はてなキーワード: 神経内科とは
うーん、医学研究者と名乗るなら身元を明かすべきだし、明かせないならわざわざ医学研究者といってマウンティングすべきではない。
内容も雑なので、身元を明かすと恥になるということか。
本当に医師ならば、患者さんらとまともに対話せずに、勝手に心情を決めつけることがアウトだと知れ。
副反応患者さんらの中には、安易な「心因性」判断により精神科に回されてむしろ悪化し、神経内科で免疫学的治療を受けてやっと改善しつつある方々もいる。
直接診たことがないのは何の言い訳にもならない。むしろ、医師として恥じるべき行為だと知れ。
またSNSで患者らに「暴言」を吐いている医師らの発言は「SNSなどではなかなか伝わりにくかったり」などというレベルではない。普通に「暴言」であり、ドクターハラスメントに相当する。
https://twitter.com/JprLb/status/1007923287261761536
こういう発言を矮小化する行為は患者さんに対する「攻撃」と同じだと知れ。
Scientific reports論文のretractに対して記者会見が開かれたのは、Scientific reports編集部側のコメントが無意味だったからだ。
Scientific reports誌の主張は、HPVワクチンの影響をみる際に百日咳毒素を投与するのは適切ではない、というものだったが、百日咳毒素は自己免疫性脳炎モデルでは標準的に使うものであり、マウスモデルとして考えた場合にまったく不当なものではない。そもそも専門家による査読は通っていたのであり、その分野の専門家は問題とみなしていない。
ちなみにデータとしては百日咳毒素を使わない場合のものも出ており、その場合も麻痺が観察されている。
ワクチンの投与量が多すぎるという主張をする人もいるようだが、単純な体重比で比較するという誤りを犯している。動物等価用量で換算すれば、毒性試験で用いられる量以下であることがわかる。これらは会見でも述べられていたと思うが。
また同様の報告はまったく別のグループからも出ているため、再現性はあるとみていいだろう。
名古屋レポートでは症状の重篤度を考慮していない。問題は生活困難なレベルの重篤な副反応なわけだが、軽い頭痛も、生活困難なレベルの頭痛も一緒くたにして「同様の症状」というのは詐欺的であろう。
名古屋レポートの問題点については多くの指摘があるので、読んでおくとよいだろう。
http://www.yakugai.gr.jp/topics/topic.php?id=906
勧奨中止後に激減しているのはHANSでみられるような重篤な症状を示す患者であって、「トートロジー的に減る」というのは不誠実な詭弁である。専門医が示すような重篤な症状がHPVワクチンと無関係に存在するのか?
誰もその存在を示していない。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=7027
HPVワクチン(ガーダシル)治験での生理食塩水によるデータは存在し、一部は以下のように公開されている。
にも関わらず、製品の添付文書ではアジュバントのデータしか出さずに比較している。それが批判されているわけだが、おわかりだろうか。NATROMもこれを理解していないか、隠している。
ガーダシルの場合、先ほどの治験サイトをみても深刻な有害事象には怪我や流産、早産は含まれていない。
池田としえ氏については詳しく見ていないが、HPVワクチン推進派の医師からデマを流されているとのことだ。
https://twitter.com/toshi2133/status/802739074029133825
素人ゆえに間違った発言もあるかもしれないが、単に事実を指摘すればいいのであって、推進派の医師らのこういう異常行為はワクチンのみならず、医の信頼を崩壊させる。本当の反ワクチン、反医療とはこういう医師らのことだろう。
村中璃子氏についてはすでにさんざん指摘があるように、発言の信頼性がゼロである。
関わらない方がよいであろう。
私が15年働いて、すなわち会社に所属して残ったものは、複数の精神疾患と神経疾患、数種類の薬を飲まないと成り立たない毎日、
最初に病気を発症したのは働いて10年目、まず食事が喉を通らなくなり、呼吸が苦しくなった。睡眠もうまく取れなくなった。
それでも会社に行って働いた。それから全身がだるくなり、身体に力が入らなくなり、力を入れるとこむらかえりするようになった。
不安感が常につきまとい、すぐにテンパるようになった。それでも会社に行った。微熱が半年続いた。
この時点で正常な判断能力は無くなっていたのだと思う。こんな状態なのに会社に行っていた。
実家に帰ることがあり、そこで少し庭仕事を手伝った所、熱中症のような症状が出て内科に行った。
ここでやっと病院にかかる。
微熱は出ていたが病名は不明。神経内科に回される。しかしここでも病名はつかず、なんなら筋肉に針を指して検査しようかと言われる。
そして次は心療内科まあ精神科だ。ここでやっと病名が着く。自律神経失調症。抗うつ剤、抗不安薬をもらい症状は落ち着く。
基本症状は無くなることはなく薬で騙していいる状態。ちょっとしたことで体調は悪化する。
症状は悪化していった。心療内科を転々とし、どんどん薬が増えていった。
薬を減らすと眩暈がして動けなくなった。
職場を変わった。30代で転職、激務だった。1ヶ月で10キロ痩せた。
半年ほど経った頃、背中が痛くてほとんど動けなくなった。後に分かるが脊椎過敏症という病気だった。
それでも会社に行った。
駅で電車を待っている時、涙を流していることがあった。何も考えられなくなっていた。
会社に心療内科に通院していることを言った。自己都合で退社してくれと言われ、強制解雇された。
背中の痛みが解らず、10数件整形外科に行ってレントゲンMRI撮ったが骨に問題は無く原因不明と言われた。
原因不明の痛み専門の整形外科にたどり着き、脊椎過敏症と診断された。
中枢神経に直接作用する強い痛み止めを処方された。
とりあえずは動けるようになった。
会社は辞めた。バカバカしくなった、どうでもよくなった。金は稼げなかった。貯金は全然無い。身体は痛い。
明日は通院日だ。
研修医2年目のペーペーの僕が、プシコ(精神病患者)扱いされてた患者の難病を見抜いたけど患者は次の日に死んじゃったよ、というブログ。
多分本人にはまったく悪気はないんだろうけど、医療者の持つ精神疾患持ちへのナチュラルなスティグマがありありと描写されており、それだけでもきつい。
精神病患者として死んでいくより難病患者として死んでいったほうが良かっただろうって・・・もう唖然呆然。
研修医風情の僕が難病を見抜けちゃった!ローテで神経内科の勉強をすごい頑張ったから僕だからこそALSって見抜けた!他の医者なら神経内科医でないかぎり見抜けなかったね、僕すごい!!というハシャギっぷりも、うんわぁ…。嫌な感じってレベル通り越して人間性を疑うレベル。
難病だったら申請すれば医療費出るしって簡単に言うけどさ、お前は指定難病医療費助成が認定されると具体的に自己負担がいくらになるのか分かってんのか?
臨床調査個人票だってタダじゃねーし、医療費が全額無料になるわけじゃねーし、その医療券の有効期限はたったの1年だぞ?
ていうかALSって日本に1万人も患者がいるし知名度も高いじゃん。
指定難病の中には日本に1〜2人しか患者がいない、名もほとんど知られていない疾患もある。
現在進行形でそういった難病を見逃しているかもしれないことを恐れてほしかった。
それをはしゃいで、感傷に浸って、ナチュラルにプシコだ精神病だの言い放って、どのツラさげて児童精神科も興味ありますとか言うんだろ。
むしろそんな人間が小児科とか児童精神科に進もうとしてることに恐怖を覚えるよ。
最悪な読後感のブログを読んじゃった。
最近、学生さんに、研修病院の選び方について聞かれることが多くなってきました。
多分、普通の人よりもプチ転科してみたこともあったりとかして、色んな施設経験しているのもあってだと思うんですが
同じことをいちいち語るのもめんどくさいし、何回か語っているうちに言いたいこともまとまってきたような気がするのでまとめてみます。
まず大原則として
「できるやつはどこにいったってできるし、できないやつはどこに行ってもダメ」です。
なんか身もふたもないようですが、いわゆる有名研修病院でもダメなやつはホントだめだったし、場末の市中病院でもこれはっていう子はいました。
最初の二年間が姿勢とか方法論とか一番大事な時期だなんていう人はいますけど、僕はそんな姿勢とかなんて生まれてきてから二十歳になるまでできまっちゃってる
で、二年間で学べる事ってすごく少ないことなので、どこにいってもできる子はその環境の中で学び取ることができることを探して、指導医だけじゃなくて
患者さんやコメディカルにいろいろ教えてもらってぐんぐん成長します。
二年間でもうその環境から学ぶことないわーってなるなんてとんでもなく優秀かバカかどっちかだと思います。
医学部には入れている時点で頭はいい子ばっかりなので、あとは自分の研修先の環境について考えて、質問してくるぐらいなのでまぁ、「できるやつ」の方のカテゴリーに
いるんじゃないかと考えると、そういう子に対しては基本的には好きなとこいきなーっていうのが研修病院の選び方としては言えることだと思ってはいます。
上には「どこでも」ってさらっと書きましたが、実は「誰が行ってもあんまり良くない病院」っていうのが数少ないながら存在します。
指導する気とかまったくないんだけど加算取りたいがために臨床研修指定とかとってる病院です。
こういうとこ行くと、完全に放置されるか、いきなり一人前に扱われちゃってやらすだけやらすくせに教えてもらえないなんてことが起こりえます。
そういう病院はたいがい、いわゆる有名臨床研修指定病院じゃないわりに大学とのかかわりがあんまりない私的グループ病院だったりするので
あと、「誰が行ってもたいがいうまくいっちゃう病院」ってのも存在すると思います。
初期臨床研修制度がはじまってだいぶたつので人気研修病院は様々なタイプの研修医がやってきたはずです。
そうするとどんな困ったちゃんに対してもそれなりの免疫と対処法が蓄積されているはずなのでそれなりの扱いをしてくれるでしょう。
あと、そういう病院は同期も多くて自分を客観化したりとか、助けてもらえたりなんてことがたくさんあります。
もちろん多人数ならではの人間関係のめんどくささなんかもあるかとは思うんですが、柔軟な対応が
あたりはずれのない選択枝としておすすめできるものなのかもしれません。
それと、指導医もやっぱり人間なので、すごく些少なこと、たとえばこっぴどく振られた彼女に似てるなんていう極めて理不尽な理由で
あんまり教えてくれないなんてことも出てくるかもしれません。そういったときに指導医が各科複数存在する方が安全なので
大規模な人気研修病院っていうのが一番安心なんじゃないかなと思います。
結局は様々、病院ごとにカラーはあるとは思うのですが、直接指導する中間層の医者なんていつ飛ばされるかわかんない人たちばっかなので
マッチングが決まった段階と働き始めた段階では全く話が違うなんてことはよくある世界です。だから、あんまり前情報とかは
どこに行こうとできる人はそれなりにできるようになることは増やせるはずなのであんまりそこらへんは気にせずに、「おおはずれ」の病院だけ除外して
あとは、住んでみたい土地柄とか、給料とかそんなんで決めていいんじゃないかなーって思うし、少しでも安全パイをとりたければ
がんばって有名研修病院を受験してください、ってことなんじゃないかと思っております。
あ、ちなみに初期研修の先の進路設定については一部を除けば基本的にはどこでもウェルカムな世界なので、自分さえ強く持っていれば
どこの病院からでも希望の医局であったり病院であったり行くことはできると思います。(それなりにコミュ力は必要としますが)
なので、将来的にこの大学でやりたいからその関連病院でしなきゃいけないとかあんまり思わずに決めたらいいと思いますよ。
もちろん、人間関係ってのは財産なので今あるクラブの上下関係とか知り合いとかを活かしたいなら自分の大学とかかわりがあるところでやったほうがいいと思うし
三年後に少しでも楽したいんなら、初期研修を三年後に自分がやりたいところの関連でやって人間関係を築いた方がいいと思います。
でも、初期研修の間にやりたいことって結構変わりますからね。あんまり気にしない方がいいんじゃないかなー。
最後に、こういう質問を僕にぶつける学生さん、僕は神経内科なので神経内科が好きに決まってるので神経内科の仲間になってもらえるようにうまく誘導する答えを発するにきまってます。
とりあえず、私は医療関係者でもなく、書く内容はネットやメディアからの知識だと言う前提で読んでいただけると幸いです。
私自身も顎関節ではありませんが、原因不明の痛みを長く持ってて、今は落ち着いてますが、今思うとひどい鼻炎からくるエラから首にかけての不調から始まったんじゃないかと考えてます。
口腔外科で取り合って貰えないという事。痺れがあるという事は、可能性からして、神経内科(投薬治療が中心かと)、ペインクリニック(主にブロック注射等の治療、投薬もあるかな?)
基本的に整形外科は骨と関節以外にはあまり詳しくない場合が多いので、そこまで期待が持てませんが、筋肉に関する治療を行っている整形外科がありますので、筋筋膜痛症候群に取り組んでる整形外科が近くにあるなら当たって
見るのもよいのかもしれません。根拠はこのあたり→ http://merckmanual.jp/mmpej/sec08/ch097/ch097g.html
口の中で頬を舌を使って凝りが無いか、目から下の顔(特にエラから頬のでっぱりとか口回り)に凝りの有無は自分でも調べられると思います。
筋筋膜痛症候群は鍼灸師の方が得意とされてるという話はありますが、あくまでも医師免許があるわけではないし、私も行ったことがないので何とも言えません。
あと、痛みや痺れは、心因性ストレスとはかなり密接なかかわりがあるので、心因性も考えた方がよいかと思います。
とりあえず、(「慢性疼痛患者に対する統合医療的セルフケアプログラムの構築;厚生労働省科学研究費」http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201325025A )からでている「慢性疼痛患者のセルフケアガイドブック」というのがありますので、検索したらPDFが出てきますので参考にされてください。(載ってるのが鍼灸院だったので、URLを載せるのは遠慮させてもらいました)
お医者さん以外には関係ない話かもしれませんが、今後専門医制度というのが大きくかわるということでお医者さん近辺は大変揉めています。
端的にいうと今まである程度自由に更新されていた、整形、とか皮膚、とか泌尿器といった専門医を更新する際に勤務実績を付け加える、学会出席だけではなくレポートを課すなどして
更新を困難にして、(専門医を維持するのであれば)ある程度制度に基づいた臨床をやっていかないといけなくするということでしょうか。
内科については結構抜本的に話がすすんでおりまして、今まで内科認定医⇒各科(消化器、血液、呼吸器、循環器)専門医で事足りていたものの
今後はまず総合内科専門医なるものに進化してから各科専門医にすすむという形になるということで大変煩雑になります。
煩雑であっても、患者さんの利益になるのであれば一向に構わないと思うのですが、ここに内科専門医ではなく総合内科専門医という名前にしたところに
どこやかのえらい人の方図がすけているような気がしてならないのです。
というのも、現状、日本全国見回してみれば医療格差は確実に進行しています。某地域では当番病院を作って、あるいはその他の地域ではマンパワーがあって、ACS疑い、脳卒中疑いの患者搬送連絡などあろうものなら
あっという間にチームが参集して血管内治療含めてできるだけの方策を施行するでしょう。ただしそんなことできるのは(国土面積でいったら)十数パーセントにも満たない地域でしかありません。
厳然として、住んでる住所、病院との距離、そこの病院の医者がその日たまたま月に一度の休日だったなんでことで受ける医療の質は極めて大きなブレがあり、僕はこの状況については
国民の基本的人権を侵しているとしかいえないのではないかと考えています。
一方で国民の八割以上が都市圏で行えるような「スタンダード」な医療を提供できるようなシステムを構築するなんて医療従事者の確保からしてむりだし無い袖もふれないし予算なんてどうしてもつきません。人口1万人の町で年に四回起こる心筋梗塞と年に二回おこるtPA適応のために、365日体制をスタンバイさせるわけには行かないというのはお分かりいただけると思います。
そういった「居所」による人権の侵害が現実に存在する中で、それを声高に訴えられる前に、偉い人はわれわれ内科医をすべて内科専門医ではなく「総合」内科専門医にしようとし、また基本領域に総合診療科をつくり
そちらに若い医師を誘導するようきわめて複雑な新内科専門医制度を押し付けようとしているのでしょう。
もしあなたの街に総合内科専門医の先生(専門は神経だけどね)みたいな人が赴任したらとりあえずあの人に相談したらいわゆるテレビでやっているような茫漠としたイメージの最先端の医療につなげてもらえるというイメージをおもちではないですか?はっきりいって大きな間違い。です。
やっぱり初療で各科専門医が見た方が明らかに予後は良好と思います。総合診療科がなんとかみていくということと、各科待機のそろった病院の行う医療を比べれば雲泥の差です。
「総合」にはこんな意味がこめられているのでしょう。何かこの田舎で病気しても「総合」なあの人はなんとかしてくれるにちがいない。それ総合なんだと。残念ながらそんなことは期待できないと思います。
そうやって本来の意味での適切な医療が受けられずに亡くなっていく田舎在住の人たち。彼らの適切な医療を受ける権利を守ることは、現状の保険診療では無理だと思うし
気づかれる前に制度を変えてうやむやに何でも見れますなんて無責任なことを広めてなんとかしようなんてのがえらい人の考えなら、そのとばっちりを食らう現場の内科医はもっと反発してもいいのではと思います。
私は、看板として総合診療をかかげて治療することに大いに疑問をもっています。基本的な内科の力量を持った各臓器専門医が病態や社会的背景、かかりつけ具合などをみて、他分野専門医と相談してそのつど適切な医療を提供すればいいと思うのだが。それより、せっかくスペシャリティーを確立して生きていこうと思っているしょっぱなに、総合内科、総合診療と称して地域の医療格差を押し付けられる役割をはたすのはごめんだ。
1日10時間の勉強を半年続けた医学生の増田(http://anond.hatelabo.jp/20160102221820)がホッテントリ入りしてたので一言。
「患者さんで覚える」と言うとなんだか聞こえがいいけど、実際はひたすら過去問を解いているだけの話。
医師国家試験対策用にQuestion Bank、通称QBという過去問集をひたすらやる。外科、内科(神経内科、循環器内科、消化器、呼吸器など細分化されている)、小児科、産婦人科、その他マイナー科など分冊になっていて、積み重ねると4ー50cmのボリューム。
国家試験の問題は、例えば「症例50歳男、主訴腹痛。初診3日前からうんぬん」みたいに症例が提示されたうえで、治療方針や必要な検査などをマルチプルチョイス形式で回答する方式。
増田がいっているのはこの過去問の症例の患者を覚えると言っているだけのこと。
②1週目やりながら、2週目をやる
③3週目、4週目で完全に終わらせる
てのが最初分からなかったが、1周目、2周目の誤変換とすると意味が通じる。国試受験生はQBをひたすらやりつづけるのだけど、受験生同士で「俺3周目だわー」とか会話が交わされることが多い。
1周目は初見の問題ばかりで辛い、2周、3周目となってくると楽になってくるけど、この頃には問題文の冒頭を読んだだけで最後まで読まなくても解答が分かるので逆に意味がない。
さいごに、俺の出身大学では「卒業試験」はなかった。卒業試験があるのは三流以下の私立医大。
毎年、大学別の国家試験の合格者率が発表されてそれが各校の威信に関わるから、三流私立医大ではそもそも国家試験に合格の見込みのない学生は卒業させないと言う方針がとられている。そこでスタックしちゃって人生食いつぶしている医学生も多いのではないかと思う。
なんだか認知症も神経内科が診る時代になって、色々相談されることも多いので一言。
特に、昔は当たり前に街にいた(であろう)痴呆老人が何時の間にか消えてしまった。
どこに行ったかと思うと、身近な家族がいきなり(田舎でほっておいたらいきなりに見える)認知症になったりしてさんざん後始末に苦労して、何とか形にして、ふと明日は我が身なんて思ったりする。
で、実際に施設なんかに行ってみると街から隔離された痴呆老人の山を目にしたりする。
そうじゃなくてもテレビ、雑誌、新聞など高齢者向けのメディアには不安をかきたてる記事が山のように載っている現状、ふとしたきっかけで認知症に対する恐怖を覚えて、どうにかそうならないようにしたいと思うのはしょうがないことだと思う。
でも、ここに落とし穴があるように思えてならない。
一番こういった人にすんなりと受け入れてもらえるのは「これさえ飲んでたら大丈夫ですよ」「これさえ食べてたらならないですよ」という単純な論法。だって楽だし、安心するし信じさえすれば認知症になるまで平穏な日々が続いていく。
ただし厳密にいうとそんな夢の薬なんて存在しない。認知症(特に一番患者の多いアルツハイマー病)に対しては全世界のそれこそびっくりするぐらい賢い人々がしのぎを削ってその治療法を探しているが、効果が認められているのは対症療法に過ぎないいくつかの薬だけである。これでも認知症に対してここ数十年でいろんなことがわかってきたしこれからも少しづつは発展していくとは思うが、実用化なんて今心配している人が100歳すぎてからやっとできるかもしれないといったようなレベルでしかない。
この不安を利用してキノコだの漢方だの売りつける輩が後を絶たないのが現状一番の問題だと思う。もちろん、それを食べることで認知症になってしまうまで安心して生活できるのはとてもいいことなので全く否定してしまうつもりはないが、それが生活の質を下げてしまうまで高価だったりするとまったく本末転倒な状態になってしまう。(そして、往々にしてそういうキノコたちはとっても高い)
もちろんそういったキノコたちがとんでもない効果を発揮することなんて人によってはあるかもしれない。でも、認知症を心配するあまりに少ない可能性にかけて高いお金を払って、夕食の質が落ちるなんてばからしいと思うし、運動とか気軽に安価でできる対策を好きなだけやって貰って、いつかなるかもしれない認知症に対してあんまり肩ひじ張らずに生活していくのがいいんじゃないかなーと思うのである。
果ては生活習慣の改善(自己流)などをすすめてくる輩がいるが、
言う事を聞いてはいけない。
頭痛にはタイプがあり、原因によって効き目がある薬も対応策も違ってくるので、
本気で悩んでいるのであれば「神経内科」か「頭痛外来」がある病院を訪ねるのが一番だ。
健康保険も効くしね。
「頭痛日記」の確認と薬の処方(+投薬による副作用のチェックのための血液検査)だけになるので
「血液検査」や「脳ドック(CT、MRI)」などの精密検査を行うことになる。
怖い病気の前触れの可能性もあるから。頭痛を舐めてはイケナイのだ。
あと、大抵の頭痛は完治することはない。
定期的に起こる痛みとどう付き合っていくかという選択をすることになるので、
高い薬(しかもジェネリック薬がまだ出ていない薬が多い)の処方なこともあり、
どれだけ薬に頼らずに済む生活習慣を維持できるかという感じになっていく。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150805/k10010179491000.html
上記を読んでのもやもやを書き出しとく。
「認知症」というのは基本的に症状名であって、病名ではない。「認知症がある」といったときにその原因となる病気が存在していなければならない(アルツハイマー病とか脳卒中とか)。
なので「アルツハイマー病の薬」はあるが「認知症の薬」というものは存在しない。
日本で認知症を診ているのは主にneurologist(神経内科医)と psychiatrist(精神科医)。ややこしいが神経科というのは本来 neurology の和訳としてつくられた言葉だが、実際には psychiatry とほぼ同じ意味を指している。
この記事に出てくる老年精神医学会というのはほぼ精神科医の集まり。これを出すのであれば神経内科医の集まりである日本神経学会もださなきゃダメだろう。
で、認知症とは何かということだが、
「一度正常に発達した知能が何らかの原因で減退し、そのために社会生活に支障を来す状態」
ということだ。これをみればわかるが正常と異常の境というのはそんなに簡単ではない。誰が診ても正常という人と誰が診ても異常という人はいるが、その中間層は簡単に判断できるものではない。さらに言えば知能は減退しているが、社会生活には支障を来さないという状態(これは軽度認知機能障害と呼ばれる)もあってややこしくなる。
ちなみに社会生活に支障を来すというのは、一つは対処行動がとれるかどうかということ。具体的には「この人を知らん町に放り出しても、ちゃんと周りの状況を判断して家に戻ってこれるか」ということ。こんなん、家族か周りの人間に聞かないとわからんし、ちゃんと線引きできんだろ。一応、CDRとか生活状況を確認するための質問票はあるが、やたらと時間がかかったり、そもそも細かい生活状況を把握している人がいなかったり、ルーチンで全員に行うのは難しい。
次に行く。「正しい病名はせん妄だった」とあるが、「せん妄」というのは症状名なので、基本的には原因というものがある(ただし、原因がよくわからず「年のせい」とせざるをえないものもある)。酒を飲んでせん妄になることもあるし、そもそもアルツハイマー病もせん妄の基礎疾患になる。これを書いた記者が病名と症状名をごちゃごちゃにしているからわかりにくいのだ。あと「病名:せん妄」とする精神科医にもいいたいことはあるがやめとく。
次。アルツハイマー病の誤診例で実際はうつ病だったとあるが、そもそもうつ状態というのはアルツハイマー病の初期症状でもあるだろうが!(ちなみにアパシーといって周囲への無関心、やる気のなさもアルツハイマー病の初期症状としてある)
ある程度症状が進行して画像でもアルツハイマー病に典型的な所見が出てくればともかく、初期の状態でうつ症状のあるアルツハイマー病とうつ病を厳密に鑑別することはできねーよ!結局、最初の時点である程度決め打ちして治療経過をみながら診断を考え直すしかない。「後医は名医」という言葉がこれほどあてはまる分野もないだろう。
最後。認知症の専門医の堀智勝名誉院長って誰かと思えば、脳外科の医者じゃねーか!全く専門家じゃねーよ。この患者さんは、たぶんコリンエステラーゼ阻害剤の副作用がでてて、それをやめたらよくなったというのはそうなんだろう。ただ、本人(もしくは家族)が何かを訴えて最初に病院にかかったんだろ?そちらは結局なんだったんだ?それこそ鬱だったんじゃねーの?単なる健忘症だったってこと?
東京女子医の名誉教授を引っ張ってくるのなら、岩田誠先生を引っ張ってくるべきだろう。この人の方がよっぽどガチの専門家やぞ。
そもそも誤診とか気軽に言ってくれるなよ。誤診というなら正しい診断とは何か?ということが問題になってくるだろ。
この辺は臨床診断と病理診断の違い(最終診断というのは亡くなった後に脳をあけてみるまでわからん!)や、薬の問題、アルツハイマー病以外の認知症を来す疾患の話などいろいろあるが、しんどくなったので終了。