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はてなキーワード: 出版とは

2023-12-07

出版の取りやめは表現の自由行使した結果で批判関係ないとか言ってる奴www

誹謗中傷自殺した人間に、自殺自由行使した結果で誹謗中傷関係ないって言うのかな?w

anond:20231206160757

トランス女性100%女性として生きる権利を主張するのは許さない!

差別発言じゃないって免責されてるの現状が不思議で仕方がないんですけど。

100%女性権利は認めず、公共の場女性専用のトイレや浴場等の施設は使えず、スポーツ大会権利も認めない。

80%だけ女性権利がある程度なら生きてていいよ。って内容まんまの発言ヘイトじゃないのに

トランス女性のオペには後から戻りたいという後悔もある、というエピソードヘイト出版中止レベル

女性様の下方互換だけ許すって言説がまかり通ってるのが不思議で仕方ないんだけど。

現代人権って女が決めるだけのガバガバ理念でふざけてるよね。

anond:20231207124437

モンキー・パンチアニメ原作をしているとは出てくるが、原作マンガとして出版されてるわけではないのでは

anond:20231207114029

1、社内で検討した結果出版しないという判断

→出すか出さないか出版社の自由

2、批判をうけて社内で検討した結果出版しないという判断

→事前に検討をしてなかったのかよ&覚悟を決めて世に出せよ

3、批判をうけて社内で検討した結果絶版にするという判断

→事前に検討をしてなかったのかよ

anond:20231207071219

SNS批判殺到出版停止」といった動きはすべて倫理的問題を含んでいる

勝手な前提を置かれても知らんがな

なんだかんだで旧来のメディアの影響力をみんなで支えてるよな

今回の絶版問題もすげー盛り上がってるけどさ。

出版社」とやらがわざわざ出版しないとコンテンツ発信できない時代じゃあるまいし

出版社」が出さねーって言ったところでいつまでそんな多大な影響力を感じなあかんねんってなっちゃう。

それでも、どうやら世の中の皆様方においては

出版社出版を取りやめた」ことは昔と同じように異常事態なようだ。

もう令和だぞ。

普通にWebで発信すりゃよくね?

そうじゃなくても今って電子書籍ならタダみたいな値段で自費出版できんじゃん。

いつまで「出版社」に「権威」を感じてんだろ。

よーわからんわ。

出版が中止になったことを良かったと言っている」時点で

リベラル陣営がどんな理屈を積み上げようが、それは無理。

党派性から擁護しかない。

 

 

我々の発言出版止める力があったわけないやろ! キャンセルカルチャーじないわこんなん!

発言した直後に

それにあの本は内容クソだったんで、キャンセルして当然だったと思います

などとキャンセルカルチャーのものになりだす。

 

どんな本も批判される! 批判の結果出版やめたんだから当然!

と言った同じレス内で

これは欧米での批評がもとで私は読んでないですがと言い出す。

 

KADOKAWA上層部で汚い政治があった!まともな経営判断ではない!

と言い出した次に

汚い政治正義執行したわけですからね、としたり顔

 

 

いや無理なのよ。

どう足掻いても、お前らは、「出版差し止めを喜んでる奴」だ。弾圧管理社会の信奉者だ。差し止め判断擁護ワンチャンできても、お前らの擁護は無理

マジ醜悪

出版間近で出版停止に追い込んで良かったと喜んでる人達

出版停止に追い込むのは文書ではありません、角川の判断で私達のせいじゃないと言ってる方々。

焚書批判してる方々をターフと攻撃してる方々。

よりにもよって文筆業出版弁護士等々一番そういうのに敏感でいなければならない方々が、圧力をかけて出版停止させるのは焚書ではないと主張する意味を考えろよマジで

表現の自由戦士とそれ系政治家表現の自由って言葉使ったら駄目だよ

圧力で本が出版停止に追い込まれても無視だんまり決め込むなら、エロ自由しかないわけで。

ミソジニー系は女に差別だと圧力かけられるって喜んでトランス擁護に突っ込んでるから仕方ないけどさ。

例のトランスジェンダーの本は発禁になってよかったと思う。

いろんな人が発禁なんて独裁だのなんだの言ってるが発禁で良かったと正直思っている。

しか発禁なんて独裁だのなんだの言ってる人の多くはトランスジェンダーの事に詳しくない人が多数を占める

これはどういうことかと言うともし発売された場合

トランスジェンダーに詳しくない人は知識が無いためどこが間違ってるか精査できない(中には調べたがる人もいるだろうけどごく少数だと思う)

トランスヘイターはこの書籍免罪符大義名分として界隈や個人を殴ってくる

トランスジェンダーに詳しい医師当事者やアライは数が少ないために内容を訂正しようにも追いつかない状態になる

他の増田とか見聞きした話だと昔買ってはいけない書籍出版された際の対抗策が『買ってはいけない系を読むな』というタイトル書籍を発行するだったそう

現在ならインターネット反論することも可能だと思うが反ワクチン陰謀論者やトランスヘイターが消えてない以上は難しいかと思う

最悪のケースとして荒れに荒れてそれを見て病んだ当事者自殺してしまった場合

この書籍出版されたのが原因だ!と断定するのはかなり難しいと思うし

大義名分として個人ではなく界隈を殴ってきた場合だと有象無象いるか個人特定することは不可能泣き寝入りしかならない可能性のほうが高い(この場合に事の発端の出版社を相手取って裁判できるかどうかは法律に詳しくないので誰か教えてくれ)

からし蓮根かいわれ大根食中毒があった際に関係ない企業まで風評被害にあってかいわれ大根なんか食中毒とは無関係だったのに倒産はたまた自殺者まで出してしまったので

今回とは経緯も何もかも違うとけどその件も踏まえるとあまりにもリスクが大きすぎると思う

ネットリベラルには失望した。

何の話かと言えば、今回のトランスジェンダー否定書籍?の出版中止騒動である。あれを「表現不自由展」を歓迎していたネットリベラルがこぞって賞賛している点である


自分はどちらかと言えば保守寄りな人間であるネット右翼には辟易とするが、とはいえあんまりリベラルなのも好きではない。「表現の自由」と言ったって程度はあると思う。

線引きがあってもおかしくはない。


とはいえ、「表現の自由」を標榜することの重要性は理解しているし、それを掲げるリベラル的なスタンスは世の中には必要だと思う。「表現不自由点展」というのも、

好きな題材ではなかったが、「まあそういうスタンスがあってこそ、世の中全体でバランス取れるよね」とは思っていた。

原子力発電所だって稼働すべきだと思うが、「原発立地地域に寄りそおう」というスタンス理解できる。甘ったるい理想論だって、時には世の中に必要だ。


なので、今回、「表現の自由を標榜する側」であるリベラル層が、出版中止を拍手喝采して、なんなら必死擁護をしている様を見て、愕然として、失望してしまった。

おまえらの掲げていた「表現の自由」とはそんなに薄っぺらものだったのかと。



前述した通り、「表現の自由」だって限度はあると思っている。例えば、エログロの度合いが度を超えていて、明らかに全年齢に有害作品だったら取り締まるのは分かる。

黒か、限りない黒に近いグレーまではまあ取り締まられてもしょうがない。


でも、件の書籍はそこまで黒に近いグレーだったのだろうか。出版されていないし、原著を読むほど熱意もないが、伝え聞くところによれば、まあ確かに問題のある書籍っぽい。

だが、取材方法問題のある書籍や、ある程度偏った認識に基づいて書かれた書籍なんて、山のように転がっている。なんならちょいちょい山手線電車広告だって掲載されている。

技術的な観点から見れば、件の書籍よりもっと有害で、タチの悪いデマが書かれた書籍だってあるだろう。例えば、明らかにデマだとわかる医療系の話題を扱った書籍悪質性が高いと感じる。

がんの標準治療否定するなんて、人の生死にすら影響するし、残された者すら不幸にする。詐欺に近い形式新興宗教を勧める書籍だって、褒められたものではない。

私達は、直近、問題のある新興宗教が及ぼす社会的な悪影響について目の当たりにしたばかりである


そういった書籍ですら出版中止されないし、出版中止に向けた運動などが特に起きているわけではない。にも関わらず、今回の出版中止騒動である

客観的にみて社会的に悪影響の多い書籍差し置いて、「ネットリベラルの主張と相容れない書籍」が出版中止になり、あまつさえネットリベラルの方々がそれを賞賛したり、擁護しているのをみて、

正直うんざりしてしまった。あなた方の標榜した「表現の自由/不自由」とはそんなに薄っぺらものだったのかと。

自分の主張と相容れようが相容れまいが、表現の自由だけは金科玉条である」という話ではなかったのかと。



もちろんTwitter上を見ていれば、色々な擁護や釈明が書かれている。大筋でまとめると「世の中、どんどん悪影響の多い言説がはびこっている。だからこそこの辺で線を引かなければならないのだ」という主張だと理解した。わからないでもない。でも、その言説の前提には「自分は、世の中にとっての絶対的な良い/悪いを正しく判断できる」という驕りがあるように思う。


自分だって、少し前の段落で「やれこの話題は悪質だ」「ほれこれは悪影響だ」などと批評している。批評自体は悪いことだとは思わない。と同時に自分批評が「絶対的に正しい」とは思わない。

自分は、「世の中で絶対的に正しいのは数学くらいだ」と思っているが、その数学だって、前提を変えれば、それまで成立していた公理が成立しない空間規定することができる。

ましてや、社会的な言説なんてのは、その前提が各自価値観に根ざしているので、絶対的に正しいはずがない。ところ変われば品変わるし、「自分絶対的に正しく価値判断ができる」などとは絶対思えない。

からこそ、多様性やら表現の自由やら、自分以外の価値観を許容することが必要なんだろうな、と常々思っている。



その「表現の自由」というものを、今回、元々標榜していたはずのネットリベラル放棄してしまった、ように思う。

自分たちは正しく善悪判断できる、と信じているのだろう。しかしその態度は、とりもなおさず、元々彼らが大事にしていたはずの多様性や寛容を否定する態度だと、彼は気づいているんだろうか。

気づいているなら傲慢一貫性がないし、気づいていないならただただ浅慮だ



そういうわけで、ネットリベラルには失望した。もう彼らの言うことに耳を傾ける気力はなくなってしまった。

読んでもないのに「差別本が出版されなくてひとまず良かった」なんて

脳みそどこに置いて来てんと思うけど

前世でけんぺーに捕まった人の家焼いてそう

2023-12-06

キャンセルカルチャー」という言葉を使うのをやめてほしい

私はトランスジェンダリズムには大反対だし、トランスジェンダリズム批判書籍が抗議によって発売中止に至った事には怒りを覚えているけれど

からといってそれに対して「キャンセルカルチャー」だの「キャンセルされた」だのと言う言葉を用いている一部フェミニストにも反対している。

だってキャンセルカルチャー」って、#me tooへのバッシングに端を発した、ミソジニストの使うレッテル貼り用語だよ?

立場を利用して性犯罪を繰り返してきた者に対する正当な批判を「キャンセルカルチャー」なんて表現して

さも不当な行為かのように表現してるの。

駄目でしょ、仮にもフェミニストがこんな言葉を使っちゃ。

例の書籍に対する出版差止はまさに言論の内容それに自体に対する抑圧であるし、そもそもその言論内容がトランスジェンダリズムという女性差別に対する対抗言論なので何ら問題のないもの

これまで「キャンセルカルチャー」なるレッテル貼りをされてきた事例とは全然違う。

にも関わらず、行為の内容が曖昧な「キャンセルした」なんて言葉を使うのはどうかと思う

普通に誹謗中傷とか言論弾圧とかって言えばいいじゃん

anond:20231206183259

角川はヘイト本出版しないという方針で、抗議があったので調べたらヘイト本から出版止めますという話じゃなかったか

国家権力の介入やテロ出版できなくなったわけじゃないんだからヘイト本で食ってるどこか別の出版社が出すでしょう。

この騒動無料宣伝できたし。

anond:20231206174416

著者の主張は支離滅裂っぽいけど、

本来トランスジェンダーは、産まれた時から強烈な違和感を持つのに対して、

なぜか思春期になると突然トランスジェンダーだと気づく少女が居るのもまた事実のようなんだよね。

そして性別を変えてから、元に戻したいと言い出す人の相談を受けている日本人弁護士が居るのも事実と。

本は出版しないのが正解のようだけど、問題自体はあるとなるとなかなか難しい問題ですね。。

トランス本の出版中止でTERFがさらに狂ってて楽しい

これ「企業が大した理念覚悟も無しに企画を始めて、抗議されたか簡単に屈した」といういつもの表現の自由騒動の一例に過ぎないんだけど、

TERF(反トランス)が「本の出版すら止めるなんて、やっぱり私たちの敵トランスジェンダーは巨大な権力を持った集団だった」とますます陰謀論を深めていってるのが面白い

トランスジェンダーの性別変更の不妊手術要件違憲とした最高裁判決以来、TERFの中では「トランス裁判所をも支配する闇の権力」扱いされているので、

真っ当に言論や法的な手続きで訴えても勝ち目がないと思い込んで、そのうち物理テロにはしるTERFが出てくるんじゃないかとワクワクしながら見てる。

もしもリベラルフェミニスト権力が与えられたらあの子はどんな顔するだろう?

こうなります


https://www.kadokawa.co.jp/topics/10952/


学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ

来年1月24日の発売を予定しておりました書籍『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇』の刊行を中止いたします。


刊行の告知直後から、多くの方々より本書の内容および刊行の是非について様々なご意見を賜りました。

本書は、ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルキャッチコピーの内容により結果的当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません。


皆様よりいただいたご意見ひとつひとつ真摯に受け止め、編集部としてこのテーマについて知見を積み重ねてまいります

この度の件につきまして、重ねてお詫び申し上げます


2023年12月5日

株式会社KADOKAWA

学芸ノンフィクション編集部


結局、左翼というかリベラルというかフェミニストというか、女性女性に味方するチン騎士権力を与えた結果がこれだよね

今回はLGBT界隈だが彼らがフェミニズム界隈と繋がりが強いのは明白であり、出版前の書籍キャンセルカルチャーという焚書運動が当たり前の様になってしまった

そして表現弾圧に加担した漫画家等の表現者、表現が潰された事を勝ち誇る左翼リベラルフェミニストの者達


もしも彼女ら・彼らに、一般市民を完全に支配出来る権力を与えられたら、どうなるか自ずと理解出来るよね

ディストピアの到来だ

『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇』のレビュー

https://www.psychologytoday.com/intl/blog/checkpoints/202101/review-irreversible-damage-abigail-shrier

翻訳執筆者はステットソン大学心理学教授クリストファー・J・ファーガソン

↓↓↓

2020年に起きた比較マイナーな(トランプ大統領や新型コロナ比較して)炎上ニュースの中に、ジャーナリストアビゲイルシュライアーの『あの子トランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブーム悲劇(Irreversible Damage)』をめぐる論争があった。

本書は、みずからトランス男性として認識するティーンエイジャーの「女子」の急増は、性別違和トランスジェンダリズムが原因ではなく、社会から疎外されたアイデンティティ社会的な影響によって、本来他の精神疾患を持っている少女たちが誤って自分トランスとして認識しているためだと主張している。

この本に自分家族や娘を重ね合わせ、娘たちが直面している現実問題を語っていると考える親もいる。(原注:シュライアー見解を反映し、生物学性別のみを反映することを意図しているため、ここでは「娘(daughters)」という用語使用する。) しかし、多くのトランス活動家たちは、この本をトランスフォビックであり、敵対的であり、より広くトランスの人々にとって有害であるとして非難している。そのため本書への販売反対運動も広まっている。*1

私は最近この本を読んだので、ここに感想を述べておきたい。はじめに言っておくと、これは複雑で微妙問題だと思う。しかし、現代言論は、感情的議論のどちらの側にも、ニュアンスや複雑さを認めることはめったにない。

基本的に以下のふたつの状況は傍から見てほとんど区別がつかないことは、残念ながら確かだ。a)トランスであると自認する青少年を含むほとんどの個人は本当にトランスであり、医学的な移行から恩恵を受けるであろうということ、b)青少年としてトランスであると自認しているが、境界性パーソナリティ障害やその他のパーソナリティ障害自閉症スペクトラム障害など、アイデンティティの混乱を引き起こすような他の精神健康状態にあり、これらの個人医学的な移行からまり恩恵を受けないかもしれない、ということ。

しかし一方で他に2つのことを指摘しておきたい。

第一に、「ジェンダー社会的構築物である」というスローガンシュライアーがその大部分を支持している)に反して、ジェンダーアイデンティティ視床下部存在し、そのようなものとして、ほとんど不変であることが神経生物学証拠から判明している。端的に言えば、トランスジェンダーは、ある性別身体を持ちながら、別の性別の脳を持っているということだ。そのような個人は、尊敬と思いやりに値し、嫌がらせいじめから解放されるべきであり、自分の好む代名詞名前尊重されるべきであり、恋愛結婚子供を持つこと、養子をとることも自由であるべきなのだ

同時に、境界性パーソナリティ障害は、多重人格障害解離性同一性障害)や双極性障害など、他の有名な精神疾患と併発したり、誤診されたりすることが多いという証拠もある。したがって、トランスであると自認する人の一部(すべて、あるいは大多数ではないことは確かだが)が、アイデンティティの混乱というより広範な問題を抱えている懸念もあるにはある。

本書を読んでいて、私はいくらか批判的にならざるを得ない点があった。その主なものは、シュライアー科学への関心が、時として表面的であるという懸念であった。もちろん、これは本書に限ったことではないが、このようなセンセーショナルトピックでは、科学議論のいくつかにもっと精妙な検証要求される。シュライアーは、この分野の学者たちのデータ意見掲載し、リサ・リットマンの「急速発症性別違和」*2と呼ばれる物議を醸した研究過去にはこの研究自体議論対象となったが、研究の是非はともかく、科学的には嘆かわしいものであった)など、重要な(しかし是非の多い)研究をいくつか取り上げている。

ジェンダーアイデンティティ生物学的なものに基づいているという考えを、それを示唆する証拠豊富にあるにもかかわらず、シュライアーが平気で否定するのには呆れた。ある時、シュライアーはこう書いている。「XX染色体刻印された女の子の脳が男の子の体に宿るというのは、生物学的にナンセンスだ」。染色体とは関係なく、子宮内でのアンドロゲン暴露視床下部の発達に影響を与え、性自認に影響を与える可能性はある。そのことを理解していないこの見解に、私は顔面蒼白になった。

もちろん、この見解シュライアー創作とは言い難く、第二波フェミニズムにまでさかのぼる〈ジェンダークリティカル〉なフェミニスト一般的に、この非常に論争的な議論においてトランス活動家対立する側)を反映している。実際、この論争で興味深いことのひとつは、伝統的な右派左派対立というのではなく、左派標榜する2つのグループの間の感情的蔑視がしばしば反映されていることだ。

シュライアーはまた、インターネット時間を費やしすぎることが少女たちにトランスであるという認識を抱かせる原因になっている、という考え方に奇妙なほど執着している。彼女は、ソーシャルメディア精神衛生にどのような影響を与えるかについて、ジャン・マリー・トゥエンジ*3の研究を引き合いに出すが、トゥエンジの主張の多くがかなり徹底的に否定されていることを読者に知らせない。彼女がこの種のモラルパニックにしばしば戻るのは気が散るし、急速に発症する性別違和という概念自体モラルパニックなのではないかと思わせられた。

とはいえ彼女論文を完全に否定する気にはなれない。実際のところ、トランスであると自認する女子割合が本当に増えているのか、あるいは増えていないのかについて、きちんとしたデータ存在しないようだ。私の交友関係でも、伝聞的に、このようなことを耳にする機会が少しずつ増えてきているが、伝聞は証拠ではないし、もっと確かなデータ必要されている。

境界性パーソナリティ障害に加えて、性別違和自閉症スペクトラム思春期女の子に多いという研究がある。この意味で、青少年公言する性自認を、それ以上の診断的評価なしに医学的移行への動きとして受け入れるという肯定的アプローチには、明らかなリスクがある。これが、医学的移行に対するこのアプローチ懐疑的最近英国裁判所判決の背景にある理由のようである

私たちは、どのような青少年医療移行への迅速な移行から最も恩恵を受けるか、またどのような青少年がさまざまな介入からより多くの恩恵を受けるかについて、より良いデータ必要である。いずれも、トランスジェンダー権利福祉、そして彼らに課せられた敬意を損なう必要はない。学者には、急速に発症する性別違和実在するかどうかを研究する余地必要である。私は、査読科学再現性と訂正がこの問題を解明すると確信しているが、ツイッターの怒りに応じる形での科学検閲問題を混乱させるだけだろう。

結論として、ここには検討すべき有効アイデアがいくつかあると思う。しかし、特にアイデンティティポリティクスが激化している時代には、データの複雑さや困難な状況のニュアンス考慮する意欲と、より多くの情報必要であることを認める知的謙虚さを持った、より多くのデータに基づいた研究必要である

私は本書のどのような部分が論議を巻き起こしているか理解するためだけなく。本書に反対する立場から検閲しようと努力する向きにも一読を薦めたい。しかし、科学について慎重かつ忠実な本を期待していたのであれば、この本がそうでないことは確かであり、その点で、本書がトランスコミュニティで集めた否定的な反応はまったく理解できる。将来、質の高い、事前登録された、オープンサイエンスインターネット検閲努力から解放された科学的な取り組みが行われ、この複雑な問題をより明確に理解できるようになることを願うばかりだ。

*1……本書に対する販売反対運動が巻き起こったのは日本だけではない。

Amazonは同書のジェンダーの取り扱いに対するスタンスへの懸念から有料広告キャンペーンを打ち切ったものの、販売自体は行ったため、ヘイトに反対する従業員グループから販売中止の要請を受けた。結局Amazon社は「Amazonコンテンツポリシーには違反していない」として、販売継続し、その態度に失望した一部従業員Amazonを辞めた。

また、大手量販店ターゲットではやはり論争を受けてオンラインでの販売を中止したが、翌日に再開し、三ヶ月後に再度中止した。

ここで興味深いのは、販売反対運動出版社に対してではなく、販売プラットフォームに対してなされたことだ。日本でもヘイト本を扱っている書店に対する苦言などはたまに見られるが、反対活動によって販路を閉ざし実質上の販売中止させようという動きはあまりない。アメリカではAmazon書籍販売について(日本より普及している電子版を含め)かなり独占的な勢力を占めていることなども関係しているように思われる。カナダでは図書館に対しても貸出の中止を求める請願が出されたという。

ちなみに出版であるRegnery Publishingは保守系の老舗で、過去にはインテリジェント・デザイン説を擁護する書籍などを出し、そのたびに批判を受けてきた。『あの子トランスジェンダーになった』で「エモやアニメ無神論共産主義ゲイ」などが批判的な文脈で持ち出されるのもこうした文脈に沿っている。

*2……本書がサポートしている rapid-onset gender dysphoria (ROGD、急速発症性別違和)はリサ・リットマンによって2018年提唱された概念であるが、臨床的・科学的な証拠が不十分であるとして医学的診断としては認められていない。

*3……アメリカ心理学者。2017年に iGen という本で若年世代ナルシシズムインターネット関係を書いた。が、同書は多くの批判を受けた。

出版中止されたトランスの本についてのメモ

日本語情報だけだと、医学的なトピックを扱った中立的な本に思える。

のだが…どうも政治的思想以外の部分に問題があるっぽい。

  

まず医学系のメディア専門家から、内容の科学的な不正確さがかなり批判されている。

それもそのはずで、著者のアビゲイルシュリアー氏はウォールストリートジャーナルジャーナリスト

法務博士号哲学学士を持っているが、科学的な専門知識はあるといえない。

この本もウォールストリートジャーナル流で書かれているらしく、論文研究の代わりに新聞記事インタビューが多く引用されているらしい。

  

そしてこの本は、リサリットマン氏が提唱した「急速発症性別違和(ROGD)」という概念に基づいて書かれている。

ROGDは、医学的診断と認められていないし科学的な根拠に基づいてないと批判されているものだ。

色々問題が指摘されているが、その内のひとつ研究調査対象

なんと調査対象は反トランスウェブサイトに集まる保護者たち。いやそりゃ否定的な結果になるだろ。

  

あと海外では好評だ。という意見を見たのでアマゾンのレビューを見てみた。

しかアマゾンのレビューは圧倒的高評価で6967件のレビューのうち、なんと88%が☆5だった。超好評。

津田大介の知ってるKADOKAWAの内情ってなにかな?

津田大介

KADOKAWA がX上で騒然となった書籍の発売を中止に(書名はあえて書きません)。発売前の書籍について著者とテーマ問題視して発売中止に追い込むことの是非はもっと議論されるべきとも思うけど、個別ケースの話としては、この迅速な中止判断がある種の答えを出してるのだろうなと思うし、キャンセルカルチャーの話とは切り離して考えた方がいいかなとも思いますね。

曖昧な書き方になっているのは、風の噂で内情が伝わってきているからです……)

出版業界でいえば「よほどのこと」が起きなければ、ここまで完成してる本を発売中止にするなんてありえないわけで、その「よほどのこと」が何なのかはプレスリリースからは読み取れない。これだと「圧力」があったみたいな陰謀論が加速するし(中止してもこのやり方では、結果として差別扇動は加速する)、そもそも問題だったSNSマーケのあり方への反省もない。ガバナンスめちゃくちゃで、版元として何重にもやらかしていると思いますね。

https://x.com/tsuda/status/1732033220366241799?s=46

 

 

 

 

これなに?

擁護に走るのはまあ派閥発言でわかるとして、伝え聞いてるってなんだろな?

例えば、左派は外部の圧力ではなくKADOKAWA内部にいて、内容を改変してたか拒否くらったとか?

anond:20231206141033

ゲーム歴史だかなんだかも出版すべきだし

ゲーム歴史は、史実に基づかない著者の妄想からNGって話しでしょ。

KADOKAWA のは、事実ありのままに書くと傷つく人がいる。差別だって騒がれて発禁になったんだから

事実を書けないことが大問題

anond:20231206101614

対岸の火事にすぎないことを「おまえらやす」って書名で出版したらそりゃ反発食らいまくって死ぬわな 

炎上商法ギリギリねらって死んだんだろ

anond:20231206131107

出版中止と反AI表現規制勢力サンプルとして提示しただけで、別に魚拓取るほど変でもなくない?

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