研修医2年目のペーペーの僕が、プシコ(精神病患者)扱いされてた患者の難病を見抜いたけど患者は次の日に死んじゃったよ、というブログ。
多分本人にはまったく悪気はないんだろうけど、医療者の持つ精神疾患持ちへのナチュラルなスティグマがありありと描写されており、それだけでもきつい。
精神病患者として死んでいくより難病患者として死んでいったほうが良かっただろうって・・・もう唖然呆然。
研修医風情の僕が難病を見抜けちゃった!ローテで神経内科の勉強をすごい頑張ったから僕だからこそALSって見抜けた!他の医者なら神経内科医でないかぎり見抜けなかったね、僕すごい!!というハシャギっぷりも、うんわぁ…。嫌な感じってレベル通り越して人間性を疑うレベル。
難病だったら申請すれば医療費出るしって簡単に言うけどさ、お前は指定難病医療費助成が認定されると具体的に自己負担がいくらになるのか分かってんのか?
臨床調査個人票だってタダじゃねーし、医療費が全額無料になるわけじゃねーし、その医療券の有効期限はたったの1年だぞ?
ていうかALSって日本に1万人も患者がいるし知名度も高いじゃん。
指定難病の中には日本に1〜2人しか患者がいない、名もほとんど知られていない疾患もある。
現在進行形でそういった難病を見逃しているかもしれないことを恐れてほしかった。
それをはしゃいで、感傷に浸って、ナチュラルにプシコだ精神病だの言い放って、どのツラさげて児童精神科も興味ありますとか言うんだろ。
むしろそんな人間が小児科とか児童精神科に進もうとしてることに恐怖を覚えるよ。
最悪な読後感のブログを読んじゃった。