はてなキーワード: 逃げられないとは
毎朝、朝一で会社に行って会議室にあるプロジェクターを使って大画面にロックリールを流して一人でダンスするのが日課になっていた。
ストレス解消にはちょうど良かったんだ。嘘だと思うなら試してほしい。あの解放感は、一度試さないと本当に分からないと思う。
想像してみてほしい。
誰もいない早朝の会議室。軽妙な音楽に乗って一人ノリノリで踊る。
最初はちょっと気恥ずかしかったけど、慣れてくるともう無敵感すらあった。
あの日までは。
いつものように、テンション高めでダンスしていた俺が、ふと曲の終わりにバッと振り返ると、そこには同僚女がいた。
時間が止まったように思えた。いや、確実に俺はその場で固まった。
なんでこんな早くにお前がいるんだよ的なことを言ったと記憶している。
同僚女は何も答えなかった。お互い見つめ合って数秒間が過ぎた。
その瞬間、俺は悟った。もう逃げられないかもしれないなと。
昼休み前、彼女は俺のデスクに来て「あんたの秘密、知ってるんだけど」そう言って、勝ち誇ったようにニヤリと笑った。
でも安心して。誰にも言わないから。その代わり、毎日昼休み、私の肩マッサージね。
は?なんだそれ!?脅迫じゃん!!俺はそう思ったけど、彼女の目がガチすぎて逆らう気力がなかった。
だって、考えてみろよ。会社であんなダンスしてたことがみんなにバレたら俺の社会人生命は確実に尽きる。
噂はすぐに広がって、俺はロックリールさんと呼ばれるようになるだろう。
それだけは避けたい。脅迫女を前にして、俺は背汗をびっしょりかきながら頷いた。
昼休みになるとまず駐車場に向かう。同僚女の車へ向かい、鍵は開いていて、中には同僚女が待っており、俺は無言で肩を揉み始める。
女は「ん〜、そこそこ!あ〜、いい感じ!」と、まるでマッサージ店にいるかのようにリラックスしている。俺は無言で肩を揉み続ける。
女はたまに振り返って「あんた、思ったより上手いじゃん。これ、得意なんでしょ?」等という。
女の肩は柔らかい。肩が凝っているようには思えないのだが。
マッサージを終えると俺はデスクに戻って素早く弁当を食べ、深いため息をつく。
休息はない。悲しいし、悔しい。
しかしこの状況を打破する方法が思いつかない。言われるがままにマッサージを続けるしかない。
先日などはマッサージ中「次は、足もマッサージしてもらおうかな?」と俺に聞こえる独り言をつぶやいて来た。
同僚女は確かに美人だが、社内の評判で聞くような女でないことを俺は知っている。
乳は小さい癖に態度ばかりがでかく、実に図々しい。
俺は昔から日焼けしやすい体質で、夏になると肌がちょっと黒くなるんだ。
手足が長くて、全体的にヒョロっとしてるから、学生時代にはよく「ダルシム」って呼ばれてた。
で、最近婚活を始めてさ、ある一人の女性と食事に行ったんだ。お店の雰囲気もよくて、二人の会話も結構弾んでさ、楽しかったんだよね。
食事が終わって「ちょっと散歩でもしない?」ってなって、まあ気分もよかったし、いい感じだったんだ。
でも、気づいたらなんだかヤバい場所に足を踏み入れてた。東京の〇〇区ってとこ。治安が悪いって噂は聞いてたんだけど…ほんとにやばかった。
そしたら案の定、ヤンキーみたいなやつらがどこからともなく湧いて出てきて、俺らをじっと見てんの。「あれ、ダルシムじゃね?」って。
最初はスルーしようと思ってたんだけど、次々とそいつらが集まってきて、すぐに囲まれた。「ダルシム!」「ヨガファイヤー!」とか言い出すんだよ。
心の中で「いやいや、勘弁してくれよ」って思った。女性も明らかにビビってたし、これは早くこの場を抜け出さないとって感じだったんだ。
でも、ヤンキーどもはどんどん調子に乗って「ヨガファイヤ!ヨガファイヤ!」ってシュプレヒコールみたいな合唱みたいになってきてさ。
そこで、俺はもう覚悟を決めた。「これ言わなきゃ逃げられない!」ってなって、思い切って言ったんだ。
そしたら、周りが一瞬静まったかと思ったら、次の瞬間、全員大爆笑。
これで隙ができたから、すぐに逃げるぞ!って女性の方を振り返ったら、彼女、顔を逸らして肩震わせてるんだよ。……笑ってるじゃん、こいつ。
その瞬間、急に冷めた。
1残業代が21.5時間固定だけど、毎日1時間早く出勤させられるのでほぼ確実に固定残業代よりも多く残業させられる
2基本給は最低賃金レベルの給与からスタートしまともに昇給されない
3海上自衛隊の潜水手当だったり航空自衛隊のパイロット手当があればマシになるが、そもそもそれが出来るなら民間ならもっとずっと給料がいい
4月に10~3回程度の当直があるがその分は給与で払われず代休で与えられるが有給を取る時間的余裕はなく(後述)、実質タダ働き
5深夜勤務、曹長勤務、休日出勤に対しての手当という概念がなく、これらも取れもしない代休で誤魔化される
6定期的に訓練のために隊内の学校に入れられるが、この期間中は自習・掃除・トレーニングの時間があり固定の残業時間が3時間(=月60時間)あるような状態になる
7男気ジャンケンという名のカツアゲが横行しており、定期的に先輩から飲食代を徴収される
8隊友会や積立金という形で謎の徴収が行われるが、それらが自分にメリットをもたらすことはほとんどない
9中途半端に上が詰まっているので昇給に透明な天井が現れ年功序列というメリットさえいつかは失われる
10退職が早すぎるので退職金が貰えると言っても結局は退職後に発給で警備員とかすることになり障害収入で割に合わない
1毎朝1時間前出勤は当たり前
2大部分の部隊で充足率が60%ぐらいなので残業しないと仕事が全く終わらない
3飲みニュケーションや接待ゴルフなどの文化が未だに残っており就業後の時間がガンガン馴れ合いに潰される
4休日に儀式やボランティアに駆り出されることが多いが与えられた代休を消化するのが不可能
5有給を消化することに対して極めて消極的な文化が根づいていて取ると周囲に迷惑をかけるという風潮がある
6規則により半ば強制的に育休を取ることになっても、育休中であっても仕事の電話が鳴り止まず、更には呼び出しもしょっちゅう食らう
7当直勤務の割合が高いため曜日感覚が壊れており仕事があれば休日でも出てくるのが常態化している
8緊急の呼び出しに応じることが絶対とされていて深夜や映画を見ている時に電話に気付かないとコッテリ絞られる
9休日であっても電話がいつかかってくるか気が気でないので全然疲れが取れない
1自衛隊でやっている仕事が世間一般からズレすぎており職歴としてのカウントが引越バイトと同程度
2実際社会人としての一般的感覚が身につかないので長くいるとまともな社会に戻れなくなる
3定年がかなり早く来るがそのあと結局まともに働くことが出来ず警備員として働きながらも職場で浮いている先輩が多数報告されている
4今時メールをまともに使えずFAXと電話中心の業務のため転職してから半年ほど原始人扱い
5パワハラ的な価値観に染まってしまうため転職後に職場の空気を乱す異分子として扱われ排除され続けた先輩の噂が沢山ある
6自衛隊嫌いの会社には入れてもらえず、自衛隊が好きな会社に入るとせっかく転職してもホモソーシャルな空気から逃げられない
7士長のタイミングで退職して満期を貰うのは比較的マシな道だけど職歴の汚れは一生取れないので結局あとで苦労する
1公文書は偽造するのが当たり前
2誰かのハンコは皆の共有資産であり部内の人間なら勝手に押すことが出来る
3川重事案のような「謎のお金でコッソリ物を買ってもらう」が横行している
4業務の進め方に矛盾があるためどうやっても法令違反となる仕事が存在
5入札は一般的な用品を除けば全く意味をなしておらず、指名競争はほぼ100%談合(だと思う。俺が直接関わってないから詳しくは知らんけど)
6日頃サビ残しまくっている反動により「「上司の気まぐれで勝手にブレイク(休暇申請のない早退)」が横行
7手当を貰うために業務記録を改竄するのは当たり前だし、それに加担しなかった場合は上司の指示で書類を修正される
8ちゃんと仕事をしたかのような書類を残すことが最優先のため、実態と乖離した記録をするのが常態化
9検査記録、整備記録、体力測定の結果、訓練記録、ありとあらゆるものがメイキング(偽造)の対象
1パワハラやセクハラが本当に当たり前でハラスメント人間の割合が一般社会の3倍ぐらいはいる
2先輩は後輩にどんなに失礼な態度をとってもいいという中学校の部活動みたいなノリの20代~50代
3人間関係に変化が起きにくいため友達付き合いのようなノリが蔓延しており好き嫌いで仕事をしがち
4幹部自衛官は若くしてヨイショされまくったという経験から人格が歪んで他人を下に見がち
5曹士は幹部から抑圧されたフラストレーションから年功序列的な価値観に走りがちで年下に対しての礼儀がない
6男女差別的な発言が未だに多く「女如きにこんな仕事は任せられない」といった言葉が平気出てくる
7例規の中にさえ「~~な場合、女性隊員は帰隊させる~~~」や「ただし女性隊員は免除される~~~」といった言葉が出てきており男女不平等な価値観が強い
8「女は守られる弱いものである」という考えが根強く、「守られている側の女如きが偉そうにするな」という価値観につながっている
9階級社会を勘違いした結果「上の人間が黒といえば白が黒になるのだから、そもそも自分の頭で白黒を考えるだけ無駄」と考え善悪の判断を一切つけなくなる
10まともな奴から辞めていくので残った人間の中で蠱毒の如くイカれた空気が強まっていく
1数が数えられない
2低学歴自慢
3間違った前提から結論を出し前提が間違っていると言われても聞く耳を持たない
4そもそも今時自衛隊に入る自体で馬鹿だがそこからの向上心がない
5頭の悪い発言をすることが面白いというホモソーシャルに染まり反知性的になっていく
4数が数えられない
7同じ話を何度もする
「魅力的な自衛隊を目指す」という戯言がニュースになっているのを見て、数年前に部隊で同じようなアンケートを答えさせられてことを思い出してしまったのが切っ掛けで書いた。
厳密に言えば、俺がそこで書いた「自衛隊はここがよくないからそこを改善すべきだよね」という回答がぜ~~~~んぶ上司に握りつぶされて、結局うちの部隊の提出した回答は「自衛隊の良さをもっと知ってもらおう!災害派遣!成長!国民の役に立っている素晴らしい組織!自衛隊最高!」みたいな内輪向けのおべっかだらけにされていたことへの怒りが蘇ったから。
もう部内で何言ってもどうせ聞く耳持たないだろうから匿名の場所で書き散らせて貰った。
「知れば魅力を感じてもらえる自衛隊」なんてのは自分たちに都合がいい情報を下から上げさせてホルホルしてるどうしようもない幹部様達の妄想だよ。
実態は「知れば知るほどに魅力がなくなるのが自衛隊」で、子供がなんとなく持ってる「災害派遣とかしてるんでしょ?」っていう全体の3%の善行だけを切り取ったイメージが一番マシなんだよ。
でも子供だって将来を選ぶ18歳ぐらいの頃には「いやいや本当に被災者を助けたいならレスキューに入るべきでしょ。消防士は救助のために訓練してるけど、自衛隊は人殺しや制圧活動の訓練で得た技術を応用してるだけで災害派遣はメインの任務じゃないよ。せめて海上保安庁とか警察だよね」って気づくからさ。
結果として自衛隊に来るのは「ゆーて軍隊とかタダ飯食って無料宿舎入って筋トレしてるだけでええんやろ?俺腕立て100回出来るからヌルゲーやわー」みたいな舐めた脳筋だけ。
そういう人間だって組織の中で犯罪が横行してたら「前科者になってから追い出されたら行く所ないぞ!もうさっさと辞めて転職するのが正解だ!どうせ犯罪するなら本物のヤクザや半グレニでも入ったほうが儲けもいいし、公務員として犯罪に手を染めるメリットなんてないぞ!」ってすぐに気づいて辞めていく。
とにかくまずはそこを改善しろってことなんだけど、「どうやったら嘘がつけるんだろう」とか「どうやったら表向き頑張ってる感が出せるんだろう」とかしか考えてないんだよね。
そもそもの仕事の仕方に歪みが起きまくってるから犯罪行為に手を出すことが薄っすらと強要されていて、それに対して上が「え~~~僕ちゃんは知らないも~~~ん」でシカトこいてなにもしようとせずに「じゃあ監視だけ強化しまーす!悪い事するなよー!」って自分の保身を固める以外何の役にも立たんことしてるのが問題なんだっての。
どうせこれをどこに言っても握りつぶされるのがオチ。
匿名の場所で「愛想つかされるべくして国民から逃げられてんだよ嘘つき馬鹿野郎ども!」って叫ぶぐらいしか出来ることがもう残ってないのよ。
一歩間違えれば犯罪者一直線なんだから、絶対に入ってくるんじゃないぞ!
戦争が始まって人を殺すとか、モラルが終わってて捕虜をレイプするとかそういう可能性の話じゃない!
入って1年もすれば国家権力にバラさないでもらってるだけの犯罪者だ!
倫理観終わりたくなかったら来るなよ!
それも末期の大日本帝國軍に入るようなもんだ!
表向き誤魔化してるけど、根っこじゃ何も成長してない!
間違っても来るな!
忠告はしたぞ!
後悔しないように生きろ!
おっさんの言うことは正論だし自分としてもお疲れ様とは思うが、
正論とは全ての正論を包括するわけではないというのがミソなんじゃないのか
裏返すとそれは配偶者に「育児から逃げない(逃げられない)」を全面的に任せた役割分担でもある
そこを忘れて「自分は家族を養うために仕事から逃げられなかった」だけクローズアップすると
お互い話し合い、すり合わせ不足にならないか
だってこのおっさんの奥さんはある意味では「家族のために育児から逃げない」だけにクローズアップした結果、いらん恨みを募らせているわけだろう
だが親になると言うのは子どもの心、人格に触れ、その健全な形成に心を砕くという部分がどうしても必要だ
そしてそこには確たる正解がなく、人生経験を積んだ大人でも悩み苦しむような難題が次から次へと降ってくる事業でもある
大人でも同じ知恵を持った大人と問題を共有し、分かち合い、解決のために協力し合いたいと思うものだ
奥さんはそれができなかったために、共闘してきたという実感を持てないでいるんだと思うよ
たとえ「働くのは夫・家事育児は妻」の役割分担があったとしても、父親としてあるためには金を稼ぐ以上に心を砕くことが必要な場面があったはずだ
そしてもしかするとだが、一生の恨みおじさんにはそこに何か思うべき部分があるのかもしれない
3人の子どもを何不自由ない生活を与え全員を大学に放り込むために飲んだ苦汁は1杯や2杯ではなかったはずだ
母はそこの想像力が不足するような人間には自分たちを育てなかった
だが…
何と言えば伝わるのかわからないが…
父と子どもたちとの間には長年の「ふれあい」というものがないのだ
聞けば父は自分が幼少期にパパ〇〇と言った、というようなことをよく覚えているのだが、
自分にとっては映画かドラマを見ているみたいな感覚にしかなれない
自分なりにいろんなことがあった、その中には苦しいこと悩むこともあった、
つまづき、悩む、今思うと子どもならではの視野の狭いアホらしい限りの悩みだが、
だがそれら当時の自分には大きな問題を打ち明けられる関係を築いているのは母だけだった
だから父には金銭的には支えてくれた感謝を持っている、成人した今では和やかに世間話をできる関係でもある、
だが
だが何と言えばいいのか、自分にとっては内面をよく知らない心の距離が遠い人でもある、
限りなく「自分たちを育て上げるために苦労してくれた父(同じ家に住んでいる設定の近所のおじさん)」に近い感覚がある
母に対するのと同じように自然に心を寄せることができない
父の癖や好みは知っているが、だがそこに共感や好意というものはあまりくっついていない
本人には言えない
ある老僧が屠殺場を通りかかった際、涙が流れるのを禁じえず、深い哀しみを覚えた。
人々はとても不思議に思い、なぜ哀しんでいるのか、老僧に尋ねた。
すると、老僧は次のような話を始めた。
「話せば長くなるのですが、私は、自分の二つ前の前世まで記憶しています。
私が初めて人に転生した際は屠殺人で、三十過ぎで死にました。
死後、その魂は、数人に縛り上げられ、閻魔大王の前に連れて行かれました。
閻魔大王は、私の殺生が過ぎたのを責めたて、悪の報いをもって判じました。
そのときの私は、恍惚朦朧としており、醒めているような夢の中にいるような、頭部が熱くてたまらなかったのですが、突然一陣の涼しさを覚え、気がついてみると、豚小屋の中の子豚に生まれ変わっていました。
私は乳離れしてわかったのですが、人は豚たちに見るからに汚い餌を与えているのです。
ただ、とてもお腹が減っていたので、私はやむなくその餌を食べました。
その後、私は次第に豚語を解するようになり、仲間とおしゃべりができるようになりました。
前世のことを憶えている仲間もたくさんいましたが、人に説明する術がありませんでした。
それゆえ、いつも呻き声を挙げ、将来を憂えていたのです。
私たちの目と睫毛は、常に涙で濡れていましたが、それは、自分たちの運命を知っていたからです。
私たちはまるまると肥えていたので、夏の暑さには耐えがたく、泥水の中に身体を浸けては、いくばくの涼しさを覚えていました。
わたしたちの毛は、まばらで硬く、冬になると寒さに耐え切れませんでした。
そして、十分な大きさまで肥えると屠殺されるのです。
人に捕まえられると逃げられない、と内心分かっていても、命が惜しくて逃げようとするのです。
捕まえられると、私たちの四肢は紐で縛り上げられますが、紐がきつくて骨身に滲みるようで、鋸で切られているようでした。
肋骨は折れそうになり、百脈は塞がり、腹は裂けそうです。
時には、竹ざおに吊るして運ばれるのですが、犯人が挟み上げの刑に処せられるよりも辛いものでした。
あるものはすぐに屠殺されるのですが、あるものは数日間待たされます。
私は怖くて頭がくらくらし、全身から力が抜け、目を閉じて死を待つほか仕方ありませんでした。
屠殺人はまず、私の喉を切り裂き、体を揺すって血をバケツの中に入れました。
そのときの苦しみは、ことばで言い表すことのできるようなものではなく、死ぬにも死に切れず、ただ咆えるばかりでした。
この時、魂が解放され、再び覚醒したかと思うと、すでに人として転生していました。
閻魔大王は、私がその前世でわずかながら善行をしたことを知っていたので、人に転生させてくれたのです。
今しがた私は、この豚が殺される苦しみを受けているのを目にして、思わず自らが前世で受けた苦しみを思い出しました。
ヒマだから書いてみるね。
何年も前の話です。
母ととりとめないことを話していたら、ふと「迷い猫のチラシが入っていた」と言いだしました。
今まで迷いペットのチラシは数多く見たけれど、その発見に自分が関わった事は一度もない。
故に、その迷い猫に私が関わることはない。
私は猫を好きだけど、そのチラシに興味を示さなかったし、近所であるうちには配布はされていなかった。
しかし、膝の痛みの為立ち上がりに難がある母は、わざわざ立ちあがって片付けたチラシを取りに行って私に見せた。
白黒の模様は、鼻に特徴があった。
猫が脱走して5~6日目は経っていただろうか。
寒空の下、持病のある猫は薬を飲まないで大丈夫だろうか。
チラシを配った飼い主は心配しているだろう。
せめてお祈りしよう。
迷える猫よ、家に帰れ。
母が風呂から出るのを見届けた私は、チラシを片付けるとそのまま家に帰った。
翌日は祝日で、姉に「買い物に行こう」と言われたので、一緒に自転車で家を出た。
風もなく穏やかな日だったと思う。
しばらく走ると、仔猫がいるのに気がついた。
おまけにこの猫、日陰にいる。
一歩ずれれば、日向になるのに。
あらゆる違和感がひっかかり、私はじろじろと猫を見た。
目をつぶったままぴくりともしない猫がどうにも気になり、私はゆっくりと自転車を止めた。
私は迷い猫のチラシをすぐには思い出さなかった。
なにより、写真と実物は印象が異なるのだ。
まじまじと顔を見ているうちに、はっと閃いた。
あの、黒い鼻づらにひびが入るように左右から互い違いにはいる白。
チラシの印象ではこんなに小さい猫のイメージではなかったが、この特徴的な模様はそうはないはずだ。
確かめなくては!!
幸い、母宅までいくらでもないところにいた。
姉に猫を見張るよう頼むと、私は猛ダッシュでチラシを取って戻った。
実際のチラシと見比べた。
去勢済の雄だし、模様の特徴も一致している。
ここまで確認できれば、飼い主に連絡してもいいだろう。
「ちびた、ちびた」
反応はない。
抱き上げてもじっとしているし、目を開けない。
大分弱っている。
万が一にも逃げられないように、年の為に両手でそっと包んだ。
姉がチラシの電話番号にかけると、飼い主にすぐに繋がりそのまま迎えにくるというので、電話で誘導した。
取る物もとりあえず家を出てきたのだろう、ほどなく現れた車から、女性が二人(三人だったかなあ)降り立った。
「ちびた!」
猫の耳がぴっと動いて、声を聞いてるのがわかった。
さっき呼びかけたときは、無反応だったのに。
ああ、飼い主で間違いない。
「もうだめかと思ってました」
泣きださんばかりの飼い主にお礼を言われ、住所と名前を乞われたのでチラシの裏に書いて渡した。
かかりつけの動物病院にも連絡がついたようで、そのまま向かうようだった。
お礼を言い足りないくらいの様子だったけれど、猫を早く病院に連れて行ってあげてください、といって見送った。
母がわざわざチラシを出してこなければ、繋がらなかった出会いだったと思う。
今でも付近を通ると思い出すことがある。
ちびた、元気にしているだろうか。
パリ五輪辞退の体操・宮田笙子、5月にも「飲酒&喫煙」通報!前代未聞の異常事態を起こした協会の「隠蔽体質」 - Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/smart-flash.jp/sports/297352/1/1/
小山田圭吾と同じだな。人生のツケの支払いから逃げ続けていると、いずれ絶対に逃げられないタイミングで支払う羽目になる。そしてそれは往々にして最も苦しいタイミングでもある。(ミストバーン理論)
一方でジャニー喜多川なんて完全に逃げ切ったよな
こんなん公平世界仮説の亜種でさ、願望が入ってるんだよ
当てはまる事例をピックしてるだけじゃんよ
悪行は必ず裁かれるみたいな物言いって、悪行はバレず隠し通せたら善と言ってるのと同じなのに