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2024-02-09

ゼロから1分でわかる『セクシー田中さん騒動と、小学館お気持ち表明

今までの経緯のふりかえりと、今回何が起きたかお伝えしますね。

この記事目的は以下の2点です。



ゼロから1分でわかる『セクシー田中さん騒動のふりかえり

まずは何が起きたか振り返ろう。

ソースがない、との指摘がありますが、「本人の証言レベル」ですがありますよ。事実ベースです。後で貼っておく。

原作者はドラマ化にあたり「原作に忠実に描く」条件を出し、日テレ合意
・いざ開始してみると原作から乖離した脚本が毎回提出され、毎回大幅に修正する始末(1話から8話まで)
原作者と脚本家は最後まで1度も会話せず、間にはチーフプロデューサー1人のみ
原作死守という条件が一向に守られず、他の脚本家を探す時間も無くなったため、9話と10話は原作者が仕方なく自分脚本を書いた…が、脚本素人なので当然不評
脚本家の元に9話と10話の不出来について視聴者から様々なDMが届くも、脚本家は「9話10話だけ原作者が書いた、私じゃない」とインスタで弁明
さら脚本家は「最後原作者がワガママで書きたがったので、仕方なく協力した」と激怒してポスト
脚本家のインスタを受け、原作者はブログにて「窓口はプロデューサー1人のみだった。そもそも原作を守る契約脚本家に伝わってなかったのでは?」と暴露
暴露ブログについて、ネット上では擁護の声多数
・その後、なぜか原作者は謝罪し、記事を削除してブログも閉鎖
・なぜか原作者「攻撃たかったわけじゃなくて。ごめんなさい」とポスト
原作者が自殺
・しばらくして2024/02/08、脚本家は「知らされていなかった」、小学館は「日テレには間違いなく伝わっていた」と暴露


2024/02/08発表された、「小学館編集からお気持ち表明文」と「小学館としてのコメント

小学館編集からお気持ち表明文について

https://petitcomic.com/news240208

小学館編集お気持ち表明記事について批判するつもりはありません。

最後の一文「寂しいです、先生。」についてはXでトレンド入り。「打算的で女性共感を求める戦略的コメント」などとバッサリ切り捨てた投稿がバズっていましたが、この編集は長きにわたり深い信頼関係があったようなので、救えなかった自分の無力さを嘆き感情吐露したとしても不思議ではありません。

また、この記事では日テレとのやりとりに関する経緯について説明不足ですが、「編集として」のコメントなので致し方なしかと

小学館としてのコメントについて

https://www.shogakukan.co.jp/news/476200

小学館としてのコメント説明には経緯の説明が皆無でした。

組織として検証すると宣言されたのは大きな進歩ですが、結果は公表するということですね?

この2週間何やってたのかわかりませんが、それではみんなで結果の公表を待ちましょう。

第三者検証でないと意味をなさないのですが、一歩前進かと思います

なんでこのタイミングでのコメント発表なの?

芦原妃名子先生がが亡くなられてから二週間強、先日(2/5)以下の記事バスっていました。

小学館が『セクシー田中さん』に関係する記事を削除したことについて

https://anond.hatelabo.jp/20240205173407

穿った見方をすると、この記事がバズったから「もう精神的に無理です、コメント出させて」と小学館上層部に泣きついたとも推測できます事実不明ですが。

衝動的に記事を消すのは不要疑念を招くことになります。恥ずかしいことがなければ堂々としていればよいのです。

しかし、はてな匿名ブログがバズらなかったら、ひょっとしたらこれらのコメントは出なかった可能性があるのでしょうか。

全部推測ですが、そうだとしたら恐ろしい話です。

追記 小学館コメントだしたのは、「外部に情報は出さない」と宣言したことに対し、漫画家らが異を唱えたからとのこと

え?それってやばくないですか?

非難轟々じゃなかったらずっとダンマリだったってことですか?

終わってない?

外堀を埋められた日テレは、もう言い逃れができない。大至急、組織として会見を開くべき。(※目的個人攻撃ではありません)

今回のコメント表明は、脚本家と小学館が歩調を合わせて公表されています

まりタッグを組んだ「日テレに対する徹底抗戦」にも見えるのです。

脚本家は「何も聞いてなかった」と言い、小学館は「日テレにはしっかり伝えていた」と言う。

それに加え「原作者と脚本家の間に入っていたのは日テレの人のみ」だと原作者がブログ暴露していたことを考慮すると、

自ずと「日テレ原作を守るという約束反故にし、好き放題コントロールしていた」ということになるのですから

窮地に追い込まれ言い逃れができない日テレ

ずっと沈黙を貫くのも流石に無理があるでしょう。

今後の日テレの動向に注目が集まるところです。

2024-02-08

芦原先生以外の主要登場人物が今出てる情報だけだと、クソ外道から状況の犠牲者までありえて振れ幅が多き過ぎてどう考えていいかからなくなるね。

事の発端の脚本家にしたって、同情的に考えたら芦原先生から要望を伝えられてなくて理由も伝えられず何度も脚本修正され最後には脚本家を降ろされた怒りで我を忘れてインスタ暴露してしまった人の可能性もあれば、全部知ってた上で原作者を小ばかにして自分の書きたいように書いて事が起こったら知りませんでしたって嘯いてる可能性もある。

プロデューサー絶対セクシー田中さんドラマしろと上から命ぜられてスケジュールタイトで追い詰められて板挟みになってたケースもあり得れば、原作者を小ばかにして許諾さえ得られればこっちのものだし真面目な調整なんてやってられるかって考えてたカス可能性もある。

担当編集セクシー田中さんドラマ化されてコミックの売り上げが伸びなければ廃刊危機みたいな状況に追い込まれててどうしてもドラマ化しなきゃいけなかったみたいな状況もありえれば、原作者蔑ろにして全然寄り添ってなかったくせに小学館が叩かれだしたら上層部造反して芦原先生に寄り添ったコメントしましたって計算ずくで演じてる可能性もあるわけで。

芦原先生以外全員クソ外道可能から、全員過酷ノルマ無理解上層部に追い詰められた同情の余地がある人物可能性まであって、正直どうこの件を消化していいか心がもやもやして仕方がない。

小学館声明を受けて、救われた感動したって言ってる漫画家さん達だっていつまでも小学館喧嘩している訳にもいかいから落し所としてそうコメントしている人だっているだろうしね。

やっぱり第三者委員会を設置して徹底的に原因を究明して、再発防止策を報告してくれるのが一番なのだろうけど、それだってどこまで本当の事情が明かされるかなんてわからないもんね。一読者にはこの件の真相なんてずっと分からないままなんだろうなあ。

確実に言えるのは、芦原先生は何も悪くなく原作者を軽視するテレビ業界犠牲者ってことくらいか。少しでも原作者著作者人格権尊重されるようになってくれればまだ救われるんだけど、そう変わら無さそうだよね。

anond:20240208184136

何でもかんでも燃やすのは良くないけど、上層部有耶無耶にして揉み消そうとしてた事柄について、インターネット燃えたことでやっと重い腰を上げて対処し始める、みたいな例が多すぎて炎上正義になり得るよな、と思うよ

2024-02-07

anond:20240206185858

勉強できる男は、ちょっとした手品「奇跡」を見せられるところっとカルトにハマる。

オウム上層部高学歴リート集団だったのは有名な話。

anond:20240207132008

でもこの間、女さんがインターネット上層部に訴えかけた結果、男が死にましたよね?

大塩平八郎檄文が令和6年と見紛うような内容

現世の天下の民が困窮しているようでは、この国は滅びてしまう。政治を担うには相応しい器ではない小人どもに国を治めさせておけば、災害が次々と生じてしまうと、昔の聖人は、後世の人々に強く言い残している。

徳川家康公も「善い政治とは、身寄りもない人たちに対して、もっとも深い哀れみを掛けてあげることだ」と言われた。

ところがどうか?

これまでの240~50年もの間、戦乱はなかった。しかし、社会上層部の者たちは、贅沢の限りを尽くすようになってしまった。

大事政策を担う役人たちは、公然賄賂を贈ったり、賄賂を受け取ったりしている。

そのくせ、自分たち支配している民、百姓たちからは、重い税を取り立てている。

ただでさえ、重い年貢賦役に苦しんできた多くの人々は、このような無体な強要に追いまくられ、出費がかさみ、貧困に苦しめられるようになってしまった。

民の恨みに呼応して、天も怒っている。

近年、地震火災、山崩れ、洪水等々の自然災害が頻発するようになった。

そして、ついに、食糧危機までもが発生してしまった。 これぞ、天が下している深い戒めである

ところが、上層部は、この天の戒めの意味に気付いていない。器が小さく奸計ばかりをめぐらす輩たちが政治を牛耳っている。

下々の民を彼らは悩ませ、米や金銭を取り立てることばかりに熱中している。

目の前で起こっている天災天罰を見ても畏れ入ることもなく、餓死寸前の貧民や乞食を救おうともせず、山海の珍味を食し、妾宅に入り浸たり、揚屋茶屋に高位の武家の家来たちを招待して、高価な酒を湯水のごとく飲んでいる。

多くの人々が難渋しているのに、絹の着物を着て、芝居の役者や芸子たちを引き連れて、世の中が平穏であるかのように、つまり危機状態にあることを知らぬげに、歓楽にふけっている。

なんたることか。

これでは、昔、紂王が連夜、酒宴を催していたという故事のものではないか


いま、奉行役人たちが緊急に取り組まなくてはならない事態は、自分たちならできる政治力でもって、これら不届きな輩を取締り、下々の庶民を救うべきではないのか。

彼らは、それができなくて、堂島での相場にのめり込み、録をかすめ取ることばかりしている。

このような役人商人たちの所業は、天道聖人の御心に叶うはずはなく、天は、許してくれないだろう。

いままで、じっと我慢していた私たちは、もはや我慢することに耐えられなくなった。

私たちには、湯王や武王の威勢はなく、孔孟の人徳もないが、天下のために、親類縁者に被害が及ぶことも厭わず、この度、有志で話し合って蜂起した。  

まず、下々の庶民を苦しめてきた役人たちを討つ。

さらに驕り高ぶってきた大坂金持ちたちをも討つ。

そして、彼らが隠し持っている金銀銅貨、あちこち蔵屋敷に保管されている扶持米を運び出して、人々に配る。

上記のカネや米、つまり、驕れる者たちが無用に貯め込んでいるモノを分配することによって、当面の飢饉の難儀を救いたい。

闘う力のある人たちには、一緒に無法者たちの征伐に参加していただきたい。

2024-02-05

anond:20240205123108

すでに人気が保証されている漫画原作保険として起用する事が習慣となっています

このせいで脚本家オリジナルを書きたがっても上層部が失敗を恐れて会議で通してくれないのです。

かと言って原作のまま出しては脚本家の腕を見せられず「実績を積んでいつかはオリジナルを」というコースもたどれません。

そうなれば起きるのが「原作改悪」です。

(中略)

その結果待っているのは視聴率爆死…

から見れば、身の程知らずが勝手にやってまわりを巻き込んで爆死をしているだけで、ひとり脚本家けが悪いようにしか読めないのだが。

ドラマ西郷どん」「ハケンの品格脚本家中園ミホさんが「日本ドラマをつまらなくしてるのは漫画原作TVから漫画原作追放を!漫画撲滅運動を‼︎」と言ったという話について

https://togetter.com/li/650711

https://togetter.com/li/2308179

全然ニュアンスが違うんだが…

https://jhosakkyo.exblog.jp/6963216/

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13127218613

日本ドラマキャスティングありきで作るところがありますので

人気俳優の顔を立てるためにも間違っても大コケは許されず、

そのため、すでに人気が保証されている漫画原作

保険として起用する事が習慣となっています

このせいで脚本家オリジナルを書きたがっても

上層部が失敗を恐れて会議で通してくれないのです。

かと言って原作のまま出しては脚本家の腕を見せられず

「実績を積んでいつかはオリジナルを」というコースもたどれません。

そうなれば起きるのが「原作改悪」です。

原作ではロングヘアの清楚美人だったのがショートの元気少女に変えられたり、

男が主人公だったのが女に変えられたり、

原作にいないオリキャラをメインに据えたりと

脚本家自分の腕を見せるために必死脚本をいじり、

気づけばタイトルと設定を間借りしただけの別物に仕上がって

その結果待っているのは視聴率爆死…

この、誰も幸せになれない状況を

中園さんは悪習として大変嘆いていました。

なので最初から1クールドラマを想定して作られる話が書ける

オリジナル脚本にこだわり、

いじる事前提になってしま漫画原作追放したいという

パッと見過激とも取れる発言になったのです。

2024-02-04

おれたちインターネット下層部としても上層部判断は伺わなくてはな…

ええ?底辺部だから空気読みだけで生きてろって?

そ、そんな酷いこと無いよぉ〜市民幸福だよぉ〜

2024-02-01

anond:20240201185721

誰がどう見てもアカンやろかつ事実確認出来るインスタでの奇行ってのは一般的認識から大炎上した認識ですけど?じゃあやっぱこれなんか?

 

 

 

あるいは、インスタでの奇行炎上理解できないのではなく、興味がなくて(著作人格権著作財産権がない世界線増田も興味なさそう→ anond:20240203003654)

政治厨と同じくどうしたらより世の中を良く出来るかにパッションがあるが故の逆張りとか?

もしそうなら参考になりそうなの置いておきます

 

> 第20条1項(同一性保持権)
著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。

双龍@Souryu_std

脚本家がオリジナリティを発揮したいのならオリジナル脚本を書けばいいだけだろ。なんだよ脚本家のオリジナリティを発揮できない事への問題がどうのこうのって。原作ありきの脚本オリジナリティを発揮したら改変にしかならないし、それをするならリスペクトを込めた態度で提案すべきだろ。んで原作ダメだいったらダメだろ。二次創作でもオフィシャルがノーと言ったら従うものじゃないか

https://x.com/Souryu_std/status/1752158556550541734

双龍@Souryu_std

オリジナル脚本をやりたければやりゃいいだろが。上層部がーとか業界がーとか、言い訳してないで小説にするなり、それこそ漫画原作とかやりゃいいだろ。映像制作よりコスパはいいぞ。てか物語を考えられるなら何にでも転用できるだろ?0→1が出来るってのはそう言う事じゃねーのか

https://x.com/Souryu_std/status/1752713866713403619

双龍@Souryu_std

いろいろ映像化の話を聞くとさ、ほんと私の場合はかなり柔軟性がある方だったのだと思う。もちろん脚本は細かく担当と読み合わせてチェックして修正すべき点は絶対直してもらった。それに伴い急な顔合わせの打ち合わせもした。てか、これが当たり前だよな。

 

双龍@Souryu_std

「こういうのがいい」ドラマ化するにあたって、小道具ギターをどうするかって相談までしてもらった。予算の都合もあり当初スクワイアーを使う予定だったが、そこは本物のアメスタを用意する事で見栄えが多少なりとも変わると思ったので自分で買って用意して使ってもらった。

 

双龍@Souryu_std

原作至上主義で当然だと思うけどな、だからと言って脚本家や監督下請けとは一切思ってないし、そこじゃなくて"勝手に"改変すんなっていうだけの話。そりゃ映像漫画表現方法全然違う。んな事わかりきってんの。だから一緒に協力しあって、リスペクトを忘れずに作れよってだけ。

森川ジョージ@WANPOWANWAN

→続き。

走り出したものを止めるのはエネルギーを使うし勇気がいります

自分もあの時の心労は思い出したくもないです。

他にも例があります

納得いかず本当にアニメの放映を二週間止めて話し合った作家とか。

連載に支障をきたすからやめてくれと自らアニメを打ち切った作家とか。

話が違うと裁判して勝訴したとか。

自分原作者が偉いなどと言いません。

しか作品と読者を守れるのは原作者だけで、その責務があります

尊敬感謝を忘れずに、そして堂々と自分意見を言ってほしいと思います

https://x.com/WANPOWANWAN/status/1752893425115115813

続く→

 

→続き。

原作を改変、脚色して成功した例も山ほどあります

「あそこはどういう表現になるのかな」と楽しみにしている作家が多いのも事実です。

信頼関係ができた後は自分もそうでした。

そもそも漫画映像では演出方法に大きな違いがあり原作そのままというのは至難の業です。

原作者を含め全員が尊敬感謝をもって携わることが一番なのだと思います

感謝優先順位ですが漫画家の場合、圧倒的に読者です。

そのことを忘れずに。

これは自分だけの主観的意見なので一つの参考としてとどめておいて下さい。

https://x.com/WANPOWANWAN/status/1752895920386277668

 

2024-01-31

トヨタカンバン方式は、昔から下請けいじめだと指摘されていた

トヨタ自身在庫を持たず、下請け在庫を押しつけることでコスト転嫁している

トヨタけが無駄のない理想的生産システム」を喧伝する陰で

それを成立させるために多くの下請けが無理、無茶を押し付けられ犠牲になっている

 

今回のトヨタ不正も同じで

上層部の立てた「ビジネスのために理想的販売スケジュール」のために

一番立場の弱い現場不正に追い込まれ

下請けいじめに飽き足らず、トヨタ関連企業同士で潰しあいを始めたわけだ

2024-01-30

攻撃たかったわけじゃなくて。ごめんなさい」を素直に受取り過ぎ

かにそういうポストをした後に亡くなられた訳だが、今時ああいう内容のブログ公表して大なり小なり関係者への攻撃を想定しないということがあるだろうか。

そして、人はある程度想定していたことでは自ら死を選ぶところまで追いつめられることは無い。

本当に絶望するのは想定外の方向から攻撃を受けた時だ。

これは完全な憶測だが、当初のブログには「小学館も内容を確認している」とあったのに後日削除せざるを得なくなったこからブログ公表時は編集者あるいは編集部レベルでは了承を得ていたが、後に炎上しているのを把握した小学館上層部から早急にブログを削除するよう圧力があったのではないかと疑われる。

まり攻撃たかったわけじゃなくて。ごめんなさい」はその小学館上層部へ向けての言葉と捉えると全体の流れに納得がいく。

だいたい日テレのような大企業に対して小学館としての連名にもせずに漫画家ひとりを矢面に立たせた小学館対応にも問題があったと言わざるを得ない。

今回の件では小学館非難する声はほとんど見ないが、小学館も十分非難に値する行動をしていると思う。

2024-01-28

進撃の作者ってやっぱフェミかぶれしてんだな

ミカサがどんどんブスになったり黒人出したりおかしいとは思ってたよ

https://pocket.shonenmagazine.com/article/entry/shingeki_20210518

今までは「無いこと」のように描いていた性差ですが、より近代的なマーレ軍を描く際、パラディ島と同様に女性兵士存在説明なく入れ込むと先進的に見えかねない絵面となり、大きな違和感になってたと思います。未成熟時代を描く限り、女性が不当な扱いを受けた実際の歴史を無かったかのようにして、軍の上層部などに女性キャラを描くことはできなかったですね。架空世界物語ですが、どこかで現実と繫がってないと無関係な話になってしまうと思ったからです。

2024-01-23

でもパルワールドみたいなツールあったらどうするよ?

ゲームを遊ばないIT業界の方々に向けてパルワールドの印象を例えるなら「SlackZoomとNotionの良いトコどりをしたコミュニケーションツール買い切りで売っていて、Teamsくらいみんなが使っている。ただしロゴSlackの色を変えただけ」みたいな作品だ。

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2401/22/news144.html

 

本当にこんなコミュニケーションツールあったら、ロゴ些細な違いなんかどうでもよくなって使い倒すわわ。

あのクソみてぇなゴミツールのteamsがなんで使われてるかって言ったら無料バンドルされてるからでしょ。頭の悪い会社の決定権握ってるバカ

なんだ、無料であるの?しか最初からOSに付いてる?んじゃそれ使おうよ。

って安直に考えて、それ以外のツール使用制限してるせいだよ。

 

セキュリティーだの効率化だのを唱えるくせに、ストレス溜まって逆に効率落ちるって事を考え無いバカが、

しかも、無料のあるならそれ使えわざわざ買うなと馬鹿丸出しのコストカットしてる上層部がなんの文句も言わずに導入してるってさ

そんなん奇跡ツールじゃん?よほど公官庁大企業がこぞって導入してるせいで入れざるを得なかったのか、事情が全く読めないが

そんで問題になんのがロゴ?そんなんしばらくしたら変わるもの一喜一憂して導入しない理由になる?

ならないよねぇ。

文句付けるどころか救世主じゃん。あのゴミツール使うの強制されてる開発者にとってはさ。

諸手あげて歓迎するよ

なぜ任天堂から「パルワールド」が産まれいか

結論から言えば、任天堂の偉い人たちにオンラインゲーム素養がない、もしくは、伝統的価値観への固執

任天堂に限らず多くの日本ゲームメーカーは家庭用ゲーム機ソフト成功してきた。

今でこそ大手も焦ってオンラインゲームを作り始めているが、13年くらい前まではオンラインゲームを作りたい人が就職する会社外資を除けばソシャゲメーカーくらいしかなかった。

プレイヤー目線でみても、13年前の当時、PCでは既にオンラインゲーム成熟しつつあった一方で、コンシューマゲームは相当出遅れていた。

当時、ゲーム制作サークルの作知り合いの何人かゲームメーカー就職していったが、彼らは皆コンシューマゲームに憧れ、それらを再生産したい願望を持っていた。

そうしたある種のエコーチェンバー化しやす環境が、CC2松山さんのプチ炎上発言

https://note.com/wwise/n/ndf5b3d0b161d

可能にさせるわけだ。

未だに「ゲームコンシューマゲーム」という業界なんだなと再認識させてくれる。

当然、そんな人達が集まっているわけだからオンラインゲーム的なものを作ろうって機運にもなりにくい。

なので、第一理由としては、作る人達ゲームに対する趣味嗜好が伝統的な家庭用ゲーム機的なものに偏りがあるだろうという説。





パルワールドというゲームが極めて奇抜なアイデアの組み合わせによってようやく成立するなら、まあ簡単には生み出せなかったよね、と言えるのだが、ポケモンの魅力が何かを理解していればパルワールドに近いものを生み出せる時間はいくらでもあった。

ポケモンの最大の魅力はそのペット性質を持ったキャラクターにあり、この魅力を最大限に引き出すには、「ポケモンと一緒に空間を過ごす」というゲーム体験必然的帰着する。


このことはみんな分かっていて、だからNINTENDO64の時代ですら、『ポケモンスナップ』『ピカチュウげんきでちゅう』など、「ポケモンと一緒に空間を過ごす」体験模索する試みがあった。

それからしばらく、この方向性には大きな進展がなくなった。

まあ当時はまだ技術課題が大きかったから仕方がない。

でも、2010年代に入っても何も動きがなかった。

3D技術オンラインゲーム技術はすでに十分成熟しており、PCゲームでは家庭用ゲーム機に先駆けてオンライン対戦ゲームやよりリッチゲーム体験ができるようになっていた。


ポケモンGOが出てきて、ようやく次の動きが来たかと思えば、これは任天堂が作ったものではなくIPだけ貸しているのだそうだ。


ポケモンユナイトが出来てきたときは、流石に不安になった。

やり方や発想が、没落してゆくスクエニの姿と被っており、嫌な予感を感じさせた。

「今、バトロワ流行ってます。だから弊社の人気IPドラクエと組み合わせれば売れます

「今、MOBA流行ってます。だから弊社の人気IPポケモンと組み合わせれば売れます

こういう安直プレゼンが目に浮かぶ

IPの切り売りが始まってしまたか、というか、それしかやることがないんだ、という残念感。


ポケモンシリーズの方も、最新作でも未だに最大4人の協力プレイしかできないらしい。

なぜたった4人? 発想が通信ケーブル時代から進んでおらず、基本的ゲームオフラインに閉じている。

なぜ普通に、素直に、MMORPG的なオンラインゲームとして作らないのか。

なぜ未だにストーリーのあるゲーム形式に拘るのか。

なぜ未だにコマンドバトル形式踏襲するのかも謎。それって全然ポケモン本質じゃない。

ゲームボーイ時代スペックの制約上あれしかできなかったが、3Dでグリグリアクションができる時代に何をやっているんだろう感。


こんな保守的ポケモンの最新作の出来を見て、誰がこの会社ポケモンアップデートしたいと思うだろうか。

パルワールドの作者も任天堂にいたらしいが、きっとそんな思いで任天堂を去っていったのだろうと勝手想像する。





もしこれが、子どもたちを野蛮なオンラインゲーム世界に染めさせない健全ブランドイメージのために、あえてそうしているんだとしたら任天堂は長期的に終わりだと思う。

ゲーム面白さの追求よりもブランドイメージの守ることを優先する会社が、ゲーム面白さを本気で追求する会社に勝てるわけがない。


知り合いの友達同士だけで遊ばせたいみたいな価値観押し付けをとても感じるのだけれど、ゲームを本気で遊びたい人からするとマジで興ざめする。

仮にも、各家庭の教育方針は様々であるにもかかわらず、任天堂がその上限を勝手に決めてしまっているというこの不愉快さ。

から本気でゲームをやりたい人はPCゲームに逃げる。





ゲームはもはや子供をあやす玩具ではない。玩具という域を超えて、コミュニケーションライフラインになっている人も多い。

にも関わらず、任天堂玩具にとどまり続けようとしている。

そのことを上層部株主理解しているのか。


20年とか40年スパン想像力を働かせてほしいのだけれど、ゲーム上の世界についてどのようにリアリティを感じるか、何を楽しいと思うか、という価値観の長期的トレンド変化について真剣に考えてほしい。

それはある人の言葉を借りれば「コミュニケーションそれ自体目的化する」価値観への変化。

ゲームに限らず、アニメなんかを見ても例えば「けいおん」では、友達がワイワイだらだらと過ごすだけの日常憧憬として消費されている。

これは、コミュニケーションの基盤がリアルからオンラインへ移行し、その分リアルでの人間関係希薄になることの埋め合わせと考えられる。

まり、ある時期からコンテンツ(とその周辺)にはコミュニケーション的な欲求が求められ始めた。

ゲームを楽しみたいという以前に、人々はコミュニケーション欲求ゲームを通じて満たしたいと思うようになってきている。


パルワールドとは、そのような新しい欲望価値観の中で生まれオンラインゲーム体験ベースにある。

からゲームゲーム空間に対するガチ度合いが違うわけ。

ゲームあくまでも玩具と割り切って楽しむのか、それとも、ゲームリアル世界の延長のライフラインの1つとして暮らすのか。


このような価値観の変化を任天堂幹部らのおっさん達が、理屈でなく、体感として、自らの経験に基づいて理解できているのだろうか。

理解できないならそれが分かる若い世代に席を譲れ。

2024-01-20

政界舞台BLゲーム意図せず沼った

東京24区」というゲームで、あらすじをみると「政界BL」とあり、何やら敷居が高そうで一瞬指が止まってしまった。同名のアニメがあるが、それとは無関係なので気をつけてほしい。

友人から勧められたのと、年末年始SwitchDLソフトの半額セールをやってたのとで買った。BLは、商業本を年に1〜2冊読む程度で、よく分かってなかったのでテーマの敷居の高さ以外は全く吟味せず購入できた。しかし、主人公総受けというのに少し抵抗があり、購入してから一週間くらい寝かしてしまっていた。でかいイベント終わってやっと完全にフリーオフ日に、軽い気持ちでなんとなくプレイし始めたらそれがとんでもない沼だった。AM2:00から翌日のAM5:00くらいまでほぼノンストッププレイしてしまった。もちろん寝不足

翌日、PC版(R18指定)を買うに至る。BLゲーム自体ほぼ初めてで、BLドラマCDとかも聞けない質であるにもかかわらず、ストーリーが気になりすぎて気づいたら購入していた。この時点ではまだSwitch版の真エンドにたどり着いていなかったので、ストーリー面白さは相当だと思う。

与党衆議院議員最年少の若手政治家、其扇晟尋(そのぎ あきひろ)は京都から選出され政界に参戦した。そのルックス若さにより、マスコミ国民たちからアイドル政治家のような扱いを受けていることに憤慨を感じる日々を送っていた。

渋谷で起こったテロ事件きっかけに、テロ対策本部が立ち上げられる。あるルートでは臨時大臣に大抜擢され、公安SPである我妻タイガ(あがつま たいが)とともに事件解決に奔走する。其扇の後援会とIAFのスポンサーをつとめる大企業東郷グループの次期社長であり、テロ被害者である東郷遊馬(とうごう あすま)に寄り添い、協力しながらテロ対策として被害者を守るための法案を作る。テロ対策本部に参加することになった東京都都知事である白洲武彌(しらす たけみ)とともに過去に起こった自衛官自殺事件真相を暴く。そして、幼馴染で自身の有能な秘書である蓼丸一貴(たでまる かずき)とともにSP都知事、IAFスポンサー社長らを巻き込んで、テロ事件真相に迫る。

まず、主人公である其扇はメンタルが強くて、優しくて、芯がしっかりあってすぐに好きになれたのが大きかった。気に留めるにはあまりに悪意でしかない国民コメントとか、保身が大事老害に成り下がってしまってる政治家たちとか、切り捨てるものスッパリ切り捨てて切り替えられるポテンシャルもつ其扇のことを普通に好きになった。こういうシミュレーションゲームって、流されてる感というか八方美人やってる感がどうしても拭えなくて苦手になりがちなのだが、今回そういう違和感を持たずにプレイできた気がする。

ルートプレイした感想としては、劇場版相棒を見終わった後の爽快感とか達成感とよく似た感情でいっぱいだった。しかも、BLである必要があったかと言われると、必要がめちゃくちゃあった。これがすごいと思う。今まで私が読んできた商業誌のBLなどでは、萌えよりストーリーを重視した作品になると、BL要素はストーリーの要にならないものが多いように思っていたからだ。それでいて、刑事ドラマとか、サスペンスとか、推理小説が大好きな私にクリティカルヒットした。というか、それくらい刑事モノとかにどっぷりの私がしっかり楽しいと思える、厚みのある作り込まれストーリーだった。

私はまず2〜3個自分選択肢を選んで、その選択肢がどのルートに行くのか知った上でBAD ENDから回収していく傾向がある。各キャラに2つのGOOD ENDが用意されており、それに分岐していくつかBAD ENDがあった。以下はがっつりネタバレを含む。

◇◇

今回、最初になぞるルートとして私に選ばれたのは、我妻タイガという公安SPだった。

まず、在日ラーシア人の経営する違法ゲイバーに潜入捜査させられることになったタイガに協力し、無国籍問題と向き合うストーリー。正直ここがゲイバーである意味があるかと言われればそこまでなのだが、現実でもフィリピンパブとかって繁華街と二丁目の境目あたりにあるイメージがあるので無視する。タイガの持つバックグラウンドと外見をハニートラップとして利用するという面でもゲイバーである必要があったのだろう。上から命令淡々とこなすだけのタイガに対し、タイガへの不当な命令に怒る其扇。腐った公安上層部に、タイガタイガ上司である宮丘、そして国会議員である其扇の3人で立ち向かいつつ、無国籍問題に切り込んでいく。その過程で、タイガのことを大切に想っていく描写が良かった。最後事件解決後の休日タイガの家で過ごすのだが、PCの版ではここにベッドシーンが追加されていた。あと、このルートのBAD ENDの蓼丸のメンヘラっぷりにちょっと引いたが、これが序の口だったと知るのはもっと後の話。

もう一つはテロ対策大臣としての任務を全うしながらテロ事件犯人像に迫るストーリー一見Dom/Subっぽいのに、其扇がDom(受)でタイガSub(攻)っていう構図が良かった。Dom/Sub萌えが一切ない私でも「ふぅん、いいじゃん」となるくらい良かった。タイガが其扇の議員寮まで其扇を送り届けるときに其扇への忠誠を誓うシーンがあり、PC版ではここにベッドシーン(ベッドではない)が追加されていた。

◇◇

次に選んだのは、冒頭の共通ストーリー部分に出てきて気になっていた白洲都知事ルートタイガルートで十分面白いと思っていたが、ここからが本当の沼のはじまりだった。

白洲武彌は元防衛庁官僚だったが、ある自衛官自殺事件きっかけに政界に身を投じた。そもそもの土台や手腕も全く違うというのに、共に若いというだけでことあるごとに其扇と比較されることに嫌気が差していた。なので最初からかなり好戦的な態度を取ってくる。が、一緒に仕事をするにつれ其扇のことを認めざるを得なくなる。頭脳戦が多いのがこのルートで、最初こそ討論で頭脳戦を展開する2人なのだが、徐々にバディのように悪い笑みを浮かべながら生き生きと共闘する2人を見ることができる。

まず、白洲都知事と一緒に自衛官自殺事件真相を追うストーリーSNS募集した情報の中から気になる情報を見つけ、故人のプライベートなことだからオフレコで白洲に共有したいと申し出る。オフレコということで白洲の自宅に招かれたところで、白洲に騙されて無理やりキスされ、それをすっぱ抜かれ白洲との熱愛報道を流される羽目になりキレ散らかす其扇(と蓼丸)。実証実験とのことで、同性愛というだけで批判的な見方をされることはないのではないか、と発言した其扇を試したのだろうと思い至る。そこからダブルブレインとして自殺事件を追いつつ、途中折れそうになる白洲(と音坂)の背中を押しまくって救い上げる其扇の頼もしさがよかった。自殺した自衛官と白洲が恋人同士だったと勘違いした其扇が他のルートに比べて早めに恋心を自覚して抑え込もうとする描写もよかった。事件解決被害者家族に報告した帰りに傘に隠れながらキスをして恋人関係になり、白洲の自宅へ行ってなし崩しに。後日、ばっちりキスの瞬間をすっぱ抜かれ、白洲にまたあなた仕業か、と抗議の電話をしたところ、会見中だった白洲にそのままマスコミに向かって交際宣言されてしまう、というのも白洲と其扇の明るくて強い関係性現れる締め方ですごく良かった。

もう一つは、白洲との協力を諦め、というか歩み寄ったのを一方的に跳ね除けられたために万策尽き、会議を入れまくることで、ただでさえ多忙な白洲をもっと忙しくしてオーバーフロー起こさせて潰そう、というストーリー最初はあの白洲をいじめられるという高揚感から其扇の案に乗ってきた議員たちだったが、どの議員自分が白洲と対峙できるほどの手腕を持ち合わせていないために保身に逃げるようになる。資料作成会議の調整を全部押し付けられることになった其扇は、やがて疲弊していく。もう少しで折れてしまうというところで、都庁の長いエレベータに乗り合わせてきた白洲都知事が其扇を引っ張り上げてくれるのが、もう一方のストーリー対照的ですごくよかった。擦り切れていく其扇に比べ、多忙ながらも都庁スタッフを鍛え上げてメキメキ力をつけていく白洲がめちゃくちゃ頼もしくてかっこよかった。使い物にならなくなった其扇のことなんか簡単に切り捨てると思っていたのに、その埋もれかけていた有能さをしっかり見極めているために、其扇がほしいと言い切れる一途さ。

ここで離党の意志を蓼丸じゃなく晴山相談しに行ってしまうと、其扇は民自党と、それに拘っていた蓼丸に諦めをつける。そして、エレベータ内で交わした取り引きを行うため、独断で白洲に抱かれに都内ホテルへ行く。GPSと盗聴器を兼ね備えたアプリで白洲との行為を盗み聞きしていた蓼丸は完全に病んでしまう。Switch版ではこの盗聴データを元に、PC版では薬を盛ってハメ撮りしたデータを元に其扇を強請って、其扇が政治家としての志を折って未来を諦めるBAD ENDになる。

一方で、離党の相談を蓼丸にすると、蓼丸は其扇の選択尊重して一緒についてきてくれることになる。このストーリーが全部のストーリーの中で一番熱くて好きだ。気持ちの踏ん切りをつけた其扇は白洲に連絡を取る。一度白洲にマウントを取らせることで、自分プライベートを白洲にさらけ出すことで、白洲と一蓮托生の道を歩むことになるという白洲の意見に戸惑いつつも乗る。PC版だとねちっこいマウンティング描写がある。其扇もやられっぱなしじゃないので、2人の応酬が見れて楽しい。余談だが、エグゼクティブスイートと書かれたCGがどっからどう見てもラブホの絵なのは頑張ってスルーしたい。

4年後の衆議院選で2人は新党を立ち上げ、34席もの議席を確保するという快進撃に。さらに、与党である民自党との連立政権に持ち込む。初登院のインタビューのスチルでは、白洲に影響を受けたとしか思えない其扇の服装を見ることができる。ここで聞けるBGM「好敵手」が本当にかっこよくて、2人の強い決意、ゆるがない闘志が曲から溢れ出ていてめちゃくちゃ好きだ。2人が前を向くとき、この曲が2人の背中を押し、未来を照らしてくれるようだった。

若い世代政治に引き込もうとするこの2人の強い意志カリスマ性、まっすぐで眩しくてすごくいい。現実もこうであってほしい。もしかたらこいつらみたいな闘志を持った政治家もいるのかもしれないと、本当に少しだけ、淡い期待を持てる気がした。私も変わるぞ、お前らのおかげで。

あと、白洲の声優さんの演技、笑い方とか小馬鹿にする感じが本当に自然で素っぽくてすごくよかった。

◇◇

次に、友人が一番好きだと言っていた東郷遊馬のルートへ。冒頭では、初顔合わせ勉強会で其扇に突っかかってきたり、テロ被害者となった遊馬とその父親を見舞いに来た其扇に激昂したりと結構精神不安定なのかなという印象を受けた。攻略対象の中で一番可哀想で、どうにかして救ってやりたいと思ったと友人は言っていた。

東郷グループ地盤京都の老舗旅館で、其扇の支援者のうちのひとつ。遊馬はその視野の広さと柔軟性から、年の離れた長兄と次兄を差し置いて次期社長に抜擢されていた。渋谷スクランブル交差点で起こった無差別テロを目の前で体験した被害者である東郷グループ社長だった父親は、遊馬を庇って大重体となり、ずっと意識が戻らない。

まず、BAD ENDしかないルートに行ってしまった。渋谷テロ事件犯人DNA鑑定の結果を精査せずにマスコミに発表したらBADまっしぐらに。事件フラッシュバックして夜眠ることができず、意識が戻らない父親言葉幻聴として聞こえるようになる。国際関係悪化する中、遊馬が提案したイベント政府にとっても魅力的で、政府協力のもと精神が安定しないまま遊馬はイベント成功させようと張り切る。ルート分岐イベント中に父親危篤を知らるか知らせないかで、どちらの場合も死に際に立ち会えないが、知らせた場合遊馬は完全に壊れる。知らせなかった場合は其扇を恨むようになり、父親葬儀の朝、刺殺され遊馬は自分の喉元を掻き切って心中する。個人的にこの心中エンドは結構好きだった。死後の描写が一切ないため、葬儀に現れない其扇と遊馬を心配した兄たちと蓼丸が駆けつけて見た地獄はどんなだろう、と想像してわくわくしてしまった。

もう一つはDNA鑑定の結果を慎重に扱い、かつ政府発表の前に遊馬に外国人労働者について尋ねるため、遊馬と其扇と蓼丸の3人で東郷御用達料亭食事を行ったことをきっかけに、東郷グループと協力して国際問題東郷家の問題に立ち向かっていくストーリー食事会での遊馬は勉強会病院で見た攻撃的な遊馬とは違い、其扇たちへの細部に行きわたる気遣い会社を背負う者としての責任感と広い視野を見せつける。登場人物の中で、遊馬だけがゲイと設定されており、其扇と共に兄弟社会からの期待に押しつぶされそうになる弱さや、事件によるショック症状に立ち向かう。ここで、ゲイであることを隠してくれ、という選択肢を選ぶと、其扇は遊馬の性欲処理機と成り果てるBAD ENDになる。これもPC版だとガッツリ抱かれるシーンがあり、遊馬に抱きつつあった其扇の恋心は完全にぶっ壊され、遊馬の性欲処理のために身体を開発され遊馬好みに作り替えられていた。全ルートの中で一番淫乱な其扇だと思う。Switch版の舌の裏のピアスと、PC版のぶちまけられた精液が同じ扱いなのがただひたすらにすごい。

GOOD ENDのほうは遊馬に口説かれるにつれ恋心を順調に育て、遊馬の手腕もゲイであることも家族に認められた報告を受け、其扇は法案を通すための手伝いをして欲しいと嫌われる覚悟で遊馬に告げる。其扇からの依頼を受けるのと、抱かれるのとを交換条件にすることで、最後まで其扇の逃げ道を作ってくれる遊馬の優しさに其扇は陥落。このルートだけはSwitch版よりPC版のほうがいいと思う。其扇を抱く時の気遣いというか、遊馬のいいところ、魅力が濃縮されているからだ。2回戦目を其扇がベッドへ誘うというのもよかった。

◇◇

蓼丸ルートはほか3人を攻略してからでないと解放されない。事件真相がすべてここにあるからだ。

テロ対策大臣として渋谷演説を行う際、蓼丸が其扇の盾になり撃たれてしまう。一命をとりとめた蓼丸の入院中、蓼丸が裏金を作っていたことが発覚する。退院した蓼丸を見舞いに蓼丸の自宅に向かい裏金の話をすると蓼丸は其扇の首を絞める。ここでやめてくれ、と言うとそのまま殺されるBAD ENDに終わる。このBAD END、蓼丸の本当の狂気垣間見えてめちゃくちゃ恐ろしかった。手を離すよう言うと、メインストリーが進む。事件真相については端折るが、事件解決三条総理と大延(勘当されているが蓼丸の実父)から任された其扇は、白洲都知事、遊馬の力を借りながらタイガと蓼丸と共に事件解決に導く。Switch版では、三条総理と大延の絆を見た其扇と蓼丸は今後の未来重要選択を迫られることになる。個人的には登場人物たちの未来自由に思い描けるPCSwitch共通エンディングが好きだった。

◇◇

ストーリーが本当に良く出来ていて面白かった。私なら、タイトルキービジュアルを見ても「政界BL」という言葉に敷居の高さを感じて躊躇していたと思う。面白かったと勧めてもらって、半信半疑プレイした結果これだけのめり込むことが出来て、この作品出会えて本当に良かったと思えた。友人に感謝しかない。

2024-01-15

ゆるキャン△」のスマホゲーム、約2カ月間の長期メンテナンスへ 「徹底的な改善作業を進めるため」 - ITmedia NEWS

https://l.pg1x.com/y3qhubFzHNpvcB7f6


どん判だなぁ。二ヶ月で何を変えるのか。IPのパワーはせいぜい「やや強~普通」ぐらいだぞ、ソシャゲ購買影響力としては。

「二ヶ月収入ゼロで開発します!」って何をするのか。

ゆるコンテンツ萌えコンテンツの、購買意欲は「強者承認」じゃなくて「独自体験」だから

一番数量化しにくいところなんだけど、そもそも企画立案が間違ってるって分からなかった?


「好きなキャラ追体験ファンキャンプに招いたこと)」は「体験」にマネタイズがあるのであって、狭っ苦しいスマホ画面に「何の体験があるんだい?」と100万回ぐらい上長経営陣は企画を詰めるべき。

マネタイズと数量化やすいとこばっか追った結果が『ウマ娘』だったわけで、そういう意味では開発側の上層部に「このコンテンツを愛している(理解している)」人間は少数派、ってこと。


マネタイズ強度を下げた設計は単に収益悪化を招き、ゲーム寿命を縮めるだけ。

演出体験強化を、たったの二ヶ月で実装し直すってどうやんのかつーたらおそらく「ためになる議論をしておしまいコースなんだよね。

逐次実装で」になるだけだから方針確認だけ。間に合わねぇつーの。時間が足りねぇ。36協定舐めんな。

オープン時に改善ロードマップとか出てこないなら、そこまでの長期運営をするつもりはねぇよ、って話になるだろうな。


ワイの予想を覆すのは頭のおかしいお大尽のファンの群れだけだからゆるキャン』のファンは他のソシャゲを辞めてもこのゲーム課金をしてあげて下さい。

ワイの予想を覆し、ワイが嫌な気分になるのを見たいでしょうから

2024-01-14

戦場騎兵が使われなくなった理由ウクライナ戦場戦車活躍しない理由

騎兵は長らくの間、戦場重要役割果たしてきた。

しか戦争の道具が発展し機関銃が装備されるようになるとその役割は終わった。

騎兵が無くなった理由は、戦場において機関銃の絶好の的となったからだ。

歩兵のように匍匐前進も出来ない騎兵戦場においてその機動する空間を失ってしまった。

それでも当時特権階級支配していた軍隊においてはその出自騎兵である上層部によって騎兵尊重され即座に消えてなくなることはなかった。

とはいえ戦場においてただ機関銃になぎ倒される存在になるわけにもいかず、騎兵戦闘中には下馬して歩兵としての役割を果たすこととなる。

さら軍隊モータリゼーションの波が及ぶと軍馬育成のコスト削減のため騎兵は完全に消滅することとなる。

現在ウクライナ戦場において戦車活躍する場がないと言われている。

その理由ドローンなどの徘徊兵器比較的低空で活動する戦場では戦車は格好の的となり、その機動するスペースが存在しないからだ。

これは騎兵機関銃によってその活動制限されたことと似ている。

この状況が即時戦車無用との結論を得ている訳では無いが結局はそのような結論に達する可能性はある。

戦場ドローンのような徘徊兵器を一掃する兵器が登場しない限りは戦車はその役割を大きく変化していくことになるだろう。

2024-01-12

anond:20240112105944

現場レベルでは普通に出演する方向で企画が進んでたんだろ。それをバッシングを恐れたフジテレビ上層部が潰したってだけ。

2024-01-11

anond:20240111161726

つよポン百田ちゃんに取られたし

精神的支柱和田毅は育成体制批判上層部に嫌われたのかな・・・

小久保監督は「開幕投手候補、ローテーション確定」って言ってたのに??

戦力外ヤクルト増田珠も「来年も一緒にやろう」(小久保談)だったのに・・・

フロント基本的情報交換できてないんやろ



ピッチャーいないから、バウアー取るしかないやろうな。もう終わりだ・・・

2024-01-08

組織を壊したその人は別会社でCxOになった

とある人に組織を壊された。

その人との出会い

その人は中途入社してやってきた。その人は界隈では書籍執筆したこと有名人だった。

私の所属するチームの部長的なポジションになった。

その人は表面上は既存メンバーを傷つけてないように見せる形で、既存メンバーの不足点を上層部に伝えることによって組織を変えていった。

結果、チームは再編され、新人も入れていくことになった。

再編後のチーム状況

再編された後は大変だった。隣接するチームとの風通しが極端に悪くなり、非常に動きにくい組織になった。

何を行うにしても上層部への承認必要になった。

この状況を見て退職する人が続出した。私も退職した1人だ。

結果、チームは崩壊し、近々解散するらしい。

再編後のその人の状況

その人はチームを再編した直後に退職し、転職した某有名会社でCxO(xは伏せ字)になった。

どうやら専門的な分野においての組織マネジメント評価されてのCxO起用のようだった。

なぜ組織マネジメント評価されたのか?前職(つまり私がいたチーム)の再編について「抜本的な改革」「体制の構築実施」「新人教育の立ち上げ」などとアピールをしたようだ。

その後どういう状況になったのかは評価できないうちに、さっさと転職したのは世渡り上手だなと感心した。高級食パンコンサルみたいだ。

現在転職した後の会社で抜本的な改革をしているようだ(その会社記事アピールしていた)

そして案の定退職者がポロポロ出てきているみたいだ。

私といえば、これから出てくるであろう退職希望者をどうにかして私の会社に来てもらえないかと狙っているところだ。

2023-12-31

プロゲーマー差別発言しても謝らなくていい

不祥事の時だけ寄って来るクズ共に頭を下げる必要はない。

エサを撒かれて寄って来るハトみたいなものだ。ハトに失礼だが。

文春やJ-CASTニュースのようなスキャンダルばかり扱うメディア

滝沢ガレソやコレコレのようなネット民扇動するインフルエンサー

痛いニュースやアニゲー速報のような対立煽りで稼ぐまとめサイト

悪質な連中がターゲットを作っては、ネットの暇な連中が食らいつく。

そして、プロゲーマーターゲットの一つに加わった。

差別発言処分されるニュースは、PVが稼げるのだと発見された。

真に報じるべきニュースには目もくれない。

VALORANTで日本代表活躍したなんて朗報はどうでもいいわけだ。

プロゲーマー不祥事に飽きたらジャニー喜多川宝塚ビッグモーター松本人志だと次のターゲットに移っていく。

そんな奴らをまともに相手する価値がどこにある?

どうせ1週間もすれば忘れる。

限られたリソースは、大事なことだけに使わなければならない。

LoLやVALORANTのコミュニティで聞いてみろ。

いま何が大事ですか?って。

間違いなく、海外レベルに追いつくことだ、と返ってくる。

プロスポーツなんだから当たり前の話で、ファンレベルの高い試合と、強い日本が欲しいわけ。

少数のファンしか見てない個人配信で飛び出る差別発言なんざ、どうでもいいわけ

たか大事のようにメディアが扱うからeスポーツ業界が最優先に解決すべき課題のように、世間勘違いした。

何の取り柄もない凡人でもマウント取れるのが、モラルマナー話題だ。

PVが稼げるからメディアがこぞって報じたにすぎない。

いい加減、eスポーツ業界は学んだ方がいい。

インターネットには恐ろしい数のクズがいて、相手にする価値がない暇人だらけだということを。

チーム運営に携わるような上層部は、育ちの良い人間が多いだろうし、おそらく想像できてない。

ネットでぎゃあぎゃあと騒いでる連中がいかにくだらない存在かを。

普段接してる人間と同じくらい尊重すべき人間だと、勘違いしてる。

尊重するからダメになる。調子に乗り始める。

ネットで誰でも発言できるようになった所までは良い。

問題そいつらが影響力を行使できるようになってしまたこと。

テレビニュースを見ながらブツクサ文句を言うのが精々だった人間が、

さも当事者のようにクレームスポンサーに入れ、プロゲーマー処分できるようになった。

ただの外野しかないのに。

蚊帳の外でいるべき人間ネットは力を持たせ過ぎた。

身長170cm以下は人権ない」のアレにしたって、もともと聞いていたのは30人程度だった。

その30人が怒って終わりにすればいい話だった。

今は外野の声がうるさすぎる。

2023-12-29

ぼくのかんがえたさいきょうのVIVANT

 テント偽装加入した憂助に明かされたベキの最終目標、それは日本でのテロ実行と、その混乱を利用し治安維持国家防衛名目としたクーデター実行による独裁政権樹立、それにより日本軍事国家に改造し、バルガと軍事同盟を結びアジア覇を唱える軍事大国日本を作ることであった。

 計画動機を問う憂助にベキは自分たちがかつて見捨てらた原因を日本の軟弱外交軍事力の欠如のためだと決めつけ、強い国家を作ることが国民を守ることであると自らの計画正当化する。国民を守るためと言いながら多くの国民犠牲とする計画に憂助はなおも食い下がる。

 しかしベキは、憂助が丸菱の同僚でテントモニターであった山本日本を守るという美名の元に殺したことを引き合いに出す。ベキは多数を守るため少数の犠牲を是とする点で自分と憂助のどこが違うのだと問うたのだった。自らの人生根底の部分を突かれ動揺する憂助。しかテロ肯定することもできず、計画阻止のために密かにテント内部での情報収集を開始する。

 憂助にも明らかにされなかったテロの具体的計画は意外なところに手がかりがあった。

 テント計画実行後に駐屯地とするためとの触れ込みで買い占めを行っていた土地が、内戦中に活動していたが後に壊滅し現在は残党が細々と活動を続けている、とある武装組織のかつての支配地域と一致していたのだ。この武装組織に何らかの手がかりがあると睨んだ憂助は、ある重大な事実発見する。ソ連崩壊直後、その武装組織によってロシアから小型核兵器密輸入され、その後隠匿されたまま行方不明になっていたのだった。 

 

 テントの狙いはその小型核兵器を奪取し、日本国内での核テロ使用することであった。核テロによって火がついた国民の恐怖心は、クーデターとその後の独裁軍国主義を容易に肯定する。武装組織の残党をテロ実行犯でっち上げ対テロ戦争の名のもとに日本バルカが共に戦闘を行い日本人に実戦経験を積ませ、国民戦争への興奮と肯定感情を植え付ける。そして共に血を流したバルカとの軍事同盟は堅固なものとなる。軍事同盟の下で両国バルカが有する資源実験地として活用可能な広大な領土と、日本技術力を利用し核ミサイルを開発する。アジアの要所であるバルカにそれを配備し他の大国威圧し、日本覇権アジアに広げる、それがベキの目論見であった。憂助は、日本を再び核の犠牲とする父の計画を自らを犠牲としても止めることを決意する。

 

 一方憂助からかにテント計画を伝達された公安野崎も阻止のために行動するが、テントの実力を軽視しつつ、自らの権力拡大のためテントを泳がせ、その脅威を利用しようとする警察上層部政治家たちの妨害に遭う。国家のためには自分たちエリートがより強い権力を持ち国民を導く必要がある、テロによる多少の犠牲国民平和ボケを治すためならやむを得ないとうそぶく、国家のためと言いながら自らの利益しか考えない権力者たちに野崎は憤る。

 

 テントは手中に収めた土地における情報収集により、小型核兵器の隠匿地を発見、確保のための実行部隊を出撃させ、これに憂助も同行する。部隊武装組織の旧根拠地で小型核兵器発見トラックに積み込みを終え自分たちの保管場所へと出発しようとするも、その瞬間に憂助は突如としてトラックを奪取し逃走する。憂助が目指す先はテント資料で密かに存在確認していた、冷戦バル政府により建設され現在は打ち捨てられた核シェルターであった。憂助の目的は小型核兵器使用不能にすること、すなわち地上での放射能飛散を多少なりとも避けられる核シェルター内で起爆する事であった。到着までに捕えられる危険性を冒しての地下シェルター内での爆破は、心を通わせたジャミーンたちの故郷であり、かつて父が愛し、緑に変えようとした土地であるバルカの大地を放射能で汚さぬための憂助最後の一念であった。しかし長年放置された時限装置が起動するか分からない以上、誰かが直接起爆しなければならない。憂助はそれが自分最期の使命である覚悟していた。核とともに自爆することで、日本を守るためとの大義名分の下に人を殺めてきた自らの人生矛盾を精算する。それが父と自分の違いを示す唯一の道と彼は信じていた。

 

 一方、妨害を何とか乗り越えた野崎は憂助から得た情報を元に小型核兵器の隠匿地にチンギス率いる警官隊と共に突入テントとの銃撃戦を制し憂助の逃亡の事実を知る。野崎は彼の真意を察し、国民を守るのが警官の使命、相手が別班でも変わりないと自爆阻止のため憂助を追う。ベキも憂助逃亡の報を耳にし自ら部隊を指揮し小型核兵器奪還のため追跡を開始する。憂助、野崎、ベキ、彼らはそれぞれの信念とともにバルカの砂漠を駆け抜けるーー

anond:20231229095610

見事に社内の上層部に提出する用の誰も読まない文章になったな

…つまり元の文意がそんなもんてことなんだよなぁ

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