はてなキーワード: 世間体とは
資産形成だとか投資だとかが騒がれている昨今、節約系のyoutuberだとかニュースサイトをよく目にするようになった。
人気なコンテンツなんだろうと思う。
そこにはアドバイス的なことも書かれているんだけど、なんだかモヤモヤする。
的外れではないのだが、核心を突いていないというか。
読んでもらう/見てもらうためのコンテンツだから仕方ないといえば仕方ないのだが。
という訳で、自分が思う本当の節約テクみたいなことを書いていこうと思う。
読み手の感情は無視する。エンタメのためのコンテンツではなく、俺の自己顕示欲によるものだから。
まずは自己紹介。
・地方の中堅メーカーに勤める技術者。男性。院卒で新卒で入社して現在5年目。年は29歳。
・年収推移は一年目から、300万→550万→600万→700万→750万(予想)
・貯金を始めたのは2年目から。それまでの貯金は奨学金の返済に充てていたから。
・投資は米国・全世界のインデックス投資が中心。遊びで日本・米国の個別株、新興国のインデックスファンドを購入している。
・「貯金1000万」というのは株/投資信託の含み益は含まない。あくまで自分の入金額・利益確定額をベースとしている。
ちなみに含み益を含めた総資産は1300万くらい。
それと結婚を機に親から結構な額のお金を貰ったが、それは含まない。なんとなくフェアじゃないから。
〇世間体に流されるな
個人的には重要。俺は車は持たず、駅近のアパートに住んでいる。
だが、俺が住んでいる地域は「車が必須」とされているし、ほとんどの人が車を持っている。
だから通勤にマスト、という訳でもないのに、車を持っている人が大勢いる。
子育てに必要だから、というのであればわかる。自分も子供ができて必要になってから買おうと思っている。
俺はこの、多くの人が車を持っているという理由が未だによくわからない。結局同調圧力のようなものに脳死で従った結果なんじゃないかと思っている。
車、家、結婚、保険、子供部屋おじさん、ゴルフ、酒。常識だとか、世間の風潮には流され過ぎない方が良い。
だが、同時に同調圧力の存在はしっかりと認知しておくべき。あまりにも乖離があると幸せを逃す。
結局これ。俺は世間一般から見ても年収が高い部類に入る。だから数年で貯金1000万を達成した。
でも、東京エレクトロンとかファナック、キーエンスに入社した友達には絶対勝てない。
ついでに言うと子供部屋おじさんにも絶対勝てないし、嫁がクソ稼いでいる奴にも勝てない。
youtuberとか節約系メディアがよく発信している節約テクニックとして、「家計簿を付けろ」とか、「固定費を見直せ」とかいろいろ聞くが、「稼げ」がすっぽ抜けているケースが多い。
真実だろう。どのメディアも言わないけど、稼ぐことは資産形成の上では一番正しい行為だ。次点で節約なんじゃないか。
俺はこの部分がコンテンツビジネスを作ってる奴が聴衆を一番騙している部分だと個人的には思ってる。
奴らは節約を頑張った人間ではない。節約を頑張ったことにして情弱にコンテンツを提供して、その上で収益を得ている。
はっきり言えばいいのに。「お前らに好かれるコンテンツを提供して金を得ている」って。
〇金が金を作る
奨学金を完済し、生活防衛資金がある程度貯まってから、俺の資産形成は加速した。
会社がやってる持ち株会を上限額に設定した、奨励金分の利益を満額取り込むことができた。
明治安田生命の「じぶんの積み立て」を始めた。ノーリスクで生命保険料控除を満額受けることができた。
毎月15万の投資を始めた。クレカ投資、楽天キャッシュのポイントは満額貰えるようになった。
JRが始めた銀行に口座を開設した。資産をここに移すだけで、新幹線4割引券を毎年ゲットできるようになったっぽい。
これらは金があるからできるのだ。投資のようにリスクを負うようなものではなくても、現金をただ動かすだけで稼げるお金もあるということなのだ。
金が金を作る、というのは身も蓋もないけど真実。まずは金を稼げ。
以上。
もし金が欲しいなら、働け。もしくは金に働かせろ。
なんか、山月記の感想で多いのは、偉い悪人に頭を下げる公務員職が嫌だからって安易に辞するべきではない、みたいなのが多すぎるんだけど、
でも、公務員やってて、俺は汚職に関わるぐらいなら仕事辞めるから、みたいな人は、そもそもその仕事向いてないわけでしょ?
どんな仕事でも表に出せない裏側があるのは分かるけど、それを飲むのも仕事の適正なわけで、李徴はまあ潔癖だったんだろうけど、向いてないことには変わりないよね
ビッグモーターの社員だったとして、街路樹の切断を担当させられても、それをそつなく実行できる人がビッグモーターの社員に向いてるんであって、
俺、法に背くぐらいなら仕事辞めるわ、という人は仕事無理に続けてもつらいだけでしょ
でも、そんな社会に嫌気がして、詩で生きると決めた割に、人虎という中途半端な姿になってしまうということは、まだ虎になりきれていないということ
もう元の公務員に戻ることはできないのだから、残る道はただひとつで、それは徹底して人を捨てて、虎になるということだと思う
仕事を捨て、世間体を捨て、家族を捨て、世を捨て、詩だけに狂う、狂人になれということだと思う
逆に言うならば、究極の詩を作るためには、詩を作るマシーンというか、人生全てを詩に捧げる狂人になるしかないということだと思う
悲しいかな、これがなろう系とかであれば、人虎になった李徴は悪い役人をやっつけて、地方領主にまつりあげられたり、
そのうえ詩人として成功したり、モテたり、異世界ハーレムだったりするのだろうけど、
夫婦だし子供くらい作ってないと世間体が立たないよねという事で作っただけのかわいくもないガキを
毎日毎日40日間も朝から晩まで面倒見続ける地獄の行が始まる。
共働きなら尚更で恋愛感情みたいなシミッタレた理想は男も女も全部オナニーと趣味で解消しろ。
キスやセックス出来る相手ではなく、家族としてその人と同じ屋根の下で暮らすことが許容できるか否かで考える。
これからお互いが病気になったり、親を看取ったり、子を育てていく時に協力していく相手だ。
その人と家族になれるか?この一点に尽きる。
だから全く恋愛対象ではなくとも、仕事でも学校でも趣味でも何でもいいから腐れ縁で何年も付き合いがある異性と結婚するのが一番いい。
理由は単純で相手の良い所も嫌な所も経済力もお互いほとんど知っているから。
世間体があるから言わないだけで、本当はセックスレスになってからの方が上手くいってる夫婦は沢山いる。
夫婦の寝室が別々で、子供が小さいうちは交代で子どもと寝るような家庭はすごく夫婦仲がいい。
どうせずっと1人でいてもオナニーばかりしている生活を繰り返すだけなんだから、複数人で過ごしたほうが絶対いい。
うちはセックスレス”だった”
私(夫)が拒否られる側
妻の事は愛しているし、愛されたい。受け入れてもらいたい
好きな相手に受け入れられる心地よさはこの上ない悦びと充足感を感じる
しかし、妻は行為そのものに嫌悪感を持っていて、付き合ってそういう関係に進むときにはっきり言われた
世間体があるから子供は欲しいけど、それ以外は行為をしたくない、と
それでも、その部分以外は本当に素晴らしい女性で、夫婦として年数を重ねてもその思いは変わらず、愛情と感謝は深まるばかりだった
わかっていたはずだけど、愛情が深まるにつれ、抱きたいという気持ちが強くなる
世にある様々な”セックスレス解消”の指南を試しても本人の意志は固く、妻が出した答えが「その部分はお店とかで外注していいよ、病気さえ気を付ければ」
私は葛藤した
ここまで妻に言わせてしまった事、そしてここまで言われてしまった事
この先の人生、目の前の素晴らしい愛する女性に受け入れられずに生きていくのか
自分は満たされないまま生きていくのか
悩んだ挙句にお店にいきました
ただし、恐ろしく満たされない
包み隠さず言うと、勃起しない
かなり自分でも頑張って、相手にも助力してもらって何とか至ったが、前述のとおり満たされない
一方で、不思議と罪悪感は無かった
特に店員さんに傾倒する気は起きないし、妻への思いは変わらないし、完全に割り切ることはできた
結局、今は自分の小遣いの範疇で年2,3度、お店にお世話になっている
今でも完全には満たされないし、なんなら至らないこともあるが、それでも「全く満たされない」から「完全には満たされない」くらいの変化と「また小遣いが貯まったら行ってみようか」くらいの心変わりはある
妻との関係も変化はなかったし
で終われば良かったんだが、実は妻が数か月前に病気で息を引き取った
もう、妻はいない
この先、お店には行くだろうけれど、心が完全に満たされるセックスはもう私の人生には存在しないだろう
長文ゴメン
旦那さんがそうかは分からないしそうだとも言わないが発達障害は気に入ったものを一定期間食べ続ける傾向にある
ステーキ出すのが嫌だと思う理由を自己分析することを提案したい
→健康に影響は出てる?
一時のブームに過ぎないので影響がないならそのまま続けても良いと思う
例えば赤ん坊って偏食だと心配だしバランスよく食べさせたいと思う気持ちも分かる
でも別に偏食でもいいんだ。育つから。大事なのは何を食べるかではなく食事が出来るということ
→いつも家庭を回してくれてありがとう。あなたのおかげで生活できる
お金を受け取った後、内訳は共有している?今月の食費はXX万円、雑費がYY万円という具合
使いすぎていれば「なんでそんなにお金がかかってるの?」となりメニューや日数に交渉の余地が出来る
→それは世間体だ
それ以外の人の目は気にする必要ない
気になるのであればそれは外の目を言い訳に使ってるということだ
本心を見つめてみてほしい
・夫の決めた献立に私が口を挟むと「もういい、もういい」という感じでまともに取り合ってくれずに怒る
・多分、食事に関しても「あいつに美味いものを食べさせてあげよう、一緒に食べよう」という気持ちでやってくれているんだと思う
→「ステーキばかりはちょっと…」ではなく増田が食べたいものをアピールするのはどうか
「私今日は蒸し野菜のおろしポン酢が食べたい」と言えば『旦那さんが増田の望むものを食べさせる』という大義名分は出来る
(夫と一緒に)私が食べたいもので良いのだ
もしこれでも増田が″普通の″食事を望むなら修羅の道となると思った方がいい
増田が普通の家の食事を旦那に求める時、旦那の視点を増田に置き換えると「週4ステーキを求められてる」心境だ
辛くないか?それなら食べたいものを食べるようにしたいと思わないか?
(追記)
そう。なぜ元増田夫が発達障害の傾向にあるかもしれないと気付いたかというと増田は発達障害、正確には自閉症スペクトラムなのである
アスペに発言を慎むように言う増田がいるけれどアスペの私と推定定型発達であるあなたとでこの場で有用な発言をしたのはどちらか、第3者には分かってもらえると思う
低◯歴の学歴コンプって自分を肯定しようと必死よなwwwwwwwww
学歴社会で恥さらして生きてるわけで現実では高学歴が平均年収も世間体も研究もモテ度も圧倒的に上なことを認められないガ◯ジwwwwwwwwwwww
とにかく言ってる事がめちゃくちゃで、ただただ精神が磨耗する。
・言ったことを忘れる
嫁は細かいことが気になるタイプで、すぐキレる。なので気をつけていて、次は同じことしないようにと思うと、今度は別の理由でキレてくる。「前にこう言われたから」と説明しても「そんなの知らない!」と言われる。とにかく八つ当たりしたいだけのようで、前に言ったことなんて覚えてないらしい。
掃除が嫌いだけど、汚いのはイヤらしい。
なので片づけろと人には言うんだけど、自分のものはあちこちに散らかっていて、その事を言うと「私は忙しい!」と言う。夜な夜なスマホいじりながらドラマ見てるけど。
・私が一番大変だ、とちょいちょい言ってくる
お前がパートに行ってる間、在宅の俺が家の仕事もしてるし、子供の送迎もしてる。別に俺が一番とはいわないけど、少なくとも文句を言われるいわれはない。たまに出勤すると「家のことやっておいてあげたよ」とか言うのも腹がたつ。俺は毎日それをやってるんだ。
男女ともに世間体を気にしてることにすんなよ
特に今は亡き「H部」は主に10代を対象にしたアプリで、まさに入れ食いだった
当時とある自治体は淫行条例が無かったので、そこに住んでる子か、はたまた周辺自治体の子を連れてくれば、13歳以上なら法に触れなかった
私は当該自治体に部屋を借りて、毎週末、本当に週替わりに女の子を部屋に呼んだ
来る方も来る方だが、買い物して、ご飯食べさせて、部屋に来れば9割はヤレた
そりゃ一回り以上年上のゴツい男に迫られたら、どうにもならんだろう
法が変わり、量刑も重くなり、毎日のように未成年の淫行がニュースに報じられるようになった理由は、女の子の意識の変化が一番だろう
それは学校でのネットリテラシー教育や、不審者(ネットやアプリのロクでもないやつ)への周知徹底が理由と思ってる
自ら望まない限り、そういう輩に出会わないし、不幸にして出会っても、悪い奴だから親に言える
「わたくしもね気付いたことがあるの。結婚って楽しくないわ。」
「そんなのおかしいよ!綺麗な奥さんがいて!可愛い子どもがいて!家でいっぱい笑顔を浴びて!それがどれだけ幸せなことかわかってる?」
「そんなことない。慣れていけばきっと楽しくなってく。だって結婚って家族とともに人生を歩めるんだよ!こんな素敵な人生ないよ!!」
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30歳、最近周りがどんどん結婚したり、子どもを授かったりしていく。
独身でいる友人は、自分のことを「異常独身男性」などと自虐したりしている。
そういう人に、友人に、いつも言いたくて言えない言葉を吐き出す。
周りが結婚したとか子どもが生まれたとか、そんなのどうだっていい。お前は結婚したいのか?結婚したい相手でもいるのか?今の人生にいったい何の不満がある?
他人と比較するな、今の自分の人生を精一杯楽しんでくれ。世間体を気にして適当に結婚して、子どもをもち、結果人生が絶望と孤独でいっぱいになってる俺が、心の底から伝えたい。君が本当に欲しいものは、こんなものなのか?
お願いだから結婚なんてしないでくれ。ずっと一緒に俺と子どものまま遊ぼうよ。大人として働こうよ。好きなことを求めて世の中にいっぱいお金を落とそう。そうやって社会と関わればいいじゃん。家族なんていらないよ。いらねえよ。いる人だけが求めればいいじゃん。そんなの。
https://youtu.be/IyPTkl6opBo?feature=shared
トラペジウムはいいぞ
職場て色々と人の入れ替わりなどがあり、もう半年くらい、ずっとストレスを抱えてる。とんでもなく胸が重く、会社に行きたくない。最近、もう疲れているのか寝ても寝ても眠くてたまらない。
起きればいつも仕事のことを考えている。別に考えたところで何かが変わるわけでもないのに。ただ辛いと感じるだけの思考回路がループする。脳がつかれているのを感じる。
周りの人間から馬鹿にされているような、面倒な仕事を全て押し付けられそうな、そんな不安が消えず、ずっと不安と焦りを感じている。でも考えているだけで何もしない。なおさらストレス。
仕事辞めたいが、やめたからといってしたいこともない。田舎なので世間体もあるしかといって引っ越すのも難しい。我慢しかないのか。我慢したらしたで、我慢の結果として自分が壊れてしまうんじゃないかという不安でまたストレスを感じてしまう。
つい最近父型の祖母が死んだ。子供のころから耳を患っており、音声を介した会話はできず、意思疎通には文字または手話が必要な人だった。
障碍を持っているがゆえに教育機会にも恵まれず、文字コミュニケーションをしても知能の遅れが感じられた。
子をなすことと家事・育児が彼女の成人後の人生の全てだった。彼女にとっては通常の人間が行う様々な所作が重労働であっただろうことは想像に難くない。
彼女は常人に追いつくための努力をしてそれらをこなしていた。そんな、尊敬に値する女性だった。
障碍をもつ祖母を娶った祖父はどのような人間かというと、田舎で運搬を行う低収入の肉体労働従事者であったらしい。彼らは出会い、4人の子を成した。そして祖父は4人目の子が15歳の時に事故で死んだとのことである。
そのなかの3番目の子が私の父であった。父の話によれば、彼が17歳の頃に祖父がトラック事故を起こしたらしい。即死ではなく、大腿部の切断を行った。
治療はうまくいかず。普段は見せないような痛みに耐えきれぬ泣き顔を時折見せては、子供らが見守る中息を引き取ったという。
祖父の存命の時から家庭は貧困状態にあった。学も財産もない人間が4人も子を成したら、それは大変であったろう。
貧しい家庭では教育よりも労働が優先された。長兄には教育が必要とのことで高校教育を受けさせたが、次男・三男坊に教育の猶予はなく中学卒業後肉体労働を課せられ日本全国方々に散った。末子は祖父の保険金で地元の高校に通うことができたという。
父は中学卒業後、身寄りのない関西に送られ、その後中部各地を転々とすることになったとのことだが詳しくは聞いていない。彼も、話さない。
長兄は家を継ぎ母と住み続け、その後末子は高卒だけあってよい企業の工場に勤め先が決まり家を出た。このあたりで次男は消息不明になったという。女性関係とのことだが詳しくは聞いていない。今や生死もわからない。
ところで母方の祖父母の話に移ろう。彼らは一般的な農家の生まれであり、裕福でも貧乏でもない育ちの人間であったが、どちらも体が弱かったため将来的に介護が必要となることが懸念されていた。両家余り物を押し付ける形で成立した婚姻であった。
そこで生まれたのが母である。母には個人としての意思は認められていなかった。なぜならば生まれながらの介護要員だからである。
その数年後、弟もできたようだが幼くして死んだ。弟が死に益々気力・体力を失った祖父母は母に未来の介護を切望するようになった。そのような母が他家に嫁ぐことなど許されない。
そこで紹介所を介して婿養子として選ばれたのが長子でもなく自身の家庭を築くほどの経済力も持たない、立場の弱い男である父であった。
母は歪んだ人間である。なぜなら介護が人生の全てであるから。人生に選択肢はなく、子供のころから祖父母の介護のために存在していた。友人関係も希薄に「されて」いた。
そのような都合のいい子しか知らない祖父母が父を婿養子として迎えたわけである。父の人間としての尊厳は最初からなかった。結婚の翌年私が生まれ、翌々年弟が生まれた。
時はすでに平成になっていた。世間体とは大変ありがたいもので、親戚づきあいを浅く保っている拡大家族においては昭和時代のようなあからさまな家庭内暴力は起こらなかった。
母の歪んだ奉仕心は、幸いにも夫や子にも向いていたため私はきちんとした公教育をうけることができていた。塾や習い事、玩具などへの投資は殆どなかったものの、私や弟も義務教育を周りの子供と同水準で享受することができた。制服も入学時に新調してもらえ、修学旅行も参加できたため、最貧層の子供よりは大変良くしてもらえた。父は祖父母から金銭を奪われ、労働のみを人生としていた。生活費との名目で稼ぎを家計に吸い取られていたようだ。
そんな時、父方の長兄が死んだ。事故死だった。未婚であり嫁子供はいないものの、その頃には父方の祖母は衰弱しており、介護を必要としていた。
そんな機会に自身の生活に限界を感じていた父は、なんと仕事をやめて離れた実家に帰ってしまったのである。
...
そこから家庭を顧みない介護生活編が延々と続き、父方の祖母は父の労働リソースを奪いつつ丁寧に介護されて穏やかに死んでいき、一方で父親が消えて崩壊した家庭が残ったのだが、書き疲れてしまった。
弱者男性が世間体のために女性と結婚して子供をもうけましたが、正直言って妻子を愛せません。
毎日、仕事から帰ると、心の中にわだかまる苛立ちと嫌悪感が増すばかりだ。
むしろ、会社の方がまだマシだ。機械と向き合っている方が、無意味な感情に振り回されることがないからだ。
プロジェクトが成功すれば評価されるかもしれないという希望も、家庭に戻るたびに打ち砕かれる。
妻はいつも不機嫌で、子供の泣き声が響くリビングには、逃げ場などない。
俺はただ、無気力にソファに沈み込み、深いため息をつくしかなかった。
機械の設定ミスで生産ラインが一時停止し、上司から厳しい叱責を受けた。
その夜、家に帰ると、さらに追い打ちをかけるように妻が待ち構えていた。
「また遅いの?家庭を顧みないで、自分のことばかり」と妻の言葉が鋭く刺さる。
俺は何も言い返せず、ただうつむいていた。
心の中では「こんな生活から抜け出したい」との思いが渦巻いていたが、どうすることもできなかった。
妻は愚痴をこぼし続け、子供はそんな環境の中で育ち、次第に反抗的になっていった。
俺の心はますます閉ざされ、感情のないロボットのように毎日を過ごしていた。
仕事も家庭も、どこにも安らぎはなかった。
プロジェクトのプレッシャーは増すばかりで、同僚たちの視線も冷たく感じられる。
上司からの叱責は日常茶飯事となり、俺の評価は地に落ちていた。
家庭に戻ると、さらに追い打ちをかけるように妻の怒声と子供の泣き声が待っている。
周囲の目が気になり、逃げ場がない現実に押しつぶされそうだった。
ある夜、耐えきれず家を飛び出した。
行き場もなく、ただただ街をさまよった。
「こんな人生、意味があるのか?」と自問自答しても、答えは見つからなかった。
「どこ行ってたの?」と責めるような声が耳に突き刺さる。
俺は何も答えず、そのままベッドに倒れ込んだ。
眠れない夜が続く。夢も希望もなく、ただ日々をやり過ごすだけの生活。
プロジェクトも失敗に終わり、上司からの評価はますます下がった。
同僚たちも俺を避けるようになり、孤立感が深まるばかりだった。
ある日、ついに限界が来た。上司に呼び出され、厳しく叱責された後、俺はぼんやりと机に向かっていた。
ふと、視線を上げると、周囲の同僚たちが冷ややかな目でこちらを見ているのに気付いた。
心が折れる音が聞こえた気がした。
帰宅しても、いつものように妻の怒声と子供の泣き声が待っていた。
何もかもが嫌になり、無言で家を飛び出した。向かった先は、誰もいない公園のベンチだった。
静寂の中で、自分の無力さを痛感し、涙がこぼれ落ちた。
このままでは何も変わらない。だが、変える力もない。
家庭も仕事も、どこにも安らぎはなく、ただひたすらに辛い現実が続いていくだけだった。
俺は目を閉じ、静かにため息をついた。
そんな日々を、ただ耐え忍ぶしかないのだろう。