はてなキーワード: くしゃみとは
アンパンマンはまだ来ない。
ちびゾウくんやカバオくん、そしてでんでん一座の役者達が岩の陰に隠れていた。
これはだいこんやくしゃが指示したことだ。
「絶対に声を出してはダメよ。大丈夫、カレーパンマンもしょくぱんまんもいるから。それにアンパンマンも必ず助けに来るわ」
だいこんやくしゃの言葉を聞いて、子ども達は少し安心したような表情になった。
だいこんやくしゃも大きなダメージを受けて倒れていた。
下手に動くと敵に見つかるので、うっすら目を開けて辺りを見渡した。
(ああ、なんてこと。カレーパンマンもしょくぱんまんもあんな姿に…。今動けるのはアタシだけ…考えるのよ…アタシにできること…)
アンパンマンが助けに来るまで、子ども達はもちろん一座の大事な役者達をなんとしても守らないといけない。
その時だった。
「はーっくしゅん!」
おそらくカバオくんだ。
「グゴゴ…?」
敵がその音に気付き、岩の方に視線を向けた。
(マズいわ!マズいマズい…!)
だいこんやくしゃは痛む体をムリヤリ起こした。
そして、考えるより先に走り出していた。
だいこんやくしゃの声があたりに響いた。
それは日頃の芝居で鍛えた、遠くまでよく通る声だった。
「グゴグガガァァァ!」
敵は雄叫びを上げて向かってきた。
だいこんやくしゃは子ども達の隠れている岩と反対方向に走った。
「ほら、ノロマさん!アタシはこっちよーーーー!」
だいこんやくしゃの挑発は敵を更に怒らせた。
「よ、よせ…その傷じゃ無理だ…」
「やめるんです…だいこんやくしゃさん…あなたがやられてしまう…」
カレーパンマンとしょくぱんまんの声はだいこんやくしゃには届かない。
「ほら!!こっちよ!」
だいこんやくしゃは力の限り走った。
しかし、思うように足が動かない。
敵はどんどん近づいてくる。
(なんのこれしき…芝居では見栄を切っていたけど、今は見栄を張らせてもらうわ!アタシの役者魂、ナメないでよね!)
「だいこんおろしーーー!」
「グワアアア」
少し距離は開いたが、奮起した敵はさらなる勢いで追いかけてきた。
だいこんやくしゃはついに崖っぷちまで辿り着いた。
「グォォォ!!!」
敵は咆哮し、今にも飛びかかってきそうだ。
「フフ、少しは早く動けるのねノロマさん。さあ、どうする?この先は崖。アタシに飛びかかったらどうなるか、おバカなあなたにも分かるでしょ?それとも、アタシと一緒に奈落の底に落ちてみる?」
その言葉に敵は動きを止めた。
だいこんやくしゃは捲し立てた。
「この崖から落ちたら、さすがのあなたでも助からないでしょうね。しかも、その図体の大きさ。アタシの何倍も、いや何十倍も痛いはずよ!」
敵は少し思案しているようだった。
「痛いのはやっぱり嫌なのね!かわいいとこもあるじゃない。さあ、これ以上馬鹿なことはやめて巣に帰りなさ…!?!?」
突然、だいこんやくしゃの体が浮いた。
敵の背中から植物のツルのようなものが伸び、だいこんやくしゃの体に巻きついたかと思うとそのまま空中に持ち上げたのだ。
「なあに、これ?こんなの隠し持ってたのね。面白いじゃない…う…ぐ…」
ギリギリと締め付けられる。
思わず顔が歪む。
敵はニヤニヤしながらだいこんやくしゃを見ている。
「うう……」
敵がグッと力を入れた。
「いやあーーーーー!!」
いっきに締め上げられただいこんやくしゃは耐えられず叫び声を上げた。
「アーンパーーーンチ!!!」
「グォォォァァァ」
突然の衝撃に怯んた敵は、触手を解いた。
触手から放り出されただいこんやくしゃをアンパンマンは素早く捕らえた。
そして、共に辿り着いたアンパンマン号のところまで連れて行った。
「ア…アタシのことはいいから早く行って、アンパンマン。岩陰に…子ども達が隠れてるの…アタシの一座の役者達もいるわ…。敵はまだ気付いてない…早くあいつを倒して、助けて…あげて…」
「なんだって!?子ども達があそこに!?アンパンマン、だいこんやくしゃのことは私とバタコに任せなさい」
「それいけ!アンパンマン!!」
そのあとは、あっという間だった。
アンパンマンは敵に触手があるのを逆手に取り、舞うように飛ぶことで敵自身をグルグル巻きにした。
また、アンパンマン号のおかげでカレーパンマンとしょくぱんまんも復活し、連続トリプル攻撃で瞬く間に敵を倒した。
岩陰で震えていた子ども達も、その勝利を見届け笑顔で駆け出してきた。
全てが元通りになったかに見えた。
「座長!!」
「座長!しっかりして!」
その声に、みんなが集まってきた。
そこには、アンパンマン号にもたれるように座るだいこんやくしゃがいた。
「私はパンのことなら何でもできるのだが、大根のことは残念ながら…」
「さ、さすがアンパンマン。ありがとう。よかった、みんな…助かったみたいね。大円団ってわけね」
「だいこんやくしゃの声のおかげで、みんなの場所が分かったんだよ。それで僕もジャムおじさん達も辿り着けたんだ!」
「そうなのね…毎日欠かさず発声練習をしていた甲斐があったわ…」
「だいこんやくしゃの演技のおかげで、敵が子ども達から遠ざかったんだぜ!あの傷で大したもんだったぜ」
「それに、崖に追い込まれても素晴らしい口上で敵を食い止めました!」
「ふふふ、今まで演じたどれよりも難しい役どころだったわ…。でも、大成功のうちに千秋楽ってところね。……ふう…あらら…私の役者生命もここまでみたい…」
「だいこんやくしゃ!!」
「座長!」
「アンアン!!」
「アタシはパワーもないしヒーローにもなれなかったけど、誇りを持って役者人生を生きてきたわ…。それが何のためになるのか…誰かの役に立つのか…悩んだこともあったけど…こうして大勢の人に見守られて逝けるのなら…私の選んだ道は…間違ってはなかったのね…」
「もう…喋らないで…」
「…そうね。表情で語るのも役者として大事よね…。一世一代の演技を演じ切れて…もう思い残すことは無いわ…。アタシの部屋に未発表の台本がたくさんあるから…演目には困らないはず…。これからもでんでん一座を…よろしく…ね…」
だいこんやくしゃの手がだらりと下がった。
まるで眠っているような穏やかな表情だった。
簡単に言うと次のことが起きた。
● やむを得ない事情で地方にいるが東京に定期的に通院することになってしまった
● アナムネまで取り終えてから別室に呼び出され「東京に定期的に行っている方は診られない」と診察拒否された
諸般の事情は「本当になんでこのコロナ禍で東京に通院する羽目になってしまったのだ…」と自分でも心身ともに参っているので、つっこまないでほしい。
やむを得ない事情だ。
私は、MERS、SERSの時でさえ、自主的に外出自粛したくらいの人間なのだ。
今いる地方は、通院が不便だったり、仕事上の諸事情があって困難なので転院をあきらめ、定期的に都内の病院に通っている。
新型コロナウイルス感染がほとんど発生していない地方にもらってきてしまっては針の筵になるのは想像に難くない。
通院の移動途中は、目に見えぬウイルスに怯えて感染対策を最大にしている。
もともと花粉症があったので、体内や家に「目に見えぬ敵」を持ち込まない対策には慣れていたが、新型コロナはくしゃみや目のかゆみでは収まらない敵である。
極力、公共物に手を触れずに済むための行動として、飲食を制限して移動中にトイレに行かないようにまでしている。
夏場は脱水にも気を付ける。
友達のお見舞いも辞退した。
気持ちが弱っていたから、ほんとうのところは会いたかったが、それが原因で感染してしまっては相手にも自分にもよくないと思ったからだ。
食品や日用品の買い出し、仕事、家族の世話、通院で日々が終わる。
空しい。
仕事の重圧は増してゆく。
夜中、胸が痛くて起きた。
そういう日が何日か続いた。
心労のせいかとも思ったが、手術をした後なのでやはり心配になる。
大学病院のため、病院内で紹介は難しく、クリニックに行ってほしいというコメントだった。
それはそうだろう。
通っているからといってほいほい別の診療科に紹介していたら大学病院はパンクしてしまう。
これが明らかに急を要する症状なら紹介はしてくれているだろうと思う。
自分でもこれは気持ちからきているのか、本当に身体症状なのかよくわからない症状なのだ。
身体症状の所見がなければ、気持ちのことだと思って対処すればいい、そう考えた。
幸い、通えそうな距離にクリニックがあった。
新型コロナを疑う症状はないが、念のため自費で購入していた抗原検査もしてから行くことにした。
初診受付の時間帯を確認して、有給を取得して、霧雨のなか目的のクリニックに到着した。
初診の人は玄関先で体温を測って熱がないのが確認されてから待合室に通される。
院内の様子をみるに、感染対策をしっかりしているという印象だった。
問診票を書いて待っていると、看護師さんが来てアナムネが始まった。
血圧を測定して、病歴、薬歴を伝えた。
都内に通院していることも言ったので、自主的に抗原検査してから来たことも報告した。
抗原検査というのが通じず、何回言ってもPCRをしてきたんですねと言われた。
しばらくたって呼ばれたので、行くと、ベテラン風の看護師さんが椅子を勧めてきた。
そこで言われたのが冒頭の「東京に定期的に通院している人は診られない」だ。
あまりのことに呆れ、立腹していたので、一言一句正確に覚えているとは言えないがおおまかには下記のようなことを告げられた。
「東京に行くことのある患者さんには、2週間以上空けてから来てもらっている、あなたはまだ2週間たっていない」
「患者さんみなさんに、通院前には東京などの感染がある地域にいかないようにお願いしている」
「今後も定期的に東京に通院する予定がある方は診られない」
「(だいぶん離れたところにある)××記念病院にも循環器があるのでそちらを受診してください」
まさか【東京に定期的に通院している】という医学的根拠のない理由で受診拒否をされるとは思わなかった。
地方だけで生活している人に比べればリスクは高い行動とはいえるが、対策は万全にしている。
コロナが疑われているので診れませんならわかる。
いや、コロナが疑われていたら私なら循環器科に行く前に保健所に相談するなり発熱外来に行っているはずだ。
これはなに?都会差別??
今はやりの「分断」とかそういうやつ?
言葉を失うというのはこういうことか。
混乱する考えのなか、感情を抑えてクリニックを後にした。
釈然としない思いをそのままgoogleレビューに書き込むようなことは我慢した。
しばらく寝かせた。
ここに書いて忘れてしまおうということにした。
新型コロナのことは話題になりがちだが、余波をくらっているその他の疾患もある。
移動中、咳をする人がいたり、ウレタンマスクでおしゃべりしていたり、ノーマスクだったり、感染対策がきちんとしてない人が近くにいるとびくびくする。
移動する人のなかには、やむを得ない理由で感染しないように気を付けて移動している人がいることを知ってほしい。
効果があることは、厚労省やこびなび、医療者のSNSあたりでいっぱい言われている。
だが、打ったからといって、コロナ前の行動にするにはまだ早い。
もう自粛はうんざりだ、そう思うのもわかる。私もそうだからだ。
旅行もライブも気の置けない仲間との会食も全て我慢して1年以上経っている。
不織布マスクなら感染予防効果もあるんだって言うけどさ、お前ら常に隙間なくピッチリつけてんの?
俺は顔がでかくて耳が痛くなっちゃうからマスクバンドを耳の下に通しているんだけどガバガバよ。ちょっとした動きですぐ鼻が出ちゃうし。
自分のくしゃみや咳を飛ばさないようにはできていると思うけど、自分への感染予防効果なんて期待していない。
耳にかけるにしても隙間なくつけるのなんて、2重にでもしなければ難しくないか?
実態に即したマスクの装着法の場合に、不織布と布はどっちがいいのか知りたいのよね。ウレタンは論外だろうけど。
布の方がフィットはしやすそうよね。不織布推しの話ばかり報道されるけど、実験室的な環境でなくて実際に即した状況だとどうなのかなって疑問なのよ。
ワクチン打っても「感染して無症状で周りに移す確率はゼロじゃないから」という理由で行動制限やめさせてくれない。
政府もみんなも「もう少し我慢」って言い方をよく使ってるけど、我慢しまくって感染者減ってもそれで経済復興させるために行動制限を緩和したら感染者増えるんだから一生我慢が終わらない。
ワクチンや集団免疫あっても日本ぐらい貿易経済も人口も大きい国はコロナ根絶(ゼロコロナ)は絶対に無理。
じゃーどうなれば自粛やマスク生活は終わるの?答えられる人いる?
もしこの質問に答えられななら経済がどんどん死んでいくのを「今はしょうがない、今は我慢」と言い続けるのって頭おかしいってこと理解してる?
※ちなみに「じゃーいま緩和して医療崩壊してもいいのか」みたいな意見は論点違うからやめてね。どうすれば終わるのかだけ聞いてるから
コメントの一つに「インフルエンザの歴史でも勉強すれば?」と書いてあったのでスペイン風邪について軽く調べました。アドバイスありがとうございます。
1918年の多くの死亡は細菌の二次感染による肺炎によるものであったとされていますが、一方、スペインフルは、広範な出血を伴う一次性のウイルス性肺炎を引き起こしていたこともわかっています。非常に重症でかつ短期間に死に至ったため、最初の例が出た際にはインフルエンザとは考えられず、脳脊髄膜炎あるいは黒死病の再来かと疑われたくらいです。
...
もちろん当時は抗生物質は発見されていなかったし、有効なワクチンなどは論外であり、インフルエンザウイルスが始めて分離されるのは、1933年まで待たねばならなかったわけです。このような医学的な手段がなかったため、対策は、患者の隔離、接触者の行動制限、個人衛生、消毒と集会の延期といったありきたりの方法に頼るしかありませんでした。多くの人は人が集まる場所では、自発的にあるいは法律によりマスクを着用し、一部の国では、公共の場所で咳やくしゃみをした人は罰金刑になったり投獄されたりしましたし、学校を含む公共施設はしばしば閉鎖され、集会は禁止されました。患者隔離と接触者の行動制限は広く適用されました。感染伝播をある程度遅らせることはできましたが、患者数を減らすことはできませんでした。
( http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic/QA02.html より )
上記のように1918年〜1933年までパンデミックが続いた一方、イギリスやアメリカなどの国は第一次大戦後 1918~1929年(大恐慌まで)の間はしっかりと成長してますね。そこには極端な行動制限はなかったし、もしこの期間ずっと極端な行動制限を敷いていたら経済成長の歴史はだいぶ変わっていたかもしれませんし第二次世界大戦にも影響していたかもしれません。
上記のことから、スペイン風邪(インフルエンザ)の歴史に学べることの一つとして「パンデミックが長引いて人が死にまくってでもちゃんと経済を成長させよう」という結論が言えてしまいますね。
会話は空気感染で、咳とくしゃみが飛沫感染だ、なんて定義ではなくて、粒子の大きさで呼び方が変わってるんだよ
喋ってるときに口からどれだけのものが出てるか、なんて人それぞれだし、喋りながら飛沫出しまくるおっさんとか、いただろ普通に
よく「論文が出てるだろ」とか言うけど、ゲーム脳だって論文が出てるし怪しいものだと思ってる
論文を書く人ほど「論文が出てる」というだけの情報には価値がないことを知っている
それでもマスクが無いよりはあった方がマシでしょ?とか言うけどマスクが免罪符になってライブで大声出されるよりはマスクなしで黙ってる方がマシなんじゃないかという風にもとれる
まぁ現実ではマスクなしで大声出されるのでマスクは必須なんだろうけど、空気感染するなら不織布マスクでOKな理由はどこにもなくなってしまう
じゃぁみんなN95マスクをするの?っていう話になるけど、それやるぐらいなら合わせて屋外での飲食も全面禁止とかしないとバランス取れないしあんまり現実的じゃない
効果的なことを重点的に要請しないと「100%なんて無理!」って言われて50%ぐらいの対策をやる人が多くなる
「80%でいいんで」っていうお願いをするためにも効果検証はしっかりしてほしい
例えばアマゾンから届いた荷物を受け取るときにも玄関でマスクをして受け取って玄関に戻ってからマスクを外す、という行為がどこまで効果があるんだろう
海外だとその辺のリスクはしっかり意識してメリハリを付けてる気がするけれど
日本は同調圧力が異様に強くてこのままマスクが文化になりそうな気さえする
「海外では土足が普通だけど、日本は土禁だよ」っていうのと同じノリで「日本に来たらマスクをしてね」みたいになるんじゃないか
ワクチン接種もコロナ根絶にはほど遠いということが分かったからには、ある程度のリスクは許容するような要請が必要なのに
「低リスクなマスクは必須、高リスクな飲食はOK」みたいな非効率なことをやりかねない、というか今既にやってるのがモヤモヤする
人生で最も痛かったのは内視鏡のはずが腹かっさばいた婦人科手術の麻酔が切れ(というかわざわざ切って)手術台から下ろされる瞬間と、
小腸閉塞になりかけてすんごい下痢したあげく緑色の液体を口から吐いて入院した瞬間
どっちも優勝
出産なんてたいしたことない、陣痛というけど痛みどうこうというよりどうしてもいきみた~くなるだけ
いきみを我慢するのは葬式でくしゃみをがまんするようなものなのでこれいじょう我慢するのは無理やんけ!とはなる
ちなみに生理痛もひどく痛い時期があったけどもう婦人科手術が痛かった甲斐があって今はらく
結石と痛風はなったことないけどじじばばの同窓会ならそろそろ1hanageを確立できるんじゃないかなぁ
は~~~~もう一人くらいうんでもよかったのにできんかったな~
マスクはもちろん不織布。一日に一回必ず変えている。
会社でもリモートワーク、ソーシャルディスタンス、衝立などの万全な感染対策を自らが指揮をとって行っていた。
当然一人外食もない。料理が好きなので、家で食べたほうが安心できる。
ところが、一昨日から発熱して、今日検査を受けたら陽性だった。
まさか。
同じく発熱外来にくる若い人たちが大きな咳をするのを横目で見ながら、俺は陰性なんだからうつったらどうするんだ。くらいの気持ちで検査結果を待っていた。
それなのに結果は陽性だった。
ワクチンは11日前に1回目を接種済み。おかげさまで症状は肺炎もなく軽症という判断とのこと。
コンビニだろうとどこかに入るときは絶対にマスクを外さなかったし、この暑い中、屋外でも確実に人が視野にいないときしかマスクを外していない。
コンビニのドアも指は使わず、基本足で開閉をする。出入りの消毒も徹底してきた。
上の階の窓から無音のくしゃみを飛ばされたのなら仕方ないけど、それ以外に考えられない。
それで思いついたのが、先週の日曜日に、大手家電量販店の取り置き商品を受け取りに行ったときのことだ。
特定はされるだろうけど悪戯な風評被害はやめたいのでこのまま伏せて書く。
そのあたりは駐車場料金が高く、買い物ついでではないととてもじゃないけど車でなんか行ける場所ではない。
その時は1万円を超える買い物だったので2時間の駐車サービスがついたのだ。
人とみつにならないように気をつけながら受け取りカウンターで支払いをすませる。
考えた結果、別のフロアにあるカメラコーナーだけを回ることにした。
それも、駐車場から一貫してエレベーターは使わずエスカレーターだ。
ネットで気になっていた現物を、触ることなく一通り眺めて、時間にして10分くらいだろうか。
店員と話をすることもなく、そのままそこをあとにした。
もうこれしかない。
おそらくどこか途中でエアローゾルがマスクに付着してしまったのだろう。
それはほんの僅かな量だったかもしれない。
しかし、その後マスクを交換することなく呼吸を続けたことで、付着したエアローゾルを吸い込んでしまったのではないかという可能性だ。
これなら、コンビニでも同じことが起こり得る。
(屋外を通る分、殺菌は期待できるが。)
しかし、言いたいことは、清潔な不織布マスクを使っていたとしても感染のリスクは十分にあるということだ。
1日に1回の交換頻度を高いと取るか低いと取るかは意見が分かれると思う。
しかし、身近な人間に聞いた限りだと、不織布マスクが半分、そのうち少なくとも1日未満で交換する人は1/10しかいなかった。
1日一回のマスク交換しかしなかった僕を責めてほしいのではない、毎日交換していれば感染を防げると油断している人がいるのであれば、そうではない可能性を考えていただきたい。
今回指摘したいのは、不織布に限らず、マスクに付着したウィルスを吸い続けることでマスクを貫通してしまう危険性だ。
それは不織布に限らず、すべてのマスクにおいて同じだと言える。
しかし、不織布を交換して使っていれば安全ではないということに警鐘を鳴らしたい。
いつ連絡があってこれからどうなるかなんて全くわからないが、一人でも感染しないように感染した人間は知恵を出すべきだと思うし、そうして知恵を出した人間を愚かだという切り捨てるだけの世の中であるべきではない。
そんな状態にも関わらず、医療従事者の人たちは感染者の不安を少しでも取り除こうと丁寧に丁寧に説明をしてくれた。
あとから発熱外来に来る人間は、絵に書いたようなマイルドヤンキーみたいな若者で、こんな人間たちと一緒に感染してしまったことがどうしようもなく悔しかった。
委員長と夏の夜に
ふう……これで、今日やらなきゃいけない仕事は全部終わったはず……?
はあ、めんどくさかった……。
早起きしたからか、まだこんな時間なのにもう疲れた……。午後の約束まで、少し休んでおいた方が良いかもしれない……。
少しだ、け……
(ん……)
(んんっ……ふぁ……)
(んっ……ふぅ。でも、久しぶりによく寝た……えっと、この後は……)
(今、そもそも何時……?)
(午後6時……お昼、食べそびれた……)
(まあそれは良いけど……この後の予定は……っ!?)
っ!!先生との……っ!
……。
……?
……!?
先生……。
……。
本当に、ごめん……。
せっかく先生と海に行けると思ったのに、私のせいで……。
……?
言い訳には、ならない……。
本当にごめん、先生。今からじゃ海に行く時間も無いし……私のせいで、先生の時間を無駄にして……。
私、私……。
……?せ、先生……?
な、何?急に手を握って……。
"まだ終わってないよ。海はすぐそこにあるんだし。"
すぐそこに、って……。
あっ……そういえばここのホテル、テラスから海が見下ろせるって……。
"行こう!"
……どうして、先生はそんなに優しいの?
…………。
……ううん、何でもない。
先生は、いつもそうだった。そうやって、いっつも私に……。
じゃあ、えっと……
あ、んっ……。
へくしゅっ……!
……大丈夫、風邪とかじゃない。これは、今起きたばっかりだから——
これ……カーディガン?わざわざ持ってきてくれたの?
……ううん、ありがとう。
(いつもこうやって、気を遣ってくれるから、私は……)
……なら、遠慮なく。
それじゃあ、先生が自信満々に綺麗だって言ってた海、見に行こう。
——何でもんな、そんなに海が好きなんだろう……って、
——ずっとそう思ってた。
——みんなは楽しそうだけど、
——私はどうしても好きになれなくて……
——水の中はよく見えないし、足がつかないと不安だし……
——見てるだけで吸い込まれそうで、好きになれなかったけど……
——でも……今は、みんなの気持ちが少しだけ分かった気がする。
——海って、こんなに綺麗だったのね。
——色んなことを、教えてくれて。
読者対象は、感染爆発地域に住み、公共交通機関を使い、日用品の買い物をする、コロナに気をつけていて、罹患したくない未接種者です。
テレワークで外出はスーパーのみでかかった、家と会社の往復でかかった、というような人を出さないための対策ですので、よく知られた対策は省略します。
○コロナ対策に消毒は不必要。CDCが接触感染がほとんどないことを認めています。手洗いはまだしも、帰宅後の物品や衣服の消毒は不要です。
○換気されていない=外気が入らないところでは
ウイルスが空気に浮遊していると考えてください。今までなかった、スーパー、デパ地下、イオンの感染連鎖が起きているのは換気不十分のためです。不織布マスクでは、空気中に漂う大量のウイルスに曝露が防げません。ドアや窓が常に開いていない場所には、買い物に行かないでください。大型スーパーやデパートではドアが開いていても奥の方は当然換気されていませんので、大型施設に行くのをやめてください。また、映画館の換気量は従来株では安全でしたが、デルタ株には足りませんので、こちらもやめてください。
○感染者が不織布マスクを仮にしていても、話せばある程度のウイルス粒子は漏れます。デルタ株はウイルス量がとても多いため、漏れたウイルス粒子の量で感染成立します。電車で話している人、咳やくしゃみをしている人を見かけたら、車両を移動してください。また、バス、電車の窓を確認してください。開いていないことがあります。出来る限りの窓を開けてください。
○1人でもマスクを外す環境に行かないでください。具体的には、飲食店では皆がマスクを外すので、仮に全員完璧にマスク会食をしたり孤食だとしても、感染者が1人いれば、呼吸に含まれるウイルスが空気中にたくさん漂っています。その環境でマスクを外せば、1分でも感染成立します。外食はやめてください。
○窓の開かない職場ではマスクを一度も外さず、水分補給や食事は、換気の良い場所あるいは人のいない場所で行ってください。日本のビルの換気システムはほとんどが屋内循環ですので、職場の空気にウイルスが浮遊していることを考えれば、マスクは外すことができません。
○新宿、渋谷並みに混んでいる人混みなら屋外マスクは必須ですが、ある程度人がまばらな通りであれば熱中症にならないためにマスクを外しましょう。屋外は常に換気最強です。
①換気の悪い=外気の入らない屋内には行かない
②屋内にいるときは必ずマスクをつけ、1秒でも外さない(できれば二重マスクにしてください)
○家庭内でもし陽性者がいた場合、触った場所の消毒は無意味です。空気感染対策をしてください。
○部屋を分け、ドアを閉め、陽性者の部屋の窓を常に5センチ開け、サーキュレーターで外に空気がいくようにする
○陽性者にn95マスクを常につけさせる(不織布マスクでもエアロゾルは漏れる)
○トイレも全て自室でしてもらうのがベストだが、無理なら流す際は必ず蓋を閉めてもらう。陽性者が出るタイミングは風呂、トイレのみにし風呂は家族の一番最後にしてください。
「食べる」といっても、そのまま飲みこむわけではないのでだが、べっちょべっちょのまま振り回してばっちぃことをしまくっていたという話。
私は夏休みのための小学校低学年~中学校までの、保育や学習施設の職員でそこで先生をやっている。今年は小学校低学年を担当した。去年は中学生を相手にしていたので、コロナになってからだと久しぶりに小学生低学年の子供たちを担当していた。
そこで、他の職員から「マスク指導をちゃんとやってきなさい」と言われていたのだが、私は子どもたちも慣れてるだろうし、軽く「マスクをちゃんとしてくださいねー」と最初に口頭注意だけにしてしまった。それが間違えだった。
始まって、1時間もしなうちに、とある男の子が、マスクを食べ始めたのだ。そして口の中でべちょべちょになったマスクを口から出して、マスクをぶん回しだしたのだ。他の男の子が大喜び、女の子がドン引きしていた。
私はあわてて、「やめなさい!」と注意して、べっちょべっちょのマスクを取り上げた。そして、予備のマスクをその子に渡した。