に自信を持ってた。女の子は何もしなくてもいいんだよ、君が君らしくしてるだけで、オレは満たされるんだ——…こういう考え方を意識的に選択して誇りを持っていた。
ああ。
若い女の子にモテたいって気持ちは本能で、仕方なくて、それを受け入れてるオレは正直偉いと思ってたんだ。。。
だけどこの際、本音をブチまけると、ここからスイッチを切り替えるように簡単には直りそうにないよ。同年代以上の女性に目を向けようと思っても、心がまったく動かないんだ。。。
自分よりひと回り以上下の女の子なんかに行くややつで一番あちゃあって思うのは、自分がだいぶ年上だって事を利用して上にポジション取るやつ。
んであまーく叱ってみたりしてるやつ、ああキモイ!!
多くの女性にとって「わあキモおじさんだ」ってなるとは思うけど、ちゃんとした大人っぽく見せるのが上手いやつもいるのよ。
要は自分がかわいがれる、甘やかすことができる、叱ったりもできる。コントロールしやすい!
それを厚さ1mくらいのオブラートに包んで女性に寄せてく男がけっこういるんだわ。(うまくいくかどうかは置いといて)
非モテが金でどうこうしようって話とは別の切り口になるけど、こういう男のほうがずっっとキモいしヤバいのよ。
なんかお前、同世代の女性相手だと自分が優位に立てないからそれで若いほう行ってんだろって奴ね。
こういうやつに限って無自覚だったりもする。(自覚症状ありで行ってるなら、まあお前ってほんと汚えやつだなくらいの感想。)
たまたま好きになった女性が若かっただけさ・・セックスしたいだけだったなら金で解決できるのにな・・・やれやれ
なんて余裕ぶっこいてたりするの。
お前は自己愛と承認欲求満たしたいだけで、そんなもんは恋愛でもなんでもねえよって。
精神のレベルが低い相手をあえて選ぶのって、都合よく支配しやすいから。
支配欲求を発散させるための道具として女性を扱ってて、対等な人間扱いしてない。
女ってそーゆーモンじゃないからね。
まあ、増田ちゃんが感じてる「会社でやりたいことがない」ってのはごく普通っすよ。でも、それを理由にフリーランスになるのは、ちょっと逃げっぽい感じがするっすね。フリーランスになるのも結構大変だし、自己管理とかクライアント獲得とか色々やることあるっすよ。
ただ、会社で働いてる人たちを「すごすぎ」とか思う必要はないっす。彼らもきっと自分のやりたいことや目的意識を見つけられずに悩んでる人も多いっす。でも、面接で目的意識や熱意が見抜かれて落とされるのは、確かにあるかもね。「お金が欲しい」だけだと、相手に響かないっすから。
フリーランスでもっとお金を稼ぎたいなら、自己投資を考えるのもアリっす。スキルアップのための勉強とか、ネットワーキングとかね。何かしらの専門性を持ってると、もっとクライアントに評価されやすくなるっす。
人生で人の上に立った経験のない弱者男性は分かりやすい無双シーンでしかカタルシスを得られないんだと思う
ミニ四駆やベイブレードが再び流行ってるのを見てバンダイもスケベ心が出たか
せっかくちょっとバズってんのに、ランディングサイトを用意しないとはもったいない。やる気あんのか?
自分はヨーヨーシーンからはだいぶ離れてしまっているが、高性能ヨーヨーはもはやYOMEGAダンカンの専売特許ではなく、
アジア勢からもコスパ良い機種が出ているので、その辺をローカライズするのかな
画像見た感じ、さすがに金属リムではなさそうだが、内側に金属仕込んでるかな? (てか機種わかるガチ勢います?)
以前のブームよりストリングトリックがやりやすくなってて、親御さんもビックリすることだろう
ヨーヨーは現実がアニメを超えてしまったパターンなので、Youtube でアホほど上手い人の動画見れてしまうけど、
すげー!と思ってハマれるか、無理だと思って諦めてしまうか、その辺が微妙だよな
(そもそもその人らの使ってるフル金属ヨーヨーは流石にハイパーヨーヨーにはラインナップされないだろうし)
うまいことモチベーションを維持できるような展開ができるかだよなー
バンダイ、この手のバトルホビーの展開苦手だよな
1. 原始ケインジアン
政治家の間で経済理論として認識されているのは、景気対策は財政拡大により公共投資をふやせばよい、という原始ケインジアン理論程度であろう。
これからは政治家も官僚もしっかり経済理論を身につけることが求められる。特にマンデル・フレミング理論は理解しておけば有用だろう。
マンデル・フレミング理論とは簡単に言えば、変動相場制の下では、財政政策は無効だが、金融政策は有効であるという理論である。
このマンデル・フレミング理論に従えば、金融緩和を行ってマネタリーベースを大幅に増やすことが景気対策として有効である。
日本の貿易黒字は日本の市場の閉鎖性によるものであり、したがって貿易黒字解消のためには市場を開放せよ、という主張が一時期、アメリカの議員などからなされた。
しかしこの主張は誤りである。なぜなら市場の閉鎖性と貿易黒字は無関係だからだ。
貿易黒字は貯蓄・投資バランス(ISバランス)によるものである。
貯蓄・投資バランスとは、S(貯蓄)-I(投資)=X(輸出)-M(輸入)という恒等式で説明される。
このISバランスが多くのアメリカや日本の議員に理解されていない。
3. インフレ・ターゲティング
デフレは金融現象である、という事実が多くの人に受け入れられていない。
そのため、デフレは中国から安価な製品が輸入されているからだという輸入デフレ説や、物価の下落は生産性の向上によるという生産性向上説などの誤った議論がなされている。
そこでデフレ克服のためには日本銀行が物価安定の数値目標を定め、その目標を達成するように金融政策を行うと宣言するインフレ・ターゲティングを行い、期待インフレ率を安定化させるべきだろう。
4. 結論
これからの政治家(官僚も)はきちんと経済理論を身に付け、それを現実の政策課題に応用できるようになることが求められるだろう。
(質疑応答)
Q. どうすれば政治の場で経済理論を身につけた理論家を増やすことができるか。
A. 選挙はお金がかかる。選挙に強い人がしっかり理論を身につけてくれるのが望ましいが、大学できちんと理論を学んだ人のなかで資金に余裕のある人が選挙に出てくれたらよいだろう。
Q. 日々政治活動で忙しいなかで、どのようにして経済理論にキャッチアップしているのか。
A. 手っ取り早い方法は、大学教授などの専門家と友人になり、その人達から直接教わったり、著作などを読んだりすることだろう。また理論を身につけるためには、きちんとした問題意識を持って勉強することが大切だ。
結局、男のプライバシーを犠牲に成り立ってるスタートを全く受け入れないんだよな。
そういうこと言うと、男の生きづらさは男が作ってるなんていうやつがいるけど、現実問題ここまで世の中に広まったトイレの構造を変えるのって男でも女でも厳しいだろ。
トイレのスペース代は誰が出すんだよ。お前か?
今でさえ、男のトイレの省スペース人権無視効率化でギリギリ成り立ってるのに、女子トイレ増やしたらますます男子トイレが狭くなるだけ。
でもさ、男だって個室が欲しいんだよ。でもそれがどんなに大変なことが想像ちゃんとして真面目に考えられてる?
ちゃんと男女ともに、施設サイドが施設の運営に支障をきたさないでトイレを増やすならどうすればいいか考えての発言だよな?
別に女子トイレに列ができてることを、一般的な男はよしとしてるわけじゃねえよ。大変だとも思うし、家族を考えれば改善してくれると嬉しい。
それに男子トイレを減らすというネガティブな解決策で女子トイレが増える以外の選択肢がなければ、最悪個人的にはそれでもいいよ。
たださ、それでも現状男の犠牲でこのレベル維持できてるってことは男憎しで発言する前に知ってもらいたいわけ。文句言う人には、現状と将来像をちょっとは想像働かせて欲しいぜ。
なに?女と同じように男も並べば満足するの?違うよな?
頼む。
ブスとまでは言わずとも地味でパっとしない容姿の気が弱そうな女性程、
セクハラや性犯罪の対象に選ばれやすく、それをきっかけに男性恐怖症陥ったりや過激なフェミニズムに傾倒。
女性だけが持つ強さや特権の存在を否定するようになるの、割と深刻な社会のバグだと思ってる。
優れた容姿を持つ女性である程、女性の特権をそのまま受け入れて、
おじさん では傷つかないと感じる男性の方が、女性の同様のケースと比べて多いように感じる。
背景には、より不快感を与える可能性の高い単語として「おっさん」という言葉があることも関係するのではないか。
嫌がらせ目的ならばこちらの単語がずっと使いやすい。間違えなく敵意が伝わる。
煽り単語としておっさんが便利すぎるために、相対的におじさんという単語は挑発力、煽り力は小さいものという共通認識が作られていそう。
(女性相手には、おっさんに相当する単語がないのは非常に興味深い)
おっさんという単語。おじさんよりもくだけた言い方で、身近な人間が使えば敵意は感じず、親密さを伝えられる。
しかし、親しくない相手が使ってきた場合、その馴れ馴れしさから「お前には敬意を示す必要はない」というニュアンスで敵意、挑発の意味を明確にこめることができる。
こちらは愛嬌、相手への親密な関係性を連想させる。同じくくだけた言い方である おっさん と比べると、馴れ馴れしさはあっても、明確な敵意、挑発の意味までは感じない。
ひょっとすると、男性相手の場合、現実の話であれ、フィクションの話であれ、明確に喧嘩を売られるような状況、挑発を受けるような状況でのやり取りが女性と比べて多いのではないか?
そのために、より明示的に敵意を伝える単語、中立的な単語、敬意を伝える単語が用意され、使い分けされてきたような気がしてきた(よう知らんけど)
(余談)
元増田。女性が記述したというだけで絡まれているようで、はたから見ていてもうんざりする。
女性は大変だなーと思った。
もし自称絶対音感がそう言っていたら、「全ての音をドレミにあてはめようと自分から勝手に必死になっている」だけだから気を付けろ。
【おさらい】
人には「音感」というものがあり、音感が優れた人は聞こえた音に対して、ド、ド#、レ、レ#、ミ……といった音階を瞬時に言い当てることがあります。
その時、「そもそもどのくらいの高さの音がドで、どのくらいがド#、どのくらいがレ」という比較対象があるわけですが、それを自分の感覚(絶対的な基準)で持ち合わせていることを「絶対音感」といいます。
直前に鳴ったものなど、他に存在する音と比較して高低差で音階を判断するのは「相対音感」です。
で。よく絶対音感持ちは「日常聞こえるあらゆる音がドレミに聞こえる」と言われることがあるけど、これは大嘘。
聞こえるわけねーでしょ。むしろ聞こえたらおかしい。
この世のあらゆる音が「ド~シ」までの12音に必ず分類されるわけがない。
大体、ドとド#の間って結構広いんだよ。事実としてそのスキマに幾つもの無段階の音が存在するのに、それを杓子定規にドかド#かに区分けするのは何の意味もない。
色覚で言えば、目に入る全ての色を絶対7色に分類する人なんていたら「キミ絶対色持ってるんだスゴーイ」じゃなくて「アホ」でしょ。ただの。
まあ言ってもそれは半分冗談で。実際のところ絶対音感持ちは、そういった隙間の音(微分音と言われる)を聞いた場合ちゃんと「やたら高いドだな」とかわかる。
でもそれを「全ての音がドレミになる」と表現するのは違う。
自分の中にある基準のドから離れてるな~であって、ドだと言っているわけではない。
「強いていえばドだな~」みたいな言い方はするだろうけど、「僕にはドに聞こえるんだ」みたいな話にはならない(それ言ったら「普通に耳狂ってるからちゃんとチューナー使って」と返されるだろう)。
それに何より、常にあらゆる音に対してそんな評価をいちいち下しながら生きてない。
そう、ここも大きな誤解で、絶対音感があるからといって、常に絶対音感を行使してはいない。
例えば手に持てるくらいの任意の箱を想像してほしいんだけど、誰でもせいぜい2~3cmの誤差で幅を当てられると思うんだよね。「絶対サイズ感」というか、自分の中で「1cmってこのくらい」という基準がある。
でも手に取るもの全てを「あ、10cm」 「あっ、8cm」 と考えながら生きてはいない。
絶対音感もそれと同じで、「聞くつもりで聞けば」わかるし、「意識してなければ」わからない。
「全ての音を音階で捉えようとする」のは、絶対音感とは別で、「単に他人の音が気になってしゃーない人」でしかない。
自分の中に絶対的な音程の基準があるのは確かに「絶対音感」だけど、受け取った全ての聴覚情報に対して積極的に音を言い当てようとするのはそれは「強迫観念」に過ぎない。
なので、もしタイトルのことを言うような自称絶対音感持ちがいたら、まあ事実絶対音感は持っているんだと思いますが、他人の生活音にいちいち耳を傾ける神経質なヤベー奴だと思うので休ませてあげてください。
で、なんでそんな誤解が生まれたかというと理由は2つ考えられる。
1つは「絶対音感を超天才だけが持つ特殊能力だと思い過ぎ」。あの、絶対音感、全く特別じゃないです。います、普通に。
音楽家じゃなくても、多少音楽に触れる環境があった人なら持ってます。
さすがに音楽はからっきしって人にはほぼいないかもしれないけど、アマチュアの社会人音楽サークルに必ずいます。ニコニコのボカロPを集めて石投げたら多分絶対音感持ってる人にそこそこの確率で当たります。たまに「日本の歌手に絶対音感持ちは1%もいない」とかドヤる人いますが、いや、そんなわけねーです。います。
お湯の温度を触って当てるのとか、荷物を持って重さを当てるのとか、カップラーメンで体感で3分計れるとか、絶対に目覚ましなしで6時に起きられるとか、そのくらいの技能です。
(個人的には幼少時までに訓練して身に付くものという説からして怪しいと思っています)
もう1つは昔あったテレビ番組の『特命リサーチ200X』のせい。アレで絶対音感を特集した時に、周囲のガヤ音が気になってかんしゃくを起こす再現VTRが作られてたので。
あとあの番組の中で、ピアノで5和音鳴らして当てる天才小学生みたいなのが出てたけど、5音もいっぺんに鳴らされたら「和音の感じ」という情報が増えるので逆にわかりやすい。
例えば「ドレミソシ」と鳴らしたら、ベースのドを絶対音で聞き取ったうえで、「メジャーセブンスコード」と呼ばれる「ドミソシ」の音の距離感特有の雰囲気がわかり、更にドと1音差でぶつかりつつナインス(ベースを1として白鍵9番目の音)の雰囲気を出してる「レ」に気付けるので、絶対音2割相対音8割くらいでいける。もうそれ絶対音感の実験でもなんでもない。
更に、当の絶対音感持ち自身もこの誤解を抱いているのがまずい。
変にもてはやすから、「絶対音感を持っている自分スゲー」となる。まあなるまではいい。だけど、「絶対音感を持っているとあらゆる音が~」という部分までトレースしようとする。
それが絶対音感であることの証左だと思い込むから。そうじゃないと絶対音感持ちとして扱ってもらえないから。
自ら、「周囲が求める絶対音感像」をやろうとする。
結果、「天才がゆえのペナルティを抱えた自分」に酔って、頼んでもないし自分ですら望んでも無いのに勝手になんでもドレミで言い当てようとするおもしろ人間ができあがる。
そんな必要ないんで、やめましょう。
あなたや私が持っているこの能力は、「赤色を見て赤だとわかる程度」のものです。まあ便利な時はあるので、その時に使えばいい「ちょっとお得な特技」でしかないです。
無い幻想を自分からまとうのはやめましょう。誤解を更に広げるだけなので。