はてなキーワード: フィリピンパブとは
「東京24区」というゲームで、あらすじをみると「政界BL」とあり、何やら敷居が高そうで一瞬指が止まってしまった。同名のアニメがあるが、それとは無関係なので気をつけてほしい。
友人から勧められたのと、年末年始にSwitchのDLソフトの半額セールをやってたのとで買った。BLは、商業本を年に1〜2冊読む程度で、よく分かってなかったのでテーマの敷居の高さ以外は全く吟味せず購入できた。しかし、主人公総受けというのに少し抵抗があり、購入してから一週間くらい寝かしてしまっていた。でかいイベント終わってやっと完全にフリーなオフ日に、軽い気持ちでなんとなくプレイし始めたらそれがとんでもない沼だった。AM2:00から翌日のAM5:00くらいまでほぼノンストップでプレイしてしまった。もちろん寝不足。
翌日、PC版(R18指定)を買うに至る。BLゲーム自体ほぼ初めてで、BLのドラマCDとかも聞けない質であるにもかかわらず、ストーリーが気になりすぎて気づいたら購入していた。この時点ではまだSwitch版の真エンドにたどり着いていなかったので、ストーリーの面白さは相当だと思う。
与党衆議院議員最年少の若手政治家、其扇晟尋(そのぎ あきひろ)は京都から選出され政界に参戦した。そのルックスと若さにより、マスコミや国民たちからアイドル政治家のような扱いを受けていることに憤慨を感じる日々を送っていた。
渋谷で起こったテロ事件をきっかけに、テロ対策本部が立ち上げられる。あるルートでは臨時の大臣に大抜擢され、公安のSPである我妻タイガ(あがつま たいが)とともに事件解決に奔走する。其扇の後援会とIAFのスポンサーをつとめる大企業、東郷グループの次期社長であり、テロの被害者である東郷遊馬(とうごう あすま)に寄り添い、協力しながらテロ対策として被害者を守るための法案を作る。テロ対策本部に参加することになった東京都の都知事である白洲武彌(しらす たけみ)とともに過去に起こった自衛官自殺事件の真相を暴く。そして、幼馴染で自身の有能な秘書である蓼丸一貴(たでまる かずき)とともにSP、都知事、IAFスポンサーの社長らを巻き込んで、テロ事件の真相に迫る。
まず、主人公である其扇はメンタルが強くて、優しくて、芯がしっかりあってすぐに好きになれたのが大きかった。気に留めるにはあまりに悪意でしかない国民のコメントとか、保身が大事で老害に成り下がってしまってる政治家たちとか、切り捨てるものはスッパリ切り捨てて切り替えられるポテンシャルをもつ其扇のことを普通に好きになった。こういうシミュレーションゲームって、流されてる感というか八方美人やってる感がどうしても拭えなくて苦手になりがちなのだが、今回そういう違和感を持たずにプレイできた気がする。
全ルートプレイした感想としては、劇場版相棒を見終わった後の爽快感とか達成感とよく似た感情でいっぱいだった。しかも、BLである必要があったかと言われると、必要がめちゃくちゃあった。これがすごいと思う。今まで私が読んできた商業誌のBLなどでは、萌えよりストーリーを重視した作品になると、BL要素はストーリーの要にならないものが多いように思っていたからだ。それでいて、刑事ドラマとか、サスペンスとか、推理小説が大好きな私にクリティカルヒットした。というか、それくらい刑事モノとかにどっぷりの私がしっかり楽しいと思える、厚みのある作り込まれたストーリーだった。
私はまず2〜3個自分で選択肢を選んで、その選択肢がどのルートに行くのか知った上でBAD ENDから回収していく傾向がある。各キャラに2つのGOOD ENDが用意されており、それに分岐していくつかBAD ENDがあった。以下はがっつりネタバレを含む。
◇◇
今回、最初になぞるルートとして私に選ばれたのは、我妻タイガという公安のSPだった。
まず、在日フラーシア人の経営する違法なゲイバーに潜入捜査させられることになったタイガに協力し、無国籍児問題と向き合うストーリー。正直ここがゲイバーである意味があるかと言われればそこまでなのだが、現実でもフィリピンパブとかって繁華街と二丁目の境目あたりにあるイメージがあるので無視する。タイガの持つバックグラウンドと外見をハニートラップとして利用するという面でもゲイバーである必要があったのだろう。上からの命令を淡々とこなすだけのタイガに対し、タイガへの不当な命令に怒る其扇。腐った公安の上層部に、タイガとタイガの上司である宮丘、そして国会議員である其扇の3人で立ち向かいつつ、無国籍児問題に切り込んでいく。その過程で、タイガのことを大切に想っていく描写が良かった。最後に事件解決後の休日をタイガの家で過ごすのだが、PCの版ではここにベッドシーンが追加されていた。あと、このルートのBAD ENDの蓼丸のメンヘラっぷりにちょっと引いたが、これが序の口だったと知るのはもっと後の話。
もう一つはテロ対策大臣としての任務を全うしながらテロ事件の犯人像に迫るストーリー。一見Dom/Subっぽいのに、其扇がDom(受)でタイガがSub(攻)っていう構図が良かった。Dom/Sub萌えが一切ない私でも「ふぅん、いいじゃん」となるくらい良かった。タイガが其扇の議員寮まで其扇を送り届けるときに其扇への忠誠を誓うシーンがあり、PC版ではここにベッドシーン(ベッドではない)が追加されていた。
◇◇
次に選んだのは、冒頭の共通ストーリー部分に出てきて気になっていた白洲都知事のルート。タイガルートで十分面白いと思っていたが、ここからが本当の沼のはじまりだった。
白洲武彌は元防衛庁の官僚だったが、ある自衛官の自殺事件をきっかけに政界に身を投じた。そもそもの土台や手腕も全く違うというのに、共に若いというだけでことあるごとに其扇と比較されることに嫌気が差していた。なので最初からかなり好戦的な態度を取ってくる。が、一緒に仕事をするにつれ其扇のことを認めざるを得なくなる。頭脳戦が多いのがこのルートで、最初こそ討論で頭脳戦を展開する2人なのだが、徐々にバディのように悪い笑みを浮かべながら生き生きと共闘する2人を見ることができる。
まず、白洲都知事と一緒に自衛官の自殺事件の真相を追うストーリー。SNSで募集した情報の中から気になる情報を見つけ、故人のプライベートなことだからとオフレコで白洲に共有したいと申し出る。オフレコということで白洲の自宅に招かれたところで、白洲に騙されて無理やりキスされ、それをすっぱ抜かれ白洲との熱愛報道を流される羽目になりキレ散らかす其扇(と蓼丸)。実証実験とのことで、同性愛というだけで批判的な見方をされることはないのではないか、と発言した其扇を試したのだろうと思い至る。そこからはダブルブレインとして自殺事件を追いつつ、途中折れそうになる白洲(と音坂)の背中を押しまくって救い上げる其扇の頼もしさがよかった。自殺した自衛官と白洲が恋人同士だったと勘違いした其扇が他のルートに比べて早めに恋心を自覚して抑え込もうとする描写もよかった。事件解決後被害者の家族に報告した帰りに傘に隠れながらキスをして恋人関係になり、白洲の自宅へ行ってなし崩しに。後日、ばっちりキスの瞬間をすっぱ抜かれ、白洲にまたあなたの仕業か、と抗議の電話をしたところ、会見中だった白洲にそのままマスコミに向かって交際宣言されてしまう、というのも白洲と其扇の明るくて強い関係性現れる締め方ですごく良かった。
もう一つは、白洲との協力を諦め、というか歩み寄ったのを一方的に跳ね除けられたために万策尽き、会議を入れまくることで、ただでさえ多忙な白洲をもっと忙しくしてオーバーフロー起こさせて潰そう、というストーリー。最初はあの白洲をいじめられるという高揚感から其扇の案に乗ってきた議員たちだったが、どの議員も自分が白洲と対峙できるほどの手腕を持ち合わせていないために保身に逃げるようになる。資料作成や会議の調整を全部押し付けられることになった其扇は、やがて疲弊していく。もう少しで折れてしまうというところで、都庁の長いエレベータに乗り合わせてきた白洲都知事が其扇を引っ張り上げてくれるのが、もう一方のストーリーと対照的ですごくよかった。擦り切れていく其扇に比べ、多忙ながらも都庁のスタッフを鍛え上げてメキメキ力をつけていく白洲がめちゃくちゃ頼もしくてかっこよかった。使い物にならなくなった其扇のことなんか簡単に切り捨てると思っていたのに、その埋もれかけていた有能さをしっかり見極めているために、其扇がほしいと言い切れる一途さ。
ここで離党の意志を蓼丸じゃなく晴山に相談しに行ってしまうと、其扇は民自党と、それに拘っていた蓼丸に諦めをつける。そして、エレベータ内で交わした取り引きを行うため、独断で白洲に抱かれに都内のホテルへ行く。GPSと盗聴器を兼ね備えたアプリで白洲との行為を盗み聞きしていた蓼丸は完全に病んでしまう。Switch版ではこの盗聴データを元に、PC版では薬を盛ってハメ撮りしたデータを元に其扇を強請って、其扇が政治家としての志を折って未来を諦めるBAD ENDになる。
一方で、離党の相談を蓼丸にすると、蓼丸は其扇の選択を尊重して一緒についてきてくれることになる。このストーリーが全部のストーリーの中で一番熱くて好きだ。気持ちの踏ん切りをつけた其扇は白洲に連絡を取る。一度白洲にマウントを取らせることで、自分のプライベートを白洲にさらけ出すことで、白洲と一蓮托生の道を歩むことになるという白洲の意見に戸惑いつつも乗る。PC版だとねちっこいマウンティングの描写がある。其扇もやられっぱなしじゃないので、2人の応酬が見れて楽しい。余談だが、エグゼクティブスイートと書かれたCGがどっからどう見てもラブホの絵なのは頑張ってスルーしたい。
4年後の衆議院選で2人は新党を立ち上げ、34席もの議席を確保するという快進撃に。さらに、与党である民自党との連立政権に持ち込む。初登院のインタビューのスチルでは、白洲に影響を受けたとしか思えない其扇の服装を見ることができる。ここで聞けるBGM「好敵手」が本当にかっこよくて、2人の強い決意、ゆるがない闘志が曲から溢れ出ていてめちゃくちゃ好きだ。2人が前を向くとき、この曲が2人の背中を押し、未来を照らしてくれるようだった。
若い世代を政治に引き込もうとするこの2人の強い意志とカリスマ性、まっすぐで眩しくてすごくいい。現実もこうであってほしい。もしかしたらこいつらみたいな闘志を持った政治家もいるのかもしれないと、本当に少しだけ、淡い期待を持てる気がした。私も変わるぞ、お前らのおかげで。
あと、白洲の声優さんの演技、笑い方とか小馬鹿にする感じが本当に自然で素っぽくてすごくよかった。
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次に、友人が一番好きだと言っていた東郷遊馬のルートへ。冒頭では、初顔合わせの勉強会で其扇に突っかかってきたり、テロの被害者となった遊馬とその父親を見舞いに来た其扇に激昂したりと結構精神が不安定なのかなという印象を受けた。攻略対象の中で一番可哀想で、どうにかして救ってやりたいと思ったと友人は言っていた。
東郷グループは地盤が京都の老舗旅館で、其扇の支援者のうちのひとつ。遊馬はその視野の広さと柔軟性から、年の離れた長兄と次兄を差し置いて次期社長に抜擢されていた。渋谷のスクランブル交差点で起こった無差別テロを目の前で体験した被害者である。東郷グループの社長だった父親は、遊馬を庇って大重体となり、ずっと意識が戻らない。
まず、BAD ENDしかないルートに行ってしまった。渋谷テロ事件の犯人のDNA鑑定の結果を精査せずにマスコミに発表したらBADまっしぐらに。事件がフラッシュバックして夜眠ることができず、意識が戻らない父親の言葉が幻聴として聞こえるようになる。国際関係が悪化する中、遊馬が提案したイベントは政府にとっても魅力的で、政府協力のもと精神が安定しないまま遊馬はイベントを成功させようと張り切る。ルートの分岐はイベント中に父親の危篤を知らるか知らせないかで、どちらの場合も死に際に立ち会えないが、知らせた場合遊馬は完全に壊れる。知らせなかった場合は其扇を恨むようになり、父親の葬儀の朝、刺殺され遊馬は自分の喉元を掻き切って心中する。個人的にこの心中エンドは結構好きだった。死後の描写が一切ないため、葬儀に現れない其扇と遊馬を心配した兄たちと蓼丸が駆けつけて見た地獄はどんなだろう、と想像してわくわくしてしまった。
もう一つはDNA鑑定の結果を慎重に扱い、かつ政府発表の前に遊馬に外国人労働者について尋ねるため、遊馬と其扇と蓼丸の3人で東郷家御用達の料亭で食事を行ったことをきっかけに、東郷グループと協力して国際問題と東郷家の問題に立ち向かっていくストーリー。食事会での遊馬は勉強会や病院で見た攻撃的な遊馬とは違い、其扇たちへの細部に行きわたる気遣い、会社を背負う者としての責任感と広い視野を見せつける。登場人物の中で、遊馬だけがゲイと設定されており、其扇と共に兄弟や社会からの期待に押しつぶされそうになる弱さや、事件によるショック症状に立ち向かう。ここで、ゲイであることを隠してくれ、という選択肢を選ぶと、其扇は遊馬の性欲処理機と成り果てるBAD ENDになる。これもPC版だとガッツリ抱かれるシーンがあり、遊馬に抱きつつあった其扇の恋心は完全にぶっ壊され、遊馬の性欲処理のために身体を開発され遊馬好みに作り替えられていた。全ルートの中で一番淫乱な其扇だと思う。Switch版の舌の裏のピアスと、PC版のぶちまけられた精液が同じ扱いなのがただひたすらにすごい。
GOOD ENDのほうは遊馬に口説かれるにつれ恋心を順調に育て、遊馬の手腕もゲイであることも家族に認められた報告を受け、其扇は法案を通すための手伝いをして欲しいと嫌われる覚悟で遊馬に告げる。其扇からの依頼を受けるのと、抱かれるのとを交換条件にすることで、最後まで其扇の逃げ道を作ってくれる遊馬の優しさに其扇は陥落。このルートだけはSwitch版よりPC版のほうがいいと思う。其扇を抱く時の気遣いというか、遊馬のいいところ、魅力が濃縮されているからだ。2回戦目を其扇がベッドへ誘うというのもよかった。
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蓼丸ルートはほか3人を攻略してからでないと解放されない。事件の真相がすべてここにあるからだ。
テロ対策大臣として渋谷で演説を行う際、蓼丸が其扇の盾になり撃たれてしまう。一命をとりとめた蓼丸の入院中、蓼丸が裏金を作っていたことが発覚する。退院した蓼丸を見舞いに蓼丸の自宅に向かい、裏金の話をすると蓼丸は其扇の首を絞める。ここでやめてくれ、と言うとそのまま殺されるBAD ENDに終わる。このBAD END、蓼丸の本当の狂気が垣間見えてめちゃくちゃ恐ろしかった。手を離すよう言うと、メインストーリーが進む。事件の真相については端折るが、事件解決を三条総理と大延(勘当されているが蓼丸の実父)から任された其扇は、白洲都知事、遊馬の力を借りながらタイガと蓼丸と共に事件を解決に導く。Switch版では、三条総理と大延の絆を見た其扇と蓼丸は今後の未来に重要な選択を迫られることになる。個人的には登場人物たちの未来を自由に思い描けるPC版Switch版共通のエンディングが好きだった。
◇◇
ストーリーが本当に良く出来ていて面白かった。私なら、タイトルやキービジュアルを見ても「政界BL」という言葉に敷居の高さを感じて躊躇していたと思う。面白かったと勧めてもらって、半信半疑でプレイした結果これだけのめり込むことが出来て、この作品と出会えて本当に良かったと思えた。友人に感謝しかない。
少子化って嘘なんじゃないの
国外で孕ませ逃げしてるだけ説
弱者男性なんて嘘だったんだ
騙されてたわ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231226/k10014299411000.html
「父に会い、ただ抱きしめたい。元気にしていたか聞きたい。お父さん、私を見て、私はここにいるよ」
涙を流しながら、カメラレンズの向こうに父親を呼びかける若者。
JFC=ジャパニーズ・フィリピーノ・チルドレンと呼ばれる日本人とフィリピン人の間に生まれた子どもです。
バブル期以降、フィリピンパブなどに短期で出稼ぎに来ていた女性と、日本人男性の間に生まれ、父親に養育を放棄されて母子家庭としてフィリピンで育ってきた子どもも少なくありません。
両親+娘(私)の三人家族。
父は、昔の写真を見るとやんちゃだった感じがする。本当か嘘かは知らないが、ジャニーズの書類審査が通ってオーディションを受けたことがあるらしい。まあ本当か嘘かは知らないが、信憑性があるくらいは異性に人気があったらしい。
そんな父は、私が生まれてからも、年に3,4回くらい、会社やご近所の人と飲み会をして、二次会でフィリピンパブに行って帰ってきたりしていた。
バレンタインになると、会社の人から貰ったというゴディバの高そうなチョコも毎年我が家の食卓にのぼった。ついでにタバコ吸うしお酒飲むし車好きだしお洒落に興味があるし2ヶ月に一回床屋に行ってた。チャラすぎだろ。
私はそんな父を、不良とまではいかないまでも、なんかチャラついてるなという印象をもっていた。別に今も昔も父としては好きだが、伴侶にするにははこういうチャラついた人間は嫌だなと思っていた。
しかし、自分も大人になって、自分自身も恋愛をしたり、周りの人間の話を聞いていると、父は家族が好きだったし、別にそこまでチャラついていたわけでもなく、むしろ伴侶としてもまともな類だったのだと気がついた。
どんなに残業が遅くなっても、母と喧嘩をしても、決して外泊することはないどころか、外でご飯を済ませることもせずに必ず家に帰ってきて母の作った夕飯を食べていたとか、休みの日は必ず家族と出掛けている(近くのイオンとかだけどね)とか、飲み会も、多分あの頻度なら忘年会と歓送迎会くらいしか参加していなかったんだろう。
定年して、私が一人暮らしを始めてからも、毎週母とご飯を食べに行ったり映画を見たり、楽しくデートしているようだ。週末にはいつもラインでそんな報告が届く。
多重派遣プログラマを20年以上やっていた就職氷河期高卒増田が出会ってきたパワハラ上司、パワハラ顧客たちの記憶。全部昔の話。
増田が結婚した時のこと、新婚旅行で1週間休むと伝えたら「派遣社員なのに結婚するんだ?」と高笑いした某銀行システム部の50代社員。
そうなんすよーと答えつつ、ホントにこういう奴っているんだ!と感動した。
タクシーで帰ることが認められていた。
プロパーのリーダーは毎日15時すぎに出勤して24時にタクシーで帰るのである。
私は朝9時に来て、毎日21時~終電あたりで帰っていたが、タクシー男、自分より早く若者が帰るのが気に入らない。
ある日嫌がらせで、後に聞いた話だと「あいつは絶対出来ない」と他者に語っていた課題を渡された。
アホくさいのでその後は毎日昼すぎに出勤してタクシーで帰る生活にした。労働時間はさほど変わらなかったが何も言われなくなった。
ゴルフ経験者増田。若手の時は手取りが17万円なのに、参加費が4万円(名門コースのプレー代込)かかる年2回の自社ゴルフコンペにしつこく誘われた。
出向先に総務部長、常務、社長から電話がかかってきて、最終的にはゴルフをやれるほど給料貰っていないと言ったが、1度、老いた会長のキャディをやらされつつ回ることになった。
その日のコンペの準備も当然全部若手増田。楽しさなど微塵もない。苦行。
現場に入った直後、いきなり仕様書を渡され今週中にやれとだけ言われ、他は何も教えてくれない。
今であれば開発環境、システムの概要など現場に入ってまず何を見れば良いか解るが。
まず何をどうしたら良いかを尋ねるとブチギレ。他の社員に助けられる。
「田舎に帰って頭の使わなくていい缶詰工場で働け。業界にいたら迷惑だ」
強く叱責された後、地下鉄の電車に飛び込みそうになる自分が居た。
その10年後、別な現場の上司(プロパー会社の社員として転籍していた)として缶詰男が登場。
だが仏のような性格に変わっていて、当時の俺は頭がおかしかったと謝られ、2人で昼飯を食う仲に。
だがそのおかげで他人が死にかける事もある。
不具合多発のシステムの開発現場、SEを奴隷としか思っていない顧客システム部。
その中で25歳くらいの女性がいたが、まだ若手なのでシステムの知識が浅い。
顧客システム部の方針で指摘をいくつか上げなければならないのか、ドキュメントの語句のどうでも良いツッコミが多い。無駄なテストのやり直しも多数要求。そして性格が偉そうでヒステリック。周囲も止めないしわりと偉そう。
開発側にメンタルを壊される人間が現れ、一次受けのSI会社の営業が「お前が〇〇を壊したんだよ!!!」と客である姫にお前呼ばわりで超ブチギレ。
というPJの端に目立たないようにして座っていた。
リモートワークになった時、自堕落な増田が働いているのか、下手すると1時間おきに起きてます?働いてます?と聞いてくる年下現場リーダーがいた。
全く失礼なやつだが、わりと寝てたし、仕事してるときもアニメ見ながらプログラム書いてた。ごめんな。
これも20年前の話。
某巨大システムの現場の打ち上げ、1次会は普通に居酒屋だったが、二次会に連れて行かれたのがPMの大好きなフィリピンパブだった。
逃げれず、自分の前についたのは20歳の若い子だった。 だが、日本に来たばかりで日本語が喋れない。増田はコミュ障で喋れない上に英語が喋れない。今みたいに携帯で翻訳も出来ない。
次に行くぞ!の号令が聞こえた時に逃げ帰ってきた。
ちなみに支払いは大手SIの会社の若手が入社時に貴族カードを持たされていて巨額の支払いが来たと言っていた。
銀行システム部に出向(立場上は銀行員側になる)した際、海外の支店のシステム担当と毎日英語でやりとりをしなくてはならなくなった。
私は英語だけは本当に出来ないと伝えていて、出向する際はプロパーの営業から英語以外の仕事で大丈夫と聞いていたのだが、現場のリーダーにその事を伝えてみると、「そんなの(英語を使わないのなんて)許されないですよ」と笑顔で即答された。詐欺だ。
プロパーの営業に文句を言うと、ごめんね。じゃあがんばって。との返信。詐欺だ。
翻訳サイトを使い、泣きながら英語で文章を書いたが、高学歴の銀行員に文法の怪しい英語を嘲笑されつつ英語のメールを描き続けた。
とある現場の大手SI企業の40代後半リーダー、金曜日は早く帰って沖縄に発ち、月曜日の早朝に東京に戻って来る生活をしていて、月曜日は毎週のように雪塩ちんすこうをくれるのである。雪塩ちんすこうすき。
プロジェクトが終わった時には増田、韓国人中国人の部下達へ、南青山の高級フレンチで自腹で奢ってくれたりした。
人生楽しそうな人であった。仕事の振られる量も的確で嫌な空気になったことも無く、ほどほどの緊張感もある良い現場だった。
自腹で奢るのが良いという話では無い。
今は派遣プログラマを卒業して起業し、全く別の業種で働いているのだが、それから何故か更に8キロ太った。おかげで高血圧。
もっと酷いことが色々あったはずなのに、辞めてから2年以上経つともう記憶があやふやだ。
どうやら喉元を通り過ぎてしまったらしい。
最近フィリピンパブにはまっているのだが、5歳年下のフィリピーナと体の関係をもってしまった。
彼女は25歳で未婚、子無し。期限付きのビザで働いているのであと3か月しか日本にいられないらしいが、毎週月曜日の定休日は俺の家(単身赴任中)に来てそういうことばかりしている。
彼女は俺に家庭があることを知っているので、俺と結婚したいとか、お金が欲しいとかではなく、単に好きだからセックスだけしたいらしい。ちなみに俺は体の関係を持ってから彼女のお店には行っていない(他のお店には行きまくってる)。
もともと妻とはレスの関係で、それに不満があったし、若くて可愛くてセックス好きな彼女に心が揺れ動きつつあるんだが、どうすればいい?
私はとある日系企業の駐在員としてフィリピンの某地方都市で働いている。この国では女性の方が男性よりも働き者で、私の同僚も女性が圧倒的に多い(比率は8:2ぐらい)。
女性優位な職場というのと、フィリピン人のオープンな気質も相まって、飲みの場では結構フランクに下ネタ系の話をすることも多い。
先日の会社の飲み会では、日本人夫婦のセックスレスが話題に挙がった。同僚の妹がいわゆる本場のフィリピンパブで働いているのだが、そこに来る日本人客のおじさんは、みんな口を揃えて妻とセックスレスだというらしい(狭い日本人コミュニティを見る限り、そもそも単身赴任の人も多い)。
ただ、日本にいた頃から子供が生まれるとレスになり、したとしても子作り目的の義務的なものしかしていない、という日本人おじさんの話にフィリピン人同僚たちはみな驚いていた。
彼女たち曰く、セックスに付き合うことは妻から夫への愛情表現の一つであり、夫を愛しているなら例え自分にその気が無くてもセックスするのが妻としての義務だという。
セックスレスの場合、夫が浮気したとしても妻がそれを責めることなどできないと言っていた。男の性欲はコントロール不可能なので、誰かが発散させないといけない以上は、妻がそれを担おうというもの。
日本人はセックスというのを必要以上に神格化(大変なもの)だと捉えている節があるが、フィリピン人は結婚した以上は暇つぶしのレジャーの一つぐらいに考えているようであった(カトリック主流の国なので婚前交渉には結構うるさい)。
私はまだ独身だが、今後結婚するにあたり、このフィリピン人スタイルを採用するのはめんどくさいな~という気持ちもありつつ、男の性欲の底深さにうんざりした。
こういう境遇の人も多いんだろうなあ
群馬県高崎市出身。両親は高崎市内で「フィリピンパブ」を経営していた。家族経営の店だったが、バブル時の好景気に乗って事業は拡大。最盛期には4店舗ほどに増えていた。ただ、フィリピンパブを営む家業には複雑な思いもあったという。
子供時代から歌うことが好きだった。お店のステージで、フィリピン人ホステスたちに囲まれて歌うこともあったという。
だが1989年にバブルが崩壊すると、日本全体が大不況に飲み込まれて行く。それにともない、彼女の人生も一挙に暗転。実家が経営するフィリピンパブは倒産。父親は多額の借金を抱え、一家は貧困生活を余儀なくされた。
父親は働いたが、多額の借金はなかなか減らなかった。身体の悪い母親まで働いていたが、家にはお金がない。それを見て、高校中退を決める。
「お金がない中でも、どうしても海外留学したいと思ってたんです。ただ留学費用は自分で稼ぐしかなかった。高校に通いながらバイトする程度では、とても留学費用には足りない。そう思って、高校は1年で中退しました。誰にも相談せず自分で決めました」
三人兄妹の末っ子。上に兄と姉がいるという。
ただその兄姉をはじめ、家族内の雰囲気に、幼い頃から「違和感」を感じていた。
「お父さんは私には優しいんですけど、お兄ちゃんとお姉ちゃんには、無茶苦茶当たりが強くて……。小さい頃、『お前はうちの子じゃないんだよ』と言いながら、お父さんがお兄ちゃんを殴ったりとか、『お前は川から拾ってきた子供だ』って言ったりとか……」
彼女には優しい父親が、なぜ兄と姉には辛く当たるのだろうか……。子供のころはまるで理解できなかったという。
「末っ子だから、私だけ可愛がられてるのかなって思ってたんですけど……」
その後、大人になった偶然突き付けられた真実は、想像していたような生易しいものではなかった。
「20歳の時に、パスポートを作ることになって、手続きのために戸籍謄本が必要になりました。当時は上京していましたが、謄本を取りに、高崎の市役所へ行きました。その時間違えて、私個人のじゃなく、家族全員の戸籍謄本を取っちゃったんです。それで、お兄ちゃんとお姉ちゃんは、私とはお父さんが違うことを初めて知りました」
一方、彼女は父親の実の娘で、兄と姉とは「種ちがい」の関係だった……。
衝撃的な事実ではあったが、兄と姉に対する父親の態度に、ようやく納得がいったという。
「戸籍謄本を見て、速攻でお母さんに電話しました。『お兄ちゃんとお姉ちゃん、お父さんが違うんじゃん! なんなら離婚もしてるじゃん』と。そうしたら母親がこう言ったんです。『今の時代、バツ2バツ3くらいついていないと、やっていけないんだよ』と。あまりに予想外の返事すぎてビックリしました(苦笑)」
「私のお母さんって、ある意味で肝っ玉母さんタイプっていうか、変に逞しいところがあるんです。私がAVを始めた時も、止めるどころか、『あなたの人生なんだから、好きにしなさい』と。
戸籍のことも、いずれ時がきたら自ずと知ることになるし、その時になったら話せばいいと思っていたそうです」
元増の妻はフィリピンパブ勤務の人だったの?
ホストクラブは、稼げないホストがタコ部屋で共同生活させられてるからクラスタ化するってTVで言うてたらしい(未確認情報、外注先の仲のいい人と電話で雑談してて聞いた)、タコ部屋で暮らさせられてたか否かが、キャバクラとか風俗がクラスタしなかった理由なのだろうか。
昔、職場のおじさんに、フィリピンパブのピーナさんたちは古アパートで共同生活してる、という話を聞いたことがあって、へぇ面白い、まぁ移民がコミュニティ作るみたいなことかしらと思ってたんだけど、ホストが共同生活っていうのはどういう理由なんだろう。どんだけ稼げないホストでも一人暮らしぐらいはできそうな気もするけど、客が付かないとゼロとか、かけがあってマイナスとか、そういう感じなのかしら。体育会のノリ?で合宿感覚なのか、相互監視ぽい理由とか?分からない。ホストは客に酒を飲ませてそれを売掛で持たされるっていう話も聞いたことがあるが、それが本当ならホストすごい労働環境が酷いなぁと思う。逆にキャバクラ嬢とかは売掛とかないのかな。あるんだろうか。ホント何も知らないな私は。
あと、こないだホッテントリ上がってた文春の記事の、客らしき女性から両側から乳首をいじってもらってた?ホストの写真の話をして、客らしき女性が如何にもホストの客っていう水商売ノリじゃなくて何かモサい恰好だったんだよね、って言うたら、その外注先の営業さんから、あーなんかメイド喫茶の店員とかもホストハマるらしいですよ、って言ってて、キミどんだけホストクラブ事情に詳しいんや!って笑った。あとメイド喫茶の女の子たちは、何ていうかすごくライトなキャバ嬢みたいなものなのかなという気付きを得た。
何しろこちらは女で配偶者ともどもホストにもキャバクラにも縁がない割と地味な生活なので、この1か月でメキメキと情報(正しいか知らないが)が増えていて面白い。男性向けの接待業態ってすごい細分化されてるんだなぁ、というのと、女性向けのもそのうち細分化されていって、ホストたちの職場環境も改善したりするのかなとか思った。私は夜の街っぽい雰囲気はあまり得意じゃないし襟足が長い髪型はプロレスラー以外は許せないタイプ(プロレスラーでもできればやめてほしい…)だし、お酒はゆっくり飲むのが好きだし、そもそも貢げるほど稼いでないので売上の助けにはならないのだが。